JP2016101948A - ヒンジキャップ付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な構造を有することなく、蓋体のヒンジ部回りの回動の規制が意図せず解除されるのを抑制する。【解決手段】容器10は、容器本体20と、容器本体20の口部21に容器軸O回りに回転自在に装着されたキャップ本体32、およびキャップ本体32にヒンジ部34を介して開閉自在に連結された蓋体33を有するヒンジキャップ30と、を備え、蓋体33には、蓋体33から下方に延び下端部がキャップ本体32内に挿通された脚部40が設けられ、ヒンジキャップ30は、口部21に対して容器軸O回りに回転することで、脚部40の下端部が、口部21とキャップ本体32とに挟み込まれる規制位置と、脚部40の下端部が、口部21の表面上に設けられた許容空間に隣接する許容位置と、の間を移動する。【選択図】図1

Description

本発明は、ヒンジキャップ付き容器に関する。
従来から、例えば下記特許文献1記載のヒンジキャップが知られている。ヒンジキャップは、容器本体の口部に装着されたキャップ本体と、キャップ本体にヒンジ部を介して開閉自在に連結された蓋体と、を備えている。蓋体には、内側凸部を有し蓋体の外側壁に沿いスライド可能なノブが設けられている。キャップ本体には、ノブのスライドにて内側凸部と係合することで、蓋体がヒンジ部回りに回動することを阻止する凹部が設けられている。
特開2003−63553号公報
しかしながら、前記従来のヒンジキャップでは、ノブに意図しない外力が加えられてノブがスライドすると、蓋体のヒンジ部回りの回動の規制が不意に解除されるおそれがある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、複雑な構造を有することなく、蓋体のヒンジ部回りの回動の規制が意図せず解除されるのを抑制することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るヒンジキャップ付き容器は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に容器軸回りに回転自在に装着されたキャップ本体、および前記キャップ本体にヒンジ部を介して開閉自在に連結された蓋体を有するヒンジキャップと、を備え、前記蓋体には、前記蓋体から下方に延び下端部が前記キャップ本体内に挿通された脚部が設けられ、前記ヒンジキャップは、前記口部に対して容器軸回りに回転することで、前記脚部の下端部が、前記口部と前記キャップ本体とに挟み込まれる規制位置と、前記脚部の下端部が、前記口部の表面上に設けられた許容空間に隣接する許容位置と、の間を移動することを特徴とする。
この場合、ヒンジキャップが規制位置に位置するときには、脚部の下端部が、容器本体の口部とキャップ本体とに挟み込まれている。したがって、蓋体をヒンジ部回りに回動させようとしても、脚部の変形が、容器本体の口部とキャップ本体とにより拘束され、蓋体の回動が規制される。
容器本体内の内容物を使用するときには、ヒンジキャップを口部に対して容器軸回りに回転させてヒンジキャップを許容位置に移動させ、脚部の下端部を許容空間に隣接させる。このとき、蓋体をヒンジ部回りに回動させようとすると、脚部の下端部が許容空間内に向けて変位することで、脚部の変形が許容されて脚部の下端部が挿通孔から抜け出し、蓋体の回動が許容される。
以上より、このヒンジキャップ付き容器では、前記従来技術のようなノブを移動させるのではなく、ヒンジキャップそのものを回転させることで、蓋体のヒンジ部回りの回動の規制およびその解除を切り替えることができる。これにより、複雑な構造を有することなく、蓋体のヒンジ部回りの回動の規制が意図せず解除されるのを抑制することができる。
前記脚部は、前記蓋体において、容器軸を間に挟んで前記ヒンジ部の反対側に位置する前側部分に配置されていてもよい。
この場合、脚部が、蓋体の前側部分に配置されているので、ヒンジキャップが規制位置に位置するときに、蓋体の回動を、蓋体の前側部分において規制することができる。これにより、蓋体において、容器軸を間に挟んだ両側に位置する部分をキャップ本体に固定することが可能になり、蓋体の回動を確実に規制することができる。
前記脚部の下端部は、前記口部の外周面と前記キャップ本体の内周面との間に設けられた環状空間内に配置されていてもよい。
この場合、脚部の下端部が、環状空間内に配置されているので、ヒンジキャップが容器本体の口部に対して回転するときに、脚部の下端部が口部の外周面に意図せず引っ掛かりヒンジキャップの回転が規制されるのを抑えることが可能になり、操作性を向上させることができる。
前記口部と前記ヒンジキャップとの間には、互いに係止することで、前記口部に対する前記ヒンジキャップの回動を前記規制位置と前記許容位置との間に制限する係止部が設けられていてもよい。
この場合、容器本体の口部とヒンジキャップとの間に係止部が設けられているので、ヒンジキャップを口部に対して係止部が係止するまで回転させることで、ヒンジキャップの回転量を気にすることなく、ヒンジキャップを規制位置と許容位置との間で移動させることが可能になり、操作性を向上させることができる。
前記キャップ本体は、前記口部に螺着され、前記許容空間は、前記規制位置の前記ヒンジキャップが前記口部に対して容器軸回りの緩み側に回転して上昇移動することで、前記口部の上端面上に形成されてもよい。
この場合、規制位置のヒンジキャップが、容器本体の口部に対して容器軸回りの緩み側に回転して上昇移動することで、許容空間が、口部の上端面上に形成される。したがって、例えば、口部の表面上に許容空間となる窪みを特別に加工することなく、許容空間を形成することが可能になり、容器本体の構造の簡素化を図ること等ができる。
前記許容空間は、前記口部の外周面に溝状に形成されていてもよい。
この場合、許容空間が、容器本体の口部の外周面に溝状に形成されている。したがって、例えば、ヒンジキャップを規制位置から許容位置に移動させるときに、ヒンジキャップを上下方向に変位させることなく、脚部の下端部を許容空間に隣接させることが可能になり、操作性を向上させること等ができる。
本発明によれば、複雑な構造を有することなく、蓋体のヒンジ部回りの回動の規制が意図せず解除されるのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るヒンジキャップ付き容器の縦断面図である。 図1に示すヒンジキャップ付き容器の縦断面図であって、脚部の下端部を含む拡大図である。 図1に示すヒンジキャップ付き容器の縦断面図であって、ヒンジキャップが許容位置に位置する状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るヒンジキャップ付き容器の縦断面図である。 図4に示すヒンジキャップ付き容器の縦断面図であって、ヒンジキャップが許容位置に位置する状態を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るヒンジキャップ付き容器の縦断面図である。 図6に示すA−A断面矢視図である。 図7に示すB−B断面矢視図である。 図6に示すヒンジキャップ付き容器の縦断面図であって、ヒンジキャップが許容位置に位置する状態を示す図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係るヒンジキャップ付き容器10を、図1から図3を参照して説明する。
図1および図2に示すように、ヒンジキャップ付き容器10は、内容物が収容される容器本体20と、容器本体20の口部21に装着されたヒンジキャップ30と、を備えている。本実施形態に係るヒンジキャップ付き容器10は、内部に収容された内容物を吐出する吐出容器として好適に使用することが可能である。
ここで、容器本体20は有底筒状に形成されるとともに、ヒンジキャップ30は有頂筒状に形成され、容器本体20およびヒンジキャップ30の各中心軸線は共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿う方向を上下方向という。上下方向に沿って容器本体20の底部側を下側といい、容器本体20の口部21側を上側という。ヒンジキャップ付き容器10を上下方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向(容器軸O回りに沿う方向)を周方向という。
容器本体20の口部21の上端部の外周面には、小径部22が形成されている。小径部22は、口部21の外周面において小径部22よりも下側に位置する大径部23よりも小径に形成されている。大径部23には、雄ねじが形成されている。
ヒンジキャップ30は、天壁部32aに、容器本体20内に連通する連通孔31(吐出孔)が形成された有頂筒状のキャップ本体32と、連通孔31を開閉する有頂筒状の蓋体33と、を備えている。
なお蓋体33は、ヒンジ部34を介してキャップ本体32に開閉自在に連結されており、蓋体33がキャップ本体32に対してヒンジ部34回りに回動することで、連通孔31が開閉される。以下、前記平面視において、容器軸Oに直交しヒンジ部34を通過する仮想軸に沿う方向を前後方向という。前後方向に沿ってヒンジ部34側を後側といい、容器軸O側(反ヒンジ部側)を前側という。
キャップ本体32は、容器本体20の口部21に容器軸O回りに回転自在に装着され、キャップ本体32の周壁部32bは、口部21を径方向の外側から覆っている。本実施形態では、キャップ本体32は、口部21に螺着されていて、キャップ本体32の周壁部32bの内周面には、前記雄ねじに対応する雌ねじが形成されている。周壁部32bの内周面と口部21の外周面との間には、環状空間S1が設けられている。環状空間S1は、周壁部32bの内周面と口部21の小径部22との間に設けられ、容器軸Oと同軸に配置されている。
キャップ本体32には、吐出筒35と、シール筒36と、挿通孔37と、が設けられている。吐出筒35は、キャップ本体32の天壁部32aから上方に向けて突出し、容器軸Oと同軸に配置されている。吐出筒35内は、容器本体20内に連通していて、吐出筒35の内部が前記連通孔31となっている。シール筒36は、天壁部32aから下方に向けて突出している。シール筒36は、容器本体20の口部21内に上下摺動自在に嵌合されている。挿通孔37は、天壁部32aにおいて前側に位置する前側部分に配置され、天壁部32aを上下方向に貫通している。挿通孔37は、環状空間S1内に開口している。
蓋体33には、シール部38と、操作片39と、脚部40と、が設けられている。
シール部38は、蓋体33から下方に延び、連通孔31内(吐出筒35内)に着脱可能に嵌合されている。シール部38は、容器軸Oと同軸に配置され、下側に向けて開口する筒状に形成されている。操作片39は、蓋体33において、容器軸Oを間に挟んでヒンジ部34の反対側に位置する前側部分に配置されている。操作片39は、蓋体33の外周面から前方に突出している。
脚部40は、蓋体33から下方に延び、キャップ本体32の挿通孔37に挿通されている。脚部40は、蓋体33の前側部分に配置されている。脚部40は、蓋体33の頂壁部から下方に延びて挿通孔37に挿通されていて、挿通孔37内において脚部40の後側に位置する部分には、遊び隙間S2が設けられている。脚部40の下端部は、挿通孔37を通して環状空間S1内に挿通されている。脚部40の下端は、シール部38および操作片39よりも下方に位置している。
図2に示すように、脚部40とキャップ本体32との間には、脚部40が挿通孔37から意図せず抜け出ることを規制する抜け止め部41が設けられている。抜け止め部41は、脚部40およびキャップ本体32に各別に設けられ、互いに乗り越え可能に係止することで、脚部40の挿通孔37からの意図せぬ抜け出しを規制している。抜け止め部41は、脚部40から前側に突出する第1抜け止め部41aと、挿通孔37の内周面から後側に突出する第2抜け止め部41bと、を備えている。
そして本実施形態では、ヒンジキャップ30は、容器本体20の口部21に対して容器軸O回りに回転することで、図1に示すような規制位置と、図3に示すような許容位置と、の間を移動する。
図1に示すように、ヒンジキャップ30が規制位置に位置するときには、脚部40の下端部は、容器本体20の口部21とキャップ本体32の周壁部32bとの間に前後方向に挟み込まれている。このとき、キャップ本体32の天壁部32aの下面は、口部21の上端面に当接している。
図3に示すように、ヒンジキャップ30が許容位置に位置するときには、脚部40の下端部が、容器本体20の口部21の表面上に設けられた許容空間S3に前後方向に隣接している。本実施形態では、規制位置のヒンジキャップ30が、容器本体20の口部21に対して容器軸O回りの緩み側に回転して上昇移動することで、許容空間S3が、口部21の上端面上(図示の例では、口部21の上端面と天壁部32aの下面との間)に形成される。脚部40の下端部は、許容空間S3に対して前方から隣接している。許容空間S3は、脚部40よりも前後方向に大きい。
以上説明したように、本実施形態に係るヒンジキャップ付き容器10によれば、ヒンジキャップ30が規制位置に位置するときには、脚部40の下端部が、容器本体20の口部21とキャップ本体32の周壁部32bとの間に前後方向に挟み込まれている。したがって、蓋体33をヒンジ部34回りに回動させようとしても、脚部40の前後方向への変形が、容器本体20の口部21とキャップ本体32の周壁部32bとにより拘束され、蓋体33の回動が規制される。
容器本体20内の内容物を使用するときには、ヒンジキャップ30を口部21に対して容器軸O回りに回転させてヒンジキャップ30を許容位置に移動させ、脚部40の下端部を許容空間S3に隣接させる。このとき、蓋体33をヒンジ部34回りに回動させようとすると、脚部40の下端部が許容空間S3内に向けて前後方向に変位することで、脚部40の前後方向への変形が許容されて脚部40の下端部が挿通孔37から抜け出し、蓋体33の回動が許容される。
以上より、このヒンジキャップ付き容器10では、前記従来技術のようなノブを移動させるのではなく、ヒンジキャップ30そのものを回転させることで、蓋体33のヒンジ部34回りの回動の規制およびその解除を切り替えることができる。これにより、複雑な構造を有することなく、蓋体33のヒンジ部34回りの回動の規制が意図せず解除されるのを抑制することができる。
また脚部40が、蓋体33の前側部分に配置されているので、ヒンジキャップ30が規制位置に位置するときに、蓋体33の回動を、蓋体33の前側部分において規制することができる。これにより、蓋体33において、容器軸Oを前後方向に挟んだ両側に位置する部分をキャップ本体32に固定することが可能になり、蓋体33の回動を確実に規制することができる。
また脚部40の下端部が、環状空間S1内に配置されているので、ヒンジキャップ30が容器本体20の口部21に対して回転するときに、脚部40の下端部が口部21の外周面に意図せず引っ掛かりヒンジキャップ30の回転が規制されるのを抑えることが可能になり、操作性を向上させることができる。
また規制位置のヒンジキャップ30が、容器本体20の口部21に対して容器軸O回りの緩み側に回転して上昇移動することで、許容空間S3が、口部21の上端面上に形成される。したがって、例えば、口部21の表面上に許容空間S3となる窪みを特別に加工することなく、許容空間S3を形成することが可能になり、容器本体20の構造の簡素化を図ること等ができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るヒンジキャップ付き容器50を、図4および図5を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態に係るヒンジキャップ付き容器50では、図4および図5に示すように、容器本体20のうち、口部21の上端部と、それ以外の部分と、が別体に形成されていて、容器本体20は、口部21の上端部を形成する口部材51と、容器本体20のうち、口部21の上端部以外の部分を形成する基部材52と、が組み合わされてなる。基部材52は、有底筒状に形成されている。口部材51は、基部材52の開口端部に嵌合する筒状に形成されている。
また本実施形態では、キャップ本体32の吐出筒35内を連通孔31とするのに代えて、キャップ本体32の天壁部32aにおいて、シール筒36の内側に位置する部分の全域にわたって連通孔31を形成している。その結果、連通孔31の開口面積が確保され、容器本体20内の内容物をとり出し易くなっている。
以上のような本実施形態に係るヒンジキャップ付き容器50は、内部に収容されたクリーム状(ゲル状、半固形状)の内容物や、ガムや錠剤、カプセルなどの固形粒状の内容物を取り出す容器として好適に使用することが可能である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るヒンジキャップ付き容器60を、図6から図9を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態に係るヒンジキャップ付き容器60では、図6から図9に示すように、ヒンジキャップ30のキャップ本体32が容器本体20の口部21に螺着されているのに代えて、キャップ本体32が口部21に、容器軸O回りに回転可能にかつ上下動不能に嵌合されている。図示の例では、キャップ本体32が口部21の大径部23にアンダーカット嵌合されることで、キャップ本体32が口部21に対して上下動不能に嵌合されている。
また本実施形態では、図7および図9に示すように、許容空間S3は、容器本体20の口部21の外周面に溝状に形成されている。許容空間S3は、口部21の上端部である小径部22に周方向の延びる溝状に形成されている。許容空間S3は、口部21の上端面に開口しており、キャップ本体32の天壁部32aの下面により上方から覆われている。許容空間S3の径方向の大きさ(深さ)は、蓋体33の脚部40の下端部の径方向の大きさよりも小さい。
図7に示すように、脚部40は、ヒンジキャップ30が規制位置に位置するときに、許容空間S3に対して周方向にずらされ、ヒンジキャップ30が許容位置に位置するときに、許容空間S3と周方向に同等の位置に配置される。なお図7では、ヒンジキャップ30が許容位置に位置するときの脚部40を2点鎖線で示している。
さらに本実施形態では、図7および図8に示すように、容器本体20の口部21とヒンジキャップ30との間には、係止部61が設けられている。係止部61は、互いに係止することで、口部21に対するヒンジキャップ30の回動を規制位置と許容位置との間に制限する。係止部61は、口部21の外周面に設けられた溝状の第1係止部62と、キャップ本体32の内周面に設けられた突起状の第2係止部63と、を備えている。
図7および図8に示すように、第1係止部62は、口部21の大径部23に周方向の延びる溝状に形成されている。第1係止部62は、上方に向けて開口している。第1係止部62の周方向の大きさは、許容空間S3の周方向の大きさよりも大きい。
第2係止部63は、第1係止部62の上端開口部から第1係止部62内に挿入されたものであり、第1係止部62内に周方向に移動可能に配置されている。図7に示すように、第2係止部63は、ヒンジキャップ30が規制位置に位置するときに、第1係止部62において周方向を向く両側壁面のうちの一方である第1側壁面64に係止される。第2係止部63は、ヒンジキャップ30が許容位置に位置するときに、第1係止部62において周方向を向く両側壁面のうちの他方である第2側壁面65に係止される。なお図7では、ヒンジキャップ30が許容位置に位置するときの第2係止部63を2点鎖線で示している。
以上説明したように、本実施形態に係るヒンジキャップ付き容器60によれば、許容空間S3が、容器本体20の口部21の外周面に溝状に形成されている。したがって、例えば、ヒンジキャップ30を規制位置から許容位置に移動させるときに、ヒンジキャップ30を上下方向に変位させることなく、脚部40の下端部を許容空間S3に隣接させることが可能になり、操作性を向上させること等ができる。
また、容器本体20の口部21とヒンジキャップ30との間に係止部61が設けられているので、ヒンジキャップ30を口部21に対して係止部61が係止するまで回転させることで、ヒンジキャップ30の回転量を気にすることなく、ヒンジキャップ30を規制位置と許容位置との間で移動させることが可能になり、操作性を向上させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、操作片39はなくてもよい。
前記実施形態では、ヒンジキャップ30のキャップ本体32が、天壁部32aに連通孔31が形成された有頂筒状に形成され、蓋体33が連通孔31を開閉しているが、本発明はこれに限られない。例えば、キャップ本体32を、上方に向けて容器本体20の口部21を露出させる筒状に形成し、蓋体33に口部21を開閉させる構成を採用することも可能である。
このような構成として、例えば前記実施形態において、キャップ本体32の天壁部32aを除去した構成を採用することが可能である。
また前記第1実施形態において、天壁部32aを除去した上で、この天壁部32aの形状に相当する部材を、前記第2、第3実施形態に示したような容器本体20の口部材51とし、前記第1実施形態における容器本体20の全体を、前記第2、第3実施形態に示したような容器本体20の基部材52とすることも可能である。この場合、環状空間S1を、キャップ本体32と口部材51との間を通して上方に向けて開口させ、脚部40を直接、環状空間S1内に進入させることができる。また許容位置において、許容空間S3を、口部材51の上端面上に形成することが可能である。なおこの場合、口部材51に設けられるシール筒36により、口部材51と基部材52との間のシール性を好適に確保することができる。
前記実施形態では、脚部40は、蓋体33の前側部分、つまり蓋体33において、容器軸Oを間に挟んでヒンジ部34の反対側に位置する部分に配置されているが、本発明はこれに限られない。例えば、脚部40を周方向に一対設け、ヒンジキャップ30を上下方向から見た平面視において、一対の脚部40と、ヒンジ部34と、が正三角形の頂点を構成するように配置してもよい。
前記実施形態では、脚部40は、蓋体33の頂壁部に設けられているが、蓋体33の周壁部に設けられてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10、50、60 ヒンジキャップ付き容器
20 容器本体
21 口部
30 ヒンジキャップ
31 連通孔
32 キャップ本体
32a 天壁部
32b 周壁部
33 蓋体
34 ヒンジ部
37 挿通孔
40 脚部
61 係止部
O 容器軸
S1 環状空間
S3 許容空間

Claims (6)

  1. 内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に容器軸回りに回転自在に装着されたキャップ本体、および前記キャップ本体にヒンジ部を介して開閉自在に連結された蓋体を有するヒンジキャップと、を備え、
    前記蓋体には、前記蓋体から下方に延び下端部が前記キャップ本体内に挿通された脚部が設けられ、
    前記ヒンジキャップは、前記口部に対して容器軸回りに回転することで、前記脚部の下端部が、前記口部と前記キャップ本体とに挟み込まれる規制位置と、前記脚部の下端部が、前記口部の表面上に設けられた許容空間に隣接する許容位置と、の間を移動することを特徴とするヒンジキャップ付き容器。
  2. 前記脚部は、前記蓋体において、容器軸を間に挟んで前記ヒンジ部の反対側に位置する前側部分に配置されていることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ付き容器。
  3. 前記脚部の下端部は、前記口部の外周面と前記キャップ本体の内周面との間に設けられた環状空間内に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ付き容器。
  4. 前記口部と前記ヒンジキャップとの間には、互いに係止することで、前記口部に対する前記ヒンジキャップの回動を前記規制位置と前記許容位置との間に制限する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のヒンジキャップ付き容器。
  5. 前記キャップ本体は、前記口部に螺着され、
    前記許容空間は、前記規制位置の前記ヒンジキャップが前記口部に対して容器軸回りの緩み側に回転して上昇移動することで、前記口部の上端面上に形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のヒンジキャップ付き容器。
  6. 前記許容空間は、前記口部の外周面に溝状に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のヒンジキャップ付き容器。
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