JP2017102225A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録材の速度を加速又は減速させている場合であっても、複雑な検知動作を行うことなく、記録材の表面状態に応じて画像形成条件を決定し、高品質な画像を形成する画像形成装置を提供する。【解決手段】 本発明は、記録材を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送されている記録材に光を照射する照射部と、前記照射部によって照射され、記録材で反射した光を表面画像として複数回撮像する撮像部と、記録材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の画像形成条件を制御する制御部と、を有し、前記撮像部が前記表面画像を複数回撮像する撮像期間の少なくとも一部の期間において、前記搬送部は記録材の搬送速度を加速又は減速させ、前記制御部は、前記撮像部によって撮像された複数の前記表面画像と前記撮像期間における記録材の平均速度に基づいて、前記画像形成条件を制御することを特徴とする。【選択図】 図11

Description

本発明は、記録材の表面性に応じて画像形成条件を制御する画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、画像形成装置の内部に記録材の種類を判別するセンサを備えているものがある。これらの装置では、自動的に記録材の種類を判別し、判別結果に応じて転写条件(例えば転写電圧や転写時の記録材の搬送速度)や定着条件(例えば定着温度や定着時の記録材の搬送速度)を制御している。
特許文献1に記載された画像形成装置は、一定の速度で搬送されている記録材に光を照射して、記録材で反射した光をCMOSラインセンサによって画像として撮像している。そして、撮像した画像に基づいて記録材の種類を判別し、画像形成条件を制御している。これによって、高品質な画像を記録材に形成することができる。
特許文献2に記載された画像形成装置は、搬送中の記録材の表面状態を検知することで、記録材に破れている箇所がないか、または穴があいている箇所がないかを判断している。特許文献2では、記録材の速度を加速又は減速させている場合、記録材の速度に応じて照射光量や読み取り速度、いわゆるシャッタースピードを調整している。これによって、一定の速度で記録材が搬送されている場合と近い明るさや解像度で記録材の表面状態を検知することができる様にしている。
特開2010−283670号公報 特開2013−179532号公報
しかしながら、特許文献2に記載されているように、記録材の搬送速度に応じてリアルタイムに読み取り速度を調整し、かつ照射光量を細かく調整することは、記録材の表面状態の検知動作を複雑にする。さらに、通常用いられるLEDの応答性などに鑑みると、記録材の搬送速度の変化に応じて照射光量を精度良く追従させることは難しい。
本発明の目的は、記録材の速度を加速又は減速させる場合であっても、複雑な検知動作を行うことなく、記録材の表面状態に応じて画像形成条件を決定し、高品質な画像を形成する画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の画像形成装置は、記録材を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送されている記録材に光を照射する照射部と、前記照射部によって照射され、記録材で反射した光を表面画像として複数回撮像する撮像部と、記録材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の画像形成条件を制御する制御部と、を有し、前記撮像部が前記表面画像を複数回撮像する撮像期間の少なくとも一部の期間において、前記搬送部は記録材の搬送速度を加速又は減速させ、前記制御部は、前記撮像部によって撮像された複数の前記表面画像と前記撮像期間における記録材の平均速度に基づいて、前記画像形成条件を制御することを特徴とする。
本発明によれば、記録材の速度を加速又は減速させる場合であっても、複雑な検知動作を行うことなく、記録材の表面状態に応じて画像形成条件を決定し、高品質な画像を形成する画像形成装置を提供することが可能となる。
画像形成装置の構成を示す図である。 表面性検知部の構成を示す図である。 ラインセンサによって記録材の画像を複数回撮像する様子を示す図である。 平行差分積算の求め方を説明するための図である。 1枚目の記録材に画像を形成する場合における本実施例と比較例のタイミングチャートを示す図である。 2枚目以降の記録材に画像を形成する場合における本実施例と比較例のタイミングチャートを示す図である。 異なる2つの速度で得られた複数の画素の出力値と平行差分積算を示す図である。 搬送速度比と平行差分積算の関係性を示すグラフである。 記録材の種類を判別するための判別テーブルの例を示す図である。 制御部の機能ブロック図を示す図である。 画像形成条件を決定するためのフローチャートを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
(実施例)
<画像形成装置の構成の説明>
本実施例では、画像形成装置として電子写真方式のレーザビームプリンタ100(以下、プリンタ100と表記する)を示す。図1は、プリンタ100の概略構成図である。
プリンタ100は、タンデム式のカラープリンタであり、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせることで、記録紙120(記録材)にカラー画像を形成することができる。収容部である101は記録紙120を収容するカセットである。図1の破線は記録紙120の搬送路を示している。この搬送路には、カセット101から記録紙120を給紙する給紙ローラ102、給紙された記録紙120を搬送する搬送ローラ対112と114、レジストレーションローラ対115(以下、レジローラ対115と表記する)が設けられている。レジローラ対115の近傍には、記録紙120を検知するレジストレーションセンサ116(以下、レジセンサ116と表記する)が設けられている。レジセンサ116は記録紙120の先端(記録紙120の搬送方向において下流側の端部)と記録紙120の後端(記録紙120の搬送方向において上流側の端部)を検知する。また、111は記録紙120を収容する手差しトレイであり、121は手差しトレイ111から記録紙120を給紙する給紙ローラである。給紙ローラ121によって給紙された記録紙120は、搬送ローラ対113によって搬送ローラ対114へと搬送される。
104(104Y、104M、104C、104K)はトナーを担持する感光ドラム(以下、ドラム104と表記する)であり、不図示の駆動源によって図1の矢印方向に回転する。105(105Y、105M、105C、105K)はドラム104を一様に所定の電位に帯電する帯電ローラである。106は、帯電されたドラム104を露光し、ドラム104に静電潜像を形成するレーザスキャナである。107(107Y、107M、107C、107K)は、ドラム104に形成された静電潜像を可視化するためのトナーをドラム104に送り出し、ドラム104にトナー像を形成する現像ローラである。
109(109Y、109M、109C、109K)は、ドラム104に形成されたトナー像を中間転写ベルト103(以下、ベルト103と表記する)に一次転写する一次転写ローラである。ベルト103は、150の駆動ローラによって図1の矢印方向に回転する。108は、ベルト103上に形成されたトナー像を記録紙120に転写するための二次転写ローラ(転写部)である。118は、記録紙120を搬送させながら、記録紙120に二次転写されたトナー像を記録紙120に定着させる定着器(定着部)である。これらのプロセス部材は、記録紙120に画像を形成する画像形成部を構成する。119は、定着器118によって定着が行われた記録紙120を排紙する排紙ローラである。また、Pは記録紙120の搬送路において二次転写ローラ108よりも上流側の位置であり、詳細は後述する。
給紙搬送モータ206(以下、モータ206と表記する)は、記録紙120を給紙、搬送するローラを駆動する駆動源である。記録紙120を給紙、搬送するローラ及びモータ206は搬送部を構成する。210は記録紙120の種類を判別するために、記録紙120の特性を検知する記録材検知ユニット(以下、検知ユニット210と表記する)である。検知ユニット210は、記録紙120の特性として記録紙120の表面性(凹凸状態)を検知する表面性検知部204から構成される。200は、プリンタ100の動作を制御する制御部である。制御部200にはCPU、RAM、ROM等が搭載されている。この内RAM(記憶部)は、プリンタ100を制御するのに必要なデータを一時的に記憶するために使われる。ROM(記憶部)には、プリンタ100を制御するプログラムや各種データが格納される。制御部200の役割について詳しくは後述する。
<記録材検知ユニットの構成の説明>
次に、検知ユニット210について詳細に説明する。図2は、検知ユニット210に含まれる表面性検知部204の構成を示している。
図2(a)は、記録紙120の搬送面と平行で、かつ記録紙120の搬送方向と直交する方向(記録紙120の幅方向)から見た表面性検知部204の構成を示している。表面性検知部204は、記録紙120の表面に所定の光量の光を照射するLED発光部301(照射部)と、記録紙120の表面で反射した光を表面画像として撮像するラインセンサ302(撮像部)で構成される。
図2(b)は、記録紙120の搬送方向の上流側からラインセンサ302を見た図である。図2(b)に記載された通り、ラインセンサ302には光を受光する受光素子303が200個配置されている。これら複数の受光素子303は、記録紙120の幅方向に沿って並んで配置されている。1つの受光素子は1つの画素に対応しており、ラインセンサ302によって1回撮像をすることにより、200画素分の画像を得ることができる。
図2(c)は1つの受光素子303の構成を示している。フォトダイオード501は、記録紙120から反射された光を受光し電流信号を出力する。フォトダイオード501によって出力された電流信号は、I−V変換回路によって電圧信号へと変換され、サンプルホールド回路502に出力される。サンプルホールド回路502は、入力された電圧信号によってチャージポンプ503のコンデンサを充電する。そして、サンプルホールド回路502は、所定の受光期間Tが経過した所でチャージポンプ503をホールドする。チャージポンプ503に充電された電圧信号は、外部のA/Dコンバータに送られ、対応する画素の出力値として制御部200に出力される。
表面性検知部204によって記録紙120の表面画像を撮像する場合は、図3に示すように記録紙120を搬送させながら一連の撮像動作をくり返す。そして、撮像したライン状の画像を記録紙120の搬送方向につなげていくことによって、(撮像回数×200画素)のサイズの画像を得ることができる。図3では、記録紙120の先端がAの位置からBの位置へと移動する期間において複数回撮像を行っている。ここでは512回記録紙120の画像を撮像しており、(512×200=102400画素)のサイズの画像を得ることができる。
<特徴量の算出方法と画像形成条件の決定方法の説明>
次に、制御部200が、表面性検知部204によって撮像された表面画像から、記録紙120の表面性を示す特徴量を算出する方法について説明する。図4には(512×200画素)のサイズの表面画像を示している。
本実施例においては、特徴量として平行差分積算を求める。平行差分積算とは、記録紙120の搬送方向と平行な方向の各列上に並ぶ複数の画素の出力値の変化量を積算した値である。ここで所定の列における複数の画素の出力値の変化量は以下に示す方法で求められる。例えば、第1列上には連続して順番に並んだ[1、1]、[2、1]、…、[511、1]、[512、1]の画素が存在している。制御部200は、[1、1]の出力値と[2、1]の出力値の差分の絶対値を求め、[2、1]の出力値と[3、1]の出力値の差分の絶対値を求める。そして、この2つの差分の絶対値を積算する。このように、搬送方向において隣り合う2つの画素の出力値の差分の絶対値を求め、積算していく計算を第1列上に存在する全ての画素について継続して行うことで、第1列における複数の画素の出力値の変化量C1を求める。制御部200はさらに他の列(第2列〜第200列)についても同様の計算を行い、最後に全ての列の変化量(C1〜C200)を積算することで平行差分積算Cを求める。なお、所定の列上に並んだ複数の画素の出力値の中から最大値と最小値を求め、最大値と最小値の差分の絶対値を求めることによって、所定の列における複数の画素の出力値の変化量を求めてもよい。
制御部200は平行差分積算の値によって、記録紙120の種類(表面性)を判別することができる。例えば、制御部200は平行差分積算の値が小さければ、グロス紙と呼ばれる表面が滑らかな記録紙120であると判別し、平行差分積算の値が大きければ、ラフ紙と呼ばれる表面が粗い記録紙120であると判別する。また、制御部200は平行差分積算の値が中間的な値であれば、記録紙120を普通紙であると判別する。そして、制御部200は判別した種類(表面性)に応じて、画像形成部の画像形成条件を制御する。
同じ厚みをもつ場合、グロス紙はラフ紙に比べて抵抗値が低いため、ラフ紙に比べてトナー像を転写するために多くの転写電流や高い転写電圧が必要となる。従って、制御部200は転写電流や転写電圧の値が、ラフ紙<普通紙<グロス紙となるように制御する。また、グロス紙はラフ紙に比べてトナー像を定着させるために必要な定着温度が低い。従って、制御部200は定着器118の定着温度が、グロス紙<普通紙<ラフ紙となるように制御する。このように、様々な画像形成条件を記録紙120の種類(表面性)に応じて制御することによって、記録紙120に形成される画像の品質を向上させることができる。
画像形成条件としては、例えば記録紙120の搬送速度、一次転写ローラ109や二次転写ローラ108に印加する電圧値、定着器118で記録紙120に画像を定着する際の温度等が考えられる。ここで、記録紙120の搬送速度とは、いわゆるプロセス速度であり、一次転写ローラ109や二次転写ローラ108の回転速度、定着器118を構成する定着ローラの回転速度などが含まれる。さらに、記録紙120の搬送速度には、記録紙120が給紙口(カセット101または手差しトレイ111)から搬送路へ給紙される際の速度なども含まれる。また、制御部200は記録紙120の種類(表面性)を判別することなく、算出した特徴量の値から直接的に画像形成条件を制御してもよい。
<タイミングチャートの説明>
次に、実際に記録紙120に対する画像形成条件を決定するまでのシーケンスについて説明する。本実施例では連続して複数枚の記録紙120に画像を形成する。以下、1枚目の記録紙120に画像を形成する場合と、2枚目以降の記録紙120に画像を形成する場合に分けて説明する。
・1枚目の記録紙に対する画像形成動作
図5(a)は本実施例のタイミングチャートを示している。本実施例では、1枚目の記録紙120の速度が一定の期間だけでなく、速度が変化している期間も表面性検知部204による検知を実行している。つまり、撮像期間の少なくとも一部の期間において、記録紙120の速度を加速又は減速させている。図5(a)において縦軸は記録紙120の速度を示し、横軸は記録紙120を給紙してからの経過時間を示している。
図5(a)では、FPOT(First Print Out Time)を短くするために、給紙口(カセット101または手差しトレイ111)から給紙された1枚目の記録紙120を、最大のプロセス速度Vmaxで表面性検知部204まで搬送している。横軸においてTQ1は図3に記載されたQの位置に記録紙120の先端が到達したタイミングを示し、TR1は図3に記載されたRの位置に記録紙120の先端が到達したタイミングを示している。すなわち、TQ1は表面性検知部204によって撮像を開始するタイミングであり、TR1は表面性検知部204によって撮像を終了するタイミングである。つまり、図5(a)においてTQ1からTR1までが表面性検知部204によって複数回撮像が行われる撮像期間である。
1枚目の記録紙120に画像を形成する場合、制御部200は1枚目の記録紙120を表面性検知部204によって検知した結果に基づいて、記録紙120の速度(プロセス速度)、二次転写ローラ108に印加する電圧値、定着器118の定着温度を制御する。そのため、1枚目の記録紙120の先端が二次転写ローラ108に到達する前に1枚目の記録紙120を一旦停止させる。具体的には、図1に記載されたPの位置に1枚目の記録紙120の先端が到達したタイミングで1枚目の記録紙120を一旦停止させる。図5(a)の横軸において、TP1(=TR1)は図1に記載されたPの位置に記録紙120の先端が到達したタイミングを示し、TP2は所定の停止期間を経てPの位置から記録紙120を再搬送するタイミングを示している。
停止期間中に、制御部200は1枚目の記録紙120に対する画像形成条件を決定する。画像形成条件が決定すると、画像形成部はドラム104やベルト103にトナー像の形成を開始する。停止期間が経過すると、ベルト103に形成されたトナー像とタイミングが合うように、決定されたプロセス速度Vpsで1枚目の記録紙120が再搬送される。その後、二次転写ローラ108は決定された電圧値で1枚目の記録紙120にトナー像を転写し、定着器118は決定された定着温度で1枚目の記録紙120にトナー像を定着する。トナー像が形成された記録紙120は排紙口からプリンタ100の外部へ排紙される。
図5(b)は比較例のタイミングチャートを示している。比較例では、1枚目の記録紙120の速度が一定の期間でのみ、表面性検知部204による検知を実行している。図5(b)の撮像期間はTQ1からTR2までであり、図5(a)の撮像期間と比較すると、TR2からTR1の期間の分短くなっている。
ここで、図1に記載されている通り、表面性検知部204と二次転写ローラ108の間の搬送路上における距離は短い。そのため、最大のプロセス速度Vmaxから記録紙120を停止させるまでの減速期間を鑑みて、図5(b)においては撮像期間がTQ1からTR2までに設定されている。このような短い撮像期間では、記録紙120の表面画像を十分に撮像することができず、記録紙120の種類の判別精度が低下して、画像品質が低下する可能性がある。一方、表面性検知部204による撮像期間を長く確保するために、表面性検知部204と二次転写ローラ108の間の搬送路上における距離を長くすると、プリンタ100が大型化するという問題がある。また、給紙された1枚目の記録紙120の搬送速度を遅くして表面性検知部204による撮像期間を長くする方法も考えられるが、FPOTが長くなってしまう。
・2枚目以降の記録紙に対する画像形成動作
図6(a)は本実施例のタイミングチャートを示している。本実施例では、2枚目以降の記録紙120の速度が一定の期間だけでなく、速度が変化している期間も表面性検知部204による検知を実行している。つまり、撮像期間の少なくとも一部の期間において、記録紙120の速度を加速又は減速させている。図6(a)において縦軸は記録紙120の速度を示し、横軸は記録紙120を給紙してからの経過時間を示している。
図6(a)では、1枚目の記録紙120を表面性検知部204によって検知した際に決定された搬送速度Vpsによって2枚目以降の記録紙120が搬送される。さらに図6(a)では、レジセンサ116が記録紙120の先端を検知したタイミングに基づいて、記録紙120の加減速制御を行っている。加減速制御によって記録紙120の搬送位置を調整し、記録紙120の所望の位置にトナー像が転写されるようにしている。TQ1は表面性検知部204によって撮像を開始するタイミングであり、TR3は表面性検知部204によって撮像を終了するタイミングである。つまり、図6(a)においてTQ1からTR3までが表面性検知部204によって複数回撮像が行われる撮像期間である。
2枚目以降の記録紙120に画像を形成する場合、記録紙120の搬送速度だけでなく、二次転写ローラ108に印加する電圧値も1枚目の検知結果を利用する。これによって、二次転写ローラ108よりも上流に位置する停止位置Pで2枚目以降の記録紙120を一旦停止させる必要がなくなり、プリンタ100の生産性が向上する。2枚目以降の記録紙120に画像を形成する場合、制御部200は2枚目以降の記録紙120を表面性検知部204によって検知した結果に基づいて、定着器118の定着温度を制御する。2枚目以降の記録紙120の個体差に応じて定着温度を制御することによって、余分なエネルギーが消費されることを防ぐことができる。また、定着器118の定着温度は、1枚目の記録紙120の検知結果に基づいて、既に所定の温度まで暖められている。そのため、2枚目以降の記録紙120の検知結果に基づいて定着温度を微調整するために、2枚目以降の記録紙120を一旦停止させる必要はない。定着器118は微調整された定着温度で2枚目以降の記録紙120にトナー像を定着する。トナー像が形成された記録紙120は排紙口からプリンタ100の外部へ排紙される。
ここで、加減速制御について詳細に説明する。レジセンサ116が先行する記録紙120の後端を検知した後、モータ206の寄与しないプロセス部材(例えば、二次転写ローラ108)で、先行する記録紙120が搬送される状態になると、後続する記録紙120の加減速制御を行うことが可能になる。そして、制御部200は、レジセンサ116によって後続する記録紙120の先端を検知したタイミングが基準のタイミングに比べて早いか遅いかを判断する。ここで、基準のタイミングとは、後続する記録紙120をそのままの速度Vpsで搬送させれば、二次転写ローラ108によって後続する記録紙120の所望の位置にトナー像が転写されるタイミングである。制御部200は、レジセンサ116による検知タイミングが基準のタイミングと異なると判断した場合、後続する記録紙120の所望の位置にトナー像が転写されるように、記録紙120の搬送速度をVpsから変化させる。
例えば、後続する記録紙120が給紙口(カセット101または手差しトレイ111)において大幅に連れ出されていると、レジセンサ116による検知タイミングは基準のタイミングよりも早くなる。この場合、制御部200は後続する記録紙120の搬送速度をVpsから減速させる。一方、後続する記録紙120が給紙ローラ102や121によって給紙される時にスリップすると、レジセンサ116による検知タイミングは基準のタイミングよりも遅くなる。この場合、制御部200は後続する記録紙120の搬送速度をVpsから加速させる。
図6(b)は比較例のタイミングチャートを示している。比較例では、2枚目以降の記録紙120の速度が一定の期間でのみ、表面性検知部204による検知を実行している。図6(b)の撮像期間はTQ2からTR2までであり、図6(a)の撮像期間と比較すると、TQ1からTQ2の期間の分短くなっている。従って、図5(a)の比較例と同様、記録紙120の表面画像を十分に撮像することができず、記録紙120の種類の判別精度が低下して、画像品質が低下する可能性がある。
本実施例においては、図5(a)や図6(a)のタイミングチャートで示した通り、記録紙120の速度が変化している期間も表面性検知部204による検知を実行することで撮像期間を広げている。ここで、記録紙120の速度が変化している状態、例えば加速している状態で表面性検知部204によって画像を撮像すると、撮像された画像がブレてしまい、得られる特徴量にも影響を与える。ブレのない画像を撮像するためには、記録紙120の速度に応じて1枚の画像を撮像するための受光期間Tを変化させる方法が考えられる。受光期間Tを変化させた場合、撮像された画像の明るさが変化するため、LED発光部301から照射される光の光量も調整する必要がある。すなわち、記録紙120の速度に応じて、受光期間Tと照射光量を細かく調整する必要がある。しかし、受光期間T及びLED発光部301からの照射光量を記録紙120の速度に応じて細かく調整することは困難なため、本実施例では、受光期間Tと照射光量を変えることなく、記録紙120の種類を判別し、画像形成条件を決定している。以下、この方法について詳細に説明する。
<撮像回数による特徴量の正規化の説明>
図7は、記録紙120を異なる2つの速度で搬送させた場合に、表面性検知部204によって撮像された表面画像のデータを示したグラフである。図7においては、100mm/secと200mm/secの速度で記録紙120を搬送させた場合の第1列における複数の画素の出力値と平行差分積算を示している。ここでは、100mm/secと200mm/secいずれの場合も、1つのライン画像を撮像するための受光期間Tを400μsecに固定している。100mm/secの速度で1回の撮像を行った場合の記録紙120の撮像範囲(記録紙120の搬送方向における長さ)をlとすると、200mm/secの速度で1回の撮像を行った場合の記録紙120の撮像範囲は2lになる。つまり、同じ2lという範囲を撮像するために、100mm/secの場合は2回の撮像が必要であり、200mm/secの場合は1回の撮像が必要である。
図7のグラフの縦軸は画素の出力値及び平行差分積算の値の大きさを示しており、横軸は記録紙120の撮像範囲を示している。上述した通り、同じ範囲を撮像するためには100mm/secの場合に2回、200mm/secの場合に1回の撮像が必要なため、100mm/secの2画素分の出力値が示されている範囲に、200mm/secの1画素分の出力値が示されている。図7に記載されている通り、200mm/secの1画素分の出力値は、100mm/secの2画素分の出力値の平均値と等しくなる。
図7のグラフにおいて、同じ範囲を撮像した結果を比較すると、100mm/secの場合の平行差分積算値に比べて200mm/secの場合の平行差分積算値の方が小さい。本実施例においては、1つのライン画像を撮像するための受光期間Tが一定なので、同じ範囲を撮像するために、100mm/secの場合に比べて200mm/secの場合は撮像回数が半分となる。それに伴って、平行差分積算の対象となるデータの個数も半分となるため、平行差分積算値が小さくなる。従って、撮像回数が変化した場合は、平行差分積算の値を基準の撮像回数で正規化する必要がある。正規化の詳細な方法については後述する。
<記録紙の速度と正規化された特徴量の関係性の説明>
図8は、基準の撮像回数で正規化を行った平行差分積算の値を示したグラフである。図8のグラフの縦軸は正規化した平行差分積算の値を示しており、横軸は基準の搬送速度に対する記録紙120の平均速度の比率を示している。ここで、記録紙120の平均速度とは、撮像期間における平均速度である。図8のグラフに記載されている通り、搬送速度比が大きくなると、平行差分積算の値が小さくなっている。また、搬送速度比と平行差分積算の関係は、記録紙120の種類によって変わり、判別したい記録紙120の種類ごとにその関係性を予め求めておく必要がある。具体的には、少なくとも2つ以上の搬送速度比での平行差分積算のデータから、(式1)の一次方程式における傾きaと切片bを求める。
y=a×x+b ・・・(式1)
(式1)において、xは基準の搬送速度Vを1とした時の記録紙120の平均速度の搬送速度比、yは基準の撮像回数で正規化した平行差分積算を示している。
このようにして求められた搬送速度比に対する関係性を反映した判別テーブルを図9に示す。図9の判別テーブルには二つの閾値(第1の閾値、第2の閾値)が記載されている。正規化された平行差分積算値が第1の閾値以下で第2の閾値以上である場合、制御部200は記録紙120の種類を普通紙と判別する。正規化された平行差分積算値が第1の閾値よりも大きい場合、制御部200は記録紙120の種類をラフ紙と判別する。正規化された平行差分積算値が第2の閾値よりも小さい場合、制御部200は記録紙120の種類をグロス紙と判別する。図9に記載された判別テーブルは制御部200に搭載されたROMに記憶されている。
以上をまとめると、制御部200は表面性検知部204によって撮像された画像から平行差分積算値を求め、基準の撮像回数で正規化を行う。そして、制御部200は撮像期間における記録紙120の平均速度を求め、図9の判別テーブルを用いて、記録紙120の種類(表面性)を判別する。制御部200は判別された種類(表面性)に応じて、画像形成条件を決定する。
なお、ここでは記録紙120の同じ範囲を撮像するために、表面性検知部204による撮像回数を変化させた場合について説明したが、これに限定されない。表面性検知部204による撮像回数が常に同じ回数(基準の撮像回数)となるように撮像を行った場合、得られた特徴量を正規化することなく、図9の判別テーブルを用いて記録紙120の種類(表面性)を判別し、画像形成条件を決定することができる。
<制御部の機能ブロック図の説明>
図10は、上記の制御を実現するための本実施例の制御部200の機能ブロック図を示している。これらの機能は、制御部200に搭載されたCPUがROM等に記憶されているプログラムを実行することで実現される。
制御部200は、モータ制御部205、プロファイル生成部207、検知タイミング決定部209を有している。プロファイル生成部207は、レジセンサ116によって記録紙120の先端を検知したタイミングに基づいて、記録紙120の速度プロファイル情報を生成する。ここで、速度プロファイル情報とは、図5(a)や図6(a)に記載されたような、記録紙120の搬送速度をどのタイミングで加速又は減速させるか、またどの程度加速又は減速させるかを示した情報である。プロファイル生成部207は、生成した速度プロファイル情報をモータ制御部205と検知タイミング決定部209へと送信する。モータ制御部205は、受信した速度プロファイル情報に基づいてモータ206を制御し、記録紙120の搬送速度を加速又は減速させる。検知タイミング決定部209は、受信した速度プロファイル情報に基づいて表面性検知部204が記録紙120の撮像を開始及び終了するタイミングを決定し、表面性検知部204へと送信する。また、検知タイミング決定部209は、決定した検知タイミングから記録紙120の撮像範囲及び撮像期間の長さを算出し、それらの情報を後述する撮像回数算出部211と平均速度算出部212へと送信する役割も担っている。
表面性検知部204は、検知タイミング決定部209から送信された検知タイミングに基づいて、記録紙120の撮像を実行する。得られた画像情報は特徴量算出部203へと送信され、記録紙120の表面性を示す特徴量として前述した平行差分積算が算出される。制御部200はさらに、補正部208、判別部201、決定部214を有している。補正部208は、撮像回数算出部211によって算出された撮像回数によって、特徴量算出部203によって算出された特徴量を補正する。判別部201は、補正部208によって補正された特徴量と平均速度算出部212によって算出された記録紙120の平均速度に基づいて、記録紙120の種類(表面性)を判別する。決定部214は、判別部201によって判別された記録紙120の種類(表面性)に応じて、画像形成条件を決定する。
<フローチャートの説明>
次に、本実施例におけるフローチャートを図11に示す。図11のフローチャートに基づく制御は、制御部200に搭載されたCPUが不図示のROM等に記憶されているプログラムに基づき実行する。
ステップ1(S1)において、制御部200は基準パラメータの設定を行う。本実施例においては、基準の搬送速度Vを100mm/sec、基準の撮像回数Nを512回、1回の撮像を行うための受光期間Tを0.423msecと設定する。
ステップ2(S2)において、制御部200はレジセンサ116によって記録紙120の先端を検知したタイミングに基づいて、速度プロファイル情報、表面性検知部204による撮像開始タイミングと撮像終了タイミングを設定する。
ステップ3(S3)において、制御部200は表面性検知パラメータを設定する。表面性検知パラメータとは、表面性検知部204による記録紙120の撮像範囲L(記録紙120の搬送方向における長さ)、表面性検知部204による撮像期間Dtである。
ステップ4(S4)において、制御部200は特徴量を補正するための補正係数を決定する。制御部200はS2で設定された速度プロファイル情報から、補正係数として撮像期間における記録紙120の平均速度Vaveを(式2)によって求める。また、制御部200は補正係数として撮像期間Dtにおける撮像回数Mを(式3)によって求める。
Vave=L/Dt ・・・(式2)
M=Dt/T ・・・(式3)
ステップ5(S5)において、表面性検知部204がS2で決められた撮像開始タイミングから記録紙120の撮像を開始し、S2で決められた撮像終了タイミングまで複数回撮像を行う。S5において撮像が終了すると、ステップ6(S6)において、制御部200が撮像された表面画像から特徴量として平行差分積算値Cintを求める。そして、制御部200はS1で設定された基準の撮像回数N、S4で求めた撮像回数Mによって、平行差分積算値Cintを正規化する。正規化された平行差分積算値Crevは(式4)によって求められる。
Crev=C_int×(N/M)・・・(式4)
ステップ7(S7)において、制御部200はS6で求めた正規化された平行差分積算値Crev、S4で求めた平均速度Vaveによって、記録紙120の種類を判別する。記録紙120の種類は図9に記載された判別テーブルによって判別することができる。例えば、搬送速度比が2.0で、正規化された平行差分積算値Crevが250000の場合には、第2の閾値60000から第1の閾値380000の間にあるため、制御部200によって普通紙と判別される。
なお、1枚目の記録紙120に画像を形成する場合においては、表面性検知部204と停止位置Pの間の搬送路上における距離、最大のプロセス速度Vmax、モータ206の減速度などによって、S2乃至S4におけるパラメータは一意に決定される。従って、プリンタ100の構成に基づいて、予め設定されたパラメータをROM等に記憶させておき、これを利用するように制御してもよい。例えば、プリンタ100の構成に基づいて、予め設定された平均速度VaveをROM等に記憶させておき、これを利用するように制御してもよい。
一方、2枚目以降の記録紙120に画像を形成する場合においては、レジセンサ116によって記録紙120の先端を検知するタイミングがその都度異なる。従って、プロファイル生成部207は2枚目以降の記録紙120それぞれについて速度プロファイル情報を生成する必要がある。つまり、制御部200は2枚目以降の記録紙120それぞれについてS2乃至S4の各種パラメータを算出する必要がある。
以上より、本実施例によれば、記録材の速度を加速又は減速させる場合であっても、複雑な検知動作を行うことなく、記録材の表面状態に応じて画像形成条件を決定し、高品質な画像を形成する画像形成装置を提供することが可能となる。また、FPOTの短縮、2枚目以降の生産性の向上が見込めると共に、撮像範囲を広げることが可能になる。
(変形例)
上記の実施例においては、図9に記載した通り、平行差分積算値と記録紙120の搬送速度比の判別テーブルを用いて記録紙120の種類(表面性)を判別していた。しかし、これに限定されない。例えば、記録紙120の搬送速度比に基づいて、特徴量である平行差分積算値を補正するような制御であってもよい。
また、上記の実施例において、検知ユニット210はプリンタ100に固定して設けられている構成であったが、検知ユニット210はプリンタ100に対して着脱可能な構成であってもよい。検知ユニット210を着脱可能な構成にすれば、例えば、検知ユニット210が故障した場合にユーザが容易に交換することができる。または単純に検知ユニット210がプリンタ100に対して追加で装着可能な構成であってもよい。
また、上記の実施例において、検知ユニット210と制御部200を一体化して記録材判別装置とし、プリンタ100に対して着脱可能な構成にしてもよい。このように、検知ユニット210と制御部200を一体化して交換可能であれば、検知ユニット210の機能を更新したり追加したりする場合に、新たな機能を有するセンサにユーザが容易に交換することができる。または単純に検知ユニット210と制御部200が一体化され、プリンタ100に対して追加で装着可能な構成であってもよい。
また、上記の実施例においては、レーザビームプリンタの例を示したが、本発明を適用する画像形成装置はこれに限られるものではなく、インクジェットプリンタ等、他の印刷方式のプリンタ、又は複写機でもよい。
100 レーザビームプリンタ
108 二次転写ローラ
115 レジストレーションローラ
118 定着器
200 制御部
301 LED発光部
302 ラインセンサ

Claims (13)

  1. 記録材を搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送されている記録材に光を照射する照射部と、
    前記照射部によって照射され、記録材で反射した光を表面画像として複数回撮像する撮像部と、
    記録材に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部の画像形成条件を制御する制御部と、を有し、
    前記撮像部が前記表面画像を複数回撮像する撮像期間の少なくとも一部の期間において、前記搬送部は記録材の搬送速度を加速又は減速させ、
    前記制御部は、前記撮像部によって撮像された複数の前記表面画像と前記撮像期間における記録材の平均速度に基づいて、前記画像形成条件を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記撮像期間が長いほど前記撮像部が前記表面画像を撮像する回数は増え、前記撮像期間が短いほど前記撮像部が前記表面画像を撮像する回数は減り、
    前記制御部は、前記撮像部によって撮像された複数の前記表面画像から画像形成条件を制御するための特徴量を求め、前記特徴量を前記撮像部が前記表面画像を撮像した回数に基づいて補正し、補正した前記特徴量と前記記録材の平均速度から、前記画像形成条件を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記撮像部によって撮像された複数の前記表面画像において、記録材の搬送方向と平行な第1列と第2列にはそれぞれ複数の画素が存在し、
    前記制御部は、前記第1列に並んだ複数の画素の出力値の変化量と、前記第2列に並んだ複数の画素の出力値の変化量を積算することによって、前記特徴量を求めることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記撮像部によって撮像された複数の前記表面画像において、記録材の搬送方向と平行な所定の列には複数の画素が存在し、
    前記制御部は、前記所定の列に存在する全ての画素について、記録材の搬送方向において隣り合う2つの画素の出力値の差分の絶対値を求め、積算することによって、前記複数の画素の出力値の変化量を求めることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成部は記録材に画像を転写する転写部を含み、
    前記撮像部によって記録材の前記表面画像を撮像した後、前記制御部によって前記記録材に対する前記画像形成条件を制御するために、前記搬送部が記録材の搬送方向において前記転写部よりも上流側の所定の位置で前記記録材を停止させる場合、
    前記撮像期間の少なくとも一部の期間において、前記搬送部は前記記録材を前記所定の位置で停止させるために、前記記録材の搬送速度を減速させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成部によって1枚目の記録材に画像を形成する場合、前記搬送部は前記所定の位置で前記記録材を停止させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 予め設定された前記撮像期間における前記記録材の平均速度を記憶する記憶部を有し、
    前記制御部は、前記撮像部によって撮像された複数の前記表面画像と前記記憶部に記憶された前記撮像期間における前記記録材の平均速度に基づいて、前記画像形成条件を制御することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成部は記録材に画像を転写する転写部を含み、
    記録材の搬送方向において前記転写部よりも上流側で記録材を検知する検知部を有する画像形成装置において、
    前記検知部によって記録材を検知したタイミングに基づいて、前記搬送部が、前記転写部によって前記記録材に画像が転写されるように、前記記録材を停止させることなく、前記記録材の搬送速度を加速又は減速させる場合、
    前記撮像期間の少なくとも一部の期間において、前記搬送部は前記記録材の搬送速度を加速又は減速させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成部によって2枚目以降の記録材に画像を形成する場合、前記搬送部は前記記録材を停止させることなく、前記記録材の搬送速度を加速又は減速させることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記検知部によって前記記録材を検知した前記タイミングに基づいて、前記撮像期間における前記記録材の平均速度を求め、前記撮像部によって撮像された複数の前記表面画像と求めた前記撮像期間における前記記録材の平均速度に基づいて、前記画像形成条件を制御することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記撮像期間において、前記照射部は記録材に照射する光の光量を変えず、前記撮像部は前記表面画像を1回撮像するために記録材で反射した光を受光する受光期間を変えないことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記撮像部は複数の受光素子を含み、前記複数の受光素子が記録材の搬送面と平行で、かつ記録材の搬送方向と直交する方向に並んだラインセンサであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成条件とは、記録材の搬送速度、または前記画像形成部に含まれる転写部に印加する電圧値、または前記画像形成部に含まれる定着部が記録材に画像を定着する際の温度であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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