JP2016100844A - 受信装置、受信方法、及びプログラム - Google Patents

受信装置、受信方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】階層符号化されたコンテンツを高い精細度で表示することができる受信装置、受信方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】受信装置10は、コンテンツを階層化により分離した後の複数の差分情報のうち、少なくとも1つの差分情報を含む放送波を受信する放送受信部11と、ネットワークに接続する他の装置と通信する通信部12と、複数の差分情報のうち、放送波に含まれない少なくとも1つの差分情報を、通信部12が受信可能か否かを判定するネットワーク接続判定部176とを備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、受信装置、受信方法、及びプログラムに関する。
近年、高精細度テレビジョン放送(HDTV、High-Definition Television)を超える飛躍的な高画質化に資する映像技術等の研究開発や国際標準化が急速に進展しており、4K・8Kに対応した超高精細度テレビジョン放送(UHDTV、Ultra High-Definition Television)の実現が期待されている。具体的には、一般社団法人電波産業会(ARIB、Association of Radio Industries and Business)は、超高精細度テレビジョン放送の規格化を進めている。例えば、非特許文献1において、HEVC(High Efficiency Video Coding)規格が規定する方法による時間方向階層符号化について記載されている。
図12は、非特許文献1における時間方向階層符号化ビットストリームの復号処理の概要を示す図である。この図に示される例において、120Hz対応受信装置は、分離伝送される60Hz復号表示用サブビットストリーム(以下、「60/Pサブビットストリーム」と称する。)と120Hz復号表示用サブセット(以下、「120/Pサブセット」と称する。)とを合成した後、120/Pビットストリームとして復号し、120Hzの復号画像を出力する。これに対して、60Hz対応受信装置では、60/Pサブビットストリームのみを抽出して復号し、60Hzの復号画像を出力することができる。また、超高精細度テレビジョン放送では、60/Pサブビットストリームを放送波により伝送し、120/Pサブセットをネットワーク(通信路)により伝送することも可能となる。
「デジタル放送における映像符号化、音声符号化及び多重化方式 標準規格 VIDEO CODING, AUDIO CODING AND MULTIPLEXING SPECIFICATIONS FOR DIGITAL BROADCASTING ARIB STD-B32 3.0版」,平成26年(2014年)7月31日,社団法人電波産業会
ところで、120Hz対応受信装置がネットワークに接続されていない場合、受信装置は、60/Pサブビットストリームのみを抽出して復号し、60Hzの復号画像を出力する。しかしながら、この場合、受信装置は、60Hzの復号画像を表示するため、視聴者は、120Hzの復号画像が表示されていないことを認識することができない恐れがある。つまり、受信装置は、視聴者によるネットワークとの接続の不備などにより、階層符号化されたコンテンツを高い精細度で表示できない可能性がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、階層符号化されたコンテンツを高い精細度で表示することができる受信装置、受信方法、及びプログラムを提供する。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、コンテンツを階層化により分離した後の複数の差分情報のうち、少なくとも1つの差分情報を含む放送波を受信する放送受信部と、ネットワークに接続する他の装置と通信する通信部と、複数の前記差分情報のうち、前記放送波に含まれる差分情報とは異なる差分情報を、前記通信部が受信可能か否かを判定するネットワーク接続判定部と、である。
(2)また、本発明の一態様は、放送波を受信する放送受信部と、ネットワークに接続する他の装置と通信する通信部と、を備える受信装置における受信方法であって、前記受信装置が、コンテンツを階層化により分離した後の複数の差分情報のうち、少なくとも1つの差分情報を含む前記放送波を受信する放送受信過程と、前記受信装置が、複数の前記差分情報のうち、前記放送波に含まれる差分情報とは異なる差分情報を、前記通信部が受信可能か否かを判定するネットワーク接続判定過程と、を含むことを特徴とする受信方法である。
(3)また、本発明の一態様は、放送波を受信する放送受信部と、ネットワークに接続する他の装置と通信する通信部と、を備える受信装置のコンピュータに、コンテンツを階層化により分離した後の複数の差分情報のうち、少なくとも1つの差分情報を含む前記放送波を受信する放送受信ステップ、複数の前記差分情報のうち、前記放送波に含まれる差分情報とは異なる差分情報を、前記通信部が受信可能か否かを判定するネットワーク接続判定ステップ、を含むことを特徴とするプログラムである。
本発明の実施形態によれば、階層符号化されたコンテンツを高い精細度で表示することができる。
本発明の実施形態に係る放送システムの概略構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る時間方向階層符号化ビットストリームの伝送の概要を示す図である。 同実施形態に係るMMTパッケージテーブルのデータ構造を示す概略図である。 同実施形態に係るロケーション情報のデータ構造を示す概略図である。 同実施形態に係るMH−HEVCビデオ記述子のデータ構造を示す概略図である。 同実施形態に係る映像コンポーネント記述子のデータ構造を示す概略図である。 同実施形態に係る依存関係記述子のデータ構造を示す概略図である。 同実施形態に係る受信装置の概略機能構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る受信装置による処理の流れの一例を示すフローチャートである。 同実施形態に係る受信装置による階層符号化判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 同実施形態に係る受信装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 従来の受信装置に係る時間方向階層符号化ビットストリームの復号処理の概要を示す図である。
(第1の実施形態)
[放送システムの概要]
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る放送システム1の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る放送システム1は、階層符号化されたコンテンツを送受信するシステムである。ここで、コンテンツとは、映像(動画像)、静止画像、音声、テキストなどにより構成され、受信装置10により再生される情報である。以下では、一例として、コンテンツが、フレーム周波数が120Hzであり、解像度が8K(4320p、7680×4320)であるテレビ番組(以下、単に「番組」と称する。)である場合について説明する。また、以下では、一例として、階層符号化が、HEVC技術により行われる時間階層符号化である場合について説明する。また、以下では、一例として、放送システム1がメディアトランスポート方式としてMMT(MPEG Media Transport)方式を用いる場合について説明する。つまり、放送システム1は、時間方向階層符号化された番組をMMT方式により送受信するシステムである。
[放送システムの構成]
次に、放送システム1の構成について説明する。
放送システム1は、受信装置10と、放送側送信装置20と、通信側送信装置30とを含んで構成される。また、受信装置10と通信側送信装置30とは、ネットワークNWに接続されており、双方向の通信を行うことができる。
ネットワークNWは、例えば、公衆無線通信網(PLMN、Public Land Mobile Network)、PHS(Personal Handy-phone System)網、VPN(Virtual Private Network)、専用通信回線、広域通信網(WAN、Wide Area Network)、構内通信網(LAN、Local Area Network)などのいずれか、又は、これらの組み合わせにより構成される情報通信網である。ネットワークNWによる情報の伝送形態は、無線、有線、又はそれらの組み合わせである。以下では、ネットワークNWを介した双方向の情報の送受信を、単に「通信」と称する。これに対し、放送側送信装置20から受信装置10への一方向の情報の送信を「放送」と称し、上述の「通信」と区別する。
なお、放送システム1において、受信装置10と、放送側送信装置20と、通信側送信装置30とは、それぞれ複数存在しうる。しかし、以下では説明を簡潔にするため、放送システム1において、受信装置10と、放送側送信装置20と、通信側送信装置30とが、それぞれ1つずつ含まれる場合について説明する。
放送システム1に含まれる装置のうち、放送側送信装置20と、通信側送信装置30とは、同一の放送事業者により管理される。そして、放送側送信装置20と、通信側送信装置30とは、ある1つの番組が時間方向階層符号化により複数に分離された後の差分情報を、それぞれ伝送する。以下では、一例として、ある1つの番組が60/Pサブビットストリームと120/Pサブセットとの2つに分離される場合について説明する。つまり、60/Pサブビットストリームと120/Pサブセットとは、差分情報の一例である。60/Pサブビットストリームと120/Pサブセットとは、アセットの単位で伝送される。換言すると、アセットとは、MMT方式におけるデータ単位の1つである。
放送側送信装置20は、60/Pサブビットストリームi1と番組情報i2とを含む放送波を送出することができる。放送側送信装置20から送信された放送波は、地上波を用いるか、又はケーブルのような有線伝送路を介するか、又は放送衛星BSを介して受信装置10に伝送される。以下では、放送波が放送衛星BSを介して伝送される場合を例にして説明をする。
ここで、番組情報(伝送制御信号)i2とは、番組の詳細を示す情報である。また、番組情報i2とは、具体的には、MMT方式におけるMMT−SIである。ここで、MMT−SIには、例えば、アセットのリストやアセットのネットワーク上の位置など、パッケージを構成する情報を与えるMPT(MMTパッケージテーブル)が含まれる。また、MPTには、アセットのロケーションを示すロケーション情報や依存関係にあるアセットを記述する依存関係記述子などが含まれる。
通信側送信装置30は、ネットワークNWを介して受信装置10と通信を行うサーバー装置などの電子機器である。通信側送信装置30は、120/Pサブセットを示す120/Pサブセットを受信装置10に送信する。
受信装置10は、番組を再生可能な電子機器である。以下では、一例として、受信装置10とは、テレビジョン受像機(テレビ)であるとして説明する。受信装置10は、放送(BS放送)により伝送される60/Pサブビットストリームと、通信(ネットワークNWを介する通信)により伝送される120/Pサブセットとを受信することができる。受信装置10は、60/Pサブビットストリームと120/Pサブセットとを受信すると、60/Pサブビットストリームが示す60/Pサブビットストリームと、120/Pサブセットが示す120/Pサブセットとを合成し、120/Pサブビットストリームを生成する。そして、受信装置10は、生成した120/Pサブビットストリームに基づいて、時間方向階層符号化が行われる前のフレーム周波数120Hzの番組を表示する。
また、本実施形態に係る受信装置10は、複数の差分情報のうち、ネットワークNWを介して伝送される差分情報を受信可能か否かを判定する機能を有する。これにより、受信装置10は、例えば、受信装置10とネットワークNWとの接続の不具合などにより120/Pサブセットを受信できない場合に、その旨をユーザに通知することができる。そして、通知を受けたユーザは、受信装置10とネットワークNWとの接続を見直すなどの対応を行うことができるため、受信装置10は、その番組表示能力を発揮することができる。
[時間方向階層符号化ビットストリームの伝送]
次に、図2を参照して、60/Pサブビットストリームと120/Pサブセットとの伝送の概要について説明する。
図2は、本実施形態に係る時間方向階層符号化ビットストリームの伝送の概要を示す図である。
まず、パッケージを構成する際、60/Pサブビットストリーム(60Hz復号表示用のHEVC時間方向サブビットストリーム)と120/Pサブセット(120Hz復号表示用サブセット)は別々のアセットとする。図2に示す例において、60/PサブビットストリームのアセットはアセットAである。また、120/PサブセットのアセットはアセットBである。別々のアセットであるため、アセットAとアセットBのアクセスユニットは、別々のパケット識別情報(パケットID)のMMTP(MMT Protocol)パケットで伝送される。また、120/Pサブセットのアクセスユニットを含むMPU(Media Procesing Unit)には、それらのアクセスユニットが属するGOP(Group Of Pictures)の60/Pサブビットストリームのアクセスユニットを含むMPUと同一のMPUシーケンス番号を付加する。ここで、MPUとは、映像信号や音声信号の処理における処理単位である。また、GOPとは、MPEG(Moving Picture Experts Group)において定められている動画を構成している最小の単位構造のことである。時間的に関係のあるMPUを同一のMPUシーケンス番号とすることで、受信装置10はこれらのアセットが同一のGOPに属するアクセスユニットを含むことを容易に識別することが可能となる。
図2に示す例において、アセットBの復号は、アセットAに依存する。具体的には、MPT(MPテーブル)において、アセットBの情報を記述する記述子領域に依存関係記述子を挿入し、依存先としてアセットAのアセットIDを記述する。また、アセットAとアセットBのいずれにもMPUタイムスタンプ記述子とMPU拡張タイムスタンプ記述子を付加する。MPUタイムスタンプ記述子は、MPU内において提示順序で最初のアクセスユニットの提示時刻をNTPタイムスタンプ形式で提供する。また、MPU拡張タイムスタンプ記述子は、MPUにおいて、復号順序で最初のアクセスユニットの復号時刻と提示順序で最初のアクセスユニットの提示時刻との差分値(mpu_decoding_time_offset)や、各アクセスユニットの復号時刻と提示時刻の差分値(dts_pts_offest)、さらに、同一MPU内における提示順序で直前のアクセスユニットの提示時刻と現在のアクセスユニットの提示時刻の差分値(pts_offset)を、タイムスケールを単位時間とする値で提供する。
アセットAとアセットBが伝送されるネットワーク及びパケットIDは、MPTのロケーション情報によりアセットごとに示される。
[MMTパッケージテーブル]
次に、MPTと、MPTに含まれる情報とについて説明する。なお、ここでは、説明を簡潔にするため、テーブルと、テーブルに含まれる情報とについての説明は、時間階層符号化に係る一部のテーブルについてのみに留めるが、放送システム1は、MMT方式に係る全てのメッセージ、テーブル、及び記述子などの情報を扱うことができる。
まず、MPTのデータ構造について説明する。
図3は、本実施形態に係るMPTのデータ構造を示す概略図である。
MPTは、ロケーション情報(MMT_general_location_info)と、アセット記述子領域(asset_descriptors_byte)とをアセットごとに含む。
ロケーション情報は、アセットのロケーション情報を示す。
アセット記述子領域は、アセットについての情報を記述する記述子を格納する領域である。
[ロケーション情報]
次に、ロケーション情報について説明する。
図4は、本実施形態に係るロケーション情報のデータ構造を示す概略図である。
ロケーション情報は、ロケーションタイプ(location_type)を含む。
ロケーションタイプは、ロケーション情報の種類を示す。具体的には、ロケーションタイプの値が「0x00」である場合は、そのロケーション情報を含むテーブルが伝送されるIPデータフローと同一のIPデータフローのMMTPパケットを示す。また、ロケーションタイプの値が「0x01」である場合は、IPv4データフローのMMTPパケットを示す。また、ロケーションタイプの値が「0x02」である場合は、IPv6データフローのMMTPパケットを示す。また、ロケーションタイプの値が「0x03」である場合は、MPEG−2TS(Moving Picture Experts Group-2 Transport Stream)の放送ネットワークのMPEG−2TSパケットを示す。また、ロケーションタイプの値が「0x04」である場合は、IPv6データフローのMPEG−2TSパケットを示す。また、ロケーションタイプの値が「0x05」である場合は、URLを示す。
[MH−HEVCビデオ記述子]
次に、MH−HEVCビデオ記述子について説明する。
MH−HEVCビデオ記述子は、ITU−T勧告H.265|ISO/IEC 23008−2の映像ストリーム(HEVCストリーム)の基本的な符号化パラメータを記述するために用いる。
図5は、本実施形態に係るMH−HEVCビデオ記述子のデータ構造を示す概略図である。
MH−HEVCビデオ記述子は、時間階層サブセットフラグ(temporal_layer_subset_
flag)を含む。
時間階層サブセットフラグは、時間階層サブセットの情報がこの記述子に含まれるか否かを示す。具体的には、時間方向階層符号化のサブセット及びサブビットストリームの情報を含む場合、時間階層サブセットフラグの値は「1」である。これに対し、時間方向階層符号化のサブセット及びサブビットストリームの情報を含まない場合、時間階層サブセットフラグの値は「0」である。
[映像コンポーネント記述子]
次に、映像コンポーネント記述子について説明する。
映像コンポーネント記述子は、映像コンポーネントに関するパラメータや説明を示し、エレメンタリストリームを文字形式で表現するためにも利用される。
図6は、本実施形態に係る映像コンポーネント記述子のデータ構造を示す概略図である。
映像コンポーネント記述子は、映像信号解像度(video_resolution)と、映像信号アスペクト比(video_aspect_ratio)と、映像スキャンフラグ(video_scan_flag)と、映像信号フレームレート(video_frame_rate)とを含む。
映像信号解像度は、映像信号の垂直方向の解像度を表す。具体的には、例えば、映像信号解像度の値が「6」である場合には、映像信号の垂直方向の解像度は2160p、すなわち、4Kである。また、例えば、映像信号解像度の値が「7」である場合には、映像信号の垂直方向の解像度は4320p、すなわち、8Kである。本実施形態において、番組は8Kであるため、映像信号解像度の値は「7」である。また、4Kの番組について時間方向階層符号化が行われる場合は、映像信号解像度の値は「6」である。
映像信号アスペクト比は、映像信号のアスペクト比を表す。具体的には、映像信号アスペクト比の値が「3」である場合には、アスペクト比はパンベクトルなしの「16:9」である。
映像スキャンフラグは、映像信号の走査方式を表す。具体的には、映像スキャンフラグの値が「0」である場合、映像信号はインターレース信号である。また、映像スキャンフラグの値が「1」である場合、映像信号はプログレッシブ信号である。
映像信号フレームレートは、映像信号のフレームレートを表す。具体的には、映像信号フレームレートの値が「7」である場合、映像信号のフレームレートは「50Hz」である。また、映像信号フレームレートの値が「8」である場合、映像信号のフレームレートは「60/1.001Hz」である。また、映像信号フレームレートの値が「10」である場合、映像信号のフレームレートは「100Hz」である。また、映像信号フレームレートの値が「11」である場合、映像信号のフレームレートは「120/1.001Hz」である。従って、60/Pサブビットストリームについての映像信号フレームレートの値は、「7」又は「8」である。また、120/Pサブセットについての映像信号フレームレートの値は、「10」又は「11」である。
[依存関係記述子]
次に、依存関係記述子について説明する。
依存関係記述子は、依存関係にあるアセットのアセットIDを記述する。つまり、依存関係記述子は、アセット間の依存関係を記述する。
図7は、本実施形態に係る依存関係記述子のデータ構造を示す概略図である。
依存関係記述子は、依存アセット数(num_dependencies)と、アセットID形式(asset_id_scheme)と、アセットID長(asset_id_length)と、アセットIDバイト(asset_id_byte)とを含む。
依存アセット数は、この記述子が挿入されるアセットと相補的な関係にあるアセットの数を示す。本実施形態において、60/Pサブビットストリームと、120/Pサブセットとは、互いに相補的であるため、依存アセット数の値は「1」である。
アセットID形式は、相補的なアセットのアセットIDの形式を示す。
アセットID長は、相補的なアセットのアセットIDバイトの長さをバイト単位で示す。
アセットIDバイトは、相補的なアセットのアセットIDを示す。上述したように、本実施形態において、60/Pサブビットストリームと、120/Pサブセットとは、互いに相補的である。従って、60/Pサブビットストリームのアセットに関するアセットIDバイトの領域には、120/PサブセットのアセットIDが記述される。120/Pサブセットのアセットに関するアセットIDバイトの領域には、60/PサブビットストリームのアセットIDが記述される。
[受信装置の機能構成]
次に、受信装置10の機能構成について説明する。
図8は、本実施形態に係る受信装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。
受信装置10は、放送受信部11と、通信部12と、音声出力部14と、表示部15と、記憶部16と、制御部17と、を含んで構成される。制御部17は、復調部171と、分離合成部172と、音声処理部173と、表示処理部174と、を含んで構成される。また、表示処理部174は、映像処理部175と、ネットワーク接続判定部176と、階層符号化判定部177と、通知処理部178と、を含んで構成される。
放送受信部11は、チューナーを含む。放送受信部11は、放送側送信装置20から送出された放送波を受信する。放送受信部11は、受信した放送波に含まれる放送信号を復調部171に出力する。
通信部12は、ネットワークインターフェースを含み、ネットワークNW(図1)に接続する。通信部12は、ネットワークNWに接続する他の装置との間で情報を送受信する。
音声出力部14は、スピーカーを含む。音声出力部14は、音声処理部173から取得した音声信号に基づいて音声を再生する。
表示部15は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどのディスプレイを含む。表示部15は、表示処理部174から取得した映像信号に基づいて、番組の映像や電子番組表などの画像を表示する。
記憶部16は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含み、その他に不揮発メモリ、HDD(Hard Disk Drive)などを含むことができる。記憶部16は、受信装置10が含むCPU(Central Processing Unit)が実行するための各種プログラムやCPUが実行した処理の結果などを記憶する。また、記憶部16は、ビデオメモリを含み、表示部15が表示する映像を示す映像信号を記憶する。
復調部171は、放送受信部11から受信した放送信号を復調する。復調部171は、復調した放送信号を分離合成部172に出力する。
分離合成部172は、復調部171から取得した放送信号に含まれる各種情報を分離して、分離された各種情報を各機能部に出力する。具体的には、分離合成部172は、放送信号から60/Pサブビットストリームとその他の番組情報等を分離する。分離合成部172は、通信部12を介して取得した各種情報を分離して、分離された各種情報を各機能部に出力する。具体的には、分離合成部172は、120/Pサブセットを分離する。分離合成部172は、60/Pサブビットストリームと120/Pサブセットとを合成し、120/Pサブビットストリームを生成して映像処理部175に出力する。音声信号は、放送信号と通信部12から得られた信号から、必要な言語等に応じて音声信号のアセットを分離合成部172で分離し、音声処理部173に出力する。
なお、分離合成部172は、通信部12を介して120/Pサブセットが取得できない場合、60/Pサブビットストリームから120/Pサブビットストリームをアップコンバートにより生成してもよい。このとき、欠落しているフレームを埋めるための手段には、任意の公知の技術を適用できる。また、分離合成部172は、120/Pサブセットの一部でも取得できる場合には、取得した120/Pサブセットを120/Pサブビットストリームへのアップコンバートに用いてもよい。この場合、例えば、分離合成部172は、60/Pサブビットストリームに、取得できた120/Pサブセットを合成する。そして、合成したサブビットストリームのうち、120/Pサブビットストリームに対して欠落しているフレームを埋める。また、ここでは、通信を介して取得されるアセットが不完全である場合について説明したが、放送を介して取得されるアセットが不完全である場合についても同様である。例えば、分離合成部172は、60/Pサブビットストリームと120/Pサブセットとの両方が不完全である場合には、これらを合成した後、欠落しているフレームを埋める処理を行う。このように、受信装置10は、エラー率の異なる複数の伝送路を介して送信されたアセットに基づいて、120/Pサブビットストリームを合成することにより、単一の伝送路を介して送信されたアセットに基づいて120/Pサブビットストリームを合成する場合に比して、より安定的に高精細の番組を表示することができる。
音声処理部173は、分離合成部172から音声信号を取得し、取得した音声信号を復号化する。音声処理部173は、復号化した音声信号を音声出力部14に出力する。これにより、音声出力部14は、番組の音声を再生する。
表示処理部174は、表示部15における番組の映像の表示や表示部15を介した通知を制御する。ここで、通知とは、通信部12による情報取得における不具合をユーザに報知する通知を含む。
表示処理部174の映像処理部175は、分離合成部172から映像信号を取得し、取得した映像信号を復号化する。映像処理部175は、復号化した映像信号を表示部15に出力する。これにより、表示部15は、番組の映像を表示する。
表示処理部174のネットワーク接続判定部176は、通信部12を介したアセットの取得が可能か否かを判定する。このとき、ネットワーク接続判定部176は、所定のタイムアウト期間内にアセットが取得できない場合に、アセットの取得ができないと判定する。また、ネットワーク接続判定部176は、通信部12を介したアセットの取得ができない場合、その原因を特定する。具体的には、例えば、ネットワーク接続判定部176は、通信側送信装置30と受信装置10との間を結ぶ通信回線のうち、アセットの伝達が阻害されている部位を特定可能である。また、例えば、ネットワーク接続判定部176は、通信側送信装置30の故障などによる120/Pサブセットの送信不良を特定可能である。また、例えば、ネットワーク接続判定部176は、自装置の物理的又は論理的な設定不良による通信部12とネットワークNWとの接続不良を特定可能である。ネットワーク接続判定部176は、通信部12を介したアセットの取得ができない場合、その旨を通知処理部178に送信する。
表示処理部174の階層符号化判定部177は、分離合成部172から取得した番組情報に基づいて、自装置が表示する番組が時間方向階層符号化されているか否かを判定する。以下では、この判定処理を階層符号化判定処理と称する。階層符号化判定部177は、自装置が表示する番組を伝送するアセットが、通信により(ネットワークNWを介して)送信されるか否かを判定する。以下では、この処理を通信伝送判定処理と称する。
ここで、階層符号化判定部177による階層符号化判定処理について説明する。
階層符号化判定部177は、MPTのアセット記述子領域に時間方向階層符号化に特有の情報が記述されているか否かを判定することにより、表示部15に表示させる番組が時間方向階層符号化されているか否かを判定する。ここで、上述したように、本実施形態に係る番組は、フレーム周波数が120Hz、解像度が8Kの番組であり、HEVC技術により60/Pサブビットストリームと120/Pサブセットとに符号化されている。従って、ここでいう時間方向階層符号化に特有の情報とは、フレーム周波数が120Hz、解像度が8Kであること、HEVC技術により60/Pサブビットストリームと120/Pサブセットとに符号化されていること、などを示す情報である。
具体的には、階層符号化判定部177は、自装置が表示する番組のアセットについて、そのアセット記述子領域にMH−HEVCビデオ記述子、映像コンポーネント記述子、及び依存関係記述子がMPT内に存在しているか否かを判定する。これらの記述子が存在している場合、階層符号化判定部177は、MH−HEVCビデオ記述子に、アセットが60/Pサブビットストリームと120/Pサブセットとに符号化されている番組の一部であることが記述されているか否かを判定する。また、階層符号化判定部177は、映像コンポーネント記述子に、フレーム周波数が120Hzで解像度が8Kである番組のアセットであることが記述されているか否かを判定する。また、階層符号化判定部177は、依存関係記述子に、アセットが60/Pサブビットストリームのアセットである場合には、120/Pサブセットの相補的なアセットであることが記述されているか否かを判定する。また、階層符号化判定部177は、アセットが120/Pサブセットのアセットである場合には、60/Pサブビットストリームに相補的なアセットであることが記述されているか否かを判定する。
次に、階層符号化判定部177による通信伝送判定処理について説明する。
階層符号化判定部177は、自装置が表示する番組のアセットについて、MPTのロケーション情報の記述を参照することにより、アセットが通信により送信されるか否かを判定する。具体的には、階層符号化判定部177は、ロケーション情報のロケーションタイプの値を取得する。そして、階層符号化判定部177は、ロケーションタイプがIPv4データフローのMMTPパケット、IPv6データフローのMMTPパケット、又は、IPv6データフローのMPEG−2TSパケットを示す場合に、アセットが通信により送信されると判定する。本実施形態では、120/Pサブセットが通信により送信されるため、階層符号化判定部177は、120/Pサブセットを伝送するアセットのロケーション情報を参照して、通信伝送判定処理を行う。
表示処理部174の通知処理部178は、番組が時間階層符号化されてネットワークNWを介して伝送されており、その番組のアセットがネットワークNWを介して取得できない場合にユーザに対する通知を生成する。この通知は、例えば、ネットワークNWを介してアセットを取得することができれば、受信装置10は、より高精細な映像を表示することができることを示す。また、この通知には、情報がネットワークNWを介して取得できないことの原因を示す情報が含まれてよい。通知処理部178は、生成した通知を表示部15に表示させる。この場合、表示部15には、60/Pサブビットストリームを復号化した番組と同時に、通知がメッセージなどにより表示される。
なお、この通知は、予め定められたタイミングで行われてもよい。具体的には、通知は、例えば、受信装置10の電源が投入され番組の表示が開始されたとき、ある番組の放送時間が終了して次の番組が開始されたとき、又は、選局の切り換えにより表示する番組が変更されたときから一定期間行われる。
なお、この通知は、メッセージ以外の態様で示されてもよい。具体的には、例えば、通知はネットワーク接続できていない旨を示すアイコン画像などにより行われてもよい。また、通知は、例えば、受信装置10の筐体に備えられたLED(Light Emitting Diode)の発光や点滅などにより行われてもよい。また、通知は、例えば、音声によりアナウンスされてもよい。また、通知は、例えば、番組とは別に、受信装置10のメニュー画面などにおけるお知らせ(お知らせメニュー)により行われてもよい。
[受信装置の動作]
次に、図9及び図10を参照して、受信装置10の動作について説明する。
図9は、本実施形態に係る受信装置による処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(ステップS101)表示処理部174は、階層符号化判定処理により、表示部15に表示させる番組が時間方向階層符号化されているか否かを判定する。より具体的には、MPTのアセット記述子領域に時間方向階層符号化に特有の情報が記述されているか否かを判定する。番組が時間方向階層符号化されている場合(ステップS101;YES)、表示処理部174は、ステップS102に処理を進める。また、番組が時間方向階層符号化されていない場合(ステップS101;NO)、表示処理部174は、図9に示される処理を終了する。
(ステップS102)表示処理部174は、通信伝送判定処理により、番組のアセットが通信(ネットワークNW)を介して伝送されるか否かを判定する。具体的には、表示処理部174は、アセットのMPTを参照し、ロケーション情報内のロケーションタイプの値が「0x01」、「0x02」、又は「0x04」のいずれかであるか否かを判定する。ロケーションタイプの値が「0x01」、「0x02」、又は「0x04」のいずれかである場合、表示処理部174は、番組のアセットが通信を介して伝送されると判定し(ステップS102;YES)、ステップS103に処理を進める。また、ロケーションタイプの値が「0x01」、「0x02」、又は「0x04」以外である場合、表示処理部174は、番組のアセットが通信を介して伝送されないと判定し(ステップS102;NO)、図9に示される処理を終了する。
(ステップS103)表示処理部174は、MPTにより通信を介して伝送されることが記述されているアセットを取得できているか否かを判定する。アセットが取得できている場合(ステップS103;YES)、表示処理部174は、図9に示される処理を終了する。また、アセットが取得できていない場合(ステップS103;NO)、表示処理部174は、ステップS104に処理を進める。
(ステップS104)表示処理部174は、通信を介したアセットの取得ができていない旨の通知を表示部15に表示させる。そして、表示処理部174は、図9に示される処理を終了する。
図10は、実施形態に係る受信装置による階層符号化判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10に示す処理は、図9のステップS101における階層符号化判定処理に対応する。
(ステップS201)表示処理部174は、番組のアセットについて、MH−HEVCビデオ記述子、映像コンポーネント記述子、及び依存関係記述子がMPTに格納されているか否かを判定する。これらの記述子がMPTに格納されている場合(ステップS201;YES)、表示処理部174は、ステップS202に処理を進める。また、これらの記述子がMPTに格納されていない場合(ステップS201;NO)、表示処理部174は、ステップS206に処理を進める。
(ステップS202)表示処理部174は、MH−HEVC記述子において、時間方向階層符号化を示すパラメータ値が記述されているか否かを判定する。具体的には、表示処理部174は、MH−HEVC記述子の時間階層サブセットフラグを参照し、その値が「1」であるか否かを判定する。時間階層サブセットフラグの値が「1」である場合、すなわち、時間方向階層符号化を示すパラメータ値が記述されている場合(ステップS202;YES)、表示処理部174は、ステップS203に処理を進める。また、時間階層サブセットフラグの値が「0」である場合、すなわち、時間方向階層符号化を示すパラメータ値が記述されていない場合(ステップS202;NO)、表示処理部174は、ステップS206に処理を進める。
(ステップS203)表示処理部174は、映像コンポーネント記述子において、時間階層方向符号化を示すパラメータ値が記述されているか否かを判定する。具体的には、表示処理部174は、映像コンポーネント記述子の映像信号解像度と、映像信号アスペクト比と、映像スキャンフラグと、映像信号フレームレートとを参照する。そして、表示処理部174は、映像信号解像度の値が「6」又は「7」であり、映像信号アスペクト比の値が「3」であり、映像スキャンフラグの値が「1」であり、且つ、映像信号フレームレートの値が「7」、「8」、「10」、又は「11」のいずれかであるか否かを判定する。映像信号解像度と、映像信号アスペクト比と、映像スキャンフラグと、映像信号フレームレートとの値が上述した値である場合(ステップS203;YES)、表示処理部174は、ステップS204に処理を進める。また、映像信号解像度と、映像信号アスペクト比と、映像スキャンフラグと、映像信号フレームレートとの値が上述した値ではない場合(ステップS203;NO)、表示処理部174は、ステップS206に処理を進める。
(ステップS204)表示処理部174は、依存関係記述子において、時間方向階層符号化を示すパラメータ値が記述されているか否かを判定する。具体的には、表示処理部174は、依存関係記述子の依存アセット数と、アセットIDバイトとを参照する。そして、依存アセット数の値が「1」であり、且つ、アセットIDバイトの値が、相補的なアセットを示すアセットIDである場合(ステップS204;YES)、表示処理部174は、ステップS205に処理を進める。ここで、相補的なアセットとは、120/Pサブセットのアセットの場合は、60/Pサブビットストリームのアセットである。また、60/Pサブビットストリームのアセットの場合は、120/Pサブセットのアセットである。また、依存アセット数の値が「1」以外であり、又は、アセットIDバイトの値が相補的なアセットを示すアセットIDでない場合(ステップS204;NO)、表示処理部174は、ステップS206に処理を進める。
(ステップS205)表示処理部174は、番組が時間方向階層符号化されていると判定する。そして、表示処理部174は、図10に示される処理を終了する。
(ステップS206)表示処理部174は、番組が時間方向階層符号化されていないと判定する。そして、表示処理部174は、図10に示される処理を終了する。
以上説明したように、受信装置10は、番組を階層化により分離した後の複数の差分情報のうち、60/Pサブビットストリームを含む放送波を受信する放送受信部11と、ネットワークNWに接続する通信側送信装置30と通信する通信部12と、複数の差分情報のうち、放送受信部11により受信されない120/Pサブセットを、通信部12が受信可能か否かを判定するネットワーク接続判定部176と、を備える。これにより、受信装置10は、例えば、差分情報の一部が受信できていないことを判定し、ユーザは、放送と通信という伝送路の違いを意識することなく、番組の表示やコンテンツの再生を行うことができる。
[受信装置のハードウェア構成]
次に、受信装置10のハードウェア構成について説明する。
図11は、本実施形態に係る受信装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
受信装置10は、CPU100、ROM1001、RAM1002、不揮発メモリ1003、チューナー(Tuner)101、ネットワークインターフェース(Network I/F)102、復調モジュール(Decrypt)103、分離モジュール(Demux)104、音声復号モジュール(Audio Decoder)105、スピーカー106、映像復号モジュール(Video Decoder)107、描画モジュール108、ビデオメモリ1081、及びディスプレイ109を含んで構成される。
CPU100と、記憶媒体1001と、チューナー101と、ネットワークインターフェース102と、復調モジュール103と、分離モジュール104と、音声復号モジュール105と、映像復号モジュール107と、描画モジュール108と、ビデオメモリ1081とは、バスB(母線)を介して相互に接続される。
CPU100は、プログラム、各種データを読み出して、当該CPU100を備える自装置を制御する。ROM1001は、例えば、プログラムを記憶する記憶媒体である。RAM1002は、例えば、各種データ、プログラムを一時的に記憶する記憶媒体である。不揮発メモリは、HDD、フラッシュメモリなどの記憶媒体であり、例えば、各種データを記憶する。
CPU100が読み出すプログラムは、ROM1001に記憶されている一例を示したが、他の記憶媒体に記憶されていてもよいし、ネットワークNWからダウンロードされたものであってもよい。CPU100が読み出す各種データは、不揮発メモリに記憶されている一例を示したが、ROM1001に記憶されていてもよいし、ネットワークNWからダウンロードした各種データであってもよい。
チューナー101は、放送波を受信する。ネットワークインターフェース102は、通信用インターフェースを有し、有線又は無線によりネットワークNWに接続される。復調モジュール103は、放送信号を復調する。分離モジュール104は、放送信号から各種データを分離する。音声復号モジュール105は、符号化された音声信号を復号化する。映像復号モジュール107は、符号化された映像信号を復号化する。ビデオメモリは、ディスプレイ109に表示される画像情報を記憶する。描画モジュール108は、ビデオメモリへの画像情報の書き込みと、ディスプレイ109への映像信号の出力とを制御する。
なお、上述した実施形態では、放送システム1がメディアトランスポート方式としてMMT方式を用いる例について説明したが、これには限られない。放送システム1は、例えば、MPEG−2 TS方式やRTP(Real-time Transport Protocol)方式をメディアトランスポート方式に用いてもよい。トランスポート方式に、MPEG−2 TS方式を用いる場合、番組情報は、例えば、PSI(番組特定情報、Program Specific Information)/SI(サービス情報、Service Information)である。
なお、階層符号化は、上述した実施形態において説明した例に限られない。例えば、番組の解像度は、4Kであってもよいし、8Kより高精細の解像度であってよい。また、例えば、番組のフレーム周波数は120Hz以外であってもよい。また、番組は、階層符号化により3つ以上の複数に分離されてもよい。また、差分情報は、経路の異なる複数の通信路により送信されてもよい。また、階層符号化は、時間軸方向以外に行われてもよい。
なお、上述した実施形態において、番組情報は、外部の通信側送信装置30から、通信を介して取得されてもよい。
なお、上述した実施形態において、階層符号化判定処理は異なる方法で行われてもよい。具体的には、例えば、図10のステップS203の処理は省略されてもよい。このように、受信装置10は、一部のパラメータ値の参照に基づいて、番組が時間方向階層符号化されているか否かを判定してもよい。
なお、上述した各実施形態における受信装置10の一部、例えば、制御部17及びその一部などをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、受信装置10に内蔵されたコンピュータシステムであって、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態における受信装置10の一部、又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。受信装置10の各機能部は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1…放送システム、10…受信装置、20…送信装置、30…通信側送信装置、BS…放送衛星、NW…ネットワーク、11…放送受信部、12…通信部、14…音声出力部、15…表示部、16…記憶部、17…制御部、171…復調部、172…分離合成部、173…音声処理部、174…表示処理部、175…映像処理部、176…ネットワーク接続判定部、177…階層符号化判定部、178…通知処理部

Claims (7)

  1. コンテンツを階層化により分離した後の複数の差分情報のうち、少なくとも1つの差分情報を含む放送波を受信する放送受信部と、
    ネットワークに接続する他の装置と通信する通信部と、
    複数の前記差分情報のうち、前記放送波に含まれる差分情報とは異なる差分情報を、前記通信部が受信可能か否かを判定するネットワーク接続判定部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記コンテンツが階層化により分離されているか否かを判定する階層符号化判定部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記差分情報は、MMT(MPEG Media Transport)方式におけるアセットとして伝送され、
    前記階層符号化判定部は、前記放送波に含まれるMPT(MMTパッケージテーブル)の記述に基づいて、前記コンテンツが階層化により分離されているか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記MPTにおいて、前記差分情報がIPv4データフロー又はIPv6データフローのパケットとして伝送されることが記述されており、前記ネットワーク接続判定部が前記差分情報を前記通信部が受信できないと判定した場合に、通知を行う通知処理部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の受信装置。
  5. 前記階層化とは、時間方向階層符号化である
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の受信装置。
  6. 放送波を受信する放送受信部と、ネットワークに接続する他の装置と通信する通信部と、を備える受信装置における受信方法であって、
    前記受信装置が、コンテンツを階層化により分離した後の複数の差分情報のうち、少なくとも1つの差分情報を含む前記放送波を受信する放送受信過程と、
    前記受信装置が、複数の前記差分情報のうち、前記放送波に含まれる差分情報とは異なる差分情報を、前記通信部が受信可能か否かを判定するネットワーク接続判定過程と、
    を含むことを特徴とする受信方法。
  7. 放送波を受信する放送受信部と、ネットワークに接続する他の装置と通信する通信部と、を備える受信装置のコンピュータに、
    コンテンツを階層化により分離した後の複数の差分情報のうち、少なくとも1つの差分情報を含む前記放送波を受信する放送受信ステップ、
    複数の前記差分情報のうち、前記放送波に含まれる差分情報とは異なる差分情報を、前記通信部が受信可能か否かを判定するネットワーク接続判定ステップ、
    を含むことを特徴とするプログラム。
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