JP2016093356A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献1に記載の遊技機は、特訓演出と称される演出が行われている最中であって押し順リプレイに内部当選したとき、液晶画面に押し順を表示して報知する(特許文献1の図11(a)を参照)。特許文献1に記載の遊技機は、押し順リプレイに内部当選したときであって報知された押し順で停止操作が行われたとき、突入リプレイに入賞してARTに移行するように設定されている。
従って、上記のような押し順報知が行われた場合、遊技者は一旦リールやストップボタンから目を離して液晶表示装置に注目し、報知されている押し順を認識した後に再びリールやストップボタンに目を向けて停止操作を行う必要がある。
このような押し順の認識および停止操作は煩わしさや不便さを遊技者に感じさせうるものであり、操作性の観点から未だ改善の余地を有していた。
本実施形態の説明において示す方向は、特に断りのない限り、遊技者が遊技機10に正対して視たときの方向、すなわち図1に示す遊技機10の正面図における方向とする。
また、以下の説明においては、特に断りのない限り、遊技機10には電源が投入され正常に動作していることを前提として説明する。
まず、本実施形態における遊技機10の概要について、図1、図2、図5または図8を用いて説明する。図1は、遊技機10の正面図である。図2は、視認窓18と演出表示装置16の近傍を示す図である。図5は、遊技機10の機能ブロック図である。図8は、遊技機10における遊技のメインフローを示すフローチャートである。
ここで複数のリール52とは、図1または図2に示すリール52L、リール52C、リール52Rのことである。また、ここで複数のストップボタン28とは、図1に示すストップボタン28L、ストップボタン28C、ストップボタン28Rのことである。また、ここで複数の報知手段とは、図2に示す枠上ランプ40L、枠上ランプ40C、枠上ランプ40R、枠下ランプ42L、枠下ランプ42C、枠下ランプ42Rのことである。
リールユニット50には、それぞれのリール52の一部を区画している窓枠(視認窓18)が設けられており、視認窓18によって区画されている範囲内において複数のリール52を表示している。
複数のストップボタン28は、複数のリール52ごとに対応して設けられ、遊技者の停止操作を受け付ける。
回動制御部150は、遊技の開始に応じて複数のリールを回動させ、当該遊技の終了までに受け付けた停止操作を契機としてリールの回動をそれぞれ停止させ、図柄の組合せから構成される停止パターンを停止表示させる。
他の停止操作より先に行われる第一停止操作が行われる前に、複数の枠上ランプ40または枠下ランプ42(報知手段)がそれぞれ異なる態様で作動する。これによって、第一停止操作に対応するリール52と、第一停止操作より後に行われる第二停止操作に対応するリール52と、第二停止操作より後に行われる第三停止操作に対応するリール52と、が遊技者に互いに識別されて報知されることを特徴とする。
より詳細には、中央パネル14における視認窓18の枠上近傍または枠下近傍に設けられた透過性部材の裏側に、発光ダイオード(図示せず)を設けることによって枠上ランプ40または枠下ランプ42が構成されている。
なお、「視認窓18の外側近傍または内側」には、視認窓18の枠上や枠下のみならず、視認窓18の左右近傍も含まれる。
ここで「演出表示手段」は、遊技に関連する演出を表示する機能を有している構成要素であり、本実施形態においては演出表示装置16である。演出表示装置16は、一般的には液晶ディスプレイによって構成されているが、他の方式のディスプレイやドット表示器によって構成することも可能である。
本実施形態では、枠上ランプ40Lと枠下ランプ42Lがリール52Lに、枠上ランプ40Cと枠下ランプ42Cがリール52Cに、枠上ランプ40Rと枠下ランプ42Rがリール52Rに、それぞれ対応している。図2に示すように、各リール52に対応している枠上ランプ40または枠下ランプ42は、そのリール52の直上または直下に配置されており、遊技者はその配置を視認することによって対応関係を識別することができる。
なお、枠上ランプ40または枠下ランプ42の近傍に「右」「中」「左」を意味する文字を付したり、枠上ランプ40または枠下ランプ42による報知と連動してスピーカ34から「右」「中」「左」を意味するセリフを音声出力したりして、その対応関係を強調するとより好ましい。
また、「他の停止操作」とは、「第一停止操作」より後に停止操作受付手段を押下することをいい、本実施形態においては「第二停止操作」または「第三停止操作」のことをいう。なお、本実施形態における停止操作受付手段は三つであるため上記のとおりとなるが、四つ以上の停止操作受付手段が存在する場合には、「他の停止操作」には「第二停止操作」または「第三停止操作」より後に行われる停止操作も含まれる。
なお、具体的な報知態様の実施例については、後に詳述する。
次に、遊技機10の外観について、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。図2は、視認窓18と演出表示装置16の近傍を示す図である。図3は、リールユニット50の斜視図である。図4は、各リール52の外周に描かれている図柄の配列を示す図である。図5は、遊技機10の機能ブロック図である。
遊技機10は、前面を開口した直方体状の本体(図示せず)と、当該本体の左側縁側に対して回動開閉可能に軸支された前面扉12と、を備えている。
前面扉12には、中央パネル14と、BETボタン20と、MAXBETボタン22と、メダル投入口24と、スタートレバー26と、ストップボタン28と、精算スイッチ30と、メダル排出口32と、スピーカ34と、装飾ランプ36と、下皿38と、が配設されている。
また、ここで回動開始条件とはスタートレバー26が始動操作を受け付けるための前提条件であり、回動開始条件が成立する要件は種々想定される。
例えば、当該要件の一つは、メダル投入口24から所定のベット数だけメダルを投入することである。ここで所定のベット数とは、遊技機10が行う1回の遊技において、投入可能なメダル数の上限値をいう。本実施形態の遊技機10においては、所定のベット数が3枚に設定されている。
また、当該要件の一つは、遊技機10に貯留されているメダル枚数(いわゆるクレジット)をBETボタン20およびMAXBETボタン22の押下によって減算させ、減算させた値を所定のベット数に到達させることである。本実施形態において、BETボタン20は1回の押下でクレジットを最大で1つ減算させることができ、MAXBETボタン22は1回の押下でクレジットを最大で3つ減算させることができる。なお、BETボタン20およびMAXBETボタン22を押下しても、当該遊技におけるクレジットの減算値が所定のベット数に達している場合には、それを超えてクレジットを減算させることができない。
また、当該要件の一つは、メダル投入口24から投入したメダル数と、BETボタン20またはMAXBETボタン22の押下で減算したクレジット数と、の合算値が所定のベット数に到達することである。
また、当該要件の一つは、前回の遊技において再遊技が作動した場合においては、当該再遊技の作動に起因して遊技機10が再遊技処理を行うことである。この場合、遊技者がメダル投入やクレジット減算を行わずとも、自動的に回動開始条件が成立する。ここで述べた再遊技については、後に詳述する。
ここで遊技不能である場合としては、(i)前面扉12が開扉している場合、(ii)遊技機10に内蔵されているメダル払出装置70(図5参照)の中にメダルが無い場合、(iii)貯留されているクレジットに相当するメダルを、精算スイッチ30の押下に起因してメダル排出口32からメダルを排出する処理が行われている場合、等が挙げられる。
なお、本実施形態においてクレジットの上限は「50」に設定されており、クレジットが上限値を超えるメダル投入またはメダル付与がなされる場合、上限値を超えた分に相当するメダルがメダル排出口32から下皿38に払い出される。より詳細には、クレジットが上限値に到達するとメダルブロッカ(図示せず)が作動し、当該メダルブロッカが作動しているときにメダル投入口24からメダルが投入された場合、投入されたメダルがそのままメダル排出口32から排出される。また、クレジットの上限値を超えてメダルが付与された場合、付与されたメダル数に相当するメダルがメダル払出装置70から取り出され、メダル排出口32から排出される。
また、ここで回動停止条件とはリールユニット50の停止操作を受け付けるための前提条件であり、回動停止条件が成立する要件は種々想定される。
例えば、(i)回動停止条件のすべてのリール52の速度が所定の回動速度に到達する、(ii)回動開始から当該回動速度の到達に十分な時間が経過する、(iii)回動開始位置を基準として当該回動速度の到達に十分な回動角度に到達する、等が挙げられる。
ここで挙げたストップボタン28は遊技者の任意の順番で押すことも可能であるが、多くの遊技においてストップボタン28Lを最初に押下しないと特典が受けられない等のペナルティが付与される。従って、ART等の特定の遊技状態を除いて、遊技者はストップボタン28Lを最初に押下して遊技を進行させる。
回動停止条件は以上のように成立するので、遊技者はストップボタン28の停止操作を当該時間未満の間隔で行えない。
なお、本実施形態におけるストップボタン28は、LEDランプ(図示せず)を内包し、その周囲を透過性の部材で覆う構成となっている。そして、ストップボタン28は、LEDランプの点灯色で回動停止条件の成立の可否を遊技者に報知する仕様となっている。
ここでコマとは、リール52の外周(帯58)に示されている図柄の一つに対して与えられている領域をいい、1コマとは、一つの当該領域、または、一つの当該領域の上下方向の寸法をいう。本実施形態において、リール52の外周は21コマに等分されており、各コマにそれぞれ一つずつ図柄が配列されている(図4参照)。
なお、本実施形態においてリール52の停止とは、所定のコマを基準に1コマ未満の変動幅でリール52が揺動している状態も含むものとする。
演出表示装置16で表示される演出は、スピーカ34からの音声出力や装飾ランプ36の発光と連動しており、遊技者の興趣を好適に喚起させることができる。
また、演出表示装置16は、指令生成部170(図5参照)から伝送される制御信号に従って表示出力することによって、特定の遊技を遊技者にとって有利な状態に遷移させることができる。当該機能については後に詳述する。
視認窓18の内部領域は透明部材で形成することによって、当該内部領域を介してリールユニット50の一部が視認可能にすると共に、リールユニット50を保護している。
また、視認窓18の外部領域は不透明部材(半透明部材や透明部材を着色した部材を含む)で形成されており、外部領域を介したリールユニット50の視認を困難としている。
リール52は、ドラム56の外周に帯58が貼られたものである。ドラム56は、その内側に内包されたステッピングモータ(図示せず)によって駆動されて回動する構成となっている。なお、当該ステッピングモータは、図5に図示するリール駆動部511、リール駆動部512、およびリール駆動部513の主要構成部品であり、図5に図示するメイン基板100(回動制御部150)からの制御信号に応じて動作する。
より詳細には、視認窓18の内部領域は縦方向に三コマ分の寸法となっている。また、各リール52は視認窓18の内部領域の縦方向に3個の図柄が収まるように停止制御され、遊技者は当該3個の図柄を視認窓18の内部領域を介して視認できるようになっている。すなわち、リール52が横方向に3つ配置されているので、各リール52が停止している場合において、遊技者が3個の図柄×3リール=9個の図柄を視認可能になっている。
また、リール52Lの上段と、リール52Cの中段と、リール52Rの下段に停止する図柄が形成する略直線(図1等において一点鎖線で示す)をラインL4と称す。リール52Lの下段と、リール52Cの中段と、リール52Rの上段に停止する図柄が形成する略直線(図1等において一点鎖線で示す)をラインL5と称す。
次に、本実施形態の遊技機10における遊技状態と内部抽選について図4〜図7を用いて説明する。
図4は、各リール52の外周に描かれている図柄の配列を示す図である。
図5は、遊技機10の機能ブロック図である。
図6は、遊技機10における遊技状態の遷移図である。
図7は、内部抽選部120が用いる抽選テーブルを示す図である。
なお、ここで述べる遊技状態や入賞役(条件装置130)は一例であり、必ずしも図示したものに限られない。
ここで入賞とは、入賞役が内部抽選部120によって抽選され、その入賞役に対応している図柄の組み合わせが入賞ライン上に停止することをいう。
ここで再遊技とは、次の遊技をメダル投入に因らずに行うことができる特典に対応している入賞役が内部抽選部120によって抽選され、その特典に対応している図柄の組み合わせが入賞ライン上に停止することをいう。
ここで入賞ラインとは、リールユニット50の回動方向に対して交差する略直線方向のいずれかであって遊技者に視認可能な位置に設けられているラインL1からラインL5のうち一又は複数に対して設定される。なお、本実施形態における入賞ラインは、ラインL1のみである。
上記のような構成になっているので、内部抽選部120によって入賞役が抽選されることは、その入賞役が入賞されることが許容される状態になると換言することができる。
なお、以下の説明において、内部抽選部120によって入賞役が抽選されることを「入賞役の当選」と表現する場合があるが、この表現は「入賞」の前提条件の少なくとも一部が満たされ、その入賞役に入賞されることが許容されていることを意味する。
メインモードM1〜M4には、それぞれ異なる抽選テーブルRT0〜RT3が割り当てられている。また、内部抽選部120は、その遊技において滞在しているメインモードに割り当てられた抽選テーブルを参照して各入賞役を抽選する。
また、サブモードS1〜S5は、サブ基板200によって実行される演出内容と密接に関わっており、それぞれ異なる態様の演出が割り当てられている。なお、本実施形態における各サブモードについて、メイン基板100(遊技管理部110)が各サブモードS1〜S5のいずれに滞在するかを管理する実施例で説明するが、この態様に限られない。例えば、後述する移行条件の成立をメイン基板100で制御し、当該移行条件の成立を契機として生成される制御信号に応じてサブ基板200が各サブモードを制御してもよい。
なお、図7に示す「条件番号」とは、各入賞役に対応して割り当てられている条件装置130の種別を示す番号であり、本実施形態における条件装置130には「00」〜「18」の19通りの種別が含まれる。
また、各抽選テーブルRT0〜RT3に割り振られている数値は、各入賞役に対応している抽選用乱数の基数であり、各抽選テーブルに割り振られている基数の合計はそれぞれ65536になっている。
(i)ストップボタン28Lを第1停止と規定している条件番号「11」の「押し順ベル」が当選しており、規定されたその押し順で押下されない場合
(ii)ストップボタン28Cを第1停止と規定している条件番号「12」の「押し順ベル」が当選しており、規定されたその押し順で押下されない場合
(iii)ストップボタン28Rを第1停止と規定している条件番号「13」の「押し順ベル」が当選しており、規定されたその押し順で押下されない場合
(i)ストップボタン28Cを第1停止、ストップボタン28Rを第2停止として規定している条件番号「02」の「移行リプレイ」が当選しており、規定されたその押し順で押下される場合
(ii)ストップボタン28Cを第1停止、ストップボタン28Lを第2停止として規定している条件番号「03」の「移行リプレイ」が当選しており、規定されたその押し順で押下される場合
(iii)ストップボタン28Rを第1停止として規定している条件番号「04」の「移行リプレイ」が当選しており、規定されたその押し順で押下される場合
(i)ストップボタン28Rを第1停止として規定している条件番号「09」の「赤7揃い」が当選しており、規定されたその押し順で押下される場合
(ii)ストップボタン28Rを第1停止として規定している条件番号「10」の「赤7揃い」が当選しており、規定されたその押し順で押下される場合
なお、上記のいずれかの場合において、各ストップボタン28を適切なタイミングで押下することにより、ラインL1〜L5のいずれかに「赤7」図柄が揃うようになっている。ここで「赤7」図柄とは、リール52Lにおける「LZ04」であり、リール52Cにおける「CZ04」であり、リール52Rにおける「RZ04」である。また、「赤7」図柄が揃ったときの停止パターンによって、遊技者は(i)の場合か(ii)の場合かを判別できるようになっている。
(i)ストップボタン28Lを第1停止として規定している条件番号「05」の「維持リプレイ」が当選しており、規定されたその押し順で押下されない場合
(ii)ストップボタン28Cを第1停止、ストップボタン28Lを第2停止として規定している条件番号「06」の「維持リプレイ」が当選しており、規定されたその押し順で押下されない場合
(iii)ストップボタン28Cを第1停止、ストップボタン28Rを第2停止として規定している条件番号「07」の「維持リプレイ」が当選しており、規定されたその押し順で押下されない場合
(iv)ストップボタン28Rを第1停止として規定している条件番号「08」の「維持リプレイ」が当選しており、規定されたその押し順で押下されない場合
従って、例えば「ベル溢し」については、その成立に対応している停止パターンが存在し、当該停止パターンの停止表示を契機として「ベル溢し」が判定される構成になっている。また、「維持リプレイ溢し」についても、その成立に対応している停止パターンが存在し、当該停止パターンの停止表示を契機として「維持リプレイ溢し」が判定されると共に、当該停止パターンも再遊技の作動の契機となっており、次回の遊技にて再遊技処理が実行される。
(i)内部抽選部120によって押し順が規定される入賞役に当選する。
(ii)規定された押し順で停止操作された場合に対応している条件装置130および当該押し順で停止操作されない場合に対応している条件装置130が重複して作動する。
(iii−a)規定された押し順で停止操作された場合、それに対応している停止パターン(一の停止パターン)を他方(他の停止パターン)より優先して視認窓18の内部領域に停止表示させるように、通常回動制御部151が各リール52を制御する。
(iii−b)規定された押し順で停止操作されない場合、それに対応している停止パターン(他の停止パターン)を他方(一の停止パターン)より優先して視認窓18の内部領域に停止表示させるように、通常回動制御部151が各リール52を制御する。
(iv)表示図柄判定部153が、(iii−a)または(iii−b)にて停止表示された停止パターンを判定する。
ただし、変形例によっては「チャンスゾーン」であるサブモードS2が有利遊技状態となる態様も採りうる。すなわち、サブモードS1に比べてARTへの移行確率が高確率であるという点に着目すれば、サブモードS2はサブモードS1に比べて有利な遊技状態であるともいえる。
ここで「ART確定画面」とは、サブモードS4への移行を確定的にする表示演出である。より具体的には、「ART確定画面」が演出表示装置16に表示されている間には、以下の報知が行われることによって、メインモードM4への移行(サブモードS4への移行)を担保している。
(i)「移行リプレイ」が抽選されたとき、対応しているストップボタン28の押し順を報知して、メインモードM2からメインモードM3への移行(昇格)を促す。
(ii)「維持リプレイ」が抽選されたとき、その「維持リプレイ」に対応しているストップボタン28の押し順を報知して、メインモードM3からメインモードM2への移行(転落)を防止する。
(iii)「赤7揃い」が抽選されたとき、第1停止をストップボタン28Rとするように報知して、メインモードM3からメインモードM4への移行(昇格)を促す。
(iv)「押し順ベル」が抽選されたとき、その「押し順ベル」に対応しているストップボタン28の押し順を報知して、メインモードM3からメインモードM2への移行(転落)を防止する。
また、(i)から(iv)の報知に従う限りにおいて、サブモードS3において獲得可能となる遊技媒体の数は、サブモードS1またはサブモードS2(通常遊技状態)において獲得可能となる遊技媒体の数より多くなる。
なお、(i)から(iv)の報知は、報知制御部180によって制御される。報知制御部180の詳細については、後に詳述する。
なお、上述のように設定されているので、サブモードS4において獲得可能となる遊技媒体の数は、サブモードS1またはサブモードS2(通常遊技状態)において獲得可能となる遊技媒体の数より多くなる。
ただし、サブモードS4に滞在している最中に「ベル溢し」または「維持リプレイ溢し」が成立した場合には、メインモードM4からメインモードM2に移行(転落)するが、サブモードS4は規定の遊技数が消化されるまでサブモードS1に転落しないように設定されている。従って、サブモードS4に滞在している最中に、メインモードM4からメインモードM2に転落して、メインモードM3を経由してメインモードM4に再び昇格する場合もありうる。
(i)「維持リプレイ」が抽選されたとき、その「維持リプレイ」に対応しているストップボタン28の押し順を報知して、メインモードM4からメインモードM2への移行(転落)を防止する。
(ii)「赤7揃い」が抽選されたとき、第1停止をストップボタン28Rとして報知し、「赤7揃い」に対応する停止パターンを停止させるように促す。
(iii)「押し順ベル」が抽選されたとき、その「押し順ベル」に対応しているストップボタン28の押し順を報知して、メインモードM4からメインモードM2への移行(転落)を防止する。
なお、(i)から(iii)の報知は、報知制御部180によって制御される。報知制御部180の詳細については、後に詳述する。
また、上記の(ii)の報知に従ってARTにて「赤7揃い」が成立した場合、その時点で滞在しているARTの遊技数を延長させる、いわゆる上乗せ処理の契機となる。
ただし、このような場合はサブモードS1に滞在しており、サブモードS4で行われる報知が行われないので、「押し順ベル」や「維持リプレイ」に当選した場合に、遊技者はその入賞役に対して規定されている押し順で停止操作しがたい。従って、サブモードS1に移行した後はメインモードM4に滞在していたとしてもそれを維持しがたく、数回程度の遊技が実行される間に「ベル溢し」「維持リプレイ溢し」が成立してメインモードM2に移行される。
例えば、「移行条件」の実施例としては(i)昇格に対応する入賞役に当選する(ii)特定の演出で成功する等が挙げられる。
また、「終了条件」としては(i)付与された遊技数を消化する(ii)転落に対応する入賞役に当選する等が挙げられる。
サブモードS5は終了してもサブモードS4に移行するのみであり、場合によっては再びサブモードS4から移行することがありうる。この点を鑑みるとサブモードS5はサブモードS4に比べて有利な遊技状態であるともいえる。
本実施形態では、サブモードS4またはサブモードS5において遊技媒体(メダル)の払出を多く受けることが遊技者の最大の関心事であり、サブモードS4またはサブモードS5に移行するプロセスにおいて遊技者の興趣を喚起させることが遊技機10の主な遊技性となる。
なお、サブモードS1またはサブモードS2からサブモードS3に移行する条件や、サブモードS4からサブモードS5に移行する条件は、様々な態様を採りうる。例えば、(i)特定の入賞役に当選する、(ii)内部抽選部120による抽選とは異なる個別の抽選に当選する、(iii)規定の遊技数に到達する等が挙げられる。
次に、遊技機10の機能構成について、主に図5を用いて説明する。ただし、先に説明した図1や図3に図示される構成要素についても言及するので適宜参照されたい。
なお、図5は、遊技機10の機能ブロック図である。
メイン基板100は、CPU(図示せず)、ROM(図示せず)またはRAM(図示せず)等の電子部品が実装されており、これらの電子部品や各種センサ等の間で授受するデータや制御信号の処理を実行することによって、遊技に関する各種機能を実現している。また、メイン基板100はリールユニット50やメダル払出装置70も制御している。
一方で、サブ基板200も、CPU(図示せず)、ROM(図示せず)またはRAM(図示せず)等の電子部品が実装され、情報処理によって各種機能を実現している点においてはメイン基板100と同様である。しかし、サブ基板200は、メイン基板100(指令生成部170)からの制御信号(サブ送信コマンド)によって制御されている点、および、演出表示装置16、スピーカ34または装飾ランプ36等の主に遊技に関する演出に用いられる周辺機器がその制御対象である点においてメイン基板100とは異なる。
(i)遊技不能である場合に、遊技を停止(中断)させる
(ii)前回の遊技において再遊技が成立している場合に、再遊技処理を行って回動開始条件を成立させる
(iii)回動開始条件が成立している場合に、始動操作センサ326を作動させて遊技者の始動操作を待機する
(iv)メインモードの移行条件が成立した場合に、該当するメインモードに移行させる
(v)サブモードの移行条件が成立した場合に、該当するサブモードに移行させる
また、メダル処理部140は、特典付与部160によって付与されたメダル数に相当する値を、記憶しているクレジットに加算する。
記憶しているクレジットが上限値であるときに特典付与部160から特典としてメダルが付与された場合、メダル処理部140は、メダル払出部370を介してメダル払出装置70に働きかけて、超過したメダル数に相当するメダルを払い出させる。
また、メダル処理部140は、精算スイッチセンサ330が精算スイッチ30の押下を検知したとき、メダル処理部140はメダル払出部370を制御し、メダル払出装置70に蓄えられているメダルを払い出させる。
ここでフリーズ中のリール回動演出とは、ストップボタン28(停止操作受付手段)の押下を許容しない状態(回動停止条件が不成立である状態)においてリール52が回動する演出をいう。本実施形態では、特定の入賞役が抽選された、または特定の入賞役が成立(当選)した場合に、フリーズ中のリール回動演出が実行されるようになっている。
なお、リール52の回動角度(移動コマ数)は、通常回動制御部151が出力したパルス信号の長さに比例して増大する。また、リール52の回動速度は、通常回動制御部151が出力したパルス信号の周波数に比例して増大する。
ここで特典とは、遊技者にとって好まれる遊技機10の遊技に関する恩恵をいう。より具体的には、以下の態様等が挙げられる。
(i)クレジットまたはメダルの増加処理
(ii)有利遊技状態への移行処理
(iii)有利遊技状態の延長処理
(iv)希少な確率の演出(いわゆるプレミアム演出)、または通常は秘匿されている遊技状態または遊技設定値を示唆する演出処理
(v)遊技機10で行う遊技と外部システム(例えばウェブサイト)とを連携させるために必要な種々のデータの付与処理
先に述べたサブモードS3、サブモードS4またはサブモードS5への移行は、ここでは(ii)に該当する特典である。すなわち、所定の条件を満たすとき、特典付与部160は遊技管理部110を制御してサブモードS3、サブモードS4またはサブモードS5に移行させることができる。
ランプ制御部220は、装飾ランプ36、枠上ランプ40または枠下ランプ42を制御する機能を有し、メイン基板100によって制御される遊技と連動して発光出力による演出を装飾ランプ36、枠上ランプ40または枠下ランプ42に実行させる。
スピーカ制御部230は、スピーカ34を制御する機能を有し、メイン基板100によって制御される遊技と連動して音声出力による演出をスピーカ34に実行させる。
また、指令生成部170は、その時点で滞在している遊技状態(サブモードS1〜S5)および報知制御部180からの制御信号に応じてストップボタン28の停止操作を報知する報知処理を演出表示装置16、装飾ランプ36、スピーカ34等に実行させる。
また変形例としては、指令生成部170はメイン基板100で成立した各条件に関する情報を制御信号に含めてサブ基板200に伝送する機能のみを有し、演出処理に関する抽選はサブ基板200が担う態様を採ってもよい。
より具体的には、報知制御部180は、内部抽選部120によって押し順が定められている入賞役が抽選された遊技の少なくとも一部(例えばサブモードS4に滞在している遊技)において、その入賞役に対応する押し順を示す報知処理に関する制御信号を、指令生成部170を介して演出表示制御部210またはランプ制御部220に伝送する。演出表示制御部210またはランプ制御部220は、伝送された制御信号に応じて演出表示装置16、枠上ランプ40または枠下ランプ42を制御して当該報知処理を実行させる。
本実施形態における報知制御部180によって制御される報知態様については、後に詳述する。
また、本実施形態においてはメイン基板100に報知制御部180が含まれる実施例で説明したが、この態様に限られない。例えば、メイン基板100ではARTへの移行契機(例えば「赤7揃い」の成立)とARTからの転落契機(例えば、ARTの遊技数が零となる)を管理しており、ART中の報知処理についてはサブ基板200が報知制御部180に相当する制御を実行する態様であってもよい。この場合、メイン基板100は、内部抽選部120によって抽選された入賞役を情報として含んでいる制御信号を指令生成部170からサブ基板200に伝送してもよい。
次に、遊技機10における遊技のメインフローについて、主に図8を用いて説明する。ただし、先に説明した図1または図5に図示される構成要素についても言及するので適宜参照されたい。
図8は、遊技機10における遊技のメインフローを示すフローチャートである。なお、図8における遊技開始処理(ステップS102)から遊技終了処理(ステップS136)までの一連の処理を実行することをもって一回の遊技とする。
ここで、当該遊技の前回遊技において「再遊技」が作動している場合(ステップS104のYES)、遊技管理部110は再遊技処理を実行し(ステップS110)、回動開始条件を成立させる(ステップS112)。ここで再遊技処理とは、メダルをベットすることなく回動開始条件を成立させることをいう。
ウェイト時間が経過するのを待ち(ステップS120のNO)、ウェイト時間が経過した後に(ステップS120のYES)、フリーズ中のリール回動演出を行う条件が成立しているか否かの判定を行う(ステップS122)。なお、本実施形態において、ステップS122の判定がYESとなるのは、上述のように、基準遊技の一つ前の遊技(遊技領域)における遊技状態がサブモードS4(ART)またはサブモードS5(ART特化ゾーン)であり、かつ「放出リプレイ」に入賞することである。
ステップS122の判定がYESの場合、特別回動制御部152はリールユニット50を制御してフリーズ中のリール回動演出(特別回動制御)を行う(ステップS124)。
また、ステップS122の判定がNOの場合、またはステップS124の特別回動制御が終了した後、通常回動制御部151は通常回動態様でリールユニット50を制御する(ステップS126)。
ステップS128の判定において入賞している旨が判定された場合(ステップS130のYES)、特典付与部160は判定された入賞に対応している特典を付与し(ステップS132)、メダル処理部140は当該入賞に対するメダル処理を実行する(ステップS134)。
当該遊技を終了させて次回の遊技に移行する(ステップS136)。
次に、通常回動制御部151によって実行される通常回動制御について、主に図9のフローチャートを用いて説明する。ただし、先に説明した図1または図5に図示される構成要素についても言及するので適宜参照されたい。
なお、図9は、通常回動制御の処理手順を示すフローチャートである。
ここで到達速度とは、通常回動制御部151または特別回動制御部152がリール駆動部511、512、513に与える制御上のパラメータであり、当該制御における所望の回動速度をいう。また、本実施形態における到達速度は、通常回動制御部151または特別回動制御部152がリール駆動部511、512、513に出力するパルス信号の周波数に依存して決まる。
なお、ステップS204の回動速度の定速判定は、既述のとおり、様々な態様を採ることができ、ここで示す態様は一例である。
また、ステップS206における回動停止条件の成立は、リールユニット50に含まれるすべてのリール52R、52C、52Lについて同時に行われる。
ここでステップS210の停止処理において、最大4コマまでリールが移動しうる制御(すべり制御)を行うため、停止操作センサ328の検知からリール52の停止までにはタイムラグが生じうる。なお、当該タイムラグは190ms以下となるように設定されている。
通常回動制御部151は、回動停止条件を成立させた状態で、停止操作センサ328が最後の停止操作(第3停止操作)を検知するまで(ステップS216の判定がNOであるとき)待機する。停止操作センサ328が第3停止操作を検知して通知されたとき(ステップS216の判定がYESであるとき)、通常回動制御部151は、第3停止操作に対応しているリール52を停止させる(ステップS218)。
ステップS214またはステップS218の停止処理において、すべり制御が行われるのは、第1停止操作のときと同様である。
続いて、報知制御部180によって制御される報知態様について、主に図10を用いて説明する。ただし、先に説明した図1または図5に図示される構成要素についても言及するので適宜参照されたい。
なお、図10は、本実施形態における報知態様の一例を示す図である。より具体的には、第一停止操作がリール52Cであり、第二停止操作がリール52Rであり、第三停止操作がリール52Lである場合の報知態様を示す図である。
図10では、枠上ランプ40Cおよび枠下ランプ42Cが第一停止操作に対応するリール52Cを報知している。また、枠上ランプ40Rおよび枠下ランプ42Rが第二停止操作に対応するリール52Rを報知している。また、枠上ランプ40Lおよび枠下ランプ42Lが第三停止操作に対応するリール52Lを報知している。
第一停止操作を報知する枠上ランプ40C・枠下ランプ42Cは、第二停止操作を報知する枠上ランプ40R・枠下ランプ42Rおよび第三停止操作を報知する枠上ランプ40L・枠下ランプ42Lより光量が大きくなっている。
また、第二停止操作を報知する枠上ランプ40R・枠下ランプ42Rは、第三停止操作を報知する枠上ランプ40L・枠下ランプ42Lより光量が大きくなっている。
なお、本実施形態では、第三停止操作に対応するリール52Lを報知する枠上ランプ40L・枠下ランプ42L(報知手段)は消灯している。
前段で示すような報知態様を実現させるため、本実施形態における枠上ランプ40または枠下ランプ42は、少なくとも三通り以上の発光量で発光しうる発光ダイオードを含んでいる。なお、ここで「発光量」とは、発光ダイオード自体の明るさをいい、発光量が零である(消灯している)場合も含まれる。
なお、ここで説明した態様は実施例の一つであり、他の態様も採りうる。例えば、枠上ランプ40または枠下ランプ42に光量を調整する絞り機構を設け、発光ダイオードの発光量が均一であっても、絞り機構による調整によって遊技者に届く光量を変動させてもよい。
より詳細には、第一停止操作を報知する報知アイコン16Cには「1」と表示されており、かつ第二停止操作を報知する報知アイコン16Rまたは第三停止操作を報知する報知アイコン16Lより大きく表示されている。また、第二停止操作を報知する報知アイコン16Rには「2」と表示されており、かつ第三停止操作を報知する報知アイコン16Lより大きく表示されている。また、第三停止操作を報知する報知アイコン16Lには「3」と表示されており、かつ第一停止操作を報知する報知アイコン16Cまたは第二停止操作を報知する報知アイコン16Rより小さく表示されている。
すなわち、複数の報知手段(枠上ランプ40L、40C、40R)は、演出表示装置16における第一停止操作、第二停止操作または第三停止操作を示す表示箇所(報知アイコン)と比べて、視認窓18に近接している。
このような配置関係にあるので、遊技者が各リール52を注視したとき、各報知手段の方が各報知アイコンより視認しやすくなる。
第一停止操作に対応している枠上ランプ40Cまたは枠下ランプ42Cは消灯する。また、第二停止操作に対応している枠上ランプ40Rまたは枠下ランプ42Rはより明るくなり、その光量は図10に示す枠上ランプ40Cまたは枠下ランプ42Cと同等になる。また、第三停止操作に対応している枠上ランプ40Lまたは枠下ランプ42Lは点灯し、その光量は図10に示す枠上ランプ40Rまたは枠下ランプ42Rと同等になる。
そして、第一停止操作に対応している報知アイコン16Cは演出表示装置16から消滅する(表示されなくなる)。また、第二停止操作に対応している報知アイコン16Rはより大きくなり、その大きさは図10に示す報知アイコン16Cと同等になる。また、第三停止操作に対応している報知アイコン16Lも大きくなり、その大きさは図10に示す報知アイコン16Rと同等になる。
なお、本実施形態において「図10に示す状態になる」タイミング、すなわち本発明が実行されるタイミングは、スタートレバー26を操作して(始動操作の受付)から各リール52が通常の回動態様で回動を始める(通常回動制御部151による回動制御の開始)までの間に含まれる。各リール52の回動開始時点で押し順を報知した方が、遊技者にとって操作しやすいからである。
ただし、本発明が実行されるタイミングはこれに限られず、例えば各リール52が通常の回動態様で回動した後に開始されてもよい。
第一停止操作に対応している枠上ランプ40Cまたは枠下ランプ42Cは消灯を維持する。また、第二停止操作に対応している枠上ランプ40Rまたは枠下ランプ42Rは消灯する。また、第三停止操作に対応している枠上ランプ40Lまたは枠下ランプ42Lはより明るくなり、その光量は図10に示す枠上ランプ40Cまたは枠下ランプ42Cと同等になる。
そして、第一停止操作に対応している報知アイコン16Cは演出表示装置16に表示されない状態が維持される。また、第二停止操作に対応している報知アイコン16Rは演出表示装置16から消滅する(表示されなくなる)。また、第三停止操作に対応している報知アイコン16Lは大きくなり、その大きさは図10に示す報知アイコン16Cと同等になる。
そして、その時点で光量が最大の枠上ランプ40または枠下ランプ42、または大きさが最大の報知アイコンに対応しているリール52(ストップボタン28)を停止されることによって、適切な停止操作(ストップボタン28の押し順)になる仕様になっている。
これにより、遊技機10は快適な操作性を遊技者に提供することができる。また、快適な操作できる遊技は興趣が向上しやすく、その遊技性の向上にもつながる。
例えば、発光手段が点滅することによって適切な押し順を報知してもよい。この場合、最大の点滅速度である発光手段は第一停止操作に、中間の点滅速度である発光手段は第二停止操作に、最小の点滅速度である発光手段は第三停止操作に、それぞれ対応させてもよい。
または、可変に光量が変化する(光量の変化が連続的である)発光手段を用いて、発光手段の光量の変化によって適切な押し順を報知してもよい。この場合、光量の変化率が最大である発光手段は第一停止操作に、光量の変化率が中間である発光手段は第二停止操作に、光量の変化率が最小である(例えば、変化しない)発光手段は第三停止操作に、それぞれ対応させてもよい。
または、可変に色彩が変化する発光手段を用いて、発光手段の色彩の変化によって適切な押し順を報知してもよい。この場合、色彩の変化率が最大である発光手段は第一停止操作に、色彩の変化率が中間である発光手段は第二停止操作に、色彩の変化率が最小である(例えば、変化しない)発光手段は第三停止操作に、それぞれ対応させてもよい。
すなわち、動作量が最大であるギミックは第一停止操作に、動作量が中間であるギミックは第二停止操作に、動作量が最小である(例えば、動作しない)ギミックは第三停止操作に、それぞれ対応させてもよい。
例えば、押し順が規定されている入賞役に当選して図10に示す状態になった場合であって所定の時間を超えていずれのストップボタン28も押下されないとき、報知アイコン16Cの大きさを変動させる、または枠上ランプ40Cまたは枠下ランプ42Cの発光態様を変動させることによって、ストップボタン28Cの押下を促してもよい。
(1)それぞれに複数の図柄が表示されている複数のリールと、それぞれの前記リールの一部を区画している窓枠が設けられており、前記窓枠によって区画されている範囲内において前記複数のリールを表示している図柄表示手段と、前記複数のリールごとに対応して設けられ、遊技者の停止操作を受け付ける複数の停止操作受付手段と、遊技の開始に応じて前記複数のリールを回動させ、当該遊技の終了までに受け付けた前記停止操作を契機として前記リールの回動をそれぞれ停止させ、前記図柄の組合せから構成される停止パターンを停止表示させるリール回動制御手段と、前記複数のリールにそれぞれが対応しており、前記窓枠の外側近傍または内側に配置されている複数の報知手段と、を備え、他の前記停止操作より先に行われる第一停止操作が行われる前に、前記複数の報知手段がそれぞれ異なる態様で作動することによって、前記第一停止操作に対応する前記リールと、前記第一停止操作より後に行われる第二停止操作に対応する前記リールと、前記第二停止操作より後に行われる第三停止操作に対応する前記リールと、が前記遊技者に互いに識別されて報知される遊技機。
(2)遊技に関連する演出を表示する演出表示手段を備え、前記報知手段は、前記窓枠の外側近傍に配置されており、かつ前記演出表示手段より前記窓枠に近接している(1)に記載の遊技機。
(3)前記報知手段による報知が行われるとき、前記演出表示手段も前記第一停止操作と前記第二停止操作と前記第三停止操作とを表示することによって報知する(2)に記載の遊技機。
(4)前記報知手段は発光手段であり、前記第一停止操作に対応する前記リールを報知する前記報知手段は、前記第二停止操作および前記第三停止操作に対応する前記リールを報知する前記報知手段より光量が大きく、前記第二停止操作に対応する前記リールを報知する前記報知手段は、前記第三停止操作に対応する前記リールを報知する前記報知手段より光量が大きい(1)から(3)のいずれか一つに記載の遊技機。
(5)前記第三停止操作に対応する前記リールを報知する前記報知手段が消灯している(4)に記載の遊技機。
12 前面扉
14 中央パネル
16 演出表示装置
16L、16C、16R 報知アイコン
18 視認窓
20 BETボタン
22 MAXBETボタン
24 メダル投入口
26 スタートレバー
28(28L、28C、28R) ストップボタン
30 精算スイッチ
32 メダル排出口
34 スピーカ
36 装飾ランプ
38 下皿
40(40L、40C、40R) 枠上ランプ
42(42L、42C、42R) 枠下ランプ
50 リールユニット
52(52L、52C、52R) リール
54 フレーム
56 ドラム
58 帯
70 メダル払出装置
L1、L2、L3、L4、L5 ライン
100 メイン基板
110 遊技管理部
120 内部抽選部
130 条件装置
140 メダル処理部
150 回動制御部
151 通常回動制御部
152 特別回動制御部
153 表示図柄判定部
160 特典付与部
170 指令生成部
180 報知制御部
200 サブ基板
210 演出表示制御部
220 ランプ制御部
230 スピーカ制御部
320 BETボタンセンサ
322 MAXBETボタンセンサ
324 メダル通過センサ
326 始動操作センサ
328 停止操作センサ
330 精算スイッチセンサ
370 メダル払出部
511、512、513 リール駆動部
Claims (5)
- それぞれに複数の図柄が表示されている複数のリールと、
それぞれの前記リールの一部を区画している窓枠が設けられており、前記窓枠によって区画されている範囲内において前記複数のリールを表示している図柄表示手段と、
前記複数のリールごとに対応して設けられ、遊技者の停止操作を受け付ける複数の停止操作受付手段と、
遊技の開始に応じて前記複数のリールを回動させ、当該遊技の終了までに受け付けた前記停止操作を契機として前記リールの回動をそれぞれ停止させ、前記図柄の組合せから構成される停止パターンを停止表示させるリール回動制御手段と、
前記複数のリールにそれぞれが対応しており、前記窓枠の外側近傍または内側に配置されている複数の報知手段と、を備え、
他の前記停止操作より先に行われる第一停止操作が行われる前に、前記複数の報知手段がそれぞれ異なる態様で作動することによって、前記第一停止操作に対応する前記リールと、前記第一停止操作より後に行われる第二停止操作に対応する前記リールと、前記第二停止操作より後に行われる第三停止操作に対応する前記リールと、が前記遊技者に互いに識別されて報知される遊技機。 - 遊技に関連する演出を表示する演出表示手段を備え、
前記報知手段は、前記窓枠の外側近傍に配置されており、かつ前記演出表示手段より前記窓枠に近接している請求項1に記載の遊技機。 - 前記報知手段による報知が行われるとき、前記演出表示手段も前記第一停止操作と前記第二停止操作と前記第三停止操作とを表示することによって報知する請求項2に記載の遊技機。
- 前記報知手段は発光手段であり、
前記第一停止操作に対応する前記リールを報知する前記報知手段は、前記第二停止操作および前記第三停止操作に対応する前記リールを報知する前記報知手段より光量が大きく、
前記第二停止操作に対応する前記リールを報知する前記報知手段は、前記第三停止操作に対応する前記リールを報知する前記報知手段より光量が大きい請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技機。 - 前記第三停止操作に対応する前記リールを報知する前記報知手段が消灯している請求項4に記載の遊技機。
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