JP4115079B2 - 給湯器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄熱用液体との間接熱交換方式により給湯する給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、蓄熱用液体との間接熱交換方式により給湯を行う貯湯式給湯器がある。この給湯器は、例えば図9に示す様に、蓄熱用の液体を貯留するタンク100を備え、蓄熱時にタンク100内の下部から取り出された低温の液体が加熱装置110で加熱され、高温の液体として再びタンク100内の上部へ流入して蓄熱される。
蓄熱された高温の液体は、給湯時にタンク100内の上部から取り出され、熱交換器120で冷水(水道水)を加熱する熱源として使用された後、再びタンク100内の下部へ流入する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の給湯器では、蓄熱時において、タンク100内へ蓄熱用液体が流入する際に、その流入速度に応じてタンク100内に対流が生じる。この対流が激しい程、高温の液体と低温の液体との間に存在する温度境界層が大きくなるため、蓄熱効率が低下するという問題があった。なお、タンク100内へ流入する蓄熱用液体の流入速度を小さくすることで、タンク100内に生じる対流が抑制され、その対流が温度境界層に与える影響を小さくできるが、そのために流量を低減すると、蓄熱に時間を要してしまうという問題が生じる。
また、給湯時においても、蓄熱時と同様に、タンク100内へ蓄熱用液体が流入する際に対流が生じ、その対流の影響で温度境界層が大きくなると、給湯能力が低下するという問題が生じる。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、効率的な蓄熱が可能で蓄熱時間を短縮できる給湯器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の手段)
蓄熱用液体を貯留するタンクは、蓄熱用液体が流入する流入口を有するとともに、この流入口からタンク内に流入した蓄熱用液体の流速を低減させる流速抑制手段を具備している。
この発明では、タンク内に流入した蓄熱用液体の流速が低減されることにより、タンク内に生じる対流が抑制され、対流による温度境界層への影響を小さくできる。
また、蓄熱時に蓄熱用液体を加熱するための加熱装置がヒートポンプである。
そして、流入口は、蓄熱時に加熱された高温の蓄熱用液体がタンク内に流入する第1の流入口と、給湯時に熱源として使用された低温の蓄熱用液体がタンク内に流入する第2の流入口とを有し、第1の流入口はタンクの側面上部に設けられ、第2の流入口はタンクの側面下部に設けられ、且つ第1の流入口側と第2の流入口側とにそれぞれ流速抑制手段が設けられている。
この構成によれば、蓄熱時に第1の流入口からタンク内へ流入する蓄熱用液体の流入速度、及び給湯時に第2の流入口からタンク内へ流入する蓄熱用液体の流入速度をそれぞれ低下させることができる。
【0005】
(請求項2の手段)
請求項1に記載した給湯器において、
流速抑制手段は、流入口に連通してタンク内に挿入され、自身の管壁に複数の開口部が開設された多穴パイプによって構成され、この多穴パイプは、複数の開口部の総開口面積が流入口の開口面積より大きく設けられ、流入口を通って多穴パイプ内に送り込まれた蓄熱用液体を複数の開口部からタンク内に流入させる。
この構成によれば、蓄熱時または給湯時において、ある程度大きな流量を保ったまま、蓄熱用液体のタンク内への流入速度のみ低下させることができるので、効率的な蓄熱が可能である。
【0006】
(請求項3の手段)
請求項2に記載した給湯器において、
多穴パイプは、タンク内に略水平方向に挿入され、且つ複数の開口部が略水平方向に開設されている。
この構成によれば、多穴パイプ内に送り込まれた蓄熱用液体を複数の開口部から略水平方向にタンク内へ流入させることができるので、対流による温度境界層への影響をより小さくできる。
【0007】
(請求項4の手段)
請求項1に記載した給湯器において、
流速抑制手段は、多数の小穴が開設された板状部材またはメッシュ状部材から成り、タンク内で高温の蓄熱用液体と低温の蓄熱用液体との間に存在する温度境界層と流入口との間に配設されている。
この構成によれば、流入口からタンク内に流入した蓄熱用液体が板状部材(またはメッシュ状部材)の多数の小穴を通ることで蓄熱用液体の流れが整流されて流速が低下する。この結果、タンク内に生じる対流が抑制され、対流による温度境界層への影響を小さくできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1は給湯システムを示す模式図である。
本実施例の給湯器1は、図1に示す様に、蓄熱用液体(以下、蓄熱液と呼ぶ)を貯留するタンク2、蓄熱時に低温の蓄熱液を加熱するための加熱装置3、給湯時に高温の蓄熱液を熱源として冷水(例えば水道水)を加熱させる熱交換器4等より構成される。
【0010】
タンク2は、耐蝕性に優れた金属製(例えばステンレス製)で、内部に貯留する蓄熱液を長時間に渡って保温することができる。このタンク2は、上部に大気開放口2aを有し、この大気開放口2aを通じてタンク2の内部圧力が大気に開放されている。
このタンク2には、蓄熱液を出し入れするための第1の流出口2bと第1の流入口2c、及び第2の流出口2dと第2の流入口2eとが設けられている。
第1の流出口2bと第1の流入口2cは、タンク2の一方の側面において、第1の流出口2bがタンク2の下部に設けられ、第1の流入口2cがタンク2の上部に設けられている。第2の流出口2dと第2の流入口2eは、タンク2の他方の側面において、第2の流出口2dがタンク2の上部に設けられ、第2の流入口2eがタンク2の下部に設けられている。
【0011】
タンク2の内部には、第1の流入口2cに連通してタンク2内へ略水平方向に挿入された上部多穴パイプ5と、第2の流入口2eに連通してタンク2内へ略水平方向に挿入された下部多穴パイプ6とが配設されている。
上部多穴パイプ5は、管壁に複数の開口部5aが開設され、第1の流入口2cを通って上部多穴パイプ5内に送り込まれた蓄熱液を複数の開口部5aからタンク2内に流入させるものである。但し、複数の開口部5aは、図2に示す様に、上部多穴パイプ5に対し略水平方向に開設され、且つ複数の開口部5aの総開口面積が第1の流入口2cの開口面積(上部多穴パイプ5の内側断面積)より大きく設けられている。
下部多穴パイプ6は、管壁に複数の開口部6aが開設され、第2の流入口2eを通って下部多穴パイプ6内に送り込まれた蓄熱液を複数の開口部6aからタンク2内に流入させるものである。但し、複数の開口部6aは、下部多穴パイプ6に対し略水平方向に開設され、且つ複数の開口部6aの総開口面積が第2の流入口2eの開口面積(下部多穴パイプ6の内側断面積)より大きく設けられている。
【0012】
更に、タンク2の内部には、蓄熱液に浮かぶ浮き蓋7が配されている。
浮き蓋7に使用される材質は、蓄熱液より比重の小さいものであれば良いが、例えばウレタンを用いることで断熱効果を得ることもできる。また、この浮き蓋7は、タンク2内の液面変動に応じてタンク2内を容易に上下移動できる様に、浮き蓋7の大きさがタンク2の内側寸法より若干小さく設けられ、浮き蓋7の外周とタンク2の内周との間に隙間が確保されている(図3参照)。
【0013】
加熱装置3は、例えば周知のヒートポンプサイクルによって構成され、図示しない圧縮機で加圧された高温冷媒を熱源として蓄熱液を加熱する。
この加熱装置3は、蓄熱液の循環通路を形成する配管8によってタンク2と接続されている。
配管8は、第1の流出口2bからタンク2内の蓄熱液(低温)を取り出して加熱装置3へ送る低温配管8Aと、加熱装置3で加熱された蓄熱液(高温)を第1の流入口2cを介してタンク2内へ送る高温配管8Bとで構成される。また、低温配管8A(または高温配管8B)には、蓄熱液を循環させる電動ポンプ9が設けられている。
【0014】
熱交換器4は、タンク2から取り出された高温の蓄熱液と冷水とを熱交換させるもので、図1に矢印で示す様に、蓄熱液の流れ方向と冷水の流れ方向とが対向するように構成されている。
この熱交換器4は、蓄熱液の循環通路を形成する配管10によってタンク2と接続されている。
配管10は、第2の流出口2dからタンク2内の蓄熱液(高温)を取り出して熱交換器4へ送る高温配管10Aと、熱交換器4で温度低下した蓄熱液(低温)を第2の流入口2eを介してタンク2内へ送る低温配管10Bとで構成される。また、高温配管10A(または低温配管10B)には、蓄熱液を循環させる電動ポンプ11が設けられている。
【0015】
次に、給湯器1の作動を説明する。
a)蓄熱モード
電動ポンプ9の作動により、配管8に蓄熱液の流れが生じる。即ち、タンク2内に貯留されている低温の蓄熱液が第1の流出口2bから流出し、低温配管8Aを通って加熱装置3へ圧送され、加熱装置3で高温冷媒との熱交換により加熱されて高温の蓄熱液となり、加熱装置3から高温配管8Bを通って第1の流入口2cからタンク2内へ送り込まれる。更に、タンク2内では、第1の流入口2cから上部多穴パイプ5内へ流れ込んだ蓄熱液が、複数の開口部5aからタンク2内へ略水平方向に流入する(図2参照)。
【0016】
b)給湯モード
電動ポンプ11の作動により、配管10に蓄熱液の流れが生じる。即ち、タンク2内に貯留されている高温の蓄熱液が第2の流出口2dから流出し、高温配管10Aを通って熱交換器4へ圧送され、熱交換器4で冷水に放熱して温度低下し、熱交換器4から低温配管10Bを通って第2の流入口2eからタンク2内へ送り込まれる。更に、タンク2内では、第2の流入口2eから下部多穴パイプ6内へ流れ込んだ蓄熱液が、複数の開口部6aからタンク2内へ略水平方向に流入する。
一方、給水配管12を通って熱交換器4に流入した冷水は、蓄熱液との熱交換によって加熱され、熱交換器4から給湯配管13を通って使用者に供給される。
【0017】
(第1実施例の効果)
本実施例の給湯器1は、第1の流入口2cに連通してタンク2内に挿入された上部多穴パイプ5を具備し、この上部多穴パイプ5に開設された複数の開口部5aからタンク2内へ蓄熱液が流入する。ここで、上部多穴パイプ5は、複数の開口部5aの総開口面積が第1の流入口2cの開口面積(上部多穴パイプ5の内側断面積)より大きく設けられているので、多穴パイプを使用しない場合(第1の流入口2cから直接タンク2内へ蓄熱液が流入する場合)と比較して、タンク2内へ流入する蓄熱液の流入速度が小さくなる。これにより、蓄熱液の流入に伴ってタンク2内に生じる対流が抑制されるため、タンク2内で高温の蓄熱液と低温の蓄熱液との間に存在する温度境界層(図1参照)への影響を小さくできる。即ち、高温の蓄熱液と低温の蓄熱液とが大きく混ざり合うことを防止でき、温度境界層の上下幅を小さく保つことができる。上記の結果、配管8を流れる蓄熱液の流量を低減することなく、効率的に蓄熱することができ、蓄熱時間の短縮を図ることが可能である。
【0018】
また、給湯時においても、下部多穴パイプ6に開設された複数の開口部6aからタンク2内へ蓄熱液が流入するので、蓄熱時と同様に、蓄熱液の流入に伴って生じる対流が抑制され、その対流の影響によって高温の蓄熱液と低温の蓄熱液とが大きく混ざり合うことを防止できる。この結果、高温の蓄熱液を有効に使用することができ、給湯能力の低下を防止できる。
【0019】
更に、本実施例の給湯器1は、タンク2内の蓄熱液に浮き蓋7を浮かせることにより、蓄熱液の液面の略全体を浮き蓋7で覆うことができる。これにより、大気開放口2aから蓄熱液が蒸発することを抑制できるので、蒸発に伴う蓄熱液の減少を低減でき、蓄熱性能の低下を抑えることができる。
なお、タンク2内の液面変動に応じて浮き蓋7の上下移動を許容するために、浮き蓋7の大きさをタンク2の内側寸法より若干小さく設けると、浮き蓋7の外周とタンク2の内周との間に隙間(図3参照)が生じるため、この隙間から蓄熱液が蒸発する。そこで、図1に示す様に、浮き蓋7の周囲にオイル14を流し込んで、隙間に表れる液面上をオイル14で覆っても良い。あるいは、図4に示す様に、浮き蓋7の周囲にゴム片15(または薄い膜状部材等)を取り付けて隙間を塞いでも良い。これにより、隙間から蓄熱液が蒸発することも防止できる。
更には、浮き蓋7を使用する代わりに、液面上を全てオイルで覆っても良い。
【0020】
(第2実施例)
図5は給湯システムを示す模式図である。
本実施例の給湯器1は、第1の流入口2cと温度境界層との間、及び第2の流入口2eと温度境界層との間にそれぞれパンチングメタル16が配設されている。このパンチングメタル16は、薄い金属板に多数の小穴16a(図6参照)を設けたもので、タンク2内の全面に渡って略水平方向に配設されている。
この構成によれば、蓄熱時に第1の流入口2cからタンク2内へ流入した蓄熱液は、パンチングメタル16の小穴16aを通過する際に整流されて速度が低下する。同様に、給湯時に第2の流入口2eからタンク2内へ流入した蓄熱液は、パンチングメタル16の小穴16aを通過する際に整流されて速度が低下する。
【0021】
これにより、蓄熱液の流入に伴ってタンク2内に生じる対流が抑制されるため、高温の蓄熱液と低温の蓄熱液とが大きく混ざり合うことを防止でき、温度境界層の上下幅を小さく保つことができる。その結果、蓄熱時においては、配管8を流れる蓄熱液の流量を低減することなく、効率的に蓄熱することができ、蓄熱時間の短縮を図ることが可能である。また、給湯時においては、高温の蓄熱液を有効に使用することができ、給湯能力の低下を防止できる。
なお、パンチングメタル16は、対流による温度境界層への影響を小さくする上で、なるべく温度境界層から離れて第1の流入口2cまたは第2の流入口2eの近くに配置した方が良い(図5参照)。
【0022】
(第3実施例)
本実施例の給湯器は、密閉構造のタンク2を使用した一例である。
上記の実施例では、タンク2に大気開放口2aを設けているが、タンク2内に貯留されている蓄熱液の蒸発による減少を抑えるという点では、タンク2を密閉構造にすることが望ましい。しかし、タンク2を密閉構造にすると、タンク2内の蓄熱液が温度上昇に伴って体積膨張した時に、タンク2の内部圧力が上昇して、タンク2の異常変形を招く、あるいは破損する可能性もある。
【0023】
そこで、本実施例では、図7に示す様に、タンク2内の圧力上昇を吸収できる圧力吸収部17をタンク2に接続して設けている。この圧力吸収部17は、例えば蛇腹状に設けられて、連結パイプ18を通じてタンク2内と連通し、タンク2の内部圧力が大気圧になるように可動する。これにより、温度上昇による蓄熱液の体積膨張を吸収でき、タンク2内の過大な圧力上昇を防止できる。
この方法によれば、第1実施例で説明した浮き蓋7、オイル14、ゴム片15等を使用する必要がなく、コスト及びメンテナンス性が有利である。
【0024】
(第4実施例)
本実施例の給湯器は、密閉構造のタンク2を使用した他の例である。
タンク2を密閉構造とした場合でも、例えば図8に示す様に、タンク2自体を内部圧力の変動に応じて弾性変形できる様に構成すれば、温度上昇による蓄熱液の体積膨張を吸収できる。その結果、タンク2内を略大気圧に維持でき、タンク2の異常変形や破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯システムを示す模式図である(第1実施例)。
【図2】蓄熱液が多穴パイプを通ってタンク内へ流入する様子を示す模式図である。
【図3】浮き蓋の上方から見たタンク内の平面図である。
【図4】浮き蓋の周囲にゴム片を取り付けた例を示す断面図である。
【図5】給湯システムを示す模式図である(第2実施例)。
【図6】パンチングメタルの平面図である(第2実施例)。
【図7】密閉構造を有するタンクの図面である(第3実施例)。
【図8】密閉構造を有するタンクの図面である(第4実施例)。
【図9】給湯システムを示す模式図である(従来技術)。
【符号の説明】
1 給湯器
2 タンク
2c 第1の流入口
2e 第2の流入口
5 上部多穴パイプ(流速抑制手段)
5a 上部多穴パイプの開口部
6 下部多穴パイプ(流速抑制手段)
6a 下部多穴パイプの開口部
16 パンチングメタル(板状部材)
16a 小穴
Claims (4)
- 蓄熱用液体を貯留するタンクを備え、このタンクから取り出した蓄熱用液体を給湯用の熱源として使用し、
前記タンクは、蓄熱用液体が流入する流入口を有するとともに、この流入口から前記タンク内に流入した蓄熱用液体の流速を低減させる流速抑制手段を具備する給湯器であって、
蓄熱時に蓄熱用液体を加熱するための加熱装置がヒートポンプであり、
前記流入口は、蓄熱時に加熱された高温の蓄熱用液体が前記タンク内に流入する第1の流入口と、給湯時に熱源として使用された低温の蓄熱用液体が前記タンク内に流入する第2の流入口とを有し、前記第1の流入口は前記タンクの側面上部に設けられ、前記第2の流入口は前記タンクの側面下部に設けられ、且つ前記第1の流入口側と第2の流入口側とにそれぞれ前記流速抑制手段が設けられていることを特徴とする給湯器。 - 請求項1に記載した給湯器において、
前記流速抑制手段は、前記流入口に連通して前記タンク内に挿入され、自身の管壁に複数の開口部が開設された多穴パイプによって構成され、
この多穴パイプは、前記複数の開口部の総開口面積が前記流入口の開口面積より大きく設けられ、前記流入口を通って前記多穴パイプ内に送り込まれた蓄熱用液体を前記複数の開口部から前記タンク内に流入させることを特徴とする給湯器。 - 請求項2に記載した給湯器において、
前記多穴パイプは、前記タンク内に略水平方向に挿入され、且つ前記複数の開口部が略水平方向に開設されていることを特徴とする給湯器。 - 請求項1に記載した給湯器において、
前記流速抑制手段は、多数の小穴が開設された板状部材またはメッシュ状部材から成り、前記タンク内で高温の蓄熱用液体と低温の蓄熱用液体との間に存在する温度境界層と前記流入口との間に配設されていることを特徴とする給湯器。
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