JP2016096688A - 誘導モータの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ入出力特性の逆系を用いたモデルマッチング補償器を誘導モータに適用して、誘導モータの共振特性を除去することができる技術を提供する。【解決手段】誘導モータの制御装置において、電圧指令値に基づいて、直交2軸回転座標系におけるγ軸電圧指令値とδ軸電圧指令値とを算出し、すべり角周波数に基づいて、誘導モータ1の印加電圧に対する出力電流の共振特性の逆系を用いて設計されたモデルマッチング補償器15を用いて、γ軸電圧指令値から、γ軸電圧指令値に対するγ軸電流の共振特性を除去して最終γ軸電圧指令値を生成するとともに、δ軸電圧指令値から、δ軸電圧指令値に対するδ軸電流の共振特性を除去して最終δ軸電圧指令値を生成して、生成した最終γ軸電圧指令値と最終δ軸電圧指令値とに基づいて、誘導モータに交流電圧を印加する。【選択図】図6

Description

本発明は、誘導モータの制御装置に関する。
従来、磁石を有するロータとステータとを備えるモータのステータコイルに3相交流電流を流すことでトルクを発生させる磁石型同期モータにおいて、電圧位相制御によりトルク操作する際に、ロータ回転に同期した直交2軸回転座標系(d軸、q軸)における入力電圧Vd、Vqの変化に対する出力電流Id、Iqの共振特性(トルクの共振特性も同様)を予め除去しておく必要がある。このため、共振特性の無い規範応答R(s)に、モータの入出力特性の逆特性G-1(s)を乗じて設計されるモデルマッチング補償器を制御対象に対して前置きすることで、入力電圧Vd,Vqに対する出力電流Id、Iqの振動特性を除去する技術が開示されている。
特開2013−192398号公報
ここで、モータ入出力特性の逆系G-1(s)をモデルマッチング補償器の設計に用いるためには、モータの入出力特性を電圧方程式で表した場合に、入力数と出力数が等しいことが必要条件である。同期モータの入出力特性は入力2次、出力2次、状態量2次の電圧方程式で表すことができるため、特許文献1に開示されているようにモデルマッチング補償器の設計にモータ入出力特性の逆系G-1(s)を用いることができた。しかしながら、誘導モータの入出力特性は入力2次、出力4次、状態量4次の電圧方程式となるため、前置きのモデルマッチング補償器の設計に、モータ入出力特性の逆系G-1(s)を用いることは困難である。
本発明は、モータ入出力特性の逆系G-1(s)を用いたモデルマッチング補償器を誘導モータに適用して、誘導モータの共振特性を除去することができる技術を提供することを目的とする。
本発明による誘導モータの制御装置は、所望の変調率に設定した電圧指令値に基づいて、すべり角周波数を操作して目標トルクを出力する誘導モータの制御装置において、電圧指令値に基づいて、直交2軸回転座標系におけるγ軸電圧指令値とδ軸電圧指令値とを算出し、すべり角周波数に基づいて、誘導モータの印加電圧に対する出力電流の共振特性の逆系を用いて設計されたモデルマッチング補償手段により、γ軸電圧指令値から、γ軸電圧指令値に対するγ軸電流の共振特性を除去して最終γ軸電圧指令値を生成するとともに、δ軸電圧指令値から、δ軸電圧指令値に対するδ軸電流の共振特性を除去して最終δ軸電圧指令値を生成して、生成した最終γ軸電圧指令値と最終δ軸電圧指令値とに基づいて、誘導モータに交流電圧を印加する。
本発明によれば、すべり角周波数に基づいて、誘導モータの印加電圧に対する出力電流の共振特性の逆系を用いて設計されたモデルマッチング補償器を誘導モータに適用することができるので、誘導モータの電圧入力から電流出力までの共振特性を除去することができる。
図1は、誘導モータ用のモデルマッチング補償器の構成を説明するための図である。 図2は、誘導モータに、モデルマッチング補償器を前置きした場合と、しない場合とのモータの性能比較結果を示した図である。 図3は、誘導モータに、すべり用モデルマッチング補償器を前置きした場合と、しない場合とのモータの性能比較結果を示した図である。 図4は、図3で示す点線丸枠内を拡大した図である。 図5は、誘導モータに、フィルタk11およびk22を省略することで簡略化したモデルマッチング補償器を前置きした場合と、フィルタk11およびk22を省略しないモデルマッチング補償器を前置きした場合とのモータの性能比較結果を示した図である。 図6は、第1の実施形態の誘導モータの制御装置の構成を示すブロック図である。 図7は、誘導モータに、Vδs *に繋がるフィルタを全て省略したモデルマッチング補償器を前置きした場合と、フィルタを省略しないモデルマッチング補償器を前置きした場合とのモータの性能比較結果を示した図である。 図8は、誘導モータに、Vγs *に繋がるフィルタを全て省略したモデルマッチング補償器を前置きした場合と、フィルタを省略しないモデルマッチング補償器を前置きした場合とのモータの性能比較結果を示した図である。
本発明に係る実施形態の説明の前に、誘導モータの入出力特性を、入力次数と出力次数が等しい電圧方程式で表すための算出方法について説明する。
まず前提として、ロータに永久磁石を備える同期モータでは、誘起電圧が高まる中高回転域において、安定して効率よくモータ制御するために、電圧指令値Vaを所望の変調率になるように設定したうえで、電圧位相操作によりトルクを制御する方法が知られている。
この際、ロータ回転に同期した直交2軸回転座標系(d軸、q軸)で考えた場合、入力電圧Vd、Vqの変化に対する出力電流Id、Iqの共振特性(トルクの共振特性も同様)を予め除去しておく必要がある。特許文献1に記載の技術は、そのための振動解消方策である。特許文献1に開示された同期モータの入出力特性の電圧方程式は、次式(1)のとおり、入力2次、出力2次、状態量2次の電圧方程式で表すことができる。
Figure 2016096688
ただし、式中のτmは規範応答1次遅れ時定数、Raは巻線抵抗、Ld、Lqはロータ回転に同期した直交2軸回転座標系におけるdq軸の静的インダクタンス値、Ld’、Lq’は、同じくdq軸の動的インダクタンス値、ωreは電気角周波数、φaはロータ磁石磁束、sはラプラス演算子(もしくは微分演算子と見なしてもよい)である。
そして、式(1)から、入力電圧と出力電流の過渡特性だけ抜き出すと、次式(2)となる。
Figure 2016096688
なお、電圧位相を操作することでモータのトルクを制御する場合に、入力電圧から出力電流の方向におけるモータの伝達特性G(s)を順特性と定義すると、式(2)中のG-1(s)は、伝達特性G(s)の逆特性である。したがって、式(2)では、入力電圧Vds、Vqsを左辺に、モータ逆特性G-1(s)と出力電流ids、iqsとの積を右辺に示している。
この式(2)に基づいて、共振特性の無い規範応答R(s)に、モータ逆特性G-1(s)を乗じて設計されるモデルマッチング補償器(特許文献1参照)を制御対象に前置きすることで、振動根を相殺して、モータの入出力特性を振動のない規範応答の特性に略一致させることができるので、入力電圧に対する出力電流の振動特性が除去される。
以上が、モータ逆特性G-1(s)を乗じて設計されるモデルマッチング補償器(特許文献1参照。なお、特許文献1では安定化フィルタと呼ぶ)を用いた同期モータの共振特性除去の概要である。これを前提として、モータ入出力の逆特性G-1(s)を乗じて設計されるモデルマッチング補償器を用いた、誘導モータの共振特性を除去する手法を以下に説明する。
本発明における誘導モータの制御装置では、誘起電圧が高まる中高回転域やロータ温度が上昇して電圧が高まった際に、安定して効率よくモータ制御するために、電圧指令値Vsを所望の変調率になるように設定したうえで、すべり角周波数ωseの操作で速やかにトルクを制御する構成を提供する。なお、ここでの変調率とは、直流電源の電源電圧の大きさに対する誘導モータに印加する三相交流電圧の大きさの比率である。
誘導モータの場合は、ステータに流す交流電流の電源角周波数ω(=電気角周波数ωre+すべり角周波数ωse)に同期した直交2軸回転座標系(γ軸、δ軸)で考えると、誘導モータの入出力特性を表す電圧方程式は、次(3)式に示すとおり、入力2次、出力4次、状態量4次の電圧方程式となる。
Figure 2016096688
ただし、式中のσは漏れ係数、Lsはステータインダクタンス、Lrはロータインダクタンス、Mは相互インダクタンス、φγrはγ軸方向の磁束、φδrはδ軸方向の磁束である。
また、誘導モータのトルク方程式は次(4)式で表される。
Figure 2016096688
しかしながら、上述したとおり、モータ入出力特性の逆系G-1(s)をモデルマッチング補償器の設計に用いるためには、モータの入出力伝達関数(行列)の逆系(逆行列)を構成できること、すなわち、モータの入出力特性を電圧方程式で表した場合に、入力次数と出力次数が等しいことが必要条件である。式(3)で示した誘導モータの入力電圧から出力電流までの応答特性の電圧方程式は入力2次、出力4次、状態量4次であるため、モータ入出力特性の逆系G-1(s)をモデルマッチング補償器の設計に用いるために、電圧方程式の出力次数および状態量次数の低次元化を試みる。
ここで、ステータに流す交流電流の電源角周波数ω(=電気角周波数ωre+すべり角周波数ωse)に同期した直交2軸回転座標系(γδ軸)のγ軸が、ロータ磁束に合致している状態、すなわち軸ずれがない状態を仮定することで、式(3)を、次式(5)で示すとおりの、出力3次、状態量3次の電圧方程式へ低次元化することができる。
Figure 2016096688
更に、式(5)を等価変形すると、次式(6)のとおり、入力2次、出力2次、状態量2次の電圧方程式で表すことができる。
Figure 2016096688
この、式(6)の右辺第1項で決まる電流電圧特性は、電源角周波数ωでの共振特性を表している。したがって、式(6)の右辺第1項部分(過渡特性)だけを抜き出すと、次式(7)の通り、入力電圧Vγs、Vδsを左辺に、モータ逆特性G-1(s)と出力電流iγs、iδsとの積を右辺に示す誘導モータの電圧方程式を表すことが可能となる。
Figure 2016096688
そして、式(7)に基づいて、誘導モータの共振特性を除去するモデルマッチング前置き補償器を設計する。
図1は、誘導モータ用のモデルマッチング前置き補償器の構成を表した図である。τmはγδ軸電圧指令値Vγs *、Vδs *に対するγδ軸電流iγ、iδの所望の応答時定数である。誘導モータ用のモデルマッチング前置き補償器は、この時定数をもつローパスフィルタLPF1、LPF2と、ハイパスフィルタHPF1、HPF2、および、k11、k12、k21、k22からなるフィルタとで構成される。
k11、k12、k21、k22の各フィルタのゲインは、次式(8)から(11)により決定される。
Figure 2016096688
Figure 2016096688
Figure 2016096688
Figure 2016096688
式(8)から(11)に示したとおり、誘導モータ用のモデルマッチング前置き補償器の各フィルタのゲインを決定する式内の定数は、特許文献1に開示された同期モータ用の定数と異なり、電気角周波数ωreだけではなく、すべり角周波数ωseを加えた電源角周波数ω(=電気角周波数ωre+すべり角周波数ωse)を含む。
図2は、誘導モータに、図1で示したモデルマッチング補償器を前置きした場合と、しない場合との性能比較結果を表した図である。図左側にモデルマッチング補償器を前置きしない場合、図右側にモデルマッチング補償器を前置きした場合を示している。双方とも、横軸は時間[s]を表している。また、上から順に、電圧ベクトルノルム指令値Vs[V]、すべり角周波数ωse[rad/s]、誘導モータの印加電圧に対する出力電流Is[A]、および、出力されるトルク[Nm]を表している。
図2において、モータ回転数は6000rpmで一定のまま、0.1s時に電圧指令値Vsをステップ変化させ、0.3s時に電圧指令値Vsとすべり角周波数ωseを同時にステップ変化させている。図左側のモデルマッチング補償器を前置きしない場合の挙動において各ステップ変化時に現れる共振特性が、図右側のモデルマッチング補償器を前置きした場合の挙動において完全に除去できていることが分かる。ただし、本モデルマッチング補償器の設計から除外した式(6)の右辺第2項に示すロータ磁束遅れに伴う挙動はそのまま残る(数十ms程度の遅れ)。
次に、すべり角周波数ωseに対する電流の共振特性(入力1次、出力1次、状態量2次)の逆系を用いて設計されたモデルマッチング補償器を、すべり角周波数ωseに施す構成について説明する。なお、本モデルマッチング補償器は、誘導モータのすべり角周波数ωseを入力とする1入力1出力の伝達関数(スカラ)を逆系計算に用いるので、すべり角周波数ωseから出力電流までの伝達関数の逆系を設計することが可能である。以下、具体的に説明する。
式(7)で示した誘導モータの電圧方程式を等価変換すると、次式(12)が得られる。
Figure 2016096688
電圧Vγ、Vδの変化がすべり角周波数ωseに比べて遅いと仮定し、また、本制御を利用するのは、中高回転数域、すなわち、電気角周波数ωre>>すべり角周波数ωseが成立する領域であることから、すべり角周波数ωseから出力電流までの共振特性は、式(12)の状態量2次を特性多項式で表した式P(s)=0の根(極)で決まる。特性多項式P(s)は次式(13)で表される。
Figure 2016096688
すべり角周波数ωseから出力電流の共振特性は、式P(s)=0の根(極)で決まるので、式(13)を分子に配置し、減衰係数=1、すなわち振動のない特性になるようにした規範となる特性多項式を分母に配置することで、次式(14)に示すようなモデルマッチング前置き補償器M(s)(以下、すべり用モデルマッチング補償器という)を設計することができる。
Figure 2016096688
図3および図4は、誘導モータに、すべり用モデルマッチング補償器を前置きした場合と、しない場合との性能比較結果を表した図である。図左側にすべり用モデルマッチング補償器を制御対象に前置きしない場合、図右側にすべり用モデルマッチング補償器を前置きした場合を示している。図の横軸、縦軸の各パラメータは図2と同様である。また、図4は、図3において点線丸で囲った箇所を拡大した図である。
図3および図4において、モータ回転数は2000rpmで一定のまま、0.5s時にすべり角周波数ωseのみをステップ変化させている。特に図4から分かるように、図左側のすべり用モデルマッチング補償器を前置きしない場合の挙動において0.5s時のすべり角周波数ωseのステップ変化時に現れる共振特性が、図右側のすべり用モデルマッチング補償器を前置きした場合の挙動においては完全に除去できていることが分かる。ただし、図2を参照して説明した挙動と同様に、モデルマッチング補償器の設計過程で省略した式(3)で示すオリジナル4次モデルとのリダクション誤差(ゼロ点)、すなわち式(6)の右辺第2項に示すロータ磁束遅れに伴う挙動の影響で、多少のオーバーシュートが残る。
続いて、図2を参照して説明したモデルマッチング前置き補償器の簡略化について説明する。図2において示したフィルタのゲインをk11=k22=0とすることで、モデルマッチング前置き補償器を簡略化することができる。本制御を利用する中高回転域では、k11<<k12、k22<<k21が成立するので、k11、k22を省略しても性能差はほとんどない。
図5は、誘導モータに、k11およびk22を省略することで簡略化したモデルマッチング補償器を前置きした場合と、k11およびk22を省略しないモデルマッチング補償器を前置きした場合との性能比較結果を表した図である。図左側に簡略化しないモデルマッチング補償器を前起きした場合、図右側に簡略化したモデルマッチング補償器を前置きした場合を示している。なお、図の横軸、縦軸の各パラメータは図2から図4と同様である。
図5から分かるように、モデルマッチング補償器からk11およびk22を省略しても挙動の差異はほぼなく、性能差は殆どない。すなわち、図2で示した誘導モータ用モデルマッチング補償器からk11およびk22を省略することで、共振除去(振動抑制)の効果を維持しつつ、制御演算の負荷を低減することが可能である。
以上、本発明に特徴的な、誘導モータ用モデルマッチング補償器の設計方法と、設計した誘導モータ用モデルマッチング補償器を誘導モータに前置きした場合の誘導モータの性能について説明した。これを前提として、誘導モータ用モデルマッチング補償器を電気自動車に適用した場合の実施形態について、以下、図面等を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図6は、第1の実施形態における誘導モータの制御装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の誘導モータの制御装置は、例えば、電気自動車に適用される。ただし、適用先が電気自動車に限定されることはなく、例えば、ハイブリッド自動車や、自動車以外のシステムに適用することも可能である。
誘導モータ1は、三相交流誘導モータである。誘導モータの制御装置が電気自動車に適用される場合、誘導モータ1は車両の駆動源となる。
PWM変換器6は、三相電圧指令値Vu *、Vv *、Vw *に基づいて、三相電圧型インバータ3(以下、単にインバータ3と呼ぶ)のスイッチング素子(IGBTなど)のPWM_Duty駆動信号Duu *、Dul *、Dvu *、Dvl *、Dwu *、Dwl *を生成する。
インバータ3は、PWM変換器6によって生成される駆動信号に基づいて、直流電源2の直流電圧を交流電圧Vu、Vv、Vwに変換し、誘導モータ1に供給する。直流電源2は、例えば積層型リチウムイオンバッテリである。
磁極位置検出器5は、誘導モータ1の回転子位置(角度)に応じたA相B相Z相のパルスを出力する。出力されたパルスから、パルスカウンタ4を通して回転子機械角度θrmが得られる。角速度演算器9は、回転子機械角度θrmを入力して、その時間変化率より、回転子機械角速度ωrm、および回転子機械角速度ωrmにモータ極対数pを乗じた回転子電気角速度ωreを演算する。
γ−δ/3相交流座標変換器12は、後述する電源角速度ωで回転する直交2軸直流座標系(γ−δ軸座標系)から3相交流座標系(UVW軸)への変換を行う。具体的には、γ−δ/3相交流座標変換器12は、γ軸電圧指令値(磁束電圧指令値)Vγs **、δ軸電圧指令値(トルク電圧指令値)Vδs **と、電気角周波数ωreとすべり用モデルマッチング補償器から出力される最終すべり角周波数指令値ωse **とを加算した値である電源角速度ωを積分器7により積分して得た電源角θとを入力し、次式(15)による座標変換処理によって、UVW各相の電圧指令値Vu *、Vv *、Vw *を算出する。なお、前述の電源角θには、コントローラの入出力遅れを考慮した補正を施している。
Figure 2016096688
トルク指令値演算器8は、ドライバーのアクセル開度、車速等とトルクとの関係を予め記憶したマップを格納しており、角速度演算器9から出力される電気角周波数ωreから、該マップを参照して、トルク指令値を決定する。
すべり角周波数演算器10は、電圧指令値Vs *と、モータ回転数N毎に記憶されたすべり角周波数ωseとトルクとの関係を記憶したマップを格納しており、後述する電圧Vs演算器13から出力される電圧指令値Vs *、角速度演算器9から出力される電気角周波数ωre、およびトルク指令値演算器8から出力されるトルク指令値から、該マップを参照することで、すべり角周波数指令値ωse *を決定する。
すべり用モデルマッチング補償器11は、すべり角周波数指令値ωse *に、式(14)で表したモデルマッチング補償器(2次/2次)を施して、最終すべり角周波数ωse **を算出する。また、式(14)で表すすべり用モデルマッチング補償器は、連続系で記述しているので、デジタル処理ができるように予め離散化しておく。
電圧Vs演算器13は、直流電源電圧Vdcに応じて、電圧指令値Vs*を所望の変調率になるように決定する。
γδ軸配分器14は、電圧指令値Vs*と、電圧位相設定器16において設定された電圧位相α(任意)から、γ軸電圧指令値Vγs*、δ軸電圧指令値Vδs*を決定する。
電圧用モデルマッチング補償器15は、γδ軸配分器14から出力されるγ軸電圧指令値Vγs*、δ軸電圧指令値Vδs*に、図1で示したモデルマッチング補償器(2入力/2出力)での処理を施して、最終γ軸電圧指令値Vγs**および最終δ軸電圧指令値Vδs**を算出する。モデルマッチング補償器が有するフィルタk11、k12、k21、k22の各ゲインは、電源角速度ω(=電気角周波数ωre+最終すべり角周波数指令値ωse **)に基づいて決定される。また、上述した通り、k11=k22=0として簡略化したモデルマッチング補償器を用いてもよい。
なお、図1で示したローパスフィルタ(一次遅れフィルタ)LPF1、LPF2、ハイパスフィルタ(近似微分フィルタ)HPF1、HPF2は、連続系で記述しているが、予め離散化してデジタル処理できるようにしておく。
以上、第1の実施形態の誘導モータの制御装置によれば、所望の変調率に設定した電圧指令値に基づいて、すべり角周波数を操作して目標トルクを出力する誘導モータの制御装置において、電圧指令値に基づいて、直交2軸回転座標系におけるγ軸電圧指令値Vγs*とδ軸電圧指令値Vδs*とを算出し、すべり角周波数ωse **に基づいて、誘導モータ2の印加電圧に対する出力電流の共振特性の逆系を用いて設計されたモデルマッチング補償器15を用いて、γ軸電圧指令値Vγs*から、γ軸電圧指令値に対するγ軸電流の共振特性を除去して最終γ軸電圧指令値Vγs**を生成するとともに、δ軸電圧指令値Vδs*から、δ軸電圧指令値に対するδ軸電流の共振特性を除去して最終δ軸電圧指令値Vδs**を生成して、生成した最終γ軸電圧指令値Vγs**と最終δ軸電圧指令値Vδs**とに基づいて、誘導モータに交流電圧Vu、Vv、Vwを印加する。これにより、誘導モータ2の印加電圧に対する出力電流の共振特性の逆系を用いて設計されたモデルマッチング補償器15によって、誘導モータ2の電圧入力から電流出力までの共振特性を予め除去し、誘導モータの安定性を向上することができる。
また、第1の実施形態の誘導モータの制御装置によれば、誘導モータ2の印加電圧に対する出力電流の共振特性は、入力2次、出力2次、状態量2次の電圧方程式で表される。これにより、モデルマッチング補償器15の設計に誘導モータ2の印加電圧に対する出力電流の共振特性の逆系G-1(s)を用いることができる。
また、第1の実施形態の誘導モータの制御装置によれば、すべり角周波数ωseに対する出力電流の共振特性の逆系を用いて設計されたすべり角用モデルマッチング補償器11をさらに備え、すべり角用モデルマッチング補償器11をすべり角周波数ωseに施して、すべり角周波数ωseから出力電流の共振特性を除去する。これにより、すべり角周波数ωseの変化に対する出力電流、および出力トルクの共振特性を除去することができる。
また、第1の実施形態の誘導モータの制御装置によれば、モデルマッチング補償器15は、誘導モータ2の印加電圧から出力電流までの共振特性の逆系G-1(s)と、誘導モータ2の印加電圧から出力電流までの所望の伝達特性とに基づいて決定されたk11、k12、k21、k22なるフィルタを備え、γ軸電圧指令値にk11を、δ軸電圧指令値にk12をそれぞれ施した結果に基づいて最終γ軸電圧指令値Vγs**を生成するとともに、γ軸電圧指令値にk21を、δ軸電圧指令値にk22をそれぞれ施した結果に基づいて最終δ軸電圧指令値Vδs**を生成する。これにより、誘導モータの印加電圧から出力電流までの共振特性を除去する最適なモデルマッチング補償器15を設計することができる。
さらに、第1の実施形態の誘導モータの制御装置によれば、モデルマッチング補償器が備えるフィルタk11およびk22を省略してもよい(ゲインをゼロとする)。これにより、誘導モータの印加電圧から出力電流までの共振特性を除去するとともに、制御演算の負荷を低減することができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態における誘導モータの制御装置は、図1で示したモデルマッチング補償器をさらに簡略化したうえで、第1の実施形態と同様に、例えば電気自動車に適用される。以下、特に、第1の実施形態との違いについて説明する。
まず、本実施形態におけるモデルマッチング補償器の更なる簡略化について説明する。本発明に係る誘導モータ制御は、電圧指令値Vsを一定とし、すべり角周波数ωseを可変とするスカラー制御であるため、電圧位相αはモータトルクへ影響を与えない。従って、γδ軸配分器14において、電圧指令値Vsからγ軸電圧指令値Vγs*、δ軸電圧指令値Vδs*を決定する際に用いる電圧位相αは任意に設定可能である。本実施形態では、図1で示したモデルマッチング補償器の入力である電圧指令値Vγs*、Vδs*のいずれか一方が常時ゼロとなるように電圧位相αを設定し、さらに、常時ゼロとなる電圧指令値Vγs*、Vδs*のいずれか一方の電圧入力端に繋がるモデルマッチング補償器(2入力2出力)のフィルタ処理をすべて省略する。
具体的には、γδ軸配分器14は、所望の変調率となるように設定した電圧指令値Vs*と、電圧ベクトルをγ軸と一致する値に設定した電圧位相αとから、γ軸電圧指令値Vγs*、δ軸電圧指令値Vδs*を決定する。すなわち、本実施形態においてはδ軸電圧指令値Vδs*はゼロに設定される。この場合、電圧用モデルマッチング補償器15は、γ軸電圧指令値Vγs*に繋がったフィルタ処理のみを実行して、最終γ軸電圧指令値Vγs**、最終δ軸電圧指令値Vδs**を算出する。
図7は、δ軸電圧指令値Vδs*をゼロに設定し、電圧用モデルマッチング補償器15のVδs*に繋がったフィルタを全て省略した場合(図右側)と、省略しない場合(図左側)との誘導モータの性能差を表す図である(モータ回転数は6000rpmで一定とする)。図から、Vδs*に繋がったフィルタを全て省略した場合(図右側)と、省略しない場合(図左側)とで、誘導モータの出力電流Is[A]、出力トルク[Nm]ともに、性能差がないことが分かる。
別のケースとして、γδ軸配分器14は、所望の変調率となるように設定した電圧指令値Vs*と、電圧ベクトルをδ軸と一致する値に設定した電圧位相αとから、γ軸電圧指令値Vγs**、δ軸電圧指令値Vδs**を決定してもよい。すなわち、本ケースでは、γ軸電圧指令値Vγs*がゼロに設定される。この場合、電圧用モデルマッチング補償器15は、δ軸電圧指令値Vδs*に繋がったフィルタ処理のみを実行して、最終γ軸電圧指令値Vγs**、最終δ軸電圧指令値Vδs**を算出する。
図8は、電圧指令値Vγs*をゼロに設定し、電圧用モデルマッチング補償器15のVγs*に繋がったフィルタを全て省略した場合(図右側)と、省略しない場合(図左側)との誘導モータの性能差を表す図である(モータ回転数は6000rpmで一定とする)。図から、Vγsに繋がったフィルタを全て省略した場合(図右側)と、省略しない場合(図左側)とで、誘導モータの出力電流Is[A]、トルク[Nm]ともに、性能差がないことが分かる。
このように、電圧指令値Vsを所望の変調率となるように設定したうえで、トルク指令値に応じてすべり角周波数ωseを操作する本誘導モータ制御では、電圧指令値Vγs*、Vδs*のどちらかがゼロとなるように電圧位相αを選択しても、モータの性能に影響を及ぼさないことが分かる。
以上、第2の実施形態の誘導モータの制御装置によれば、γ軸電圧指令値がゼロとなるように電圧位相αを設定するとともに、モデルマッチング補償器15は、フィルタk11およびk21のゲインをゼロとする。これにより、フィルタk11およびk21に係るフィルタ演算を省略することができるので、誘導モータの印加電圧から出力電流までの共振特性を除去するための制御演算の負荷を低減することができる。
もしくは、第2の実施形態の誘導モータの制御装置によれば、δ軸電圧指令値がゼロとなるように電圧位相αを設定するとともに、モデルマッチング補償器15は、フィルタk12およびk22のゲインをゼロとする。これにより、フィルタk12およびk22に係るフィルタ演算を省略することができるので、誘導モータの印加電圧から出力電流までの共振特性を除去するための制御演算の負荷を低減することができる。
また、第1の実施形態の誘導モータの制御装置の説明において述べたとおり、モデルマッチング補償器が備えるフィルタk11およびk22を省略する(ゲインをゼロとする)とともに、第2の実施形態で説明したように、γ軸電圧指令値がゼロとなるように電圧位相を設定した場合はさらにフィルタk21を、δ軸電圧指令値がゼロとなるように電圧位相を設定した場合はさらにフィルタk12を省略してもよい。これにより、誘導モータの印加電圧から出力電流までの共振特性を除去するための制御演算の負荷をさらに低減することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはない。
1…誘導モータ
3…インバータ(電圧印加手段)
11…すべり用モデルマッチング補償器(すべり角用モデルマッチング補償手段)
14…γδ軸配分器(γδ軸電圧生成手段)
15…モデルマッチング補償器(モデルマッチング補償手段)
16…電圧位相設定器(電圧位相設定手段)
k11…フィルタ(第1のフィルタ)
k12…フィルタ(第2のフィルタ)
k21…フィルタ(第3のフィルタ)
k22…フィルタ(第4のフィルタ)

Claims (7)

  1. 所望の変調率に設定した電圧指令値に基づいて、すべり角周波数を操作して目標トルクを出力する誘導モータの制御装置において、
    前記電圧指令値に基づいて、直交2軸回転座標系におけるγ軸電圧指令値とδ軸電圧指令値とを算出するγδ軸電圧生成手段と、
    前記すべり角周波数に基づいて、前記誘導モータの印加電圧に対する出力電流の共振特性の逆系を用いて設計され、前記γ軸電圧指令値から、前記γ軸電圧指令値に対するγ軸電流の共振特性を除去して最終γ軸電圧指令値を生成するとともに、前記δ軸電圧指令値から、前記δ軸電圧指令値に対するδ軸電流の共振特性を除去して最終δ軸電圧指令値を生成するモデルマッチング補償手段と、
    前記モデルマッチング補償手段により生成された前記最終γ軸電圧指令値と前記最終δ軸電圧指令値とに基づいて、前記誘導モータに交流電圧を印加する電圧印加手段と、を備える、
    ことを特徴とする誘導モータの制御装置。
  2. 前記誘導モータの印加電圧に対する出力電流の前記共振特性は、入力次数と出力次数が等しい電圧方程式で表される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の誘導モータの制御装置。
  3. すべり角周波数に対する出力電流の共振特性の逆系を用いて設計されたすべり角用モデルマッチング補償手段をさらに備え、
    前記すべり角用モデルマッチング補償手段を前記すべり角周波数に施して、前記すべり角周波数から出力電流の共振特性を除去する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の誘導モータの制御装置。
  4. 前記モデルマッチング補償手段は、前記誘導モータの印加電圧から出力電流までの共振特性の逆系と、前記誘導モータの印加電圧から出力電流までの所望の伝達特性とに基づいて決定された第1のフィルタ、第2のフィルタ、第3のフィルタ、および第4のフィルタを備え、
    前記モデルマッチング補償手段は、前記γ軸電圧指令値に前記第1のフィルタを、前記δ軸電圧指令値に前記第2のフィルタをそれぞれ施した結果に基づいて前記最終γ軸電圧指令値を生成するとともに、前記γ軸電圧指令値に前記第3のフィルタを、前記δ軸電圧指令値に前記第4のフィルタをそれぞれ施した結果に基づいて前記最終δ軸電圧指令値を生成する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の誘導モータの制御装置。
  5. 前記モデルマッチング補償手段が備える前記第1のフィルタおよび前記第4のフィルタのゲインをゼロとする、
    ことを特徴とする請求項4に記載の誘導モータの制御装置。
  6. 目標トルクに応じて電圧位相を設定する電圧位相設定手段をさらに備え、
    前記電圧位相設定手段は、前記γ軸電圧指令値がゼロとなるように電圧位相を設定するとともに、前記モデルマッチング補償器は、前記第1のフィルタおよび前記第3のフィルタのゲインをゼロとする、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の誘導モータの制御装置。
  7. 目標トルクに応じて電圧位相を設定する電圧位相設定手段をさらに備え、
    前記電圧位相設定手段は、前記δ軸電圧指令値がゼロとなるように電圧位相を設定するとともに、前記モデルマッチング補償器は、前記第2のフィルタおよび前記第4のフィルタのゲインをゼロとする、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の誘導モータの制御装置。
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