JP2016094098A - フロントオーバーフェンダーの取付構造及び取付方法 - Google Patents

フロントオーバーフェンダーの取付構造及び取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016094098A
JP2016094098A JP2014231504A JP2014231504A JP2016094098A JP 2016094098 A JP2016094098 A JP 2016094098A JP 2014231504 A JP2014231504 A JP 2014231504A JP 2014231504 A JP2014231504 A JP 2014231504A JP 2016094098 A JP2016094098 A JP 2016094098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fender
bumper
over fender
front over
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014231504A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6414741B2 (ja
Inventor
昌史 武居
Masashi Takei
昌史 武居
尚久 井澤
Naohisa Izawa
尚久 井澤
宏之 小林
Hiroyuki Kobayashi
宏之 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2014231504A priority Critical patent/JP6414741B2/ja
Publication of JP2016094098A publication Critical patent/JP2016094098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6414741B2 publication Critical patent/JP6414741B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】見栄えを損なうことなくコストを低減することができるフロントオーバーフェンダーの取付構造を提供する。
【解決手段】フェンダーパネル及びフロントバンパーは、ホイールアーチの内周面にフロントオーバーフェンダーを固定するための複数の固定穴22aを有する一方、フロントオーバーフェンダーは、ホイールアーチの内周面と重なる内周面に固定穴22aに挿通する取付ネジの軸部56aが貫通する貫通穴53aを複数有し、複数の貫通穴53aのうち少なくとも車両前後方向最前の貫通穴53aは、フロントオーバーフェンダー5の突出縁部とフロントバンパー2の下方域との間に隙間がある状態で固定穴22aから外れ、フロントオーバーフェンダーの前部下方域を車幅方向内側に押し付けた状態で固定穴22aと重なる。
【選択図】図7

Description

本発明は、フロントオーバーフェンダーの取付構造及び取付方法に関するもので、より詳しくは、フロントバンパーと一体化されるフェンダーパネルに取り付けられるフロントオーバーフェンダーの取付構造及び取付方法に関する。
特許文献1には、車幅方向に沿って車両前部に配置されたフロントバンパーと、車両前後方向に沿って配置され、フロントバンパーと一体化されるフェンダーパネルと、フェンダーパネルに設けられたホイールアーチに沿って配置されるフロントオーバーフェンダーとを備えたフロントオーバーフェンダーの取付構造が開示されている。フェンダーパネルは、ホイールアーチの内側にフロントホイールハウスを形成し、フロントホイールハウスの内面にフロントフェンダーライニングが取り付けられている。これにより、フロントフェンダーライニングは、フロントホイールハウスの内面を覆い、フロントホイールハウス内に前輪が配置される。
特許文献2には、ホイールアーチに沿って配置される外周領域裏面の複数箇所に設けられたボックスリブと、複数箇所に設けられたボックスリブに基部が係合保持されるとともに、軸部に係止された係止片がフェンダーパネルの複数箇所に設けられた係合穴に係合保持される複数のクリップを備えたフロントオーバーフェンダーが開示されている。かかるフロントオーバーフェンダーのフェンダーパネルに対向する領域の外周縁には、フェンダーパネルとフロントオーバーフェンダーとの間に配置されるプロテクタが設けられる。
特開2007−137080号公報 特開平8−230715号公報
ところで、フロントバンパーとも一体化されたフロントオーバーフェンダーの取付構造が求められている。この場合にフロントオーバーフェンダーとフロントバンパーとの間に隙間ができると見栄えを損なう。一方、フロントオーバーフェンダーは、フロントバンパーの下方域でフロントバンパーの下面に向けて湾曲するので、フロントオーバーフェンダーの外周縁全域にプロテクタを設けることが難しく、フロントオーバーフェンダーの外周縁全域にプロテクタを設ける場合には格別な手段を採る必要があり、コストを低減することができない。
本発明は、上記実情を鑑みて、見栄えを損なうことなくコストを低減することができるフロントオーバーフェンダーの取付構造及び取付方法を提供することを目的とする。
本発明は、車幅方向に沿って車両前部に配置されたフロントバンパーと、車両前後方向に沿って配置され、前記フロントバンパーと一体化されるフェンダーパネルと、前記フェンダーパネル及び前記フロントバンパーに形成されたホイールアーチに沿って配置され、内周側が車幅方向外側に張り出す一方、外周側が車幅方向内側に湾曲し、前記フェンダーパネル及び前記フロントバンパーに外周縁が近接するフロントオーバーフェンダーと、前記フロントオーバーフェンダーの前記フェンダーパネル及び前記フロントバンパーの上方域に対向する領域の外周縁に設けられ、前記フェンダーパネル及び前記フロントバンパーの上方域と前記フロントオーバーフェンダーとの間に配置されるプロテクタとを備え、前記フェンダーパネル及び前記フロントバンパーは、前記ホイールアーチの内周面に前記フロントオーバーフェンダーを固定するための複数の固定穴を有する一方、前記フロントオーバーフェンダーは、前記ホイールアーチの内周面と重なる内周面に前記固定穴に挿通する軸部材が貫通する貫通穴を複数有し、前記複数の貫通穴のうち少なくとも車両前後方向最前の貫通穴は、前記フロントオーバーフェンダーと前記フロントバンパーの下方域との間に隙間がある状態で前記固定穴から外れ、前記フロントオーバーフェンダーの前部下方域を車幅方向内側に押し付けた状態で前記固定穴と重なることを特徴とする。
本発明によれば、複数の貫通穴のうち少なくとも車両前後方向最前の貫通穴は、フロントオーバーフェンダーとフロントバンパーの下方域との間に隙間がある状態で固定穴から外れ、フロントオーバーフェンダーの前部下方域を車幅方向内側に押し付けた状態で固定穴と重なるので、フロントオーバーフェンダーの前部下方域を車幅方向内側に押し付けた状態で車両前後方向最前の貫通穴を固定穴に重ね合わせ、軸部材でフロントオーバーフェンダーの前部下方域をフロントバンパーに固定すれば、フロントオーバーフェンダーとフロントバンパーの下方域との間に隙間が生じるのを防止できる。この結果、見栄えを損なうことなくコストを低減することができる。
本発明の一態様では、前記軸部材は、取付ネジであって、前記取付ネジが螺合するクリップナットが前記固定穴に重なる位置に配置される。
このようにすれば、軸部材は、取付ネジであって、取付ネジが螺合するクリップナットが固定穴に重なる位置に配置されるので、貫通穴を固定穴に重ね合わせ、取付ネジをクリップナットに螺合させれば、フロントオーバーフェンダーの前部下方域をフロントバンパーに押し付けた状態で固定することができる。
本発明の一態様では、前記フロントオーバーフェンダーは、前記ホイールアーチに沿って配置される外周領域裏面の複数箇所に設けられたボックスリブと、前記複数箇所に設けられたボックスリブに基部が係合保持されるとともに、軸部に係止された係止片が前記フェンダーパネルの複数箇所に設けられた係合穴に係合保持される複数のクリップとを備える。
このようにすれば、フロントオーバーフェンダーがフェンダーパネルに係合保持された状態で、フロントオーバーフェンダーの前部下方域を車幅方向内側に押し付けて、少なくとも車両前後方向最前の貫通穴を固定穴に重ね合わせ、フロントオーバーフェンダーの前部下方域をフロントバンパーに固定することができるので、フロントオーバーフェンダーの取付作業を容易にすることができる。
また、本発明は、フロントオーバーフェンダーの外周領域裏面の複数箇所に設けられたリブに基部が係合保持されたクリップの軸部に係止された係止片をフェンダーパネル及びフロントバンパーに形成されたホイールアーチに沿って設けられた複数の係合穴に係合保持させるステップと、前記フロントオーバーフェンダーの前部下方域を車幅方向内側に押し付けて、前記フロントオーバーフェンダーの内周面に設けられた複数の貫通穴のうち車両前後方向最前の貫通穴を前記フロントバンパーの内周面に設けられた固定穴に重ね合わせるステップと、前記フロントオーバーフェンダーの内周面に設けられた貫通穴と前記フェンダーパネル及び前記フロントバンパーの内周面に設けられた固定穴とに軸部材を挿通させ、前記フロントオーバーフェンダーを前記フェンダーパネル及び前記フロントバンパーに固定するステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、フロントオーバーフェンダーがフェンダーパネルに係合保持された状態で、フロントオーバーフェンダーの前部下方域を車幅方向内側に押し付けて、フロントオーバーフェンダーに設けられた貫通穴をフロントバンパーに設けられた固定穴に重ね合わせることができる。その後、フロントオーバーフェンダーに設けられた貫通穴とフロントバンパーに設けられた固定穴とに軸部材を挿通させ、フロントオーバーフェンダーをフロントバンパーに固定させるので、フロントオーバーフェンダーとフロントバンパーの下方域との間に隙間が生じるのを防止することができる。これにより、フロントオーバーフェンダーの取付作業を容易にすることができ、見栄えを損なうことなくコストを低減することができる。
本発明の一態様では、前記係止片を複数の係合穴に係合させた後、前記複数の貫通穴のうち車両前後方向最後の貫通穴を前記フェンダーパネルの内周面に設けられた固定穴に締結するステップを含む。
このようにすれば、フロントオーバーフェンダーの後部下方域を支点としてフロントオーバーフェンダーの前部下方域がフロントバンパーに取り付けられるので、フロントオーバーフェンダーの取付作業を容易にすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、フロントオーバーフェンダーの前部下方域を車幅方向内側に押し付けた状態で車両前後方向最前の貫通穴を固定穴に重ね合わせ、軸部材でフロントオーバーフェンダーの前部下方域をフロントバンパーに固定すれば、フロントオーバーフェンダーとフロントバンパーの下方域との間に隙間が生じるのを防止できる。この結果、見栄えを損なうことなくコストを低減することができる。
本発明の実施形態に係るフロントオーバーフェンダーの取付構造を採用した車両を示す斜視図である。 図1に示したX方向矢視図である。 図1に示したY方向矢視図である。 図1に示したIV−IV線断面図である。 図3に示したV−V線矢視図である。 図2に示したVI−VI線断面図である。 図5に示したVII−VII線矢視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るオーバフェンダーの取付構造に好適な実施形態を詳細に説明するが、この実施形態によりこの発明が限定されるものではなく、本実施形態で説明する構成の全てが本発明の解決手段として必須とされるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るフロントオーバーフェンダーの取付構造を採用した車両を示す図である。図2は、図1に示したX方向矢視図であり、図3は、図1に示したY方向矢視図である。また、図4は、図1に示したIV−IV線断面図であり、図5は、図3に示したV−V線断面図である。図6は、図2に示したVI−VI線断面図であり、図7は、図5に示したVII−VII線矢視図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るフロントオーバーフェンダーの取付構造は、フロントバンパー2、フェンダーパネル3、フロントオーバーフェンダー5、及びプロテクタ6を備えて構成されている。
フロントバンパー2は、衝突時の衝撃を緩衝する緩衝装置であって、車幅方向に沿って車両前部に配置されている。本実施形態に係るフロントバンパー2(バンパーフェイシャル21)は、ボディー(フェンダーパネル3)と一体感のあるデザインにすることを可能にするものであり、バンパーフェイシャル21とフロントバンパークロスメンバ(図示せず)との間にエネルギ吸収部材(コア)(図示せず)を備えて構成される。
また、フェンダーパネル3は、前輪7の上方に配置されるパネルであって、車両前後方向に沿って配置され、フロントバンパー2(バンパーフェイシャル21)と一体化される。フェンダーパネル3は、前輪7の上方となる位置にホイールアーチ31が設けられている。ホイールアーチ31は、前輪7に沿って設けられるアーチ状に湾曲した凹部であって、フェンダーパネル3からバンパーフェイシャル21に渡り設けられている。
また、フェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21は、図4及び図5に示すように、ホイールアーチ31の内周に沿って車幅方向内側に屈曲したフランジ22を有している。そして、フランジ22の前輪7に臨む面は、ホイールアーチ31の内周面となり、フェンダーライニング4とフロントオーバーフェンダー5の取付面となる。
また、フェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21は、ホイールアーチ31に沿って複数の係合穴33,23が設けられている。複数の係合穴33,23は、フロントオーバーフェンダー5を係合保持するためのものであり、フロントオーバーフェンダー5を係合保持するのに適当な間隔で設けられている。
また、図5に示すように、フェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21は、ホイールアーチ31の内周、即ち、ホイールアーチ31の内周に沿って車幅方向内側に屈曲したフランジ22にフェンダーライニング4とフロントオーバーフェンダー5を固定するための複数の固定穴22aを有している。複数の固定穴22aは、フェンダーライニング4とフロントオーバーフェンダー5を固定するのに適当な間隔で設けられている。
また、複数の固定穴22aにはそれぞれクリップナット24が配置されている。クリップナット24は、フランジ22を挟むクリップと取付ネジ56が螺合するナットとが一体に形成されたものであり、クリップに設けられた貫通穴の中心軸とナットの中心軸とが一致するように形成され、固定穴22aの中心軸と一致するように配置される。
フロントオーバーフェンダー5は、フロントホイールハウスを車幅方向外側に拡大するためのものであり、フェンダーパネル3とバンパーフェイシャル21に渡って設けられたホイールアーチ31に沿って円弧状に設けられ、内周側が車幅方向外側に張り出す一方、外周側が車幅方向内側に湾曲し、フェンダーパネル3とバンパーフェイシャル21(フロントバンパー2)とに対向する。
また、図2に示すように、フロントオーバーフェンダー5は、その前部下方域外周にプロテクタ6を設けない分だけ突出する突出縁部51を有している。突出縁部51は、フロントバンパー2(バンパーフェイシャル21)の下方域に対向する部分であり、フロントバンパー2の下面に向けて湾曲する前端部に沿って設けられている。
また、図1に示すように、フロントオーバーフェンダー5は、フェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21と同様、前輪7の上方となる位置にホイールアーチ52が設けられている。ホイールアーチ52は、前輪7に沿って設けられるアーチ状に湾曲した凹部であって、フロントオーバーフェンダー5は、フェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21と同様、ホイールアーチ52の内周に沿って車幅方向内側に屈曲したフランジ53を有している。フランジ53の前輪7に臨む面は、ホイールアーチ52の内周面となり、その反対側となる面がフェンダーパネル3との間にフェンダーライニング4を挟む面となる。
また、図4に示すように、フロントオーバーフェンダー5は、フェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21のホイールアーチ31に沿って配置される外周領域裏面の複数箇所にボックスリブ54を有している。ボックスリブ54は、フェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21に設けられた係合穴33,23に係合されるクリップ55の基部551を係合保持するためのものであり、外周領域裏面に開口した箱状に形成されている。ボックスリブ54には、クリップ55の基部551が係合保持され、係合保持されたクリップ55の軸部552に係止された係止片553は、フェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21に設けられた係合穴33,23に係合保持される。
また、フロントオーバーフェンダー5は、ホイールアーチ52の内周、即ち、ホイールアーチ52の内周に沿って車幅方向内側に屈曲したフランジ53に複数の貫通穴53aを有している。車両前後方向最前の貫通穴53aは、図6(a)に示すように、フロントオーバーフェンダー5の突出縁部51とフロントバンパー2(バンパーフェイシャル21)の湾曲面21aとの間に隙間がある状態で車両前後方向最前の固定穴22aから外れる(図7(a)参照)。一方、車両前後方向最前の貫通穴53aは、図6(b)に示すように、フロントオーバーフェンダー5の突出縁部51を車幅方向内側に押し付けた状態で車両前後方向最前の固定穴22aと重なるように設けられている(図7(b)参照)。
プロテクタ6は、フェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21の外表面をフロントオーバーフェンダー5の外周端面から保護するためのものであり、フロントオーバーフェンダー5のフェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21の上方域に対向する外周に設けられている。これにより、フロントオーバーフェンダー5をフェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21に取り付けた場合に、フェンダーパネル3とフロントオーバーフェンダー5との間、及びバンパーフェイシャル21の上方域とフロントオーバーフェンダー5との間に配置され、フェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21の上方域の外表面をフロントオーバーフェンダー5の外周端面から保護するとともに、フェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21の上方域とフロントオーバーフェンダー5との間に生じる隙間が埋められる。
上述した本発明の実施形態に係るフロントオーバーフェンダー5の取付構造では、先ず、フロントオーバーフェンダー5の外周領域裏面の複数箇所に設けられたボックスリブ54にそれぞれクリップ55の基部551を係合保持させる。次に、フェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21のホイールアーチ31に沿って設けられた複数の係合穴33,23に複数のクリップ55の軸部552に係止された係止片553を係合保持させる。これにより、フェンダーパネル3にフロントオーバーフェンダー5が係合保持される。
次に、フロントオーバーフェンダー5の車両後方側をフェンダーパネル3に固定する。具体的には、フロントオーバーフェンダー5のホイールアーチ52の内周面に設けられた複数の貫通穴53aのうち車両前後方向最後の貫通穴53aに取付ネジ56を挿通させ、フェンダーパネル3のホイールアーチ31の内周面、即ちフランジ22に設けられた複数の固定穴22aのうち車両前後方向最後の固定穴22aに配置されたクリップナット24に螺合させる。これにより、フロントオーバーフェンダー5の後部下方域がフェンダーパネル3に取り付けられ、フロントオーバーフェンダー5の後部下方域を支点としてフロントオーバーフェンダー5が取り付けられる。
次に、フロントオーバーフェンダー5の車両前方側をバンパーフェイシャル21に固定する。具体的には、先ず、フロントオーバーフェンダー5の突出縁部51を車幅方向内側に押し付け、フロントオーバーフェンダー5のホイールアーチ52の内周面、即ちフランジ53に設けられた複数の貫通穴53aのうち車両前後方向最前の貫通穴53aをバンパーフェイシャル21のホイールアーチ31の内周面に設けられた複数の固定穴22aのうち車両前後方向最前の固定穴22aに重ね合わせる。車両前後方向最前の貫通穴53aと車両前後方向最前の固定穴22aとが重ね合わされた状態で、取付ネジ56の軸部56aを貫通穴53aに挿通させ、固定穴22aに重ね合わされたクリップナット24に螺合させる。これにより、フロントオーバーフェンダー5の車両前方側がバンパーフェイシャル21に取り付けられる。この状態で、フロントオーバーフェンダー5の突出縁部51はフロントバンパー2(バンパーフェイシャル21)の湾曲面21aに押し付けられた状態が維持され、フロントオーバーフェンダー5の突出縁部51がフロントバンパー2の湾曲面21aに接合される。
次に、フロントオーバーフェンダー5の全体をフェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21に固定する。具体的には、フロントオーバーフェンダー5のホイールアーチ52の内周面、即ち、フランジ53に設けられた残りの貫通穴53aに取付ネジ56を挿通させ、固定穴22aに重ね合わされたクリップナット24に螺合させる。これにより、フロントオーバーフェンダー5の全体がフェンダーパネル3及びバンパーフェイシャル21に取り付けられる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係るフロントオーバーフェンダー5の取付構造によれば、複数の貫通穴53aのうち少なくとも車両前後方向最前の貫通穴53aは、フロントオーバーフェンダー5の突出縁部51とフロントバンパー2の下方域との間に隙間がある状態で固定穴22aから外れ、フロントオーバーフェンダー5の前部下方域(突出縁部51)を車幅方向内側に押し付けた状態で固定穴22aと重なるので、フロントオーバーフェンダー5の前部下方域を車幅方向内側に押し付けた状態で車両前後方向最前の貫通穴53aを固定穴22aに重ね合わせ、取付ネジ56でフロントオーバーフェンダー5の前部下方域をフロントバンパー2に固定すれば、フロントオーバーフェンダー5の突出縁部51とフロントバンパー2の下方域との間に隙間が生じるのを防止できる。この結果、見栄えを損なうことなくコストを低減することができる。
また、取付ネジ56が螺合するクリップナット24が固定穴22aに重なる位置に配置されるので、貫通穴53aを固定穴22aに重ね合わせ、取付ネジ56をクリップナット24に螺合させれば、フロントオーバーフェンダー5の前部下方域(突出縁部51)をフロントバンパー2の下方域に押し付けた状態で固定することができる。
また、フロントオーバーフェンダー5がフェンダーパネル3に係合保持された状態で、フロントオーバーフェンダー5の突出縁部51を車幅方向内側に押し付けて、少なくとも車両前後方向最前の貫通穴53aを固定穴22aに重ね合わせ、フロントオーバーフェンダー5の前部下方域をフロントバンパー2の下方域に固定することができるので、フロントオーバーフェンダー5の取付作業を容易にすることができる。
また、本発明の実施形態に係るフロントオーバーフェンダー5の取付方法によれば、フロントオーバーフェンダー5がフェンダーパネル3に係合保持された状態で、フロントオーバーフェンダー5の前部下方域(突出縁部51)を車幅方向内側に押し付けて、フロントオーバーフェンダー5に設けられた貫通穴53aをフロントバンパー2に設けられた固定穴22aに重ね合わせることができる。その後、フロントオーバーフェンダー5に設けられた貫通穴53aとフロントバンパー2に設けられた固定穴22aとに取付ネジ56を挿通させ、フロントオーバーフェンダー5をフロントバンパー2に固定させるので、フロントオーバーフェンダー5の突出縁部51とフロントバンパー2の下方域との間に隙間が生じるのを防止することができる。これにより、フロントオーバーフェンダー5の取付作業を容易にすることができ、見栄えを損なうことなくコストを低減することができる。
また、フロントオーバーフェンダー5の後部下方域を支点としてフロントオーバーフェンダー5の前部下方域がフロントバンパー2に取り付けられるので、フロントオーバーフェンダー5の取付作業を容易にすることができる。
以上説明したように、本発明は、見栄えを損なうことなくコストを低減することができるので、フロントバンパーと一体化されるフェンダーパネルに取り付けられ、フロントバンパーとも一体化されるフロントオーバーフェンダーの取付構造に好適である。
2 フロントバンパー
21 バンパーフェイシャル
21a 湾曲面
22 フランジ
22a 固定穴
23 係合穴
24 クリップナット
3 フェンダーパネル
31 ホイールアーチ
33 係合穴
4 フェンダーライニング
5 フロントオーバーフェンダー
51 突出縁部
52 ホイールアーチ
53 フランジ
53a 貫通穴
54 ボックスリブ
55 クリップ
551 基部
552 軸部
553 係止片
56 取付ネジ
56a 軸部
6 プロテクタ
7 前輪

Claims (5)

  1. 車幅方向に沿って車両前部に配置されたフロントバンパーと、
    車両前後方向に沿って配置され、前記フロントバンパーと一体化されるフェンダーパネルと、
    前記フェンダーパネル及び前記フロントバンパーに形成されたホイールアーチに沿って配置され、内周側が車幅方向外側に張り出す一方、外周側が車幅方向内側に湾曲し、前記フェンダーパネル及び前記フロントバンパーに外周縁が近接するフロントオーバーフェンダーと、
    前記フロントオーバーフェンダーの前記フェンダーパネル及び前記フロントバンパーの上方域に対向する領域の外周縁に設けられ、前記フェンダーパネル及び前記フロントバンパーの上方域と前記フロントオーバーフェンダーとの間に配置されるプロテクタと
    を備え、
    前記フェンダーパネル及び前記フロントバンパーは、前記ホイールアーチの内周面に前記フロントオーバーフェンダーを固定するための複数の固定穴を有する一方、
    前記フロントオーバーフェンダーは、前記ホイールアーチの内周面と重なる内周面に前記固定穴に挿通する軸部材が貫通する貫通穴を複数有し、
    前記複数の貫通穴のうち少なくとも車両前後方向最前の貫通穴は、前記フロントオーバーフェンダーと前記フロントバンパーの下方域との間に隙間がある状態で前記固定穴から外れ、前記フロントオーバーフェンダーの前部下方域を車幅方向内側に押し付けた状態で前記固定穴と重なる
    ことを特徴とするフロントオーバーフェンダーの取付構造。
  2. 前記軸部材は、取付ネジであって、
    前記取付ネジが螺合するクリップナットが前記固定穴に重なる位置に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載のフロントオーバーフェンダーの取付構造。
  3. 前記フロントオーバーフェンダーは、
    前記ホイールアーチに沿って配置される外周領域裏面の複数箇所に設けられたボックスリブと、
    前記複数箇所に設けられたボックスリブに基部が係合保持されるとともに、軸部に係止された係止片が前記フェンダーパネルの複数箇所に設けられた係合穴に係合保持される複数のクリップと
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のフロントオーバーフェンダーの取付構造。
  4. フロントオーバーフェンダーの外周領域裏面の複数箇所に設けられたリブに基部が係合保持されたクリップの軸部に係止された係止片をフェンダーパネル及びフロントバンパーに形成されたホイールアーチに沿って設けられた複数の係合穴に係合保持させるステップと、
    前記フロントオーバーフェンダーの前部下方域を車幅方向内側に押し付けて、前記フロントオーバーフェンダーの内周面に設けられた複数の貫通穴のうち車両前後方向最前の貫通穴を前記フロントバンパーの内周面に設けられた固定穴に重ね合わせるステップと、
    前記フロントオーバーフェンダーの内周面に設けられた貫通穴と前記フェンダーパネル及び前記フロントバンパーの内周面に設けられた固定穴とに軸部材を挿通させ、前記フロントオーバーフェンダーを前記フェンダーパネル及び前記フロントバンパーに固定するステップと
    を含むことを特徴とするフロントオーバーフェンダーの取付方法。
  5. 前記係止片を複数の係合穴に係合させた後、前記複数の貫通穴のうち車両前後方向最後の貫通穴を前記フェンダーパネルの内周面に設けられた固定穴に締結するステップを含むことを特徴とする請求項4に記載のフロントオーバーフェンダーの取付方法。
JP2014231504A 2014-11-14 2014-11-14 フロントオーバーフェンダーの取付構造及び取付方法 Active JP6414741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014231504A JP6414741B2 (ja) 2014-11-14 2014-11-14 フロントオーバーフェンダーの取付構造及び取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014231504A JP6414741B2 (ja) 2014-11-14 2014-11-14 フロントオーバーフェンダーの取付構造及び取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016094098A true JP2016094098A (ja) 2016-05-26
JP6414741B2 JP6414741B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=56071030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014231504A Active JP6414741B2 (ja) 2014-11-14 2014-11-14 フロントオーバーフェンダーの取付構造及び取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6414741B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107618576A (zh) * 2017-10-18 2018-01-23 洛阳北方易初摩托车有限公司 车辆前部塑料件搭接结构

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7248630B2 (ja) * 2020-08-31 2023-03-29 トヨタ自動車株式会社 車両

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5934982A (ja) * 1982-08-19 1984-02-25 Nissan Motor Co Ltd 車両用フエンダ構造
JPH08230715A (ja) * 1995-02-21 1996-09-10 Hino Motors Ltd オーバフェンダの取付構造
JPH10264736A (ja) * 1997-03-27 1998-10-06 Isuzu Motors Ltd ホイールアーチモールの取付構造
JPH11291838A (ja) * 1998-04-09 1999-10-26 Nissan Motor Co Ltd 自動車のホイルアーチ部構造
JP2000103364A (ja) * 1998-09-30 2000-04-11 Suzuki Motor Corp アーチモールの取付構造
JP2001180393A (ja) * 1999-12-24 2001-07-03 Suzuki Motor Corp アーチモールの取付構造
JP2003220899A (ja) * 2002-01-30 2003-08-05 Suzuki Motor Corp スプラッシュガードの取付構造
JP2006315552A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Honda Motor Co Ltd ホイールアーチモールの固定構造
JP2007137080A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Suzuki Motor Corp 車両のバンパ取付け構造
JP2012046087A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Honda Motor Co Ltd ホイールアーチ構造及びその組立方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5934982A (ja) * 1982-08-19 1984-02-25 Nissan Motor Co Ltd 車両用フエンダ構造
JPH08230715A (ja) * 1995-02-21 1996-09-10 Hino Motors Ltd オーバフェンダの取付構造
JPH10264736A (ja) * 1997-03-27 1998-10-06 Isuzu Motors Ltd ホイールアーチモールの取付構造
JPH11291838A (ja) * 1998-04-09 1999-10-26 Nissan Motor Co Ltd 自動車のホイルアーチ部構造
JP2000103364A (ja) * 1998-09-30 2000-04-11 Suzuki Motor Corp アーチモールの取付構造
JP2001180393A (ja) * 1999-12-24 2001-07-03 Suzuki Motor Corp アーチモールの取付構造
JP2003220899A (ja) * 2002-01-30 2003-08-05 Suzuki Motor Corp スプラッシュガードの取付構造
JP2006315552A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Honda Motor Co Ltd ホイールアーチモールの固定構造
JP2007137080A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Suzuki Motor Corp 車両のバンパ取付け構造
JP2012046087A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Honda Motor Co Ltd ホイールアーチ構造及びその組立方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107618576A (zh) * 2017-10-18 2018-01-23 洛阳北方易初摩托车有限公司 车辆前部塑料件搭接结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP6414741B2 (ja) 2018-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4466676B2 (ja) 衝撃吸収部材の取付構造
US9126641B1 (en) Spoiler
JP2006015834A (ja) フロントフェンダ構造
JP2014101055A (ja) 車両用バックドアの補強構造
JP6414741B2 (ja) フロントオーバーフェンダーの取付構造及び取付方法
JP6401760B2 (ja) 車体構造
JP6401767B2 (ja) 車体構造
JP5862874B2 (ja) 留め具
JP6586244B2 (ja) ドア構造
CN108495759B (zh) 车用内部装饰配件
JP6011269B2 (ja) 車体後部の上側構造
JP2017132399A (ja) 車両用外装パネル
JP2009274543A (ja) 自動車
JP6024511B2 (ja) 車体構造
JP5792081B2 (ja) 車両用シート
JP5233581B2 (ja) 車体後部構造
JP4701922B2 (ja) ホイールハウスのライニング構造
JP6708069B2 (ja) 車両用フード
JP6756097B2 (ja) 車体前部構造
JP6375933B2 (ja) 車体後部構造
JP6019085B2 (ja) カーペット固定構造
JP6027526B2 (ja) 車両用バイザ
JP2013169815A (ja) 車両前部構造
JP6229435B2 (ja) 内装材固定具及び内装材固定構造
JP2017071261A (ja) 車両前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180920

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6414741

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350