JP2003035493A - 試料冷却器および配管集合体 - Google Patents
試料冷却器および配管集合体Info
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- JP2003035493A JP2003035493A JP2001222735A JP2001222735A JP2003035493A JP 2003035493 A JP2003035493 A JP 2003035493A JP 2001222735 A JP2001222735 A JP 2001222735A JP 2001222735 A JP2001222735 A JP 2001222735A JP 2003035493 A JP2003035493 A JP 2003035493A
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- coiled
- pipes
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- Pending
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の試料を同時に冷却するための試料冷却
器であって、小型で設置スペースを小さくすることがで
きる試料冷却器を提供する。 【解決手段】 複数本（本例では２本）のコイル状配管
４、６を多重巻き構造に形成してなる配管集合体８を、
内部を冷却水１０が流れる冷却槽１１内に配設し、各コ
イル状配管にそれぞれ試料１２、１４を流し、冷却後の
試料１６、１８を流出させる。多重巻き構造とは、ある
コイル状配管のコイル部の間に、他のコイル状配管のコ
イル部を挿入した状態で複数本のコイル状配管を重ねた
構造をいう。
器であって、小型で設置スペースを小さくすることがで
きる試料冷却器を提供する。 【解決手段】 複数本（本例では２本）のコイル状配管
４、６を多重巻き構造に形成してなる配管集合体８を、
内部を冷却水１０が流れる冷却槽１１内に配設し、各コ
イル状配管にそれぞれ試料１２、１４を流し、冷却後の
試料１６、１８を流出させる。多重巻き構造とは、ある
コイル状配管のコイル部の間に、他のコイル状配管のコ
イル部を挿入した状態で複数本のコイル状配管を重ねた
構造をいう。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の試料を同時
に冷却するための試料冷却器に関する。本発明の試料冷
却器は、例えば、発電所ボイラプラントの各所から採取
した高温の試料（ボイラ水、蒸気サンプル等）を同時に
冷却して分析計に送る場合などに好適に使用される。
に冷却するための試料冷却器に関する。本発明の試料冷
却器は、例えば、発電所ボイラプラントの各所から採取
した高温の試料（ボイラ水、蒸気サンプル等）を同時に
冷却して分析計に送る場合などに好適に使用される。
【０００２】
【従来の技術】従来、複数の試料を同時に冷却するため
の試料冷却器として、図４に示す構成のものが提案され
ている。この試料冷却器は、内部を冷却水５２が流れる
冷却槽５４内に複数本のコイル状配管５６を互いに離間
させた状態で並列に配設し、上記各コイル状配管５６に
それぞれ試料５８、６０、６２を流し、冷却後の試料６
４、６６、６８を流出させるようにしたものである。な
お、図中７０は冷却水流入配管、７２は冷却水流出配管
を示す。
の試料冷却器として、図４に示す構成のものが提案され
ている。この試料冷却器は、内部を冷却水５２が流れる
冷却槽５４内に複数本のコイル状配管５６を互いに離間
させた状態で並列に配設し、上記各コイル状配管５６に
それぞれ試料５８、６０、６２を流し、冷却後の試料６
４、６６、６８を流出させるようにしたものである。な
お、図中７０は冷却水流入配管、７２は冷却水流出配管
を示す。
【０００３】この場合、上記試料冷却器において、コイ
ル状配管５６としては、図５に示すような１層巻き構造
のものや、図６に示すような内外２層巻き構造のものを
用いることができる。図６に示した内外２層巻き構造の
コイル状配管５６は、同心状の外側配管７４と内側配管
７６とを連続させ、両配管７４、７６によって一つの試
料を冷却するものである。
ル状配管５６としては、図５に示すような１層巻き構造
のものや、図６に示すような内外２層巻き構造のものを
用いることができる。図６に示した内外２層巻き構造の
コイル状配管５６は、同心状の外側配管７４と内側配管
７６とを連続させ、両配管７４、７６によって一つの試
料を冷却するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の試料冷却器は、冷却槽内に複数本のコイル状配管を互
いに離間させた状態で並列に配設しているので、装置が
大型となって設置スペースが大きくなるという問題があ
った。
の試料冷却器は、冷却槽内に複数本のコイル状配管を互
いに離間させた状態で並列に配設しているので、装置が
大型となって設置スペースが大きくなるという問題があ
った。
【０００５】本発明は、前述した事情に鑑みてなされた
もので、複数の試料を同時に冷却するための試料冷却器
であって、小型で設置スペースを小さくすることができ
る試料冷却器を提供することを目的とする。
もので、複数の試料を同時に冷却するための試料冷却器
であって、小型で設置スペースを小さくすることができ
る試料冷却器を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、複数本のコイル状配管を多重巻き構造に形
成してなる配管集合体を、内部を冷却水が流れる冷却槽
内に配設し、各コイル状配管にそれぞれ試料を流すよう
構成したことを特徴とする試料冷却器を提供する。
成するため、複数本のコイル状配管を多重巻き構造に形
成してなる配管集合体を、内部を冷却水が流れる冷却槽
内に配設し、各コイル状配管にそれぞれ試料を流すよう
構成したことを特徴とする試料冷却器を提供する。
【０００７】本発明では、複数本のコイル状配管を多重
巻き構造に形成してなる配管集合体を用いるので、複数
本の試料流通配管をコンパクトにまとめることができ
る。そのため、本発明によれば、上記配管集合体を冷却
槽内に配設することにより、試料冷却器を小型化して、
試料冷却器の設置スペースを小さくすることができる。
巻き構造に形成してなる配管集合体を用いるので、複数
本の試料流通配管をコンパクトにまとめることができ
る。そのため、本発明によれば、上記配管集合体を冷却
槽内に配設することにより、試料冷却器を小型化して、
試料冷却器の設置スペースを小さくすることができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明をさ
らに詳しく説明する。図１は本発明に係る試料冷却器の
一実施形態を示す概略図である。本例の試料冷却器２
は、複数本（本例では２本）のステンレス鋼製コイル状
配管４、６を多重巻き構造に形成してなる配管集合体８
を、内部を冷却水１０が流れる冷却槽１１内に配設し、
上記各コイル状配管４、６にそれぞれ試料１２、１４を
流し、冷却後の試料１６、１８を流出させるようにした
ものである。なお、図中２０は冷却水流入配管、２２は
冷却水流出配管を示す。
らに詳しく説明する。図１は本発明に係る試料冷却器の
一実施形態を示す概略図である。本例の試料冷却器２
は、複数本（本例では２本）のステンレス鋼製コイル状
配管４、６を多重巻き構造に形成してなる配管集合体８
を、内部を冷却水１０が流れる冷却槽１１内に配設し、
上記各コイル状配管４、６にそれぞれ試料１２、１４を
流し、冷却後の試料１６、１８を流出させるようにした
ものである。なお、図中２０は冷却水流入配管、２２は
冷却水流出配管を示す。
【０００９】配管集合体８は、図１に示すように、一方
のコイル状配管４の各コイル部（輪になった部分）５の
間に、他方のコイル状配管６の各コイル部７が挿入され
た構造のものである。すなわち、本発明で言う多重巻き
構造とは、あるコイル状配管のコイル部の間に、他のコ
イル状配管のコイル部を挿入した状態で複数本のコイル
状配管を重ねた構造をいう。図１では２本のコイル状配
管を多重巻き構造に形成したが、３本以上のコイル状配
管を多重巻き構造に形成してもよい。また、多重巻き構
造の配管集合体の作製方法に限定はなく、例えば、真っ
直ぐの管を複数本束ねた後にこれらの管をコイル状に巻
いてもよく、予め作製した複数本の非多重巻き構造のコ
イル状配管を重ねるようにしてもよい。なお、配管集合
体や各コイル状配管の材質、大きさ（管径、コイル径、
長さ等）などは適宜設定することができる。
のコイル状配管４の各コイル部（輪になった部分）５の
間に、他方のコイル状配管６の各コイル部７が挿入され
た構造のものである。すなわち、本発明で言う多重巻き
構造とは、あるコイル状配管のコイル部の間に、他のコ
イル状配管のコイル部を挿入した状態で複数本のコイル
状配管を重ねた構造をいう。図１では２本のコイル状配
管を多重巻き構造に形成したが、３本以上のコイル状配
管を多重巻き構造に形成してもよい。また、多重巻き構
造の配管集合体の作製方法に限定はなく、例えば、真っ
直ぐの管を複数本束ねた後にこれらの管をコイル状に巻
いてもよく、予め作製した複数本の非多重巻き構造のコ
イル状配管を重ねるようにしてもよい。なお、配管集合
体や各コイル状配管の材質、大きさ（管径、コイル径、
長さ等）などは適宜設定することができる。
【００１０】図２は本発明に係る試料冷却器の他の実施
形態を示す概略図である。本例の試料冷却器２４は、図
１に示した試料冷却器において、前述した配管集合体８
の外側に、さらに、複数本（本例では２本）のステンレ
ス鋼製コイル状配管２６、２８を多重巻き構造に形成し
てなる配管集合体３０を同心状に配設し、上記コイル状
配管２６、２８にそれぞれ試料３２、３４を流し、冷却
後の試料３６、３８を流出させるようにしたものであ
る。外側の配管集合体３０は、図３に示すように、一方
のコイル状配管２６の各コイル部（輪になった部分）２
７の間に、他方のコイル状配管２８の各コイル部２９が
挿入された構造を有する。なお、図２において、図１と
同一の部分には同一の参照符号を付してその説明を省略
する。
形態を示す概略図である。本例の試料冷却器２４は、図
１に示した試料冷却器において、前述した配管集合体８
の外側に、さらに、複数本（本例では２本）のステンレ
ス鋼製コイル状配管２６、２８を多重巻き構造に形成し
てなる配管集合体３０を同心状に配設し、上記コイル状
配管２６、２８にそれぞれ試料３２、３４を流し、冷却
後の試料３６、３８を流出させるようにしたものであ
る。外側の配管集合体３０は、図３に示すように、一方
のコイル状配管２６の各コイル部（輪になった部分）２
７の間に、他方のコイル状配管２８の各コイル部２９が
挿入された構造を有する。なお、図２において、図１と
同一の部分には同一の参照符号を付してその説明を省略
する。
【００１１】図２の実施形態からわかるように、本発明
の試料冷却器は、複数本のコイル状配管を多重巻き構造
に形成してなる配管集合体の内側および／または外側
に、さらに複数本のコイル状配管を多重巻き構造に形成
してなる配管集合体または非多重巻き構造のコイル状配
管を同心状に配設し、各コイル状配管にそれぞれ試料を
流すよう構成することができる。この場合、具体的には
例えば下記構成とすることができるが、これらに限定さ
れるものではない。
の試料冷却器は、複数本のコイル状配管を多重巻き構造
に形成してなる配管集合体の内側および／または外側
に、さらに複数本のコイル状配管を多重巻き構造に形成
してなる配管集合体または非多重巻き構造のコイル状配
管を同心状に配設し、各コイル状配管にそれぞれ試料を
流すよう構成することができる。この場合、具体的には
例えば下記構成とすることができるが、これらに限定さ
れるものではない。
【００１２】複数本のコイル状配管を多重巻き構造に
形成してなる配管集合体の内側および外側の一方または
両方に、１つ以上の同様の配管集合体を配設する構成。 複数本のコイル状配管を多重巻き構造に形成してなる
配管集合体の内側および外側の一方または両方に、１つ
以上の非多重巻き構造のコイル状配管を配設する構成。 複数本のコイル状配管を多重巻き構造に形成してなる
配管集合体の内側および外側の一方または両方に、１つ
以上の同様の配管集合体および１つ以上の非多重巻き構
造のコイル状配管を配設する構成。
形成してなる配管集合体の内側および外側の一方または
両方に、１つ以上の同様の配管集合体を配設する構成。 複数本のコイル状配管を多重巻き構造に形成してなる
配管集合体の内側および外側の一方または両方に、１つ
以上の非多重巻き構造のコイル状配管を配設する構成。 複数本のコイル状配管を多重巻き構造に形成してなる
配管集合体の内側および外側の一方または両方に、１つ
以上の同様の配管集合体および１つ以上の非多重巻き構
造のコイル状配管を配設する構成。
【００１３】また、上述した多重巻き構造の配管集合体
は他の用途にも有効に用いることができ、例えば、図４
に示した従来の試料冷却器のコイル状配管に代えて使用
したり、加熱槽や恒温槽の試料流通配管として使用した
りすることができる。したがって、本発明は、複数本の
コイル状配管を多重巻き構造に形成し、各コイル状配管
にそれぞれ試料を流すよう構成したことを特徴とする配
管集合体をも提供する。
は他の用途にも有効に用いることができ、例えば、図４
に示した従来の試料冷却器のコイル状配管に代えて使用
したり、加熱槽や恒温槽の試料流通配管として使用した
りすることができる。したがって、本発明は、複数本の
コイル状配管を多重巻き構造に形成し、各コイル状配管
にそれぞれ試料を流すよう構成したことを特徴とする配
管集合体をも提供する。
【００１４】さらに、本発明の試料冷却器は、その複数
を設置して１つの試料冷却ユニットを構成することがで
き、これによってさらに多数の試料を同時に冷却するこ
とが可能となる。
を設置して１つの試料冷却ユニットを構成することがで
き、これによってさらに多数の試料を同時に冷却するこ
とが可能となる。
【００１５】
【発明の効果】以上のように、本発明の試料冷却器は、
小型で設置スペースを小さくすることができる。
小型で設置スペースを小さくすることができる。
【図１】本発明に係る試料冷却器の一実施形態を示す概
略図である。
略図である。
【図２】本発明に係る試料冷却器の他の実施形態を示す
概略図である。
概略図である。
【図３】配管集合体の一例を示す図である。
【図４】従来の試料冷却器の一例を示す概略図である。
【図５】非多重巻き構造のコイル状配管の一例を示す図
である。
である。
【図６】非多重巻き構造のコイル状配管の他の例を示す
図である。
図である。
２ 試料冷却器
４ コイル状配管
６ コイル状配管
８ 配管集合体
１０ 冷却水
１１ 冷却槽
１２ 試料
１４ 試料
２４ 試料冷却器
２６ コイル状配管
２８ コイル状配管
３０ 配管集合体
３２ 試料
３４ 試料
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 2G052 AA06 AC23 AC26 AD02 AD06
AD46 CA04 EB13 JA01
3L044 AA04 BA05 CA03 DB01 FA04
KA04
3L103 AA05 AA06 BB05 CC02 DD05
Claims (3)
- 【請求項１】 複数本のコイル状配管を多重巻き構造に
形成してなる配管集合体を、内部を冷却水が流れる冷却
槽内に配設し、各コイル状配管にそれぞれ試料を流すよ
う構成したことを特徴とする試料冷却器。 - 【請求項２】 複数本のコイル状配管を多重巻き構造に
形成してなる配管集合体の内側および／または外側に、
さらに複数本のコイル状配管を多重巻き構造に形成して
なる配管集合体または非多重巻き構造のコイル状配管を
同心状に配設し、各コイル状配管にそれぞれ試料を流す
よう構成したことを特徴とする請求項１に記載の試料冷
却器。 - 【請求項３】 複数本のコイル状配管を多重巻き構造に
形成し、各コイル状配管にそれぞれ試料を流すよう構成
したことを特徴とする配管集合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001222735A JP2003035493A (ja) | 2001-07-24 | 2001-07-24 | 試料冷却器および配管集合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001222735A JP2003035493A (ja) | 2001-07-24 | 2001-07-24 | 試料冷却器および配管集合体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003035493A true JP2003035493A (ja) | 2003-02-07 |
Family
ID=19056171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001222735A Pending JP2003035493A (ja) | 2001-07-24 | 2001-07-24 | 試料冷却器および配管集合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003035493A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006177601A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Japan Steel Works Ltd:The | 電動射出成形機用サーボアンプの冷却装置 |
| JP2011137766A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | サンプリングガスの減圧装置 |
| CN103196305A (zh) * | 2013-04-09 | 2013-07-10 | 张家港市金帆环保科技有限公司 | 用于冷却稀硫酸的冷却装置 |
| JP2016099103A (ja) * | 2014-11-26 | 2016-05-30 | 株式会社イワキ | 液体冷却システム |
-
2001
- 2001-07-24 JP JP2001222735A patent/JP2003035493A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006177601A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Japan Steel Works Ltd:The | 電動射出成形機用サーボアンプの冷却装置 |
| JP2011137766A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | サンプリングガスの減圧装置 |
| CN103196305A (zh) * | 2013-04-09 | 2013-07-10 | 张家港市金帆环保科技有限公司 | 用于冷却稀硫酸的冷却装置 |
| JP2016099103A (ja) * | 2014-11-26 | 2016-05-30 | 株式会社イワキ | 液体冷却システム |
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