JP2016097999A - 包装袋 - Google Patents

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貴紀 渡部
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Abstract

【課題】包装袋を用いた商品において、商品購入前に情報または情報媒体が不正に取られることがなく、商品使用前には情報の視認あるいは取り出しが困難で、商品の使用あるいは内容物の取り出し以後に入手可能となる付加情報を有する包装袋を提供することを課題とする。【解決手段】少なくとも、内面にて互いに対向する表胴部、裏胴部を有し、一部に付加情報潜像部と検証部を有する包装袋であって、表胴部もしくは裏胴部又はその両方の少なくとも一部に透明領域を有し、内容物取り出し後に付加情報潜像部および検証部が重なりあった状態で可視であるように、付加情報潜像部または検証部のいずれか一方または両方が前記透明領域に形成されていることを特徴とする包装袋である。【選択図】図1

Description

本発明は、籤やポイントなどの付加情報を有する包装袋に関するものである。
プラスチックフィルムを用いた所謂軟包装材料として、パウチやガセット袋などさまざまな形態の包装袋がさまざまな内容物とともに商品化されている。中には、商品差別化や消費者サービスを目的として、籤やポイントなどの付加情報を設けた包装袋などがあり、近年増加の傾向にある。このような付加情報はたとえばシールなどを包装袋に貼り付けたり、内包したりして用いられている。
しかしこのような包装袋では、たとえばシールを貼り付けた場合など、店頭に陳列されている状態で、不正にシールをはがされて付加情報を取られてしまうといった問題が発生する恐れがある。また付加情報によっては製品使用後に開示したいというニーズもあるが、シールなどを包装袋に貼り付けた包装袋では製品の使用前でも付加情報をとり出すことができてしまう。
包装袋に内包しようとする場合においても、液状の内容物である場合には困難であるし、内容物にまぎれてしまう恐れもあり、また食品の場合には衛生面の問題や加熱・調理する際の障害になる恐れも出てくる。
従来印刷物へのセキュリティー技術として、さまざまな方法が考案され実用化されてきた。それらは大別すれば、原本性の保証であり、また偽造・不正コピーの防止であり、あるいは情報漏洩の防止を目的としている。
前述の付加情報の例においても、印刷物の前記三種類のセキュリティーの側面から対策を講じる必要がある。特に偽造・不正コピーの防止といった観点からは既知の技術のうち、特許文献に開示された例に見るように潜像技術が考案されているが、販売前にあるいは期待されるタイミングより前に情報が取り出されてしまうといった恐れを完全に払拭できる手段ではなかった。
特開2009−202570号公報
このような状況に鑑みて、本発明においては包装袋を用いた商品において、商品購入前に情報または情報媒体が不正に取られることがなく、商品使用前には情報の視認あるいは取り出しが困難で、商品の使用あるいは内容物の取り出し以後に入手可能となる付加情報を有する包装袋を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、少なくとも、内面にて互いに対向する表胴部、裏胴部を有し、一部に付加情報潜像部と検証部を有する包装袋であって、表胴部もしくは裏胴部又はその両方の少なくとも一部に透明領域を有し、内容物取り出し後に付加情報潜像部および検証部が重なりあった状態で可視であるように、付加情報潜像部または検証部のいずれか一方または両方が前記透明領域に形成されている
ことを特徴とする包装袋である。
また、請求項2に記載の発明は、上記付加情報潜像部と検証部との両方で一組とし、この一組が表胴部または裏胴部のいずれかまたは両方に設けてあり、内容物取り出し後の包装袋の表裏いずれかの胴部を折り曲げて付加情報潜像部および検証部を重ねることによって、付加情報潜像部および検証部を重ねた状態で可視であるようにすることを特徴とする請求項1に記載の包装袋である。
また、請求項3に記載の発明は、付加情報潜像部および検証部を重ね合わせた部分において、表胴部と裏胴部のそれぞれの厚さが0.01mm〜2.5mmの範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋である。
また、請求項4に記載の発明は、付加情報潜像部および検証部が、いずれも包装袋の内面に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装袋である。
また、請求項5に記載の発明は、付加情報潜像部が情報部および背景部からなり、情報部および背景部が均一なピッチで配列された網点からなり、情報部と背景部とのピッチの位相が1/4〜3/4ずれており、検証部が背景部の網点のピッチおよび角度と同一の平行線で構成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の包装袋である。
また、請求項6に記載の発明は、付加情報潜像部および検証部が、表胴部または裏胴部あるいは両方にそれぞれ複数個所設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の包装袋である。
本発明によれば、包装袋を用いた商品において、商品購入前に情報または情報媒体が不正に取られることがなく、商品使用前には情報の視認あるいは取り出しが困難で、商品の使用あるいは内容物の取り出し以後に入手可能となる付加情報を有する包装袋を提供することが可能である。
図1は本発明に係る包装袋の一実施形態例の表胴部側から見た斜視模式図である。 図2は本発明に係る包装袋の図1に示す一実施形態を包装袋を回転させて裏胴部側から見た斜視模式図である。 図3は本発明に係る包装袋に用いる付加情報潜像部と検証部の一実施形態例である。 図4は本発明に係る包装袋の付加情報潜像部と検証部を重ね合わせて情報を可視とした状態の一実施例である。 図5は本発明に係る包装袋の他の実施形態例を示す平面模式図である。 図6は本発明に係る包装袋の他の実施形態例を示す斜視模式図である。 図7は本発明に係る包装袋の他の実施形態例を示す斜視透視模式図である。
以下本発明による包装袋を実施するための形態について、図1〜図7を用いて詳細に説明を加える。
図1は本発明に係る包装袋の一実施形態例の表胴部側から見た斜視模式図である。また
図2は本発明に係る包装袋の図1に示す一実施形態を包装袋を回転させて裏胴部側から見た斜視模式図である。
包装袋(10)において、表胴部(1)には検証部(3)が設けてあり、裏胴部(2)の対向する位置には付加情報潜像部(4)が設けてある。検証部(3)および付加情報潜像部(4)の少なくとも一方は透明な材料の上に形成されており、両方を密着させ重ね合わせた場合に重ね合わせて両方を見ることができる。
包装袋(10)に内容物が入っている間には検証部(3)と付加情報潜像部(4)は内容物によって距離が保たれているが、内容物の取りだし後あるいは使用後において、検証部(3)と付加情報潜像部(4)を密着させ重ね合わせることによって、付加情報が可視となって取り出すことができる。
したがって、包装袋(10)が未使用でたたまれた状態で、袋の表胴部(1)、裏胴部(2)が重なった状態において、検証部(3)と付加情報潜像部(4)が対向して重なるかあるいは、同一面に検証部(3)と付加情報潜像部(4)がある場合には折り重ねたりして重ねあわせが可能な位置に配置されなければならない。
検証部(3)と付加情報潜像部(4)を密着させ重ね合わせることによって、付加情報が可視となる方法については、いくつかの方法が提案され既知となっている。たとえば図3は本発明に係る包装袋に用いる付加情報潜像部パターンと検証部パターンの一実施形態例である。また図4は本発明に係る包装袋の付加情報潜像部パターンと検証部パターンを重ね合わせて情報を可視とした状態の一実施例である。
図3において、付加情報潜像部パターン(6)は一見ランダムな模様であって見ただけでは規則性や意味を読み取ることは困難である。また検証部パターン(7)は規則性のある平行線であるがここからも意味を読み取ることはできない。
しかし図4に示した例のように、付加情報潜像部パターン(6)と検証部パターン(7)を重ね合わせた状態(8)とすることによって、潜像部の付加情報が顕像化して可視となり読み取ることができるようになる。このような潜像部の付加情報を顕像化して読み取ることができる方法を用いれば籤、購買のポイント、引換券、公告などの情報として用いることができる。
付加情報潜像部パターンは、読み取りたい情報である情報部と、それを埋め込み潜像化させるための背景部によって構成される。図4において示したように、付加情報潜像部パターン(6)と検証部パターン(7)を重ね合わせた状態(8)にした場合には、読み取りたい情報が可視化されて示されているが、読み取りたい情報は、ここで示された読み取りたい情報の白黒が反転したネガパターンであっても読み取りが可能である。
図5は本発明に係る包装袋の他の実施形態例を示す平面模式図である。図1に示した例では、検証部(3)と付加情報潜像部(4)は表胴部(1)と裏胴部(2)にそれぞれ配置されているが、たとえば図5に示した他の実施形態例においては、シール部(11)で囲まれた同一面に検証部(3)および付加情報潜像部(4)が配置されており、内容物の取りだし後あるいは使用後において、折り線(12)で折りたたんで両者を密着させて重ね合わせることによって、付加情報が可視となって読み取ることができるようになる。
図6は本発明に係る包装袋の他の実施形態例を示す斜視模式図である。ここで示した例は洗剤などの液体用詰め替え容器(20)である。この例ではシール部(13)に囲まれた表胴部(1)に検証部(3)を配置し、反対側の裏胴部(2)には付加情報潜像部(4
)を配置してある。内容物を注ぎ口(9)から取り出した後には、対向する検証部(3)と付加情報潜像部(4)を密着させ重ね合わせることによって、付加情報が可視となって取り出すことができる。
図7は本発明に係る包装袋の他の実施形態例を示す斜視透視模式図である。ここで示した例ではマチ付き包装袋(30)の例である。側面部(15)および底部(16)にはマチが入っており包装袋を構成している。
この例でも図6に示した実施形態例と同様に、表胴部(1)に検証部(3)を配置し、反対側の裏胴部(2)には付加情報潜像部(4)を配置してある。袋をたたんだ際には検証部(3)と付加情報潜像部(4)が対向して重なる位置にある。内容物を取り出した後には、対向する検証部(3)と付加情報潜像部(4)を密着させ重ね合わせることによって、付加情報が可視となって取り出すことができる。
以下本発明に係る構成要素および仕様について詳細に説明を加える。包装袋は内面および外面を有し、互いに対向する表胴部、裏胴部を有する。また内容物には液体、固体などのさまざまな性状、形状の物品を内容物として収容することができる。
包装袋の少なくとも一部に透明領域があり、包装袋が空の状態で重ね合わせ可能な検証部(3)または付加情報潜像部(4)の少なくともどちらか一方が設けられていることが必要である。透明領域は複数あってもよく包装袋が空の状態で重ねあわせが可能な検証部(3)および付加情報潜像部(4)ともに透明領域に形成してもよい。
透明領域は透明フィルムを包装袋の胴部の一部分に部分的に設けることで形成が可能であり、表胴部あるいは裏胴部のどちらか一方、あるいは包装袋全体を構成するフィルムまたは積層体に透明なものを用いるのでもよい。
包装袋の材質は紙のほか、プラスチックフィルムを用いることができる。たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、アクリルなどの材質を用いることができる。これらはプラスチックフィルムの形態で用いることもでき、押し出し機による製膜で層形成して他のフィルムとの積層体として用いることも可能である。
透明領域にはプラスチックフィルムを用いることができる。たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、アクリルなどの材質を用いることができる。これらはプラスチックフィルムの形態で用いることもでき、押し出し機による製膜で層形成して他のフィルムとの積層体として用いることも可能である。
また、食品用などのように包装袋にガスバリア性が要求される場合には、基材とするフィルムに透明ガスバリア層を設けることができる。透明ガスバリア層は無機化合物の蒸着層、コーティング層で構成することができ、基材とするフィルムにアンカーコートを設けた後、蒸着層、コート層を順次設ける。金属箔や金属蒸着フィルムによるガスバリア層に比べ透明性を損なうことがない。
アンカーコート層には例えばウレタンアクリレートを用いることができる。コーティング厚さは50〜65nmの範囲が好ましい。アンカーコート層の形成には、樹脂を溶媒に溶解した塗料をグラビアコーティングなど印刷手法を応用したコーティング方法を用いるほか、一般に知られているコーティング方法を用いて塗膜を形成することができる。
蒸着層を形成する方法としては,SiOやAlOなどの無機化合物を真空蒸着法を用いて、アンカーコート層を設けた基材フィルム上にコーティングし、真空蒸着法による無機化合物層を形成することができる。蒸着層の厚みは15nm〜30nmが良い。
コート層を形成する方法としては、水溶性高分子と、(a)一種以上のアルコキシドまたはその加水分解物、または両者、あるいは(b)塩化錫の、少なくともいずれかひとつを含む水溶液あるいは水/アルコール混合水溶液を主剤とするコーティング剤をフィルム上に塗布し、加熱乾燥してコーティング法による無機化合物層を形成しコート層とすることができる。このときコーティング剤にはシランモノマーを添加しておくことによってアンカーコート層との密着の向上を図ることができる。
無機化合物層は真空蒸着法による塗膜のみでもガスバリア性を有するが、コーティング法による無機化合物層であるコート層を真空蒸着法による無機化合物層である蒸着層に重ねて形成し、バリア層とすることができる。コート層の厚みは220nm〜280nmが良い。バリア層の形成によって、ガスバリア性を大きく改善し、長期保存が可能な食品用包装袋として使用することができる。
これら2層の複合により、真空蒸着法による無機化合物層とコーティング法による無機化合物層との界面に両層の反応層を生じるか、或いはコーティング法による無機化合物層が真空蒸着法による無機化合物層に生じるピンホール、クラック、粒界などの欠陥あるいは微細孔を充填、補強することで、緻密構造が形成される。これにより高いガスバリア性、耐湿性、耐水性を実現するとともに、変形に耐えられる可撓性を有するため、透明性を損なうことなく包装材料としての適性も具備することができる。
紙などの不透明素材で包装袋を構成する場合には、透明領域として部分的に切り抜いた窓の部分に透明なプラスチックフィルムまたは積層体を貼り合わせて用いることができる。
付加情報潜像部パターンおよび検証部パターンは包装袋の外側あるいは内側あるいは積層体中間のいずれに設けても良い。このとき包装袋に用いるプラスチックフィルムまたは積層体の厚さは、付加情報潜像部および検証部においてはそれぞれ0.01mm〜2.5mmの範囲であって、さらに好ましくは0.01mm〜0.25mmの範囲であることがよい。
この発明の考案においてわれわれは鋭意検討を重ねた結果、付加情報潜像部パターンおよび検証部パターンのギャップが5mmを超えると付加情報潜像部の情報が視認しにくくなり、0.5mm以下であればより視認性が高まることを見出した。
プラスチックフィルムまたは積層体の厚さが、付加情報潜像部および検証部においてそれぞれ0.01mm〜2.5mmの範囲であれば付加情報潜像部および検証部の包装袋を密着して重ね合わせた場合に、表胴部、裏胴部のそれぞれの包装袋外側に付加情報潜像部パターンおよび検証部パターンを設けた場合には、そのギャップは最大となって5mmである。この範囲であれば視認性が確保できる。
また、包装袋の付加情報潜像部および検証部を密着して重ね合わせた場合に、表胴部、裏胴部のそれぞれの包装袋内側に付加情報潜像部パターンおよび検証部パターンを設けた場合には、両者のギャップはゼロとなって最も視認性が高まる。
しかしながら内容物によっては、印刷インキや着色成分に対する溶解性があったり、特に食品などにおいては安全性の懸念がある場合には、最内層で内容物に接する層は内容物
に対する安全性などが確認されているプラスチック材料にするなどの点を考慮しなければならない。
付加情報潜像部および検証部はいずれも透明領域に設けることができるが、不正な付加情報の取得を回避しようとすれば、付加情報潜像部および検証部のどちらか一方は包装袋外側からは不透明な領域であることが望ましい。さらに検証部パターンが共通の場合には、他から検証部のみ切り取って他の包装袋の付加情報を読み取ることが可能であるリスクをなくすために、付加情報潜像部は包装袋外側からは不可視であることがより望ましい。
不可視であることは、不透明な材料で包装袋を構成することによって得られる。たとえば紙材料は不透明であるし、包装袋を構成する積層体がガスバリア層として金属箔あるいは金属蒸着フィルムの不透明層を含む場合などがある。また印刷などによって不透明層を設けることによっても不透明な状態が得られる。
さらに期待されるタイミング以外において付加情報を読み取られるリスクを避けるためには、検証部パターンを一定ではなく、読み取ることのできる付加情報が同一である範囲内で付加情報潜像部パターンおよび検証部パターンを連動させて変更することもできる。
付加情報潜像部パターンは、読み取りたい情報である情報部とそれを潜像化させるための背景部によって構成されるがそのうち背景部のパターンは可変である。たとえば、読み取ることが可能な状態で重ね合わせた付加情報潜像部パターンの背景部パターンおよび検証部パターンのうち、パターンが2重に重なっている部分は、その部分のうちどちらか一方を部分的に省くことによってより安全なパターンの組み合わせになる。
印刷方法を用いて付加情報潜像部パターンおよび検証部パターンを形成する場合には、印刷の網点を用いてパターン形成することが可能である。印刷方法は既知の印刷方法を用いて特に限定するものではないが、たとえばグラビア印刷法を用いることができる。また付加情報潜像部パターンおよび検証部パターンに個別性を持たせようとする場合には、インクジェット法などを用いても良い。
前述のように付加情報潜像部パターンは、読み取りたい情報である情報部とそれを潜像化させるための背景部によって構成されるが、印刷方法を用いる場合、情報部と背景部の網点のピッチは同一ピッチであって、情報部と背景部の位相を1/4〜3/4ずらし、好ましくは1/2ずらして形成する。一方検証部はそれらと同一ピッチからなる平行線で形成する。この原理は図3および図4に模式図として示した。
そのほか付加情報潜像部を検証部によって顕像化して読み取る方法には、印刷によるモアレパターンを利用するものや、液晶潜像と偏光フィルターを用いるものなども利用することができる。
このように本発明によれば、包装袋を用いた商品において、商品購入前に情報または情報媒体が不正に取られることがなく、商品使用前には情報の視認あるいは取り出しが困難で、商品の使用あるいは内容物の取り出し以後に入手可能となる付加情報を有する包装袋を提供することが可能である。
このような潜像部の付加情報を顕像化して読み取ることができる方法を用いれば、包装袋を籤、購買のポイント、引換券、公告などの情報媒体として用いることができる。
1・・・表胴部
2・・・裏胴部
3・・・検証部
4・・・付加情報潜像部
6・・・付加情報潜像部パターン
7・・・検証部パターン
8・・・重ね合わせた状態
9・・・注ぎ口
10・・・包装袋
11・・・シール部
12・・・折り線
13・・・シール部
15・・・側面部
16・・・底部
20・・・液体用詰め替え容器
30・・・マチ付き包装袋

Claims (6)

  1. 少なくとも、内面にて互いに対向する表胴部、裏胴部を有し、一部に付加情報潜像部と検証部を有する包装袋であって、表胴部もしくは裏胴部又はその両方の少なくとも一部に透明領域を有し、内容物取り出し後に付加情報潜像部および検証部が重なりあった状態で可視であるように、付加情報潜像部または検証部のいずれか一方または両方が前記透明領域に形成されていることを特徴とする包装袋。
  2. 上記付加情報潜像部と検証部との両方で一組とし、この一組が表胴部または裏胴部のいずれかまたは両方に設けてあり、内容物取り出し後の包装袋の表裏いずれかの胴部を折り曲げて付加情報潜像部および検証部を重ねることによって、付加情報潜像部および検証部を重ねた状態で可視であるようにすることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 付加情報潜像部および検証部を重ね合わせた部分において、表胴部と裏胴部のそれぞれの厚さが0.01mm〜2.5mmの範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋。
  4. 付加情報潜像部および検証部が、いずれも包装袋の内面に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装袋。
  5. 付加情報潜像部が情報部および背景部からなり、情報部および背景部が均一なピッチで配列された網点からなり、
    情報部と背景部とのピッチの位相が1/4〜3/4ずれており、検証部が背景部の網点のピッチおよび角度と同一の平行線で構成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の包装袋。
  6. 付加情報潜像部および検証部が、表胴部または裏胴部あるいは両方にそれぞれ複数個所設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の包装袋。
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