JP2016099103A - 液体冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】安価に構成可能で冷却システム全体の小型化を図る。【解決手段】液体冷却システムは、液体を貯留する貯槽と、前記貯槽内に貯留された液体の液面に浮かぶ浮き子と、前記浮き子に接続され前記液面下に浮遊状態で保持される熱交換器と、前記熱交換器に循環媒体を循環させて前記貯槽内の液体を所定温度以下に冷却するチラーとを備えて構成される。液体冷却システムによれば、前記浮き子が接続された前記熱交換器で、貯槽内の液体の上方領域をピンポイントに効率良く冷却することができる。【選択図】図1

Description

この発明は、貯槽に貯留された液体を所定温度以下に冷却する液体冷却システムに関する。
水酸化ナトリウムの水溶液に塩素を通じて得られた次亜塩素酸ナトリウムは、通常時は不安定なため、水溶液として貯槽に貯留、貯蔵され使用されている。次亜塩素酸ナトリウムは、水溶液の状態では安定するために長期の保存が可能であるが、反応性が高いため、時間経過や温度変化に伴って自己分解(自然分解)が進行し、酸素を放って塩化ナトリウム水溶液に変化する。
このような自己分解が進行すると、貯槽内の次亜塩素酸ナトリウムの有効塩素濃度が低下すると共に有害な副生成物濃度が上昇する。従って、次亜塩素酸ナトリウムを長期保存するためには、可能な限り自己分解を抑制することが重要である。次亜塩素酸ナトリウムの自己分解を抑制する方法としては、例えば貯槽内の次亜塩素酸ナトリウムの液温を20℃以下に保つように冷却することが望ましいとされている。
そして、次亜塩素酸ナトリウムを冷却する方法としては、(1)次亜塩素酸ナトリウムを循環して冷却する方法や、(2)次亜塩素酸ナトリウム全体に浸漬する筒形コイル状の熱交換器を貯槽の底部から上部にかけて設置して冷却する方法、(3)浮屋根貯槽の浮屋根を用いた冷却方法(下記特許文献1参照)などが知られている。
実開昭56−034794号公報
しかしながら、上記従来技術の(1)〜(3)による冷却方法では、次のような問題点がある。まず、(1)による方法では、次亜塩素酸ナトリウムを循環させるための循環ポンプの設置や配管工事、電気工事等が必要となるため、トータルコスト的に好ましくない。また、(2)による方法では、通常時には液面高さに合わせた高さの熱交換器が必要となるので、貯槽内の次亜塩素酸ナトリウムの液面が低下した場合、筒形コイル状の熱交換器の一部が液面から露出してしまい、冷却効率の変化が激しくなると共に熱交換器が大型化する傾向にある。
更に、(3)による方法では、貯槽内の次亜塩素酸ナトリウムの液面を全面的に覆う浮屋根が必要となると共に、浮屋根に設置する各種配管系統等が複雑となり、上記(1)による方法と同様にトータルコスト的に好ましくないものとなってしまう。
この発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、安価に構成可能で冷却システム全体の小型化を図ることができる液体冷却システムを提供することを目的とする。
本発明に係る液体冷却システムは、液体を貯留する貯槽と、前記貯槽内に貯留された液体の液面に浮かぶ浮き子と、前記浮き子に接続され前記液面下に浮遊状態で保持される熱交換器と、前記熱交換器に循環媒体を循環させて前記貯槽内の液体を所定温度以下に冷却するチラーとを備えたことを特徴とする。
本発明の一実施形態においては、前記熱交換器は、チタンからなり、前記熱交換器の大きさは、前記貯留された液体の種類及び液量に応じて前記所定温度以下に保つのに必要とされる交換熱量に基づき設定される。
本発明の他の実施形態においては、前記液体は、次亜塩素酸ナトリウムであり、前記循環媒体は、冷却水である。
本発明によれば、貯槽内の液体の液体上方領域を浮き子が接続された熱交換器によってピンポイントに冷却し、自然対流により貯槽内の液体を全体的に所定温度以下に冷却することができるので、安価に構成可能で冷却システム全体の小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る液体冷却システムの全体構成を示す図である。 同液体冷却システムにおける冷却動作を説明するための図である。 同液体冷却システムにおける冷却動作を説明するための図である。
以下、添付の図面を参照して、この発明の実施の形態に係る液体冷却システムを詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る液体冷却システムの全体構成を示す図、図2及び図3は、液体冷却システムにおける冷却動作を説明するための図である。図1に示すように、液体冷却システム1は、貯槽2内に貯留された液体、例えば次亜塩素酸ナトリウム等の薬液4を所定温度以下に冷却するシステムである。なお、次亜塩素酸ナトリウムは薬液4の一例であり、本実施形態の液体冷却システム1は、種々の薬液、液体に適用することができる。液体は、例えば食塩水や、牛乳等の食品であってもよい。液体冷却システム1は、例えばポリエチレン等の耐食性を有する樹脂材料からなる貯槽2を備える。
また、液体冷却システム1は、この貯槽2内に貯留された薬液4の液面4aに浮かぶ浮き子11を備えている。この浮き子11には、熱交換器10が取り付けられている。熱交換器10は、液面4a下に浮遊状態で保持される。また、液体冷却システム1は、貯槽2内の薬液4を所定温度以下に冷却するチラー3を備えている。チラー3は、熱交換器10に接続された循環配管5内に循環媒体である冷却水を液温管理しながら循環させて、薬液4を冷却する。
貯槽2は、例えば円筒状の周壁部2aと、この周壁部2aの上部を覆う天井部2bとを備えている。天井部2bには、内部点検用の開口部2cと、熱交換器10への循環配管5が挿通される配管口2dとが設けられている。貯槽2内に配置される熱交換器10は、本例では矩形板状の外形を有する。
熱交換器10には、上部に球状の浮き子11が複数設けられていると共に、下部に循環配管5が接続されている。また、浮き子11の近傍には、温度センサ10aが設けられている。温度センサ10aは、貯槽2内の薬液4の液面4a下の薬液上方領域における液温を計測する。なお、浮き子11の形状は球状に限定されるものではない。また、温度センサ10aは省略可能である。この熱交換器10は、貯槽2に貯留される液体が次亜塩素酸ナトリウム等の薬液である場合、例えばチタンからなる。なお、貯槽2に貯留される液体が食品などの中性の液体である場合には、熱交換器10はチタンに代えてステンレスによって形成されていてもよい。
熱交換器10の大きさは、貯槽2内に貯留された薬液4の種類及び液量に応じて、例えば薬液4を20℃以下に保つのに必要とされる交換熱量に基づき設定される。本例の熱交換器10は、液面4a下の薬液上方領域を所要交換熱量に基づいて冷却可能な大きさとなるように構成されている。このように、熱交換器10は、上記設定条件に基づき可能な限り小型に構成することが可能である。
熱交換器10は、上述したように液面4a下の薬液上方領域を冷却するので、図2に示すように、貯槽2内の薬液4は、図2中曲線矢印で示すように自然対流し全体的に所定温度に冷却される。また、熱交換器10には、浮き子11が設けられているため、薬液4の液面4aの上昇や下降に追従して熱交換器10が常時薬液上方領域に留まることができる構造となっている。
このため、例えば図3に示すように、薬液4の液面4aが下降して貯槽2内の薬液4の液位が下がったとしても、冷却効率は変化しない。同様に、図3に示す状態から図2に示す状態のように、貯槽2内の薬液4の液位が上がったとしても冷却効率は変わらない。このように、液体冷却システム1の熱交換器10による冷却効率は、貯槽2内の液量変位が生じても変化することはない。
チラー3は、循環配管5及び熱交換器10を循環する冷却水を貯留する冷却水タンク3aを備えている。また、チラー3は、冷却水タンク3a内の冷却水を循環配管5内に送出する冷却水ポンプ3bを備えている。更に、チラー3は、冷却水ポンプ3bにより送出された冷却水を空冷により冷やす空冷器3cを備えている。また、チラー3は、空冷器3cにより冷却された冷却水の水温を検出し、空冷器3cの動作を制御して冷却水の温度を調整する温度調節装置3dを備えている。加えて、冷却水タンク3aは、その内部に含まれる冷却水の水位を検知し、冷却水ポンプ3bの空運転を防止するためのレベルセンサ3eを備えている。このチラー3は、外部電源20からの電力供給により動作する。温度調節装置3dは、温度センサ3fの出力信号に基づき、空冷器3cの動作を制御する。薬液4の温度が基準値よりも低いと判断される場合には、冷却水ポンプ3bの動作を停止して、冷却水の循環を一時停止してもよい。
空冷器3cより先の送出側内分配管には、温度センサ3fが設けられている。また、熱交換器10とチラー3とを繋ぐ循環配管5には、途中に閉塞弁5aが設けられると共に、チラー3からの送出側の循環配管5には圧力弁を有する圧力計5bが設けられている。
このように構成された液体冷却システム1は、チラー3により冷却設定温度(例えば、10℃)に液温管理された冷却水を循環配管5を通して熱交換器10に循環させる。これにより、熱交換器10においては、例えば液温30℃の薬液4と冷却水との熱交換が薬液上方領域において行われる。そして、冷却された薬液4は、図2及び図3に曲線矢印で示すように、熱交換器10の下方に流れる。また、貯槽2内の下方側の薬液4が上方に流れる。こうして、熱交換器10内の冷却水が温められると共に、薬液4の液面4a下の薬液上方領域が冷却されて、自然対流が発生する。その結果、貯槽2内の薬液4が全体的に冷却設定温度以下となるように冷却される。
従って、本実施形態に係る液体冷却システム1によれば、浮き子11が接続された小型の熱交換器10で、貯槽2内の薬液4の薬液上方領域をピンポイントに効率良く冷却することができる。また、熱交換器10に浮き子11が接続されているので、図2及び図3に示すように、貯槽2内の薬液4の液位に変化が生じても、熱交換器10を薬液4の液面4a下に常に浮遊状態で保持することができる。これにより、貯槽2内の薬液4の薬液上方領域を効果的に冷却して、貯槽2内の薬液4に自然対流を発生させるので、薬液4を全体的且つ効果的に所定温度以下に冷却することができる。このように、薬液冷却システム1は、従来と比べて貯槽2内の薬液4を循環させて冷却することがなく、また、貯槽2内に配置される熱交換器も小型に構成することができるので、システム全体のコストを抑えることができ、安価に構成可能で冷却システム全体の小型化を図ることが可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 液体冷却システム
2 貯槽
2a 周壁部
2b 天井部
2c 開口部
2d 配管口
3 チラー
3a 冷却水タンク
3b 冷却水ポンプ
3c 空冷器
3d 温度調節装置
3e レベルセンサ
3f 温度センサ
4 薬液
4a 液面
10 熱交換器
10a 温度センサ
11 浮き子

Claims (3)

  1. 液体を貯留する貯槽と、
    前記貯槽内に貯留された液体の液面に浮かぶ浮き子と、
    前記浮き子に接続され前記液面下に浮遊状態で保持される熱交換器と、
    前記熱交換器に循環媒体を循環させて前記貯槽内の液体を所定温度以下に冷却するチラーとを備えた
    ことを特徴とする液体冷却システム。
  2. 前記熱交換器は、チタンからなり、
    前記熱交換器の大きさは、前記貯留された液体の種類及び液量に応じて前記所定温度以下に保つのに必要とされる交換熱量に基づき設定される
    ことを特徴とする請求項1記載の液体冷却システム。
  3. 前記液体は、次亜塩素酸ナトリウムであり、
    前記循環媒体は、冷却水である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の液体冷却システム。
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