JP2016099410A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤担持体の回転の固着時に駆動力による歯車列の破損を防止しながら、コストダウンを図ることができる現像装置を提供する。
【解決手段】現像剤を収容する現像容器84と、現像容器84に回転自在に保持され、現像容器84内の現像剤を担持搬送する現像スリーブと、現像容器84に回転自在に保持され、現像容器84内の現像剤を搬送する第2の搬送スクリュー92と、現像スリーブと第2の搬送スクリュー92とを連結する歯車列と、装置本体10に装着した際に、装置本体10に設けられた回転駆動部11と第2の搬送スクリュー92との間で駆動伝達経路を形成し、回転駆動部11からの駆動力により歯車列が破損する前に破損して空転するトルクリミッタ100と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、現像剤担持体に現像剤を担持させて像担持体の静電像を現像する現像装置に関し、詳しくは現像剤担持体に装置本体から回転駆動力を伝達するための回転伝達部の構造に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ、及びこれらの複数の機能を有する複合機等として広く応用されている。画像形成装置では、現像剤を用いる現像ユニット(現像装置)及び感光体ドラムユニット等で構成される画像形成ユニットによって、トナー像をシート上に可視化するプロセスが採用されている。この現像ユニットにおいては、感光体ドラム(像担持体)にトナーを供給する現像スリーブ(現像剤担持体)を内部に備えており、現像スリーブの外周面上に現像剤を担持し回転させることで、常に新しいトナーを感光体ドラム上に供給するようになっている。
現像スリーブにコートするトナーは、現像ユニットの内部で常に均一に撹拌されることが望ましい。このため、現像ユニットには、トナーをキャリヤと共に撹拌するスクリューと、トナー濃度を検知するトナー濃度センサとが設けられている。また、現像ユニットの現像スリーブ及びスクリューには、画像形成装置の装置本体側から駆動力を入力する必要がある。装置本体と現像スリーブ及びスクリューとの連結機構としては、ギヤ列を利用した連結機構が知られている(特許文献1参照)。しかしながら、ギヤ列を利用した連結機構ではバックラッシュが大きく高精度の駆動伝達が困難であるため、近年ではギヤ列ではなくカップリングを利用した連結機構が多用されている。
ここで、装置本体と現像スリーブとをカップリングにより連結した場合は、現像スリーブのカップリングを連結した側の端部には、現像スリーブに高電圧を供給するための高圧配線を接続することができない。このため、現像スリーブに高電圧を供給するための高圧配線を、現像スリーブのカップリングとは反対側の端部に接続しなければならず、配線が長くなってしまい、そのための設置スペースや設置コストが必要になってしまう。そこで、装置本体とスクリューとを、カップリングにより連結することが好ましい。また、この場合は、現像スリーブは、スクリューからギヤ列を介して駆動力が伝達されることで回転される。
ところで、現像ユニットにおいて、トナーや紙粉等の飛散が発生した場合に現像スリーブの回転軸のグリス等と混合して硬化し、現像スリーブの回転軸が固着して回転不良が発生する可能性がある。現像スリーブが回転不良を起こすと、画像形成できないままファクシミリ等の受信内容を消失してしまう虞がある。ここで、装置本体とスクリューとをカップリングにより連結した場合は、現像スリーブが回転不良を起こした時にスクリューと現像スリーブとを連結するギヤ列が破損して、スクリューは回転するのに対し、現像スリーブは回転しなくなる虞がある。この場合、トナー濃度センサによりスクリューの回転は検知されるのでエラーは検知されず、実際には現像スリーブが回転せずに画像形成ができないにも関わらず、エラーを検出できないことになってしまう。
そこで、この現像ユニットにおいて、カップリングと、スクリュー及び現像スリーブとの間に非破壊型のトルクリミッタを設けることが考えられる。この現像ユニットによれば、現像スリーブが回転不良を起こした場合にはトルクリミッタが空転するので、スクリューには回転が伝わらずスクリューが回転停止してトナー濃度センサによりエラーとして検出されるようになる。
特開2013−250517号公報
しかしながら、上述した現像ユニットでは、非破壊型のトルクリミッタが設けられているので、トルクリミッタの構造が複雑でコストダウンが困難であるという問題があった。
本発明は、現像剤担持体の回転の固着時に駆動力による歯車列の破損を防止しながら、コストダウンを図ることができる現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の現像装置は、現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に回転自在に保持され、前記現像容器の内部の現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、前記現像容器に回転自在に保持され、前記現像容器の内部の現像剤を搬送する搬送部材と、前記現像剤担持体と前記搬送部材とを連結する歯車列と、画像形成装置の装置本体に装着した際に、前記装置本体に設けられた回転駆動部と前記搬送部材との間で駆動伝達経路を形成し、前記回転駆動部からの駆動力により前記歯車列が破損する前に破損して空転する回転伝達部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の現像装置は、現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に回転自在に保持され、前記現像容器の内部の現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、前記現像容器に回転自在に保持され、前記現像容器の内部の現像剤を搬送する搬送部材と、前記現像剤担持体と前記搬送部材とを連結する歯車列と、画像形成装置の装置本体に装着した際に、前記装置本体に設けられた回転駆動部と前記搬送部材との間で駆動伝達経路を形成する回転伝達部と、を備え、前記回転伝達部の回転トルクによる破損に対する強度は、前記歯車列の回転トルクによる破損に対する強度よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、現像剤担持体の回転の固着時に、回転伝達部が回転駆動部からの駆動力により歯車列が破損する前に破損して空転する。即ち、回転伝達部の回転トルクによる破損に対する強度は、歯車列の回転トルクによる破損に対する強度よりも小さくなっている。このため、現像剤担持体の回転の固着時に駆動力による歯車列の破損を防止することができる。しかも、回転伝達部は一部の破損により空転可能になるので、高価な非破壊型のトルクリミッタを利用する場合に比べて、コストダウンを図ることができる。
実施の形態に係る画像形成装置の概略の断面図である。 実施の形態に係る画像形成装置の制御部の概略図である。 実施の形態に係る現像ユニットの現像カバーを外した状態の平面図である。 実施の形態に係る現像ユニットの概略の断面図である。 実施の形態に係る現像ユニットを奥側から見た図である。 実施の形態に係る現像ユニットのトルクリミッタを示す分解斜視図である。 実施の形態に係る現像ユニットと装置本体との連結部分を示す概略の平面図である。 他の実施の形態に係る現像ユニットと装置本体との連結部分を示す概略の平面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図7を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施の形態では、画像形成装置の一例としてタンデム型のフルカラープリンタについて説明している。但し、本発明はタンデム型の画像形成装置に限られず、他の方式の画像形成装置であってもよく、また、フルカラーであることにも限られず、モノクロやモノカラーであってもよい。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像形成装置本体(以下、装置本体という)10を備えている。装置本体10は、画像読取部20と、シート給送部30と、画像形成部40と、シート搬送部50と、シート排出部60と、制御部70と、を備えている。尚、記録材であるシートSは、トナー像が形成されるものであり、具体例として、普通紙、普通紙の代用品である合成樹脂製のシート、厚紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等がある。
画像読取部20は、装置本体10の上部に設けられている。画像読取部20は、原稿載置台としての不図示のプラテンガラスと、プラテンガラスに載置された原稿に光を照射する不図示の光源と、反射光をデジタル信号に変換する不図示のイメージセンサ等を備えている。
シート給送部30は、装置本体10の下部に配置されており、シートSを積載して収容するシートカセット31と、給送ローラ32とを備え、シートSを画像形成部40に給送するようになっている。
画像形成部40は、画像形成ユニット41と、トナーボトル42と、レーザスキャナ43と、中間転写ユニット44と、2次転写部45と、定着装置46とを備え、画像形成を行うようになっている。
画像形成ユニット41は、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の4色のトナー画像を形成するための4個の画像形成ユニット41y,41m,41c,41kを備えている。これらは、それぞれ装置本体10に対してユーザにより着脱可能になっている。例えば、画像形成ユニット41yは、トナー画像を形成する像担持体である感光体ドラム47yと、帯電ローラ48yと、現像スリーブ(現像剤担持体)49yと、不図示のドラムクリーニングブレードと、トナー等とを備えている。また、画像形成ユニット41yには、トナーが充填されたトナーボトル42yからトナーが供給される。また、他の画像形成ユニット41m,41c,41kについては、いずれもトナーの色が異なる他は画像形成ユニット41yと同様の構造となっているので、詳細な説明は省略する。
また、例えば、画像形成ユニット41yは、感光体ユニット80と現像ユニット(現像装置)81とを備えている。感光体ユニット80は、画像形成ユニット41yのうちの感光体ドラム47yと、帯電ローラ48yと、不図示のドラムクリーニングブレードとを備えている。感光体ドラム47yは、上方に露出して中間転写ベルト44bに接触可能になっている。この感光体ユニット80の構成は、従来の公知の感光体ユニットと同様であるので、詳細な説明は省略する。現像ユニット81の構成については、後述する。
レーザスキャナ43は、感光体ドラム47y,47m,47c,47kの表面を露光して感光体ドラム47y,47m,47c,47kの表面上に静電潜像を形成するようになっている。
中間転写ユニット44は、画像形成ユニット41の上方に配置されている。中間転写ユニット44は、駆動ローラ44aや1次転写ローラ44y,44m,44c,44k等の複数のローラと、これらのローラに巻き掛けられた中間転写ベルト44bとを備えている。1次転写ローラ44y,44m,44c,44kは、感光体ドラム47y,47m,47c,47kにそれぞれ対向して配置され、中間転写ベルト44bに当接するようになっている。中間転写ベルト44bに1次転写ローラ44y,44m,44c,44kによって正極性の転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム47y,47m,47c,47k上のそれぞれの負極性を持つトナー像が順次中間転写ベルト44bに多重転写される。これにより、中間転写ベルト44bに、フルカラー画像が形成されるようになっている。
2次転写部45は、2次転写内ローラ45aと、2次転写外ローラ45bとを備えている。2次転写外ローラ45bに正極性の2次転写バイアスを印加することによって、中間転写ベルト44bに形成されたフルカラー画像をシートSに転写するようになっている。尚、2次転写内ローラ45aは中間転写ベルト44bの内側で該中間転写ベルト44bを張架しており、2次転写外ローラ45bは中間転写ベルト44bを挟んで2次転写内ローラ45aと対向する位置に設けられている。
定着装置46は、定着ローラ46a及び加圧ローラ46bを備えている。定着ローラ46aと加圧ローラ46bとの間をシートSが挟持搬送されることにより、シートSに転写されたトナー像は加熱加圧されてシートSに定着されるようになっている。定着装置46は、1つのユニットを構成しており、装置本体10に対して挿入及び離脱可能になっている。
シート搬送部50は、シート給送部30から給送されたシートSを画像形成部40からシート排出部60に搬送するようになっており、2次転写前搬送経路51と、定着前搬送経路52と、排出経路53と、再搬送経路54とを備えている。
シート排出部60は、排出経路53の下流側に配置された排出ローラ対61と、排出ローラ対61の下流側に配置された排出トレイ62とを備えている。排出ローラ対61は、排出経路53から搬送されるシートSをニップ部から給送し、排出トレイ62に排出するようになっている。排出トレイ62は、フェイスダウントレイになっており、排出ローラ対61から排出されたシートSを積載するようになっている。また、画像読取部20と排出トレイ62との間の空間は、胴内空間部を構成している。
図2に示すように、制御部70はコンピュータにより構成され、例えばCPU71と、各部を制御するプログラムを記憶するROM72と、データを一時的に記憶するRAM73と、外部と信号を入出力する入出力回路(I/F)74とを備えている。CPU71は、画像形成装置1の制御全体を司るマイクロプロセッサであり、システムコントローラの主体である。CPU71は、入出力回路74を介して、シート給送部30、画像形成部40、シート搬送部50、シート排出部60に接続され、各部と信号をやり取りすると共に動作を制御するようになっている。また、制御部70は、装置本体10に接続された不図示のコンピュータからの指令や、不図示の操作パネルの操作等により、ユーザが操作や設定を可能になっている。
次に、このように構成された画像形成装置1における画像形成動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、まず感光体ドラム47y,47m,47c,47kが回転して表面が帯電ローラ48y,48m,48c,48kにより帯電される。そして、レーザスキャナ43により画像情報に基づいてレーザ光が感光体ドラム47y,47m,47c,47kに対して発光され、感光体ドラム47y,47m,47c,47kの表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像にトナーが付着することにより、現像されてトナー画像として可視化され、中間転写ベルト44bに転写される。
一方、このようなトナー像の形成動作に並行して給送ローラ32が回転し、シートカセット31の最上位のシートSを分離しながら給送する。そして、中間転写ベルト44bのトナー画像にタイミングを合わせて、2次転写前搬送経路51を介してシートSが2次転写部45に搬送される。更に、中間転写ベルト44bからシートSに画像が転写され、シートSは、定着装置46に搬送され、ここで未定着トナー像が加熱加圧されてシートSの表面に定着され、排出ローラ対61によりシートSが排出されて排出トレイ62に積載される。
次に、現像ユニット81について、図3乃至図7を用いて詳細に説明する。尚、図3乃至図7では、現像ユニット81等を画像形成装置1の背面側から見たものとして示している。また、本実施の形態では、各図に示すように、トナーの搬送方向、即ち現像スリーブ49yの回転方向をR方向、R方向に直交する現像スリーブ49yの長手方向をY方向(幅方向)とする。また、装置本体10に向かった左右方向をX方向、これらX方向及びY方向に直交する上下方向をZ方向とする。
図3及び図4に示すように、現像ユニット81は、筐体である容器本体82と、容器本体82の上部に装着される容器カバー83と、からなる現像容器84を備えている。容器本体82は、装置本体10に装着可能であり、現像スリーブ49yを回転自在に保持し現像剤を収容するようになっている。容器カバー83は、容器本体82の上部に装着されて現像スリーブ49yの少なくとも一部を覆うようになっている。現像容器84は、内部にY方向を長手方向とする隔壁85を備えており、現像容器84の内部は攪拌室86と現像室87とに区画されている。攪拌室86と現像室87とは、隔壁85のY方向両端部に形成された連通部85a,85bにより連通されている。
攪拌室86には第1の搬送スクリュー91が回転可能に収容され、トナーボトル42y(図1参照)から補給口84aを介して補給されたトナーをキャリヤと共に攪拌して一方の連通部85aを通じて現像室87に供給するようになっている。また、攪拌室86の下部には、トナー濃度センサ(検知部)93が設けられている。トナー濃度センサ93は、例えばフォトセンサにより構成され、撹拌された現像剤のトナー濃度を検出して制御部70に送信するようになっている(図4参照)。また、トナー濃度センサ93は、第1の搬送スクリュー91のスクリュー羽根の動作も検出可能になっており、第1の搬送スクリュー91の回転の有無に基づいて検知信号を出力可能になっている。即ち、制御部70は、トナー濃度センサ93からの検知信号に基づいて第1の搬送スクリュー91及び現像スリーブ49yの回転の有無を検知可能になっている。
現像室87には、第1の搬送スクリュー91と平行かつ回転可能に配置された第2の搬送スクリュー(搬送部材)92及び現像スリーブ49y等が収容されている。第2の搬送スクリュー92は、一方の連通部85aから供給された現像剤(トナー及びキャリヤ)を現像室87内で第1の搬送スクリュー91による搬送方向とは反対方向に搬送し、他方の連通部85bを通じて攪拌室86に供給するようになっている。これにより、現像剤は、攪拌室86と現像室87と2箇所の連通部85a,85bとを循環路にして循環するようになっている。
現像スリーブ49yは、容器本体82により回転可能に支持される回転軸49ayを両端部に備えており、現像容器84に形成された開口84bから外周面の一部を感光体ドラム47y(図1参照)に向けて露出して回転可能に設けられている。開口84bの下端部には、現像スリーブ49yに沿って現像ブレード(層厚規制部材)88が設けられている。現像スリーブ49yのY方向の奥側の端部の中心部には、高圧接点49byが設けられている。この高圧接点49byは、現像ユニット81を装置本体10に装着した際に、装置本体10に設けられた接点に接触し、装置本体10から高圧電流が供給されるようになっている。
現像スリーブ49yは、R方向に回転駆動されることで、現像剤を感光体ドラム47yに対して担持搬送するようになっている。現像スリーブ49yの内部には、現像容器84に固定された不図示のマグネットが収容されている。攪拌室86及び現像室87で撹拌及び搬送された現像剤は、トナーが負極性に、キャリヤが正極性にそれぞれ帯電し、マグネットの磁力により現像スリーブ49y上に担持され搬送される。これにより、現像スリーブ49y上に担持された現像剤が、現像ブレード88によりその層厚が規制された状態で、感光体ドラム47yに搬送されるようになっている。
現像ユニット81は、現像スリーブ49yの両端部にシール部材90を備えている。シール部材90は、容器本体82の支持部89に固定され、現像スリーブ49yとの間で現像剤を幅方向外側に漏出しないように封止するようになっている。
図5に示すように、第2の搬送スクリュー92のY方向の奥側の端部には、後述するトルクリミッタ(回転伝達部)100が設けられている。また、第2の搬送スクリュー92と現像スリーブ49yと第1の搬送スクリュー91との各Y方向の奥側は、複数のギヤにより噛合されて同時に回転するように連結されている。特に、第2の搬送スクリュー92と現像スリーブ49yとは、歯車列94により連結されている。歯車列94は、第2の搬送スクリュー92と同軸に設けられた駆動ギヤ(ギヤ部)95と、現像スリーブ49yと同軸に設けられた従動ギヤ96と、各ギヤ95,96に噛合する中間ギヤ97とを備えている。また、第1の搬送スクリュー91には従動ギヤ98が同軸上に設けられ、中間ギヤ97により噛み合って連結している。これにより、第2の搬送スクリュー92に回転駆動力が入力されると、歯車列94を介して現像スリーブ49yが回転すると同時に、中間ギヤ97を介して従動ギヤ98が回転され、第1の搬送スクリュー91が回転するようになっている。
図7に示すように、装置本体10の現像ユニット81の装着部位の奥部には、トルクリミッタ100に駆動力を供給可能な回転駆動部11が設けられている。即ち、トルクリミッタ100は、第2の搬送スクリュー92と回転駆動部11との間に介在され、これらの間で駆動伝達経路を形成している。回転駆動部11は、トルクリミッタ100に連結可能で開口10aに露出する連結部材12と、連結部材12に設けられて一体回転する従動ギヤ13と、従動ギヤ13に噛み合うピニオン14を有するモータ15とを備えている。尚、モータ15は、制御部70に接続されたモータドライバ16を介して、制御部70により制御されるようになっている(図2参照)。
次に、上述した現像ユニット81のトルクリミッタ100について、図6及び図7を用いて詳細に説明する。トルクリミッタ100は、従動側部材101と、駆動側部材102とを有している。
従動側部材101は、係合孔101aと突起部(従動側係合部)101bとを有し、第2のスクリュー92に取り付けられて一体回転するようになっている。本実施の形態では、突起部101bは1つ、係合孔101aは2つ設けられているが、これには限られず、他の個数であってもよい。
従動側部材101は、例えば合成樹脂製で、駆動ギヤ95と同一材料で一体成形されている。駆動側部材102は、従動側部材101の係合孔101aに係合する係合爪102aと、回転時に従動側部材101の突起部101bに係合する係合溝(駆動側係合部)102bとを有している。係合爪102aは、駆動側部材102を従動側部材101に対して軸方向に装着することにより係合孔101aに係合するようになっており、係合により、駆動側部材102が従動側部材101から軸方向に抜けなくなるようになっている。
突起部101bと係合溝102bとが係合することにより、駆動側部材102と従動側部材101とは一体回転するようになる。突起部101bの回転方向の両側部は、他の部分に比べて凹んだ凹部101cが形成されている。これにより、突起部101bの剛性を小さくしている。ここで、本実施の形態では、係合溝102bは2本設けられている。これに対し、突起部101bは1つだけであるので、突起部101bは2本の係合溝102bの任意の方に係合するようにできる。尚、本実施の形態では、係合溝102bは2本、係合爪102aは2つ設けられているが、これには限られず、他の個数であってもよい。
ここで、突起部101bの回転による破損に対する強度について説明する。本実施の形態では、現像スリーブ49yの回転の固着時に、回転駆動部11からの駆動力により歯車列94の一部の歯が破損する前に、突起部101bが破損してトルクリミッタ100が空転するようになっている。即ち、突起部101bの回転による破損に対する強度は、上述の条件でトルクリミッタ100が空転する強度になるように設定されている。より具体的には、突起部101bの回転による破損に対する強度は、歯車列94の回転による一部の歯の破損に対する強度よりも小さい。尚、突起部101bと駆動ギヤ95とは同一材料で一体成形されているので、突起部101bと駆動ギヤ95の歯との各強度は形状・寸法により決定されるようになっている。
次に、上述した現像ユニット81のトルクリミッタ100の動作について、図5乃至図7を用いて詳細に説明する。
図7に示すように、現像ユニット81が装置本体10に装着されると、トルクリミッタ100の駆動側部材102が連結部材12に連結する。そして、画像形成装置1が稼働すると、制御部70がモータドライバ16にモータ15の駆動指令を発する。これにより、モータ15が回転し、回転駆動部11の回転駆動力が、連結部材12からトルクリミッタ100を介して第2の搬送スクリュー92に伝達される。図5に示すように、第2の搬送スクリュー92に伝達された回転駆動力は、歯車列94を介して現像スリーブ49yに伝達され、中間ギヤ97を介して第1の搬送スクリュー91に伝達される。これにより、現像剤が現像ユニット81の内部で循環すると共に、現像スリーブ49yの表面に担持されるようになる。また、制御部70は、トナー濃度センサ93からの検出信号に基づき、トナー量及び第1の搬送スクリュー91の回転を検出している。
そして、現像ユニット81の内部でトナー等が飛散して現像スリーブ49yの回転軸49ayのグリス等と混合し、現像スリーブ49yが固着して回転不良を起こしたとする。この場合でも、回転駆動部11の回転駆動力がトルクリミッタ100及び歯車列94を介して現像スリーブ49yに伝達されるので、動力伝達経路に過大なトルクが作用してしまう。ここで、突起部101bの回転トルクによる破損に対する強度は、歯車列94の回転トルクによる一部の歯の破損に対する強度よりも小さくなるように設定している。このため、回転駆動部11からの駆動力により歯車列94の一部の歯が破損する前に、突起部101bが破損してトルクリミッタ100が空転する。これにより、回転駆動部11は駆動するのに対し、トルクリミッタ100の空転に伴い、第2の搬送スクリュー92、第1の搬送スクリュー91、現像スリーブ49yの回転は停止する。
この時、制御部70は、モータ15に対して駆動指令を発しているにも関わらず、トナー濃度センサ93からの検出信号に基づいて第1の搬送スクリュー91が停止していることを検出する。このため、現像ユニット81の駆動系に何らかの異常が発生していることを検知し、画像形成装置1の駆動を停止したり、あるいは表示部に警告を表示することで、ユーザに異常の発生を報知するようにできる。
上述したように本実施の形態の現像ユニット81によれば、現像スリーブ49yの回転の固着時に、トルクリミッタ100が回転駆動部11からの駆動力により歯車列94が破損する前に破損して空転する。即ち、トルクリミッタ100の回転トルクによる破損に対する強度は、歯車列94の回転トルクによる破損に対する強度よりも小さくなっている。このため、現像スリーブ49yの回転の固着時に駆動力による歯車列94の破損を防止することができる。しかも、トルクリミッタ100は一部の破損により空転可能になるので、高価な非破壊型のトルクリミッタを利用する場合に比べて、コストダウンを図ることができる。
また、本実施の形態の現像ユニット81によれば、トルクリミッタ100は従動側部材101及び駆動側部材102を有し、従動側部材101の突起部101bが駆動側部材102の係合溝102bに係合するようになっている。これにより、所定値以上のトルクが作用すると突起部101bのみが破損するようになっているので、従動側部材101及び駆動側部材102の両方が破損するようにした場合に比べて、構成を簡易化することができる。
また、本実施の形態の現像ユニット81によれば、従動側部材101は、歯車列94の一部を構成すると共に突起部101bと一体成形される駆動ギヤ95を有しているので、突起部101bと駆動ギヤ95とは同一材料にすることができる。このため、突起部101bと駆動ギヤ95の歯との各強度は、形状・寸法により決定するようにでき、材料の違いに起因する強度の誤差を考慮することなく、強度を設定することができる。
また、本実施の形態の現像ユニット81によれば、トルクリミッタ100は、第2の搬送スクリュー92の同軸上に配置され、現像スリーブ49yは、高圧電流を入力可能な高圧接点49byを、トルクリミッタ100と同じ側の端部に有している。このため、高圧接点49byは現像スリーブ49yの奥側の端部に設けられているので、手前側の端部に設けられる場合に比べて、配線を簡素化することができ、現像ユニット81の大型化を防止することができる。
上述した本実施の形態では、トルクリミッタ100に所定値以上のトルクが作用すると従動側部材101の突起部101bが破損するようにした場合について説明したが、これには限定されない。例えば、駆動側部材102に設けられた従動側部材101に係合する係合部が破損するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、トルクリミッタ100が現像ユニット81に設けられた場合について説明したが、これには限られない。例えば、図8に示すように、装置本体10に設けられた回転駆動部211にトルクリミッタ200を設けるようにしてもよい。この場合、トルクリミッタ200は、例えば、従動側部材201及び駆動側部材202を有し、駆動側部材202の突起部202bが従動側部材201の係合溝201bに係合するようにできる。一方、第2の搬送スクリュー92の端部には連結部材212が設けられ、現像ユニット81を装置本体10に装着することにより、トルクリミッタ200の従動側部材201が連結部材212に連結するようになっている。この場合も、トルクリミッタ200の回転トルクによる破損に対する強度を、歯車列94の回転トルクによる破損に対する強度よりも小さくすることで、現像スリーブ49yの回転の固着時に駆動力による歯車列94の破損を防止することができる。
1…画像形成装置、10…装置本体、11…回転駆動部、49by…高圧接点、49y,49m,49c,49k…現像スリーブ(現像剤担持体)、81…現像ユニット(現像装置)、84…現像容器、92…第2の搬送スクリュー(搬送部材)、94…歯車列、95…駆動ギヤ(ギヤ部)、100…トルクリミッタ(回転伝達部)、101…従動側部材、101b…突起部(従動側係合部)、102…駆動側部材、102b…係合溝(駆動側係合部)、200…トルクリミッタ(回転伝達部)、201…従動側部材、201b…係合溝(従動側係合部)、202…駆動側部材、202b…突起部(駆動側係合部)、211…回転駆動部

Claims (9)

  1. 現像剤を収容する現像容器と、
    前記現像容器に回転自在に保持され、前記現像容器の内部の現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、
    前記現像容器に回転自在に保持され、前記現像容器の内部の現像剤を搬送する搬送部材と、
    前記現像剤担持体と前記搬送部材とを連結する歯車列と、
    画像形成装置の装置本体に装着した際に、前記装置本体に設けられた回転駆動部と前記搬送部材との間で駆動伝達経路を形成し、前記回転駆動部からの駆動力により前記歯車列が破損する前に破損して空転する回転伝達部と、を備える、
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 現像剤を収容する現像容器と、
    前記現像容器に回転自在に保持され、前記現像容器の内部の現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、
    前記現像容器に回転自在に保持され、前記現像容器の内部の現像剤を搬送する搬送部材と、
    前記現像剤担持体と前記搬送部材とを連結する歯車列と、
    画像形成装置の装置本体に装着した際に、前記装置本体に設けられた回転駆動部と前記搬送部材との間で駆動伝達経路を形成する回転伝達部と、を備え、
    前記回転伝達部の回転トルクによる破損に対する強度は、前記歯車列の回転トルクによる破損に対する強度よりも小さい、
    ことを特徴とする現像装置。
  3. 前記回転伝達部は、前記搬送部材と一体回転し、従動側係合部を有する従動側部材と、前記装置本体へ装着した時に前記回転駆動部と一体回転し、回転時に前記従動側係合部に係合して前記従動側部材と一体回転する駆動側係合部を有する駆動側部材とを有し、
    前記従動側係合部及び前記駆動側係合部の少なくとも一方が破損することにより、前記従動側部材及び前記駆動側部材は互いに回転自在になる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記従動側部材は、前記歯車列の一部を構成すると共に前記従動側係合部と一体成形されるギヤ部を有し、
    前記従動側係合部の回転による破損に対する強度は、前記歯車列の回転による破損に対する強度よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項3記載の現像装置。
  5. 前記回転伝達部は、前記搬送部材の同軸上に配置され、
    前記現像剤担持体は、高圧電流を入力可能な高圧接点を、前記回転伝達部と同じ側の端部に有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4までのいずれか1項に現像装置。
  6. 装置本体と、
    前記装置本体に装着可能であると共に、現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に回転自在に保持され、前記現像容器の内部の現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、前記現像容器に回転自在に保持され、前記現像容器の内部の現像剤を搬送する搬送部材と、前記現像剤担持体と前記搬送部材とを連結する歯車列と、を有する現像装置と、
    前記搬送部材に駆動力を供給可能な回転駆動部と、
    前記装置本体に設けられ、前記回転駆動部と前記搬送部材との間で駆動伝達経路を形成し、前記回転駆動部からの駆動力により前記歯車列が破損する前に破損する回転伝達部と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 装置本体と、
    前記装置本体に装着可能であると共に、現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に回転自在に保持され、前記現像容器の内部の現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、前記現像容器に回転自在に保持され、前記現像容器の内部の現像剤を搬送する搬送部材と、前記現像剤担持体と前記搬送部材とを連結する歯車列と、を備える現像装置と、
    前記搬送部材に駆動力を供給可能な回転駆動部と、
    前記装置本体に設けられ、前記回転駆動部と前記搬送部材との間で駆動伝達経路を形成する回転伝達部と、を備え、
    前記回転伝達部の回転トルクによる破損に対する強度は、前記歯車列の回転トルクによる破損に対する強度よりも小さい、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記搬送部材の回転の有無に基づいて検知信号を出力可能な検知部と、前記検知部からの前記検知信号が入力される制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記検知信号に基づいて前記搬送部材及び前記現像剤担持体の回転の有無を検知する、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 前記検知部は、前記現像容器に収容される現像剤の濃度を検知可能なセンサである、
    ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
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