JP2016096965A - 注射器の廃棄容器 - Google Patents

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和田 剛志
Tsuyoshi Wada
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【課題】使用済みのペン型注射器を安定して収納できる注射器の廃棄容器を提供する。【解決手段】容器本体1と、容器本体1に嵌着される蓋2とを備え、蓋2は、所定のペン型注射器Sを挿入可能な複数の挿入孔3が貫設された蓋本体8と、蓋本体8に開閉自在に施蓋される副蓋4とを、有し、挿入孔3の下半部に、複数本のスリット7によって断面弧状の弾性片5が複数枚形成され、各弾性片5の内面下端5bに、挿入されたペン型注射器Sを離脱不可能に保持する抜止め爪部6を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、注射器の廃棄容器に関する。
通常、患者への注射は、医療機関で医師によって行われることがほとんどであるが、糖尿病の患者は、医療機関から治療薬の入った注射器を持ち帰り、自宅で治療薬を自己注射する。一般に、自己注射には、ペン型の注射器が使用され、患者が自己注射した後の使用済みの注射器は、注射器本体と注射針ユニットを分離し、注射針ユニットのみを専用の廃棄容器に投入して、医療廃棄物として管理していた。従来、使用済みの注射針ユニットを収納するための廃棄容器として、投入口を開閉できるように蓋を設けたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2013−169290号公報
しかし、注射器本体と注射針ユニットを分離する際に、刺傷事故が発生する確率が高く、注射器を針ごと廃棄容器に投入することも多くなってきている。特許文献1記載の廃棄容器は、注射器を投棄すると直ちに満杯となってしまうという欠点があった。また、廃棄容器を上下逆さまに引っ繰り返すと、投入口に一旦入れた注射器が中から飛び出してくる虞れがあった。廃棄容器にペン型注射器以外の医療廃棄物や一般ごみが誤って投棄されることもあり、廃棄物処理業者がそれらを取り除く作業に手間が掛かるという問題があった。
そこで、本発明は、使用済みのペン型注射器を安定して収納できる注射器の廃棄容器を提供することを目的とする。
本発明に係る注射器の廃棄容器は、容器本体と、該容器本体に嵌着される蓋とを備え、該蓋は、所定のペン型注射器を挿入可能な複数の挿入孔が貫設された蓋本体と、該蓋本体に開閉自在に施蓋される副蓋とを、有し、上記挿入孔の下半部に、複数本のスリットによって断面弧状の弾性片が複数枚形成され、各該弾性片の内面下端に、挿入された上記ペン型注射器を離脱不可能に保持する抜止め爪部を有しているものである。
また、上記挿入孔に上記ペン型注射器が挿入された挿入状態に於て、該ペン型注射器の上端面が、上記挿入孔の上方開口端縁部より下方位置に保持されているものである。
本発明の注射器の廃棄容器によれば、一旦挿入孔に入れたペン型注射器は、廃棄容器がどのような姿勢になっても、脱落することなく安定して収納できる。挿入孔の寸法がペン型注射器に対応しており、ペン型注射器以外の医療廃棄物や一般ごみが誤って投棄されることはなく、廃棄物処理を簡便に行える。副蓋によって、一層安定してペン型注射器が収納され、ガタつかずに保持できる。挿入孔に入れたペン型注射器を確実に抜け止めできる。
本発明の実施の一形態を示した正面図である。 本発明の実施の一形態を示した側面図である。 本発明の実施の一形態を示した断面正面図である。 本発明の実施の一形態を示した断面側面図である。 開蓋状態を示す要部斜視図である。 蓋本体を底面側から見た斜視図である。 要部拡大断面図である。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1と図2に示すように、本発明の注射器の廃棄容器は、合成樹脂から成り、容器本体1と、容器本体1に嵌着される蓋2とを備えている。
容器本体1は、鉛直状の周縁壁部11を上端部に有し、上下方向中間部から下端部にかけて次第に縮径するテーパー状外周壁部12を有している。容器本体1は、上下方向揺動自在の取っ手9が取り付けられている。周縁壁部11には、係止用孔部10が貫設され、蓋2の係止爪部20が係止用孔部10に嵌込まれて、容器本体1と蓋2は嵌着一体化されている。容器本体1は、輸送時や保管時には、スタッキング(積み重ね)が可能として形成されている。
図3〜図5に示すように、蓋2は、所定のペン型注射器Sを挿入可能な複数の挿入孔3が貫設された蓋本体8と、蓋本体8に開閉自在に施蓋される副蓋4とを、有している。
挿入孔3は、8箇所に設けられ、各々が平面視円形状に形成されている。挿入孔3の径寸法は、ペン型注射器Sの外径に対応している。即ち、挿入孔3は、鍔付きシリンジを有する汎用の注射器は挿入不可能となっており、ペン型注射器S専用として形成されている。挿入孔3の下半部には、複数本のスリット7によって断面弧状の弾性片5が複数枚形成されている。各弾性片5の内面下端5bに、挿入されたペン型注射器Sを離脱不可能に保持する抜止め爪部6を有している。
挿入孔3にペン型注射器Sが挿入された挿入状態に於て、ペン型注射器Sの上端面が、挿入孔3の上方開口端縁部3aより下方位置に保持されている。
ペン型注射器Sは、針にキャップCが被せられ、キャップCが容器本体1の底面に当たるまで挿入孔3に深く挿入されている。挿入されたペン型注射器Sを引き抜こうとしても、拡径部25が挿入孔3の抜止め爪部6に引っ掛かって抜け出せないように収納されている。挿入孔3の下半部は、蓋2の周縁部より下方へ突出状に形成されており、挿入されたペン型注射器Sがガタつかないよう保持する。
図5に示すように、副蓋4は、固定側端縁部に左右一対の軸部13,13が突設され、軸部13,13を蓋本体8に枢結することにより、開閉(揺動)自在に取着されている。また、図3のように、副蓋4は、挿入孔3に対応するガタつき防止用突部14が形成されている。挿入孔3にペン型注射器Sが挿入された挿入状態では、副蓋4を閉めることで、ガタつき防止用突部14が挿入孔3の上方から装入され、ペン型注射器Sの上端面を抑えてガタつきを防止し、より一層安定してペン型注射器Sが保持される。
図6と図7に示すように、挿入孔3は、蓋本体8に一体成形された略円筒形状の保持筒15の内面によって形成されている。保持筒15の下端縁に複数本のスリット7が切欠形成され、このスリット7によって断面弧状の弾性片5が夫々独立して揺動自在に形成されている。抜止め爪部6は、下端面6bが水平面状に形成され、内面6aは下端に向けて次第に肉厚が増大するテーパ面状に形成されている。つまり、ペン型注射器Sの拡径部25が挿入方向に通過する際は、弾性片5を拡開状に弾性変形させつつ拡径部25が抜止め爪部6をスムーズに乗り越えて、一方、ペン型注射器Sの拡径部25が引き抜き方向に通過しようとする際には、拡径部25が抜止め爪部6に引っ掛かって通過できないように構成されている。
上述した本発明の注射器の廃棄容器の使用方法(作用)について説明する。
図4のように副蓋4を開け、挿入孔3に使用済みのペン型注射器Sを挿入する。この際、図3に示すように、ペン型注射器Sの上端面が、挿入孔3の上方開口端縁部3aより下方位置に配設されるよう、ペン型注射器SのキャップCが容器本体1の底面に当たるまで深く挿入する。挿入孔3は、ペン型注射器Sに対応する形状に形成されており、本発明の注射器の廃棄容器は、ペン型注射器S専用の廃棄容器として使用される。
挿入孔3にペン型注射器Sを挿入する際、ペン型注射器Sの拡径部25が挿入孔3の抜止め爪部6に摺接しつつ弾性片5を拡開状に弾発変形させて、拡径部25が挿入孔3の抜止め爪部6を通過する。拡径部25が通過した後は、弾性片5は弾発的に復元して、ペン型注射器Sの外面に軽く当接する。ペン型注射器Sを引き抜こうとしても、拡径部25が抜止め爪部6の下端面6bに引っ掛かって係止され、抜け止めする。即ち、挿入孔3から一旦入れたペン型注射器Sを引き抜くことは不可能となる。
次に、図3に示すように、副蓋4を閉めて、ガタつき防止用突部14によって挿入孔3に入れたペン型注射器Sを上方から抑えてガタつきを防止する。このようにして、ペン型注射器Sがガタつかずに収納され、廃棄容器がどのような姿勢になっても、ペン型注射器Sが抜け出ることなく確実に保持される。
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、容器本体1及び蓋2の形状は自由に変更しても良い。また、取っ手9は省略しても良い。
以上のように、本発明に係る注射器の廃棄容器は、容器本体1と、容器本体1に嵌着される蓋2とを備え、蓋2は、所定のペン型注射器Sを挿入可能な複数の挿入孔3が貫設された蓋本体8と、蓋本体8に開閉自在に施蓋される副蓋4とを、有し、挿入孔3の下半部に、複数本のスリット7によって断面弧状の弾性片5が複数枚形成され、各弾性片5の内面下端5bに、挿入されたペン型注射器Sを離脱不可能に保持する抜止め爪部6を有しているので、一旦挿入孔3に入れたペン型注射器Sは、廃棄容器がどのような姿勢になっても、脱落することなく安定して収納できる。挿入孔3の寸法がペン型注射器Sに対応しており、ペン型注射器S以外の医療廃棄物や一般ごみが誤って投棄されることはなく、廃棄物処理を簡便に行える。副蓋4によって、一層安定してペン型注射器Sが収納され、ガタつかずに保持できる。挿入孔3に入れたペン型注射器Sを確実に抜け止めできる。
また、挿入孔3にペン型注射器Sが挿入された挿入状態に於て、ペン型注射器Sの上端面が、挿入孔3の上方開口端縁部3aより下方位置に保持されているので、指でペン型注射器Sを引き出すことが不可能となり、安全にペン型注射器Sを収納できる。
1 容器本体
2 蓋
3 挿入孔
3a 上方開口端縁部
4 副蓋
5 弾性片
5b 内面下端
6 抜止め爪部
7 スリット
8 蓋本体
S ペン型注射器

Claims (2)

  1. 容器本体(1)と、該容器本体(1)に嵌着される蓋(2)とを備え、該蓋(2)は、所定のペン型注射器(S)を挿入可能な複数の挿入孔(3)が貫設された蓋本体(8)と、該蓋本体(8)に開閉自在に施蓋される副蓋(4)とを、有し、
    上記挿入孔(3)の下半部に、複数本のスリット(7)によって断面弧状の弾性片(5)が複数枚形成され、各該弾性片(5)の内面下端(5b)に、挿入された上記ペン型注射器(S)を離脱不可能に保持する抜止め爪部(6)を有していることを特徴とする注射器の廃棄容器。
  2. 上記挿入孔(3)に上記ペン型注射器(S)が挿入された挿入状態に於て、該ペン型注射器(S)の上端面が、上記挿入孔(3)の上方開口端縁部(3a)より下方位置に保持されている請求項1記載の注射器の廃棄容器。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003515361A (ja) * 1999-10-07 2003-05-07 アロウ・インターナショナル・インコーポレイテッド 先鋭物容器
JP2004261570A (ja) * 2002-09-06 2004-09-24 Becton Dickinson & Co ペン型注射針用の開口
JP2013202140A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Terumo Corp 廃棄容器

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