JP2016102740A - 風計測装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ドップラライダで直接計測するものは、大気中の風を送信ビーム方向又は受信ビーム方向に射影した視線方向成分である。異なる方向の視線方向成分を計測し、それらを用いて例えばVAD(Velocity Azimuth Display)又はDBS(Doppler Beam Swinging)等の演算を行うことで風向風速を算出する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る風計測装置の構成を示す図である。
風計測装置は、図1に示すように、風向風速計測部1、動揺検出部2、動揺補正部3及び記録表示部4を備えている。なお、風計測装置の各部は、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行される。また以下では、風計測装置は、船又は航空機等の移動体(プラットフォーム)に搭載されているものとする。
風向風速計測部1は、例えば図2に示すように、視線速度計測部11及び風向風速算出部12を備えている。
以下、光パルスを用いてドップラ速度を計測する場合について説明する。この場合、視線速度計測部11では、まず、観測領域の所定方向に光パルスを放射する。その後、エアロゾルからの反射波を受信し、その受信信号を所定サンプリング周波数でA/D変換する。そして、この受信信号から所定距離分解能に相当する部分を切り出し、それをフーリエ変換(具体的手段としては、FFT(Fast Fourier Transform)処理)することによりパワースペクトルを算出する。そして、所定数分のパワースペクトルを用いて積分(インコヒーレント積分)処理を行う。なお、この積分処理は、検出能を向上させるための処理であり、必須のものではない。そして、積分後のパワースペクトルに対して、モーメント法によりドップラ情報(信号強度、ドップラ速度、ドップラ速度幅等)を算出する。なお上記では、光パルスを放射する場合を例に説明を行ったが、光の連続波を用いてもよい。また、ここでは、モーメント法により視線方向のドップラ情報を得る場合を例に説明を行ったが、積分前の光パルス間の位相の変化量からドップラ情報を得るパルスペア法等を用いてもよい。
風計測装置の動作では、風向風速計測部1は、非一定の周期で、観測領域における風向風速を計測する。
ここで、風向風速計測部1で観測周期を非一定とする方法として、計測の際に用いる一観測内(風向風速を算出するまで)のビーム数を変える方法がある。すなわち、取得するドップラ速度数を変える。この方法では、ドップラ速度の計測時間単位で観測周期を変化させることができる。
実施の形態1では、風向風速計測部1自身で観測周期を非一定に設定して観測を行う場合について示した。それに対し、実施の形態2では、風向風速の観測周期を外部から制御する場合について説明する。
図3はこの発明の実施の形態2に係る風計測装置の構成を示すブロック図である。この図3に示す実施の形態2に係る風計測装置は、図1に示す実施の形態1に係る風計測装置に計測制御部5を追加し、風向風速計測部1を風向風速計測部1bに変更したものである。その他の構成は同様であり、異なる部分についてのみ説明を行う。
実施の形態1では、動揺状況によらず、独自の設定で非一定周期での観測を行う場合について示した。それに対し、実施の形態3では、動揺状況を把握し、補正不能となる条件を回避するように観測内容を変更する場合について説明する。
図4はこの発明の実施の形態3に係る風計測装置の構成を示すブロック図である。この図4に示す実施の形態3に係る風計測装置は、図1に示す実施の形態1に係る風計測装置に動揺解析部6を追加し、風向風速計測部1を風向風速計測部1cに変更したものである。その他の構成は同様であり、異なる部分についてのみ説明を行う。なお、動揺検出部2は、動揺情報を動揺補正部3及び動揺解析部6に出力している。
実施の形態3では、動揺解析情報に基づき、風向風速計測部1自身で観測内容を変更する場合について示した。それに対し、実施の形態4では、動揺解析情報に基づき、風向風速計測部1の観測を外部から変更する場合について説明する。
図5はこの発明の実施の形態4に係る風計測装置の構成を示すブロック図である。この図5に示す実施の形態4に係る風計測装置は、図4に示す実施の形態3に係る風計測装置に計測制御部5bを追加し、風向風速計測部1cを風向風速計測部1dに変更したものである。その他の構成は同様であり、異なる部分についてのみ説明を行う。なお、動揺解析部6は、動揺解析情報を計測制御部5bに出力している。
実施の形態1〜4では、観測周期を非一定の周期とし、動揺補正が正しく行える条件となるよう風向風速計測部1が観測を行う場合を示した。一方、動揺状況によっては、動揺補正を行わなくても、所望の風計測精度を満たす場合がある。そこで、実施の形態5では、このような場合を考慮した場合について説明する。
図6はこの発明の実施の形態5に係る風計測装置の構成を示すブロック図である。この図6に示す実施の形態5に係る風計測装置は、図1に示す実施の形態1に係る風計測装置に動揺解析部6及び補正制御部7を追加し、動揺補正部3を動揺補正部3bに変更したものである。その他の構成は同様であり、異なる部分についてのみ説明を行う。なお、動揺検出部2は、動揺情報を動揺補正部3b及び動揺解析部6に出力している。
Claims (11)
- 非一定の観測周期で、観測領域における風向風速を計測する風向風速計測部と、
自装置の動揺状況を示すパラメータを検出する動揺検出部と、
前記動揺検出部により検出された動揺状況を示すパラメータを用いて、前記風向風速計測部により計測された風向風速を補正する動揺補正部と
を備えた風計測装置。 - 前記風向風速計測部は、前記計測の際に用いる一観測内でのビーム数を変えることで、前記観測周期を非一定とする
ことを特徴とする請求項1記載の風計測装置。 - 前記風向風速計測部は、前記計測の際に用いる風向風速の算出方法を変えることで、前記観測周期を非一定とする
ことを特徴とする請求項1記載の風計測装置。 - 前記風向風速計測部は、前記計測の際に行う信号の積分数を変えることで、前記観測周期を非一定とする
ことを特徴とする請求項1記載の風計測装置。 - 前記風向風速計測部は、前記計測の際に用いるビームの走査時間を変えることで、前記観測周期を非一定とする
ことを特徴とする請求項1記載の風計測装置。 - 前記風向風速計測部の観測周期を制御する計測制御部を備えた
ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の風計測装置。 - 前記動揺検出部により検出された動揺状況を示すパラメータを解析する動揺解析部を備え、
前記風向風速計測部は、前記動揺解析部による解析結果に基づいて、前記計測を行う
ことを特徴とする請求項1記載の風計測装置。 - 前記動揺解析部は、前記動揺状況を示すパラメータの振幅値が閾値を超えるかを判定し、
前記風向風速計測部は、前記動揺解析部により前記振幅値が前記閾値を超えると判定された場合に、前記計測の際に用いる風向風速の算出方法を変える
ことを特徴とする請求項7記載の風計測装置。 - 前記動揺解析部は、前記動揺状況を示すパラメータの周期が前記観測周期の1以上の整数倍であるかを判定し、
前記風向風速計測部は、前記動揺解析部により前記周期が前記観測周期の1以上の整数倍であると判定された場合に、当該観測周期を変える
ことを特徴とする請求項7記載の風計測装置。 - 前記動揺検出部により検出された動揺状況を示すパラメータを解析する動揺解析部を備え、
前記動揺解析部による解析結果に基づいて、前記風向風速計測部の観測内容を変更する計測制御部を備えた
ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の風計測装置。 - 前記動揺検出部により検出された動揺状況を示すパラメータを解析する動揺解析部を備え、
前記動揺解析部による解析結果に基づいて、前記動揺補正部の処理の要否を判定する補正制御部を備え、
前記動揺補正部は、前記補正制御部により処理が不要と判定された場合には、前記補正は行わない
ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の風計測装置。
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Cited By (1)
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CN109665119A (zh) * | 2018-12-19 | 2019-04-23 | 华南农业大学 | 一种箭载立体高度实时风速测量系统及其测量方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001159636A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Mitsubishi Electric Corp | ウィンドプロファイラ装置及び風速ベクトル算出方法 |
JP2002122659A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-26 | Mitsubishi Electric Corp | レーダ信号処理方法およびこの方法を用いたレーダ装置 |
JP2013253910A (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-19 | Mitsubishi Electric Corp | 風計測装置 |
-
2014
- 2014-11-28 JP JP2014241842A patent/JP6362523B2/ja active Active
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CN109665119B (zh) * | 2018-12-19 | 2021-07-23 | 华南农业大学 | 一种箭载立体高度实时风速测量系统及其测量方法 |
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