JPH1137674A - 環状型熱交換器 - Google Patents

環状型熱交換器

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JPH1137674A
JPH1137674A JP19018497A JP19018497A JPH1137674A JP H1137674 A JPH1137674 A JP H1137674A JP 19018497 A JP19018497 A JP 19018497A JP 19018497 A JP19018497 A JP 19018497A JP H1137674 A JPH1137674 A JP H1137674A
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JP
Japan
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pipe
heat exchanger
fluid
inner cylinder
fluid passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP19018497A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Ichikawa
肇 市川
Shigeru Sato
繁 佐藤
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Publication of JPH1137674A publication Critical patent/JPH1137674A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱交換を行う流体間で熱交換が効率よく行い得
ないという問題があった。 【解決手段】内筒2と外筒3とを同軸配置し、両筒によ
り形成される第1の流体通路6と、前記第1の流体通路
6内に前記内筒2を螺旋状に巻回するように配置され、
その内部が第2の流体通路とされたパイプ7と、内筒2
の外面に前記パイプ7を支持する支持部材26とを備
え、第1の流体6aと第2の流体7aとの間で熱交換を
行う環状型熱交換器25において、前記支持部材26
は、内筒2を巻回するように螺旋状に形成され、前記外
筒3側先端に前記パイプ7が固定され、該パイプ7と共
に、前記第1の流体を螺旋状に流通させる螺旋状通路と
なるように、第1の流体通路6を区画していることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電所等で生じる
高温の流体と低温の流体とで熱交換を行う熱交換器のう
ち、熱交換を行う流体を導入する通路が環状に形成され
た環状型熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】環状型熱交換器の一例としては、図3か
ら図5に示されるものがある。これらの図に示すよう
に、環状型熱交換器1は、一定間隔を隔てて同軸配置さ
れた内筒2、外筒3と、これら内筒2と外筒3とで形成
される空間部を閉塞する上端面板4と下端面板5とを有
する。内筒2と外筒3との間の空間部は、外観筒状の第
1の流体通路6を構成しており、この第1の流体通路6
内には、内筒2に巻回させた状態で第2の流体通路を構
成するパイプ7が螺旋状に配置されている。第1の流体
通路6内には、第1の流体6aが導入され、第2の流体
通路を構成するパイプ7内には、第2の流体7aが導入
される。第2の流体通路を構成するパイプ7は、支持部
材9により内筒2に支持されている。また、外筒3に
は、第1の流体通路6内の上部に液体を導入する導入パ
イプ10が接続され、更にその下部には導出パイプ11
が接続されている。第2の流体通路を構成するパイプ7
の一端12は、上端面板4を通して上方に導出され、第
2の流体通路を構成するパイプ7の他端13も同様に下
端面板5を通して下方に導出されている。
【0003】前記支持部材9は、図5(a)に示すよう
に、内筒2外面に固定するための固定部14と、第2の
流体通路を構成するパイプ7を接続する接続部15とか
らなるL型板体である。この支持部材9は、内筒2の軸
方向に向けて配置されている。接続部15の先端面15
aには、複数の溝16が設けられ、この溝16内に所定
の固定手段によって、第2の流体通路を構成するパイプ
7が固定されている。なお、支持部材9は、図4に示す
ように、内筒2の外面に外筒3の周方向に一定間隔をお
いて、4ヶ所固定されている。また、第2の流体通路を
構成するパイプ7の支持部材としては、上記の支持部材
9に代えて、図5(b)に示す支持部材17を用いたも
のもある。支持部材17は、固定部18と接続部19と
からなるL型の部材であり、固定部18が内筒2外面に
固定され、接続部19の先端に設けられた溝19aに第
2の流体通路を構成するパイプ7が接続されている。い
ずれの支持部材であっても、第1の流体通路6には、第
1の流体6aを通し、螺旋状に配設された第2の流体通
路を構成するパイプ7内には、第2の流体7aを通し、
第1の流体通路6内において、第2の流体通路を構成す
るパイプ7を中に介在させた状態で、第1の流体6aと
第2の流体7aとの間で熱交換を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の図3
から図5に示す環状型熱交換器1は、第2の流体通路を
構成するパイプ7の外周面7bと外筒3の内面との間
が、大きな空間となっているので、導入パイプ10から
導入した第1の流体6aが自重落下して流れが主に上方
から下方への流れとなり、導入パイプ10から導出パイ
プ11の間におけるパイプ7の各所を迂回すること無
く、短い流路を通って流出する。したがって、第1の流
体6aが、パイプ7側に接する接触時間が十分取れず、
第1の流体6aとパイプ7内の第2の流体7aとの間で
熱交換が効率良く行い得ないという問題があった。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、熱交換の効率を高めた環状型熱交換器を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の環状型熱交換器
では、上記課題を解決するため、以下の手段を採用し
た。すなわち、内筒と外筒とを同軸的に配置して、両筒
間により形成される第1の流体通路と、前記第1の流体
通路内に前記内筒を螺旋状に巻回するように配置され、
その内部が第2の流体通路とされたパイプと、前記内筒
の外面に前記パイプを支持する支持部材とを備え、前記
第1の流体通路内に導入する第1の流体と、前記第2の
流体通路内に導入する第2の流体との間で、熱交換を行
う環状型熱交換器において、前記支持部材は、前記内筒
を巻回するように螺旋状に形成されると共に、前記外筒
側への先端に前記パイプを固定した状態でその内端が前
記内筒に固定され、該パイプと共に、前記第1の流体を
螺旋状に流通させる螺旋状通路となるように、前記第1
の流体通路を区画していることを特徴とする。
【0007】この環状型熱交換器では、第1の流体通路
内に導入された第1の流体は、内筒を巻回するように螺
旋状に形成された支持部材と、支持部材の外筒側への先
端に固定されたパイプとにより案内されて、螺旋状に内
筒外面を巻回し、パイプと長時間触れることになる。
【0008】請求項2記載の環状型熱交換器によれば、
前記パイプの外周面と外筒の内面との間には、パイプの
熱膨張を考慮した一定の間隙が形成されていることを特
徴とする。この環状型熱交換器では、パイプの熱膨張に
よっても、このパイプと外筒との干渉が防止される。
【0009】請求項3記載の環状型熱交換器によれば、
前記支持部材は、前記内筒外面に固定される第1の帯状
板部と、該第1の帯状板部から外筒側へと延出する第2
の帯状板部とを備えて、断面L型に形成され、前記第2
の帯状板部の外筒側先端に、前記パイプが固定されてい
ることを特徴とする。この環状型熱交換器では、第1の
流体が、第2の帯状板部及びパイプにより案内される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明による環状型熱
交換器25を示す図であって、図において符号2は内
筒、3は外筒、4は上端面板、5は下端面板、6は第1
の流体通路、6aは第1の流体通路内に導入する第1の
液体、7は第2の流体通路を構成するパイプ、7aはパ
イプ7内に導入する第2の液体、7bはパイプ7の外周
面、10は導入パイプ、11は導出パイプ、12はパイ
プ7の一端、13はパイプ7の他端であり、これらは図
3から図5に示す従来の環状型熱交換器1と同一の構成
である。図2に示すように、環状型熱交換器25におけ
る支持部材26は、内筒2外面に固定するための第1の
帯状板部27と第2の流体通路を構成するパイプ7を接
続する第2の帯状板部28とからなる断面L型の形状を
持つ部材を、内筒2の外面に螺旋状に巻回して構成され
たものである。第1の帯状板部27は、内筒2の外面に
固定され、第2の帯状板部28には、外筒3側先端に所
定の固定手段によって、パイプ7が固定されている。パ
イプ7の外周面7bと外筒3の内面との間には、一定寸
法Lの間隙が形成されている。この間隙の寸法として、
例えば、パイプ7、内筒2、外筒3、支持部材26の材
質をステンレス、内筒の外径を800mm外筒の内径を
1000mmとした場合、3mmから5mmとするのが
好ましい。
【0011】上記の環状型熱交換器25においては、第
1の流体通路6内に第1の液体6aを通して、第2の流
体通路を構成するパイプ7に第2の液体7aを通して使
用される。第1の流体通路6には、内筒2外面と外筒3
内面とパイプ7と支持部材26とで空間が形成され、そ
の空間が内筒2外面に螺旋状に巻回されているので、第
1の流体通路6上部に導入された第1の液体6aは、パ
イプ7と断面L型の支持部材26とに案内されて、螺旋
状に内筒2外面を巡り、導出パイプ11に至る。
【0012】上記の環状型熱交換器25によれば、第1
の流体通路6内に導入された第1の液体6aが、長距
離、長時間に渡って第2の流体通路を構成するパイプ7
に接するので、第1の液体6aとパイプ7内の第2の液
体7aとの間での熱交換の効率が、飛躍的に向上する。
また、支持部材26は、第1の帯状板部27により、内
筒外面への取付が容易である。さらに、前記パイプ7の
外周面7bと外筒3の内面との間には、パイプ7の熱膨
張を考慮した一定寸法Lの間隙が形成されているので、
パイプ7が熱膨張した場合にも外筒3とパイプ7との干
渉を防止でき、パイプ7の変形、損傷を防止することが
できる。なお、上述した実施の形態では、断面L型の支
持部材について説明したが、他の支持部材として、例え
ば、一端が内筒2外面に固定される固定部分と多端がパ
イプ7を接続する接続部分とから構成され、パイプ7と
共に内筒2の外面に螺旋状に巻回される帯状板体を適用
することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の環状型熱交換器によれば、支持
部材がパイプと共に第1の流体通路を螺旋状に区画して
いるので、第1の流体通路に導入された第1の流体は、
パイプと支持部材に案内されて、螺旋状に内筒外面を巡
り、長距離、長時間に渡ってパイプに接するので、第1
の流体と第2の流体との間での熱交換の効率を、飛躍的
に向上させることができる。また、パイプの外周面と外
筒の内面との間には、パイプの熱膨張を考慮した一定の
間隙が設けられていることから、パイプの熱膨張によ
り、パイプと外筒との干渉を防止することができる。さ
らに、支持部材は、第1の帯状板部を有するので、内筒
外面に容易に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す図であり、環状型
熱交換器を一部欠落させて見た斜視図である。
【図2】 図1に示す環状型熱交換器の要部の斜視図で
ある。
【図3】 従来の環状型熱交換器の一部を欠落させて見
た斜視図である。
【図4】 従来の環状型熱交換器の平断面図である。
【図5】 (a)は、従来の環状型熱交換器の支持部材
周辺部の斜視図である。(b)は、従来の環状型熱交換
器において、別の支持部材を用いた場合の支持部材周辺
部の斜視図である。
【符号の説明】
2 内筒 3 外筒 4 上端面板 5 下端面板 6 第1の流体通路 6a 第1の流体 7 パイプ 7a 第2の流体 7b パイプ7の外周面 25 環状型熱交換器 26 支持部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒と外筒とを同軸的に配置して、両筒
    間により形成される第1の流体通路と、 前記第1の流体通路内に前記内筒を螺旋状に巻回するよ
    うに配置され、その内部が第2の流体通路とされたパイ
    プと、 前記内筒の外面に前記パイプを支持する支持部材とを備
    え、 前記第1の流体通路内に導入する第1の流体と、前記第
    2の流体通路内に導入する第2の流体との間で、熱交換
    を行う環状型熱交換器において、 前記支持部材は、前記内筒を巻回するように螺旋状に形
    成されると共に、前記外筒側への先端に前記パイプを固
    定した状態でその内端が前記内筒に固定され、該パイプ
    と共に、前記第1の流体を螺旋状に流通させる螺旋状通
    路となるように、前記第1の流体通路を区画しているこ
    とを特徴とする環状型熱交換器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の環状型熱交換器におい
    て、 前記パイプの外周面と外筒の内面との間には、パイプの
    熱膨張を考慮した一定の間隙が形成されていることを特
    徴とする環状型熱交換器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の環状型熱交換器におい
    て、 前記支持部材は、前記内筒外面に固定される第1の帯状
    板部と、 該第1の帯状板部から外筒側へと延出する第2の帯状板
    部とを備えて、断面L型に形成され、 前記第2の帯状板部の外筒側先端に、前記パイプが固定
    されていることを特徴とする環状型熱交換器。
JP19018497A 1997-07-15 1997-07-15 環状型熱交換器 Pending JPH1137674A (ja)

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Effective date: 20020416