JP7196420B2 - 直動アクチュエータ - Google Patents
直動アクチュエータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7196420B2 JP7196420B2 JP2018097853A JP2018097853A JP7196420B2 JP 7196420 B2 JP7196420 B2 JP 7196420B2 JP 2018097853 A JP2018097853 A JP 2018097853A JP 2018097853 A JP2018097853 A JP 2018097853A JP 7196420 B2 JP7196420 B2 JP 7196420B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spline
- ball screw
- shaft
- tooth
- tooth tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Description
上記直動アクチュエータには、直線運動要素の軸方向の移動を制限するためにストローク制限機構を備えているものがある(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の直動アクチュエータは、直線運動要素であるボールねじ軸のボールねじ部と、これに多数のボールを介して螺合する回転運動要素であるボールねじナットとを有するボールねじ機構を有した装置である。
また、突起は、内周面にスプライン孔を形成した円筒部の外周面から半径方向に突出して形成されている。
また、特許文献1は、円筒部からはみ出しているスプライン軸部の一部に加締め部を設けて軸部に対する円筒部の軸方向移動を拘束しているが、円筒部の軸方向移動の拘束のために加工工程が増大するので、製造コストがさらに増大する。
なお、以下の説明で記載されている「上」、「下」、「底」、「前」、「後」等の方向を示す用語は、添付図面の方向を参照して用いられている。
図1は、第1実施形態の直動アクチュエータを示す正面図、図2は、側面図、図3は、図1のA-A線上の断面図、図4は、図2のB-B線上の断面図である。
図中、符号10は直動アクチュエータであって、この直動アクチュエータ10は、ともに例えばアルミニウム又はアルミニウム合金でダイキャスト成形された主ハウジング11A及び副ハウジング11Bを有する。
主ハウジング11Aは、図3に示すように、電動モータ12を前面側に装着するモータ装着部13と、このモータ装着部13と並列に配設されたボールねじ機構20を背面側に装着するボールねじ機構装着部14とを有する。これらモータ装着部13及びボールねじ機構装着部14は、互いの中心軸が平行となるように形成されている。
ボールねじ機構装着部14は、背面側に形成したモータ装着部13の小径孔部13cに対応する位置に形成したボールねじ機構収納部14aと、このボールねじ機構収納部14aに連通して前方に延長する円筒部14bと、この円筒部14bの前端に連通するシール収納部14cとを有する。
一方、ボールねじ機構20は、図4に示すように、主ハウジング11A及び副ハウジング11Bのボールねじ機構収納部14a及び17にシール付の転がり軸受21a及び21bによって回転自在に支持されているボールねじナット22と、このボールねじナット22に多数のボール23を介して螺合するボールねじ軸24とを備えている。
ナット円筒部材25は、外周面における軸方向の両端部側をボールねじ機構収納部14aに転がり軸受21a及び21bを介して回転自在に支持されている。そして、ナット円筒部材25の外周面の転がり軸受21a及び21bの内輪間にドリブン用スプライン軸部25cを形成している。さらに、正面から見て扇状の凸状係止部25dをナット円筒部材25の前面側端面に一体に突出形成している。ここで、この凸状係止部25dの周方向の側面は平面である。
ボールねじ軸24は、図4に示すように、主ハウジング11Aに形成した円筒部14b及び副ハウジング11Bに形成した収納筒部17aに装着されている。
ボールねじ軸24のインボリュートセレーション軸部32には、図6(a)、(b)に示すように、周方向に複数のセレーション歯38が形成されている。
セレーション歯38は、図6(b)に示すように、連結軸部33側に第1歯先38aが軸方向に沿って形成され、ボールねじ部31側に第2歯先38bが形成されている。
第2歯先38bは、図6(d)に示すように、三角山形状の第1歯先38aの先端を半径方向内方に潰すことで形成され、先端までの半径方向寸法をr2とし、歯面方向から干渉部38b1、38b2が膨出した形状とされている。ここで、第2歯先38bの先端までの半径方向寸法r2は、第1歯先38aの先端までの半径方向寸法r1より小さく設定されている(r2<r1)。
この第1歯先38a及び第2歯先38bを備えたセレーション歯38は、インボリュートセレーション軸部32の軸線を中心とした軸対象の位置に複数形成されている。
回り止め部材34は、図7に示すように、内周面にインボリュートセレーション孔部35aを形成した円筒部35と、この円筒部35の外周面に形成されて半径方向外方に突出するストッパー36とを有している。
ストッパー36は、軸方向から見て四角形状に突出している部位であり、円筒部35の外周面の互いに周方向に離間した位置で立ち上がっている第1ストッパー側面36a及び第2ストッパー側面36bと、これら第1及び第2ストッパー側面36a,36bの立上がり縁部で連結しているストッパー端面36cとを有している。
なお、第1ストッパー側面36a及び凸条係止部25dの周方向の側面の両者は平面に限らず、円筒面或いは球面の曲面であってもよい。
第2ストッパー側面36bは、ストッパー端面36cから円筒部35の外周面に向かうに従い、第1ストッパー側面36aとの距離が徐々に増大している勾配面として形成されている。
これにより、ストッパー36は、ストッパー端面36cの軸直交方向の幅寸法をaとし、第1交差位置43a及び第2交差位置43bの間のストッパー36の基端側の軸直交方向の幅寸法をbとすると、a < b の関係を有して形成されている。
また、図7(c)に示すように、ストッパー36の重心位置をGとし、ストッパー36の基端から重心位置Gまでの高さ寸法をe1とし、重心位置Gからストッパー端面36cまでの高さ寸法をe2とすると、e1 < e2 の関係を有して形成されている。
上記構成の回り止め部材34は、ボールねじ軸24のインボリュートセレーション軸部32に、円筒部35のインボリュートセレーション孔部35aが嵌め合わされることで結合される。
図4に示すように、ボールねじナット22の軸長は、ボールねじ軸24のボールねじ部31の軸長と略同一寸法に設定されており、ボールねじ軸24が縮み方向のストロークエンド位置に移動すると、ボールねじ部31の全域がボールねじナット22に収納されている。
また、図4に示すように、主ハウジング11Aの円筒部14bの内周面には、ガイド部材40が装着されている。
ガイド部材40は、主ハウジング11Aの円筒部14bに形成した支持孔41aの内部に保持されている。この案内溝40cに、ボールねじ軸24の回り止め部材34のストッパー36が係合している。
そして、ガイド部材40の前端側の外周面には、円周方向に支持孔41aの突条41cに係合する係合溝40dが形成されている。
ここで、本発明に記載されている回転運動要素がボールねじナット22に対応し、本発明に記載されている直線運動要素がボールねじ軸24に対応し、本発明に記載されているスプライン軸部がインボリュートセレーション軸部32に対応している。また、本発明に記載されている突起がストッパー36に対応し、本発明に記載されている軸部側スプライン歯がセレーション歯38に対応している。さらに、本発明に記載されているスプライン孔部がインボリュートセレーション孔部35aに対応し、本発明に記載されている孔部側スプライン歯が孔部側セレーション歯39に対応している。
次に、第1実施形態の直動アクチュエータ10の組立方法を説明する。
直動アクチュエータ10で使用されるボールねじ機構20は、予め、製造工場においてユニット化された状態で組立工場に搬送されてくる。
ユニット化されたボールねじ機構20は、ボールねじ軸24のインボリュートセレーション軸部32と回り止め部材34の円筒部35のインボリュートセレーション孔部35aが結合している。
そして、ボールねじ軸24のボールねじ部31の全域がボールねじナット22に収納されるように、ボールねじ軸24を縮み方向のストロークエンド位置まで移動させて保持している。
ここで、回り止め部材34をボールねじ軸24に固定する方法は、回り止め部材34の円筒部35に連結軸部33を挿通した後、円筒部35のインボリュートセレーション孔部35aを、インボリュートセレーション軸部32の連結軸部33から嵌め合わせていく。
そして、円筒部35がボールねじ部31側にさらに移動すると、図9に示すように、インボリュートセレーション軸部32の第2歯先38aに形成した干渉部38b1,38b2が、インボリュートセレーション孔部35aの孔部側セレーション歯39の歯底側の断面に干渉し、孔部側セレーション歯39に圧入力を発生させた状態でインボリュートセレーション軸部32が嵌め合わされていく。
そして、直動アクチュエータ10の組立方法は、先ず、主ハウジング11Aの支持孔41aにガイド部材40を装着保持する。
次に、ユニット化されたボールねじ機構20のボールねじナット22のナット円筒部材25の外周面に、ドリブンギヤ26をスプライン結合させ、その両脇に転がり軸受21a及び21bを装着し、これら転がり軸受21a及び21bの内輪によってドリブンギヤ26を固定する。
次に、転がり軸受21aの外輪をボールねじ機構収納部14aの内周面に嵌合させながらドリブンギヤ26をボールねじ機構収納部14aに収納して、主ハウジング11Aへのボールねじ機構20の装着を完了する。
次に、電動モータ12をそのピニオンギヤ15側から主ハウジング11Aのモータ装着部13内に挿入して、ピニオンギヤ15をボールねじ機構20のドリブンギヤ26に噛合させる。そして、電動モータ12の取付フランジ12aをフランジ取付部13aにボルト締めする。
このように主ハウジング11Aへの電動モータ12及びボールねじ機構20の装着を終了すると、主ハウジング11Aの背面側に図示しないパッキンを介して副ハウジング11Bを装着してボルト締め等の固定手段で固定し、主ハウジング11Aのシール収納部14cにシール50を挿入し、止め輪51で抜け止めすることにより、直動アクチュエータ10の組立を完了する。
この状態で、電動モータ12を回転駆動して、ピニオンギヤ15からドリブンギヤ26に回転駆動力を伝達して、ボールねじナット22を、例えば図8で見て時計方向に回動させる場合を考える。この場合には、ボールねじナット22の回転力はボール23を通じてボールねじ軸24に伝達されることにより、ボールねじ軸24はボールねじナット22と同一方向の時計方向に回動しようとする。
このとき、ボールねじ軸24に固定されている回り止め部材34のストッパー36も時計方向に回動しようとするが、ストッパー36がガイド部材40の案内溝40c内に係合しているので、時計方向の回動が規制される。このため、回り止め部材34は、ストッパー36の回動が規制されることで、ボールねじ軸24の回り止め機能を発揮する。
その後、ボールねじナット22を図8で見て時計方向の回転を継続してボールねじ軸24が所望の前進位置に達したときに、電動モータ12を停止させることにより、ボールねじ軸24の前進を停止させる。
一方、ボールねじ軸24が前方側の所望の前進位置に達している状態から電動モータ12を逆転駆動して、ボールねじナット22が図8で反時計方向に回転すると、ボールねじ軸24は、そのストッパー36がガイド部材40の案内溝40cに係合しているので、回り止めされながら軸方向に回動せずに後退する。このとき、ストッパー36は、ガイド部材40の案内溝40c内を滑りながら移動する。
このように、ストッパー36の第1ストッパー側面36a及びボールねじナット22の凸状係止部25dが面接触状態で当接することで、ボールねじナット22のこれ以上の逆回転が規制され、ボールねじ軸24が縮み方向のストロークエンド位置に達する。
この縮み方向のストロークエンド位置では、ボールねじ部31の全域がボールねじナット22に収納される。
次に、第1実施形態の直動アクチュエータ10の作用効果について説明する。
回り止め部材34をボールねじ軸24に固定する際、回り止め部材34の円筒部35に連結軸部33を挿通した後、円筒部35のインボリュートセレーション孔部35aを、インボリュートセレーション軸部32の連結軸部33から嵌め合わせていく。
この際、円筒部35は、インボリュートセレーション孔部35aの孔部側セレーション歯39の間の歯底とインボリュートセレーション軸部32の第1歯先38aとの間に隙間を設けながらボールねじ部31側に移動していく。これにより、円筒部35は、インボリュートセレーション軸部32の軸線に対して円筒部35の軸線が一致するように矯正されながら第2歯先38b側に移動していく。
また、円筒部35がボールねじ部31側移動していくと、インボリュートセレーション軸部32の第2歯先38aに形成した干渉部38b1,38b2が、インボリュートセレーション孔部35aの孔部側セレーション歯39の歯底側に干渉し、孔部側セレーション歯39に圧入力を発生させた状態でインボリュートセレーション軸部32に嵌め合わされ、ボールねじ軸24の軸方向移動が拘束されてボールねじ軸24に固定される。
これにより、インボリュートセレーション軸部32に対して円筒部35の軸方向移動を確実に拘束することができる。
なお、インボリュートセレーション軸部32の第1歯先38a及び第2歯先38bを備えたセレーション歯38は、第1実施形態では、インボリュートセレーション軸部32の軸線を中心とした軸対象の位置に複数形成したが、インボリュートセレーション軸部32の全周のセレーション歯38に形成すると、調芯性をさらに向上させることができる。
次に、図10から図12は、第2実施形態の直動アクチュエータ10の要部を示すものである。
図10に示すように、第2実施形態のボールねじ軸24のインボリュートセレーション軸部32には、連結軸部33側からボールねじ部31側に複数のセレーション歯38が形成されている。インボリュートセレーション軸部32のセレーション歯38は、連結軸部33側からボールねじ部31側に三角山形状とした同一形状の歯が全周にわたって形成されている。
インボリュートセレーション孔部52には、インボリュートセレーション軸部32の連結軸部33側でスプライン結合するセレーション歯53が形成されているとともに、インボリュートセレーション軸部32のボールねじ部31側でスプライン結合するセレーション歯54が形成されている。
インボリュートセレーション軸部32の連結軸部33側でスプライン結合するセレーション歯53は、図11(b)に示すように、先端までの半径方向寸法をr3とした三角山形状の第3歯先53aが軸方向に沿って形成されている。
第4歯先54aは、三角山形状の第3歯先53aの先端を半径方向外方に潰すことで形成され、先端までの半径方向寸法をr4とし、歯面方向から干渉部54b1、54b2が膨出した形状とされている。ここで、第4歯先54bの先端までの半径方向寸法r4は、第3歯先53aの先端までの半径方向寸法r3より大きく設定されている(r3<r4)。
ここで、本発明に記載されている孔部側スプライン歯がセレーション歯53、54に対応し、本発明に記載されているスプライン孔部がインボリュートセレーション孔部52に対応し、本発明に記載されている軸部側スプライン歯がセレーション歯38に対応している。
次に、第2実施形態の直動アクチュエータ10の作用効果について説明する。
回り止め部材34をボールねじ軸24に固定する際、回り止め部材34の円筒部35に連結軸部33を挿通した後、円筒部35のインボリュートセレーション孔部52を、インボリュートセレーション軸部32の連結軸部33から嵌め合わせていく。
この際、円筒部35がボールねじ部31側に移動していくと、インボリュートセレーション孔部52のセレーション歯54の第4歯先54aに形成した干渉部54b1,54b2が、インボリュートセレーション軸部32のセレーション歯38の歯底側の歯面に干渉し、セレーション歯38に圧入力を発生させた状態でインボリュートセレーション軸部32に嵌め合わされ、ボールねじ軸24の軸方向移動が拘束されてボールねじ軸24に固定される。
また、インボリュートセレーション孔部52のセレーション歯54及びインボリュートセレーション軸部32のセレーション歯38をさほど高精度に形成しなくても、円筒部35及びインボリュートセレーション軸部32の調芯性を高めることができるので、製造コストの低減化も図ることができる。
また、第1及び第2実施形態においては、ボールねじナット22を電動モータによって回転駆動して、ボールねじ軸24を直線運動要素とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、逆にボールねじ軸24を回転駆動源によって回動する回転運動要素とし、ボールねじナット22を直線運動要素とした場合にも本発明を適用することができる。
11A 主ハウジング
11B 副ハウジング
12 電動モータ
12a 取付フランジ
12b 大径部
12c 小径部
12d 出力軸
13 モータ装着部
13a フランジ取付部
13b 大径孔部
13c 小径孔部
13d ピニオン収納部
14 ボールねじ機構装着部
14a ボールねじ機構収納部
14b 円筒部
14c シール収納部
15 ピニオンギヤ
16 ピニオン収納部
17 ボールねじ機構収納部
17a 収納筒部
17b スラストニードル軸受
18 ブリーザ
20 ボールねじ機構
21a,21b 転がり軸受
22 ボールねじナット
23 ボール
24 ボールねじ軸
25 ナット円筒部材
25a ボールねじ溝
25b ボール循環溝
25c ドリブン用スプライン軸部
25d 凸状係止部
26 ドリブンギヤ
26a インボリュートセレーション孔部
31 ボールねじ部
32 インボリュートセレーション軸部
33a 二面幅
33 連結軸部
34 回り止め部材
35 円筒部
35a インボリュートセレーション孔部
36 ストッパー
36a 第1ストッパー側面
36b 第2ストッパー側面
36c ストッパー端面
38 インボリュートセレーション軸部のセレーション歯
38a 第1歯先
38b 第2歯先
38b1、38b2 干渉部
39 孔部側セレーション歯
43a 第1交差位置
43b 第2交差位置
40c 案内溝
40d 係合溝
41a 支持孔
41c 突条
50 シール
51 止め輪
52 インボリュートセレーション孔部
53 連結軸部側でスプライン結合するセレーション歯
53a 第3歯先
54 ボールねじ部側でスプライン結合するセレーション歯
54a 第4歯先
54b1、54b2 干渉部
a ストッパー端面の軸直交方向の幅寸法
b ストッパーの基端側の軸直交方向の幅寸法
G ストッパーの重心位置
e1 ストッパーの基端から重心位置までの高さ寸法
e2 重心位置からストッパー端面までの高さ寸法
L1 円筒部の軸方向寸法
L2 ストッパーの軸方向寸法
Claims (4)
- 回転運動要素及び直線運動要素を有し、前記回転運動要素に伝達された回転運動を直線運動に変換するボールねじ機構を備え、
前記ボールねじ機構は、前記直線運動要素に設けられて内周面にスプライン孔部を形成した円筒部と、当該円筒部の外周面から半径方向に突出する突起とを有し、
前記突起は、前記直線運動要素の縮み方向のストロークエンドにおいて前記回転運動要素に形成した凸状係止部が当接することで当該回転運動要素の回転運動が規制されており、
前記円筒部は、前記直線運動要素の外周に形成したスプライン軸部の一端から他端に向けて前記スプライン孔部をスプライン結合することで前記直線運動要素に固定されており、
前記スプライン軸部の軸部側スプライン歯の歯先は、
前記スプライン軸部の前記一端側に形成された第1歯先と、前記スプライン軸部の前記他端側に前記第1歯先より半径方向寸法を小さくして形成された第2歯先と、を備え、
前記スプライン軸部の一端側では、前記第1歯先が前記スプライン孔部の隣接する孔部側スプライン歯の間の歯底との間に隙間を設けながらスプライン結合され、
前記スプライン軸部の他端側では、前記第2歯先の一部が前記孔部側スプライン歯の歯底側の歯面に干渉して圧入力を発生させた状態でスプライン結合されているとともに、
前記第2歯先の一部が前記孔部側スプライン歯に圧入力を発生させてスプライン結合している位置と、前記直線運動要素の縮み方向のストロークエンドにおいて前記突起及び前記凸状係止部が当接する位置とが、前記スプライン軸部の軸心に直交する同一平面上で一致していることを特徴とする直動アクチュエータ。 - 前記第2歯先の前記一部は、前記第1歯先と同一形状の歯先を半径方向内方に潰すことで面方向から突出した干渉部であることを特徴とする請求項1記載の直動アクチュエータ。
- 前記第1歯先及び前記第2歯先を備えた前記軸部側スプライン歯は、前記スプライン軸部の軸心を中心とした軸対象の位置に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の直動アクチュエータ。
- 前記第1歯先及び前記第2歯先を備えた前記軸部側スプライン歯は、前記スプライン軸部の全周の軸部側スプライン歯に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の直動アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018097853A JP7196420B2 (ja) | 2018-05-22 | 2018-05-22 | 直動アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018097853A JP7196420B2 (ja) | 2018-05-22 | 2018-05-22 | 直動アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019203535A JP2019203535A (ja) | 2019-11-28 |
JP7196420B2 true JP7196420B2 (ja) | 2022-12-27 |
Family
ID=68726506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018097853A Active JP7196420B2 (ja) | 2018-05-22 | 2018-05-22 | 直動アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7196420B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5293887B2 (ja) | 2010-04-26 | 2013-09-18 | 日本精工株式会社 | 直動アクチュエータ |
JP2016102569A (ja) | 2014-11-28 | 2016-06-02 | アイシン・エーアイ株式会社 | 変速機 |
JP6196017B2 (ja) | 2012-01-13 | 2017-09-13 | サターン ライセンシング エルエルシーSaturn Licensing LLC | 情報処理装置及び情報処理方法、並びにコンピューター・プログラム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58113659A (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-06 | Toyota Motor Corp | 自動車用歯車変速機における変速ギヤとシヤフトの固定構造 |
JPH0432499Y2 (ja) * | 1984-11-29 | 1992-08-05 | ||
JP2005293887A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd | 照光式押釦スイッチ |
-
2018
- 2018-05-22 JP JP2018097853A patent/JP7196420B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5293887B2 (ja) | 2010-04-26 | 2013-09-18 | 日本精工株式会社 | 直動アクチュエータ |
JP6196017B2 (ja) | 2012-01-13 | 2017-09-13 | サターン ライセンシング エルエルシーSaturn Licensing LLC | 情報処理装置及び情報処理方法、並びにコンピューター・プログラム |
JP2016102569A (ja) | 2014-11-28 | 2016-06-02 | アイシン・エーアイ株式会社 | 変速機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019203535A (ja) | 2019-11-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8191439B2 (en) | Wave-gear-type linear-actuation mechanism | |
US20050160856A1 (en) | Planetary differential screw type rotary/linear motion converter | |
US7771307B2 (en) | Rolling element screw device | |
WO2016025039A1 (en) | Harmonic drive apparatus | |
KR20100070607A (ko) | 탄성 이중 링기어형 감속기 | |
JP7439648B2 (ja) | ボールねじ装置 | |
US11506261B2 (en) | Gear device | |
JP5958616B2 (ja) | 直動アクチュエータ | |
JP5719706B2 (ja) | ボールねじ | |
JP7000848B2 (ja) | 直動アクチュエータ | |
JP7196420B2 (ja) | 直動アクチュエータ | |
JP2022049228A (ja) | 減速機 | |
JP5974600B2 (ja) | 直動アクチュエータおよびこれを備えた電動ブレーキ | |
JP2007120621A (ja) | 位置決め装置 | |
JP2019113168A (ja) | 直動アクチュエータ及びその製造方法 | |
JP2010156453A (ja) | 遊星式回転―直線運動変換装置 | |
JP2019113167A (ja) | 直動アクチュエータ及び直動アクチュエータの組立方法 | |
JP2016089916A (ja) | 偏心揺動型減速装置 | |
JP7226674B1 (ja) | ボールねじ装置 | |
JP7563654B1 (ja) | アクチュエータ | |
JP7567640B2 (ja) | ボールねじ装置 | |
JP2022189062A (ja) | ボールねじ装置 | |
JP2022030120A (ja) | シール部材、及び、回転機器 | |
JP2023110266A (ja) | 固定構造及び固定方法 | |
JP2022181439A (ja) | ボールねじ装置及びボールねじ装置の設計方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20190401 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210422 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220215 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220411 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220906 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220930 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221128 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7196420 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |