JP2016097732A - パーキングブレーキ操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に配設されたパーキングブレーキの作動・解除を行う為のパーキングブレーキ操作装置に関し、製造効率の向上と共に、製造コスト及び製品コストの低減を図り得るパーキングブレーキ操作装置を提供する。【解決手段】パーキングブレーキ操作装置1は、パーキングブレーキレバー10を回動させることで、パーキングブレーキの作動及び解除可能に構成される。パーキングブレーキレバー10内部には、レリーズロッド50が配設されている。レリーズロッド50は、レリーズロッド50内部を車幅方向に開口して形成されたスプリング収容部52を有している。第1半割体20の半円筒部21には、保持片24が操作部11内側に向かって切り起こされている。スプリング65は、レリーズロッド50のスプリング収容部52内部において、前方端縁部55と、第1半割体20の保持片24の間に配設されている。【選択図】図7

Description

本発明は、車両に配設されたパーキングブレーキの作動・解除を行う為のパーキングブレーキ操作装置に関する。
従来、パーキングブレーキ操作装置は、レバー本体の先端部分に形成された操作部を把持し、当該レバー本体を所定角度回動させることによって、車両のパーキングブレーキが作動又は解除されるように構成されている。そして、このようなパーキングブレーキ操作装置におけるレバー本体内部には、レリーズロッドが、スライド移動可能に配設されており、当該レリーズロッドがスライド移動することによって、所定方向に対するレバー本体の回動が可能な状態となるように構成されている。
このようなパーキングブレーキ操作装置に関する発明として、例えば、特許文献1記載の発明が知られている。特許文献1記載のパーキングブレーキ操作装置においては、プッシュロッド及び中継ロッドからなるロッド組立体が、中空のレバー本体内部で軸方向に移動可能に配設されており、ラチェットと噛み合う爪部材に連結されている。従って、当該パーキングブレーキ操作装置においては、ノブを介してロッド組立体を軸方向に移動させることによって、ラチェットに対する爪部材の噛み合いが外れ、レバーを回動させてパーキングブレーキを解除可能な状態にすることができる。
特開2000−177548号公報
ここで、特許文献1記載のパーキングブレーキ操作装置において、ロッド組立体は、第1のスプリング及び第2のスプリングによって、レバー本体から突出する方向に付勢されている。第1のスプリングは、ロッド組立体を構成するプッシュロッドによって挿通されるように取り付けられており、第2のスプリングは、ロッド組立体を構成する中継ロッドによって挿通されている。そして、第1のスプリング及び第2のスプリングの付勢力は、ロッド組立体を介して、ラチェットに対する爪部材の噛み合いをより強め、レバー本体の回動を規制している。
しかしながら、特許文献1記載のパーキングブレーキ操作装置では、ロッド組立体をレバー本体内部に配置する際に、非常に多くの作業を行わなければならない。具体的に説明すると、先ず、プッシュロッドを第1のスプリングに通し先端にノブを取り付け、中継ロッドを第2のスプリングに通す。次に、プッシュロッドの係合部を、中継ロッドの長孔に引っ掛けてロッド組立体を形成する。そして、プッシュロッド、中継ロッドの相互連結部及び第2のスプリングを、レバー本体の拡幅開口部の位置に合わせ、下方から開口を通過させた後でロッド組立体をレバー基部側へ移動させることで、相互連結部及び第2のスプリングと中継ロッドとをレバー本体内へ挿入する。その後、ロッド組立体をレバー本体の先端方向へ移動させた後、プッシュロッド及び第1のスプリングを中継ロッドの延長上まで回動させて、ロッド組立体を一直線上に位置させる。続いて、レバー本体の円筒部内部に対して、第1のスプリング及びノブを挿入し、中継ロッドの下向き突起を爪部材の凹部に挿入する。
このように、特許文献1記載のパーキングブレーキ操作装置は、レリーズロッドに相当するロッド組立体をレバー本体内部に配置する際に、非常に多くの作業が必要となる為、組立工程の複雑化を招き、パーキングブレーキ操作装置の製造に関する作業効率及び製造効率を低下させ得る。又、特許文献1記載のパーキングブレーキ操作装置においては、第1のスプリングは、プッシュロッドに挿通されており、第2のスプリングは、中継ロッドに挿通されている為、第1のスプリング及び第2のスプリングの小径化がプッシュロッド等の存在によって規制される。スプリングの部品コストは、使用される金属量の影響を強く受ける為、特許文献1記載のパーキングブレーキ操作装置は、部品コストの低減を図る上での問題点を有している。
又、パーキングブレーキ操作装置においては、特許文献1のように、レリーズロッド(ロッド組立体)が複数の部材によって構成されるものに限られず、一のレリーズロッドで構成される場合も想定される。この場合においても、パーキングブレーキ装置を製造する際には、当該レリーズロッドに対して、スプリングを挿通することで取り付ける。そして、レバー本体の内部に対して、スプリングが取り付けられたレリーズロッドを配設することによって、パーキングブレーキ操作装置を製造する。
この場合において、レリーズロッドにスプリングを取り付ける作業は、スプリングに対してレリーズロッドを挿通する為、レリーズロッドの軸方向を基準とした作業である。一方、レバー本体の内部に対して、スプリングが取り付けられたレリーズロッドを配設する作業は、レリーズロッドの軸方向とは異なる方向(特許文献1の場合、レバー本体の下部から)を基準として行われる。つまり、特許文献1をはじめとするパーキングブレーキ操作装置の製造作業においては、作業の基準となる作業方向が一又は複数回変更されることになる為、パーキングブレーキ操作装置の製造に関する作業効率の低下を招き、製造効率の低下の要因となっていた。
本発明は、車両に配設されたパーキングブレーキの作動・解除を行う為のパーキングブレーキ操作装置に関し、製造効率の向上と共に、製造コスト及び製品コストの低減を図り得るパーキングブレーキ操作装置を提供する。
本発明の一側面に係るパーキングブレーキ操作装置は、一端側に略円筒形状を為す操作部を有すると共に、他端側に位置する回動軸を中心として回動可能に配設され、所定の作動方向へ回動させることでパーキングブレーキを作動させるレバー本体と、前記レバー本体の内側に回動可能に配設され、ラチェットと噛み合わされることによって、前記作動方向とは逆向きの解除方向への前記レバー本体の回動を規制するポールと、前記レバー本体の内部において、前記操作部に沿ってスライド移動可能に配設され、前記ポールとラチェットの噛み合いに伴う前記レバー本体の前記解除方向への回動規制を解除する為のレリーズロッドと、前記レリーズロッドを介して、前記ポールが前記ラチェットと噛み合う方向への付勢力を付与する付勢部材と、を有するパーキングブレーキ操作装置であって、前記レリーズロッドは、当該レリーズロッド内部を車幅方向に開口して形成され、前記付勢部材が内部に収容される収容部を有し、前記レバー本体は、前記車幅方向の一方側にあたる前記レバー本体を構成し、前記操作部の一部を構成する半円筒形状の半円筒部と、当該半円筒部の内側に向かって立設され、前記付勢部材を前記収容部内に保持する保持片を有する第1半割体と、前記車幅方向の他方側にあたる前記レバー本体を構成し、前記半円筒部を有する第2半割体を、相互に接合して構成されており、前記付勢部材は、前記レバー本体の前記一端側における前記収容部の端縁によって、その一端部が保持されると同時に、前記収容部内に挿通された前記保持片によって、その他端部が保持されていることを特徴とする。
そして、本発明の他の側面に係るパーキングブレーキ操作装置は、請求項1記載のパーキングブレーキ操作装置であって、前記収容部は、前記レバー本体の前記一端側の前記端縁から前記他端側へ、前記レリーズロッドの軸方向に沿って突出形成され、前記付勢部材の内側に挿通される突出片を有していることを特徴とする。
又、本発明の他の側面に係るパーキングブレーキ操作装置は、請求項2記載のパーキングブレーキ操作装置であって、前記突出片は、前記レリーズロッドの軸方向に関して、前記収容部の開口寸法の半分以下の長さで、前記収容部における前記一端側の前記端縁から突出形成されていることを特徴とする。
そして、本発明の他の側面に係るパーキングブレーキ操作装置は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のパーキングブレーキ操作装置であって、前記第2半割体は、前記第1半割体における前記保持片の形成位置に対向して形成され、前記第1半割体に対して接合された場合に前記保持片の先端が挿通される挿通孔を、前記半円筒部に有していることを特徴とする。
又、本発明の他の側面に係るパーキングブレーキ操作装置は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のパーキングブレーキ操作装置であって、前記収容部は、当該収容部内に配置された前記付勢部材と常に接触するように突出した突形状部を、当該収容部の端縁の内、前記レリーズロッドの軸方向へ延びる端縁に有していることを特徴とする。
そして、本発明の他の側面に係るパーキングブレーキ操作装置は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載のパーキングブレーキ操作装置であって、前記レリーズロッドは、平板状の鋼板に加工を施すことによって形成されていることを特徴とする。
当該パーキングブレーキ操作装置は、レバー本体と、ポールと、レリーズロッドと、付勢部材を有しており、前記レバー本体を所定の作動方向へ回動操作することによって、パーキングブレーキを作動させるように構成されている。そして、当該パーキングブレーキ操作装置において、ポールは、レバー本体の回動に伴いパーキングブレーキが作動した場合に、ラチェットと噛み合うことによって、解除方向への前記レバー本体の回動を規制することでパーキングブレーキの作動状態を維持する。レリーズロッドをレバー本体内部でスライド移動させた場合には、ポールとラチェットの噛み合いが外れ、パーキングブレーキの作動状態の維持を解除可能な状態となるように構成されている。
ここで、前記レリーズロッドには、収容部が当該レリーズロッド内部を車幅方向に開口して形成されており、その内部に前記付勢部材を収容するように構成されている為、付勢部材は、レリーズロッドの外形よりも小型なものとなる。つまり、当該パーキングブレーキ操作装置によれば、付勢部材に関する部品コストを低減することができ、もって、パーキングブレーキ操作装置の製品コストを低減することができる。
そして、当該パーキングブレーキ操作装置によれば、レバー本体を構成する第1半割体と第2半割体の間に、レリーズロッドや付勢部材等の各部材を配置することで、レリーズロッド等の各部材を、レバー本体内部に取り付けることができる。より具体的には、例えば、先ず、第1半割体に対して、保持片が収容部内を挿通するように、レリーズロッドを積層する。次に、第1半割体上に積層されたレリーズロッドの収容部内における保持片との間に、付勢部材を配置する。ここで、レリーズロッドの収容部は、車幅方向に開口されている為、第1半割体上にレリーズロッドが積層された状態であっても、収容部内に付勢部材を配置することができる。そして、レリーズロッドや付勢部材を含む各部材を、第1半割体上に配置した状態で、第2半割体を積層することで、レバー本体内部に各構成部材を配置することができる。このように、当該パーキングブレーキ操作装置によれば、パーキングブレーキ操作装置の製造に関する作業を、車幅方向を作業方向とする作業に共通化することができ、もって、製造作業に係る作業効率を向上させることができる。又、当該パーキングブレーキ操作装置によれば、製造作業における工数を低減することができるので、製造効率を高めると同時に、製造コストを低減することができる。
当該パーキングブレーキ操作装置において、前記収容部には、突出片が、前記レバー本体の前記一端側の前記端縁から前記他端側へ、前記レリーズロッドの軸方向に沿って突出形成されており、前記付勢部材の内側に挿通される。従って、当該パーキングブレーキ操作装置によれば、収容部内に付勢部材を配置する際に突出片を利用することで、収容部内における適正な位置に、付勢部材を容易に配置することができる。そして、収容部内における適正な位置に付勢部材を配置することによって、当該パーキングブレーキ操作装置は、付勢部材の付勢力を、レリーズロッドに対して適正に作用させることができる。
当該パーキングブレーキ操作装置において、前記突出片は、前記レリーズロッドの軸方向に関して、前記収容部の開口寸法の半分以下の長さで、前記収容部における前記一端側の前記端縁から突出形成されている。ここで、前記レリーズロッドの軸方向に関する突出片の長さは、収容部内における付勢部材の位置決め機能と、収容部内に対する付勢部材の取付作業性に影響を及ぼす。突出片の長さが長ければ、収容部における付勢部材の位置決め機能は向上するが、収容部に対する付勢部材の取付作業性は低下する。一方、突出片の長さが短ければ、収容部における付勢部材の位置決め機能は低下するが、収容部に対する付勢部材の取付作業性は向上する。当該パーキングブレーキ装置によれば、上述した条件を満たす長さの突出片を形成することによって、収容部における付勢部材の位置決め機能と、収容部に対する取付作業性を両立させることができる。
当該パーキングブレーキ操作装置において、第2半割体の半円筒部には、挿通孔が、第1半割体における前記保持片の形成位置に対向して形成されている。従って、第1半割体と第2半割体が相互に接合された場合には、当該挿通孔には、前記保持片の先端が挿通される。保持片の基端は、第1半割体と一体に形成されており、保持片の先端は、第2半割体の挿通孔を挿通している為、当該パーキングブレーキ操作装置は、保持片に作用する付勢部材の付勢力を、第1半割体だけでなく、第2半割体でも受けることができる。又、当該パーキングブレーキ操作装置によれば、保持片は、円筒形状の操作部内部において、車幅方向に亘って配置されることになる為、付勢部材の他端部が車幅方向にずれ、付勢部材が滑落することを防止し得る。
当該パーキングブレーキ操作装置において、前記収容部の端縁の内、前記レリーズロッドの軸方向へ延びる端縁には、突形状部が形成されており、当該収容部内に配置された前記付勢部材と常に接触するように突出している。当該パーキングブレーキ操作装置によれば、収容部内に配置された付勢部材と、突形状部が常に接触しているので、レバー本体内部で付勢部材が振動した場合であっても、付勢部材の振動に起因するビビり音を抑制し得る。
当該パーキングブレーキ操作装置によれば、レリーズロッドは、平板状の鋼板に加工(例えば、打ち抜き、折曲等の簡易な加工)を施すことによって形成されている為、当該レリーズロッドの製造コストを低減することができる。
本実施形態に係るパーキングブレーキ操作装置の概略構成を示す側面図である。 本実施形態に係るレバー本体の分解斜視図である。 本実施形態に係る第1半割体の構成を示す側面図である。 本実施形態に係る第1半割体の構成を示す上面図である。 本実施形態に係るレリーズロッド及びレリーズノブ60の側面図である。 本実施形態に係るスプリング収容部の構成を示す拡大図である。 パーキングブレーキ操作装置の組付工程に関する説明図である。 本実施形態に係る操作部の内部構成を示す側面図である。 本実施形態に係る操作部の内部構成を示す水平断面図である。
以下、本発明に係るパーキングブレーキ操作装置を、パーキングブレーキ操作装置1に適用した実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
(パーキングブレーキ操作装置1の概略構成)
図1、図2に示すように、本実施形態に係るパーキングブレーキ操作装置1は、パーキングブレーキレバー10と、セクタ80とを有しており、車両に固設されたセクタ80に回動可能に配設されたパーキングブレーキレバー10を、運転者によって回動操作させることにより、ブレーキケーブル(図示せず)を介して、パーキングブレーキの作動及び解除可能に構成されている。
セクタ80は、車両のフロア(図示せず)に略垂直に固定された略平板形状の部材であり、支持ピン85を介して、パーキングブレーキレバー10を、セクタ80に対して回動可能に支持している。即ち、セクタ80は、本実施形態に係るパーキングブレーキ操作装置1における基礎的構成として機能し、支持ピン85は、パーキングブレーキレバー10の回動に関する回動中心として機能する。
尚、以下の説明においては、車両に配設された状態のパーキングブレーキ操作装置1を基準として、各方向を定義する。即ち、セクタ80が固設された車両のフロア側を、下方向とし、その逆側を上方向とする。又、各図に示すように、当該パーキングブレーキ操作装置1が配設された車両の前後方向及び左右方向をもって、前後方向及び左右方向として定義して説明する。
(パーキングブレーキレバー10の構成)
上述したように、パーキングブレーキレバー10は、パーキングブレーキ操作装置1において、運転者によって回動操作がなされる主要な構成部材であり、操作部11と、基端部12を有している。操作部11は、パーキングブレーキレバー10の一端側(前方端部側)において、略円筒形状に形成されており、当該パーキングブレーキレバー10を回動操作する際に運転者によって把持される。
当該操作部11には、硬質合成樹脂によって成形されたグリップ部材40が嵌着されており、当該グリップ部材40の前方側端面から、レリーズノブ60が突出して配置されている。図1に示すように、レリーズノブ60は、操作部11の前方端面において、当該レリーズノブ60の前方側の端面が下方ほど前方に位置するように傾斜した状態で取り付けられている。
そして、基端部12は、パーキングブレーキレバー10における他端側(後方側の端部)を構成しており、車両のフロアに立設されたセクタ80に対して、支持ピン85を軸として回動可能に支持されている。そして、当該基端部12には、ブレーキケーブル(図示せず)の一端が連結されており、当該ブレーキテーブルの他端側は、パーキングブレーキに対して接続されている。
運転者の操作によって、パーキングブレーキレバー10を上方へ引き起こす方向(以下、作動方向)へ回動した場合、パーキングブレーキレバー10は、当該作動方向への回動に伴って、基端部12に連結されているブレーキケーブルを引っ張り、車両のパーキングブレーキを作動させる。一方、運転者の操作によって、車両のフロアに近づけるように、パーキングブレーキレバー10を下方向(以下、解除方向)への回動した場合、パーキングブレーキレバー10は、当該解除方向への回動に伴って、基端部12に連結されているブレーキケーブルの張力を緩め、車両のパーキングブレーキを解除させる。このように、本実施形態に係るパーキングブレーキ操作装置1は、パーキングブレーキレバー10の回動操作に応じて、車両のパーキングブレーキによる制動力を付与又は解除し得る。
図1、図2に示すように、パーキングブレーキレバー10は、金属板材製のレバー本体15を主体として構成されており、硬質合成樹脂製のグリップ部材40と、レリーズロッド50と、レリーズノブ60と、スプリング65と、ポール70とを有している。
(レバー本体15の構成)
先ず、パーキングブレーキレバー10を構成するレバー本体15について、図面を参照しつつ説明する。上述したように、レバー本体15は、パーキングブレーキレバー10の主要部分であり、第1半割体20と、第2半割体30とによって構成されている。図2に示すように、第1半割体20は、レバー本体15の左右方向中央部分において、当該レバー本体15を左右方向に分割したものの内、右側部分を構成する。一方、第2半割体30は、レバー本体15を左右方向に分割したものの内、左側部分を構成する。
当該レバー本体15は、第1半割体20及び第2半割体30を左右方向に重ね合わせた状態で、支持ピン85やピン58及びピン71に対してかしめ加工を施すことによって、第1半割体20及び第2半割体30を一体化して構成されている。これにより、レバー本体15は、レリーズロッド50、スプリング65やポール70等の構成部材や、ラチェット75を含むセクタ80を、第1半割体20及び第2半割体30の間に介在させている。
(第1半割体20の構成)
図2〜図4に示すように、第1半割体20は、レバー本体15の右側部分を構成する部材であり、金属製の板材をプレス加工することによって形成され、半円筒部21と、基端構成部25を有している。半円筒部21は、上記プレス加工により、第1半割体20の前方側部分を、略半円筒形状にすることによって形成されており、当該レバー本体15の操作部11における右側部分を構成する。そして、基端構成部25は、第1半割体20の後方側部分に形成されており、当該レバー本体15の基端部12における右側部分を構成する。
半円筒部21の上下方向両側部分には、フランジ22が、半円筒部21の長手方向に沿い、且つ、半円筒部21の外側方向へ突出するように夫々形成されている。当該フランジ22は、複数の切欠部22Aによって、半円筒部21の長手方向において複数に分割されており、後述するグリップ部材40の係合溝43と協働することで、グリップ部材40の回転止めとして機能する。
半円筒部21の前端部から所定距離離間した位置には、段差部23が形成されている(図2〜図4参照)。当該段差部23は、半円筒部21の主要部よりも操作部11内側(即ち、第2半割体30側)に向かって突出する段状に形成されており(図2、図9等参照)、保持片24を有している。図1〜図4等に示すように、保持片24は、段差部23における平面部分を、操作部11の内側方向へ切り起こすことによって形成されている。これにより、保持片24は、半円筒部21の内側方向へ突出し、後述するレリーズロッド50に開口形成されるスプリング収容部52内に挿通可能な状態となり、スプリング収容部52内部において、スプリング65の端部を保持し、円筒形状の操作部11内部における所定位置にスプリング65を保持する機能を果たす(図8、図9参照)。
(第2半割体30の構成)
続いて、レバー本体15を構成する第2半割体30について、図面を参照しつつ説明する。第2半割体30は、レバー本体15の左側部分を構成する部材であり、金属製の板材をプレス加工することによって形成され、半円筒部31と、基端構成部35を有している(図2参照)。
半円筒部31は、上記プレス加工により、第2半割体30の前方側部分を、略半円筒形状にすることによって形成されており、当該レバー本体15の操作部11における左側部分を構成する。図2、図7に示すように、第1半割体20の半円筒部21に対して、第2半割体30の半円筒部31を重ね合わせることによって、略円筒形状を為すレバー本体15の操作部11が構成される。
そして、基端構成部35は、第2半割体30の後方側部分に形成されており、当該レバー本体15の基端部12における左側部分を構成する。第1半割体20と第2半割体30を接合した場合に、基端構成部25と基端構成部35は、一定の間隔を隔てた状態で対向し、図1、図2に示すように、ポール70、ラチェット75、セクタ80等を配置可能な空間を形成する。
第2半割体30における半円筒部31の上下方向両側部分には、フランジ32が、半円筒部31の長手方向に沿い、且つ、半円筒部31の外側方向へ突出するように夫々形成されている。当該フランジ32は、複数の切欠部32Aによって、半円筒部31の長手方向において複数に分割されており、後述するグリップ部材40の係合溝43と協働することで、グリップ部材40の回転止めとして機能する。
第1半割体20と第2半割体30を重ね合わせた場合、第2半割体30のフランジ32は、第1半割体20のフランジ22に対して密着して重ね合わせられる。即ち、図1に示すように、フランジ22及びフランジ32は、何れも、円筒形状の操作部11の上下に所定寸法だけ突出する。
半円筒部31の前端部から所定距離離間した位置には、段差部33が形成されており、第1半割体20の段差部23と対向する位置に配置されている(図2参照)。当該段差部33は、半円筒部31の主要部よりも操作部11内側(即ち、第1半割体20側)に向かって突出する段状に形成されており(図7、図9参照)、挿通孔34を有している。図2等に示すように、挿通孔34は、段差部33における平面部分を貫通することで形成されており、第1半割体20における保持片24に対応する位置に位置している。従って、第1半割体20と第2半割体30を接合した場合に、挿通孔34は、スプリング収容部52を挿通した保持片24の先端によって挿通される(図9参照)。この結果、挿通孔34は、スプリング65の付勢力を受ける保持片24の先端を支持する為、スプリング65の付勢力をレリーズロッド50に対して、適切に作用させ得る。
(グリップ部材40の構成)
続いて、パーキングブレーキレバー10を構成するグリップ部材40について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1に示すように、グリップ部材40は、硬質合成樹脂により円筒形状に形成されており、レバー本体15の前方側端部に形成された操作部11の外周部分に配設される。
当該グリップ部材40は、パーキングブレーキレバー10の回動操作を行う際に、運転者によって把持される部材であり、硬質合成樹脂(例えば、ポリプロピレン等)によって形成されている。当該グリップ部材40は、略円筒形状に形成されており、半円筒部21と半円筒部31によって構成される略円筒形状の操作部11の外周部に対して取り付けられる。
尚、本実施形態において、グリップ部材40は、硬質合成樹脂によって形成されているが、合成樹脂によって形成されていればよい。即ち、グリップ部材40は、軟質合成樹脂(例えば、ポリ塩化ビニル等)によって形成することも可能である。
グリップ部材40は、当該グリップ部材40の主要部を構成する把持部41と、当該把持部41の端部に形成された延出部45を有している。把持部41は、レバー本体15の操作部11に対して、グリップ部材40を取り付けた場合に、操作部11の外周部に配置され、パーキングブレーキレバー10の回動操作が行われる際に、運転者の手によって把持される。
そして、延出部45は、把持部41の後端側端縁の全周から後方に向かって延出形成されており、後端側ほど内径が広くなるように形成された略円錐形状を為している。当該延出部45は、操作部11に対してグリップ部材40を取り付けた場合に、操作部11の根元部分(即ち、操作部11と基端部12の間)を覆うように配設される。これにより、延出部45は、パーキングブレーキ操作装置1の美観を高めている。
円筒形状に形成されたグリップ部材40の内部には、挿入孔42が、グリップ部材40の軸方向に沿って、前後方向に貫通するように形成されており、レバー本体15の操作部11を挿入可能に構成されている(図1参照)。尚、挿入孔42は、グリップ部材40を軸方向に貫通しているので、レリーズノブ60が、グリップ部材40の前方側端部から突出するように配置される。
そして、挿入孔42の内面には、係合溝43が、グリップ部材40の上方及び下方において前後方向(即ち、操作部11の挿入口方向)に延びる溝状に形成されている。グリップ部材40の挿入孔42に対して、レバー本体15の操作部11を挿入する際に、当該係合溝43には、操作部11の上下に位置するフランジ22及びフランジ32がそれぞれ嵌め入れられる。当該パーキングブレーキ操作装置1によれば、グリップ部材40の挿入孔42に対して、操作部11におけるフランジ22、フランジ32が嵌合する為、レバー本体15に対するグリップ部材40の回転を防止することができる。
(レバー本体15内部の各構成部品の構成)
次に、パーキングブレーキレバー10内部に配置される各構成部品の構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図2等に示すように、パーキングブレーキレバー10のレバー本体15内部には、レリーズロッド50と、レリーズノブ60と、スプリング65と、ポール70と、ラチェット75と、セクタ80が配設されており、パーキングブレーキレバー10の回動に伴って、パーキングブレーキが作動した状態を維持する際、又は、当該パーキングブレーキの作動状態を解除する際に動作する。
レリーズロッド50は、金属板材にプレス加工を施すことによって形成された棒状部材であり、円筒形状に形成された操作部11の内側において、操作部11の軸方向に沿ってスライド移動可能に配設されている。当該レリーズロッド50の構成については、後に詳細に説明する。
そして、レリーズノブ60は、レリーズロッド50の前端部に取り付けられており、パーキングブレーキレバー10の前側端面から突出するように配設される。当該パーキングブレーキ操作装置1においては、レリーズノブ60の押込み操作を行うことによって、レリーズロッド50をスライド移動させている。レリーズノブ60の構成については、後に詳細に説明する。
図1等に示すように、スプリング65は、圧縮コイルスプリングによって構成されており、レリーズロッド50のスプリング収容部52内部に配設されている。当該スプリング65は、スプリング収容部52の前方端縁部55と、レバー本体15の保持片24との間に配置されている為、パーキングブレーキレバー10の前方側に向かって、レリーズロッド50を付勢している。従って、スプリング65の付勢力は、レリーズロッド50及びレリーズノブ60をパーキングブレーキレバー10の前方側へ付勢すると共に、ポール70の爪がラチェット75の歯部76に噛み合うように付勢するように作用する。
ポール70は、レバー本体15における基端部12内部に配設されており、ピン71を軸として揺動可能に配設されている。ピン71は、ポール70を揺動可能に軸支すると共に、第1半割体20の基端構成部25と第2半割体30の基端構成部35をかしめ接合している。図1、図2に示すように、当該ポール70は、レリーズロッド50の後端部に形成されたポール連結部57と連結されている為、レリーズロッド50のスライド移動に伴って、ピン71を軸に揺動し、ラチェット75の歯部76に対して当接・離間する。
ラチェット75は、セクタ80の前方上部に対して固設されており、支持ピン85を中心とする円弧を描くように列設された複数の歯部76を有している。ラチェット75の歯部76は、ポール70の一端部に形成された爪がポール70の揺動に伴って噛み合うように形成されている。当該パーキングブレーキ操作装置1においては、ポール70の爪がラチェット75の歯部76に対して噛み合うことで、支持ピン85を中心としたパーキングブレーキレバー10の解除方向への回動が制限される。そして、レリーズノブ60の押込み操作によって、レリーズロッド50が後方にスライド移動し、ポール70がポール連結部57の移動に伴って揺動することで、ラチェット75の歯部76に対する噛み合いが解除される。従って、この場合においては、パーキングブレーキレバー10の解除方向への回動が許容されることになり、ブレーキケーブルを介して、パーキングブレーキを解除することができる。
(パーキングブレーキの作動及び解除)
以上のように構成されたパーキングブレーキ操作装置1を用いて、パーキングブレーキを作動させる際又はパーキングブレーキの作動を解除する際の各部の動作について説明する。
先ず、パーキングブレーキを作動させ、車両に制動力を作用させる場合について説明する。この場合、運転者は、パーキングブレーキ操作装置1において、パーキングブレーキレバー10を作動方向に回動操作する。具体的には、運転者は、パーキングブレーキレバー10のグリップ部材40を把持し、上方に引き上げる。これにより、パーキングブレーキレバー10は、支持ピン85を中心として、上方(即ち、図1中、時計回り)に向かって回動する。
パーキングブレーキレバー10の作動方向への回動に伴って、パーキングブレーキレバー10の基端部12に連結されたブレーキケーブルが引っ張られる為、ブレーキケーブルの他端側に連結されたパーキングブレーキが作動し、車両に対して制動力が付与される。
そして、パーキングブレーキレバー10の作動方向の回動に伴って、ポール70は、スプリング65の付勢力に抗して、ピン71を中心として揺動し、ラチェット75の歯部76を順次乗り越える。その後、ポール70は、パーキングブレーキレバー10の作動方向への回動が停止された時点で、ラチェット75の歯部76との噛み合いを維持し、パーキングブレーキレバー10の解除方向への回動を規制する。パーキングブレーキレバー10の回動が規制されることにより、ブレーキケーブルの状態も維持され、パーキングブレーキの作動状態が維持される。
続いて、作動しているパーキングブレーキを解除し、車両に作用している制動力を除去する場合について説明する。この場合、運転者は、パーキングブレーキレバー10を一度作動方向に回動操作しつつ、レリーズノブ60の押込み操作を行い、レリーズノブ60をパーキングブレーキレバー10に押し込んだ状態で解除方向(図1中、反時計回り)に回動操作する。
パーキングブレーキレバー10を作動方向に回動操作しつつ、レリーズノブ60の押込み操作を行った場合、レリーズロッド50は、スプリング65の付勢力に抗して、パーキングブレーキレバー10の後方側にスライド移動する。これにより、ポール70は、ピン71を中心として揺動し、ポール70の爪とラチェット75の歯部76との噛み合いが解除される。この状態になることで、パーキングブレーキレバー10は、解除方向への回動操作が可能な状態となる。
パーキングブレーキレバー10の解除方向への回動に伴って、パーキングブレーキレバー10の基端部12に連結されたブレーキケーブルが緩められる為、ブレーキケーブルの他端側に連結されたパーキングブレーキの作動が解除され、車両に対する制動力が除去される。
(レリーズロッド50の構成)
続いて、本実施形態に係るレリーズロッド50の構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図2、図5等に示すように、レリーズロッド50は、金属板材をプレス加工することによって形成されており、取付突部51と、スプリング収容部52と、長穴56と、ポール連結部57を有している。
取付突部51は、金属板材に対してプレス加工を施し、レリーズロッド50の前方側端部を折曲することによって、レリーズロッド50の右方向に突出するように形成される。即ち、取付突部51は、パーキングブレーキレバー10の回動方向(上下方向)及びレリーズロッド50のスライド方向(前後方向)と直交する右方向へ突出している。図7〜図9に示すように、取付突部51は、レリーズノブ60の取付穴61に対して嵌合することで、当該レリーズノブ60をレリーズロッド50の前端部に保持している。
スプリング収容部52は、取付突部51の後方部分において、当該レリーズロッド50の内部を左右方向(即ち、車両の車幅方向)に貫通することで開口形成されている。当該スプリング収容部52は、突出片53と、突形状部54と、前方端縁部55を有し、その内部にスプリング65を収容する。
図8等に示すように、レリーズロッド50に形成されたスプリング収容部52の内部にスプリング65を収容する構成である為、スプリング65は、レリーズロッド50を挿通して配置する場合と比較して小径となり、小型化され得る。ここで、スプリング65の部品コストは、圧縮コイルスプリングを構成する金属線材の量の影響を強く受ける為、小型化することによって低減することができる。つまり、当該パーキングブレーキ操作装置1によれば、スプリング65に関する部品コストを低減することで、パーキングブレーキ操作装置1の製品コストを低減することができる。
図5、図6等に示すように、突出片53は、スプリング収容部52の前方端縁部55から後方へ向かって、レリーズロッド50の軸方向に沿って突出形成されている。当該突出片53は、上下方向に関して、スプリング収容部52の開口寸法における中央部分に位置しており、スプリング65をスプリング収容部52内部に配設する際に、スプリング65の内側に挿通される。突出片53によって挿通されることにより、スプリング65はスプリング収容部52内部の所定位置に配置される為、当該パーキングブレーキ操作装置1によれば、レリーズロッド50の軸心に沿った方向で、スプリング65の付勢力をレリーズロッド50に作用させることができ、もって、スプリング65の付勢力をポール70に対して適正に作用させることができる。
又、レリーズロッド50の軸方向(即ち、前後方向)に関して、突出片53は、スプリング収容部52の開口縁の内、前方に位置する前方端縁部55から、突出片寸法Dをもって突出形成されている。突出片寸法Dは、レリーズロッド50の軸方向に関するスプリング収容部52の開口寸法である収容部開口寸法Wの半分以下(例えば、1/3程度)を示す。
ここで、前記レリーズロッド50の軸方向に関する突出片53の長さは、スプリング収容部52内におけるスプリング65の位置決め機能と、スプリング収容部52内に対するスプリング65の取付作業性に影響を及ぼす。具体的に説明すると、突出片53の長さが長ければ、スプリング65内部に深く挿通されることになる為、スプリング収容部52におけるスプリング65の位置決め機能は向上するが、スプリング収容部52内における突出片53の占有スペースが増大する為、スプリング収容部52に対するスプリング65の取付作業性は低下する。一方、突出片53の長さが短ければ、スプリング65内部に浅く挿通される為、スプリング収容部52におけるスプリング65の位置決め機能は低下するが、スプリング収容部52に内部において、突出片53の周囲に十分なスペースが確保される為、スプリング収容部52に対するスプリング65の取付作業性は向上する。
つまり、当該パーキングブレーキ操作装置1によれば、図6に示すように、突出片53の突出片寸法Dを、収容部開口寸法Wの半分以下(例えば、1/3程度)とすることによって、スプリング65内部に対して挿入される突出片53の長さと、スプリング収容部52内部における突出片53周囲のスペースを夫々十分に確保することができ、もって、スプリング収容部52におけるスプリング65の位置決め機能と、スプリング収容部52に対するスプリング65の取付作業性を両立させることができる。
図5、図6に示すように、突形状部54は、スプリング収容部52の開口縁の内、前後方向に延びる下端縁に形成されており、スプリング収容部52の内側方向(即ち、上方)に向かって突出している。そして、突形状部54は、スプリング収容部52内部にスプリング65が配設された場合、スプリング65の下端に対して常時接触する(図8参照)。当該パーキングブレーキ操作装置1によれば、突形状部54との接触によってレバー本体15内部におけるスプリング65の振動を抑制することができ、もって、スプリング65の振動に起因するビビり音を抑制し得る。
そして、前方端縁部55は、スプリング収容部52の前方側に位置する開口縁の内、突出片53の上方及び下方に形成されている。各前方端縁部55は、前方側に向かって突出する円弧を描くように形成されており、突出片53の中心を軸に線対称に配置される。図8等に示すように、スプリング収容部52内部において、保持片24と前方端縁部55の間にスプリング65を配置した場合、スプリング65の付勢力は、各前方端縁部55にも作用する。上述したように、各前方端縁部55は、突出片53を軸とした線対称に配置されており、円弧を描いている為、スプリング65は、当該スプリング65自身の付勢力によって、スプリング65の中心と突出片53の中心が一致する位置に移動する。即ち、当該パーキングブレーキ操作装置1によれば、レリーズロッド50のスプリング収容部52内における適正な位置に、スプリング65を容易に配置することができ、もって、スプリング65の付勢力を、レリーズロッド50に対して適正に作用させることができる。
そして、レリーズロッド50のスプリング収容部52よりも後方部分には、長穴56が形成されている。当該長穴56は、その長径がレリーズロッド50の前後方向に沿うように形成されており、第1半割体20と第2半割体30をかしめ接合するピン58によって挿通されている。レリーズロッド50は、この長穴56とピン58の協働によって、操作部11の軸方向に沿って、前後方向にスライド移動し得る。
レリーズロッド50の後端部には、ポール連結部57が形成されており、ポール70に連結されている。これにより、パーキングブレーキレバー10の内部において、レリーズロッド50のスライド移動による変位が、ポール70に作用し、ポール70の姿勢を変化させることができる。
図2、図5に示すように、レリーズロッド50は、金属板材により構成され得る。具体的には、レリーズロッド50は、金属板材に対してプレス加工(例えば、折り曲げ加工や打ち抜き加工)を施すという簡単な加工工程によって、取付突部51、スプリング収容部52等の各種構成を形成することが可能である。従って、当該パーキングブレーキ操作装置1によれば、スプリング収容部52等を有するレリーズロッド50を、簡単な加工工程をもって製造し得る。
(レリーズノブ60の構成)
本実施形態に係るレリーズノブ60の構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1、図2等に示すように、レリーズノブ60は、レリーズロッド50の前方端部に取り付けられており、合成樹脂によって、取付穴61と、中空部62と、を有するように形成されている。
本実施形態に係るレリーズノブ60においては、その前方側が略円柱状に形成されており、後方右側部分に半円柱が位置するように形成されている。図7、図8に示すように、取付穴61は、レリーズノブ60の後方右側に位置する半円柱状をなす部分において、右方向に貫通形成されており、上述したレリーズロッド50の取付突部51が嵌合される。一方、円柱状をなすレリーズノブ60の前方部分には、中空部62が形成されている。中空部62は、レリーズノブ60の前方左側において、反円柱状に形成された空隙部分であり、合成樹脂によってレリーズノブ60を成形する際のひけやボイドの発生を抑制している。
上述したように、当該レリーズノブ60において、取付穴61の深さ方向である右方向は、パーキングブレーキレバー10の回動方向(上下方向)及びレリーズロッド50のスライド方向(前後方向)と直交している。従って、レリーズロッド50及びレリーズノブ60へのスライド移動(前後方向)が行われたとしても、取付突部51が取付穴61から抜け出す方向に移動することはなく、レリーズロッド50に対するレリーズノブ60の抜けを防止することができる。
(パーキングブレーキレバーの組立工程)
続いて、本実施形態に係るパーキングブレーキレバー10の組立工程の一例について説明する。尚、以下の説明においては、第1半割体20と、第2半割体30との間に、レリーズロッド50、レリーズノブ60、スプリング65等の構成部品を配置して組み立てるものとする。
初めに、レバー本体15の右側部分を構成する第1半割体20を、第1半割体20の内側面が上方に向くようにして、作業台上に配置する。
次に、作業台上に配置された第1半割体20上の所定位置に、夫々、レリーズロッド50及びレリーズノブ60を配置する。具体的には、先ず、レリーズノブ60が、第1半割体20の半円筒部21において、取付穴61が上方(図7中、左側)に向かって開口した状態で配置される。次いで、上方(図7中、左側)からレリーズロッド50を積層するようにして、当該第1半割体20の所定位置に、レリーズロッド50を配置する。この時、レリーズロッド50の取付突部51は、第1半割体20上に配置されたレリーズノブ60の取付穴61に対して嵌合される。又、第1半割体20に対してレリーズロッド50を積層する際に、第1半割体20の保持片24がレリーズロッド50のスプリング収容部52を挿通するように配置する。これにより、第1半割体20上には、先端にレリーズノブ60が取り付けられたレリーズロッド50が積層された状態となる。
続いて、第1半割体20上に積層されたレリーズロッド50のスプリング収容部52内に、スプリング65を配設する。具体的には、作業者は、スプリング65を軸方向に圧縮した状態で、作業台上に配置された第1半割体20及びレリーズロッド50の上方から、スプリング収容部52内部に配置する。この時、スプリング65は、スプリング収容部52の前方端縁部55と保持片24との間に配置され、突出片53によって挿通される。従って、スプリング65は、圧縮された状態から元の状態に復元すると、スプリング収容部52内において、前方端縁部55と保持片24の間に位置し、レリーズロッド50に対して付勢力を作用させ得る(図8参照)。
こうして、第1半割体20上に、レリーズロッド50及びレリーズノブ60等を配置した状態で、上方から第2半割体30を積層するように配置する。これにより、当該パーキングブレーキ操作装置1によれば、第1半割体20と第2半割体30の内部に、レリーズロッド50等の構成部品を配置することができる。
この時、第2半割体30は、第1半割体20上に配置されたレリーズロッド50等に対して、その内壁面が下方を向いた状態で積層され、スプリング収容部52を貫通する第1半割体20の保持片24の先端は、第2半割体30の挿通孔34内に進入する。即ち、図9に示すように、保持片24は、第1半割体20と第2半割体30の間における車幅方向全体に亘って配置される為、スプリング65の端部が車幅方向にずれた場合であっても、スプリング65の付勢力を受けることができる。
尚、上述の説明では省略したが、第1半割体20上に第2半割体30を積層する前に、ポール70や、ラチェット75が配設されたセクタ80等を配置する。これらの部材の配置は、第2半割体30を積層する前であればよく、レリーズロッド50、レリーズノブ60、スプリング65の配置前であってもよいし、レリーズロッド50、レリーズノブ60、スプリング65の配置後であってもよい。
第1半割体20と第2半割体30との間に、レリーズロッド50、レリーズノブ60をはじめとする各構成部品を配置した状態で、ピン58、ピン71及び支持ピン85に対してかしめ加工を施すことによって、パーキングブレーキレバー10の組立作業を完了することができる。
このように、本実施形態に係るパーキングブレーキ操作装置1によれば、作業者は、所定方向への積層作業という単純な作業を繰り返すことで、パーキングブレーキレバー10の組み立てを行うことができるので、パーキングブレーキレバー10の組み立てに関する作業効率を向上させることができ、もって、パーキングブレーキ操作装置1の製造効率を高めることができる。特に、ベルトコンベア等を用いたライン生産方式で、当該パーキングブレーキ操作装置1を製造する場合に、より製造効率を高めることができる。
そして、上述の組付工程を経て製造されたパーキングブレーキ操作装置1においては、スプリング65は、レリーズロッド50のスプリング収容部52内部に配置されると同時に、第1半割体20の段差部23と、第2半割体30の段差部33の間に位置する。段差部23及び段差部33は、それぞれ、操作部11の内側方向へ突出する段状に形成されており、段差部23及び段差部33の間は、スプリング65の外形よりもやや大きな間隔となる(図9参照)。即ち、当該パーキングブレーキ操作装置1においては、段差部23及び段差部33によって、スプリング収容部52内に配置されたスプリング65の車幅方向(左右方向)への移動が規制されるので、スプリング65の付勢力を、レリーズロッド50等に適正に作用させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るパーキングブレーキ操作装置1は、レバー本体15と、レリーズロッド50と、スプリング65と、ポール70を有しており、前記レバー本体15を所定の作動方向へ回動操作することによって、パーキングブレーキを作動させるように構成されている。そして、当該パーキングブレーキ操作装置1において、ポール70は、レバー本体15の回動に伴いパーキングブレーキが作動した場合に、ラチェット75と噛み合うことによって、解除方向への前記レバー本体15の回動を規制することでパーキングブレーキの作動状態を維持する。レリーズロッド50をレバー本体15内部でスライド移動させた場合には、ポール70とラチェット75の噛み合いが外れ、パーキングブレーキの作動状態の維持を解除可能な状態となるように構成されている。
図1、図5等に示すように、前記レリーズロッド50には、スプリング収容部52が当該レリーズロッド50内部を車幅方向に開口して形成されており、その内部に前記スプリング65を収容するように構成されている為、スプリング65は、レリーズロッド50の外形よりも小型なものとなる。つまり、当該パーキングブレーキ操作装置1によれば、スプリング65に関する部品コストを低減することができ、もって、パーキングブレーキ操作装置1の製品コストを低減できる。
当該パーキングブレーキ操作装置1によれば、レバー本体15を構成する第1半割体20と第2半割体30の間に、レリーズロッド50やスプリング65等の各部材を配置することで、レリーズロッド50等の各部材を、レバー本体15内部に取り付けることができる。より具体的には、図7に示すように、先ず、保持片24がスプリング収容部52内を挿通するように、レリーズロッド50を第1半割体20に対して積層する。次に、第1半割体20上に積層されたレリーズロッド50のスプリング収容部52内において、前方端縁部55と保持片24との間に、スプリング65を配置する。ここで、レリーズロッド50のスプリング収容部52は、車幅方向に開口されている為、第1半割体20上にレリーズロッド50が積層された状態であっても、スプリング収容部52内にスプリング65を配置できる。そして、レリーズロッド50やスプリング65を含む各部材を、第1半割体20上に配置した状態で、第2半割体30を積層することで、レバー本体15内部に各構成部材を配置できる。
このように、当該パーキングブレーキ操作装置1によれば、パーキングブレーキ操作装置1の製造に関する作業を、車幅方向を作業方向とする作業(図7中、左側から右側に向かって各部材を積層する作業)に共通化することができ、もって、パーキングブレーキ操作装置1の製造作業に係る作業効率を向上させることができる。又、製造作業における工数を低減することができるので、パーキングブレーキ操作装置1の製造効率を高めると同時に、製造コストを低減することができる。
図6、図8等に示すように、スプリング収容部52には、突出片53が前記レバー本体15の前端縁から後端側へ突出形成されており、スプリング65の内側に挿通される。従って、当該パーキングブレーキ操作装置1によれば、スプリング収容部52内にスプリング65を配置する際に突出片53を利用することで、スプリング収容部52内における適正な位置に、スプリング65を容易に配置できる。これにより、当該パーキングブレーキ操作装置1は、スプリング65の付勢力を、レリーズロッド50及びポール70に対して適正に作用させることができる。
又、前記突出片53は、レリーズロッド50の軸方向に関して、スプリング収容部52の収容部開口寸法Wの半分以下(例えば、1/3程度)である突出片寸法Dで、スプリング収容部52における前端縁から突出形成されている。これにより、当該パーキングブレーキ操作装置1は、スプリング収容部52におけるスプリング65の位置決め機能と、スプリング収容部52に対するスプリング65の取付作業性を両立させることができる。
そして、第2半割体30の半円筒部31には、挿通孔34が、第1半割体20における保持片24の形成位置に対向して形成されている。従って、第1半割体20と第2半割体30が相互に接合された場合には、当該挿通孔34には、前記保持片24の先端が挿通される。図9に示すように、当該保持片24の基端は、第1半割体20と一体に形成されており、当該保持片24の先端は、第2半割体30の挿通孔34を挿通している為、当該パーキングブレーキ操作装置1は、保持片24に作用するスプリング65の付勢力を、第1半割体20だけでなく、第2半割体30でも受けることができる。又、保持片24は、円筒形状の操作部11内部において、車幅方向に亘って配置されることになる為、スプリング65の端部が車幅方向にずれ、スプリング65が滑落することを防止し得る。
図5、図8に示すように、スプリング収容部52の下端縁には、突形状部54が前後方向に延び、且つ、スプリング収容部52内部方向へ突出形成されており、スプリング収容部52内に配置されたスプリング65と常に接触している。従って、当該パーキングブレーキ操作装置1によれば、スプリング収容部52内に配置されたスプリング65と、突形状部54が常に接触しているので、レバー本体15内部でスプリング65が振動した場合であっても、スプリング65の振動に起因するビビり音を抑制し得る。
そして、当該パーキングブレーキ操作装置1によれば、レリーズロッド50は、平板状の鋼板に加工(例えば、打ち抜き、折曲等の簡易な加工)を施すことによって形成されている為(図2等参照)、当該レリーズロッド50の製造コストを低減することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。例えば、本実施形態においては、レバー本体15は、ピン58、ピン71及び支持ピン85をかしめることによって、第1半割体20、第2半割体30を接合して構成されていたが、この態様に限定されるものではなく、溶接や、ボルト等の連結手段により一体的に接合する構成であってもよい。
上述した実施形態においては、本発明における付勢部材の一例として、圧縮コイルスプリングにより構成されるスプリング65を用いていたが、この態様に限定されるものではない。本発明における付勢部材としては、レリーズロッド50のスプリング収容部52内に配設され、レリーズロッド50に対して付勢力を作用させるものであれば、種々の態様を採用し得る。例えば、レリーズロッド50が樹脂等の軽量な材質によって形成されている場合には、付勢部材として、ゴム材を用いることも可能である。
上述した実施形態においては、スプリング収容部52の開口縁の内、下縁にのみ突形状部54を形成していたが、この態様に限定されるものではない。即ち、突形状部54は、スプリング収容部52の開口縁の内、前後方向に延びる端縁において、スプリング65と常時接触するように形成されていればよく、例えば、突形状部54を上縁のみに形成してもよいし、上縁及び下縁に形成することも可能である。
1 パーキングブレーキ操作装置
10 パーキングブレーキレバー
15 レバー本体
20 第1半割体
21 半円筒部
24 保持片
30 第2半割体
31 半円筒部
34 挿通孔
50 レリーズロッド
52 スプリング収容部
53 突出片
54 突形状部
65 スプリング
70 ポール
75 ラチェット
80 セクタ
85 支持ピン
D 突出片寸法
W 収容部開口寸法

Claims (6)

  1. 一端側に略円筒形状を為す操作部を有すると共に、他端側に位置する回動軸を中心として回動可能に配設され、所定の作動方向へ回動させることでパーキングブレーキを作動させるレバー本体と、
    前記レバー本体の内側に回動可能に配設され、ラチェットと噛み合わされることによって、前記作動方向とは逆向きの解除方向への前記レバー本体の回動を規制するポールと、
    前記レバー本体の内部において、前記操作部に沿ってスライド移動可能に配設され、前記ポールとラチェットの噛み合いに伴う前記レバー本体の前記解除方向への回動規制を解除する為のレリーズロッドと、
    前記レリーズロッドを介して、前記ポールが前記ラチェットと噛み合う方向への付勢力を付与する付勢部材と、を有するパーキングブレーキ操作装置であって、
    前記レリーズロッドは、
    当該レリーズロッド内部を車幅方向に開口して形成され、前記付勢部材が内部に収容される収容部を有し、
    前記レバー本体は、
    前記車幅方向の一方側にあたる前記レバー本体を構成し、前記操作部の一部を構成する半円筒形状の半円筒部と、当該半円筒部の内側に向かって立設され、前記付勢部材を前記収容部内に保持する保持片を有する第1半割体と、
    前記車幅方向の他方側にあたる前記レバー本体を構成し、前記半円筒部を有する第2半割体を、相互に接合して構成されており、
    前記付勢部材は、
    前記レバー本体の前記一端側における前記収容部の端縁によって、その一端部が保持されると同時に、前記収容部内に挿通された前記保持片によって、その他端部が保持されている
    ことを特徴とするパーキングブレーキ操作装置。
  2. 前記収容部は、
    前記レバー本体の前記一端側の前記端縁から前記他端側へ、前記レリーズロッドの軸方向に沿って突出形成され、前記付勢部材の内側に挿通される突出片を有している
    ことを特徴とする請求項1記載のパーキングブレーキ操作装置。
  3. 前記突出片は、
    前記レリーズロッドの軸方向に関して、前記収容部の開口寸法の半分以下の長さで、前記収容部における前記一端側の前記端縁から突出形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載のパーキングブレーキ操作装置。
  4. 前記第2半割体は、
    前記第1半割体における前記保持片の形成位置に対向して形成され、前記第1半割体に対して接合された場合に前記保持片の先端が挿通される挿通孔を、前記半円筒部に有している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のパーキングブレーキ操作装置。
  5. 前記収容部は、
    当該収容部内に配置された前記付勢部材と常に接触するように突出した突形状部を、当該収容部の端縁の内、前記レリーズロッドの軸方向へ延びる端縁に有している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のパーキングブレーキ操作装置。
  6. 前記レリーズロッドは、
    平板状の鋼板に加工を施すことによって形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のパーキングブレーキ操作装置。
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