JP2016091948A - 発光装置 - Google Patents

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【課題】基板に溝を形成して可撓性を持たせた場合において、有機EL素子に曲げ応力が加わらないようにする。【解決手段】発光素子106は基板100の第1面101に形成されており、互いに離れている。溝部104は基板100の第2面102に形成されている。そして基板100から垂直な方向から見た場合において、溝部104の底部は複数の発光素子106の間に位置している。溝部104は、基板100に可撓性を与えるため、又は基板100の可撓性を向上させるために設けられている。また、発光装置10は、さらに接続部112を備えている。接続部112は、互いに隣り合う発光素子106を接続している。そして基板100から垂直な方向から見た場合において、溝部104の底部は接続部112と重なっている。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置に関する。
近年は有機ELを用いた発光装置の開発が進んでいる。この発光装置は、照明装置や表示装置として使用されており、第1電極と第2電極の間に有機層を挟んだ構成を有している。
一方、近年は発光装置に可撓性を持たせることが検討されている。例えば特許文献1には、基板の一面にEL素子を形成し、かつ基板の反対面に形状支持体を形成した発光装置において、形状支持体に複数の切欠きを形成することが記載されている。特許文献1において、EL素子は、基板のほぼ全面に形成されている。
また特許文献2には、有機EL素子を用いたフレキシブルディスプレイにおいて、画素となる有機EL素子の間にアクチュエータを形成することが記載されている。このアクチュエータがオンされると、フレキシブルディスプレイの柔軟性が低下する、と記載されている。
特開2009−170173号公報 特開2014−16616号公報
発光装置に可撓性を持たせる場合、基板に複数の溝を形成することが考えられる。このようにすると、溝を起点に基板が折れ曲がる。一方、基板に可撓性を持たせると、基板上に形成された発光素子に曲げ応力が加わり、この曲げ応力に起因して発光素子が壊れる可能性が出てくる。
本発明が解決しようとする課題としては、基板に溝を形成して可撓性を持たせた場合において、発光素子に曲げ応力が加わらないようにすることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、基材と、
前記基材の第1面に形成され、互いに離れている複数の発光素子と、
前記基材の第2面に形成された溝部と、
を備え、
前記基材に垂直な方向から見た場合において、前記溝部の底部は前記複数の発光素子の間に位置している発光装置である。
実施形態に係る発光装置を、基板の第1面側から見た平面図である。 図1のA−A断面図である。 発光装置を基板の第2面側から見た平面図である。 発光装置の製造方法を説明するための断面図である。 発光装置の製造方法を説明するための断面図である。 発光装置の使用方法の一例を示す図である。 基板を湾曲させた状態における発光装置の断面を拡大した図である。 実施例1に係る発光装置の構成を示す断面図である。 図8の変形例を示す断面図である。 実施例2に係る発光装置の平面図である。 図10から第2電極及び有機層を取り除いた図である。 図10のB−B断面図である。 実施例3に係る発光装置の構成を示す平面図である。 図13のC−C断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係る発光装置10を、基板100の第1面101側から見た平面図である。発光装置10は、例えば照明装置である。ただし発光装置10は、ディスプレイであってもよい。図2は図1のA−A断面図であり、図3は発光装置10を基板100の第2面102側から見た平面図である。なお、図1において、説明のため、絶縁層140及び封止膜150は省略されている。
実施形態に係る発光装置10は、基板100(基材の一例)、複数の発光素子106、及び溝部104を備えている。発光素子106は基板100の第1面101に形成されており、互いに離れている。溝部104は基板100の第2面102に形成されている。そして基板100から垂直な方向から見た場合(視線を図2のy方向に平行にした場合)において、溝部104の底部は複数の発光素子106の間に位置している。例えば基板100の第1面101に沿う方向、さらに詳細には、複数の発光素子106が並んでいる方向(図2におけるx方向)において、溝部104の底部は複数の発光素子106の間に位置している。溝部104は、基板100に可撓性を与えるため、又は基板100の可撓性を向上させるために設けられている。
また、発光装置10は、さらに接続部112を備えている。接続部112は、互いに隣り合う発光素子106を接続している。そして基板100から垂直な方向から見た場合において、溝部104の底部は接続部112と重なっている。
以下、図1〜図3を用いて、発光装置10の構成について詳細に説明する。
基板100は、例えば樹脂基板などの透光性を有する基板である。基板100は、溝部104を形成していない状態において、可撓性を有していてもよい。可撓性を有している場合、基板100の厚さは、例えば10μm以上1000μm以下である。基板100は、例えば矩形などの多角形や円形である。基板100を形成する樹脂材料は、例えばPEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルホン)、PET(ポリエチレンテレフタラート)、又はポリイミドである。また、水分が基板100を透過することを抑制するために、基板100の少なくとも一面(好ましくは両面)に、SiNやSiONなどの無機バリア膜が形成されているのが好ましい。この場合、溝部104にも無機バリア膜が形成されているのが好ましい。
基板100の第1面101には、発光素子106が形成されている。発光素子106は、第1電極110、有機層120、及び第2電極130をこの順に積層させた構成を有している。発光装置10が照明装置の場合、複数の発光素子106はライン状に延在している。一方、発光装置10が表示装置の場合、複数の発光素子106はマトリクスを構成するように配置されているか、セグメントを構成したり、所定の形状を表示するように(例えばアイコンを表示するように)なっていてもよい。
第1電極110は、光透過性を有する透明電極である。透明電極の材料は、金属を含む材料、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IWZO(Indium Tungsten Zinc Oxide)、ZnO(Zinc Oxide)等の金属酸化物である。第1電極110の厚さは、例えば10nm以上500nm以下である。第1電極110は、例えばスパッタリング法又は蒸着法を用いて形成される。なお、第1電極110は、カーボンナノチューブ、又はPEDOT/PSSなどの導電性有機材料であってもよい。本図において、基板100の上には、複数の線状の第1電極110が互いに平行に形成されている。
有機層120は発光層を有している。有機層120は、例えば、正孔注入層、発光層、及び電子注入層をこの順に積層させた構成を有している。正孔注入層と発光層との間には正孔輸送層が形成されていてもよい。また、発光層と電子注入層との間には電子輸送層が形成されていてもよい。有機層120は蒸着法で形成されてもよい。また、有機層120のうち少なくとも一つの層、例えば第1電極110と接触する層は、インクジェット法、印刷法、又はスプレー法などの塗布法によって形成されてもよい。なお、この場合、有機層120の残りの層は、蒸着法によって形成されている。また、有機層120のすべての層が、塗布法を用いて形成されていてもよい。
第2電極130は、例えば、Al、Au、Ag、Pt、Mg、Sn、Zn、及びInからなる第1群の中から選択される金属、又はこの第1群から選択される金属の合金からなる金属層を含んでいる。この場合、第2電極130は遮光性を有している。第2電極130の厚さは、例えば10nm以上500nm以下である。ただし、第2電極130は、第1電極110の材料として例示した材料を用いて形成されていてもよい。第2電極130は、例えばスパッタリング法又は蒸着法を用いて形成される。本図に示す例において、発光装置10は複数の線状の第2電極130を有している。
本図に示す例において、第1電極110は島状に形成されている。そして接続部112は、これら島状の第1電極110を互いに接続するために、隣り合う第1電極110の間を埋めるように、第1面101上に設けられている。詳細には、接続部112は、同一の行に属する第1電極110を互いに接続している。言い換えると、第1電極110及び接続部112が交互に設けられることにより、一つの配線が形成されている。そしてこの配線の端部には、第1端子114が形成されている。第1端子114は接続部112と同様の材料を用いて形成されている。
接続部112及び第1端子114は、第1電極110よりも延性が高い材料、例えば金、銀、ホワイトメタル、アルミニウム、又は銅などの金属によって形成されている。このため、曲げ応力が加わったとき、第1電極110は接続部112よりも破断しやすくなっている。なお、接続部112の厚さは、例えば20nm以上200nm以下である。
一方、第2電極130は、配線132の一部として形成されている。詳細には、配線132は、第1電極110及び接続部112が形成する配線と交わる方向に延在している。そして、配線132は、同一の列に属する複数の第1電極110と重なっている。そして、配線132のうち第1電極110と重なっている部分が、第2電極130となっている。言い換えると、配線132と第1電極110(第1配線)が交わった部分のそれぞれに、発光素子106が設けられている。また、配線132の端部は、第2端子134となっている。
基板100の第2面102には、溝部104が形成されている。溝部104は、配線132と同一方向に延在している。基板100に垂直な方向から見た場合において、溝部104の両端は、いずれも基板100の端面に達している。溝部104の断面形状は、例えば二等辺三角形であるが、台形であってもよい。
溝部104の底部は、基板100に垂直な方向から見た場合において、第1電極110の間に位置している。ただし、溝部104の全体が第1電極110の間に位置していてもよい。また、第1電極110の間には接続部112が位置しているため、少なくとも溝部104の底部(溝部104の全体の場合もある)は、接続部112と重なっている。
溝部104の側面は基板100の第2面102に対して傾斜している。このため、後述するように基板100を第2面102が圧縮される方向に曲げたとき、基板100は曲がりやすい。なお、第2面102に対する接続部112の側面の傾斜角度θは、例えば110°以上150°以下であるが、この範囲に限定されない。また、溝部104の深さは、基板100の厚さの例えば30%以上70%以下である。
また、図2に示すように、基板100の第1面101には、絶縁層140及び封止膜150が形成されている。絶縁層140は、例えばポリイミドなどの感光性の樹脂材料によって形成されており、少なくとも接続部112を覆っている。絶縁層140が形成されることにより、接続部112と第2電極130が短絡することを抑制できる。
封止膜150は、例えば酸化アルミニウム膜、酸化シリコン膜、又は酸窒化シリコン膜であり、例えばALD(Atomic Layer Deposition)法又はCVD法を用いて形成されている。封止膜150が形成されることにより、発光素子106は、基板100と封止膜150の間で封止される。
さらに、発光装置10は制御部200を有している。制御部200は複数の第1端子114及び複数の第2端子134それぞれに接続している。そして、制御部200は、電力を供給すべき第1端子114及び第2端子134を選択する(すなわち個別に信号を入力する)ことにより、所望の発光素子106を発光させる。ここで制御部200は、短期間(例えば7ミリ秒以上20ミリ秒以下)で、選択した複数の発光素子106を順次かつ繰り返し発光させてもよい。この場合、発光装置10のユーザは、複数の発光素子106が同時に発光していると認識する。
図4及び図5は、発光装置10の製造方法を説明するための断面図である。まず、基板100を準備する。そして図4(a)に示すように、基板100の第2面102に、スタンパー20を押し付ける。これにより、基板100の第2面102には溝部104が形成される。
次いで、必要に応じて基板100の第1面101及び第2面102の少なくとも一方に、無機バリア膜を形成する。無機バリア膜は、例えばCVD法を用いて形成される。なお、無機バリア膜の形成は、発光素子106が形成された後に行われてもよい。
次いで、図4(b)に示すように、基板100の第1面101上に、第1電極110を、例えば蒸着法又はスパッタリング法を用いて形成する。次いで、第1電極110上にレジストパターン(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとして第1電極110をエッチングする。これにより、第1電極110は島状に形成される。その後、レジストパターンを除去する。なお、第1電極110を蒸着法又はスパッタリング法により形成する際、マスクを用いることにより、第1電極110を島状に形成してもよい。
次いで、図4(c)に示すように、基板100の第1面101上及び第1電極110上に、接続部112となる導電膜を、例えばスパッタリング法又は蒸着法を用いて形成する。次いで、この導電膜上にレジストパターン(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスクとして導電膜をエッチングする。これにより、接続部112が形成される。その後、レジストパターンを除去する。
次いで、図5(a)に示すように、絶縁層140を形成する。絶縁層140が感光性の絶縁材料で形成されている場合、絶縁層140は、露光及び現像処理によって、第1電極110上から除去される。
次いで、図5(b)に示すように、第1電極110上に有機層120を形成する。有機層120のうち蒸着法によって形成される層は、例えばマスクを用いることにより、第1電極110上に形成される。また有機層120のうち塗布法によって形成される層は、塗布材料を第1電極110上に塗布することにより、形成される。
その後、第2電極130及び封止膜150をこの順に形成する。第2電極130は、レジストパターンを用いたエッチングにより、所定の形状に形成されてもよいし、成膜時にマスクを用いることにより、所定の形状に形成されてもよい。そして、第1端子114及び第2端子134を制御部200に接続する。
図6は、発光装置10の使用方法の一例を示す図である。発光装置10は、第2面102が被照射物Mを取り囲む方向に湾曲される。ここで、発光装置10は、第2面102が光放射面となっている。このため、基板100は、第2面102に圧縮応力が加わる方向に湾曲される。そして、制御部200は、複数の発光素子106のうち発光させるべき発光素子106に電力を供給する。ここで発光させる発光素子106を選択することにより、発光装置10は、被照射物Mに様々な方向から光を照射することができる。また、発光する発光素子106を切り替えたり、発光装置10の曲率を変化させることにより、光の照射方向も容易に切り替えることができる。
図7は、基板100を湾曲させた状態における発光装置10の断面を拡大した図である。第2面102に圧縮応力が加わる方向に基板100を湾曲させた場合、基板100は、溝部104の底部を起点に折り曲がる。上記したように、溝部104の底部は発光素子106と重なっていない。このため、発光素子106には応力が加わらず、発光素子106が破壊されることを抑制できる。
また、溝部104は接続部112と重なっているが、接続部112は第1電極110と比較して延性が高い材料によって形成されている。このため、接続部112は破断しにくい。ただし、基板100が大きく湾曲したとき、接続部112が破断する場合もあるが、この場合においても発光素子106の例えば第1電極110は破断しない。このため、第1電極110と第2電極130がショートすることを抑制できる。また、発光素子106が破壊される前に接続部112が破断するため、接続部112が破断したのちに第1電極110と第2電極130がショートしても、これらの間に異常な大きさの電流が流れることを抑制できる。
以上、本実施形態によれば、基板100の第2面102には溝部104が形成されている。溝部104は、発光素子106と重なっておらず、接続部112と重なっている。従って、第2面102に圧縮応力が加わる方向に基板100を湾曲させた場合、発光素子106に応力が加わることを抑制できる。
(実施例1)
図8は、実施例1に係る発光装置10の構成を示す断面図である。本実施例に係る発光装置10は、以下の点を除いて実施形態に係る発光装置10と同様の構成である。
まず、基板100の第2面102には光学フィルム108が配置されている。光学フィルム108は、例えば光取出フィルムである。そして溝部104は光学フィルム108に形成されている。溝部104は、基板100の第2面102に光学フィルム108を張り付けたのち、スタンパー20を光学フィルム108に押し付けることにより、形成される。
なお、図9に示すように、溝部104の底部は基板100に入り込んでいてもよい。
本実施例によっても、実施形態と同様に、第2面102に圧縮応力が加わる方向に基板100を湾曲させた場合において、発光素子106に応力が加わることを抑制できる。また、第1電極110と第2電極130がショートする前に接続部112を破断させることができるため、第1電極110と第2電極130の間に異常な大きさの電流が流れることを抑制できる。
(実施例2)
図10は、実施例2に係る発光装置10の平面図であり、実施形態における図1に対応している。図11は、図10から第2電極130及び有機層120を取り除いた図である。図12は、図10のB−B断面図である。本実施例に係る発光装置10は、以下の点を除いて実施形態又は実施例1に係る発光装置10と同様の構成である。
まず、図10及び図11に示すように、接続部112は配線状(第1配線)に形成されており、また、この配線上の接続部112は、発光素子106が形成する一つの行に対して複数(具体的にはその行に属する発光素子106の数と同数)設けられている。いずれの接続部112も、端部に第1端子114を有している。
図12に示すように、厚さ方向において、接続部112と第1電極110の間には絶縁層116が設けられている。絶縁層116は、例えばポリイミドなどの感光性の樹脂を用いて形成されている。絶縁層116には、コンタクト118が埋め込まれている。コンタクト118は導電性の材料(例えばAlなどの金属)によって形成されており、接続部112を第1電極110に接続している。なお、一本の接続部112に対してコンタクト118は一つのみ設けられている。言い換えると、一本の接続部112は、一つの第1電極110のみに接続している。また、複数の接続部112は、互いに異なる第1電極110に接続している。
本実施例に係る発光装置10の製造方法は、基板100に溝部104を形成した後、第1電極110を形成する前に、接続部112、絶縁層116、及びコンタクト118をこの順に形成する点を除いて、実施形態又は実施例1に係る発光装置10と同様の構成である。
本実施例によっても、実施形態と同様に、基板100を湾曲させた場合において、発光素子106に応力が加わることを抑制できる。また、第1電極110と第2電極130の間に異常な大きさの電流が流れることを抑制できる。
また、接続部112は複数の発光素子106それぞれに設けられている。このため、制御部200は、電力を入力すべき発光素子106に接続している接続部112を選択し、選択した接続部112と第2電極130の間に電力を供給することにより、選択した複数の発光素子106を同時に発光させることができる。
(実施例3)
図13は、実施例3に係る発光装置10の構成を示す平面図であり、実施例2における図10に対応している。図14は図13のC−C断面図である。本実施例に係る発光装置10は、第2電極130が複数の発光素子106のそれぞれに設けられている点を除いて、実施例2と同様の構成である。なお、図13では、絶縁層117は省略されている。
詳細には、第1電極110、接続部112、及び有機層120の構成は、実施形態又は実施例1と同様である。一方、第2電極130は、複数の有機層120のそれぞれの上に、互いに独立して形成されている。そして、絶縁層140及び第2電極130の上には、絶縁層117が形成されている。絶縁層117は、例えばポリイミドなどの感光性の樹脂を用いて形成されている。
絶縁層117上には、複数の第2配線135が形成されている。詳細には、第2配線135は、発光素子106が形成する一つの列に対して複数(具体的にはその列に属する発光素子106の数と同数)設けられている。いずれの第2配線135も、端部に第2端子134を有している。そして、絶縁層117には、コンタクト118が埋め込まれている。コンタクト118は第2配線135を第2電極130に接続している。なお、一本の第2配線135に対してコンタクト118は一つのみ設けられている。言い換えると、一本の第2配線135は、一つの第2電極130のみに接続している。そして複数の第2配線135は、互いに異なる第2電極130に接続している。
本実施例に係る発光装置10の製造方法は、第2電極130を島状に形成する点、及び、第2電極130を形成した後、絶縁層117、コンタクト118、及び第2配線135をこの順に形成する点を除いて、実施形態又は実施例1に係る発光装置10と同様の構成である。
本実施例によっても、実施形態と同様に、基板100を湾曲させた場合において、発光素子106に応力が加わることを抑制できる。また、第1電極110と第2電極130の間に異常な大きさの電流が流れることを抑制できる。
また、第2配線135は複数の発光素子106それぞれに設けられている。このため、制御部200は、電力を入力すべき発光素子106に接続している第2配線135を選択し、選択した第2配線135が有する第2端子134と第1端子114の間に電力を供給することにより、選択した複数の発光素子106を同時に発光させることができる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発光装置
100 基板
101 第1面
102 第2面
104 溝部
106 発光素子
108 光学フィルム
110 第1電極
112 接続部
114 第1端子
120 有機層
130 第2電極
132 配線
134 第2端子
135 第2配線
200 制御部

Claims (6)

  1. 基材と、
    前記基材の第1面に形成され、互いに離れている複数の発光素子と、
    前記基材の第2面に形成された溝部と、
    を備え、
    前記基材に垂直な方向から見た場合において、前記溝部の底部は前記複数の発光素子の間に位置している発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記溝部の側面は、前記基材の第2面に対して傾斜している発光装置。
  3. 請求項1又は2に記載の発光装置において、
    前記基材は、前記第2面に配置された光学フィルムを有し、
    前記溝部は少なくとも前記光学フィルムに形成されている発光装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記基材は、前記溝部を起点に折り曲がる発光装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記発光素子は、第1電極と、前記第1電極と重なる第2電極と、前記第1電極と前記第2電極の間に位置する有機層とを備え、
    さらに、
    第1の方向に延在していて少なくとも一つの前記第1電極に接続している複数の第1配線と、
    前記第1の方向に交わる方向に延在していて少なくとも一つの前記第2電極に接続している少なくとも一つの第2配線と、
    前記複数の第1配線それぞれに設けられた第1端子と、
    前記第2電極に接続された第2端子と、
    を備え、
    前記発光素子は、前記第1配線と前記第2配線の交点のそれぞれに設けられている発光装置。
  6. 請求項5に記載の発光装置において、
    前記複数の第1端子それぞれに個別に信号を入力する制御部を備える発光装置。
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