JP2016102004A - 残糸除去システム及び残糸除去装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】糸の種類及び残糸量等に関係なく給糸ボビンの残糸を確実に除去可能な残糸除去システムを提供する。【解決手段】残糸除去システムは、把持爪67と、エアシリンダ40と、動作制御部と、を備える。エアシリンダ40は、把持爪67が給糸ボビンを把持した状態で、当該把持爪67を給糸ボビンの長手方向に沿って移動させることで残糸5bを除去する。動作制御部は、エアシリンダ40を制御して、把持爪67を移動させるとともに、センサ非検出位置で把持爪67を停止させることができる。【選択図】図9
Description
本発明は、主として、給糸ボビンの残糸を除去する残糸除去システムに関する。
従来から、自動ワインダ等から排出された給糸ボビンに糸が残っている場合に、当該糸を除去する残糸除去システムが知られている。残糸除去システムは、給糸ボビンの残糸量を検出する残糸量検出装置と、残糸量が所定以下の場合に給糸ボビンから残糸を除去する残糸除去装置と、を備える。特許文献1及び2は、この種の残糸除去システムを開示する。
特許文献1の残糸除去装置は、カッタと、グリッパーと、シリンダと、センサと、を備える。カッタは給糸ボビンの残糸に切込みを入れる。グリッパーは、残糸に切込みが入れられた給糸ボビンのうち糸層の下側を挟持する。シリンダは、移動可能なピストンを備え、グリッパーが給糸ボビンを挟持している状態で給糸ボビンを下側に移動させることで、残糸を剥ぎ取るようにして除去する。センサは、所定の検出位置にピストンが位置しているか否かを検出可能である。ピストン(グリッパー)の昇降量は、このセンサに基づいて制御される。
特許文献2の残糸除去装置は、給糸ボビンではなく把持爪(グリッパー)を上昇させることで給糸ボビンの残糸を除去する。また、この残糸除去装置は、把持爪の上昇及び停止を複数回行うことにより、残糸を徐々に剥ぎ取ることができる。なお、この残糸除去装置は、把持爪の停止位置を定めるためのセンサを複数備えている。
特許文献1では、給糸ボビンの移動量及び給糸ボビンを移動させる回数は常に一定である。しかし、給糸ボビンの糸の種類及び残糸量等によっては、残糸の除去の困難となるため、残糸の除去に失敗することがある。また、特許文献2の構成では、把持爪の上昇量を変化させるためには、それに応じた位置にセンサを配置する必要があり、コストが増加してしまう。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、糸の種類及び残糸量等に関係なく給糸ボビンの残糸を確実に除去可能な残糸除去システムを提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の残糸除去システムが提供される。即ち、この残糸除去システムは、把持爪と、シリンダと、動作制御部と、を備える。前記把持爪は、前記給糸ボビンを把持する。前記シリンダは、前記把持爪が前記給糸ボビンを把持した状態で、当該把持爪を前記給糸ボビンの長手方向に沿って移動させることで残糸を除去する。前記動作制御部は、前記シリンダを制御して、前記把持爪を移動させるとともに、センサ非検出位置で前記把持爪を停止させることができる。
これにより、センサを増やすことなく把持爪を様々な位置で停止させることができるので、糸の種類及び残糸量等に応じて把持爪の移動量を変更することで、給糸ボビンの残糸を確実に除去することができる。また、動力源としてシリンダを用いることで、モータを用いる場合と比較して、低コストで十分な動力を発生させることができる。
前記の残糸除去システムにおいては、前記動作制御部は、前記シリンダを駆動する時間に基づいて、センサ非検出位置で前記把持爪を停止させることが好ましい。
これにより、簡単な制御で把持爪をセンサ非検出位置で停止させることができる。
前記の残糸除去システムにおいては、少なくとも前記把持爪の移動量に関するパラメータの変更を受付可能な入力部を備えることが好ましい。
これにより、例えば糸の種類等を考慮して、オペレータが把持爪の移動量を指示することができる。
前記の残糸除去システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記動作制御部は、前記給糸ボビンの一側の端部近傍から長手方向に沿って前記把持爪を移動させる抜取り動作を複数回行うことで、前記給糸ボビンの残糸を除去する。前記入力部は、前記抜取り動作の回数及び/又は駆動時間の変更を受付可能である。
これにより、糸の種類及び残糸量等に基づいて抜取り動作の回数及び/又は駆動時間を変更することで、給糸ボビンの残糸をより確実に除去することができる。
前記の残糸除去システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この残糸除去システムは、前記把持爪が所定位置にあることを検出する位置検出センサを備える。前記動作制御部は、1回目の前記抜取り動作において、前記位置検出センサの検出結果に基づいて、前記把持爪を停止させる。
これにより、把持爪が移動するようにシリンダが駆動されたにもかかわらず把持爪が移動しない事態(把持爪の噛込み等)を即座に検出することができる。
前記の残糸除去システムにおいては、前記動作制御部は、前記抜取り動作の後に前記位置検出センサが前記把持爪を検出しない場合に、前記把持爪を前記抜取り動作の移動方向の反対側に移動させることが好ましい。
これにより、把持爪の噛込みを自動的に解消することができるとともに、シリンダ内が極端な低圧又は高圧になることを防止できる。
本発明の第2の観点によれば、以下の構成の残糸除去装置が提供される。即ち、この残糸除去装置は、把持爪と、シリンダと、動作制御部と、を備える。前記把持爪は、前記給糸ボビンの残糸を引っ掛ける。前記シリンダは、前記把持爪が前記給糸ボビンの残糸を引っ掛けた状態で、当該把持爪を前記給糸ボビンの長手方向に沿って移動させる。前記動作制御部は、前記シリンダを制御して、前記把持爪を移動させるとともに、センサ非検出位置で前記把持爪を停止させることができる。
これにより、センサを増やすことなく把持爪を様々な位置で停止させることができるので、糸の種類及び残糸量等に応じて把持爪の移動量を変更することで、給糸ボビンの残糸を確実に除去することができる。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の説明では、搬送トレイ(給糸ボビン)の搬送方向上流側を「上流側」と称し、搬送方向下流側を「下流側」と称することがある。
図1に示す精紡ワインダ100は、精紡機1と、ボビン準備システム2と、自動ワインダ3と、を備える。
精紡機1は、リング精紡機であり、粗糸を牽伸して撚りを掛けることにより生成された糸(紡績糸)をボビン管5aに巻き取って給糸ボビン5を生成する。精紡機1が生成した給糸ボビン5は、搬送トレイ6にセットされる。搬送トレイ6は、図略のベルトコンベア等からなるトレイ搬送機構によってボビン準備システム2へ搬送される。なお、図1では搬送トレイ6が1つしか示されていないが、実際には多数の搬送トレイ6が搬送されている。
ボビン準備システム2は、精紡機1と自動ワインダ3の間に配置されている。ボビン準備システム2は、精紡機1から供給された給糸ボビン5を自動ワインダ3へ供給する供給路11を備える。供給路11には、糸量検出装置21と、糸端準備装置22と、切替装置23と、が配置されている。
糸量検出装置21は、供給路11の近傍に配置された図略のアームを備えている。糸量検出装置21は、供給路11に沿って搬送される給糸ボビン5の糸層が当該アームに接触した場合、給糸ボビン5の糸量が所定以上と判断する。一方、糸量検出装置21は、給糸ボビン5がアームに接触しなかった場合、給糸ボビン5の糸量が所定以上でないと判断する。
糸端準備装置22は、自動ワインダ3が給糸ボビン5から糸端をスムーズに引き出すことができるように準備する。具体的には、糸端準備装置22は、給糸ボビン5の上方から吸引空気流を発生させて給糸ボビン5の糸端を捕捉する。糸端準備装置22は、給糸ボビン5の糸端が捕捉できたことを検出すると、カッタを用いて糸を切断するとともに、切断することで生じた糸端がボビン管5aの軸孔に吸い込まれるように、給糸ボビン5の下方から吸引空気流を発生させる。以上の処理により、ボビン管5aの内部に糸端が上側から挿入された状態が実現できる。
切替装置23は、供給路11に返還路12が接続される箇所の直ぐ上流に配置されている。切替装置23は、供給路11に沿って搬送されてきた給糸ボビン5をそのまま供給路11に沿って搬送するか、返還路12へ送るかを切替可能である。具体的には、糸量検出装置21が給糸ボビン5の糸量が所定以上と判断し、糸端準備装置22が糸端の準備に成功したと判断した場合、切替装置23は、給糸ボビン5をそのまま供給路11に沿って搬送する。上記以外の場合、切替装置23は、給糸ボビン5を返還路12へ送る。なお、返還路12は、後述の回収路13と合流する経路である。
供給路11に沿って搬送される給糸ボビン5は、自動ワインダ3へ供給される。自動ワインダ3は、並べて配置された複数のワインダユニット3aと、端部に配置される機台制御装置3bと、を備える。ワインダユニット3aは、供給路11から供給された給糸ボビン5から糸を解舒し、巻取ボビンに巻き取ってパッケージを形成する。機台制御装置3bは、ワインダユニット3a及びボビン準備システム2等を制御する動作制御部3cを備える。
機台制御装置3bは、図2に示すように、タッチスクリーン式の表示装置3dを備える。表示装置3dには、情報表示部3eと、入力部3fと、が表示されている。情報表示部3eは、ワインダユニット3a又はボビン準備システム2の状態や設定内容を表示している。入力部3fは、所定のキーを表示している。オペレータは、情報表示部3eに表示された内容を確認しながら入力部3fを操作することで、巻取条件(糸の種類及び巻取速度等)を設定したり、ボビン準備システム2又は自動ワインダ3に関する設定を行うことができる。なお、表示装置3dは、タッチスクリーン式に限られない。表示装置3dがタッチスクリーン式でない場合、表示装置3dに加えて物理キーが設けられる。
ワインダユニット3aは、給糸ボビン5に巻き付けられた糸を全て解舒した場合、又は、巻取りが続行できなくなった場合、給糸ボビン5を排出する。ワインダユニット3aから排出された給糸ボビン5(通常は糸が全て解舒されたボビン管5a)は、回収路13に沿ってボビン準備システム2へ戻される。
回収路13は、上述の返還路12と合流する。この合流点のすぐ下流には、第1残糸検出装置24と、切替装置25と、が配置されている。
第1残糸検出装置24は、図略のブラシを備えている。第1残糸検出装置24は、給糸ボビン5の外周面に沿って先端部から根元部までブラシを移動させ、このブラシが給糸ボビン5(詳細には糸層)の外周面に引っ掛かった場合、給糸ボビン5に残糸が存在すると判断する。一方、第1残糸検出装置24は、ブラシが給糸ボビン5に引っ掛からなかった場合、給糸ボビン5に残糸が存在しないと判断する。
切替装置25は、回収路13に残糸処理路14が接続される箇所のすぐ上流に配置されている。切替装置25は、回収路13に沿って搬送されてきた給糸ボビン5をそのまま回収路13に沿って搬送するか、残糸処理路14へ送るかを切替可能である。具体的には、切替装置25は、給糸ボビン5に残糸が存在しないと第1残糸検出装置24が判断した場合、給糸ボビン5をそのまま回収路13に沿って搬送する。回収路13に沿って搬送された搬送トレイ6は精紡機1に戻され、新たな糸が巻き付けられる。一方、切替装置25は、給糸ボビン5に残糸が存在すると第1残糸検出装置24が判断した場合、給糸ボビン5を残糸処理路14へ送る。
残糸処理路14には、第2残糸検出装置27と、第3残糸検出装置28と、残糸除去装置29と、が配置されている。
第2残糸検出装置27は、糸量検出装置21と同様の構成で、給糸ボビン5の残糸量が第1所定量以上か否かを判断する。残糸量が第1所定量以上と判断された給糸ボビン5は、ワインダユニット3aで再び糸を巻き取らせるため、供給路11へ送られる。一方、残糸量が第1所定量以上でないと判断された給糸ボビン5は、第3残糸検出装置28によって更に残糸量の検出処理が行われる。
第3残糸検出装置28は、残糸量が第2所定量(<第1所定量)以上か否かを検出する。第3残糸検出装置28は、透過式のフォトセンサとして構成されており、給糸ボビン5を挟むように投光部と受光部が設けられている。第3残糸検出装置28は、投光部が投光した光が給糸ボビン5(詳細には糸層)で遮られて受光部で受光できなかった場合、残糸量が第2所定量以上と判断する。残糸量が第2所定量以上と判断された給糸ボビン5は、ワインダユニット3aで再び糸を巻き取らせるため、供給路11へ送られる。一方、第3残糸検出装置28は、投光部が投光した光が給糸ボビン5で遮られずに受光部で受光できた場合、残糸量が第2所定量以上でないと判断する。この場合、給糸ボビン5は、残糸除去装置29によって残糸が除去される。
残糸除去装置29は、給糸ボビン5の残糸を除去する。オペレータは、機台制御装置3bの入力部3fに所定の操作を行うことで、残糸除去装置29が行う処理のパラメータを設定することができる。このように残糸除去装置29及び機台制御装置3bからなるシステムを残糸除去システム10と称する。
以下、図3から5までを参照して、残糸除去装置29の構成について詳細に説明する。残糸除去装置29は、エアシリンダ40と、把持機構50と、ボビン押さえ装置70と、残糸回収装置80と、を備える。
エアシリンダ40は、図3に示すように、残糸除去装置29のフレーム29aに取り付けられている。エアシリンダ40の長手方向は、上下方向(即ち給糸ボビン5の長手方向)と一致している。エアシリンダ40の内部には、ピストン41とピストンロッド42が配置されている。図略の空気供給管を介してエアシリンダ40内の圧力を調整することで、ピストン41及びピストンロッド42の移動量を制御することができる。
ピストン41には、磁石43が取り付けられている。また、フレーム29a又はエアシリンダ40の外表面には、上下方向の位置が異なる3つの磁気センサ45,46,47が取り付けられている。磁気センサ45,46,47は、ピストン41を昇降したときに磁石43と対向する位置に取り付けられている。この構成により、ピストン41が磁気センサ45,46,47と同じ高さになったことを検出できる。
ピストンロッド42の下端部には、L字形の把持機構取付部材48が取り付けられている。把持機構取付部材48は、把持機構50を取付可能に構成されている。この構成により、ピストンロッド42を昇降させることで、把持機構50を昇降させることができる。
把持機構50は、図4に示すように、エアシリンダ51と、連結部材53と、把持部60と、を備える。エアシリンダ51の内部にはピストンロッド52が配置されており、エアシリンダ51内の圧力を調整することでピストンロッド52の移動量を制御することができる。
連結部材53には、ロッド取付孔54と、回動軸取付孔55と、把持部取付孔56と、が形成されている。連結部材53の一端部は、ロッド取付孔54を用いてピストンロッド52に回動可能に取り付けられる。連結部材53の他端部は、把持部取付孔56を用いて把持部60に回動可能に取り付けられる。この構成により、ピストンロッド52を移動させることで、回動軸取付孔55に取り付けられた図略の回動軸を中心として、把持部60に回転力を伝達することができる。
把持部60は、図4に示すように、回動部材61と、貫通ピン62と、スライド部65と、把持爪67と、を備えている。
回動部材61は、所定の幅を有する円弧状の部材(C字状の部材)である。また、回動部材61は、鎖線で示す2枚の円板に挟まれている。回動部材61の中心は、鎖線で示す円板の中心及び給糸ボビン5(ボビン管5a)の中心と一致している。回動部材61は、この中心を回動中心として回動可能に構成されている。
回動部材61には、3つの貫通孔が形成されている。それぞれの貫通孔は、中心からの距離がそれぞれ等しく、周方向における間隔が一定である。これらの貫通孔には、回動部材61を上下方向(回動部材61の厚み方向)に貫通する貫通ピン62が取り付けられている。また、エアシリンダ51に最も近い貫通ピン62の上端には、円柱状の係合部材63が取り付けられている。係合部材63は、連結部材53の把持部取付孔56に挿入される。これにより、ピストンロッド52を移動させることで、回動部材61を回転させることができる(図5を参照)。
また、3つの貫通ピン62の下端には、それぞれ円柱状の案内部材64が取り付けられている。また、案内部材64には、それぞれスライド部65が取り付けられている。スライド部65の上面には、案内溝66が形成されている。案内溝66は、周方向の位置が変化すると径方向の位置が変化するように形成されている。案内溝66には、案内部材64が入り込んでおり、案内部材64は案内溝66に沿って移動可能に構成されている。また、スライド部65の内側(給糸ボビン5側)には把持爪67が取り付けられている。
この構成により、ピストンロッド52を移動させて回動部材61及び案内部材64を回転させることで、スライド部65を径方向に移動させることができる。従って、把持爪67に給糸ボビン5を把持させること及びその把持を解除させることができる。把持爪67が給糸ボビン5の下端部を把持した状態でピストンロッド42を上昇させることで、給糸ボビン5の残糸を剥ぎ取ることができる。このように、本実施形態では把持爪67が給糸ボビン5を把持した状態であっても、給糸ボビン5に沿って把持爪67を移動させることができる。本明細書では、このようにスライド可能な程度に掴むことも「把持」に該当するものとする。また、以下では、把持爪67が給糸ボビン5の一端近傍を把持した状態で、把持爪67を他端に向けて移動させる動作を「抜取り動作」と称することがある。
ボビン押さえ装置70は、図3に示すように、エアシリンダ71と、押さえ部材74と、を備える。エアシリンダ71の内部にはピストンロッド72が配置されており、エアシリンダ71内の圧力を調整することでピストンロッド72の移動量を制御することができる。押さえ部材74は、金属製であり、ピストンロッド72の下側に取り付けられている。押さえ部材74は、給糸ボビン5の真上に配置されている。押さえ部材74の下端部には、上側に向かって凹んだ凹部75が形成されている。押さえ部材74は、凹部75に給糸ボビン5の上部を挿入することで、把持爪67が残糸を除去する際に給糸ボビン5が浮き上がらないように押さえる。また、押さえ部材74の下側には、環状のゴム製の部材である環状ゴム部材76が取り付けられている。
残糸回収装置80は、図3に示すように、エアシリンダ81と、残糸回収筒84と、を備える。エアシリンダ81の内部にはピストンロッド82が配置されており、エアシリンダ81内の圧力を調整することでピストンロッド82の移動量を制御することができる。残糸回収筒84は、図略のブロアに接続されており、吸引空気流を発生させることができる。残糸回収筒84は回動軸85を中心として回動可能に構成されている。また、残糸回収筒84には、ピストンロッド82が取り付けられている。この構成により、ピストンロッド82を移動させることで、回動軸85を中心として残糸回収筒84を回動することができる。
また、本実施形態の残糸除去装置29は、ユーザの設定に応じて上述の抜取り動作の回数及び上昇量を調整することができる。具体的には、図2に示すように、機台制御装置3bの入力部3fに所定の操作を行うことで、抜取り動作の設定項目を情報表示部3eに表示させる。
次に、オペレータは、「抜取り回数」「上昇基本時間」「上昇加算時間」を入力する。本実施形態では抜取り動作は、最低1回行い、更に抜取り動作を行う場合は、「抜取り回数」に所望の回数を入力する。図2に示す例では、抜取り回数が5回と入力されているため、残糸除去装置29は、合計5回の抜取り動作を行う。また、1回目の上昇量と5回目の上昇量は予め定められており、オペレータは、それ以外の抜取り動作について上昇量を設定することができる。本実施形態では、上昇量としてエアシリンダ40を駆動する時間を入力する。「上昇基本時間」は、2回目の抜取り動作を行う際に、1回目の抜取り動作からどれだけ上昇量を増加させるかを示す値である。「上昇加算時間」は、3回目以降の抜取り動作を行う際に、直前の抜取り動作からどれだけ上昇量を増加させるかを示す値である。
オペレータは、巻取り中の糸の種類に基づいて、例えばボビン管5aとの摩擦が大きい場合は抜取り回数を増やす等の設定を行う。上述したように、残糸除去装置29では、第2残糸検出装置27によって残糸量が第2所定量以下と判断された給糸ボビン5の残糸5bが除去される。この第2残糸検出装置27の設定を変えて、例えば第2所定量を多くした場合、オペレータは、抜取り動作を行うときの上昇量及び抜取り動作の回数を増加させる等の設定を行う。
なお、上記で説明した設定は一例であり、1回目及び5回目についてもオペレータが上昇量を入力可能であっても良いし、各回の上昇量を個別に入力可能であっても良い。また、把持爪67の上昇量として、エアシリンダ40の駆動時間ではなくピストン41の移動長さ(把持爪の移動長さ)が入力可能であっても良い。
次に、図6のフローチャートを参照して、残糸除去装置29が給糸ボビン5の残糸5bを除去するときの流れについて説明する。なお、基本的には機台制御装置3bの指示に応じて残糸除去装置29内の図略の制御部が処理を行うことで、残糸除去装置29が制御されるが、説明を簡単にするために、以下では指示の流れを省略することがある。
残糸除去装置29は、残糸を除去する指示を受けると(S101)、オペレータが機台制御装置3bに入力した設定値を読み出す(S102)。そして、残糸除去装置29は、エアシリンダ40を制御して、磁気センサ47がピストン41の磁石43を検出するまでピストンロッド42を下降させる。これにより、所定の位置まで把持機構50が下降する(図7、S103)。なお、以下の説明では、磁気センサ45,46,47がピストン41の磁石43を検出することを、磁気センサ45,46,47がONになると称する。また、残糸除去装置29は、ピストンロッド72を下降させる(図7、S103)。これにより、押さえ部材74に形成された凹部75に給糸ボビン5の上部が入り込むとともに、押さえ部材74が給糸ボビン5を下方に押さえる。
次に、残糸除去装置29は、エアシリンダ51を制御して把持爪67を閉じるとともに、磁気センサ(位置検出センサ)46がONになるまで把持機構50を上昇させる(図8、S104)。これにより、給糸ボビン5は押さえ部材74によって下方に押圧されているので、把持爪67が上昇することで、給糸ボビン5の残糸5bが上方に持ち上げられる。なお、糸の摩擦力等により、1回目の抜取り動作では、残糸5bの外層の一部のみが上方に持ち上げられる。次に、残糸除去装置29は、エアシリンダ51を制御して把持爪67を開いて、磁気センサ47がONになるまで把持機構50を下降させる(S105)。
次に、残糸除去装置29は、設定された回数の抜取り動作を行う(S106)。この抜取り動作は、磁気センサ45,46,47ではなく、エアシリンダ40の動作時間で上昇量が定められている。従って、図9に示すように、磁気センサ等で検出されない位置(センサ非検出位置)まで把持機構50を上昇させることができる。これにより、糸の種類及び残糸量等に応じて把持爪67の移動量を制御することで、給糸ボビン5の残糸5bを確実に除去することができる。
残糸除去装置29は、設定された回数の抜取り動作が完了したと判断すると(S107)、最後の抜取り動作(図2の5回目の抜取り動作)を行う。具体的には、残糸除去装置29は、把持爪67を閉じて、磁気センサ45がONになるまで把持機構50を上昇させる(図10、S108)。これにより、残糸5bが上方に持ち上げられる。このとき、把持爪67は、残糸5bだけでなく押さえ部材74及び環状ゴム部材76を上方に持ち上げる。
次に、残糸除去装置29は、エアシリンダ81を制御して、残糸回収筒84の開口部が押さえ部材74の下方にくるように、当該押さえ部材74を回動させる(S109)。そして、残糸除去装置29は、エアシリンダ51を制御して把持爪67を開く(S110)。これにより、図11に示すように残糸5bが下方に落下し、残糸回収筒84に吸引されて除去される。また、把持爪67を開くことで、押さえ部材74及び環状ゴム部材76も下方に移動する。ここで、把持爪67が押さえ部材74の把持を解除する瞬間において、把持爪67の先端部に押さえ部材74の荷重が集中する。しかし、本実施形態では押さえ部材74の下側に環状ゴム部材76が取り付けられているので、把持爪67に掛かる負荷を軽減することができる。
次に、図11のフローチャートを参照して、抜取り動作の1回目の処理(S104)で行われている制御についてより詳細に説明する。
残糸除去装置29は、エアシリンダ51を制御して把持爪67を閉じた後に(S1041)、エアシリンダ40を制御して把持機構50の上昇を開始する(S1042)。次に、残糸除去装置29は、磁気センサ46がONになったか否かを判断する(S1043)。磁気センサ46がONになった場合、上述のように把持機構50の上昇を停止させる(S1044)。
一方、残糸除去装置29は、磁気センサ46がONになっていない場合、把持機構50を上昇させ始めてから所定時間が経過したか否かを判断する(S1045)。この所定時間は、ピストン41を上昇させ始めてから磁気センサ46に到達するまでの時間又はその近傍の時間が設定されている。
残糸除去装置29は、この所定時間が経過している場合、把持機構取付部材48又は把持機構50等が別の部材に噛み込んで上昇できないと判断し、把持機構50を若干量だけ下降させる(S1046)。これにより、噛込みを自動的に解消することができる。また、エアシリンダ40の内部が極端に低圧になることを防止できるので、噛込みが解消された瞬間にピストンロッド42が速い速度で上昇することを防止できる。なお、上記の制御は、S104の処理だけでなく、センサの検出結果に基づいて把持機構50を停止させる処理であれば、他の処理においても行うことができる。
以上に説明したように、本実施形態の残糸除去システム10は、把持爪67と、エアシリンダ40と、動作制御部3cと、を備える。把持爪67は、給糸ボビン5を把持する。エアシリンダ40は、把持爪67が給糸ボビン5を把持した状態で、当該把持爪67を給糸ボビン5の長手方向に沿って移動させることで残糸5bを除去する。動作制御部3cは、エアシリンダ40を制御して、把持爪67を移動させるとともに、センサ非検出位置で把持爪67を停止させることができる。
これにより、センサを増やすことなく把持爪67を様々な位置で停止させることができるので、糸の種類及び残糸量等に応じて把持爪67の移動量を変更することで、給糸ボビン5の残糸5bを確実に除去することができる。また、動力源としてシリンダを用いることで、モータを用いる場合と比較して、低コストで十分な動力を発生させることができる。
また、本実施形態の残糸除去システム10では、エアシリンダ40を駆動する時間に基づいて、センサ非検出位置で把持爪67を停止させる。
これにより、簡単な制御で把持爪67をセンサ非検出位置で停止させることができる。
また、本実施形態の残糸除去システム10は、少なくとも把持爪67の移動量に関するパラメータ(駆動する時間)の変更を受付可能な入力部3fを備える。
これにより、例えば糸の種類等を考慮して、オペレータが把持爪67の移動量を指示することができる。
また、本実施形態の残糸除去システム10では、抜取り動作を複数回行うことで、給糸ボビン5の残糸5bを除去する。入力部3fは、抜取り動作の回数及び/又は駆動時間の変更を受付可能である。
これにより、糸の種類及び残糸量等に基づいて抜取り動作の回数及び/又は駆動時間を変更することで、給糸ボビン5の残糸5bをより確実に除去することができる。
また、本実施形態の残糸除去システム10は、把持爪67が所定位置にあることを検出する磁気センサ46を備える。動作制御部3cは、1回目の抜取り動作において、磁気センサ46の検出結果に基づいて、把持爪67を停止させる。
これにより、把持爪67が移動するようにエアシリンダ40が駆動されたにもかかわらず把持爪67が移動しない事態(把持爪の噛込み等)を即座に検出することができる。
また、本実施形態の残糸除去システム10では、抜取り動作の後に磁気センサ46が把持爪67を検出しない場合に、把持爪67を抜取り動作の移動方向の反対側に移動させる。
これにより、把持爪67の噛込みを自動的に解消することができるとともに、エアシリンダ40内が極端な低圧又は高圧になることを防止できる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記の実施形態では、1回目の抜取り動作を行う場合において、磁気センサ46の検出結果に基づいて把持機構50を停止させたが、センサを用いずにエアシリンダ40を動作する時間等に基づいて把持機構50を停止させても良い。この場合、磁気センサ46を省略することができる。同様に、磁気センサ45及び磁気センサ47を省略することもできる。
上記の実施形態では、磁石を用いてピストン41の位置を検出したが、別の方法を用いてピストン41の位置を検出しても良い。例えば磁石43の代わりに投光部を設け、磁気センサ45,46,47の代わりに受光部を設け、受光部が投光部から光を受光したか否かに基づいて、ピストン41の位置を検出しても良い。また、磁石又は投光部等が設けられる位置はピストン41に限られず、エアシリンダ40の駆動に伴って移動する部分であれば任意の位置に設けることができる。
上記の実施形態では、抜取り動作の回数等の設定は、機台制御装置3bに設けられた入力部3fを用いて行う構成であるが、入力部3fは、別の装置(例えば残糸除去装置29)に設けられていても良い。また、入力部3fに設定された内容に基づいて残糸除去装置29を制御する動作制御部は、残糸除去装置29に設けられていても良い。
上記の実施形態では、オペレータが入力部3fを用いて抜取り動作の回数等を設定するが、機台制御装置3bに設定された内容及びセンサが検出した内容に基づいて、自動的に抜取り動作の回数等を変更しても良い。
上記の実施形態では、空気を供給することでピストンロッドを移動させるエアシリンダを用いたが、別の流体(例えば作動油)を供給することでピストンロッドを移動させる構成のシリンダであっても良い。
上記の実施形態では、エアシリンダ40を駆動する時間に基づいて把持機構50の上昇量を制御したが、エアシリンダ40に供給する空気の供給量に基づいて上昇量を制御しても良い。
上記の実施形態で説明したボビン準備システム2の経路及び配置される装置は一例であり、適宜変更することができる。例えば、糸量検出装置21、糸端準備装置22、及び切替装置23を2つずつ備える構成であっても良い。
1 精紡機
2 ボビン準備システム
3 自動ワインダ
3b 機台制御装置
3c 動作制御部
3f 入力部
6 搬送トレイ
10 残糸除去システム
29 残糸除去装置
40 エアシリンダ(シリンダ)
45 磁気センサ
46 磁気センサ(位置検出センサ)
47 磁気センサ
50 把持機構
67 把持爪
100 精紡ワインダ
2 ボビン準備システム
3 自動ワインダ
3b 機台制御装置
3c 動作制御部
3f 入力部
6 搬送トレイ
10 残糸除去システム
29 残糸除去装置
40 エアシリンダ(シリンダ)
45 磁気センサ
46 磁気センサ(位置検出センサ)
47 磁気センサ
50 把持機構
67 把持爪
100 精紡ワインダ
Claims (7)
- 給糸ボビンの残糸を除去する残糸除去システムにおいて、
前記給糸ボビンを把持する把持爪と、
前記把持爪が前記給糸ボビンを把持した状態で、当該把持爪を前記給糸ボビンの長手方向に沿って移動させることで残糸を除去するシリンダと、
前記シリンダを制御して、前記把持爪を移動させるとともに、センサ非検出位置で前記把持爪を停止させることができる動作制御部と、
を備えることを特徴とする残糸除去システム。 - 請求項1に記載の残糸除去システムであって、
前記動作制御部は、前記シリンダを駆動する時間に基づいて、センサ非検出位置で前記把持爪を停止させることを特徴とする残糸除去システム。 - 請求項1又は2に記載の残糸除去システムであって、
少なくとも前記把持爪の移動量に関するパラメータの変更を受付可能な入力部を備えることを特徴とする残糸除去システム。 - 請求項3に記載の残糸除去システムであって、
前記動作制御部は、前記給糸ボビンの一側の端部近傍から長手方向に沿って前記把持爪を移動させる抜取り動作を複数回行うことで、前記給糸ボビンの残糸を除去し、
前記入力部は、前記抜取り動作の回数及び/又は駆動時間の変更を受付可能であることを特徴とする残糸除去システム。 - 請求項4に記載の残糸除去システムであって、
前記把持爪が所定位置にあることを検出する位置検出センサを備え、
前記動作制御部は、1回目の前記抜取り動作において、前記位置検出センサの検出結果に基づいて、前記把持爪を停止させることを特徴とする残糸除去システム。 - 請求項5に記載の残糸除去システムであって、
前記動作制御部は、前記抜取り動作の後に前記位置検出センサが前記把持爪を検出しない場合に、前記把持爪を前記抜取り動作の移動方向の反対側に移動させることを特徴とする残糸除去システム。 - 給糸ボビンの残糸を引っ掛けるための把持爪と、
前記把持爪が前記給糸ボビンの残糸を引っ掛けた状態で、当該把持爪を前記給糸ボビンの長手方向に沿って移動させるシリンダと、
前記シリンダを制御して、前記把持爪を移動させるとともに、センサ非検出位置で前記把持爪を停止させることができる動作制御部と、
を備えることを特徴とする残糸除去装置。
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