JP2016092805A - 基地局およびその協調基地局選択方法 - Google Patents

基地局およびその協調基地局選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】協調受信により受信される信号の品質向上を図る。
【解決手段】配下の無線端末から送信される信号の協調受信を協調基地局とともに行う基地局であって、配下の無線端末による協調受信対象の信号の送信時に当該信号に干渉する信号を送信する他の無線端末を配下に持つ複数の隣接基地局について他の無線端末による干渉に関する情報を記憶する記憶装置と、干渉に関する情報を用いて各隣接基地局に対応する干渉量を算出する処理と、複数の隣接基地局の中から干渉量が大きい順で協調基地局となる隣接基地局を選択する処理とを行う制御装置とを含む。
【選択図】図3

Description

本発明の一態様は、基地局およびその協調基地局選択方法に関する。
上りリンクのセル間協調送受信(CoMP(Coordinated Multipoint))の一つとして、MU−JR(Multi-User Joint Reception)またはMulti-Cell IRC(Interference Rejection Combining)と呼ばれる方式が検討されている。
MU−JRは、基地局間で受信データを共有し、複数の基地局のアンテナと複数の無線端末のアンテナとを大規模なMIMO(Multiple Input Multiple Output)システムと考えて受信することで特性(スループット)を向上させる技術である。
図1は、MU−JRの説明図である。図1に示すように、隣接する二つのセル1およびセル2をそれぞれ形成する基地局1A,基地局2Aがあると仮定する。基地局1Aには、無線端末(「UE(User Equipment)」ともいう)3が接続されており、基地局2AにはUE4が接続されている。このような状況において、UE3がCoMP対象のUEとなり、UE3についてのMU−JRが行われる場合を想定する。この場合、UE3が接続された基地局1Aのセル1が「自セル」となり、セル2は、協調受信を行う協調セル(他セル)となる。UE3は、セル1向けの信号とセル2向けの信号とを送信する。基地局2A(セル2)は、UE3およびUE4から受信された信号をリンク5を介して基地局1Aに送る。基地局1Aは、等化ウェイト計算を行って等化処理を行い、UE3からの信号の受信処理を実施する。
特表2014−511086号公報 特表2013−509082号公報
図1では、協調セル(他セル)が1である例について説明したが、MU−JRでは、協調セル数の増加により、さらなる特性の向上を図ることができる。但し、協調セル数の増加に伴い、自セルの基地局の受信データ量および処理量も増加し、自セル基地局の負荷が上昇するため、協調セルの数は所定範囲とすることが好ましい。
UEからの受信信号を取得する他セル(協調セル)の選択方法として、CoMP対象のUEにおける自セルからの下り受信信号と他セルからの下り受信信号の差分が小さいセルを協調セルとして選択する方法がある。基地局の送信電力が一定と仮定した場合、当該方法は隣接セルにおける上りの受信電力が大きいセルを選択することと等価である。例えば、第1の隣接セルおよび第2の隣接セルから1つの隣接セルを協調セルとして隣接する場合に、受信電力が大きい第1の隣接セルを選択する。
しかしながら、上記の方法では希望信号の増加量のみが考慮されている。選択された隣接セルが必ずしも良好な特性(スループット)を導かないことがある。例えば、上記した例において、第1の隣接セルが協調セルとして選択された場合、第1の隣接セルからの干渉は協調受信処理において除去される。これに対し、協調セルとして選択されなかった第2の隣接セルからの干渉は除去されない。ここで、第2の隣接セルからの干渉量が大きい
と、第1の隣接セルの選択による希望信号の増加効果よりも第2の隣接セルからの干渉残留の影響が大きくなり、第2の隣接セルが選択された場合よりも特性(スループット)が低下するおそれがあった。
本発明の一態様は、協調受信で受信される信号の品質向上を図ることのできる技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、配下の無線端末から送信される信号の協調受信を協調基地局とともに行う基地局である。当該基地局は、上記配下の無線端末による協調受信対象の信号の送信時に当該信号に干渉する信号を送信する他の無線端末を配下に持つ複数の隣接基地局について上記他の無線端末による干渉に関する情報を記憶する記憶装置と、上記干渉に関する情報を用いて各隣接基地局に対応する干渉量を算出する処理と、上記複数の隣接基地局の中から上記干渉量が大きい順で協調基地局となる隣接基地局を選択する処理とを行う制御装置とを含む。
本発明の一態様によれば、協調受信で受信される信号の品質向上を図ることができる。
図1は、セル間協調受信(MU−JR)の説明図である。 図2は、参考例の説明図である。 図3は、実施形態1の説明図である。 図4は、実施形態2のネットワークシステムの構成例を示す図である。 図5は、図4に示した各基地局として適用可能な基地局のハードウェア構成例を示す。 図6は、基地局の構成例を模式的に示す図である。 図7は、ウェイト計算の一例を示す図である。 図8は、実施形態2における動作例を示すシーケンス図である。 図9は、各基地局における上りリンクの無線リソースのスケジューリング結果の一例を示す。 図10は、実施形態2の変形例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〔参考例〕
最初に、参考例について説明する。図2は、参考例の説明図である。図2では、セル11を形成する基地局11Aと、セル11の隣接セルとなるセル12を形成する基地局12Aと、セル11の隣接セルとなるセル13を形成する基地局13Aとが図示されている。
基地局11Aには無線端末(UE)14が接続されており、基地局12AにはUE15が接続されており、基地局13AにはUE16が接続されている。UE14がCoMP対象のUEであるとき、セル11は自セルとなり、セル12は隣接セル#1となり、セル13は隣接セル#2となる。
基地局11Aは、協調セル数を2としてUE14に対する協調受信(MU−JR)を実施するとき、以下のようにして、協調セルを隣接セル#1(セル12)および隣接セル#2(セル13)の中から決定する。基地局11Aは、隣接セル#1の受信信号、すなわち基地局12AがUE14から受信する信号(リンク#1)と、隣接セル#2の受信信号、
すなわち基地局13AがUE14から受信する信号(リンク#2)とを受け取る。
基地局11Aは、隣接セル#1の受信信号と隣接セル#2の受信信号とを比較し、希望信号が大きい方の受信信号の送信元の基地局(隣接セル)を協調セルとして決定する。図2の例では、隣接セル#1(基地局12A)が協調セルとして選択されている。
そして、UE14からリンク#0およびリンク#1を用いて送信される信号に対して、基地局11Aと基地局12Aとで協調受信が行われる。このとき、UE15は、UE14からの送信信号に対する干渉信号(リンク#3)を送信する干渉UE#1となり、UE16は、UE14からの送信信号に対する干渉信号(リンク#4)を送信する干渉UE#2となる。
このとき、UE15(干渉UE#1)からの干渉は、基地局11Aにおける協調処理によって除去される。これに対し、UE16(干渉UE#2)からの干渉は除去されない。したがって、リンク#4からの干渉がリンク#2からの干渉より大きい場合には、リンク#1の選択による希望信号の増加効果よりもリンク#4からの干渉残留の影響が大きくなり、協調受信の特性の向上を図ることができない場合があった。
以下に説明する実施形態では、協調受信で受信される信号の品質を向上させて協調受信の特性(上り送信のスループット)の向上を図ることが可能な協調基地局(協調セル)の選択方法について説明する。
〔実施形態1〕
図3は、実施形態1の説明図である。実施形態1に係るネットワークシステムは、セルを形成する基地局装置(以下単に「基地局」という)と、セルの隣接セルを形成する複数の隣接基地局とを含む。図3に示す例では、セル21を形成する基地局21Aと、セル21の隣接セル(隣接セル#1)であるセル22を形成する基地局22Aと、セル21の隣接セル(隣接セル#2)であるセル23を形成する基地局23Aとが図示されている。
基地局21Aには、無線端末(UE)24が接続されている。基地局22Aには、UE25が接続されている。基地局23Aには、UE26が接続されている。UE24をCoMP対象UEとして協調受信(MU−JR)が実施されるとき、基地局21Aは、協調基地局となる隣接基地局を選択する。選択される基地局数(所定の協調基地局数)は、適宜設定可能である。図3に示す例では、選択される基地局数は1であり、協調受信を行う基地局の数は2である。
基地局21Aは、「基地局」の一例であり、基地局22Aおよび基地局23Aは、「隣接基地局」の一例である。UE24は、「配下の無線端末」の一例である。UE25およびUE26のそれぞれは、無線リソースのスケジューリングの結果、UE24に割り当てられた無線リソースと同じ無線リソースを使用する。この結果、UE25およびUE26のそれぞれは、UE24からの信号の送信時に当該信号に干渉する信号を送信する。すなわち、UE25およびUE26のそれぞれは、干渉UE#1,干渉UE#2として動作する。UE25およびUE26のそれぞれは、「配下の無線端末による協調受信対象の信号の送信時に当該信号に干渉する信号を送信する他の無線端末」の一例である。
基地局21Aは、隣接基地局(隣接セル)である基地局22Aおよび基地局23Aのそれぞれから、UE25(干渉UE#1)およびUE26(干渉UE#2)による干渉に関する情報を得る。干渉に関する情報は、無線リソースのスケジューリングの結果を含むことができる。
基地局21Aは、基地局22Aおよび基地局23Aから得た干渉に関する情報を記憶し、当該干渉に関する情報を用いて各隣接基地局に対応する干渉量を算出する。基地局21Aは、干渉量が大きい順で、協調基地局となる隣接基地局を選択する。図3に示す例では、基地局22Aに対応する干渉量よりも基地局23Aに対応する干渉量が大きい。このため、基地局21Aは、協調基地局(協調セル)として、基地局23Aを選択する。図3の例では、選択される基地局数は1であるため、協調基地局の選択が終了する。
実施形態1によれば、干渉量が基地局22Aより大きい基地局23Aが協調基地局として選択されることで、協調受信処理によりUE26からの干渉を除去することができ、協調受信で受信される信号の品質を向上させることができる。品質向上によって、エラーレートなどが低下するため、協調受信の特性(上り送信のスループット)を向上させることができる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2として、実施形態1で説明した協調基地局の選択方法の詳細について説明する。
<システム構成>
図4は、実施形態2のネットワークシステムの構成例を示す図である。ネットワークシステムは、複数の基地局を含む。図4の基地局構成は、図3と同じである。すなわち、複数の基地局として、基地局21A(以下「BS#2」と表記)と、基地局22A(以下「BS#1」と表記)と、基地局23A(以下「BS#3」と表記)とを含む。BS#1,BS#2,BS#3は、基地局間で信号の交換が可能なインタフェース(基地局間インタフェース:基地局間IF)で接続されている。
BS#1,BS#2,およびBS#3のそれぞれは、無線端末(UE)へ向けた電波放射によりセル21(セル#1),セル22(セル#2),セル23(セル#3)を形成する。BS#2から見たとき、BS#2が形成するセル#2は自セルであり、BS#1およびBS#3のそれぞれが形成するセル#1およびセル#3は、BS#2のセルの隣接セル(他セル)である。
BS#1には、UE25a(以下「UE#1」と表記)およびUE25b(以下「UE#2」と表記)が接続されている。BS#2には、UE24a(以下「UE#3」と表記)およびUE24b(以下「UE#4」と表記)が接続されている。BS#3には、UE26a(以下「UE#5」と表記)およびUE26b(以下「UE#6」と表記)が接続されている。
<基地局の構成>
図5は、図4に示した各基地局(BS#1,BS#2,BS#3)に適用可能な基地局のハードウェア構成例を示す。図5において、基地局50は、例えば、バスBを介して相互に接続されたプロセッサ51と、記憶装置52と、ベースバンド処理回路53と、無線処理回路54と、ネットワークインタフェース(NIF)55とを含む。無線処理回路54には、アンテナ56が接続されている。
NIF55は、隣接基地局と基地局とを結ぶ回線と、基地局と上位装置(コアネットワーク装置)と基地局とを結ぶ回線とを収容するインタフェース回路である。NIF55は、例えば、Local Area Network(LAN)カード,或いはネットワークインタフェースカード(NIC)を用いて形成される。回線は、メタルケーブルでも、光ファイバでも良い。光ファイバが適用される場合、NIF55は、光−電気変換装置(E/O,O/E)を含む。また、NIF55によって形成される基地局間IFとして、Common Public Radio
Interface(CPRI)が適用されても良い。
記憶装置52は、プロセッサ51によって実行される様々なプログラムと、プログラムの実行に際して使用されるデータとを記憶する。記憶装置52は、プロセッサ51の作業領域として使用される主記憶装置と、主にプログラムやデータの記憶領域として使用される補助記憶装置とを含む。
主記憶装置は、例えば、Random Access Memory(RAM)およびRead Only Memory(ROM)で形成される。補助記憶装置は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD),フラッシュメモリ,Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory(EEPROM),Solid State Drive(SSD)などから少なくとも1つ選択される。記憶装置52は、「メモリ」、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」の一例である。
ベースバンド処理回路53は、ディジタルベースバンド処理を行う。例えば、ベースバンド処理回路53は、データの符号化およびディジタル変調を行ってベースバンド信号を生成し、無線処理回路54に供給する。また、ベースバンド処理回路53は、無線処理回路54から供給されるベースバンド信号の復調処理および復号処理などを行う。
無線処理回路54は、ベースバンド処理回路53からのベースバンド信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号を無線周波数(RF)の信号にアップコンバートし、アップコンバートされた信号を増幅してアンテナ56から放射させる。また、無線処理回路54は、アンテナ56で受信された信号を低雑音増幅し、ダウンコンバートを行ってアナログ信号を得て、アナログ信号をアナログ-ディジタル変換によってベースバンド信号に変換す
る。ベースバンド信号は、ベースバンド処理回路53に供給される。
プロセッサ51は、専用または汎用のプロセッサで形成される。プロセッサ51は、例えば、Central Processing Unit(CPU),マイクロプロセッサ(MPU),Digital Signal Processor(DSP)の少なくとも1つで形成され得る。プロセッサ51は、「制
御装置」,「コントローラ」の一例である。プロセッサ51は、記憶されたプログラムを実行することによって、様々な処理を行う。例えば、プロセッサ51は、ベースバンド処理回路および無線処理回路の動作を制御する。また、プロセッサ51は、UEの呼処理や、基地局装置の保守、監視処理などを行う。
ベースバンド処理回路53、無線処理回路54のそれぞれは、例えば、電気・電子回路,集積回路(IC,LSI,Application Specific Integrated Circuit(ASIC)か
ら少なくとも1つ選択される)の組み合わせで形成される。集積回路は、Field Programmable Gate Array(FPGA)のようなプログラマブルロジックデバイス(PLD)を含
み得る。また、プロセッサによって実行される処理の一部または全部は、上記した回路を用いたハードウェアロジック(ワイヤードロジック)によって実行されるようにしても良い。
図6は、基地局50の構成例を模式的に示す図である。図6において、基地局50は、以下のような動作ブロックを有する装置として動作する。基地局50は、アンテナ部101と、信号変換部102と、FFT部103と、サブキャリアデマッピング部104と、等化処理部105と、IDFT部106と、デコード部107とを含む。また、基地局50は、チャネル推定部108と、ウェイト計算部109と、SIR推定部110とを含む。
さらに、基地局50は、他セル受信信号の取得部111と、スケジューラ112と、干渉量予測部113と、協調セル決定部114と、送信電力の推定部115とを含む。さら
に、基地局50は、ユーザ情報管理部116と、予約情報管理部117と、自セル受信信号の通知部118と、基地局間インタフェース(基地局間IF)119とを含む。
図5に示したアンテナ56は、アンテナ部101として動作する。無線処理回路54は、信号変換部102として動作する。ベースバンド処理回路53は、FFT部103,サブキャリアデマッピング部104,等化処理部105,IDFT部106,デコード部107を備えた装置として動作する。さらに、ベースバンド処理回路53は、チャネル推定部108,ウェイト計算部109,およびSIR推定部110を備えた装置として動作する。
プロセッサ51は、記憶装置52に記憶されたプログラムを実行することによって、取得部111,スケジューラ112,推定部115,干渉量予測部113,協調セル決定部114として動作する。また、プロセッサ51は、プログラムの実行によって、ユーザ情報管理部116,予約情報管理部117,および通知部118として動作する。記憶装置52は、ユーザ情報管理部116で管理されるユーザ情報と、予約情報管理部117で管理される予約情報とを記憶する。また、NIF55は、基地局間IF119として動作する。
アンテナ部101は、無線信号の送受信を行う。信号変換部102は、無線信号をベースバンド信号に変換してFFT部103に供給する。FFT部103は、ベースバンド信号たる受信信号からCyclic Prefix(CP)を除去し、FFT(Fast Fourier Transform
:高速フーリエ変換)を実行する。
サブキャリアデマッピング部104は、FFT後の信号から各UEが割り当てられているサブキャリアを抽出する。サブキャリアデマッピング部104の出力は、シンボル(サブキャリア)の内容に応じて変わる。出力は、上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)のデータ,DMRS(DeModulation Reference Signal),SRS(Sounding Reference Signal)などを含む。DMRSは、データ復調のためのチャネル推
定に用いる参照信号(復調用参照信号)であり、SRSは、チャネル品質測定用の参照信号である。
チャネル推定部108は、自基地局とUE(自基地局のUEおよび他基地局UE)間のチャネルを推定する。ウェイト計算部109は、チャネル推定部から取得したチャネル推定値を用いて受信ウェイトの計算を行う。
図7は、ウェイト計算部109で行われるウェイト計算の一例を示す図である。図7の例では、協調受信を行うセルの数が2であり、セル#0(自セル:BS#0)とセル#0の隣接セルであるセル#1(BS#1)とで協調受信が行われる。協調セル(隣接セル)の数は1である。BS#0にはUE#0が接続されており、BS#1にはUE#1が接続されており、UE#0がCoMP(MU−JR)対象のUEである。
ウェイトwc(k)Hは、以下の式(1)を用いて計算される。式(1)中の変数Hc(k)はチ
ャネル推定値であり、以下の式(2)で示される。また、式(1)中の変数Ncは干渉量および雑音を示す。
式(2)中の行列の要素h0,0は、自セルにおける自セル割り当てUEのチャネル推定値を示す。すなわち、BS#0がUE#0から受信する信号のチャネル推定値を示す。要素h0,1は、自セルにおける隣接セル割り当てUEのチャネル推定値を示す。すなわち、BS#0がUE#1から受信する信号のチャネル推定値を示す。要素h1,0は、隣接セルにおける自セル割り当てUEのチャネル推定値を示す。すなわち、BS#1がUE#0から受信する信号のチャネル推定値を示す。そして、要素h1,1は、隣接セルにおける隣接セル割り当てUEのチャネル推定値を示す。すなわち、BS#1がUE#1から受信する信号のチャネル推定値を示す。
また、式(1)および式(2)中のkは、サブキャリア番号を表す。また、式(3)に
おけるn0は、セル#1以外からの平均干渉量および雑音を示し、n1は、セル#0以外からの平均干渉量および雑音を示す。
等化処理部は、自基地局の受信信号,他基地局の受信信号,およびウェイト計算部で算出されたウェイトを用いて等化処理を行う。IDFT部106は、等化処理がなされた信号に対するIDFT(Inverse Discrete Fourier Transform:離散フーリエ逆変換)を行う。デコード部(デコーダ)107は、IDFT部106からの出力信号に対する復号を行い、所望のデータを得る。
他セル受信信号の取得部111は、取得予約を行ったタイミングおよびリソースを示す受信信号(データおよびDMRSを含む)を他セルから基地局間IF119を介して取得する。SIR推定部110は、サブキャリアデマッピング部104から出力されたSRSを用いてスケジューリングに使用するSIR(Signal to Interference power Ratio:希望波信号電力対干渉電力比)を計算する。
スケジューラ112は、SIR推定部110で算出されたSIRを元に、アップリンク(UL)のリソーススケジューリングを実施する。スケジューラ112は、自セルのスケジューリング結果(図6(1))を他セルに基地局間IF119を介して通知するスケジューリング情報通知部として動作する。また、スケジューラ112は、他セルからのスケジューリング結果(図6(2))を基地局間IF部119を介して取得するスケジューリング情報取得部として動作する。
スケジューラ112は、RSRP情報(図6(3))を推定部115に送る。推定部115は、RSRP情報を用いて送信電力の推定値を算出する。送信電力の推定値(送信電力情報:図6(4))は、ユーザ情報管理部116に送られる。
ユーザ情報管理部116は、基地局間IF119を介して他セルのRSRP(Reference Signal Received Power)および送信電力情報を含む他セル情報(図6(5))を取得
し、記憶装置52に記憶するUE情報取得部として動作する。なお、RSRPは、1リソースエレメント(帯域15kHz)当たりのRS(Reference Signal:参照信号)の受信電力である。また、ユーザ情報管理部116は、記憶装置52に記憶された自セルのRSRP,送信電力情報を含む自セル情報(図6(6))を基地局間IF119を介して他セルに送る。
干渉量予測部113は、自セルおよび他セルのスケジューリング結果(図6(7))、ユーザ情報管理部116から供給されるRSRPおよび送信電力情報(図6(8))から干渉量を予測する。協調セル決定部114は、干渉量の予測結果(図6(9))から協調セルを決定する。協調セルの選択結果(図6(10))は、予約情報管理部117に送られる。
予約情報管理部117は、他セルに受信信号の取得予約を行う旨の通知(図6(11))を基地局間IF119を介して通知する予約情報通知部として動作する。また、予約情報管理部117は、他セルから受信信号の取得予約情報(図6(12))を受け付ける予約情報取得部として動作する。
自セル受信信号の通知部118は、サブキャリアデマッピング部104の出力(データおよびDMRSを含むUEからの受信信号)を受け取る。通知部118は、他セルからの取得予約情報(転送対象のリソースおよび転送先情報を含む:図6(13))にしたがって、他セルへ送信する情報を選別し、基地局間IF部を介して他セルへ送信する。
<システムの動作例>
次に、図4に示したネットワークシステムの動作例について説明する。図8は、実施形態2における動作例を示すシーケンス図であり、BS#2における動作例について説明する。図8に示す動作例は、或るセル(自セル:BS#2)の隣接セル数が2であり、協調セルの選択数が1である場合の例を示す。
<<手順1:図8(1)>>
UE#1〜#6のそれぞれは、BS#1,BS#2,BS#3のそれぞれが送信する参照信号(RS)の受信電力値(以下、「RSRP」という)を測定する。UE#1〜#6のそれぞれは、上りリンク信号によって、UE自身が接続している基地局(BS#1,BS#2,BS#3のいずれか)にRSRP情報を通知する。
RSRP情報は、自セルおよび隣接セルのRSRPを含んでいる。例えば、UE#1およびUE#2のそれぞれからのRSRP情報は、少なくともBS#1のRSRPと、BS#2のRSRPとを含んでいる。また、UE#5およびUE#6のそれぞれからのRSRP情報は、少なくともBS#3のRSRPと、BS#2のRSRPとを含んでいる。
<<手順2:図8(2),(3)>>
BS#2の隣接基地局であるBS#1は、配下のUEであるUE#1およびUE#2から通知(報告)されたBS#1のRSRP情報を用いて、現在の送信電力値を推定する。BS#2の隣接基地局であるBS#3も、BS#1と同様に、配下のUEであるUE#5およびUE#6から通知(報告)されたBS#3のRSRPを用いて、現在の送信電力値を推定する。
UEの送信電力値の推定値PUEは、例えば以下の式(4)を用いて算出される。
ここで、PRSは、参照信号の送信電力値[dBm]を示す。PRSRPは、UEから報告された受信
電力値[dBm]を示す。P0およびαは、基地局(BS)が設定する送信電力制御用のパラメ
ータを示す。Pmaxは、UEの最大送信電力値[dBm]を表す。
<<手順3:図8(4),(5),(6),(7)>>
BS#1は、UE#1およびUE#2から報告されたBS#2のRSRPを抽出し(図8(4))、送信電力値(推定値)とBS#2のRSRPとをBS#2に通知する(図8(5))。BS#3は、UE#5およびUE#6から報告されたBS#2のRSRPを抽出し(図8(6))、送信電力値(推定値)とBS#2のRSRPとをBS#2に通知する(図8(7))。但し、送信電力値とRSRPとは個別に通知されても良い。上述した(1)〜(7)までの動作は定期的に実施される。
<<手順4:図8(8),(9),(10)>>
BS#1,BS#2,BS#3のそれぞれは、リソースのスケジューリングを行う。すなわち、#1,BS#2,BS#3のそれぞれは、配下のUEの中からPF(Proportional Fairness)係数が大きいUEを選択し、上りリンク信号を割り当てる無線リソースを
決定する。PF係数は、ユーザ(UE)間の公平性を保つための係数であり、例えば以下の式(5)で表される値が算出される。
ここで、SIRi,jはユーザ(UE)#iのリソース#j(iおよびjは番地を示す整数)におけるSIR値である。SIR値は、UEが定期的に送信するSRSから測定したチャネル品質とBSで測定した平均の干渉量とを用いて算出される。fはSIR値から送信ビットレ
ートを算出する関数を表す。また、Riは平均送信ビットレートを示す。
図9は、BS#1,BS#2,BS#3における上りリンクの無線リソースのスケジューリング結果の一例を示す。無線リソース#1,無線リソース#2は、同じ周波数の(基地局間で共通な)リソースである。図9に示すように、BS#1は、無線リソース#1にUE#1を割り当て、リソース#2にUE#2を割り当てている。BS#2は、無線リソース#1にUE#3を割り当て、無線リソース#2にUE#4を割り当てている。BS#3は、無線リソース#1にUE#5を割り当て、無線リソース#2にUE#6を割り当てている。
<<手順5:図8(11),(12),(13)>>
BS#1,BS#2,BS#3のそれぞれは、下りリンクの制御信号(PDCCH:Physical Downlink. Control CHannel)を用いて、手順4で決定したリソーススケジューリング
結果を含む無線リソース情報を、リソース割り当て対象のUEに通知する。すなわち、BS#1は、UE#1およびUE#2へ無線リソース情報を通知し(図8(11))、BS#2は、UE#3およびUE#4へ無線リソース情報を通知し(図8(12))、BS#3は、UE#5およびUE#6へ無線リソース情報を通知する(図8(13))。
なお、各基地局(BS)がサポートする無線通信規格がLTE(Long Term Evolution
)である場合、BSが無線リソース情報の通知を受けてから4サブフレーム後に実際の上りリンク送信が実施されことが規定されている。もっとも、BSがサポートする無線通信
規格はLTEやLTE-Advancedに制限されない。
<<手順6:図8(14),(15)>>
各隣接基地局(BS#1およびBS#3のそれぞれ)は、手順4で決定した無線リソースの割り当て結果をBS#2に通知する。この通知はどのUEをどのリソースに割り当てたかを示す情報を含む。
<<手順7:図8(16),(17)>>
BS#2は、BS#1およびBS#3から通知された情報を元に、各無線リソースにおける各隣接基地局からの干渉量を予測する(図8(16))。例えば、スケジューリング結果が図9に示す例である場合、無線リソース#1におけるBS#1(セル#1)からの干渉量IR#1,BS#1[dBm]は、例えば以下の式(6)を用いて求められる。
ここで、PUE#1は、手順2においてBS#1から報告されたUE#1の送信電力値を示
す。PRSRP,BS#2@UE#1は、UE#1で測定されたBS#2のRSRP値であって手順3に
おいてBS#1から報告されたRSRP値である。PRS,BS#2は、BS#2の参照信号の送信電力値を表す。なお、上記式では、UE#1の送信電力値等が用いられているが、UE#2の送信電力値等が用いられても良い。換言すれば、干渉量が大きい方が後述する比較に用いられる。
BS#2は、式(6)を用いて、無線リソース#1におけるBS#3(セル#3)からの干渉量IR#1,BS#3[dBm]と、無線リソース#2におけるBS#1(セル#1)からの干渉量IR#2,BS#1[dBm]と、無線リソース#2におけるBS#3(セル#3)からの干渉量IR#2,BS#3[dBm]とを求める。
続いて、BS#2は、上記で算出した干渉量を比較し、干渉量が大きい基地局(BS)を無線リソース毎に決定する(図8(17))。例えば、下記の式(7)および式(8)が成立する場合には、無線リソース#1の協調セルとしてBS#1を選択し、無線リソース#2の協調セルとしてBS#3を選択する。無線リソース#1では、BS#1からの干渉量がBS#3からの干渉量より大きく、無線リソース#2では、BS#3からの干渉量がBS#1からの干渉量より大きいからである。
なお、本実施形態では、協調セルの候補がBS#1およびBS#3の2つである。これに対し、協調セルの候補が3つ以上の場合には、干渉量の大きい順で協調セルを選択する。協調受信に用いる協調セル(隣接セル)の数が1である場合には、干渉量が最大の隣接セルが協調セルとして選択される。協調受信に用いる協調セル(隣接セル)の数が2以上の所定値である場合には、干渉量が大きい順で、所定値と同数の隣接セルが協調セルとして選択される。
PUE#1は、「他の無線端末の送信電力を示す情報」の一例である。PRSRP,BS#2@UE#1は、「他の無線端末の基地局からの信号の受信電力を示す情報」の一例である。PRS,BS#2は、「基地局の送信電力を示す情報」の一例である。これらのような干渉量を算出するための
情報は、「他の無線端末による干渉に関する情報」として記憶装置52に記憶され、ユーザ情報管理部116によって管理される。
<<手順8:図8(18),(19)>>
BS#2は、手順7(図8(17))にて決定した協調基地局(無線リソース#1に関してはBS#1、無線リソース#2に関してはBS#3)に対して、上り受信信号の取得予約を実施する(図8(18),(19))。
<<手順9:図8(20),(21),(22),(23),(24)>>
UE#1〜UE#6のそれぞれは、所定タイミング(例えば、PDCCHを受信してから所定時間経過後)に、割り当てられた無線リソースを用いて上り信号を送信する(図8(20),(21),(22))。
BS#1は、BS#2からの取得予約(予約依頼)に応じて、無線リソース#1での受信信号を基地局間IF119を介してBS#2に送る(図8(23))。また、BS#3は、BS#2からの取得予約(予約依頼)に応じて無線リソース#2での受信信号を基地局間IF119を介してBS#2へ送る(図8(24))。
<<手順10:図8(25)>>
BS#2は、自セル(セル#2)からの受信信号と、手順9でBS#1,BS#3から
取得した信号とを用いて、協調受信処理(ウェイト計算,等化処理,IDFT,復号(デコード))を行い、UE#3,UE#4からの所望のデータを取得する。
<実施形態2の効果>
実施形態2によれば、実施形態1と同様に、協調基地局の候補である複数の隣接基地局の中から、干渉量が大きい順で、所定の協調基地局の選択数と同数の隣接基地局が協調基地局として選択される。これによって、干渉残留量の影響を抑えて受信信号の品質を向上させて、協調受信の特性(上り送信のスループット)の向上を図ることができる。
また、実施形態2によれば、以下の利点もある。一般に、協調セル数(協調基地局数)が増加するほど特性は向上する。しかし、協調セル数が増加すると基地局間IFの負荷が増加する。また、BBU(Baseband Unit)を一箇所に集中配置し、複数のRRH(Remote Radio Head)を配置した構成であっても、BBUカード間の転送量が増加する。
仮に、受信アンテナ数を2、帯域幅を10[MHz]とし、サブフレーム毎の受信信号を取得すると、1セルあたり約300Mbpsの転送速度が必要となる。必要な転送速度が協調セル数に依存して増加する。さらに、自セルが並列に複数のセルから受信信号を取得した場合、転送量が膨大となる。また、隣接セルからの受信信号を受信する基地局では、協調セル数に依存したチャネル行列に対する逆行列計算を行う。このチャネル行列の要素数は、協調セル数の増加に伴い増加するので、当該基地局の処理量が増加する。このように、基地局の負荷軽減の観点からは、より少ない協調セル数で特性を向上させることが好ましい。実施形態2によれば、協調セル数を増加させることなく、協調受信の特性(スループット)を向上させることができる。
<変形例>
図8に示した動作例では、手順7(図8(16)および(17))において、隣接セルからの干渉量を算出し、干渉量が大きい隣接セルを協調セルとして選択した。これに対し、協調受信した場合のSIRを推定し、期待SIRの大きい隣接セル(隣接基地局)が協調セルとして選択されても良い。
図10は、変形例を示すシーケンス図である。図8における(16)の処理の代わりに、(16A)の処理が設けられている点で、図8のシーケンスと異なる。(16A)以外の処理は、図8と同じであるので説明を省略する。
図10の(16A)の処理では、以下のような処理が実行される。BS#2は、無線リソース#1におけるBS#1のSIR値の予測値(期待SIR)SIRR#1,BS#1を、例えば
以下の式(9)を用いて算出する。
ここで、PUE#3は、BS#2で計算したUE#3の送信電力値[dBm]を示す。PRSRP,BS#2@UE#3はBS#2で把握するUE#3で測定したBS#2のRSRP値[dBm]を示す。PRSRP,BS#1@UE#3は、BS#1から取得したUE#3におけるBS#1のRSRP値[dBm]を示す。Iaverage, BS#2は、BS#2で測定した平均の干渉電力値[dBm]を表す。
PUE#3は、「基地局で得られた配下の端末の送信電力を示す情報」の一例である。PRSRP,BS#2@UE#3は、「配下の端末で得られた基地局からの受信電力を示す情報」の一例である。PRSRP,BS#1@UE#3は、「配下の端末で得られた隣接基地局からの受信電力を示す情報」
の一例である。Iaverage, BS#2は、「基地局で得られた干渉電力値」の一例である。これらの情報を含むSIRの推定値を算出するための情報は、「複数の隣接基地局が基地局の配下の無線端末から受信する信号の品質に関する情報」として記憶装置52に記憶され、ユーザ情報管理部116によって管理される。
BS#2は、式(9)を用いて予測値SIRR#1,BS#3と、予測値SIRR#2,BS#1と、予測値SIRR#2,BS#3とを求める。そして、BS#2は、予測値SIRR#1,BS#1と予測値SIRR#1,BS#3
を比較し、SIR値が大きい(すなわち、干渉量が小さい)隣接基地局を無線リソース#1に関する協調基地局として決定する(図10(17))。また、BS#2は、予測値SIRR#2,BS#1と予測値SIRR#2,BS#3とを比較し、SIR値が大きい(すなわち、干渉量が小さい)隣接基地局を無線リソース#2に関する協調基地局として決定する(図10(17))。SIRの予測値(期待値)は、「隣接基地局が配下の端末(協調送信対象の端末)から受信する協調受信対象の信号の品質の推定値」の一例である。
変形例によっても、実施形態1および実施形態2と同様の作用効果を得ることができる。以上説明した実施形態の構成は、適宜組み合わせることができる。
10,11,12・・・セル
10A,11A,12A・・・基地局装置(基地局)
51・・・プロセッサ
52・・・記憶装置
56・・・ネットワークインタフェース
119・・・基地局間インタフェース

Claims (8)

  1. 配下の無線端末から送信される信号の協調受信を協調基地局とともに行う基地局であって、
    前記配下の無線端末による協調受信対象の信号の送信時に当該信号に干渉する信号を送信する他の無線端末を配下に持つ複数の隣接基地局について前記他の無線端末による干渉に関する情報を記憶する記憶装置と、
    前記干渉に関する情報を用いて各隣接基地局に対応する干渉量を算出する処理と、前記複数の隣接基地局の中から前記干渉量が大きい順で協調基地局となる隣接基地局を選択する処理と、を行う制御装置と、
    を含む基地局。
  2. 前記制御装置は、前記干渉量が大きい順で所定の協調基地局数と同数の隣接基地局を協調基地局として選択する
    請求項1に記載の基地局。
  3. 前記制御装置は、前記他の無線端末による干渉に関する情報に含まれた前記他の無線端末の送信電力を示す情報,前記他の無線端末の前記基地局からの信号の受信電力を示す情報,および前記基地局の送信電力を示す情報を用いて、隣接基地局毎の干渉量を算出する請求項1または2に記載の基地局。
  4. 前記配下の無線端末から送信される信号の協調受信を協調基地局とともに行う基地局であって、
    前記配下の無線端末による協調受信対象の信号の送信時に当該信号に干渉する信号を送信する他の無線端末を配下に持つ複数の隣接基地局が前記配下の無線端末から受信する信号の品質に関する情報を記憶する記憶装置と、
    前記品質に関する情報を用いて各隣接基地局が前記配下の端末から受信する前記協調受信対象の信号の品質の推定値を算出する処理と、前記複数の隣接基地局の中から前記推定値が良い順で協調基地局となる隣接基地局を選択する処理と、を行う制御装置と、
    を含む基地局。
  5. 前記制御装置は、前記推定値が良い順で所定の協調基地局数と同数の隣接基地局を協調基地局として選択する
    請求項4に記載の基地局。
  6. 前記制御装置は、前記品質に関する情報に含まれた前記基地局で得られた前記配下の端末の送信電力を示す情報,前記配下の端末で得られた前記基地局からの受信電力を示す情報,前記配下の端末で得られた隣接基地局からの受信電力を示す情報,および前記基地局で得られた干渉電力値を用いて前記推定値を算出する
    請求項4または5に記載の基地局。
  7. 配下の無線端末から送信される信号の協調受信を協調基地局とともに行う基地局の協調基地局選択方法であって、
    前記基地局が、
    前記配下の無線端末による協調受信対象の信号の送信時に当該信号に干渉する信号を送信する他の無線端末を配下に持つ複数の隣接基地局について前記他の無線端末による干渉に関する情報を記憶し、
    少なくとも前記干渉に関する情報を用いて各隣接基地局に対応する干渉量を算出する処理と、前記複数の隣接基地局の中から前記干渉量が大きい順で協調基地局となる隣接基地局を選択する処理と、を行う、
    ことを含む基地局の協調基地局選択方法。
  8. 前記配下の無線端末から送信される信号の協調受信を協調基地局とともに行う基地局の協調基地局選択方法であって、
    前記基地局が、
    前記配下の無線端末による協調受信対象の信号の送信時に当該信号に干渉する信号を送信する他の無線端末を配下に持つ複数の隣接基地局が前記配下の無線端末から受信する信号の品質に関する情報を記憶し、
    前記品質に関する情報を用いて各隣接基地局が前記配下の端末から受信する前記協調受信対象の信号の品質の推定値を算出する処理と、前記複数の隣接基地局の中から前記推定値が良い順で協調基地局となる隣接基地局を選択する処理と、を行う、
    ことを含む基地局の協調基地局選択方法。
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