JP2016099655A - 画像形成装置、その制御方法、および、その制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、および、その制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】現在表示されている画面を他の画面に遷移させるときの操作性を従来よりも改善することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、表示部と、表示部に表示中の画面の表示が不要である旨を示す操作を受け付けるための操作受付部と、操作受付部が操作を受け付けた場合に、表示中の画面から遷移可能な画面の候補を示すメニュー36を生成するための生成部と、表示中の画面の画面上にメニュー36を表示するためのメニュー表示部と、候補から特定の画面を選択する操作を受け付けるための選択受付部と、特定の画面を表示部に表示するための画面表示部とを備える。
【選択図】図4

Description

本開示は、画面の表示を制御するための画像形成装置、その制御方法、および、その制御プログラムに関する。
近年、表示部を有するMFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置が普及している。画像形成装置が普及するのに伴って、画像形成装置の機能は、多様化している。そのため、ユーザーは、目的の機能を呼び出すまでに、表示部の画面を切り替える操作を何度も行なわなければならない。近年では、このような操作性の悪さを改善するための技術が開発されている。
たとえば、特許文献1は、表示の切り替えを容易にすることを目的とする操作装置を開示している。特許文献2は、設定画面の切り替え操作を、ユーザーが迅速に、かつストレスなく行なうことを目的とする画像処理装置を開示している。
特開2008−305273号公報 特開2012−27725号公報
特許文献1に開示される操作装置は、画面ごとに対応付けられているボタンを画面に表示し、ユーザーがボタンを選択すると、当該操作装置は、選択されたボタンに対応する画面を表示する。これにより、ユーザーは、目的の画面に切り替えることができる。しかしながら、当該操作装置は、各ボタンがいずれの画面に対応付けられているかを示す情報を表示することができない。そのため、ユーザーは、いずれのボタンを選択すれば目的の画面を表示できるかを一見して理解することができない。
特許文献2に開示される画像処理装置は、複数の画面が表示されている場合に、複数の画面を閉じるためのボタンのそれぞれを同じ位置に重ねて表示する。ユーザーは、同じ位置に表示されている閉じるボタンを連続的に押下することにより目的の画面を表示させる。これにより、ユーザーは、画面の閉じるボタンを探す手間を省くことができる。しかしながら、ユーザーは、画面を閉じる度に表示されている画面が目的の画面であるか否かを確認しなければならず、手間がかかる。
本開示は上述のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、現在表示されている画面(以下、「表示画面」ともいう。)を他の画面に遷移させるときの操作性を従来よりも改善することが可能な画像形成装置と、当該画像形成装置の制御方法と、当該画像形成装置の制御プログラムとを提供することである。
一実施の形態に従うと、画像形成装置は、表示部と、表示部に表示中の画面の表示が不要である旨を示す操作を受け付けるための操作受付部と、操作受付部が操作を受け付けた場合に、表示中の画面から遷移可能な画面の候補を示すメニューを生成するための生成部と、表示中の画面の画面上にメニューを表示するためのメニュー表示部と、候補から特定の画面を選択する操作を受け付けるための選択受付部と、特定の画面を表示部に表示するための画面表示部とを備える。
好ましくは、表示中の画面の表示が不要である旨を示す操作を受け付けたことに基づいて、画面表示部は、当該表示中の画面を閉じる。
好ましくは、表示中の画面と、当該画面から遷移可能な画面の候補とは、階層関係を有する。
好ましくは、生成部は、表示中の画面よりも上位の階層の画面を候補として示したメニューを生成する。
好ましくは、表示中の画面の表示が不要である旨を示す操作は、当該画面の階層から他の階層に遷移するための操作を含む。
好ましくは、表示部に表示される各画面は、少なくとも一部が互いに重ねられて表示される。
好ましくは、メニュー表示部は、候補の数が所定数以上である場合にメニューを表示部に表示し、候補の数が所定数よりも少ない場合にメニューを表示部に表示しない。
好ましくは、操作受付部は、表示中の画面の表示が不要である旨を示す操作を受け付けるためのボタンを含む。画像形成装置は、ボタンが押下されている間の時間を計測するための計測部をさらに備える。メニュー表示部は、時間が所定時間以上である場合にメニューを表示部に表示し、時間が所定時間よりも短い場合にメニューを表示部に表示しない。
好ましくは、メニュー表示部は、表示中の画面の表示が不要である旨を示す操作を受け付けた位置の近傍にメニューを表示する。
好ましくは、メニュー表示部は、位置を中心として候補を放射状に表示する。
好ましくは、表示中の画面と、当該画面から遷移可能な画面の候補とは階層関係を有する。メニュー表示部は、メニューに示される遷移可能な画面の候補のうち、階層関係が離れた画面の候補ほど位置から離して表示する。
好ましくは、特定の画面を選択する操作は、ドラッグ操作およびタップ操作の少なくとも一方を含む。
好ましくは、操作受付部は、メニューに示されている遷移可能な画面の候補から、特定の画面を仮に選択するための操作を受け付けた後に、当該特定の画面を表示部に表示する画面として決定する操作を受け付けるように構成されている。メニュー表示部は、特定の画面が仮に選択されている間、当該特定の画面のサムネイルを表示部に表示する。
好ましくは、画像形成装置は、遷移する可能性が高い画面の候補を画面ごとに対応付けている第1画面情報と、遷移する可能性が高い画面の候補を画像形成装置に設定される設定値にごとに対応付けている第2画面情報とを格納するための記憶部と、第1画面情報に基づいて、表示中の画面に対応付けられている画面を特定するとともに、第2画面情報に基づいて、画像形成装置に設定されている設定値に対応付けられている画面を特定するための特定部とをさらに備える。生成部は、第1画面情報に基づいて特定部によって特定された画面と、第2画面情報に基づいて特定部によって特定された画面とを候補としてメニューを生成する。
好ましくは、メニュー表示部は、メニューに示される遷移可能な画面の候補のうち、ユーザーに選択される可能性が高い画面の候補ほど、他の画面の候補よりも視認しやすい態様で表示する。
好ましくは、メニュー表示部は、メニューに示される遷移可能な画面の候補のうち、ユーザーに選択される可能性が低い画面の候補ほど、他の画面の候補よりも視認しにくい態様で表示する。
他の実施の形態に従うと、表示部を備える画像形成装置の制御方法は、表示部に表示中の画面の表示が不要である旨を示す操作を受け付けるステップと、操作を受け付けた場合に、表示中の画面から遷移可能な画面の候補を示すメニューを生成するステップと、表示中の画面の画面上にメニューを表示するステップと、候補から特定の画面を選択する操作を受け付けるステップと、特定の画面を表示部に表示するステップとを備える。
さらに他の実施の形態に従うと、表示部と、プロセッサとを備える画像形成装置の制御プログラムは、プロセッサに、表示部に表示中の画面の表示が不要である旨を示す操作を受け付けるステップと、操作を受け付けた場合に、表示中の画面から遷移可能な画面の候補を示すメニューを生成するステップと、表示中の画面の画面上にメニューを表示するステップと、候補から特定の画面を選択する操作を受け付けるステップと、特定の画面を表示部に表示するステップとを実行させる。
ある局面において、現在表示されている画面を他の画面に遷移させるときの操作性を従来よりも改善することができる。
本発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される本発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
MFPとして構成される画像形成装置の外観を示した図である。 第1の実施の形態に従う画像形成装置の画面遷移の一例を示した図である。 第1の実施の形態に従う画像形成装置の画面遷移の一例を示した図である。 第1の実施の形態に従う画像形成装置の画面遷移の一例を示した図である。 第1の実施の形態に従う画像形成装置の主要なハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に従う画像形成装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施の形態に従う画像形成装置が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 第2の実施の形態に従う画像形成装置に表示される画面の階層関係を概略的に示す概念図である。 第2の実施の形態に従う画像形成装置が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 現在の画面から遷移可能な画面の候補の具体例を示した図である。 第3の実施の形態に従う画像形成装置が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 第4の実施の形態に従う画像形成装置の画面遷移の具体例を示した図である。 第4の実施の形態に従う画像形成装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 第4の実施の形態に従う画像形成装置が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 メニューの表示位置の一例を示した図である。 メニューに示される各候補に優先順位を付けた場合におけるメニューの表示態様の具体例を示した図である。 第6の実施の形態に従う画像形成装置が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 メニューの選択操作の具体例を示した図である。 サムネイルの表示態様の具体例を示した図である。 第8の実施の形態に従う画像形成装置が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 第9の実施の形態に従う画像形成装置におけるメニューの表示態様の具体例を示した図である。 画面テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 設定値テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 第9の実施の形態に従う画像形成装置は、メニューに含める画面の候補の特定方法を概略的に示す概念図である。 第9の実施の形態に従う画像形成装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 第9の実施の形態に従う画像形成装置が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 第10の実施の形態に従う画像形成装置におけるメニューの表示態様の具体例を示した図である。 第10の実施の形態に従う画像形成装置が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 第11の実施の形態に従う画像形成装置におけるメニューの表示態様の具体例を示した図である。 第11の実施の形態に従う画像形成装置が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明に従う各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。
なお、以下では、画像形成装置の一例として、スキャナ機能、コピー機能、およびプリンター機能を備えるデジタル複合機としての機能するMFPについて説明するが、画像形成装置は、MFPに限定されるものではない。たとえば、画像形成装置は、タブレット端末、パソコン、デジタルカメラ、電子辞書、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、その他の表示部を有する機器なども含み得る。また、以下で説明される各実施の形態は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
<第1の実施の形態>
[概要]
図1〜図4を参照して、第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aの概要について説明する。図1は、MFPとして構成される画像形成装置100Aの外観を示した図である。図2〜図4は、画像形成装置100Aの画面遷移の一例を示した図である。図1に示されるように、画像形成装置100Aは、タッチパネルとして構成される操作パネル17を有する。画像形成装置100Aは、操作パネル17に対するユーザー操作に応じて、スキャナ機能、コピー機能、およびプリンター機能などの各機能を実行する。
図2(A)には、ユーザーが画像形成装置100Aのコピー機能を呼び出した場合における操作パネル17の画面遷移の一例が示されている。図2(A)に示される例においては、ユーザーは、画面32A〜32Eを順に開いて、コピー機能の設定を各画面で行なっている。図2(B)には、ユーザーが画像形成装置100Aのスキャナ機能を呼び出した場合における操作パネル17の画面遷移の一例が示されている。図2(B)に示される例においては、ユーザーは、画面34A〜34Fを順に開いて、スキャンデータを送信するための設定を各画面で行なっている。
このように、ユーザーが目的とする機能を実行するまでに、画像形成装置100Aは、多くの画面を表示する。表示される画面が多くなると、ユーザーは、前の画面に表示を戻す場合には、画面を閉じるための操作を何度も行なわなければならない。たとえば、画面32Eが現在開かれている場合において、ユーザーが画面32Aに表示を戻すときには、ユーザーは、画面32E,32D,32C,32Bに対して順に閉じる操作を行なわなければならない。
そこで、図3に示されるように、本実施の形態に従う画像形成装置100Aは、現在表示されている画面32Eの表示が不要である旨を示す操作(以下、「不要操作」ともいう。)を受け付けると、図4に示されるように、現在表示されている画面32Eから遷移可能な画面の候補を示すメニュー36を表示する。不要操作は、たとえば、現在表示されている画面32Eを閉じるための操作を含む。図3には、不要操作の一例として、画面32Eを閉じるためのボタン35を押下する操作が示されている。メニュー36に示される各画面の候補は、たとえば、画面の名前やID(Identification)などを示した文字情報によって、ユーザーが識別可能な態様で示される。
ユーザーがボタン35上で指を離した場合には、画像形成装置100Aは、画面32を閉じ、画面32Eの1つ前の画面32Dを表示する。一方で、ユーザーが、メニュー36に表示されている画面の候補上で指を離すと、すなわち、メニュー36に表示されている画面の候補から特定の画面を選択すると、画像形成装置100Aは、選択された画面を表示する。図4においては、メニュー36内において画面32B(応用設定画面)を示す項目が選択された場合の例が示されている。このとき、好ましくは、画像形成装置100Aは、不要操作に基づいて現在の画面32Eを閉じる。
このように、ユーザーは、不要操作に従って、メニュー36に示される画面の候補を選択するという1回の操作で意図する画面に切り替えることができるので、画面の切り替え操作を容易に行なうことができる。また、現在の画面から遷移可能な画面がメニューとして表示されることで、ユーザーは、現在の画面から遷移可能な画面を一見して理解することができる。
[ハードウェア構成]
図5を参照して、第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aのハードウェア構成の一例について説明する。図5は、画像形成装置100Aの主要なハードウェア構成を示すブロック図である。
図5に示されるように、画像形成装置100Aは、制御部10を含む。制御部10は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10A、制御プログラムを格納するためのメモリーであるROM(Read Only Memory)11、作業用の記憶領域となるメモリーであるS−RAM(Static Random Access Memory)12、および画像形成に関わる各種の設定を記憶するためのバッテリーバックアップされたNV−RAM(不揮発性メモリー)13を含む。
制御部10には、バスを介して、画像読取装置16、操作パネル17、図示しない通信ネットワークを介して接続された他の装置との間で各種の情報を送受信するためのネットワークI/F(インターフェース)20、当該ネットワークI/F20により受信したプリントデータから複写画像を生成するためのプリンターコントローラー19、複写画像を用紙上に形成するための画像出力装置18が接続されている。
操作パネル17は、各種の入力を行なうためのキーや表示部を備え、タッチパネルである表示部と、数字キー、プリントキー、ログアウトキーなどのキースイッチ群とを有する。本実施の形態においては、操作パネル17のタッチパネルやキースイッチ群は、表示部に現在表示されている画面の表示が不要である旨を示す操作(すなわち、不要操作)を受け付けたり、メニュー36(図4参照)に示されている遷移可能な画面の候補から特定の画面を選択する操作(以下、「選択操作」ともいう。)を受け付けたりする。
また、制御部10には、固定記憶装置15がバスを介して接続されている。固定記憶装置15は、たとえば、ハードディスク装置などの記憶装置を含む。
[機能構成]
図6を参照して、画像形成装置100Aの機能について説明する。図6は、画像形成装置100Aの機能構成の一例を示すブロック図である。図6に示されるように、画像形成装置100AのCPU10A(図5参照)は、操作受付部110と、生成部120と、メニュー表示部130と、選択受付部140と、画面表示部150とを含む。
操作受付部110は、操作パネル17(図5参照)に現在表示されている画面の表示が不要である旨を示す操作(すなわち、不要操作)を受け付ける。ある局面において、不要操作は、表示画面を閉じるための操作を含む。一例として、表示画面を閉じるための操作は、閉じるボタンを押下する操作、OKボタンを押下する操作、キャンセルボタンを押下する操作などを含む。他の局面において、不要操作は、表示画像を閉じずに、表示画像を非表示にする操作を含む。一例として、表示画面を非表示にする操作は、ページめくりとしてのフリック操作や、表示画面を非アクティブにするための画面外でのタッチ操作などを含む。
生成部120は、操作受付部110が不要操作を受け付けた場合に、表示画面から遷移可能な画面の候補を示すメニューを生成する。メニュー表示部130は、生成部120によって生成されたメニューを表示画面上に表示する。メニューの表示態様の詳細については後述する。
選択受付部140は、メニューに表示されている遷移可能な画面の候補から特定の画面を選択する操作(すなわち、選択操作)を受け付ける。メニューの選択操作の詳細については後述する。画面表示部150は、メニューから選択された画面を操作パネル17に表示する。ある局面において、画面表示部150は、操作受付部110が不要操作を受け付けたことに基づいて、表示画面を閉じる。
[制御構造]
図7を参照して、画像形成装置100Aの制御構造について説明する。図7は、画像形成装置100Aが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図7の処理は、画像形成装置100AのCPU10A(図5参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子、その他のハードウェアによって実行されてもよい。
ステップS10において、CPU10Aは、操作受付部110(図6参照)として、操作パネル17(図5参照)に現在表示されている画面(すなわち、表示画面)の表示が不要である旨を示す操作(すなわち、不要操作)を検出する。
ステップS12において、CPU10Aは、生成部120(図6参照)として、表示画面から遷移可能な画面の候補を示すメニューを生成する。また、ステップS12において、CPU10Aは、メニュー表示部130(図6参照)として、生成したメニューを操作パネル17に表示する。
ステップS14において、CPU10Aは、メニューの選択を終了する条件が満たされたか否かを判断する。一例として、メニューの選択を終了する条件は、メニューが表示されて無操作のまま一定時間が経過すること、ユーザーの指がタッチパネルから離れること、メニューを閉じるためのボタンやOKボタンが押下されたことなどを含む。CPU10Aは、メニューの選択を終了する条件が満たされた場合に(ステップS14においてYES)、制御をステップS16に切り替える。そうでない場合には(ステップS14においてNO)、CPU10Aは、ステップS14の処理を再び実行する。
ステップS16において、CPU10Aは、選択受付部140(図6参照)として、メニュー内の項目が選択されたか否かを判断する。CPU10Aは、メニュー内の項目が選択されたと判断した場合に(ステップS16においてYES)、制御をステップS20に切り替える。そうでない場合には(ステップS16においてNO)、CPU10Aは、制御をステップS30に切り替える。
ステップS20において、CPU10Aは、画面表示部150として、メニューから選択された画面を操作パネル17に表示する。ステップS30において、CPU10Aは、現在表示されている画面(すなわち、表示画面)を閉じる動作を実行する。表示画面を閉じる動作は、前の画面に戻ること、表示画面を消すこと、および、表示画面と当該表示画面の一つ下にある画面との前後関係を入れ替えることを含む。
[小括]
以上のようにして、本実施の形態に従う画像形成装置100Aが、不要操作を受け付けて現在の画面から遷移可能な画面の候補をメニューとして表示することで、ユーザーは、現在の画面から遷移可能な画面を一見して理解することができる。また、ユーザーは、メニュー内の項目を選択するという1回の操作で意図する画面を操作パネル17に表示させることができる。さらに、画像形成装置100Aが、ユーザーの不要操作に基づいてメニューを表示するので、常にメニューを表示する必要がない。そのため、画像形成装置100Aは、表示スペースを節約することができる。
<第2の実施の形態>
[画面の階層関係]
第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aにおいては、表示画面と当該表示画面から遷移可能な画面との間の対応関係については特に限定されていなかった。これに対して、第2の実施の形態に従う画像形成装置100Bにおいては、表示画面と表示画面から遷移可能な画面とが階層関係を有する。
以下では、図8を参照して、第2の実施の形態に従う画像形成装置100Bの概要について説明する。図8は、画像形成装置100Bに表示される画面の階層関係を概略的に示す概念図である。なお、画像形成装置100Bのハードウェア構成などその他の点については第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aと同じであるので、それらの説明は繰り返さない。
画像形成装置100Bに表示される各画面は、階層的に互いに関連付けられている。図8に示される例においては、最上位の第1階層に位置する画面41は、第2階層に位置する画面42A〜42Cに関連付けられている。第2階層に位置する画面42Aは、第3階層に位置する画面43A,43Bに関連付けられている。第2階層に位置する画面42Bは、第3階層に位置する画面43C,43Dに関連付けられている。第2階層に位置する画面42Cは、第3階層に位置する画面43E,43Fに関連付けられている。
このように、画面間で階層関係が存在し、画像形成装置100Bは、ユーザー操作に応じて、階層順に画面を遷移させる。すなわち、画像形成装置100Bは、ユーザー操作に応じて、階層関係にある一連の画面を順に表示する。画像形成装置100Bに表示される各画面は、たとえば、ポップアップウィンドウとして表示される。また、画像形成装置100Bに表示される各画面は、少なくとも一部が互いに重ねられて表示される。これにより、画像形成装置100Bは、表示スペースを節約することができる。
上述したように、生成部120(図6参照)は、不要操作を受け付けた場合に、現在表示されている画面(すなわち、表示画面)から遷移可能な画面の候補を示すメニューを生成する。このとき、生成部120は、表示画面と階層関係にある画面をメニューに含める。たとえば、現在の画面として画面42Aが表示されている場合には、生成部120は、画面42Aと階層関係にある一連の画面(すなわち、画面41,43A,43B)を画面42から遷移可能な画面としてメニューに含める。このように、現在の画面と階層関係にある画面をメニューに含めることで、一連のユーザー操作で表示し得る画面の候補をメニューに表示することができる。これにより、画像形成装置100Bは、ユーザーに選択される可能性が高い画面の候補をメニューに表示でき、画面の切り替え時の操作性を向上させることができる。
また、ユーザーが表示画面を閉じるための操作を行なった場合には、ユーザーは、現在の画面よりも前に表示した画面、すなわち、現在の画面よりも上位階層にある画面を表示させることを意図している可能性が高い。そのため、好ましくは、生成部120は、表示画面よりも上位の階層の画面のみを遷移可能な画面の候補として示したメニューを生成する。たとえば、画面43Aが表示画面として表示されている場合には、生成部120は、画面43Aよりも上位の階層にある画面41,42Aをメニューに含める。このように、生成部120が、ユーザーによって選択される可能性が高い画面のみをメニューに含めることで、画像形成装置100Bは、画面の切り替え時の操作性をさらに向上させることができる。
[制御構造]
図9を参照して、画像形成装置100Bの制御構造について説明する。図9は、画像形成装置100Bが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図9の処理は、画像形成装置100BのCPU10A(図5参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子、その他のハードウェアによって実行されてもよい。
ステップS10Aにおいて、CPU10Aは、操作受付部110(図6参照)として、不要操作の一例である、表示画面の階層から他の階層に遷移するための操作を検出する。たとえば、当該操作は、表示画面を閉じるためのボタンを押下する操作を検出する。ステップS12Aにおいて、CPU10Aは、生成部120(図6参照)として、表示画面よりも上位の階層の画面を遷移可能な画面の候補として示したメニューを生成する。
ステップS14Aにおいて、CPU10Aは、タッチパネルとして構成される操作パネル17(図5参照)からユーザーの指が離れたか否かを判断する。たとえば、CPU10Aは、検出していたタッチ操作を検出しなくなったことに基づいて、ユーザーの指が操作パネル17から離れたと判断する。CPU10Aは、ユーザーの指が操作パネル17から離れたと判断した場合(ステップS14AにおいてYES)、制御をステップS16に切り替える。そうでない場合には(ステップS14AにおいてNO)、CPU10Aは、ステップS14Aの処理を再び実行する。
ステップS16,S20については、図7に示される処理と同じであるので説明を繰り返さない。ステップS30Aにおいて、すなわち、表示画面を閉じるための操作が検出した場合において、CPU10Aは、表示画面よりも一つ上の階層の画面を表示する。
[小括]
以上のようにして、本実施の形態に従う画像形成装置100Bは、表示画面と階層関係にある画面、あるいは、表示画面よりも上位の階層の画面のみを遷移可能な候補としてメニューに示すことで、ユーザーに選択される可能性が高い画面候補のみをメニューに含めることができ、画面の切り替え時の操作性をさらに向上させることができる。
<第3の実施の形態>
[概要]
第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aは、不要操作を受け付けたことに基づいて、メニューを常に表示していた。これに対して、第3の実施の形態に従う画像形成装置100Cは、表示画面から遷移可能な画面の候補の数が少ない場合には、メニューを表示しない。
以下では、図10を参照して、第3の実施の形態に従う画像形成装置100Cの概要について説明する。図10は、現在の画面から遷移可能な画面の候補の具体例を示した図である。なお、画像形成装置100Cのハードウェア構成などその他の点については第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aと同じであるので、それらの説明は繰り返さない。
現在表示されている画面(すなわち、表示画面)から遷移可能な画面の候補数が少ない場合には、メニューが表示されても、ユーザーが候補を選択する余地は少ない。特に、表示画面から遷移可能な画面が1画面だけの場合には、メニューが表示されることで却って、メニューを選択する手間が増えてしまう。本実施の形態に従う画像形成装置100Cは、このような操作性の悪さを改善するために、表示画面から遷移可能な画面の候補の数が所定数よりも少ない場合には、メニューを表示しない。
より具体的な処理として、画像形成装置100Cは、不要操作を受け付けると、表示画面から遷移可能な画面の候補の数を特定する。一例として、表示画面よりも上位の階層にある画面の数が、遷移可能な画面の候補の数として特定される。あるいは、後述の候補テーブル54(図24参照)に示される画面の数が、遷移可能な画面の候補の数として特定される。メニュー表示部130(図6参照)は、特定した候補の数が所定数以上である場合にメニューを操作パネル17(図5参照)に表示する。また、メニュー表示部130は、特定した候補の数が所定数よりも小さい場合にメニューを操作パネル17に表示しない。
たとえば、メニューを表示するか否かを判断するための閾値が2画面であるとする。この場合、図10(A)に示される例においては、現在表示されている画面32Eから遷移可能な画面の候補が画面32A〜32Dの4画面であるので、画像形成装置100Cは、不要操作を受け付けると、画面32A〜32Dを選択項目として示したメニューを表示する。これに対して、図10(B)に示される例においては、現在表示されている画面32Bから遷移可能な画面の候補が画面32Aの1画面であるので、画像形成装置100Cは、不要操作を受け付けた場合であってもメニューを表示しない。
[制御構造]
図11を参照して、画像形成装置100Cの制御構造について説明する。図11は、画像形成装置100Cが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図11の処理は、画像形成装置100CのCPU10A(図5参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子、その他のハードウェアによって実行されてもよい。なお、図11に示されるステップS40,S42以外の処理については、図7に示される処理と同じであるので説明を繰り返さない。
ステップS40において、CPU10Aは、表示画面から遷移可能な画面の候補の数を特定する。一例として、CPU10Aは、表示画面よりも上位の階層にある画面の数を遷移可能な画面の候補の数として特定する。あるいは、CPU10Aは、後述の候補テーブル54(図24参照)に示される画面の数を遷移可能な画面の候補の数として特定する。あるいは、CPU10Aは、表示画面よりも上位の階層にある画面の数と、後述の候補テーブル54に示される画面の数との合計を遷移可能な画面の候補の数として特定する。
ステップS42において、CPU10Aは、表示画面から遷移可能な画面の候補数が所定数以上であるか否かを判断する。CPU10Aは、表示画面から遷移可能な画面の候補数が所定数以上であると判断した場合(ステップS42においてYES)、制御をステップS12に切り替える。そうでない場合には(ステップS42においてNO)、CPU10Aは、制御をステップS30に切り替える。
[小括]
以上のようにして、本実施の形態に従う画像形成装置100Cは、表示画面から遷移可能な画面の候補数が少ない場合には、不要操作を受け付けてもメニューを表示しない。これにより、表示画面から遷移可能な画面の候補数が少ない場合には、すなわち、ユーザーが候補を選択する余地が少ない場合には、画像形成装置100Cは、ユーザーのメニューを選択する手間を省くことができる。
<第4の実施の形態>
[概要]
第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aは、不要操作を受け付けた直後にメニューを表示していた。これに対して、第4の実施の形態に従う画像形成装置100Dは、表示画面を閉じるためのボタンが一定時間以上押下されたことに基づいてメニューを表示する。
以下では、図12を参照して、第4の実施の形態に従う画像形成装置100Dの概要について説明する。図12は、画像形成装置100Dの画面遷移の具体例を示した図である。なお、画像形成装置100Dのハードウェア構成などその他の点については第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aと同じであるので、それらの説明は繰り返さない。
図12に示されるように、画像形成装置100Dは、表示画面から他の画面に遷移するための操作を受け付けるためのボタン35を表示し、ボタン35が押下されている間の時間(以下、「押下時間」ともいう。)を検出する。画像形成装置100Dは、押下時間が所定時間(たとえば、2秒)よりも短い場合に、ボタン35が押下されたときの操作(たとえば、現在の画面を閉じる操作)を実行する。図12に示される例においては、ボタン35が押下されたときの操作が実行されることで画面34Fよりも一階層上位の画面34Eが表示される。画像形成装置100Dは、押下時間が所定時間(たとえば、2秒)以上である場合には、メニュー36Aを表示する。
[機能構成]
図13を参照して、画像形成装置100Dの機能について説明する。図13は、画像形成装置100Dの機能構成の一例を示すブロック図である。図13に示されるように、画像形成装置100DのCPU10Aは、操作受付部110と、生成部120と、メニュー表示部130と、選択受付部140と、画面表示部150と、計測部160とを含む。計測部160以外の機能構成については、図6に示される機能構成に示される処理と同じであるので説明を繰り返さない。
計測部160は、表示画面から他の画面に遷移するための操作を受け付けるためのボタン(たとえば、図12のボタン35)が押下されている間の時間(すなわち、押下時間)を計測する。押下時間は、たとえば、画像形成装置100Dに予め組み込まれている時間を計測するためのプログラム(関数)を呼び出すことにより計測される。典型的には、計測部160は、ボタン35の押下を検出したことに基づいて、当該プログラムを呼び出し、押下時間の計測を開始する。計測部160は、押下時間を監視し、押下時間が所定時間以上になった場合に、メニューを生成するための命令を生成部120に出力する。生成部120は、この命令を受けるとメニューを生成する。その後、メニュー表示部130は、生成部120によって生成されたメニューを表示する。また、計測部160は、押下時間が所定時間よりも短い間は、メニュー36Aを生成するための命令を生成部120に出力しない。その結果、メニュー表示部130は、押下時間が所定時間よりも短い間は、メニューを表示しない。
[制御構造]
図14を参照して、画像形成装置100Dの制御構造について説明する。図14は、画像形成装置100Dが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図14の処理は、画像形成装置100DのCPU10A(図5参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子、その他のハードウェアによって実行されてもよい。なお、図14に示されるステップS44,S46以外の処理については、図7および図9に示される処理と同じであるので説明を繰り返さない。
ステップS44において、CPU10Aは、計測部160(図13参照)として、表示画面を閉じるためのボタンがユーザーによって押下されている間の時間を計測する。ステップS46において、CPU10Aは、計測部160として、押下時間を監視し、押下時間が所定時間以上であるか否かを判断する。CPU10Aは、押下時間が所定時間以上であると判断した場合に(ステップS46においてYES)、制御をステップS12に切り替える。そうでない場合には(ステップS46においてNO)、CPU10Aは、制御をステップS30に切り替える。
[小括]
以上のようにして、本実施の形態に従う画像形成装置100Dは、押下時間が所定時間になったことに基づいてメニューを表示する。これにより、押下時間が所定時間よりも短い場合にはメニューが表示されないので、画像形成装置100Dは、メニューを選択するときの誤操作を防止することができる。
<第5の実施の形態>
[メニューの表示位置]
第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aは、メニューの表示位置を特に限定していなかった。すなわち、第1の実施の形態においては、メニューは、操作パネル17(図5参照)の表示領域内であればいずれの場所に表示されてもよかった。これに対して、第5の実施の形態に従う画像形成装置100Eは、表示画面が不要である旨を示す操作(すなわち、不要操作)を受け付けた位置(以下、「操作位置」ともいう。)の近傍にメニューを表示する。
以下では、図15を参照して、メニューの表示位置について説明する。図15は、メニューの表示位置の一例を示した図である。なお、画像形成装置100Eのハードウェア構成などその他の点については第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aと同じであるので、それらの説明は繰り返さない。
図15(A)に示されるように、画像形成装置100Eのメニュー表示部130(図6参照)は、不要操作を受け付けた操作位置(たとえば、タッチ位置)の近傍にメニュー36を表示する。本実施の形態における「近傍」とは、たとえば、操作位置から所定範囲内の領域であって、かつ操作パネル17の表示領域内の領域ことをいう。図15(A)の例においては、メニュー36は、不要操作を受け付ける操作部の一例であるボタン35の近傍に表示されている。このように、メニュー36が操作位置の近傍に表示されることで、メニューの選択時において操作位置からの指の移動距離が短くなる。これにより、ユーザーは、メニューを選択しやすくなり、メニューの選択時の操作性が改善される。
なお、不要操作を受け付けるボタンが、ボタン35のような操作パネル17に表示される画像ではなく、キーなどのハードウェアとして構成されている場合には、メニュー表示部130は、操作パネル17の表示領域内のうち、当該ハードウェアから最も近い領域にメニュー36を表示する。
[メニューの表示態様]
図15を再び参照して、メニューの表示態様について説明する。メニュー表示部130は、表示画面から遷移可能な各候補を、操作位置を中心として放射状に表示する。このとき、好ましくは、メニュー表示部130は、メニューに示す各候補を操作位置から等距離の位置に表示する。メニューの各項目が、操作位置から等距離の位置に表示されることで、ユーザーが各項目を選択するときの指の移動距離が等しくなる。その結果、ユーザーは、常に同じ感覚でメニューの各項目を選択することができ、メニューの選択性が向上する。
また、メニュー表示部130は、メニューの各項目を様々な形状で表示し得る。たとえば、図15(A)に示されるように、メニュー表示部130は、メニュー36をパイメニューとして表示する。すなわち、メニュー36に示される各項目は、扇形で表示される。あるいは、図15(B)に示されるように、メニュー36Bに示される各項目は、角が丸い四角形で表示されてもよい。あるいは、メニュー36Bに示される各項目は、矩形、円形、その他の図形で表示されてもよい。
なお、メニューに示される各項目には、各項目に示される画面の階層数が表示されてもよい。これにより、ユーザーは、メニューの各項目に示される画面の階層数を一見して把握できるようになり、メニュー選択時の操作性がさらに向上する。
[小括]
以上のようにして、本実施の形態に従う画像形成装置100Eは、操作位置の近傍にメニューを表示する。これにより、メニューの選択時において、操作位置からの指の移動距離が短くなり、メニューの選択操作が容易になる。
<第6の実施の形態>
[メニュー項目の表示順序]
第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aは、メニューの各候補の表示順序を特に限定していなかった。これに対して、第6の実施の形態に従う画像形成装置100Fは、メニューに表示される項目が示す画面の階層に応じて、メニューの各候補の表示順序を決定する。
以下では、図16を参照して、メニューに示される各候補の表示順序について説明する。図16は、メニューに示される各候補を画面の階層順に表示した場合におけるメニューの表示態様の具体例を示した図である。なお、画像形成装置100Fのハードウェア構成などその他の点については第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aと同じであるので、それらの説明は繰り返さない。
画像形成装置100Fのメニュー表示部130(図6参照)は、メニューに示される遷移可能な画面の候補のうち、上位の階層にある画面の候補ほど不要操作を検出した位置(すなわち、操作位置)から離して表示する。つまり、メニュー表示部130は、メニューに示される遷移可能な画面の候補のうち、下位の階層にある画面の候補ほど操作位置に近付けて表示する。
たとえば、図16(A)に示されるように、現在の画面として画面32Eが表示されている場合において、ユーザーが画面32Eを閉じるためのボタン35を押下したときには、メニュー表示部130は、画面32Eよりも上位の階層にある画面32A〜32Dをメニュー36に表示する。このとき、メニュー表示部130は、画面32A〜32Dのうち最下層に位置する画面32Dを示す項目をボタン35に一番近くなるように表示し、画面32A〜32Dのうち最上位に位置する画面32Aを示す項目をボタン35から一番離して表示する。
なお、メニューの各項目の形状は任意である。たとえば、図16(A)に示されるメニュー36Cのように各項目が線形に配置されてもよいし、図16(B)に示されるメニュー36Dのように各項目が同心円状に配置されてもよい。
[制御構造]
図17を参照して、画像形成装置100Fの制御構造について説明する。図17は、画像形成装置100Fが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。より具体的には、図17の処理は、図7のステップS12に示されるメニュー生成処理を詳細に示したフローチャートである。図17の処理は、画像形成装置100FのCPU10A(図5参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子、その他のハードウェアによって実行されてもよい。
ステップS50において、CPU10Aは、表示画面から遷移可能な画面の候補を取得する。ステップS52において、CPU10Aは、取得した画面の候補の階層関係を特定する。ステップS54において、CPU10Aは、取得した画面の候補が階層関係にあるか否かを判断する。たとえば、CPU10Aは、取得した画面の候補が一連の階層関係にある場合に、取得した画面の候補が階層関係にあると判断する。CPU10Aは、取得した画面の候補が階層関係にあると判断した場合に(ステップS54においてYES)、制御をステップS60に切り替える。そうでない場合には(ステップS54においてNO)、CPU10Aは、制御をステップS62に切り替える。
ステップS60において、CPU10Aは、上位の階層に位置する画面の候補ほど操作位置から離して配置する。このとき、CPU10Aは、たとえば、各候補を示した項目のそれぞれを線形に、または同心円状に配置する。ステップS62において、CPU10Aは、所定の条件に従って遷移可能な画面の候補を示した項目のそれぞれを配置する。所定の条件は、五十音順でメニュー内の各選択項目を配置することを含む。あるいは、所定の条件は、選択される可能性が高い候補ほど操作位置の近くに配置することを含む。一例として、項目が選択される可能性は、項目が過去に選択された回数に基づいて算出される。ステップS64において、CPU10Aは、メニューを整形する。
[小括]
以上のようにして、本実施の形態に従う画像形成装置100Fは、上位階層にある画面の候補ほど、操作位置から離して表示する。これにより、遷移させる画面の階層数が、メニューの選択操作時における指の移動距離に対応するため、ユーザーは、メニューの選択操作を直感的に行なうことが可能になる。
<第7の実施の形態>
[メニューの選択操作]
第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aにおいては、メニューに示さている画面の候補から特定の画面を選択可能に構成されていれば、選択操作は、いずれの方法で実現されてもよかった。これに対して、第7の実施の形態に従う画像形成装置100Gにおいては、メニューの選択操作が具体化されている。
以下では、図18を参照して、メニューの選択操作について説明する。図18は、メニューの選択操作の具体例を示した図である。なお、画像形成装置100Gのハードウェア構成などその他の点については第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aと同じであるので、それらの説明は繰り返さない。
メニューの選択操作は、ドラッグ操作およびタップ操作の少なくとも一方で実現される。たとえば、図18(A)および図18(B)に示されるように、メニューの選択操作は、タップ操作によって実現される。図18(A)に示される例においては、ユーザーが、表示画面を閉じるためのボタン35をタップすると、画像形成装置100Gは、ボタン35の周囲にメニュー36を表示する。その後、ユーザーは、メニュー36に示される各項目から特定の項目をタップすることで意図する画面32Bを開く。同時に、画像形成装置100Gは、メニュー36の表示を消去する。
図18(B)に示される例においては、ユーザーが、表示画面を閉じるためのボタン35をタップすると、画像形成装置100Gは、ボタン35の近傍にメニュー36Eを表示する。その後、ユーザーは、メニュー36Eに示される各項目から特定の項目をタップし、メニュー36Eに示される項目を仮に選択する。その後、ユーザーは、OKボタン37をタップすることで、仮に選択されている項目の選択を確定する。これにより、ユーザーは、意図する画面32Bを開く。同時に、画像形成装置100Gは、メニュー36Eの表示を消去する。
また、図18(C)および図18(D)に示されるように、メニューの選択操作は、ドラッグ操作によって実現されてもよい。図18(C)に示される例においては、ユーザーが、表示画面を閉じるためのボタン35を押下すると、画像形成装置100Gは、ボタン35の周囲にメニュー36を表示する。その後、ユーザーは、ボタン35を押下した状態で目的の項目の方向に指をドラッグ(スライド)し、指をボタン35から所定距離以上離すことによりメニューの選択操作を行なう。画像形成装置100Gは、ボタン35から指のスライド方向に示される項目に示される画面32Bを表示する。同時に、画像形成装置100Gは、メニュー36の表示を消去する。
図18(D)に示される例においては、ユーザーが、表示画面を閉じるためのボタン35を押下すると、画像形成装置100Gは、ボタン35を起点として線形にメニュー36Cを表示する。その後、ユーザーは、ボタン35を押下した状態で目的の項目まで指をドラッグ(スライド)し、目的の項目上で指を離すことで、メニューの選択操作を行なう。画像形成装置100Gは、指が離された位置に表示されている項目に示される画面32Bを表示する。同時に、画像形成装置100Gは、メニュー36Cの表示を消去する。
なお、選択操作は、ドラッグ操作およびタップ操作ではなく、他の操作によって実現されてもよい。たとえば、選択操作は、フリック操作、十字キーなどのハードウェアによる選択操作、その他のメニュー内の各項目から特定の項目を選択することが可能な操作などによって実現されてもよい。
[小括]
以上のようにして、本実施の形態に従う画像形成装置100Gは、ドラッグ操作およびタップ操作の少なくとも一方で選択操作を実現する。ドラッグ操作およびタップ操作のような簡単な操作で選択操作が実現されることにより、画像形成装置100Gは、メニュー選択時の操作性を向上させることができる。
<第8の実施の形態>
[メニューに示される項目のサムネイル]
第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aは、表示画面から遷移可能な画面の各候補をメニュー上に文字で示していた。これに対して、第8の実施の形態に従う画像形成装置100Hは、表示画面から遷移可能な画面の候補のサムネイルをさらに表示する。
以下では、図19を参照して、このサムネイルの表示方法について説明する。図19は、サムネイルの表示態様の具体例を示した図である。なお、画像形成装置100Hのハードウェア構成などその他の点については第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aと同じであるので、それらの説明は繰り返さない。
本実施の形態においては、画像形成装置100Hの操作受付部110(図6参照)は、メニューに示されている遷移可能な画面の候補から、特定の画面を仮に選択するための操作を受け付けた後に、仮に選択されている画面を表示する画面として決定する二段階の操作を受け付けるように構成されている。画像形成装置100Hのメニュー表示部130(図6参照)は、メニューに示される画面の候補が仮に選択されている間、当該画面のサムネイルを操作パネル17(図5参照)に表示する。このように、メニューに示される画面のサムネイルが表示されることで、ユーザーは、各項目に示される画面の内容を確認することができる。これにより、画像形成装置100Hは、メニューの選択時の誤操作を防止することができる。
より具体的なサムネイルの表示例について説明する。図19(A)に示される例においては、ユーザーが、表示画面を閉じるためのボタン35を押下すると、画像形成装置100Hは、ボタン35の周囲にメニュー36を表示する。その後、ユーザーは、ボタン35を押下した状態で目的の項目上に指をドラッグ(スライド)すると、この項目は、仮に選択されている状態(以下、「仮選択状態」ともいう。)になる。項目が仮選択状態になると、画像形成装置100Hは、仮選択状態の項目に示される画面のサムネイル38Aを表示する。すなわち、ユーザーの指がメニューの項目上にある間は、画像形成装置100Hは、当該項目に示される画面のサムネイル38Aを表示する。ユーザーが、仮選択状態の項目上で指を離すと、画像形成装置100Hは、仮選択状態にある項目の選択を確定し、この項目に示される画面を表示する。
図19(B)に示される例においては、ユーザーが、表示画面を閉じるためのボタン35をタップすると、画像形成装置100Hは、ボタン35の近傍にメニュー36Eを表示する。その後、ユーザーが、メニュー36Eに示される各項目から特定の項目をタップすると、この項目は仮選択状態になる。項目が仮選択状態になると、画像形成装置100Hは、仮選択状態の項目に示される画面のサムネイル38Bを表示する。項目が仮選択状態であるときに、ユーザーがOKボタン37をタップすると、画像形成装置100Hは、仮選択状態にある項目の選択を確定し、当該項目に示される画面を表示する。このように、画像形成装置100Hは、メニュー36Eの選択項目が仮に選択されてからOKボタン37が押下されるまでの間に、仮に選択されている項目に対応するサムネイル38Bを表示する。
[制御構造]
図20を参照して、画像形成装置100Hの制御構造について説明する。図20は、画像形成装置100Hが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図20の処理は、画像形成装置100HのCPU10A(図5参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子、その他のハードウェアによって実行されてもよい。なお、図20に示されるステップS14,S20,S30の処理については、図7に示される処理と同じであるので説明を繰り返さない。
ステップS70において、CPU10Aは、操作受付部110(図6参照)として、メニューに示される各項目のから特定の項目がユーザーによって仮に選択されたか否かを判断する。CPU10Aは、特定の項目がユーザーによって仮に選択されたと判断した場合に(ステップS70においてYES)、制御をステップS72に切り替える。そうでない場合には(ステップS70においてNO)、CPU10Aは、制御をステップS76に切り替える。
ステップS72において、CPU10Aは、ユーザーによって仮に選択された項目を仮選択状態にする。ステップS74において、CPU10Aは、メニュー表示部130(図6参照)として、仮選択状態にある項目に示される画面のサムネイルを表示する。ステップS76において、CPU10Aは、メニューに示される全ての項目を非選択状態にする。
ステップS80において、CPU10Aは、仮選択状態にある項目が存在するか否かを判断する。CPU10Aは、仮選択状態にある項目が存在するかと判断した場合に(ステップS80においてYES)、制御をステップS20に切り替える。そうでない場合には(ステップS80においてNO)、CPU10Aは、制御をステップS30に切り替える。
[小括]
以上のようにして、本実施の形態に従う画像形成装置100Hは、メニューに示される項目が仮に選択されている間に、当該項目に示される画面のサムネイルを表示する。これにより、ユーザーは、遷移先の画面の内容を容易に把握することが可能になる。
<第9の実施の形態>
[概要]
第2の実施の形態に従う画像形成装置100Bは、表示画面と階層関係にある画面を遷移可能な画面の候補としてメニューに含めていた。これに対して、第9の実施の形態に従う画像形成装置100Iは、表示画面と階層関係にある画面だけでなく、表示画面から遷移する可能性の高い画面をさらに含めてメニューに表示する。
以下では、図21を参照して、第9の実施の形態に従う画像形成装置100Iの概要について説明する。図21は、第9の実施の形態に従う画像形成装置100Iにおけるメニューの表示態様の具体例を示した図である。なお、画像形成装置100Iのハードウェア構成などその他の点については第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aと同じであるので、それらの説明は繰り返さない。
図21に示される画面32A,32B,32Gは、互いに階層関係にあるとする。図21に示される例において、ユーザーは、最初に、印刷時の設定を行なうための画面32Aを開いたとする。次に、ユーザーは、画面32Bを開き、印刷時のレイアウトを「小冊子」に設定したとする。その後、ユーザーは、印刷位置をシフトする設定を行なうために画面32Gを開いたとする。しかしながら、画像形成装置100Iは、印刷時のレイアウトが「小冊子」に設定されているときには、印刷位置をシフトする設定を受け付けないように構成されていたとする。そのため、画像形成装置100Iは、設定「小冊子」と、印刷位置をシフトする設定とは、組み合わせられないことを示すエラー画面32Hを表示する。このエラー画面32Hを確認したユーザーは、印刷位置をシフトするための設定を行なえるように、設定「小冊子」を解除するための画面を開く可能性が高い。このように、ユーザーが次に開く可能性が高い画面は、画像形成装置100Iに対する現在の設定値や、エラー画面32Hなどの画面の内容に基づいて推定され得る。
そのため、本実施の形態に従う画像形成装置100Iは、表示画面よりも上位階層に位置する画面だけでなく、表示画面から遷移する可能性の高い画面も含めてメニューとして表示する。図21に示されるメニュー36Fの例においては、現在表示されている画面32Gの上位階層に位置する画面32A,32Bを示す項目(メニュー36Fの「コピー画面」,「応用設定」)だけでなく、設定「小冊子」を解除するための画面を示した項目(メニュー36Fの「小冊子設定」)が示されている。
[画面テーブル50のデータ構造]
画像形成装置100Iは、表示画面から遷移する可能性の高い画面を特定するために、遷移する可能性が高い画面の候補を画面ごとに対応付けている画面情報(以下、「画面テーブル」ともいう。)を予め保持する。画像形成装置100Iは、画面テーブルに基づいて、現在の画面から遷移する可能性の高い画面を特定する。以下では、図22を参照して、画面テーブル50について説明する。図22は、画面テーブル50のデータ構造の一例を示す図である。画面テーブル50は、たとえば、ROM11(図5参照)などの画像形成装置100Iの内部記憶装置に予め格納される。あるいは、画面テーブル50は、外部記憶装置などに格納されていてもよい。
図22に示されるように、画面テーブル50には、表示画面と、次に遷移する可能性の高い画面との対応関係が示されている。図22に示される画面テーブル50においては、「登録設定画面」には、「設定確認画面」と「コピー画面」とが対応付けられている。「差込みページ設定画面」には、「インターシート設定画面」と「カバーシート設定画面」と「応用設定画面」と「コピー画面」とが対応付けられている。「ステンプ設定画面」には、「ウォーターマーク設定画面」と「応用設定画面」と「コピー画面」とが対応付けられている。
好ましくは、画面テーブル50に規定される表示画面には、当該表示画面で行なえる設定と類似する設定が行なえる画面が対応付けられる。設定可能な内容が類似している画面が多数存在する場合には、ユーザーは、設定可能な内容が類似する意図しない画面を開いてしまう可能性がある。ユーザーは、このような誤った画面を開いてしまった場合には、開いた画面と設定可能な内容が類似する画面を開き直す可能性が高い。そのため、設定可能な内容が類似する画面同士が互いに対応付けられることで、互いに遷移する可能性が高い画面同士が対応付けられる。
たとえば、図22の画面テーブル50に示されるように、ページの挿入に関する設定が可能な「差込みページ設定画面」と「インターシート設定画面」とが互いに対応付けられる。また、文書上にテキストや画像を挿入する操作を行なうための「スタンプ設定画面」と「ウォーターマーク設定画面」とが互いに対応付けられる。
なお、図22に示される画面テーブル50には、遷移する可能性が高い画面の候補のみが各表示画面に対応付けている例が示されているが、表示画面よりも上位に位置する画面が各表示画面にさらに対応付けられてもよい。
[設定値テーブル52のデータ構造]
画像形成装置100Iに対する設定項目「カラー設定」を「グレースケール」に設定しているユーザーは、印刷コストを節約したいと考えている可能性が高い。そのため、設定項目「カラー設定」に設定値「グレースケール」が設定している場合には、印刷コストを削減することが可能な「Nin1設定画面」や「画面印刷設定画面」が次に開かれる可能性が高い。このように、ユーザーが次に開く可能性が高い画面は、画像形成装置100Iに対する現在の設定値に基づいて推定され得る。
画像形成装置100Iは、次に遷移する可能性が高い画面の候補を画面に設定される設定値にごとに対応付けている画面情報(以下、「設定値テーブル」ともいう。)を予め保持する。画像形成装置100Iは、設定値テーブルに基づいて、現在の設定値を前提とした場合に次に遷移する可能性の高い画面を特定する。以下では、図23を参照して、設定値テーブル52について説明する。図23は、設定値テーブル52のデータ構造の一例を示す図である。設定値テーブル52は、たとえば、ROM11(図5参照)などの画像形成装置100Iの内部記憶装置に予め格納される。あるいは、設定値テーブル52は、外部記憶装置などに格納されていてもよい。
設定値テーブル52は、画像形成装置100Iに対する設定値と、次に遷移する可能性が高い画面との対応関係を規定する。図23に示される設定値テーブル52においては、設定項目「綴じ代設定」に対する設定値「あり」には、「パンチ設定画面」が対応付けられている。設定項目「カラー設定」に対する設定値「グレースケール」には、「Nin1設定画面」と「画面印刷設定画面」とが対応付けられている。設定項目「小冊子設定」に対する設定値「小冊子ON」には、「画像シフト設定画面」が対応付けられている。
[メニューに含める画面候補の決定方法]
画像形成装置100Iは、上述の画面テーブル50および設定値テーブル52を参照して、メニューに含める画面候補を決定する。図24を参照して、メニューに含める画面候補の決定方法について説明する。図24は、画像形成装置100Iは、メニューに含める画面候補の決定方法を概略的に示す概念図である。
画像形成装置100Iは、画面テーブル50に基づいて、表示画面に対応付けられている画面を特定するとともに、設定値テーブル52に基づいて、画像形成装置100Iに設定されている設定値に対応付けられている画面を特定する。画像形成装置100Iは、特定した画面を候補テーブル54に含める。これにより、候補テーブル54には、現在の画面から遷移する画面の候補が書き込まれる。画像形成装置100Iは、不要操作を受け付けると、候補テーブル54を参照し、候補テーブル54に規定されている候補を示したメニューを生成する。候補テーブル54は、表示画面が遷移した場合や、ユーザーによって設定値が変更された場合に更新される。候補テーブル54は、たとえば、ROM11(図5参照)などの画像形成装置100Iの内部記憶装置に予め格納される。あるいは、画面テーブル50は、外部記憶装置などに格納されていてもよい。
メニューに含める画面候補の決定方法の具体例について説明する。図24に示されるように、画像形成装置100Iは、表示画面が遷移した場合に、上述の画面テーブル50に基づいて、現在の画面から遷移する可能性が高い画面を特定する。たとえば、現在の画面が「用紙設定画面」である場合には、画像形成装置100Iは、画面テーブル50を参照して「用紙設定画面」に対応付けられている画面を特定する。図24に示される画面テーブル50には、「用紙設定画面」に対応付けられている画面が存在しないので、画像形成装置100Iは、候補テーブル54を更新しない。
また、画像形成装置100Iは、ユーザーによって設定値が変更された場合に、設定値テーブル52に基づいて、現在の画面から遷移する可能性が高い画面を特定する。たとえば、現在の設定項目「カラー設定」に対する現在の設定値が「グレースケール」である場合には、画像形成装置100Iは、設定値テーブル52を参照して設定値「グレースケール」に対応付けられている画面を特定する。図24に示される設定値テーブル52には、設定値「グレースケール」に対応付けられている画面として、「Nin1設定画面」および「画面印刷設定画面」が対応付けられている(点線56参照)。画像形成装置100Iは、「Nin1設定画面」および「画面印刷設定画面」を候補テーブル54に含める(点線58参照)。
なお、画像形成装置100Iは、現在の画面よりも上位階層に位置する画面を候補テーブル54にさらに含めてもよい。図24に示される例においては、現在の画面「用紙設定画面」(図16の画面32C参照)よりも上位階層に位置する「応用設定画面」(図16の画面32B参照)および「コピー画面」(図16の画面32A参照)を候補テーブル54に含める(点線57参照)。
[機能構成]
図25を参照して、画像形成装置100Iの機能について説明する。図25は、画像形成装置100Iの機能構成の一例を示すブロック図である。図25に示されるように、画像形成装置100IのCPU10Aは、操作受付部110と、生成部120と、メニュー表示部130と、選択受付部140と、画面表示部150と、特定部170とを含む。特定部170以外の機能構成については、図6に示される機能構成に示される処理と同じであるので説明を繰り返さない。
特定部170は、画面テーブル50(図24参照)に基づいて、表示画面に対応付けられている画面を特定する。好ましくは、画面テーブル50に基づいて特定される画面は、画面が遷移したタイミングで特定される。また、特定部170は、設定値テーブル52(図24参照)に基づいて、画像形成装置100Iに設定されている設定値に対応付けられている画面を特定する。好ましくは、設定値テーブル52に基づいて特定される画面は、画像形成装置100Iに対する設定値がユーザーによって変更されたタイミングで特定される。
生成部120は、現在の画面よりも上位階層に位置する画面と、画面テーブル50に基づいて特定部170によって特定された画面と、設定値テーブル52に基づいて特定部170によって特定された画面とを候補としてメニューを生成する。
[制御構造]
図26を参照して、画像形成装置100Iの制御構造について説明する。図26は、画像形成装置100Iが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図26の処理は、画像形成装置100IのCPU10A(図5参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子、その他のハードウェアによって実行されてもよい。なお、図26に示されるステップS14,S16,S20,S30の処理については、図7に示される処理と同じであるので説明を繰り返さない。
ステップS82において、CPU10Aは、特定部170(図25参照)として、画面テーブル50(図24参照)に基づいて、表示画面から遷移する可能性が高い画面を特定するとともに、特定した画面を候補テーブル54(図24参照)に追加する。ステップS84において、CPU10Aは、画像形成装置100Iに対するユーザー操作を検出する。
ステップS86において、CPU10Aは、ステップS84において検出したユーザー操作が画像形成装置100Iに対する現在の設定値を変更するものであるか否かを判断する。CPU10Aは、画像形成装置100Iに対する現在の設定値が変更されたと判断した場合に(ステップS86においてYES)、制御をステップS88に切り替える。そうでない場合には(ステップS86においてNO)、CPU10Aは、制御をステップS90に切り替える。
ステップS88において、CPU10Aは、特定部170として、設定値テーブル52(図24参照)に基づいて、画像形成装置100Iに現在設定されている設定値に対応付けられている画面を特定するとともに、特定した画面を候補テーブル54に追加する。
ステップS90において、CPU10Aは、不要操作を検出したか否かを判断する。CPU10Aは、不要操作を検出したと判断した場合に(ステップS90においてYES)、制御をステップS92に切り替える。そうでない場合には(ステップS90においてNO)、CPU10Aは、ステップS84の処理を再び実行する。ステップS92において、CPU10Aは、生成部120(図24参照)として、候補テーブル54に示される画面の候補を示したメニューを生成する。ステップS94において、CPU10Aは、メニュー表示部130(図24参照)として、生成したメニューを表示する。ステップS96において、CPU10Aは、候補テーブル54に示される画面候補をクリアする。
[小括]
以上のようにして、本実施の形態に従う画像形成装置100Iは、表示画面よりも上位階層に位置する画面の候補だけでなく、遷移する可能性の高い画面の候補も含めてメニューを生成する。これにより、ユーザーが意図する画面がメニューに含まれる可能性が高くなるため、不要操作時の操作性をさらに向上させることができる。
<第10の実施の形態>
[概要]
第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aは、メニューに表示される各項目を一様に表示していた。これに対して、第10の実施の形態に従う画像形成装置100Jは、ユーザーに選択される可能性が高い候補ほど、他の画面の候補よりも視認しやすい態様で表示する。
以下では、図27を参照して、第10の実施の形態に従う画像形成装置100Jの概要について説明する。図27は、第10の実施の形態に従う画像形成装置100Jにおけるメニューの表示態様の具体例を示した図である。なお、画像形成装置100Jのハードウェア構成などその他の点については第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aと同じであるので、それらの説明は繰り返さない。
図27に示されるように、ユーザーは、スキャンデータを他の装置に送信する操作を行なう過程で、画面34C〜画面34Fを順に開いたとする。その過程で、ユーザーは、画面34Eへの入力が完了する前に画面34Fを開いたとする。このとき、ユーザーは、入力が完了していない画面34Eを画面34Fの次に開く可能性が高い。ユーザーが画面34Fを選択しやすいように、画像形成装置100Jは、図27に示されるメニュー36Gのように、選択される可能性が一番高い画面34Eを示す項目を、他の画面34C,34Dを示す項目よりも視認しやすい態様で表示する。
このように、本実施の形態に従う画像形成装置100Jは、メニューに示される遷移可能な画面の候補のうち、ユーザーに選択される可能性が高い画面の候補ほど、他の画面の候補よりも視認しやすい態様で表示する。これにより、画像形成装置100Jは、メニュー選択時の操作性をさらに向上させる。
なお、本実施の形態でいう「視認しやすい態様」とは、選択される可能性が高い項目を他の項目よりも操作位置に近付けて表示すること、選択される可能性が高い項目を他の項目よりも強調して表示することなどを含む。他の項目よりも強調して表示する方法は、選択される可能性が高い項目を他の項目よりも表示面積を大きくすること、選択される可能性が高い項目を他の項目よりも彩度の高い色で表示すること、選択される可能性が高い項目を他の項目よりも太い線で縁取りすることなどを含む。
典型的には、各項目が選択される可能性は、前述したように入力が完了していな画面を示す項目ほど高くなるように算出される。あるいは、各項目が選択される可能性は、設計時に予め設定されてもよい。あるいは、各項目が選択される可能性は、前述の画面テーブル50(図24参照)に規定されている画面の項目ほど高くなるように算出されてもよい。あるいは、各項目が選択される可能性は、前述の設定値テーブル52(図24参照)に規定されている画面の項目ほど他の画面の項目よりも高くなるように算出されてもよい。
[制御構造]
図28を参照して、画像形成装置100Jの制御構造について説明する。図28は、画像形成装置100Jが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。より具体的には、図28の処理は、図7のステップS12に示されるメニュー生成処理を詳細に示したフローチャートである。図28の処理は、画像形成装置100JのCPU10A(図5参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子、その他のハードウェアによって実行されてもよい。
ステップS100において、CPU10Aは、上述の候補テーブル54(図24参照)に示される画面のうちから次に遷移する候補となる画面を1つ取得する。ステップS102において、CPU10Aは、ステップS100で取得した画面が入力未完了の入力フォームを含むか否かを判断する。CPU10Aは、ステップS100で取得した画面が入力未完了の入力フォームを含むと判断した場合に(ステップS102においてYES)、制御をステップS104に切り替える。そうでない場合には(ステップS102においてNO)、CPU10Aは、制御をステップS106に切り替える。
ステップS104において、CPU10Aは、ステップS100で取得した候補が選択される可能性を高くする。典型的には、当該可能性は、尤度によって示され、入力フォームの入力度合いに応じて算出される。たとえば、尤度は、入力フォームへの未入力情報が多いほど高くなるように算出される。一例として、尤度は、候補テーブル54において管理される。CPU10Aは、ステップS100で取得した画面の候補と算出した尤度とを互いに対応付けて候補テーブル54に書き込む。
ステップS106において、CPU10Aは、候補テーブル54に示される画面の候補のチェックが全て終了したか否かを判断する。CPU10Aは、候補テーブル54に示される画面の候補のチェックが全て終了したと判断した場合に(ステップS106においてYES)、制御をステップS108に切り替える。そうでない場合には(ステップS106においてNO)、CPU10Aは、ステップS100の処理を再び実行する。
ステップS108において、CPU10Aは、生成部120(図6参照)として、候補テーブル54に示される各画面が選択される尤度に基づいて、メニューを整形する。より具体的には、CPU10Aは、尤度が高い画面ほどユーザーが視認しやすい態様で整形する。
[小括]
以上のようにして、本実施の形態に従う画像形成装置100Jは、選択される可能性が高い項目ほど視認しやすい態様でメニューに表示する。これにより、画像形成装置100Jは、メニュー選択時の操作性をさらに向上することができる。
<第11の実施の形態>
[概要]
第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aは、メニューに表示される各候補を一様に表示していた。これに対して、第11の実施の形態に従う画像形成装置100Kは、ユーザーに選択される可能性が低い候補ほど、他の画面の候補よりも視認しにくい態様で表示する。
以下では、図29を参照して、第11の実施の形態に従う画像形成装置100Kの概要について説明する。図29は、第11の実施の形態に従う画像形成装置100Kにおけるメニューの表示態様の具体例を示した図である。なお、画像形成装置100Kのハードウェア構成などその他の点については第1の実施の形態に従う画像形成装置100Aと同じであるので、それらの説明は繰り返さない。
図29に示されるように、ユーザーは、スキャンデータを他の装置に送信する操作を行なう過程で、画面34C〜34Fを順に開いたとする。その過程で、ユーザーは、画面34Eへの入力が完了させて画面34Fを開いたとする。このとき、ユーザーは、入力が完了している画面34Eを画面34Fの次に開く可能性が低い。ユーザーが画面34Eを選択しにくいように、画像形成装置100Kは、図29に示されるメニュー36Hのように、選択される可能性が低い画面34Eを示す項目を、他の画面34C,34Dを示す項目よりも視認しにくい態様で表示する。
このように、画像形成装置100Kは、メニューに示される遷移可能な画面の候補のうち、ユーザーに選択される可能性が低い画面の候補ほど、他の画面の候補よりも視認しにくい態様で表示する、これにより、画像形成装置100Kは、メニュー選択時の操作性をさらに向上させる。
なお、本実施の形態でいう「視認しにくい態様」とは、たとえば、選択される可能性が低い項目を他の項目よりも不要操作を受け付けた位置から離して表示すること、選択される可能性が低い項目を他の項目よりも目立たないように表示することなどを含む。他の項目よりも目立たないように方法は、選択される可能性が低い項目を他の項目よりも表示面積を小さくすること、選択される可能性が低い項目を他の項目よりも彩度の低い色で表示すること、選択される可能性が低い項目を他の項目よりも透明度を高くすること(たとえば、半透明で表示するなど)ことなどを含む。
典型的には、各項目が選択される可能性は、前述したように入力が完了している画面を示す項目ほど低くなるように算出される。あるいは、各項目が選択される可能性は、予め設定される。あるいは、各項目が選択される可能性は、画面テーブル50(図24参照)に規定されていない画面の項目ほど低くなるように算出されてもよい。あるいは、各項目が選択される可能性は、設定値テーブル52(図24参照)に規定されていない画面の項目ほど他の画面の項目よりも低くなるように算出されてもよい。
[制御構造]
図30を参照して、画像形成装置100Kの制御構造について説明する。図30は、画像形成装置100Kが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。より具体的には、図30の処理は、図7のステップS12に示されるメニュー生成処理を詳細に示したフローチャートである。図30の処理は、画像形成装置100KのCPU10A(図5参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子、その他のハードウェアによって実行されてもよい。なお、図30に示されるステップS103,S110,S112以外の処理については、図28に示される処理と同じであるので説明を繰り返さない。
ステップS103において、CPU10Aは、ステップS100で取得した画面が入力フォームを含み、当該入力フォームへの入力が完了しているか否かを判断する。CPU10Aは、ステップS100で取得した画面が入力フォームを含み、当該入力フォームへの入力が完了していると判断した場合に(ステップS103においてYES)、制御をステップS110に切り替える。そうでない場合には(ステップS103においてNO)、CPU10Aは、制御をステップS106に切り替える。
ステップS110において、CPU10Aは、ステップS100で取得した候補が選択される可能性を低くする。典型的には、当該可能性は、尤度によって示され、入力フォームの入力度合いに応じて算出される。たとえば、尤度は、入力フォームへの未入力情報が少ないほど低くなるように算出される。一例として、尤度は、候補テーブル54において管理される。CPU10Aは、ステップS100で取得した画面の候補と算出した尤度とを互いに対応付けて候補テーブル54に書き込む。
ステップS112において、CPU10Aは、生成部120(図6参照)として、候補テーブル54に示される各画面が選択される尤度に基づいて、メニューを整形する。より具体的には、CPU10Aは、尤度が低い画面ほどユーザーが視認しにくい態様で整形する。
[小括]
以上のようにして、本実施の形態に従う画像形成装置100Kは、選択される可能性が低い項目ほど視認しにくい態様でメニューに表示する。これにより、画像形成装置100Kは、メニュー選択時の操作性をさらに向上することができる。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
10 制御部、10A CPU、11 ROM、15 固定記憶装置、16 画像読取装置、17 操作パネル、18 画像出力装置、19 プリンターコントローラー、20 ネットワークI/F、32,32A〜32G,34A〜34F,41,42A〜42C,43A〜43F 画面、32H エラー画面、35,37 ボタン、36,36A〜36H メニュー、38A,38B サムネイル、50 画面テーブル、52 設定値テーブル、54 候補テーブル、56〜58 点線、100A〜100K 画像形成装置、110 操作受付部、120 生成部、130 メニュー表示部、140 選択受付部、150 画面表示部、160 計測部、170 特定部。

Claims (18)

  1. 表示部と、
    前記表示部に表示中の画面の表示が不要である旨を示す操作を受け付けるための操作受付部と、
    前記操作受付部が前記操作を受け付けた場合に、前記表示中の画面から遷移可能な画面の候補を示すメニューを生成するための生成部と、
    前記表示中の画面の画面上に前記メニューを表示するためのメニュー表示部と、
    前記候補から特定の画面を選択する操作を受け付けるための選択受付部と、
    前記特定の画面を前記表示部に表示するための画面表示部とを備える、画像形成装置。
  2. 前記表示中の画面の表示が不要である旨を示す前記操作を受け付けたことに基づいて、前記画面表示部は、当該表示中の画面を閉じる、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示中の画面と、当該画面から遷移可能な画面の候補とは、階層関係を有する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記生成部は、前記表示中の画面よりも上位の階層の画面を前記候補として示した前記メニューを生成する、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示中の画面の表示が不要である旨を示す前記操作は、当該画面の階層から他の階層に遷移するための操作を含む、請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記表示部に表示される各画面は、少なくとも一部が互いに重ねられて表示される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記メニュー表示部は、前記候補の数が所定数以上である場合に前記メニューを前記表示部に表示し、前記候補の数が前記所定数よりも少ない場合に前記メニューを前記表示部に表示しない、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記操作受付部は、前記表示中の画面の表示が不要である旨を示す操作を受け付けるためのボタンを含み、
    前記画像形成装置は、前記ボタンが押下されている間の時間を計測するための計測部をさらに備え、
    前記メニュー表示部は、前記時間が所定時間以上である場合に前記メニューを前記表示部に表示し、前記時間が前記所定時間よりも短い場合に前記メニューを前記表示部に表示しない、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記メニュー表示部は、前記表示中の画面の表示が不要である旨を示す前記操作を受け付けた位置の近傍に前記メニューを表示する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記メニュー表示部は、前記位置を中心として前記候補を放射状に表示する、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記表示中の画面と、当該画面から遷移可能な画面の候補とは階層関係を有し、
    前記メニュー表示部は、前記メニューに示される遷移可能な画面の候補のうち、階層関係が離れた画面の候補ほど前記位置から離して表示する、請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 前記特定の画面を選択する操作は、ドラッグ操作およびタップ操作の少なくとも一方を含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記操作受付部は、前記メニューに示されている遷移可能な画面の候補から、特定の画面を仮に選択するための操作を受け付けた後に、当該特定の画面を前記表示部に表示する画面として決定する操作を受け付けるように構成されており、
    前記メニュー表示部は、前記特定の画面が仮に選択されている間、当該特定の画面のサムネイルを前記表示部に表示する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記画像形成装置は、
    遷移する可能性が高い画面の候補を画面ごとに対応付けている第1画面情報と、遷移する可能性が高い画面の候補を前記画像形成装置に設定される設定値にごとに対応付けている第2画面情報とを格納するための記憶部と、
    前記第1画面情報に基づいて、前記表示中の画面に対応付けられている画面を特定するとともに、前記第2画面情報に基づいて、前記画像形成装置に設定されている設定値に対応付けられている画面を特定するための特定部とをさらに備え、
    前記生成部は、前記第1画面情報に基づいて前記特定部によって特定された画面と、前記第2画面情報に基づいて前記特定部によって特定された画面とを前記候補として前記メニューを生成する、請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記メニュー表示部は、前記メニューに示される遷移可能な画面の候補のうち、ユーザーに選択される可能性が高い画面の候補ほど、他の画面の候補よりも視認しやすい態様で表示する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記メニュー表示部は、前記メニューに示される遷移可能な画面の候補のうち、ユーザーに選択される可能性が低い画面の候補ほど、他の画面の候補よりも視認しにくい態様で表示する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 表示部を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記表示部に表示中の画面の表示が不要である旨を示す操作を受け付けるステップと、
    前記操作を受け付けた場合に、前記表示中の画面から遷移可能な画面の候補を示すメニューを生成するステップと、
    前記表示中の画面の画面上に前記メニューを表示するステップと、
    前記候補から特定の画面を選択する操作を受け付けるステップと、
    前記特定の画面を前記表示部に表示するステップとを備える、制御方法。
  18. 表示部と、プロセッサとを備える画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記制御プログラムは、前記プロセッサに、
    前記表示部に表示中の画面の表示が不要である旨を示す操作を受け付けるステップと、
    前記操作を受け付けた場合に、前記表示中の画面から遷移可能な画面の候補を示すメニューを生成するステップと、
    前記表示中の画面の画面上に前記メニューを表示するステップと、
    前記候補から特定の画面を選択する操作を受け付けるステップと、
    前記特定の画面を前記表示部に表示するステップとを実行させる、制御プログラム。
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