JP2016091322A - 情報通知装置 - Google Patents

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一広 森本
Kazuhiro Morimoto
一広 森本
克宏 松岡
Katsuhiro Matsuoka
克宏 松岡
義和 外山
Yoshikazu Toyama
義和 外山
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Abstract

【課題】後続車両の存在する方向を通知することを抑制しつつ、自車両の走行する道路に交差する他の道路から自車両に接近する他車両の存在する方向を確実に通知する情報通知装置を提供する。
【解決手段】自車両100の位置情報と進行方向を含む自車両情報を取得し、車車間通信により他車両200の位置情報と進行方向を含む他車両情報を取得し、自車両情報と他車両情報に基づき、自車両と他車両の距離が所定距離以内で他車両が自車両に向かって進行している場合に、自車両情報と他車両情報に基づき算出される自車両から見た他車両の存在する方向を通知し、存在する方向が自車両から見て後方の所定角度範囲にある場合、存在する方向を通知しない。後方の所定角度範囲は、交差点における自車両が走行する道路と交差する他の道路との交差角度、及び、自車両が交差点で右折又は左折する際の首振り角度のうち、少なくとも一方に応じて変更される。
【選択図】図5

Description

本発明は、自車両に接近する車両の存在する方向を通知する情報通知装置に関する。
従来から、自車両の位置及び進行方向に関する自車両情報と、車車間通信で得られる他車両の位置及び進行方向に関する他車両情報に基づき、自車両に接近している他車両の存在する方向を表示等により通知する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2013−175057号公報
ところで、自車両と同じ道路の後方を走行する他車両(後続車両)は、ドアミラーや車室内のバックミラー等である程度確認することが可能であるため、自車両の後方から接近する他車両について、その方向の通知を行うと運転者が煩わしさを感じるおそれがある。そのため、自車両の後方エリア(例えば、自車両の後方の所定角度範囲)に存在する他車両は、後続車両と判断して、その方向を通知しない構成にすることが考えられる。
しかしながら、上記後方エリアを自車両に対して固定して設定すると後述するような問題が生じる。
例えば、自車両、他車両共に、位置検出誤差が存在するため、上記後方エリアは、当該位置検出誤差を想定して広めに設定することが望ましい。しかし、当該位置検出誤差に応じて、上記後方エリアを広めに固定して設定すると、自車両が走行する道路と狭角で交差する他の道路を走行して自車両の後側方から接近する他車両を後続車両と誤って判断するおそれがある。
また、交差点で右左折待ちをしているような場合、自車両は、現在走行する道路から右左折後に走行する道路側に角度(首振り角度)を付けて停車するため、上記後方エリアに交差点に交差する他の道路が含まれたり、自車両が走行する道路が含まれなくなったりするおそれがある。即ち、交差点で右左折を行う場合、上記後方エリアを固定して設定していると、交差点で交差する他の道路から自車両に接近する車両を後続車両と誤判断して存在する方向を通知しなかったり、後続車両を交差点で交差する他の道路から自車両に接近する他車両と誤判断して存在する方向を通知したりするおそれがある。
そこで、上記課題に鑑み、車車間通信で得られる他車両情報に基づき、自車両に接近する他車両の存在する方向を通知する場合に、後続車両としての他車両の存在する方向を通知することを抑制しつつ、自車両の走行する道路に交差する他の道路から自車両に接近する他車両の存在する方向を確実に通知することが可能な情報通知装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、一実施形態において、情報通知装置は、
自車両の位置情報及び進行方向を含む自車両情報を取得する自車両情報取得部と、
車車間通信により他車両の位置情報及び進行方向を含む他車両情報を取得する他車両情報取得部と、
前記自車両情報と前記他車両情報に基づき、前記自車両と前記他車両の距離が所定距離以内であり、かつ、前記他車両が前記自車両に向かって進行している場合に、前記自車両情報及び前記他車両情報に基づき算出される前記自車両から見た前記他車両の存在する方向を通知する通知部であって、前記存在する方向が前記自車両から見て後方の所定角度範囲にある場合、前記存在する方向を通知しない通知部を備え、
前記後方の所定角度範囲は、
交差点における前記自車両が走行する道路と交差する他の道路との交差角度、及び、前記自車両が交差点で右折又は左折する際の首振り角度のうち、少なくとも一方に応じて、変更されることを特徴とする。
本実施の形態によれば、車車間通信で得られる他車両情報に基づき、自車両に接近する他車両の存在する方向を通知する場合に、後続車両としての他車両の存在する方向を通知することを抑制しつつ、自車両の走行する道路に交差する他の道路から自車両に接近する他車両の存在する方向を確実に通知することが可能な情報通知装置を提供することができる。
情報通知装置の構成の一例を示すブロック図である。 他車両の存在する方向を表す複数の存在エリアの一例を示す図である。 他車両の存在エリアの通知方法の一例を示す図である。 本実施形態に係る情報通知装置(ECU)による情報通知処理の一例を示すフローチャートである。 後方エリアの変更手法の一例を説明する図である。 後方エリアの変更手法の他の例を説明する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
まず、本実施形態に係る情報通知装置1の構成について説明をする。
図1は、情報通知装置1の構成の一例を示すブロック図である。
情報通知装置1は、自車両100と自車両100の周辺に存在する他車両200との車車間通信に基づき、自車両100に接近する他車両200の存在する方向を通知することで、運転支援を実行する。
情報通知装置1は、自車両100に搭載される車車間通信用無線機10、GPS(Global Positioning System)受信機20、ECU(Electric Control Unit)30、ディスプレイ40、スピーカ50、方向指示スイッチ60、ナビゲーション装置70、各種センサ80等を含む。
なお、自車両100と車車間通信を行う他車両200についても自車両100と同様の構成を有する前提で以下の説明を行う。
車車間通信用無線機10は、所定の無線通信により、自車両100の周辺に存在する他車両200と双方向で情報の送受信を行う通信手段である。車車間通信用無線機10は、他車両200から送信される他車両200の位置及び進行方向(方位)等を含む他車両情報を受信する。車車間通信用無線機10は、車載LAN等を介してECU30と通信可能に接続され、受信する他車両情報をECU30に送信する。また、車車間通信用無線機10は、ECU30から送信される自車両100の位置及び進行方向(方位)等を含む自車両情報を他車両200に送信する。
GPS受信機20は、自車両100の上空に存在する複数のGPS衛星(例えば、4個)からのGPS信号を受信する通信手段である。GPS受信機20は、これらのGPS信号に基づき、自車両100の位置(緯度、経度)を算出する。GPS受信機20は、車載LAN等を介してECU30と通信可能に接続され、算出する自車両100の位置情報をECU30に送信する。
ECU30は、情報通知装置1における主たる制御処理を実行する電子制御ユニットである。ECU30は、例えば、マイクロコンピュータにより構成され、ROMに格納される各種プログラムをCPU上で実行することにより、後述する各種制御処理を実行してよい。ECU30は、機能部として、自車両情報取得部31、他車両情報取得部32、相対位置算出部33、通知対象判定部34、存在エリア決定部35、後方エリア設定部36、通知制御部37等を含む。なお、自車両情報取得部31、他車両情報取得部32、相対位置算出部33、通知対象判定部34、存在エリア決定部35、後方エリア設定部36、通知制御部37の各機能は、ROMに格納される対応するプログラムをCPU上で実行することにより実現されてよい。
自車両情報取得部31は、自車両100の位置及び進行方向(方位)等を含む自車両情報を取得する。具体的に説明すると、自車両情報取得部31は、GPS受信機20から自車両100の位置(緯度、経度)を取得する。また、自車両情報取得部31は、GPS受信機20から受信する自車両100の位置の履歴(時系列)に応じて、自車両100の進行方向を算出したり、各種センサ80に含まれる方位センサから自車両100の車首方位を受信したり等することによって、車両100の進行方向を取得する。
なお、自車両情報取得部31は、GPS受信機20から取得する自車両100の位置情報を各種センサ80に含まれる車速センサ、操舵角センサ、ヨーレートセンサ等から送信される自車両100の運動状態に対応する信号(車速信号、操舵角信号、ヨーレート信号等)に基づき適宜補完しながら、自車両100の位置情報を取得してよい。
他車両情報取得部32は、自車両100の周辺に存在する他車両200の位置及び方位(進行方向)等を含む他車両情報を取得する。他車両情報取得部32は、車車間通信用無線機10から他車両200の位置(緯度、経度)及び進行方向(他車両200の車首方位)を取得する。
相対位置算出部33は、自車両情報取得部31により取得される自車両情報及び他車両情報取得部32により取得される他車両情報に基づき、自車両100から見た他車両200の相対位置(例えば、距離、方位等)を算出する。以下、簡単のため、「自車両100から見た他車両200の相対位置」を単に「他車両200の相対位置」と称する。
通知対象判定部34は、相対位置算出部33により算出される他車両200の相対位置に基づき、他車両200がその存在する方向を通知する対象であるか否かを判定する。具体的に説明すると、後述するように、通知制御部37によりディスプレイ40、スピーカ50を通じて、自車両100の周辺に存在する他車両200の存在する方向が運転者等に通知されるが、通知対象判定部34は、他車両200がその通知の対象であるか否かを判定する。より具体的には、他車両200が自車両100に接近中であるか否か、即ち、他車両200が自車両100から所定距離(例えば、100m)以内に存在し、かつ、自車両100に向かって進行している場合、他車両200を通知対象と判定する。
存在エリア決定部35は、通知対象判定部34により他車両200が通知対象であると判定された場合に、相対位置算出部33により算出される他車両200の相対位置に基づき、自車両100から見た他車両200の存在する方向(以下、簡単のため、単に「他車両200の存在する方向」と称する)を表す複数の存在エリアのうち、他車両200がいずれの存在エリアに含まれるかを決定する。他車両200の存在する方向を表す複数の存在エリアについて図2を用いて説明する。
図2は、他車両200の存在する方向を表す複数の存在エリアの一例を示す図である。
本例では、自車両100から見た水平面における360°全方位を8つの存在エリア(「前方エリア」、「右前方エリア」、「右方エリア」「右後方エリア」、「後方エリア」、「左後方エリア」、「左方エリア」、及び、「左前方エリア」)に分割している。
前方エリアは、自車両100の前方向を基準にして、所定の角度範囲(例えば、自車両100の前方向を中心とする45°の角度範囲)で設定される。
右前方エリアは、自車両100の右前方向(前方向と右方向の間の斜め45°方向)を基準にして、所定の角度範囲(例えば、自車両100の右前方向を中心とする45°の角度範囲)で設定される。
右方エリアは、自車両100の右方向を基準にして、所定の角度範囲(例えば、自車両100の右方向を中心とする45°の角度範囲)で設定される。
右後方エリアは、自車両100の右後方向(後方向と右方向の間の斜め45°方向)を基準にして、所定の角度範囲(例えば、自車両100の右後方向を中心とする45°の角度範囲)で設定される。
後方エリアは、自車両100の後方向を基準にして、所定の角度範囲(例えば、自車両100の後方向を中心とする45°の角度範囲)で設定される。
左後方エリアは、自車両100の左後方向(後方向と左方向の間の斜め45°方向)を基準にして、所定の角度範囲(例えば、自車両100の左後方向を中心とする45°の角度範囲)で設定される。
左方エリアは、自車両100の左方向を基準にして、所定の角度範囲(例えば、自車両100の左方向を中心とする45°の角度範囲)で設定される。
左前方エリアは、自車両100の左前方向(前方向と左方向の間の斜め45°方向)を基準にして、所定の角度範囲(例えば、自車両100の左前方向を中心とする45°の角度範囲)で設定される。
存在エリア決定部35は、相対位置算出部33により算出される他車両200の相対位置に基づき、他車両200が上記8つの存在エリアの何れに含まれるかを決定する。
なお、本例で示す各存在エリアの角度範囲は、デフォルト設定であり、後述するように、その角度範囲が適宜変更される後方エリアの変更に応じて、他の存在エリアも変更される。以下、後方エリアが変更される場合、隣接する右後方エリア及び左後方エリアのみが影響され、他の存在エリアは、デフォルト設定から変更されない前提で説明を行う。
また、後述するように、後方エリアに存在する他車両200は、自車両100の後続車両と判断されるため、他車両200からの他車両情報に含まれる他車両200の位置の誤差により、他車両200の位置ずれが発生しても他車両200を後続車両として認識できるように、後方エリアのデフォルト設定は行われてよい。但し、多差路のように、自車両100の走行する道路に、自車両100の左後方又は右後方から狭角で交差する道路を走行する他車両200を誤って、後続車両と存在しないようにする必要がある。そのため、後方エリアのデフォルト設定は、後続車両としての他車両200の位置の誤差と、自車両100の左後方又は右後方から狭角で交差する道路を走行する他車両200の位置の誤差とを考慮して行われるとよい。
図1に戻り、後方エリア設定部36は、所定の条件に応じて、上述した後方エリアを設定(変更)する。具体的には、後方エリアの角度範囲をデフォルト設定から拡大又は縮小させたり、自車両100を中心に回転スライドさせたりする。後方エリア設定部36による後方エリアの変更手法の詳細については、後述する。
通知制御部37は、車載LANやじか線等を介して通信可能に接続されるディスプレイ40、スピーカ50を制御し、通知対象判定部34により通知対象であると判定された他車両200の存在する方向、即ち、存在エリア決定部35により決定される存在エリアを自車両100の運転者等に通知する。但し、通知制御部37は、存在エリア決定部35により決定される存在エリアが後方エリアの場合、ディスプレイ40、スピーカ50による運転者等への他車両200の存在エリアの通知を行わない。後方エリアに存在する他車両200は、自車両100の後続車両と考えられるからである。より具体的には、自車両100の運転者は、ドアミラーや車室内のバックミラー等で、後続車両を前もって確認することが可能であるため、後続車両としての他車両200の存在する方向をわざわざ通知すると運転者にとって煩わしいからである。
通知制御部37は、他車両200が存在する存在エリア(存在エリア決定部35により決定される存在エリア)を通知する表示画像に対応する信号(表示画像信号)を生成し、ディスプレイ40に送信する。また、通知制御部37は、他車両200が存在する存在エリアを通知する音声信号を生成し、スピーカ50に送信する。
ディスプレイ40は、通知制御部37から送信される表示画像信号に応じて、他車両200の存在する方向(存在エリア決定部35により決定される存在エリア)を表示する。ディスプレイ40に表示される表示画像(他車両200の存在エリアを通知する表示画像)について、図3を用いて説明をする。
図3は、他車両200の存在エリアの通知方法の一例を示す図であり、具体的には、ディスプレイ40に他車両200の存在する方向としての存在エリアを表示する形態の一例を示す。なお、本例に示すディスプレイ40の表示は、他車両200が右前方エリアに存在する場合のものである。
図3に示すように、ディスプレイ40における表示領域の中央部分に自車両100を表す図形VHが表示される。そして、ディスプレイ40の中央部に表示される図形VHの周囲に各存在エリアを表す図形(前方エリアを表す図形F、右前方エリアを表す図形FR、右方エリアを表す図形R、右後方エリアを表す図形RR、左後方エリアを表す図形RL、左方エリアを表す図形L、左前方エリアを表す図形FL)が表示される。
なお、図中の各図形の内、点線で示される図形(図形F、図形R、図形RR、図形RL、図形L、及び、図形FL)は、当該図形に対応する存在エリアに他車両200が存在する場合に、各図形が表示されることを表している。即ち、本例では、他車両200が右前方エリアに存在するため、右前エリアに対応する図形FRが表示され、他の図形は表示されない。
また、上述したように、他車両200が後方エリアに存在する場合、自車両100の後続車両としてその存在する方向(存在エリア)を表示しないため、後方エリアに対応する図形は表示されない。
図1に戻り、スピーカ50は、通知制御部37から送信される音声信号に応じて、他車両200の存在する方向(存在エリア決定部35により決定される存在エリア)を通知する音声を出力する。
方向指示スイッチ60は、自車両100に設けられる方向指示器(ウィンカ)を作動させるためのスイッチである。方向指示スイッチ60の状態は、方向指示器による左方向への方向指示に対応する左ON状態、方向指示器による右方向への方向指示に対応する右ON状態、方向指示器によるいずれの方向指示も行わないOFF状態の3つの状態を有する。方向指示スイッチ60は、車載LAN等を介してECU30と通信可能に接続され、その状態(右ON状態、左ON状態、OFF状態)に対応する信号(方向指示状態信号)をECU30に送信する。
ナビゲーション装置70は、自車両100の位置、地図情報、通信手段を介して受信する交通情報(プローブ情報、VICS(登録商標))等に基づいて、目的地までの経路案内を行う経路案内手段である。ナビゲーション装置70は、GPS受信機20から送信される自車両100の位置及び自車両100の位置に対応する地図情報等に基づいて、地図画像(経路案内画像)を生成し、車室内の表示手段に表示させる。また、ナビゲーション装置70は、道路に関する情報(道路情報)を含む地図情報を内部の記憶装置に格納している。ナビゲーション装置70は、ECU30と車載LAN等により通信可能に接続され、自車両100の位置に対応する地図情報(道路情報)等をECU30に送信する。
各種センサ80は、自車両100の運動状態を検出する検出手段であり、方位センサ、車速センサ、操舵角センサ、ヨーレートセンサ等が含まれる。各種センサ80は、車載LAN等を介してECU30と通信可能に接続され、検出信号(方位信号、車速信号、操舵角信号、ヨーレート信号等)をECU30に送信する。
次に、本実施形態に係る情報通知装置1(ECU30)による情報通知処理(自車両100に接近する他車両200の存在する方向を通知する処理)の全体フローについて説明をする。
図4は、本実施形態に係る情報通知装置1(ECU30)による情報通知処理の一例を示すフローチャートである。当該フローチャートは、車車間通信可能な他車両200が自車両100により検出される(車車間通信用無線機10による他車両200との情報の送受信が可能になる)度に実行される。
ステップS101にて、他車両情報取得部32は、他車両情報(他車両200の位置及び方位(進行方向)等)を取得する。
ステップS102にて、自車両情報取得部31は、自車両情報(自車両100の位置及び方位(進行方向)等)を取得する。
ステップS103にて、相対位置算出部33は、他車両200の相対位置(距離、方位等)を算出する。
ステップS104にて、通知対象判定部34は、当該他車両200が通知対象であるか否かを判定する。他車両200が通知対象である場合、ステップS105に進み、通知対象でない場合、今回の処理を終了する。
ステップS105にて、後方エリア設定部36は、後方エリアの設定を行う。
ステップS106にて、存在エリア決定部35は、他車両200の存在する方向を示す存在エリアを上述した8つ(前方エリア、右前方エリア、右方エリア、右後方エリア、後方エリア、左後方エリア、左方エリア、左前方エリア)の中から決定する。
ステップS107にて、通知制御部37は、存在エリア決定部35により決定される存在エリア(他車両200の存在する方向)が後方エリアか否かを判定する。後方エリアの場合、今回の処理を終了し、後方エリアでない場合、ステップS108に進む。
ステップS108にて、通知制御部37は、ディスプレイ40、スピーカ50を通じて、他車両200の存在する方向を示す存在エリアを自車両100の運転者等に通知する。
ステップS109にて、他車両情報取得部32は、車車間通信用無線機10を介して、当該他車両200を継続して検出しているか否かを判定する。当該他車両200を継続して検出している場合は、ステップS101に戻り、ステップS101〜S109の処理を繰り返す。当該他車両200を継続して検出していない場合(当該他車両200との車車間通信が断絶した場合)、今回の処理を終了する。
なお、車車間通信用無線機10により受信される他車両情報には、他車両200に固有の識別情報(ID)が含まれるため、他車両情報取得部32は、当該識別情報を確認することで、特定の他車両200を継続して検出しているか否かを判断することができる。
次に、後方エリア設定部36による後方エリアの設定(変更)の詳細について説明する。
図5は、後方エリアの変更手法の一例を説明する図であり、具体的には、交差点形状に応じて、後方エリアの設定(変更)を行う実施例を説明する図である。
図5は、自車両100が7差路としての交差点に差し掛かった状況を表しており、当該交差点には、自車両100の走行する道路(自車走路)に、自車両100の左後方から狭角で交差する道路(左隣接交差路)が存在する。また、自車走路に対して、当該交差点で右側から交差する道路のうち最も自車走路との交差角度が小さい道路(右隣接交差路)は、自車走路に対して略直角に交差している。
図5に示すように、当該交差点において、自車走路と自車両100の右後方から狭角で交差する道路はないため、自車両100の右後方から接近する他車両200は存在しない。従って、後方エリア設定部36は、後方エリアにおける自車両100の右側の角度範囲を拡大する(後方エリアを右後方エリア側に拡大する)。これにより、自車両100の後方を走行する他車両200(後続車両)の位置検出精度が悪く、自車両100が認識する他車両200の位置(及び方位)が実際の他車両200の位置(及び方位)に対して右後方エリア側にずれたとしても、当該他車両200の存在する方向を後方エリアに決定し、その存在する方向を運転者等に通知しないようにすることができる。
また、当該交差点において、自車走路と自車両100の左後方から狭角で交差する道路(左隣接交差路)があるため、自車両100の左後方から接近する他車両200は存在する可能性がある。従って、後方エリア設定部36は、後方エリアにおける自車両100の左側の角度範囲は変更しない(後方エリアを左後方エリア側には拡大しない)。これにより、自車走路の左後方から狭角で交差する道路を走行する他車両200の存在する方向を左後方エリアと決定し、その存在する方向を確実に運転者等に通知することができる。
このように、後方エリア設定部36は、交差点形状(交差する道路の交差角度)に応じて、後方エリアを適宜変更する。そのため、後続車両の存在する方向(存在エリア)を誤って、運転者等に通知することを抑制しつつ、他の交差する道路に存在する他車両200の存在する方向を確実に通知することが可能となる。
なお、後方エリア設定部36は、ナビゲーション装置70から受信する自車両100の位置に対応する地図情報(道路情報)に基づき、交差点形状(交差する道路の交差角度)を取得し、当該交差点形状に応じて、上述した後方エリアの設定(変更)を行う。
図6は、後方エリアの変更手法の他の例を説明する図であり、具体的には、交差点等での右左折待ちの停車時における首振り角度に応じて、後方エリアの設定(変更)する実施例を説明する図である。
なお、首振り角度とは、右折又は左折の際に運転者が操舵により自車両100の車首を自車走路(自車両100が走行してきた道路)に対して右側又は左側に振る角度であり、自車走路と自車両100の前後方向とがなす角度である。
図6は、自車両100が8差路としての交差点で右折待ちの停車をしている状況を表しており、自車両100は、自車走路に対して、その前後方向が右側に振られた状態で停車している。
仮に、後方エリアを変更しない場合(後方エリアを図6中の点線の扇形状で表される角度範囲に固定する場合)、図6に示すように、自車走路を走行する後続車両としての他車両200が後方エリアに含まれず、自車走路に対して左側から狭角で交差する道路に存在する他車両200が後方エリアに含まれるおそれがある。そのため、自車走路を走行する後続車両としての他車両200の存在する方向(存在エリア)が自車両100の運転者等に通知され、自車走路に交差する他の道路に存在する他車両200の存在する方向が自車両100の運転者等に通知されなくなるおそれがある。
そこで、本実施例では、図6に示すように、後方エリア設定部36が、首振り方向と反対方向に、首振り角度分だけ後方エリアを回転させる(図6中の実線の扇形状で表される角度範囲)。これにより、自車走路の後続車両としての他車両200が後方エリアに含まれ、かつ、自車走路と交差する他の道路に存在する他車両200が後方エリアに含まれないようにすることができる。
なお、本実施例では、説明の簡単のため、自車両100が右折又は左折に際して停車している場合を説明したが、右折中、又は、左折中の変化する首振り角度に応じて、後方エリアを変更してもよい。また、この場合、後方エリア設定部36による右折中又は左折中の判断は、方向指示スイッチ80からの方向指示状態信号に基づき、行われてよい。また、本実施例では、後方エリアのみを回転させる説明を行ったが、後方エリアのみならず、他の存在エリアを含む存在エリア全体を首振り方向と反対方向に、首振り角度分だけ回転させてもよい。
このように、後方エリア設定部36は、自車両100が交差点での右折又は左折する際の首振り角度に応じて、後方エリアを適宜変更する。そのため、後続車両の存在する方向(存在エリア)を誤って運転者等に通知することを抑制しつつ、他の交差する道路に存在する他車両200の存在する方向を確実に通知することが可能となる。
なお、後方エリア設定部36は、方向指示スイッチ60から受信する方向指示状態信号、ナビゲーション装置70から受信する地図情報(ナビゲーション装置70が情報センタ等から無線通信回線を通じて受信する地図情報も含む)等に基づき、首振り角度を算出し、算出した首振り角度に応じて、上述した後方エリアの設定(変更)を行う。例えば、後方エリア設定部36は、方向指示スイッチ80がON状態になる直前の自車両100の進行方向(或いは、直前の一定時間における自車両100の進行方向の平均に相当する方向)に対する、現状の自車両100の進行方向との差分を首振り角度として算出してよい。また、後方エリア設定部36は、ナビゲーション装置70から受信する地図情報に含まれる自車走路の延在方向と現在の自車両100の進行方向との差分を首振り角度として算出してよい。
また、上述した図5、6に示した実施例は、組み合わせてもよい。即ち、後方エリア設定部36は、交差点形状(交差する道路の交差角度)と交差点で自車両100が右折又は左折する際の首振り角度に応じて、後方エリアの設定(変更)を行ってよい。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 情報通知装置
10 車車間通信用無線機
20 GPS受信機
30 ECU
31 自車両情報取得部
32 他車両情報取得部
33 相対位置算出部
34 通知対象判定部
35 存在エリア決定部
36 後方エリア設定部
37 通知制御部
40 ディスプレイ(通知部)
50 スピーカ(通知部)
60 方向指示スイッチ
70 ナビゲーション装置
80 各種センサ
100 自車両
200 他車両

Claims (1)

  1. 自車両の位置情報及び進行方向を含む自車両情報を取得する自車両情報取得部と、
    車車間通信により他車両の位置情報及び進行方向を含む他車両情報を取得する他車両情報取得部と、
    前記自車両情報と前記他車両情報に基づき、前記自車両と前記他車両の距離が所定距離以内であり、かつ、前記他車両が前記自車両に向かって進行している場合に、前記自車両情報及び前記他車両情報に基づき算出される前記自車両から見た前記他車両の存在する方向を通知する通知部であって、前記存在する方向が前記自車両から見て後方の所定角度範囲にある場合、前記存在する方向を通知しない通知部を備え、
    前記後方の所定角度範囲は、
    交差点における前記自車両が走行する道路と交差する他の道路との交差角度、及び、前記自車両が交差点で右折又は左折する際の首振り角度のうち、少なくとも一方に応じて、変更されることを特徴とする、
    情報通知装置。

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