JP6323063B2 - 走行車線識別装置、車線変更支援装置、走行車線識別方法 - Google Patents

走行車線識別装置、車線変更支援装置、走行車線識別方法 Download PDF

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Description

本発明は、走行車線識別装置、車線変更支援装置、及び走行車線識別方法に関するものである。
特許文献1に記載の従来技術では、運転者が車線変更を意図して方向指示器を操作したときに、自車両周囲を撮像しているカメラ画像により、隣接車線を走行する他車両を検出する。そして、自車両が割り込めるスペースがあるときには、割り込みを開始するタイミングを運転者に報知し、割り込めるスペースがないときには、その旨を運転者に報知している。
特開2012−73925号公報
しかしながら、カメラ画像から他車両を検出する構成では、例えば夜間や悪天候時のように白線の視認性が低下した状況では、自車両よりも後方で、且つ遠方の他車両が隣接車線を走行しているのか、それとも自車両と同じ車線を走行しているのか識別しにくい。
本発明の課題は、周囲の視認性が低下しているような状況においても、他車両の走行車線を識別することである。
本発明の一態様に係る走行車線識別装置は、自車両の走行状態を検出し、検出した走行状態から自車両の走行軌跡を記録する。そして、レーダ部による照射波の出力及び反射波の入力によって、自車両よりも後方を走行している他車両を検出したときに、走行軌跡に対する他車両の横位置に応じて、他車両の走行車線を識別する。
本発明によれば、レーダ部で他車両を検出し、自車両の走行軌跡に対する他車両の横位置を、他車両の走行車線を識別するための指標とするので、周囲の視認性が低下しているような状況においても、他車両の走行車線を識別することができる。
車線変更支援装置を示す概略構成図である。 レーダ装置の配置図である。 車線変更支援処理を示すフローチャートである。 走行軌跡Tjを示す図である。 他車両Vaの横位置を示す図である。 演算周期Δtの長い走行軌跡Tjを示す図である。 第2実施形態を示す走行車線識別装置17の構成図である。 第3実施形態を示す走行車線識別装置17の構成図である。 走行車線Loに対する自車両Voの横位置を示す図である。 第3実施形態の車線変更支援処理を示すフローチャートである。 第4実施形態を示す走行車線識別装置17の構成図である。 自車両Voの車線変更を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
《構成》
本実施形態は、運転者が車線変更を意図して方向指示器を操作したときに、自車両が指示方向へと車線変更できるか否かを判定し、その判定結果を運転者に報知することで、車線変更を支援するものである。また、自車両が指示方向へと車線変更できるか否かを判定するために、自車両周囲の他車両が、どの走行車線を走行しているかを識別するものである。なお、運転者が運転している場合に限らず、人為的な運転操作がなくとも、車両に搭載されたレーダやカメラ等で周囲の環境を認識し、車両の走行システムが主体となって自律的に走行(自動走行)できるものにも適応できる。
車線変更支援装置11の構成を、図1に基づいて説明する。
本実施形態の車線変更支援装置11は、走行状態検出部12と、レーダ部13と、操作検出部14と、コントローラ15と、報知部16と、を備える。
走行状態検出部12は、自車両の車速V、及びヨーレートφを検出する。ここでは、車速Vについては車輪速センサで検出し、ヨーレートφについてはヨーレートセンサで検出する。
車輪速センサは、各車輪の車輪速度VwFL〜VwRRを検出する。車輪速センサは、例えば車輪と共に回転し円周に突起部(ギヤパルサ)が形成されたセンサロータと、このセンサロータの突起部に対向して設けられたピックアップコイルを有する検出回路と、を備える。そして、センサロータの回転に伴う磁束密度の変化を、ピックアップコイルによって電圧信号に変換してコントローラ15に出力する。コントローラ15は、入力された電圧信号から車輪速度VwFL〜VwRRを判断し、例えば非駆動輪(従動輪)の車輪速平均値や全輪の車輪速平均値を車速Vとして演算する。単位は[m/s]である。
ヨーレートセンサは、車体のヨーレートφを検出する。このヨーレートセンサは、バネ上となる車体に設けられ、例えば水晶音叉からなる振動子を交流電圧によって振動させ、そして角速度入力時のコリオリ力によって生じる振動子の歪み量を電気信号に変換してコントローラ15に出力する。コントローラ15は、入力された電気信号から車両のヨーレートγを判断する。単位は[rad/s]である。なお、コントローラ15は、右旋回を正の値として処理し、左旋回を負の値として処理する。
レーダ部13は、車体におけるフロント、リア、左サイド、及び右サイドの計4箇所に設けられている。レーダ部13は、例えばミリ波レーダやLRF(Laser Range Finder)からなり、照射波を出力し、その反射波を入力することにより、自車両周囲に存在する前方物体までの距離、相対速度、及び方位を検出し、検出した各データをコントローラ15に出力する。
ミリ波レーダは、電磁波のうち、波長1〜10mm、周波数30〜300GHzのミリ波を用いるレーダである。距離及び相対速度については、例えばFM‐CW(Frequency Modulation-Continuous Wave)方式を利用し、ドップラ効果による周波数差に応じて距離及び相対速度を検出する。方位については、例えばDBF(Digital Beam Forming)方式を利用し、複数のチャンネルで受信した反射波の位相差に応じて方位を検出する。
LRFは、電磁波のうち、可視光領域のレーザ光を用いるレーダである。二次元スキャンは、偏向器となるポリゴンミラーの回転によって行う。距離及び相対速度については、レーザ光を照射してから、その反射光を受光するまでの時間に応じて距離及び相対速度を検出する。方位については、ポリゴンミラーの回転角に応じて方位を検出する。
なお、4つのレーダ部13を区別する際には、車体のフロントに設けたレーダ部をフロントレーダ部13Fとし、車体のリアに設けたレーダ部をリアレーダ部13Rとし、車体の左サイドに設けたレーダ部を左サイドレーダ部13SLとし、車体の右サイドに設けたレーダ部を右サイドレーダ部13SRとする。
レーダ部13の配置例を、図2に基づいて説明する。
フロントレーダ部13Fは、例えばフロントグリルに設けられ、主に車体前方に存在する前方物体までの距離、相対速度、及び方位を検出する。リアレーダ部13Rは、例えばリアバンパに設けられ、主に車体後方に存在する後方物体までの距離、相対速度、及び方位を検出する。左サイドレーダ部13SLは、左側の例えばリアフェンダに設けられ、主に車体左方に存在する側方物体までの距離、相対速度、及び方位を検出する。右サイドレーダ部13SRは、右側の例えばリアフェンダに設けられ、主に車体右方に存在する側方物体までの距離、相対速度、及び方位を検出する。検出角度は、水平方向に例えば150度程度であり、検出距離は例えば100m程度である。
操作検出部14は、ウィンカスイッチからなり、方向指示器(ウィンカ)の作動状態を検出する。このウィンカスイッチは、例えば常開接点の検出回路を介して左方向スイッチのON/OFF、及び右方向スイッチのON/OFFに応じた電圧信号をコントローラ15に出力する。コントローラ15は、入力された電圧信号からウィンカスイッチの作動状態、つまり左方向スイッチのON/OFF、及び右方向スイッチのON/OFFを判断する。
コントローラ15は、例えばマイクロコンピュータからなり、走行軌跡記録部21と、走行車線識別部22と、車線変更可否判定部23と、を備える。
走行軌跡記録部21は、走行状態検出部12で検出した車速V及びヨーレートφから、自車両の走行軌跡Tjを記録する。
走行車線識別部22は、レーダ部13で自車両よりも後方を走行している他車両を検出したときに、走行軌跡記録部21で記録した走行軌跡Tjに対する他車両の横位置に応じて、他車両の走行車線を識別する。
車線変更可否判定部23は、操作検出部14により運転者の方向指示操作を検出したときに、走行車線識別部22の識別結果に応じて、自車両が運転者の指示方向へと車線変更できるか否かを判定する。
報知部16は、車線変更可否判定部23の判定結果を自車両の運転者に報知する。例えば、表示、音声、振動、制御介入等によって報知する。すなわち、後方から他車両が接近しており、車線変更をすべきでないときに、ディスプレイに警告を表示したり、警告灯を点灯させたり、警報音を発生させたり、ステアリングホイールを振動させたり、操舵反力を増加させたりする。
なお、走行状態検出部12、レーダ部13、走行軌跡記録部21、及び走行車線識別部22が、走行車線識別装置17に対応する。
次に、コントローラ15で所定時間Δt(例えばΔt=10msec)毎に実行する車線変更支援処理を、図3に基づいて説明する。
先ずステップS101では、走行状態検出部12により、自車両の車速V、及びヨーレートφを検出する。なお、車速Vやヨーレートφには、カルマンフィルタ等によるノイズ対策を行ってもよい。
続くステップS102では、走行軌跡記録部21により、車速V及びヨーレートφに応じて、自車両の走行軌跡Tjを記録する。
走行軌跡Tjを、図4に基づいて説明する。
ここで、自車両をVoで表す。走行軌跡Tjは、自車両の通過地点Poの集合であり、通過地点Poは{θo,xo,yo}の数列として記録される。θoはヨー角、つまり走行車線に対する車両進行方向の角度偏差であり、カメラ画像から求めてもよい。現在の通過位置はPo(n)、1周期(1×Δt)前の通過位置はPo(n−1)、2周期(2×Δt)前の通過位置はPo(n−2)、……z周期(z×Δt)前の通過位置はPo(n−z)として表される。zは正の整数であり、走行軌跡Tjはレーダ部13の検出距離相当だけ記録される。θo、xo、yoの各要素についても、現在の値に(n)、1周期前の値の(n−1)、2周期前の値に(n−2)、……z周期前の値に(n−z)の添え字を付している。1周期前の通過地点Po(n−1)は、下記式によって求める。
θo(n−1)=θo(n)−φo(n−1)×Δt
xo(n−1)=xo(n)−V(n)×Δt×cosθo(n−1)
yo(n−1)=yo(n)−V(n)×Δt×sinθo(n−1)
続くステップS103では、レーダ部13により、自車両Voよりも後方を走行している他車両Vaの相対位置Paを検出する。相対位置Paは、他車両Vaにおける正面(前端)の車幅方向中心点を{xa,ya}として検出される。
続くステップS104では、走行軌跡Tjに対する他車両Vaの横位置を検出する。
他車両Vaの横位置を、図5に基づいて説明する。
走行軌跡Tjに対する横位置とは、他車両Vaに最も近い走行軌跡Tjまでの車幅方向の距離、つまり他車両Vaの車幅方向中心点から、自車両Voの通過地点Poまでのこの距離Dyである。この距離Dyは、下記式によって求める。
Dy=min√{(xa−xo(n)+(ya−yo(n)
演算周期Δtの長い走行軌跡Tjを、図6に基づいて説明する。
演算周期Δtが短いほど、通過地点Poの間隔が狭くなるため、上記式で距離Dyを求めることができる。一方、演算周期Δtが長いほど、通過地点Poの間隔が広くなる。そこで、演算周期Δtが長いほど、通過地点Poの間隔を補完し、それから走行軌跡Tjまでの車幅方向の距離Dyを求める。
続くステップS105では、走行車線識別部22により、走行軌跡Tjに対する他車両Vaの横位置(距離Dy)に応じて、他車両Vaの走行車線Laを識別する。具体的には、下記式を利用して走行車線Laを求める。ここで、Wは車線幅であり、例えば3.5[m]程度の値とする。
(W/2)+W×(La−1)<Dy<(W/2)+W×La
ここで、La=0、1、2…を順に代入してゆき、上記式を満足するLaを求める。これにより、La=0のときには、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loと同じであると識別する。また、La=1であるときには、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loの一つ隣であると識別する。また、La=2であるときには、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loの二つ隣であると識別する。
続くステップS106では、操作検出部14により、運転者による方向指示器の操作が検出されているか否かを判定する。ここで、方向指示器の操作が検出されていないときには、運転者は車線変更を望んでいないと判断して、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。一方、方向指示器の操作が検出されているときには、運転者が車線変更を望んでいると判断してステップS107に移行する。
ステップS107では、他車両Vaの走行車線Laが、自車両Voの走行車線Loの一つ隣であり、且つ運転者の指示方向と同一方向であるか否かを判定する。
ここで、走行車線Lの識別結果がLa=0であるときには、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loと同じであるため、自車両Voが一つ隣へ車線変更しても他車両Vaへの影響はないと判断して、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。他車両Vaへの影響とは、自車両Voの接近によって、他車両Vaに不必要な減速や操舵を強いるような事態を指す。また、走行車線Laの識別結果がLa≧2であるときには、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loよりも二つ以上隣であるため、自車両Voが一つだけ隣へ車線変更しても他車両Vaへの影響はないと判断して、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。
また、走行車線Laの識別結果がLa=1であるときには、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loの一つ隣である。したがって、他車両Vaの走行車線Laが運転者の指示方向と逆であるときには、自車両Voが一つ隣へ車線変更したとしても他車両Vaへの影響はないと判断して、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。一方、他車両Vaの走行車線Laが運転者の指示方向と同じであるときには、自車両Voが一つ隣へ車線変更したとすると他車両Vaへの影響が発生し得ると判断してステップS108に移行する。
ステップS108では、自車両Voと他車両Vaとの車間距離Dxが、下記式の関係を満たすか否かを判定する。ここで、TTHWは目標車間時間であり、例えば2.0秒以上の値である。なお、車間時間(THW:Time-Headway)とは、車間距離Dxを車速Vで除算した値(Dx/V)である。したがって、下記式の右辺(V×TTHW)は、目標車間時間TTHWを達成するのに必要な目標車間距離となる。
Dx<V×TTHW
ここで、判定結果がDx≧V×TTHWであるときには、他車両Vaへの影響はないと判断して、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。一方、判定結果がDx<V×TTHWであるときには、他車両Vaへの影響が発生し得ると判断してステップS109に移行する。
続くステップS109では、車線変更に対して警報を出力する。すなわち、運転者が車線変更しようしている側には、後方から接近する他車両Vaが存在し、この他車両Vaに対して自車両Voが前後方向に接近してしまう旨を運転者に報知する。例えば、ディスプレイに警告を表示したり、警告灯を点灯させたり、警報音を発生させたり、ステアリングホイールを振動させたり、操舵反力を増加させたりする。こうして警報を出力してから所定のメインプログラムに復帰する。なお、他車両Vaへの影響が発生し得ると判定したときだけ、その旨を報知しているが、他車両Vaへの影響はないと判定したときには、その旨を報知してもよい。
上記が車線変更支援処理である。
《作用》
次に、第1実施形態の作用について説明する。
運転者が車線変更を意図して方向指示器を操作したときに、自車両が指示方向へと車線変更できるか否かを的確に判定するには、自車両Voよりも後方を走行している他車両Vaの走行車線Laを識別する必要がある。そこで、カメラ画像により、他車両Va及び通行区分線(白線)を検出し、他車両Vaの走行車線Laを識別することが考えられるが、例えば夜間や悪天候時のように、周囲の視認性が低下しているような状況では、その識別精度が低下してしまう。
そこで、カメラと比べて、検出距離が長く、且つ視認性の低下にも影響されにくいレーダ部13を利用し、他車両Vaの走行車線Laを識別する。先ず、自車両Voの車速V及びヨーレートφを検出し(ステップS101)、これら車速V及びヨーレートφから自車両の走行軌跡Tjを記録する(ステップS102)。そして、レーダ部13で自車両Voよりも後方を走行している他車両Vaを検出し(ステップS103)、走行軌跡Tjに対する他車両Vaの横位置(距離Dy)を検出する(ステップS104)。そして、走行軌跡Tjに対する他車両Vaの横位置に応じて、他車両Vaの走行車線Laを識別する(ステップS105)。
このように、レーダ部13で他車両Vaを検出し、自車両Voの走行軌跡Tjに対する横位置を、他車両Vaの走行車線Laを識別するための指標とするので、周囲の視認性が低下しているような状況でも、他車両Vaの走行車線Laを識別することができる。
そして、操作検出部14が運転者の方向指示操作を検出したときに(ステップS106の判定が“Yes”)、走行車線識別部22の識別結果に応じて、自車両Voが運転者の指示方向へと車線変更できるか否かを判定する。ここでは、先ず自車両Voの走行車線Loに対する他車両Vaの走行車線Laの位置関係に注目する。そして、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loと同じであるときには(ステップS107の判定が“No”)、自車両Voが一つ隣へ車線変更しても他車両Vaへの影響はないと判定する。さらに、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loよりも二つ以上隣であるときには(ステップS107の判定が“No”)、自車両Voが一つだけ隣へ車線変更しても他車両Vaへの影響はないと判定する。
また、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loの一つ隣である場合は、運転者の指示方向に注目する。そして、他車両Vaの走行車線Laが運転者の指示方向と逆であるときには(ステップS107の判定が“No”)、自車両Voが一つ隣へ車線変更したとしても他車両Vaへの影響はないと判定する。一方、他車両Vaの走行車線Laが運転者の指示方向と同じであるときには(ステップS107の判定が“Yes”)、自車両Voが一つ隣へ車線変更したとすると他車両Vaへの影響が発生し得ると判定する。このときは、自車両Voと他車両Vaとの接近度合に注目する。そして、自車両Voと他車両Vaとの車間距離Dxが目標車間距離(V×TTHW)以上であるときには(ステップS108の判定が“No”)、自車両Voが車線変更しても他車両Vaへの影響はないと判定する。
一方、自車両Voと他車両Vaとの車間距離Dxが目標車間距離(V×TTHW)より小さいときには(ステップS108の判定が“Yes”)、他車両Vaへの影響が発生し得ると判定する。
そして、車線変更に対して警報を出力する(ステップS109)。すなわち、運転者が車線変更しようしている側には、後方から接近する他車両Vaが存在し、この他車両Vaに対して自車両Voが前後方向に接近してしまう旨を、表示、音声、振動、制御介入等によって運転者に報知する。これにより、運転者に車線変更を控える、又は一時的に待機するよう促すことができる。そして、例えば他車両Vaが自車両Voを追い抜いたり、他車両Vaが車線変更したりしたときには、もはや自車両Voが隣へ車線変更しても、他車両Vaへの影響はないと判定し、警報を解除する。
《対応関係》
本実施形態では、走行状態検出部12、ステップS101の処理が「走行状態検出部」に対応する。走行軌跡記録部21、ステップS102の処理が「走行軌跡記録部」に対応する。レーダ部13、ステップS103の処理が「レーダ部」に対応する。走行車線識別部22、ステップS104、S105の処理が「走行車線識別部」に対応する。操作検出部14、ステップS106の処理が「操作検出部」に対応する。車線変更可否判定部23、ステップS106、S107の処理が「車線変更可否判定部」に対応する。報知部16、ステップS109の処理が「報知部」に対応する。
《効果》
次に、第1実施形態における主要部の効果を記す。
(1)本実施形態に係る走行車線識別装置は、走行状態検出部12が自車両の走行状態を検出し、検出した走行状態から走行軌跡記録部21が自車両の走行軌跡を記録する。また、レーダ部13による照射波の出力及び反射波の入力により、自車両の周囲を走行している他車両の相対位置を検出する。そして、自車両よりも後方を走行している他車両を検出したときに、走行車線識別部22が、走行軌跡に対する他車両の横位置に応じて、他車両Vaの走行車線Laを識別する。
このように、レーダ部13で他車両Vaを検出し、自車両Voの走行軌跡Tjに対する他車両Vaの横位置(距離Dy)を、他車両Vaの走行車線Laを識別するための指標としている。これにより、周囲の視認性が低下しているような状況においても、他車両Vaの走行車線Laを識別することができる。
(2)本実施形態に係る車線変更支援装置は、操作検出部14が運転者の方向指示操作を検出したときに、車線変更可否判定部23が走行車線識別部22の識別結果に応じて、自車両Voが運転者の指示方向へと車線変更できるか否かを判定する。そして、報知部16が車線変更可否判定部23の判定結果を自車両Voの運転者に報知する。
このように、他車両Vaの走行車線Laに応じて、運転者の指示方向へと車線変更できるか否かを判定し、それを運転者に報知することで、車線変更によって他車両Vaに不必要に接近するリスクを低減することができる。
(3)本実施形態に係る車線変更支援装置は、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loと同じであるときは、運転者の指示方向へと車線変更できると判定する。また、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loに対して二つ以上隣であるときは、運転者の指示方向へと車線変更できると判定する。さらに、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loに対して運転者の指示方向とは逆側に一つ隣であるときは、運転者の指示方向へと車線変更できると判定する。
このように、他車両Vaの走行車線Laに応じて、車線変更の可否を判定することにより、運転者の指示方向へと車線変更できるか否かを容易に、且つ的確に判定することができる。
(4)本実施形態に係る車線変更支援装置は、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loに対して、運転者の指示方向に一つ隣である場合、他車両と自車両との車間距離Dxが目標車間距離(V×TTHW)以上であるか否かを判定する。そして、車間距離Dxが目標車間距離(V×TTHW)以上であるときには、運転者の指示方向へと車線変更できると判定する。一方、車間距離Dxが目標車間距離(V×TTHW)より小さいときには、運転者の指示方向へは車線変更できないと判定する。
このように、他車両Vaの走行車線Laだけではなく、他車両Vaとの相対的な位置関係に応じて、車線変更の可否を判定することにより、運転者の指示方向へと車線変更できるか否かを容易に、且つ的確に判定することができる。
(5)本実施形態に係る走行車線識別方法は、走行状態検出部12が自車両の走行状態を検出し、検出した走行状態から走行軌跡記録部21が自車両の走行軌跡を記録する。また、レーダ部13による照射波の出力及び反射波の入力によって、自車両の周囲を走行している他車両の相対位置を検出する。そして、自車両よりも後方を走行している他車両を検出したときに、走行車線識別部22が、走行軌跡に対する他車両の横位置に応じて、他車両Vaの走行車線Laを識別する。
このように、レーダ部13で他車両Vaを検出し、自車両Voの走行軌跡Tjに対する他車両Vaの横位置(距離Dy)を、他車両Vaの走行車線Laを識別するための指標としている。これにより、周囲の視認性が低下しているような状況においても、他車両Vaの走行車線Laを識別することができる。
《第2実施形態》
《構成》
本実施形態は、自車両Voが走行している車線幅Wを取得し、この車線幅W、及び走行軌跡Tjに対する他車両Vaの横位置(距離Dy)に応じて、他車両Vaの走行車線Laを識別するものである。
本実施形態における走行車線識別装置17の概略構成を、図7に基づいて説明する。
ここでは、前述した第1実施形態において、新たに車線幅取得部31を追加している。他の装置構成については、前述した第1実施形態と同様であるため、共通部分については詳細な説明を省略する。
車線幅取得部31は、自車両Voが走行している車線幅Wを取得する。ここでは、例えばナビゲーションシステムとする。
ナビゲーションシステムは、自車両の現在位置と、その現在位置における道路地図情報を認識する。ナビゲーションシステムは、GPS受信機を有し、四つ以上のGPS衛星から到着する電波の時間差に基づいて自車両の位置(緯度、経度、高度)と進行方向とを認識する。そして、DVD‐ROMドライブやハードディスクドライブに記憶された道路種別、道路線形、車線幅、車両の通行方向等を含めた道路地図情報を参照し、自車両の現在位置における道路地図情報を認識しコントローラ15に出力する。なお、安全運転支援システム(DSSS:Driving Safety Support Systems)として、双方向無線通信(DSRC:Dedicated Short Range Communication)を利用し、各種データをインフラストラクチャから受信してもよい。
そして、走行車線識別部22は、車線幅取得部31から取得した車線幅W、及び走行軌跡Tjに対する他車両Vaの横位置(距離Dy)に応じて、他車両Vaの走行車線Laを識別する。
具体的には、下記式を利用して走行車線Laを求める。ここで、車線幅取得部31から取得した車線幅Wを代入する。
(W/2)+W×(La−1)<Dy<(W/2)+W×La
ここで、La=0、1、2…を順に代入してゆき、上記式を満足するLaを求める。これにより、La=0のときには、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loと同じであると識別する。また、La=1であるときには、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loの一つ隣であると識別する。また、La≧2であるときには、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loの二つ以上隣であると識別する。
上記が本実施形態の構成である。
《作用》
次に、第2実施形態の作用について説明する。
道路によって狭い車線もあれば広い車線もあるため、例えば3.5[m]程度となる予め定めた値だけを用いることは望ましくない。そこで、車線幅取得部31で自車両Voが走行している道路の車線幅Wを取得し、この実態に即した車線幅Wを利用して、他車両Vaの走行車線Laを識別する。これにより、車線幅Wが広い道路であっても狭い道路であっても、他車両Vaの走行車線Laを、より高精度に識別することができる。
本実施形態において、前述した第1実施形態と共通する他の部分については、同様の作用効果が得られるものとし、詳細な説明は省略する。
《変形例》
本実施形態では、ナビゲーションシステムから自車両Voが走行している道路の車線幅Wを取得しているが、これに限定されるものではない。例えば、自車両Voが走行している道路を撮像するカメラを搭載し、このカメラ画像から車線幅Wを演算してもよい。ナビゲーションシステムで参照する道路地図情報は実態と異なる場合もあるが、カメラ画像から車線幅Wを直接的に計測すれば、常に正確な車線幅Wを取得することができる。したがって、カメラ画像から演算した車線幅Wを利用することによって、他車両Vaの走行車線Laを、より高精度に識別することができる。
《対応関係》
本実施形態では、車線幅取得部31が「車線幅取得部」に対応する。
《効果》
次に、第2実施形態における主要部の効果を記す。
(1)本実施形態に係る走行車線識別装置は、車線幅取得部31で自車両Voが走行している車線幅Wを取得し、この車線幅W、及び走行軌跡Tjに対する他車両Vaの横位置(距離Dy)に応じて、他車両Vaの走行車線Laを識別する。
このように、車線幅取得部31から取得した車線幅Wを利用することで、他車両Vaの走行車線Laを、より高精度に識別することができる。
《第3実施形態》
《構成》
本実施形態は、走行車線Loに対する自車両Voの横位置を検出し、この横位置、及び走行軌跡Tjに対する他車両Vaの横位置(距離Dy)に応じて、他車両Vaの走行車線Laを識別するものである。
本実施形態における走行車線識別装置17の概略構成を、図8に基づいて説明する。
ここでは、前述した第1実施形態において、新たに横位置検出部32を追加している。他の装置構成については、前述した第1実施形態と同様であるため、共通部分については詳細な説明を省略する。
横位置検出部32は、走行車線Loに対する自車両Voの横位置を検出する。
自車両Voの横位置を、図9に基づいて説明する。
走行車線Loに対する横位置とは、走行車線Lo内の左右位置、つまり自車両Voの車幅方向中心点から左側の通行区分線(白線)までの距離Dy、及び右側の通行区分線(白線)までの距離Dyである。
ここでは、自車両Voが走行している道路を撮像するカメラを搭載し、このカメラ画像から横位置(距離Dy及びDy)を演算する。
カメラは、車室内のフロントウィンドウ上部に設けられ、車体の前方を撮像する。このカメラは、高解像度の広角カメラからなり、撮像した画像データをコントローラ15に出力する。
そして、走行車線識別部22は、横位置検出部32で検出した横位置(距離Dy及びDy)、及び走行軌跡Tjに対する他車両Vaの横位置(距離Dy)に応じて、他車両Vaの走行車線Laを識別する。
上記が装置構成である。
次に、本実施形態の車線変更支援処理を、図10に基づいて説明する。
ここでは、前述した第1実施形態において、ステップS101、S105の処理を変更しており、それ以外の処理については、前述した第1実施形態と同様であるため、共通部分については詳細な説明を省略する。
ステップS101では、走行状態検出部12により、自車両の車速V、及びヨーレートφを検出し、横位置検出部32により、走行車線Loに対する自車両Voの横位置(距離Dy及びDy)を検出する。なお、車速Vやヨーレートφには、カルマンフィルタ等によるノイズ対策を行ってもよい。
ステップS105では、走行車線Loに対する自車両Voの横位置(距離Dy及びDy)、及び走行軌跡Tjに対する他車両Vaの横位置(距離Dy)に応じて、他車両Vaの走行車線Laを識別する。
具体的には、下記式を利用して走行車線Laを求める。ここで、車線幅Wは距離Dy及びDyの加算値(Dy+Dy)である。
自車両Voが走行車線Loの幅方向中心点よりも右側の場合
Dy+W×(La−1)<Dy<Dy+W×La
自車両Voが走行車線Loの幅方向中心点よりも左側の場合
Dy+W×(La−1)<Dy<Dy+W×La
ここで、La=0、1、2…を順に代入してゆき、上記式を満足するLaを求める。これにより、La=0のときには、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loと同じであると識別する。また、La=1であるときには、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loの一つ隣であると識別する。また、La≧2であるときには、他車両Vaの走行車線Laが自車両Voの走行車線Loの二つ以上隣であると識別する。
上記が車線変更支援処理である。
《作用》
次に、第3実施形態の作用について説明する。
自車両Voが常に走行車線Loの中央を走行しているとは限らない。そこで、走行車線Loに対する自車両Voの横位置(距離Dy及びDy)を検出し、この横位置(距離Dy及びDy)、及び走行軌跡Tjに対する他車両Vaの横位置(距離Dy)に応じて、他車両Vaの走行車線Laを識別する。これにより、自車両Voが走行車線Loの中央を走行していないときでも、他車両Vaの走行車線Laを、より高精度に識別することができる。
本実施形態において、前述した第1実施形態と共通する他の部分については、同様の作用効果が得られるものとし、詳細な説明は省略する。
《対応関係》
本実施形態では、横位置検出部32、ステップS101の処理が「横位置検出部」に対応する。
《効果》
次に、第3実施形態における主要部の効果を記す。
(1)本実施形態に係る走行車線識別装置は、横位置検出部32で走行車線Loに対する自車両Voの横位置(距離Dy及びDy)を検出し、この横位置(距離Dy及びDy)、及び走行軌跡Tjに対する他車両Vaの横位置(距離Dy)に応じて、他車両Vaの走行車線Laを識別する。
このように、走行車線Loに対する自車両Voの横位置(距離Dy及びDy)を利用することで、他車両Vaの走行車線Laを、より高精度に識別することができる。
《第4実施形態》
《構成》
本実施形態は、自車両Voの車線変更を検出し、車線変更した位置及び方向を走行軌跡Tjに含めて記録するものである。
本実施形態における走行車線識別装置17の概略構成を、図11に基づいて説明する。
ここでは、前述した第1実施形態において、新たに車線変更検出部33を追加している。他の装置構成については、前述した第1実施形態と同様であるため、共通部分については詳細な説明を省略する。
車線変更検出部33は、自車両Voの車線変更を検出する。
ここでは、自車両Voが走行している道路を撮像するカメラを搭載し、このカメラ画像から自車両Voの車線変更を検出する。
そして、走行軌跡記録部21は、走行状態検出部12で検出した車速V及びヨーレートφから、走行軌跡Tjを記録する。また、車線変更検出部33で自車両Voの車線変更を検出したときに、車線変更した位置Pc及び方向を走行軌跡Tjに含めて記録する。
自車両Voの車線変更を、図12に基づいて説明する。
ここでは、片側二車線の道路を走行しているものとし、自車両Voが右側の車線を走行している状態から左側の車線へと車線変更したとする。このとき、中央の通行区分線を渡った位置Pcと、左方向へ車線変更であったことを、走行軌跡Tjに含めて記録する。この場合、車線変更前は右側が自車両Voの走行車線Loであり、車線変更後は左側が自車両Voの走行車線Loとなる。
上記が装置構成である。
《作用》
次に、第4実施形態の作用について説明する。
自車両Voが車線変更したときには、車線変更した位置Pc及び方向を走行軌跡Tjに合わせて記録する。これは、走行軌跡Tjのうち、自車両Voがどの車線を、どれくらい走行したかを記録しておかなければ、他車両Vaの走行車線Laを正確に識別できないからである。こうして、自車両Voが車線変更した位置Pc及び方向を記録しておくことにより、他車両Vaの走行車線Laを、正確に識別することができる。
本実施形態において、前述した第1実施形態と共通する他の部分については、同様の作用効果が得られるものとし、詳細な説明は省略する。
《対応関係》
本実施形態では、車線変更検出部33が「車線変更検出部」に対応する。
《効果》
次に、第4実施形態における主要部の効果を記す。
(1)本実施形態に係る走行車線識別装置は、車線変更検出部33で自車両Voの車線変更を検出したときに、車線変更した位置Pc及び方向を、走行軌跡Tjに含めて記録する。
このように、自車両Voが車線変更した位置Pc及び方向を記録しておくことにより、他車両Vaの走行車線Laを、正確に識別することができる。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。また、各実施形態は、任意に組み合わせて採用することができる。
11 車線変更支援装置
12 走行状態検出部
13 レーダ部
14 操作検出部
15 コントローラ
16 報知部
17 走行車線識別装置
21 走行軌跡記録部
22 走行車線識別部
23 進路変更可否判定部
31 車線幅取得部
32 横位置検出部
33 車線変更検出部

Claims (7)

  1. 自車両の走行状態を検出する走行状態検出部と、
    前記走行状態検出部で検出した走行状態から、自車両の走行軌跡を記録する走行軌跡記録部と、
    照射波の出力及び反射波の入力により、自車両の周囲を走行している他車両の相対位置を検出するレーダ部と、
    前記レーダ部で自車両よりも後方を走行している他車両を検出したときに、前記走行軌跡記録部で記録した走行軌跡に対する前記他車両の横位置に応じて、前記他車両の走行車線を識別する走行車線識別部と、を備え
    自車両が走行している道路をカメラで撮像し、撮像したカメラ画像から自車両の車線変更を検出する車線変更検出部を備え、
    前記走行軌跡記録部は、
    前記車線変更検出部で自車両の車線変更を検出したときに、車線変更した位置及び方向を前記走行軌跡に含めて記録し、
    前記走行車線識別部は、
    自車両が車線変更した位置及び方向によって定まる自車両が走行した車線及び距離を含めた前記走行軌跡に対する前記他車両の横位置に応じて、前記他車両の走行車線を識別することを特徴とする走行車線識別装置。
  2. 自車両が走行している車線幅を取得する車線幅取得部を備え、
    前記走行車線識別部は、
    前記車線幅取得部で取得した車線幅、及び前記走行軌跡に対する前記他車両の横位置に応じて、前記他車両の走行車線を識別することを特徴とする請求項1に記載の走行車線識別装置。
  3. 走行車線に対する自車両の横位置を検出する横位置検出部を備え、
    前記走行車線識別部は、
    前記横位置検出部で検出した自車両の横位置、及び前記走行軌跡に対する前記他車両の横位置に応じて、前記他車両の走行車線を識別することを特徴とする請求項1に記載の走行車線識別装置。
  4. 請求項1〜の何れか一項に記載の走行車線識別装置と、
    運転者の方向指示操作を検出する操作検出部と、
    前記操作検出部が運転者の方向指示操作を検出したときに、前記走行車線識別部の識別結果に応じて、自車両が運転者の指示方向へと車線変更できるか否かを判定する車線変更可否判定部と、
    前記車線変更可否判定部の判定結果を自車両の運転者に報知する報知部と、を備えることを特徴とする車線変更支援装置。
  5. 前記車線変更可否判定部は、
    前記他車両の走行車線が自車両の走行車線と同じである、前記他車両の走行車線が自車両の走行車線に対して二つ以上隣である、又は前記他車両の走行車線が自車両の走行車線に対して運転者の指示方向とは逆側に一つ隣であるときには、運転者の指示方向へと車線変更できると判定することを特徴とする請求項に記載の車線変更支援装置。
  6. 前記車線変更可否判定部は、
    前記他車両の走行車線が自車両の走行車線に対して、運転者の指示方向に一つ隣である場合、前記他車両と自車両との前後方向の車間距離が予め定めた目標車間距離以上であるときには、運転者の指示方向へと車線変更できると判定し、前記車間距離が前記目標車間距離より小さいときには、運転者の指示方向へは車線変更できないと判定することを特徴とする請求項4又は5に記載の車線変更支援装置。
  7. 自車両の走行状態を検出し、前記走行状態の履歴から自車両の走行軌跡を記録し、レーダ部による照射波の出力及び反射波の入力によって、自車両の周囲を走行している他車両の相対位置を検出し、自車両よりも後方を走行している他車両を検出したときに、前記走行軌跡に対する前記他車両の横位置に応じて、前記他車両の走行車線を識別し、
    自車両が走行している道路をカメラで撮像し、撮像したカメラ画像から自車両の車線変更を検出し、自車両の車線変更を検出したときに、車線変更した位置及び方向を前記走行軌跡に含めて記録し、自車両が車線変更した位置及び方向によって定まる自車両が走行した車線及び距離を含めた前記走行軌跡に対する前記他車両の横位置に応じて、前記他車両の走行車線を識別することを特徴とする走行車線識別方法。
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