JP2016102569A - 変速機 - Google Patents
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Abstract
【課題】変速ギヤのシャフトに対する傾動に起因する不具合の発生を低減すること。【解決手段】変速ギヤ12のボス部12Aがシャフト11の連結部11a上にスプライン等の結合構造にてトルク伝達可能に圧入嵌合されるように構成されている。変速ギヤ12のボス部12Aをシャフト11の連結部11a上に圧入嵌合する際に、変速ギヤ12のシャフト11に対する同軸度を確保しながら変速ギヤ12のボス部12Aを軸方向に移動可能に支持するガイド突起11bがシャフト11に設けられている。ガイド突起11bは連結部11aから軸方向に所定量離れて配置されており、連結部11aのガイド突起11bに近い側の端部からガイド突起11bの連結部11aから遠い側の端部までの軸方向長さL4が、変速ギヤ12のボス部12Aの内周に設けた結合部(内スプライン12a)の軸方向長さL3に比して長く設定されている。【選択図】図2
Description
本発明は、変速機に関し、特に、変速ギヤのボス部がシャフトの連結部上にスプライン等の結合構造にてトルク伝達可能に圧入嵌合されるように構成されている変速機に関する。
変速機には、変速機において用いられているギヤ、すなわち、変速ギヤのボス部がシャフトの連結部上にスプライン等の結合構造にてトルク伝達可能に圧入嵌合されるように構成されているものがあり、例えば、下記特許文献1に記載されている。
上記特許文献1に記載されている変速機では、変速ギヤのボス部に設けた内スプラインがシャフトの連結部上に設けた外スプラインに圧入嵌合されてトルク伝達可能に連結される構成が記載されている。
ところで、上記特許文献1に記載されている変速機においては、変速ギヤのボス部をシャフトの連結部上に圧入嵌合する際に、変速ギヤがシャフトに対して傾動するおそれがあり、変速ギヤのシャフトに対する傾動に起因する不具合(内スプラインと外スプラインの圧入嵌合により発生するムシレやカジリによる圧入嵌合不良)が発生するおそれがある。
本発明は、上述した課題を解決すべくなされたものであり、
変速ギヤのボス部がシャフトの連結部上にスプライン等の結合構造にてトルク伝達可能に圧入嵌合されるように構成されている変速機であって、
前記変速ギヤのボス部を前記シャフトの連結部上に圧入嵌合する際に、前記変速ギヤの前記シャフトに対する同軸度を確保しながら前記変速ギヤのボス部を軸方向に移動可能に支持するガイド突起が前記シャフトに設けられていることに特徴がある。
変速ギヤのボス部がシャフトの連結部上にスプライン等の結合構造にてトルク伝達可能に圧入嵌合されるように構成されている変速機であって、
前記変速ギヤのボス部を前記シャフトの連結部上に圧入嵌合する際に、前記変速ギヤの前記シャフトに対する同軸度を確保しながら前記変速ギヤのボス部を軸方向に移動可能に支持するガイド突起が前記シャフトに設けられていることに特徴がある。
本発明による変速機においては、上記したガイド突起がシャフトに設けられているため、ギヤ圧入時における変速ギヤの姿勢を安定させること(変速ギヤのシャフトに対する傾動を抑制すること)が可能であり、変速ギヤのシャフトに対する傾動に起因する不具合(スプライン等の結合部に発生するムシレやカジリによる圧入嵌合不良)の発生を低減することが可能である。
また、本発明による変速機においては、シャフトに設けられているガイド突起(環状であっても円弧状であってもよい)によって、シャフト外周に付着する潤滑油のシャフト径外方への飛散性能を高めることができて、当該変速機における被潤滑部(例えば、摺動部)への潤滑油の供給量を多くすることが可能である。
上記した本発明の実施に際して、前記ガイド突起は前記連結部から軸方向に所定量離れて配置されており、前記連結部の前記ガイド突起に近い側の端部から前記ガイド突起の前記連結部から遠い側の端部までの軸方向長さが、前記変速ギヤのボス部の内周に設けた結合部の軸方向長さに比して長く設定されていることも可能である。この場合には、上記のように設定しない場合に比して、前記シャフト上での前記変速ギヤのガタ(傾動量)を低減することが可能であり、上記した不具合の発生を一層低減することが可能である。
これらの場合において、前記ガイド突起が円環状に形成されていて、同ガイド突起における前記連結部から遠い側(挿入側)の端部には、前記変速ギヤのボス部と前記ガイド突起との嵌合を誘導するテーパが設けられていることも可能である。この場合には、上記したテーパが設けられているため、変速ギヤをシャフトに容易に組付けることが可能であり、作業効率を高めることが可能である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明による変速機の一実施形態を示したものであり、この実施形態では手動変速機のインプットシャフト11とドライブギヤ(変速ギヤ)12におけるボス部12Aとの結合部位に本発明が実施されている。インプットシャフト11は、軸受を介してケーシング(共に図示省略)に回転自在に支持されていて、連結部11aとガイド突起11bが形成されている。
連結部11aは、外周がスプライン形状に形成されていて、外径がD1で、軸方向長さがL1で形成されている。ガイド突起11bは、図3に示したように、円環状に形成されていて、連結部11aから軸方向に所定量Lo離れて配置されている。また、ガイド突起11bは、外周がスプライン形状に形成されていて、外径がD2(D1に比して僅かに小径である)で、軸方向長さがL2で形成されている。
ドライブギヤ12は、ボス部12Aの内周に設けた内スプライン12a(結合部)にてインプットシャフト11の連結部11a上にトルク伝達可能に圧入嵌合されていて、外周に設けた歯部12bにてアウトプットシャフト13に組付けたドリブンギヤ14の歯部14aに常時噛合している。なお、ドリブンギヤ14は、アウトプットシャフト13に対して軸線方向移動が拘束された状態で回転自在に支持されていて、周知の同期装置20(詳細な説明は省略する)によってアウトプットシャフト13に対し係合(一体回転可能)・離脱(相対回転可能)可能に構成されている。
ところで、この実施形態において、ガイド突起11bは、図2に示したように、ドライブギヤ12のボス部12Aに設けた内スプライン12aをインプットシャフト11の連結部11a上に圧入嵌合する際に機能するものであり、内スプライン12aの内径Doが連結部11aの外径D1より小さくかつガイド突起11bの外径D2より大きく形成されていて、圧入嵌合に際して、ドライブギヤ12のインプットシャフト11に対する同軸度を確保しながらドライブギヤ12のボス部12Aを軸方向に移動可能に支持する。
このため、この実施形態では、ギヤ圧入時におけるドライブギヤ12の姿勢を安定させること(ドライブギヤ12のインプットシャフト11に対する傾動を抑制すること)が可能であり、ドライブギヤ12のインプットシャフト11に対する傾動に起因する不具合(スプライン結合部に発生するムシレやカジリによる圧入嵌合不良)の発生を低減することが可能である。
また、この実施形態では、インプットシャフト11に設けられているガイド突起11bによって、インプットシャフト11外周に付着する潤滑油のシャフト径外方への飛散性能を高めることができて、当該変速機における被潤滑部(例えば、同期装置20における摺動部)への潤滑油の供給量を多くすることが可能である。
また、この実施形態では、ガイド突起11bが連結部11aから軸方向に所定量Lo離れて配置されており、連結部11aのガイド突起11bに近い側(図示左側)の端部からガイド突起11bの連結部11aから遠い側(図示左側)の端部までの軸方向長さL4がドライブギヤ12のボス部12Aにおける内スプライン12a(ボス部の内周に設けた結合部)の軸方向長さL3に比して長く設定されている。
このため、この実施形態では、上記のように設定しない場合に比して、インプットシャフト11上でのドライブギヤ12のガタ(傾動量)を低減することが可能であり、上記した不具合(スプライン結合部に発生するムシレやカジリによる圧入嵌合不良)の発生を一層低減することが可能である。
また、この実施形態では、ガイド突起11bが円環状に形成されていて、同ガイド突起11bにおける連結部11aから遠い側(図示左側の挿入側)の端部には、ドライブギヤ12のボス部12Aとガイド突起11bとの嵌合を誘導するテーパ11b1が設けられている。このため、ドライブギヤ12をインプットシャフト11に容易に組付けることが可能であり、作業効率を高めることが可能である。
上記実施形態では、ガイド突起11bを円環状に形成して実施したが、ガイド突起11bの形状は、圧入嵌合に際して、ドライブギヤ12のインプットシャフト11に対する同軸度を確保しながらドライブギヤ12のボス部12Aを軸方向に移動可能に支持する機能を有しておれば、適宜変更(外周にスプラインが形成されていない形状であってもよく、外周の形状は、ガイド機能があれば、どのような形状でも適宜設定可能)が可能であり、例えば、図4に示したように、円弧状であってもよい。なお、図4に示した円弧状のガイド突起11bは、周方向にて等間隔に3個形成されている。
また、上記実施形態においては、手動変速機のインプットシャフト11とドライブギヤ12におけるボス部12Aとの結合部位(シャフトと変速ギヤを一体的に結合する部位)に本発明を実施したが、本発明は手動変速機のアウトプットシャフトとドリブンギヤを一体的に結合する部位は勿論のこと、自動変速機のシャフトとギヤを一体的に結合する部位にも同様に実施することが可能である。
また、上記実施形態においては、シャフトと変速ギヤを一体的に結合する部位(結合構造)にて、スプラインの圧入嵌合が採用されているが、スプライン以外の圧入嵌合(例えば、セレーションの圧入嵌合)が採用されている部位にも本発明は同様に実施することが可能である。
11…インプットシャフト、11a…連結部、11b…ガイド突起、11b1…テーパ、12…ドライブギヤ(変速ギヤ)、12A…ボス部、12a…内スプライン(変速ギヤのボス部の内周に設けた結合部)、12b…歯部、20…同期装置
Claims (3)
- 変速ギヤのボス部がシャフトの連結部上にスプライン等の結合構造にてトルク伝達可能に圧入嵌合されるように構成されている変速機であって、
前記変速ギヤのボス部を前記シャフトの連結部上に圧入嵌合する際に、前記変速ギヤの前記シャフトに対する同軸度を確保しながら前記変速ギヤのボス部を軸方向に移動可能に支持するガイド突起が前記シャフトに設けられている変速機。 - 前記ガイド突起は前記連結部から軸方向に所定量離れて配置されており、前記連結部の前記ガイド突起に近い側の端部から前記ガイド突起の前記連結部から遠い側の端部までの軸方向長さが、前記変速ギヤのボス部の内周に設けた結合部の軸方向長さに比して長く設定されている請求項1に記載の変速機。
- 前記ガイド突起が環状に形成されていて、同ガイド突起における前記連結部から遠い側の端部には、前記変速ギヤのボス部と前記ガイド突起との嵌合を誘導するテーパが設けられている請求項1または2に記載の変速機。
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JP2014241671A JP2016102569A (ja) | 2014-11-28 | 2014-11-28 | 変速機 |
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JP2019203535A (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 日本精工株式会社 | 直動アクチュエータ |
Citations (2)
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JPS63127725U (ja) * | 1987-02-14 | 1988-08-22 | ||
JP2003106339A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Jatco Ltd | 自動変速機におけるスプライン部の結合構造 |
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JP7196420B2 (ja) | 2018-05-22 | 2022-12-27 | 日本精工株式会社 | 直動アクチュエータ |
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