JP2020143720A - 回転部材の回転軸への連結固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の分解・組立時のセットリングの芯ズレに伴う該セットリングの引っ掛かりや外れを防ぐことができる回転部材の回転軸への連結固定構造を提供すること。【解決手段】ドライブシャフト(回転軸)2にスプライン嵌合するサイドギヤ(回転部材)6を、前記ドライブシャフト2の外周に形成された嵌合溝2aに装着されたセットリング7によって軸方向に固定するサイドギヤ6のドライブシャフト2への連結固定構造において、前記セットリング7を、2分割された半円リング状の2つの分割リング7Aで構成するとともに、各分割リング7Aの一端をそれぞれ折り曲げ、各折り曲げ部7aを前記ドライブシャフト2の嵌合溝2aに開口する径方向孔2bにそれぞれ差し込み、自由状態における両分割リング7Aの径中心O1を前記嵌合溝2aの中心O2に対してオフセットさせる。【選択図】図9
Description
本発明は、回転軸にスプライン嵌合するギヤなどの回転部材の軸方向移動をセットリングによって阻止するようにした回転部材の回転軸への連結固定構造に関する。
例えば、車両の動力伝達経路にはディファレンシャル装置(差動装置)が設けられているが、このディファレンシャル装置に設けられたサイドギヤは、ドライブシャフトと共に一体に回転するように該ドライブシャフトに連結固定されている。このサイドギヤのドライブシャフトへの連結固定を圧入によって行うと、ディファレンシャル装置の分解・組立時にサイドギヤのドライブシャフトへの連結或いはドライブシャフトのサイドギヤからの取り外しを容易に行うことができないという問題がある。
そこで、従来、サイドギヤをドライブシャフトにスプライン嵌合し、該サイドギヤのドライブシャフトに沿う軸方向の移動を、ドライブシャフトの外周に形成された嵌合溝に装着されたセットリング(止め輪)によって阻止する連結固定構造が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
また、かかる回転部材の回転軸への連結固定構造に関して、特許文献2には、セットリング(止め輪)の芯ズレを抑制するために、セットリングの内側(回転軸の嵌合溝の外周とセットリングの内周との間)にリング状の弾性部材を介装する構成が提案されている。
ところで、ギヤなどの回転部材の回転軸への連結固定をスプライン嵌合とセットリングによって行う構成を採用した場合、従来のセットリングには、一部が切り欠かれた円形リング状(Cリング状)のものが使用されているため、以下のような問題が発生する。
すなわち、円形リング状のセットリングを回転軸の嵌合溝に装着した場合には、該セットリングと嵌合溝との間に径方向隙間が不可避的に生じ、この径方向隙間分だけセットリングが嵌合溝内で移動可能である。このため、セットリングに芯ズレが生じ、例えば、前述の例のように車両のディファレンシャル装置を分解・組立する際にドライブシャフトをサイドギヤに対して挿脱する場合には、セットリングがディファレンシャルケースなどに引っ掛かって外れ、ディファレンシャル装置の分解・組立をスムーズに行うことができないという問題が発生する可能性がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、装置の分解・組立時のセットリングの芯ズレに伴う該セットリングの引っ掛かりや外れを防ぐことができる回転部材の回転軸への連結固定構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、回転軸(2)にスプライン嵌合する回転部材(6)を、前記回転軸(2)の外周に形成された嵌合溝(2a)に装着されたセットリング(7)によって軸方向に固定する回転部材(6)の回転軸(2)への連結固定構造であって、前記セットリング(7)を、2分割された半円リング状の2つの分割リング(7A)で構成するとともに、各分割リング(7A)の一端をそれぞれ折り曲げ、各折り曲げ部(7a)を前記回転軸(2)の嵌合溝(2a)に開口する径方向孔(2b)にそれぞれ差し込み、自由状態における両分割リング(7A)の径中心(O1)を前記嵌合溝(2a)の中心(O2)に対してオフセットさせたことを特徴とする。
本発明によれば、例えば回転軸を回転部材から取り外す場合、セットリング(分割リング)は、その全体が回転軸の嵌合溝内に収まり、嵌合溝から径方向外方へと突出することがないため、このセットリング(分割リング)が他部品に引っ掛かったり、外れたりすることがなく、回転軸を回転部材からスムーズに取り外すことができる。
また、上記回転部材(6)の回転軸(2)への連結固定構造において、2つの前記分割リング(7A)は、自由状態において円形リング状を成し、その半径(R2)は、Cリング状のセットリング(107)の自由状態における半径(R3)と圧縮状態における半径(R4)との中間の値に設定されてもよい。このように構成することによって、自由状態においてもセットリングを回転軸の嵌合溝内に収めることができ、回転軸を回転部材から取り外す場合にセットリングの引っ掛かりや抜けを確実に防ぐことができる。
さらに、本発明に係る回転部材(6)の回転軸(2)への連結固定構造においては、前記回転部材(6)は、車両の動力伝達経路に設けられたディファレンシャル装置(1)のサイドギヤであり、前記回転軸(2)は、ドライブシャフトであってもよい。この場合、セットリングの引っ掛かりや外れを招くことなく、ドライブシャフトをサイドギヤからスムーズに取り外すことができる。
本発明に係る回転部材の回転軸への連結固定構造によれば、装置の分解・組立時のセットリングの芯ズレに伴う該セットリングの引っ掛かりや外れを防ぐことができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る回転部材の回転軸への連結固定構造を備える車両のディファレンシャル装置部分の断面図、図2は図1のA部拡大詳細図、図3(a)は図1のB−B線断面図、図3(b)は比較例を示す図3(a)と同様の図である。
図1に示すディファレンシャル装置1は、車両の動力伝達経路に設けられるものであって、図1に示すように、左右のドライブシャフト2の第1軸C1回りに回転駆動される球殻状のディファレンシャルケース(以後、「デフケース」と略称する)3を備えている。このデフケース3には、左右のドライブシャフト2が挿通するための円筒状の軸挿通部(インボード部)3Aが第1軸C1方向(図1の左右方向)に沿って一体に突設されている。なお、デフケース3は、左右の軸挿通部3Aが不図示の軸受によってミッションケースなどの不図示のハウジングに支持されることによって、第1軸C1回りに回転可能である。
また、図1に示すように、デフケース3の中心部には、ピニオン軸4が第1軸C1と直交する第2軸C2方向(図1の上下方向)に挿通固着されており、デフケース3の内部には、ピニオン軸4によって回転可能に支持された一対のピニオンギヤ(ベベルギヤ)5と、該ピニオンギヤ5にそれぞれ噛合して第1軸C1回りに回転可能に支持された一対のサイドギヤ(ベベルギヤ)6が収容されている。ここで、本発明に係る回転部材の回転軸への連結固定構造における回転部材は、サイドギヤ6に相当し、回転軸は、ドライブシャフト2に相当する。
前記一対のピニオンギヤ5は、デフケース3内において図1の上下に配されており、一対のサイドギヤ6は、ピニオン軸4を挟んでこれの左右に配置されている。そして、これらのサイドギヤ6は、デフケース3に一体に形成された前記軸挿通部3Aにそれぞれ挿通する左右一対のドライブシャフト2のデフケース3内に臨む内端部にスプライン嵌合によってそれぞれ連結されている。したがって、各サイドギヤ6は、各ドライブシャフト2と共に一体に回転する。なお、デフケース3の各軸挿通部3Aの内周には、デフケース3(軸挿通部3A)の回転によって潤滑油を各サイドギヤ4側に送るための螺旋状の油溝3aがそれぞれ形成されている。
ところで、上述のように各ドライブシャフト2のデフケース3内に臨む内端部には、各サイドギヤ6がスプライン嵌合によって連結されているが、スプライン嵌合は、各サイドギヤ6の各ドライブシャフト2に沿う軸方向移動を許容する。このため、各サイドギヤ6の軸方向移動は、各ドライブシャフト2の内端部の外周に形成された嵌合溝2a(図2参照)に装着されたセットリング7によって阻止されるよう構成されている。ここで、嵌合溝2aは、図2に詳細に示すように、各ドライブシャフト2の各サイドギヤ6とのスプライン嵌合部を外れた内端部の外周に全周に亘ってそれぞれ形成されており、その幅と深さは、セットリング7の線径よりも若干大きく設定されている。
上記セットリング7は、図3(a)に示すように、2分割された半円リング状の2つの分割リング7Aで構成されており、各分割リング7Aは、バネ鋼などの丸棒状の金属棒を半円リング状に折り曲げて製作されている。そして、各分割リング7Aは、その一端が内側(ドライブシャフト2の軸心方向)に向かって鋭角に折り曲げられており、その折り曲げ部7aは、各ドライブシャフト2の嵌合溝2aに開口する円孔状の径方向孔2bにそれぞれ差し込まれている。また、図1に示すように、サイドギヤ6がドライブシャフト2にスプライン嵌合し、その軸方向移動がセットリング7によって阻止されている状態(セット状態)においては、図3(a)に示すように、セットリング7の各分割リング7Aは、折り曲げ部7aとは反対側の他端部7bがサイドギヤ6の内周部に当接している。
上述のように、各分割リング7Aの他端部7bは、サイドギヤ6の内周面に当接しているため、この他端部7bは、図2に示すように、サイドギヤ6とドライブシャフト2とのスプライン嵌合部(スプライン歯)と干渉する位置にある。このため、サイドギヤ6のドライブシャフト2に沿う軸方向移動は、各分割リング7Aの他端部7bのサイドギヤ6とドライブシャフト2とのスプライン嵌合部(スプライン歯)との干渉によって阻止される。ここで、比較例として、図3(b)に従来のCリング状のセットリング107のセット状態を示すが、従来のセットリング107は、切欠部を除く部分の全てがサイドギヤ106の内周面に当接している。なお、図3(a)に示すセット状態におけるセットリング7の各分割リング7Aの最大半径R1は、図3(b)に示す従来のセットリング107の半径R1と同じ値を示す。
次に、ディファレンシャル装置1の分解・組立時のセットリング7(分割リング7A)の状態を図4〜図9に基づいて従来のセットリング107との比較において説明する。
図4はディファレンシャル装置の組立前の状態を示す部分断面図、図5は図4のC−C断面図、図6はディファレンシャル装置の組立中の状態を示す部分断面図、図7(a)は図6のD−D線断面図、図7(b)は比較例を示す図7(a)と同様の図、図8はディファレンシャル装置の分解中の状態を示す部分断面図、図9(a)は図8のE−E線断面図、図9(b)は比較例を示す図9(a)と同様の図である。なお、図4〜図9は、一方のサイドギヤ6の一方のドライブシャフト2への連結固定構造のみを示す。
図4に示すように、嵌合溝2aにセットリング7(分割リング7A)が装着されたドライブシャフト2をデフケース3の軸挿通部3Aに通す前の状態では、セットリング7(分割リング7A)は、自由状態(無負荷状態)にあり、この自由状態においては、セットリング7(分割リング7A)は、円形リング状を成し、その半径R2は、従来のCリング状のセットリング107の自由状態における半径R3(図9(b)参照)と圧縮状態における半径R4(図7(b)参照)との中間の値に設定されている(R4<R2<R3)。
また、図5に示すように、自由状態におけるセットリング7(分割リング7A)の径中心O1は、嵌合溝2aの中心O2に対して図示のδだけオフセットしている。
ディファレンシャル装置1の組み立てに際して、ドライブシャフト2を図4に示す状態から図6に示すようにデフケース3の軸挿通部3Aに差し込まれ、サイドギヤ6の内周に刻設されたスプライン歯を通過する場合には、図7(a)に示すように、セットリング7(分割リング7A)を圧縮する。このようにセットリング7(分割リング7A)が圧縮されて縮径した状態では、このセットリング7(分割リング7A)は、円形リング状を成し、その半径R4は、サイドギヤ6の内周に刻設されたスプライン歯の山の半径(山を連ねた包絡円の半径)よりも若干小さい値となる。このため、ドライブシャフト2をデフケース3の軸挿通部3Aに通してこれを図6の右方へと押し込んでいく過程において、該ドライブシャフト2の嵌合溝2aにおいて縮径状態にあるセットリング7(分割リング7A)は、サイドギヤ6の内周部に形成されたスプライン部6aをスムーズに通過することができる。なお、図7に示すように、従来のCリング状のセットリング107の圧縮状態の半径(図7(b)参照)もセットリング7(分割リング7A)の圧縮状態の半径R4(図7(a)参照)と同じ値を示す。
上述のようにドライブシャフト2をデフケース3内に押し込んでいくと、図6に示すように、該ドライブシャフト2の内端部外周に形成されたスプライン部2cがサイドギヤ6の内周部に形成されたスプライン部6aに嵌合する。そして、その後、ドライブシャフト2をさらに押し込み、縮径状態にあるセットリング7(分割リング7A)がドライブシャフト2とサイドギヤ6とのスプライン嵌合部を通過した段階で、図1〜図3に示すように、セットリング7(分割リング7A)は、その弾性復元力によって拡径し、各分割リング7Aの一部(折り曲げ部7aとは反対側の端部7b)が図3(a)に示すようにサイドギヤ6の内周部(スプライン部6a以外の部分の内周部)に当接する。このため、前述の理由によってサイドギヤ6の軸方向移動がセットリング7(分割リング7A)によって阻止される。
次に、ディファレンシャル装置1の分解時のドライブシャフト2の取り外しにおけるセットリング7(分割リング7A)の状態を図8及び図9に基づいて以下に説明する。
サイドギヤ6がドライブシャフト2に連結固定された図1に示す状態から、ドライブシャフト2を図8の矢印方向(左方向)に引き抜いてこれを外す場合、該ドライブシャフト2とサイドギヤ6とのスプライン嵌合が解除されるため、サイドギヤ6は、ドライブシャフト2によって支持されなくなる。このため、サイドギヤ6は、図8に矢印にて示すようにガタ分だけ落下する。
ここで、本実施の形態では、セットリング7を、2分割された半円リング状の2つの分割リング7Aで構成するとともに、各分割リング7Aの一端をそれぞれ折り曲げ、各折り曲げ部7aをドライブシャフト2の嵌合溝2aに開口する径方向孔2bにそれぞれ差し込み、自由状態における両分割リング7Aの径中心O1を嵌合溝2aの中心O2に対して図5のδだけオフセットさせたことは前述の通りである。このため、図8に示すようにサイドギヤ6がガタ分だけ落下した状態においても、図9(a)に示すように、セットリング7(分割リング7A)は、その全体がドライブシャフト2の嵌合溝2a内に収まり、嵌合溝2aから径方向外方へと突出することがない。この結果、ドライブシャフト2を取り外す際にセットリング7(分割リング7A)がデフケース3に引っ掛かったり、外れることがなく、ドライブシャフト2をデフケース3からスムーズに取り外すことができる。
ちなみに、従来のCリング状のセットリング107を用いた場合には、図9(b)に示すように、セットリング107の一部が嵌合溝102aから径方向外方へと大きく飛び出し、これがデフケース3に引っ掛かったり外れるために、ドライブシャフト102をスムーズに取り外すことができないという問題が発生することは前述の通りである。なお、この場合のセットリング107の径中心O1’のドライブシャフト102の中心(嵌合溝102aの中心)O2’からの図9(b)に示す最大距離L’とセットリング107の径中心O1’のドライブシャフト102の中心(嵌合溝102aの中心)O2’からのオフセット量δ’は、本発明に係る連結固定構造に使用されるセットリング7(分割リング7A)の最大距離Lとオフセット量δ(図9(a)参照)よりも大きな値を示す(L’>L、δ’>δ)。また、図9(b)に示す従来のセットリング107の半径R3は、図9(a)に示すセットリング7(分割リング7A)の半径R2よりも大きくなる(R3>R2)。
なお、以上は特に車両のディファレンシャル装置1におけるサイドギヤ6のドライブシャフト2への連結固定構造に対して本発明を適用した形態について説明したが、本発明は、回転軸にスプライン嵌合される他の任意の回転部材の回転軸への連結固定構造に対しても同様に適用可能である。
その他、本発明は、以上説明した実施の形態に適用が限定されるものではなく、特許請求の範囲および明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内で種々の変形が可能である。
1 ディファレンシャル装置
2 ドライブシャフト(回転軸)
2a ドライブシャフトの嵌合溝
2b ドライブシャフトの径方向孔
2c ドライブシャフトのスプライン部
3 ディファレンシャルケース
6 サイドギヤ(回転部材)
6a サイドギヤのスプライン部
7 セットリング
7A 分割リング
7a 分割リングの折り曲げ部
7b 分割リングの他端
O1 自由状態におけるセットリングの径中心
O2 嵌合溝の中心
R1 セットリングのセット状態における半径
R2 セットリングの自由状態における半径
R3 Cリング状のセットリングの自由状態における半径
R4 Cリング状のセットリングの圧縮状態における半径
δ セットリングの自由状態におけるオフセット量
2 ドライブシャフト(回転軸)
2a ドライブシャフトの嵌合溝
2b ドライブシャフトの径方向孔
2c ドライブシャフトのスプライン部
3 ディファレンシャルケース
6 サイドギヤ(回転部材)
6a サイドギヤのスプライン部
7 セットリング
7A 分割リング
7a 分割リングの折り曲げ部
7b 分割リングの他端
O1 自由状態におけるセットリングの径中心
O2 嵌合溝の中心
R1 セットリングのセット状態における半径
R2 セットリングの自由状態における半径
R3 Cリング状のセットリングの自由状態における半径
R4 Cリング状のセットリングの圧縮状態における半径
δ セットリングの自由状態におけるオフセット量
Claims (3)
- 回転軸にスプライン嵌合する回転部材を、前記回転軸の外周に形成された嵌合溝に装着されたセットリングによって軸方向に固定する回転部材の回転軸への連結固定構造であって、
前記セットリングを、2分割された半円リング状の2つの分割リングで構成するとともに、各分割リングの一端をそれぞれ折り曲げ、各折り曲げ部を前記回転軸の嵌合溝に開口する径方向孔にそれぞれ差し込み、
自由状態における両分割リングの径中心を前記嵌合溝の中心に対してオフセットさせたことを特徴とする回転部材の回転軸への連結固定構造。 - 2つの前記分割リングは、自由状態において円形リング状を成し、その半径は、Cリング状のセットリングの自由状態における半径と圧縮状態における半径との中間の値に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の回転部材の回転軸への連結固定構造。
- 前記回転部材は、車両の動力伝達経路に設けられたディファレンシャル装置のサイドギヤであり、前記回転軸は、ドライブシャフトであることを特徴とする請求項1または2に記載の回転部材の回転軸への連結固定構造。
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