JP2016090811A - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電界式のクリーニング方法であっても転写ベルトに付着したベルトフィルミングを除去することができるクリーニング装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】クリーニング装置70は、第1クリーニングローラ71と、第2クリーニングローラ72と、電圧印加部と、貯留部75と、供給機構74とを備えている。貯留部75は、第1クリーニングローラ71、及び第2クリーニングローラ72のうち一方のクリーニングローラで除去されたトナーが貯留される。供給機構74は、第1クリーニングローラ71、及び第2クリーニングローラ72のうち残りの他方のクリーニングローラに、貯留部75に貯留するトナーを供給する。
【選択図】図2
【解決手段】クリーニング装置70は、第1クリーニングローラ71と、第2クリーニングローラ72と、電圧印加部と、貯留部75と、供給機構74とを備えている。貯留部75は、第1クリーニングローラ71、及び第2クリーニングローラ72のうち一方のクリーニングローラで除去されたトナーが貯留される。供給機構74は、第1クリーニングローラ71、及び第2クリーニングローラ72のうち残りの他方のクリーニングローラに、貯留部75に貯留するトナーを供給する。
【選択図】図2
Description
本発明は、転写ベルトに残留するトナーを除去するクリーニング装置、及びこのクリーニング装置を有する画像形成装置に関する。
画像形成装置では、帯電させた感光体を画像データに基づいて露光して静電潜像を形成し、この感光体に現像剤(トナー)を付着させることにより、静電潜像をトナー像として現像する。そして、このトナー像を転写ベルトに転写させ、転写ベルトに転写されたトナー像を用紙等の記録媒体(以下、用紙という)に転写している。そして、定着ローラにより、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧することによって、トナー像を用紙に定着させる。
このような画像形成装置では、転写ベルトの近傍に、転写ベルトから用紙上にトナー像が転写された後、転写ベルト上に残留するトナーを除去するためのクリーニング装置が設けられる。クリーニング装置として、例えば、板状のクリーニングブレードを備え、このクリーニングブレードを転写ベルトに摺擦させて、転写ベルトに残留するトナーを掻き落とす技術が知られている(例えば、特許文献1)。
クリーニングブレードを用いた、いわゆるブレード式のクリーニング装置では、中間転写ベルトと摺擦するクリーニングブレードが摩耗するため、所定の期間使用するとクリーニングブレードを交換する必要があった。
そのため、スポンジローラからなるクリーニングローラに電圧を印加させる電界式のクリーニング装置が提案されている。電界式のクリーニング装置では、クリーニングローラを転写ベルトに当接させ、さらにこのクリーニングローラにトナーの極性と反対の極性を印加している。これにより、転写ベルトに残留するトナーをクリーニングローラに吸着させている。
また、転写ベルトには、用紙の紙粉やトナーの固着、一時転写及び2次転写時に生成される放電生成物等のいわゆるベルトフィルミングが付着していた。このベルトフィルミングにより転写ベルトの平滑性や導電性が低下し、画像不良が発生していた。
さらに、電界式のクリーニング装置では、クリーニングローラに電圧を印加するため、ブレード式のクリーニング装置に比べて、放電生成物が多量に発生していた。そして、電界式のクリーニング装置では、転写ベルトの表面を摺擦するブレード式のクリーニング装置に比べてベルトフィルミングを除去することが困難であった。
本発明は、上述のような従来の問題点に鑑み、電界式のクリーニング方法であっても転写ベルトに付着したベルトフィルミングを除去することができるクリーニング装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明のクリーニング装置は、第1クリーニングローラと、第2クリーニングローラと、電圧印加部と、貯留部と、供給機構と、を備えている。
第1クリーニングローラは、画像形成装置の転写ベルトに当接し、転写ベルトに残留するトナーを除去する。第2クリーニングローラは、転写ベルトに当接し、中間転写ベルトに残留するトナーを除去する。電圧印加部は、第1クリーニングローラ及び第2クリーニングローラに電圧を印加し、互いに異なる極性に帯電させる。貯留部には、第1クリーニングローラ、及び第2クリーニングローラのうち一方のクリーニングローラで除去されたトナーが貯留される。供給機構は、第1クリーニングローラ、及び第2クリーニングローラのうち残りの他方のクリーニングローラに、貯留部に貯留するトナーを供給する。
第1クリーニングローラは、画像形成装置の転写ベルトに当接し、転写ベルトに残留するトナーを除去する。第2クリーニングローラは、転写ベルトに当接し、中間転写ベルトに残留するトナーを除去する。電圧印加部は、第1クリーニングローラ及び第2クリーニングローラに電圧を印加し、互いに異なる極性に帯電させる。貯留部には、第1クリーニングローラ、及び第2クリーニングローラのうち一方のクリーニングローラで除去されたトナーが貯留される。供給機構は、第1クリーニングローラ、及び第2クリーニングローラのうち残りの他方のクリーニングローラに、貯留部に貯留するトナーを供給する。
また、本発明の画像形成装置は、無端状に形成された転写ベルトと、転写ベルトに残留するトナーを除去するクリーニング装置と、を備えている。
クリーニング装置は、第1クリーニングローラと、第2クリーニングローラと、電圧印加部と、貯留部と、供給機構と、を備えている。第1クリーニングローラは、画像形成装置の転写ベルトに当接し、転写ベルトに残留するトナーを除去する。第2クリーニングローラは、転写ベルトに当接し、中間転写ベルトに残留するトナーを除去する。電圧印加部は、第1クリーニングローラ及び第2クリーニングローラに電圧を印加し、互いに異なる極性に帯電させる。貯留部は、第1クリーニングローラ、及び第2クリーニングローラのうち一方のクリーニングローラで除去されたトナーが貯留される。供給機構は、第1クリーニングローラ、及び第2クリーニングローラのうち残りの他方のクリーニングローラに、貯留部に貯留するトナーを供給する。
クリーニング装置は、第1クリーニングローラと、第2クリーニングローラと、電圧印加部と、貯留部と、供給機構と、を備えている。第1クリーニングローラは、画像形成装置の転写ベルトに当接し、転写ベルトに残留するトナーを除去する。第2クリーニングローラは、転写ベルトに当接し、中間転写ベルトに残留するトナーを除去する。電圧印加部は、第1クリーニングローラ及び第2クリーニングローラに電圧を印加し、互いに異なる極性に帯電させる。貯留部は、第1クリーニングローラ、及び第2クリーニングローラのうち一方のクリーニングローラで除去されたトナーが貯留される。供給機構は、第1クリーニングローラ、及び第2クリーニングローラのうち残りの他方のクリーニングローラに、貯留部に貯留するトナーを供給する。
上記構成のクリーニング装置及び画像形成装置によれば、転写ベルトに付着するベルトフィルミングを除去することができる。
以下に、本発明の画像形成装置及びクリーニング装置を実施するための形態について、図1〜図9を参照しながら説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。
1.第1の実施の形態例
[1−1.画像形成装置全体の構成]
まず、本発明の第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)に係る画像形成装置の全体構成について説明する。図1は、本例の画像形成装置1の概略構成図である。
本例の画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。
[1−1.画像形成装置全体の構成]
まず、本発明の第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)に係る画像形成装置の全体構成について説明する。図1は、本例の画像形成装置1の概略構成図である。
本例の画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。
図1に示すように、本例の画像形成装置1は、原稿搬送部10と、用紙収納部20と、画像読取部30と、画像形成部40と、転写ベルトの一例を示す中間転写ベルト50と、クリーニング装置70と、搬送部23と、2次転写部60と、定着部80とを備える。
原稿搬送部10は、原稿Gをセットする原稿給紙台11と、複数のローラ12と、搬送ドラム13と、搬送ガイド14と、原稿排出ローラ15と、原稿排出トレイ16とを有している。原稿給紙台11にセットされた原稿Gは、複数のローラ12及び搬送ドラム13によって、画像読取部30の読み取り位置に1枚ずつ搬送される。搬送ガイド14及び原稿排出ローラ15は、複数のローラ12及び搬送ドラム13により搬送された原稿Gを原稿排出トレイ16に排出する。
画像読取部30は、原稿搬送部10によって搬送された原稿G又は原稿台31に載置された原稿の画像を読み取って、画像信号を生成する。具体的には、原稿Gの画像がランプLによって照射される。原稿Gからの反射光は、第1ミラーユニット32、第2ミラーユニット33、レンズユニット34の順に導かれて、撮像素子35の受光面に結像する。撮像素子35は、入射した光を光電変換して所定の画像信号として出力する。出力された画像信号がA/D変換されることにより画像データが作成される。
また、画像読取部30は、画像処理部36を有している。画像処理部36は、A/D変換によって作成された画像データにシェーディング補正やディザ処理、圧縮等の処理を施して、制御部200(図3参照)のRAM203(図3参照)に格納する。なお、画像データは、画像読取部30から出力されるデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置などの外部装置から受信したものであってもよい。
用紙収納部20は、装置本体の下部に配置されており、用紙Sのサイズに応じて複数設けられている。この用紙Sは、給紙部21により給紙されて搬送部23に送られる。また、用紙収納部20の近傍には、手差部22が設けられている。この手差部22からは、用紙収納部20に収納されていないサイズの用紙やタグを有するタグ紙、OHPシート等の特殊紙が転写位置へ送られる。
搬送部23は、2次転写部60の上流側に設けられ、搬送ローラと、2次転写部60の近傍に設けられたレジストローラ対28とを備える。レジストローラ対28は、駆動ローラ28aと、駆動ローラ28aの上側に圧接した状態で配置された従動ローラ28bとからなる一対のローラで構成されている。そして、駆動ローラ28aと従動ローラ28bとの間に構成されるニップ部が用紙Sの搬送経路となる。
給紙部21より給紙されて搬送部23に送られてくる用紙Sは、搬送ローラ及びレジストローラ対28により転写位置である2次転写部60に搬送される。レジストローラ対28は、2次転写部60においてトナー像の転写が可能になるタイミングで、用紙Sを2次転写部60に送り出す。
画像読取部30と用紙収納部20との間には、画像形成部40と中間転写ベルト50が配置されている。画像形成部40は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナー像を形成するために、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを有する。
第1の画像形成ユニット40Yはイエローのトナー像を形成し、第2の画像形成ユニット40Mはマゼンタのトナー像を形成する。また、第3の画像形成ユニット40Cは、シアンのトナー像を形成し、第4の画像形成ユニット40Kは、ブラックのトナー像を形成する。これら4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kは、それぞれ同一の構成を有しているため、ここでは代表して第1の画像形成ユニット40Yについて説明する。
第1の画像形成ユニット40Yは、ドラム状の感光体41と、感光体41の周囲に配置された帯電部42と、露光部43と、現像部44と、クリーニング部45を有している。感光体41は、駆動モータ(図示を省略する)によって反時計回りに回転する。帯電部42は感光体41に電荷を与え感光体41の表面を一様に帯電する。露光部43は、原稿Gから読み取られた画像データに基づいて、感光体41の表面に対して露光操作を行い感光体41に静電潜像を形成する。
現像部44は、感光体41に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させる。これにより、感光体41の表面には、イエローのトナー像が形成される。なお、第2の画像形成ユニット40Mの現像部44は、感光体41にマゼンタのトナーを付着させ、第3の画像形成ユニット40Cの現像部44は、感光体41にシアンのトナーを付着させる。そして、第4の画像形成ユニット40Kの現像部44は、感光体41にブラックのトナーを付着させる。
感光体41上に付着したトナーは、中間転写ベルト50に転写される。クリーニング部45は、中間転写ベルト50に転写した後、感光体41の表面に残留しているトナーを除去する。
中間転写ベルト50は、無端状に形成されており、駆動モータ(図示を省略する)で感光体41の回転方向とは逆方向の時計回りに回転する。中間転写ベルト50における各画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの感光体41と対向する位置には、1次転写部51が設けられている。この1次転写部51は、中間転写ベルト50にトナーと反対の極性を印加することで、感光体41上に形成されたトナー像を中間転写ベルト50に転写させる。
そして、中間転写ベルト50が回転することで、中間転写ベルト50の表面には、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kで形成されたトナー像が順次転写される。これにより、中間転写ベルト50上には、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像が重なり合いカラー画像が形成される。
中間転写ベルト50の近傍で、かつ搬送部23の下流側には、2次転写部60が配置されている。2次転写部60は、中間転写ベルト50が張架された転写上ローラ52と、中間転写ベルト50を挟んで転写上ローラ52側に押圧された転写下ローラ61からなる転写ローラ対で構成されている。
2次転写部60では、搬送部23においてレジストローラ対28で狭持されて搬送されてきた用紙Sを転写下ローラ61で中間転写ベルト50側に押圧する。そして、2次転写部60は、搬送部23から送られてきた用紙S上に中間転写ベルト50に形成されたカラーのトナー像を転写する。
クリーニング装置70は、中間転写ベルト50の近傍に設けられている。クリーニング装置70は、中間転写ベルト50の回転方向に対して、2次転写部60よりも下流側であり、かつ、画像形成部40を構成する感光体41よりも上流側の位置に配置されている。クリーニング装置70は、用紙Sに転写した後に中間転写ベルト50の表面に残留しているトナー(残留トナー)を除去したり、劣化したトナーを排出する劣化トナー排出帯やJAMの発生時において、用紙Sに転写されずに中間転写ベルト50の表面に付着した状態のトナー(未転写トナー)を除去したりする。なお、クリーニング装置70の詳細な構成については後述する。
定着部80は、2次転写部60の、用紙Sが搬送される下流側(排出側)に設けられており、一対の上定着ローラ81及び下定着ローラ82からなる定着ローラ対を有する。定着部80では、未定着のトナー像を有する用紙Sを上定着ローラ81及び下定着ローラ82で狭持して加圧加熱することに、用紙Sにトナー像を定着させる。
定着部80の下流には、切換ゲート24が配置されている。切換ゲート24は、定着部80を通過した用紙Sの搬送経路を切り換える。すなわち、切換ゲート24は、片面画像形成におけるフェースアップ排紙を行う場合に、用紙Sを直進させる。これにより、用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。また、切換ゲート24は、片面画像形成における画像形成面を下方に向けて排紙するフェースダウン排紙、及び、両面画像形成を行う場合に、用紙Sを下方に案内する。
フェースダウン排紙を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転して上方に搬送する。これにより、用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。両面画像形成を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転し、再給紙路27により再び用紙を転写位置へ送る。
また、一対の排紙ローラ25の下流側に、用紙Sを折ったり、用紙Sに対してステーブル処理等を行ったりする後処理装置を配置してもよい。
[1−2.クリーニング装置の構成]
次に、本例の画像形成装置1におけるクリーニング装置70の構成について説明する。図2は、本例のクリーニング装置70の概略構成図である。
次に、本例の画像形成装置1におけるクリーニング装置70の構成について説明する。図2は、本例のクリーニング装置70の概略構成図である。
図2に示すように、クリーニング装置70は、第1クリーニングローラ71と、第2クリーニングローラ72と、撹拌機構73と、供給機構74と、貯留部75と、を有している。また、クリーニング装置70は、第1回収ローラ76と、第2回収ローラ77と、トナー回収部78と、電圧印加部104(図3参照)と、を有している。
そして、第1クリーニングローラ71、第2クリーニングローラ72、撹拌機構73、供給機構74、貯留部75、第1回収ローラ76、第2回収ローラ77及びトナー回収部78は、筐体79に収容されている。筐体79は、中空の容器状に形成されており、中間転写ベルト50側が開口している。
第1クリーニングローラ71は、略円柱状の例えば、スポンジローラによって構成されている。第1クリーニングローラ71は、筐体79に回転可能に支持されて、中間転写ベルト50に当接するように配置されている。
また、第1クリーニングローラ71は、その軸方向が中間転写ベルト50の幅方向(すなわち、用紙幅方向に相当する方向)と平行になるように配置されている。さらに、第1クリーニングローラ71における中間転写ベルト50に当接する軸方向の長さは、中間転写ベルト50の幅方向の長さとほぼ同程度に設定されている。第1クリーニングローラ71は、不図示の駆動部により、中間転写ベルト50との当接位置において中間転写ベルト50の回転方向(すなわち走行方向)と逆方向に回転するように構成されている。
なお、本例では、第1クリーニングローラ71を中間転写ベルト50の走行方向と逆方向に回転するように構成した例を説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、第1クリーニングローラ71を中間転写ベルト50の走行方向と同方向に回転するように構成してもよい。
第1クリーニングローラ71は、電圧印加部104により電圧が印加されている。本例では、第1クリーニングローラ71は、負の極性に帯電する。また、第1クリーニングローラ71には、中間転写ベルト50を間に挟んで第1接地ローラ101が対向している。この第1接地ローラ101は、接地されている。
これにより、中間転写ベルト50を間に挟んで、第1クリーニングローラ71と第1接地ローラ101の間に電位差が生じる。そのため、中間転写ベルト50の表面に残留するトナーのうち正に帯電したトナーが、第1クリーニングローラ71に吸着され、第1クリーニングローラ71に除去される。
また、第1クリーニングローラ71には、第1回収ローラ76が当接している。第1回収ローラ76は、第1クリーニングローラ71における中間転写ベルト50と当接する側の反対側に配置されている。第1回収ローラ76は、例えば、ステンレス製の丸棒によって構成されている。第1回収ローラ76は、その軸方向が第1クリーニングローラ71の軸方向と平行になるように配置されている。第1回収ローラ76は、筐体79に回転可能に支持されている。第1回収ローラは、不図示の駆動部により、第1クリーニングローラ71の回転方向と同方向に回転する。
第1回収ローラ76は、第1クリーニングローラ71に摺擦することにより、第1クリーニングローラ71に付着したトナーを除去する。また、第1回収ローラ76には、第1クリーニングローラ71と同様に、電圧印加部104により電圧が印加されている。そして、第1回収ローラ76は、負の極性に帯電する。
さらに、第1回収ローラ76には、スクレーパ76aが当接している。スクレーパ76aは、弾力を持った樹脂製のフィルム部材からなり、筐体79に固定されている。スクレーパ76aは、第1回収ローラ76に吸着されたトナーを筐体79の鉛直方向の下部に向けて掻き落とす。
また、筐体79の鉛直方向の下部には、トナー回収部78が配置されている。トナー回収部78は、螺旋状に形成された搬送羽根を有している。トナー回収部78は、第1回収ローラ76から掻き落とされたトナーを不図示のトナー容器へ順次送り出している。
また、第2クリーニングローラ72は、中間転写ベルト50の走行方向に対して、第1クリーニングローラ71よりも下流側で、かつ第1クリーニングローラ71よりも鉛直方向の上方に配置されている。
第2クリーニングローラ72は、第1クリーニングローラ71と同様に、略円柱状の例えば、スポンジローラによって構成されている。第2クリーニングローラ72は、筐体79に回転可能に支持されて、中間転写ベルト50に当接するように配置されている。
また、第2クリーニングローラ72は、その軸方向が中間転写ベルト50の幅方向と平行になるように配置されている。さらに、第2クリーニングローラ72における中間転写ベルト50に当接する軸方向の長さは、中間転写ベルト50の幅方向の長さとほぼ同程度に設定されている。第2クリーニングローラ72は、不図示の駆動部により、中間転写ベルト50との当接位置において中間転写ベルト50の走行方向と逆方向に回転するように構成されている。
なお、本例では、第2クリーニングローラ72を中間転写ベルト50の走行方向と逆方向に回転するように構成した例を説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、第2クリーニングローラ72を中間転写ベルト50の走行方向と同方向に回転するように構成してもよい。
第2クリーニングローラ72は、電圧印加部104により電圧が印加されている。本例では、第2クリーニングローラ72は、第1クリーニングローラ71と異なる正の極性に帯電する。なお、第1クリーニングローラ71を正の極性に帯電させ、第2クリーニングローラ72を負の極性に帯電させてもよい。すなわち、電圧印加部104は、第1クリーニングローラ71と第2クリーニングローラ72を互いに異なる極性に帯電させる。
また、第2クリーニングローラ72には、中間転写ベルト50を間に挟んで第2接地ローラ102が対向している。この第2接地ローラ102は、接地されている。これにより、中間転写ベルト50を間に挟んで、第2クリーニングローラ72と第2接地ローラ102の間に電位差が生じる。そのため、中間転写ベルト50の表面に残留するトナーのうち負に帯電したトナーが、第2クリーニングローラ72に吸着し、第2クリーニングローラ72に除去される。
また、第2クリーニングローラ72には、第2回収ローラ77が当接している。第2回収ローラ77は、第2クリーニングローラ72における中間転写ベルト50と当接する側の反対側に配置されている。
第2回収ローラ77は、第1回収ローラ76と同一の構成を有しており、例えば、ステンレス製の丸棒によって構成されている。第2回収ローラ77は、その軸方向が第2クリーニングローラ72の軸方向と平行になるように配置されている。第2回収ローラ77は、筐体79に回転可能に支持されている。第2回収ローラは、不図示の駆動部により、第2クリーニングローラ72の回転方向と同方向に回転する。
第2回収ローラ77は、第2クリーニングローラ72に摺擦することにより、第2クリーニングローラ72に付着したトナーを除去する。また、第2回収ローラ77には、第2クリーニングローラ72と同様に、電圧印加部104により電圧が印加されている。そして、第2回収ローラ77は、正の極性に帯電する。そのため、第2回収ローラ77により回収されたトナーは、第2回収ローラ77によって電荷が注入されて正の極性に帯電する。
さらに、第2回収ローラ77には、第1回収ローラ76と同様に、スクレーパ77aが当接している。スクレーパ77aは、弾力を持った樹脂製のフィルム部材からなり、筐体79に固定されている。スクレーパ77aは、第2回収ローラ77に吸着されたトナーを後述する貯留部75に向けて掻き落とす。
なお、本例では、第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72に付着したトナーを除去するために、第1回収ローラ76及び第2回収ローラ77を設けた例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72にスクレーパを当接させて、第1回収ローラ76及び第2回収ローラ77を用いずに、第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72に付着したトナーを除去してもよい。
また、電圧印加部104は、第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72に直接電圧を印加させずに、第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72に当接する第1回収ローラ76及び第2回収ローラ77を介して電圧を印加させてもよい。
貯留部75は、第1クリーニングローラ71と第2クリーニングローラ72の間に配置されている。具体的には、第2回収ローラ77の鉛直方向の下方で、かつ、第1クリーニングローラ71及び第1回収ローラ76の鉛直方向の上方に配置される。貯留部75には、第2クリーニングローラ72及び第2回収ローラ77で回収されたトナーが貯留される。
貯留部75には、撹拌機構73と、供給機構74が設けられている。撹拌機構73は、回転軸と、回転軸の側面部から半径外方向に突出する撹拌片を有している。撹拌片は、回転軸の軸方向に沿って螺旋状に形成されている。また、撹拌片は、回転軸の軸方向の中間部を境に、軸方向の一側と軸方向の他側でその巻回方向の向きが反対になっている。
撹拌機構73は、回転軸の軸方向が第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72の軸方向と平行になるように配置されている。また、撹拌機構73は、貯留部75または筐体79に回転可能に支持されている。そして、撹拌機構73は、不図示の駆動部により、回転駆動する。回転駆動することにより、撹拌機構73は、貯留部75に貯留されたトナーを軸方向の一側と他側に向けて搬送する。すなわち、撹拌機構73は、貯留部75に貯留されたトナーを、軸方向に沿って分散させる。
なお、撹拌機構73としては上述したものに限定されるものではなく、例えば、貯留部75全体を振動させる機構であってもよい。撹拌機構としては、貯留部75に貯留されたトナーを第1クリーニングローラ71や第2クリーニングローラ72の軸方向に沿って分散させる機構であればよい。
供給機構74は、貯留部75における排出口75aの近傍に配置されている。また、排出口75aは、第1クリーニングローラ71の鉛直方向の上方に位置している。
供給機構74は、回転軸と、複数の排出羽根を有している。供給機構74は、回転軸の軸方向が第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72の軸方向と平行になるように配置されている。また、供給機構74は、貯留部75または筐体79に回転可能に支持されている。そして、供給機構74は、不図示の駆動部により、回転駆動する。そして、供給機構74が回転駆動すると、貯留部75に貯留されたトナーが排出口75aから鉛直方向の下方に排出される。これにより、貯留部75に貯留されたトナーが第1クリーニングローラ71に供給される(図6参照)。
供給機構74としては上述したものに限定されるものではなく、貯留部75に貯留されたトナーを第1クリーニングローラ71に供給できればよく、その他各種の機構を用いることができるものである。
[1−3.制御系の構成]
次に、画像形成装置1の制御系の構成について図3を参照して説明する。
図3は、画像形成装置1の制御系の構成を示すブロック図である。
次に、画像形成装置1の制御系の構成について図3を参照して説明する。
図3は、画像形成装置1の制御系の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置1は、制御部200を備える。制御部200は、例えばCPU(Central Processing Unit)201と、CPU201が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)202と、CPU201の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)203と、を有する。さらに、画像形成装置1は、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)204と、操作表示部205を有する。なお、ROM202としては、通常電気的に消去可能なプログラマブルROMが用いられる。
制御部200は、画像読取部30、画像処理部36、画像形成部40、給紙部21、搬送部23、クリーニング装置70、操作表示部205及びHDD204にそれぞれシステムバス107を介して接続され、装置全体を制御する。
HDD204は、画像読取部30で読み取って得た原稿画像の画像データを記憶したり、出力済みの画像データ等を記憶したりする。操作表示部205は、液晶表示装置(LCD)又は有機ELD(Electro Luminescence Display)等のディスプレイからなるタッチパネルである。この操作表示部205は、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。さらに、操作表示部205は、複数のキーを備え、ユーザのキー操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける入力部としての役割を持つ。
画像読取部30は、原稿画像を光学的に読み取って電気信号に変換する。例えば、カラー原稿を読み取る場合は、一画素当たりRGB各10ビットの輝度情報をもつ画像データを生成する。画像読取部30によって生成された画像データや、画像形成装置1に接続された外部装置の一例を示すPC(パーソナルコンピュータ)220から送信される画像データは、画像処理部36に送られ、画像処理される。画像処理部36は、受信した画像データに対し、必要に応じて、シェーディング補正、画像濃度調整、画像圧縮等の画像処理を行う。また、画像形成部40は、画像処理部36によって画像処理された画像データを受け取り、画像データに基づいて用紙S上に画像を形成する。
クリーニング装置70は、制御部200から送信される信号に基づいて中間転写ベルト50表面に付着したトナーを除去する。また、制御部200は、クリーニング装置70において、電圧印加部104を制御することにより、第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72に印加する電圧の極性を変化させる。また、制御部200は、クリーニング装置70において、撹拌機構73を制御することで、貯留部75(図2参照)に貯留されたトナーを分散させる。
さらに、制御部200は、クリーニング装置70において、供給機構74を制御することで、貯留部75から排出されるトナーの排出量の調整を行い、第1クリーニングローラ71に供給されるトナーの供給量の調整を行う。制御部200によるクリーニング装置70の制御方法の一例ついては後で詳述する。
なお、本例では、外部装置としてパーソナルコンピュータを用いた例を説明したが、これに限定されるものではなく、外部装置は、例えばファクシミリ装置等その他各種の装置を用いることができる。
[1−4.中間転写ベルトに付着するベルトフィルミングの状態]
ここで、図4及び図5を参照して中間転写ベルト50に付着するベルトフィルミングの状態について説明する。
図4は、トナー成分が中間転写ベルト50に付着した量を示すグラフ、図5は、用紙の紙粉成分が中間転写ベルト50に付着した量を示すグラフである。また、条件1は、中間転写ベルト50を使用する前の状態を示している。そして、条件2、条件3、条件4は、画像形成装置1で用紙に画像を形成した後の中間転写ベルト50の状態を示している。なお、条件2は画像形成装置1で画像を形成した用紙の枚数が最も少なく、条件4は画像形成装置1で画像を形成した用紙の枚数が最も多い状態である。
ここで、図4及び図5を参照して中間転写ベルト50に付着するベルトフィルミングの状態について説明する。
図4は、トナー成分が中間転写ベルト50に付着した量を示すグラフ、図5は、用紙の紙粉成分が中間転写ベルト50に付着した量を示すグラフである。また、条件1は、中間転写ベルト50を使用する前の状態を示している。そして、条件2、条件3、条件4は、画像形成装置1で用紙に画像を形成した後の中間転写ベルト50の状態を示している。なお、条件2は画像形成装置1で画像を形成した用紙の枚数が最も少なく、条件4は画像形成装置1で画像を形成した用紙の枚数が最も多い状態である。
図4に示すように、中間転写ベルト50において、用紙に画像が形成される箇所(0%〜100%)よりも、用紙と対向せずに画像が形成されない箇所(紙外)のほうが、トナー成分が付着する量が多いことが分かる。これは、現像部44から飛散した外添剤が感光体41を介して中間転写ベルト50に付着したり、直接、中間転写ベルト50に付着したりしたものと考えられる。
また、図5に示すように、印字率が高い箇所(50%、100%)よりも、印字率が低い箇所(0%、10%)のほうが、紙粉成分が付着する量が多いことが分かる。これは、印字率が高い箇所では、中間転写ベルト50に付着するトナーの量が多くなり、第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72に吸着されるトナーの量も多くなる。そして、この第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72に吸着されたトナーが研磨剤として作用することにより、中間転写ベルト50に付着するトナーや紙粉等のベルトフィルミングを掻き落としているためであると考えられる。
また、印字率が低い箇所では、第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72に吸着されるトナーの量も少なくなる。そのため、第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72に吸着されたトナーによる、中間転写ベルト50のベルトフィルミングを除去する作用が低下する。そのため、図4及び図5に示すように、中間転写ベルト50に付着するトナーや紙粉等のベルトフィルミングの量が増えることが分かる。
[1−5.クリーニング装置の動作]
次に、上述した構成を有する画像形成装置1におけるクリーニング装置70の動作の一例について、図6〜図7を参照して説明する。
図6は、本例の画像形成装置1におけるクリーニング装置70の一例を示す説明図、図7は、本例の画像形成装置1におけるクリーニング装置70の動作の一例を示すフローチャートである。
次に、上述した構成を有する画像形成装置1におけるクリーニング装置70の動作の一例について、図6〜図7を参照して説明する。
図6は、本例の画像形成装置1におけるクリーニング装置70の一例を示す説明図、図7は、本例の画像形成装置1におけるクリーニング装置70の動作の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、本例のクリーニング装置70では、まず制御部200が電圧印加部104を制御して、第1クリーニングローラ71、第2クリーニングローラ72、第1回収ローラ76及び第2回収ローラ77に電圧を印加する。本例では、第1クリーニングローラ71及び第1回収ローラ76は、負の極性に帯電する。そして、第2クリーニングローラ72及び第2回収ローラ77は、第1クリーニングローラ71及び第1回収ローラ76と反対の極性である正の極性に帯電する。
次に、不図示の駆動部を駆動して、第1クリーニングローラ71、第2クリーニングローラ72、第1回収ローラ76及び第2回収ローラ77を回転駆動させる。そして、中間転写ベルト50に付着したトナーT1のうち正に帯電したトナーT1が第1クリーニングローラ71に吸着される。また、中間転写ベルト50に付着した残りの負に帯電したトナーT1が第2クリーニングローラ72に吸着される。これにより、中間転写ベルト50に残留するトナーT1をクリーニング装置70によって除去することができる。
また、第1クリーニングローラ71に吸着したトナーT1は、第1回収ローラ76によって回収される。そして、第1回収ローラ76に回収されたトナーT1は、スクレーパ76aによって第1回収ローラ76から、筐体79の底部に配置されたトナー回収部78に向けて掻き落とされる。
さらに、第2クリーニングローラ72に吸着したトナーT1は、第2回収ローラ77によって回収される。そして、第2回収ローラ77に回収されたトナーT1は、スクレーパ77aによって第2回収ローラ77から貯留部75に向けて掻き落とされる。そのため、貯留部75には、第2クリーニングローラ72が中間転写ベルト50から除去したトナーT1が貯留される。この貯留部75に貯留されたトナーT1は、ベルトフィルミングを除去するために第1クリーニングローラ71に供給される。
次に、図7を参照して、貯留部75から第1クリーニングローラ71へトナーを供給する動作について説明する。
まず、図7に示すように、制御部200は、印字率が所定値以下か否かを判断する(ステップS11)。本例では、用紙100枚の印字率の平均値を算出し、算出した値が所定値以下か否を判断する。なお、印字率の判断方法は、上述したものに限定されるものではなく、例えば、用紙10枚の印字率の平均値から判断してもよく、あるいは中間転写ベルト50の単位走行距離あたりの印字率から判断してもよい。
ステップS11において、制御部200は、印字率が所定値以下でないと判断した場合(ステップS11のNO判定)、制御部200は処理を終了する。すなわち、印字率が高い場合、第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72に吸着されるトナーの量が多くなる。その結果、第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72に吸着されたトナーが研磨剤として作用するため、中間転写ベルト50に付着したベルトフィルミングを除去することができる。
また、ステップS11において、制御部200は、印字率が所定値以下であると判断した場合(ステップS11のYES判定)、制御部200は供給機構74を駆動させる(ステップS2)。図6に示すように、供給機構74が駆動することで、貯留部75に貯留されたトナーT1が第1クリーニングローラ71に供給される。
そして、第1クリーニングローラ71にトナーT1が供給されるため、印字率が所定値以下の場合(低印字率)でも、供給されたトナーT1が研磨剤として作用することで、中間転写ベルト50に付着したベルトフィルミングを除去することができる。
また、貯留部75に貯留されたトナーT1は、第2クリーニングローラ72及び第2回収ローラ77により、第1クリーニングローラ71と反対の極性である正の極性に帯電している。そのため、第1クリーニングローラ71に供給されたトナーT1は、第1クリーニングローラ71に吸着される。したがって、ベルトフィルミングを除去するために用いられるトナーT1が第1クリーニングローラ71から再び中間転写ベルト50に付着することを防ぐことができる。
さらに、第1クリーニングローラ71に供給されるトナーT1は、第2クリーニングローラ72が中間転写ベルト50から除去した、いわゆる廃トナーである。これにより、ベルトフィルミングを除去するために、新たなトナーを第1クリーニングローラ71に供給する必要がなく、トナーが無駄に消費されることを防ぐことができる。
また、中間転写ベルト50に画像を形成する用紙と用紙の間に、ベルトフィルミングを除去するためのトナー、いわゆる紙間帯トナーを中間転写ベルト50に形成する必要がなくなる。その結果、用紙と用紙の間を詰めることができ、画像形成装置1の生産性の向上を図ることもできる。
貯留部75に貯留されたトナーT1は、撹拌機構73によって軸方向に沿って分散されている。そのため、第1クリーニングローラ71には、その軸方向の一端から他端にかけてトナーT1が供給される。上述したように、第1クリーニングローラ71における中間転写ベルト50に当接する軸方向の長さは、中間転写ベルト50の幅方向の長さと同程度に設定されている。これにより、中間転写ベルト50における用紙と対向せずに、画像が形成されない箇所、いわゆる紙外の箇所に付着したベルトフィルミングも除去することができる。
次に、制御部200は、所定時間が経過したが否かを判断する(ステップS13)。ステップS13において、制御部200は所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS13のNO判定)、制御部200は、供給機構74の駆動を継続させる。
また、ステップS13において、制御部200は所定時間が経過したと判断した場合(ステップS13のYES判定)、制御部200は、供給機構74の駆動を停止させる(ステップS14)。これにより、貯留部75から第1クリーニングローラ71へのトナーT1の供給が停止する。
なお、本例では、時間により供給機構74の駆動の停止を判断した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、供給機構74から第1クリーニングローラ71へ供給されるトナーT1の量を計測し、この計測した量に基づいて供給機構74の駆動を停止してもよい。あるいは、中間転写ベルト50の走行距離に基づいて供給機構74の駆動の停止を判断してもよい。
これにより、本例のクリーニング装置70における貯留部75から第1クリーニングローラ71へトナーを供給する動作が終了する。
なお、本例のクリーニング装置70によれば、画像形成処理を停止させることなく、ベルトフィルミングの除去を行うことができる。その結果、画像形成装置1の生産性の向上を図ることができる。
また、本例のクリーニング装置70では、中間転写ベルト50に残留するトナーを除去する第1クリーニングローラ71を用いて、ベルトフィルミングを除去している。すなわち、第1クリーニングローラ71や第2クリーニングローラ72とは別に、ベルトフィルミングを除去するための新たな部材を設ける必要がないため、クリーニング装置70の部品点数が増加したり、クリーニング装置70が大型化したりすることを防ぐことができる。
2.第2の実施の形態例
次に、図8を参照して本発明の第2の実施の形態例にかかる画像形成装置について説明する。
図8は、第2の実施の形態例にかかる画像形成装置におけるクリーニング装置を示す概略構成図である。
次に、図8を参照して本発明の第2の実施の形態例にかかる画像形成装置について説明する。
図8は、第2の実施の形態例にかかる画像形成装置におけるクリーニング装置を示す概略構成図である。
この第2の実施の形態例にかかるクリーニング装置370が、第1の実施の形態例にかかるクリーニング装置70と異なる点は、クリーニングローラをもう一つ追加した点である。そのため、ここでは、新たに追加したクリーニングローラ及びその周囲の部材について説明し、第1の実施の形態例にかかるクリーニング装置70と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図8に示すように、クリーニング装置370は、第1クリーニングローラ71と、第2クリーニングローラ72と、第3クリーニングローラ371と、第1回収ローラ76と、第2回収ローラ77と、第3回収ローラ372とを有している。また、クリーニング装置370は、第1撹拌機構73と、第1供給機構74と、第1貯留部75と、第2撹拌機構373と、第2供給機構374と、第2貯留部375とを有している。なお、第1撹拌機構73、第1供給機構74及び第1貯留部75は、第1の実施の形態例にかかる撹拌機構73、供給機構74及び貯留部75と同一の構成を有しているため、その説明は省略する。
そして、第1クリーニングローラ71、第2クリーニングローラ72、第3クリーニングローラ371、第1回収ローラ76、第2回収ローラ77、第3回収ローラ372、第1撹拌機構73、第1供給機構74、第1貯留部75、第2撹拌機構373、第2供給機構374、第2貯留部375は、筐体379に収容されている。筐体379の鉛直方向の下部には、トナー回収部78が配置されている。
第3クリーニングローラ371は、中間転写ベルト50の走行方向に対して、第2クリーニングローラ72よりも下流側で、かつ第2クリーニングローラ72よりも鉛直方向の上方に配置されている。第3クリーニングローラ371は、第1クリーニングローラ71及び第2クリーニングローラ72と同様に、略円柱状の例えば、スポンジローラによって構成されている。
第3クリーニングローラ371は、筐体379に回転可能に支持されて、中間転写ベルト50に当接するように配置されている。また、第3クリーニングローラ371は、その軸方向が中間転写ベルト50の幅方向と平行になるように配置されている。さらに、第3クリーニングローラ371における中間転写ベルト50に当接する軸方向の長さは、中間転写ベルト50の幅方向の長さとほぼ同程度に設定されている。第3クリーニングローラ371は、不図示の駆動部により、中間転写ベルト50との当接位置において中間転写ベルト50の走行方向と逆方向に回転するように構成されている。
第3クリーニングローラ371は、電圧印加部104により電圧が印加され、第2クリーニングローラ72と異なる負の極性に帯電している。なお、第3クリーニングローラ371は、負の極性に帯電するものに限定されるものではなく、正の極性に帯電させてもよい。なお、第3クリーニングローラ371は、第2クリーニングローラ72とは、異なる極性に帯電させることが好ましい。
これにより、第1クリーニングローラ71、第2クリーニングローラ72及び第3クリーニングローラ371は、中間転写ベルト50の走行方向に沿って交互に異なる極性に帯電されている。
また、第3クリーニングローラ371には、中間転写ベルト50を間に挟んで第3接地ローラ103が対向している。この第3接地ローラ103は、第1接地ローラ101及び第2接地ローラ102と同様に、接地されている。
さらに、第3クリーニングローラ371には、第3回収ローラ372が当接している。この第3回収ローラ372の構成は、第1回収ローラ76及び第2回収ローラ77と同様であるため、その説明は省略する。また、第3回収ローラ372には、スクレーパ372aが当接している。スクレーパ372aは、第3回収ローラ372が回収したトナーを第2貯留部375に向けて掻き落とす。
第2貯留部375は、第2クリーニングローラ72と第3クリーニングローラ371の間に配置されている。具体的には、第3回収ローラ372の鉛直方向の下方で、かつ、第2クリーニングローラ72及び第2回収ローラ77の鉛直方向の上方に配置される。第2貯留部375には、第3クリーニングローラ371及び第3回収ローラ372で回収されたトナーが貯留される。
第2貯留部375には、第1貯留部75と同様に、第2撹拌機構373及び第2供給機構374が設けられている。第2貯留部375、第2撹拌機構373及び第2供給機構374は、第1貯留部75、第1撹拌機構73及び第1供給機構74と同様の構成を有している。
そして、第2貯留部375に貯留されたトナーは、第2撹拌機構373によって軸方向に沿って分散される。また、第2貯留部375に貯留されたトナーは、第2供給機構374によって、第2クリーニングローラ72に供給される。
これにより、第1クリーニングローラ71だけでなく、第2クリーニングローラ72にもトナーが供給される。そのため、中間転写ベルト50に付着したベルトフィルミングを、第1クリーニングローラ71だけでなく、第2クリーニングローラ72に供給されたトナーによって除去することができる。その結果、第2の実施の形態例にかかるクリーニング装置370によれば、第1の実施の形態例にかかるクリーニング装置70よりもベルトフィルミングを除去する作用を高めることができる。
その他の構成は、上述した第1の実施の形態例にかかるクリーニング装置70と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有するクリーニング装置370によっても、上述した第1の実施の形態例にかかるクリーニング装置70と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、第1の実施の形態例にかかるクリーニング装置70及び第2の実施の形態例にかかるクリーニング装置370に説明したようにクリーニングローラの数は、2つや3つに限定されるものではない。例えば、クリーニングローラの数は、4つ以上設けてもよい。この場合、隣り合う2つのクリーニングローラの間には、それぞれ、一方のクリーニングローラが回収したトナーを他方のクリーニングローラへ供給する貯留部、撹拌機構及び供給機構を設けることが好ましい。さらに、電圧印加部は、複数のクリーニングローラに対して中間転写ベルトの走行方向に沿って交互に異なる電圧を印加することが好ましい。
3.第3の実施の形態例
次に、図9を参照して本発明の第3の実施の形態例にかかる画像形成装置について説明する。
図9は、第3の実施の形態例にかかる画像形成装置におけるクリーニング装置を示す概略構成図である。
次に、図9を参照して本発明の第3の実施の形態例にかかる画像形成装置について説明する。
図9は、第3の実施の形態例にかかる画像形成装置におけるクリーニング装置を示す概略構成図である。
この第3の実施の形態例にかかる画像形成装置は、第1の実施の形態例にかかる画像形成装置1と異なる点は、中間転写ベルトにおける画像形成部と対向する面が水平方向と平行になるように中間転写ベルトを配置した点である。また、第3の実施の形態例にかかるクリーニング装置400は、第2の実施の形態例にかかるクリーニング装置370と同様に、クリーニングローラを3つ設けている。そのため、ここでは、第1の実施の形態例にかかるクリーニング装置70及び第2の実施の形態例にかかるクリーニング装置370と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図9に示すように、中間転写ベルト450は、不図示の画像形成部と対向する面が水平方向と平行になるように配置されている。また、クリーニング装置400は、中間転写ベルト450における従動ローラ421の周方向に沿って配置されている。また、従動ローラ421は、接地されている。
クリーニング装置400は、第1クリーニングローラ401と、第2クリーニングローラ402と、第3クリーニングローラ403と、第1回収ローラ406と、第2回収ローラ407と、第3回収ローラ408とを有している。また、クリーニング装置400は、撹拌機構413と、供給機構414と、貯留部415とを有している。
第1クリーニングローラ401、第2クリーニングローラ402及び第3クリーニングローラ403は、中間転写ベルト450における従動ローラ421の周方向に沿って配置されている。そして、第1クリーニングローラ401、第2クリーニングローラ402及び第3クリーニングローラ403は、中間転写ベルト450を間に挟んで従動ローラ421と対向する。
第1クリーニングローラ401は、中間転写ベルト450の走行方向に対して、第2クリーニングローラ402及び第3クリーニングローラ403よりも上流側に配置されている。第2クリーニングローラ402は、中間転写ベルト450の走行方向に対して、第3クリーニングローラ403よりも上流側で、かつ第1クリーニングローラ401よりも鉛直方向の下方に配置されている。そして、第3クリーニングローラ403は、中間転写ベルト450の走行方向に対して、第1クリーニングローラ401及び第2クリーニングローラ402よりも下流側に配置されている。
第1クリーニングローラ401、第2クリーニングローラ402及び第3クリーニングローラ403は、不図示の電圧印加部により電圧が印加されている。そして、第1クリーニングローラ401、第2クリーニングローラ402及び第3クリーニングローラ403は、中間転写ベルト450の走行方向に沿って交互に異なる極性に帯電している。
第1クリーニングローラ401、第2クリーニングローラ402及び第3クリーニングローラ403は、それぞれ第1回収ローラ406、第2回収ローラ407及び第3回収ローラ408が当接している。第1回収ローラ406、第2回収ローラ407及び第3回収ローラ408には、それぞれ回収したトナーを掻き落とすスクレーパ406a、407a、408aが当接している。
また、第1クリーニングローラ401と第2クリーニングローラ402の間には、貯留部415が配置されている。具体的には、第1回収ローラ406の鉛直方向の下方で、かつ第2クリーニングローラ402の鉛直方向の上方に、貯留部415が配置されている。
貯留部415には、第1クリーニングローラ401が中間転写ベルト50から吸着し、第1回収ローラ406から掻き落とされたトナーが貯留している。また、貯留部415には、撹拌機構413と、供給機構414が設けられている。撹拌機構413の構成は、第1の実施の形態例にかかる撹拌機構73と同一であるため、その説明は省略する。
供給機構414は、貯留部415の排出口415aの近傍に配置されている。そして、供給機構414は、貯留部415に貯留されたトナーを排出口415aから排出して、第2クリーニングローラ402に供給している。
その他の構成は、上述した第1の実施の形態例にかかるクリーニング装置70と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有するクリーニング装置400によっても、上述した第1の実施の形態例にかかるクリーニング装置70と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、この第3の実施の形態例にかかるクリーニング装置400では、中間転写ベルト450の走行方向において最も上流側に配置された第1クリーニングローラ401に吸着したトナーを貯留部415に貯留している。そして、中間転写ベルト450の走行方向に対して第1クリーニングローラ401よりも下流側に配置された第2クリーニングローラ402に貯留部415に貯留されたトナーを供給している。そして、第2クリーニングローラ402に供給されたトナーによって中間転写ベルト450に付着したベルトフィルミングを除去している。
第1の実施の形態例にかかるクリーニング装置70及び第3の実施の形態例にかかるクリーニング装置400で示すように、貯留部へトナーを貯留させるクリーニングローラは、第1クリーニングローラ、及び、第2クリーニングローラのうち一方のクリーニングローラであればよい。そして、貯留部からトナーが供給されるクリーニングローラは、第1クリーニングローラ、及び、第2クリーニングローラのうち残りの他方のクリーニングローラになる。
なお、貯留部へトナーを貯留させるクリーニングローラは、第1クリーニングローラ、及び、第2クリーニングローラのうち鉛直方向の上方に配置されたクリーニングローラであることが好ましい。そして、貯留部から供給機構を介してトナーが供給されるクリーニングローラは、第1クリーニングローラ、及び、第2クリーニングローラのうち鉛直方向の下方に配置されたクリーニングローラであることが好ましい。これにより、トナーは、重力により落下して、鉛直方向の下方にされた貯留部やクリーニングローラに送られる。その結果、トナーを搬送する機構を簡略化することができる。
しかしながら、第1クリーニングローラ、及び、第2クリーニングローラのうち鉛直方向の下方に配置されたクリーニングローラで除去したトナーを、第1クリーニングローラ、及び、第2クリーニングローラのうち鉛直方向の上方に配置されたクリーニングローラへ供給するようにしてもよい。
以上、画像形成装置及びクリーニング装置の実施の形態例について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の画像形成装置及びクリーニング装置は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態例では、4組の画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを用いてカラー画像を形成する構成としたが、本発明に係る画像形成装置としては、1つの画像形成部を用いて単色画像を形成する構成としてもよい。また、画像形成装置としては複写機に限らず、プリンタやファクシミリ、あるいは複数の機能を備える複合機であっても良い。
1…画像形成装置、 10…原稿搬送部、 20…用紙収納部、 30…画像読取部、 40…画像形成部、 50,450…中間転写ベルト(転写ベルト)、 60…2次転写部、 70,370,400…クリーニング装置、 71,401…第1クリーニングローラ、 72,402…第2クリーニングローラ、 73,413…撹拌機構、 74,414…供給機構、 75,415…貯留部、 75a,415a…排出口、 76…第1回収ローラ、 77…第2回収ローラ、 79,379…筐体、 80…定着部、 101…第1接地ローラ、 102…第2接地ローラ、 104…電圧印加部、 200…制御部 371,403…第3クリーニングローラ、 372…第3回収ローラ、 373…第2撹拌機構、 374…第2供給機構、 375…第2貯留部、 T1…トナー
Claims (5)
- 画像形成装置の転写ベルトに当接し、前記転写ベルトに残留するトナーを除去する第1クリーニングローラと、
前記転写ベルトに当接し、前記転写ベルトに残留するトナーを除去する第2クリーニングローラと、
前記第1クリーニングローラ及び前記第2クリーニングローラに電圧を印加し、互いに異なる極性に帯電させる電圧印加部と、
前記第1クリーニングローラ、及び前記第2クリーニングローラのうち一方のクリーニングローラで除去されたトナーが貯留される貯留部と、
前記第1クリーニングローラ、及び前記第2クリーニングローラのうち残りの他方のクリーニングローラに、前記貯留部に貯留する前記トナーを供給する供給機構と、
を備えたクリーニング装置。 - 記録媒体に形成された画像の印字率に応じて前記供給機構から前記他方のクリーニングローラへ供給する前記トナーの量を制御する制御部を備えた
請求項1に記載のクリーニング装置。 - 前記貯留部には、前記第1クリーニングローラ、及び前記第2クリーニングローラのうち鉛直方向の上方に配置されたクリーニングローラで除去された前記トナーが貯留され、
前記供給機構は、前記第1クリーニングローラ、及び前記第2クリーニングローラのうち鉛直方向の下方に配置されたクリーニングローラに前記トナーを供給する
請求項1に記載のクリーニング装置。 - 前記貯留部に貯留された前記トナーを前記第1クリーニングローラ及び前記第2クリーニングローラの軸方向に沿って分散させる撹拌機構を備えた
請求項1〜3のいずれかに記載のクリーニング装置。 - 無端状に形成された転写ベルトと、
前記転写ベルトに残留するトナーを除去するクリーニング装置と、を備え、
前記クリーニング装置は、
前記転写ベルトに当接し、前記転写ベルトに残留するトナーを除去する第1クリーニングローラと、
前記転写ベルトに当接し、前記転写ベルトに残留するトナーを除去する第2クリーニングローラと、
前記第1クリーニングローラ及び前記第2クリーニングローラに電圧を印加し、互いに異なる極性に帯電させる電圧印加部と、
前記第1クリーニングローラ、及び前記第2クリーニングローラのうち一方のクリーニングローラで除去されたトナーが貯留される貯留部と、
前記第1クリーニングローラ、及び前記第2クリーニングローラのうち残りの他方のクリーニングローラに、前記貯留部に貯留する前記トナーを供給する供給機構と、
を備えた画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014225201A JP2016090811A (ja) | 2014-11-05 | 2014-11-05 | クリーニング装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014225201A JP2016090811A (ja) | 2014-11-05 | 2014-11-05 | クリーニング装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
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JP2016090811A true JP2016090811A (ja) | 2016-05-23 |
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ID=56019581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014225201A Pending JP2016090811A (ja) | 2014-11-05 | 2014-11-05 | クリーニング装置及び画像形成装置 |
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JP (1) | JP2016090811A (ja) |
-
2014
- 2014-11-05 JP JP2014225201A patent/JP2016090811A/ja active Pending
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