JP2016090085A - ファンモータ台 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、強度を向上可能なファンモータ台を提供することである。
【解決手段】ファンモータ台20は、モータ保持部22と、支持部21と、を備える。モータ保持部22は、ファン15の駆動モータ16を支持する。支持部21は、モータ保持部22に接続されて、冷凍装置ユニットの底板14から天板13に向かって延びる。また、支持部21は、平板状の第1平面21a−1を有する。第1平面21a−1は、モータ保持部22の近傍において、その表面に直交する方向視において曲げられた曲げ部分104aを含む。曲げ部分104aは、曲げる際に圧縮応力が作用する側が予め切り欠かれた切り欠き縁107aを有している。切り欠き縁107aは、第1平面21a−1の幅寸法Lよりも大きい半径Rの円弧に沿っている。
【選択図】図5

Description

本発明は、ファンモータ台に関する。
空気調和機の室外機には、室外機の背面側から前面側に向かう空気流を生成するファンが設けられている。ファンには複数枚のファン翼が設けられている。ファンはファンモータ台に固定されている。ファンモータ台は、モータ保持部と、上下方向に延びる支持部材とを有する。そして、ファンのファンモータがモータ保持部に取り付けられることで、ファンがファンモータ台に固定される。
ファンの安定的な固定及び回転のためには、ファン及びファンモータと、ファンモータ台のモータ保持部とが近接していると好ましい。ここで、ファンによる送風性能を向上するためには、ファン翼の奥行きを大きくする必要がある。つまり、ファン翼が室外機の背面側に向かって延びている必要がある。よって、ファンモータ台とファン翼との接触を回避するために、モータ保持部を支持部材よりも前面側に突出させる必要がある。
特許文献1(特開2012−13390号公報)には、ファンがファンモータ台に取り付けられた構成が開示されている。特許文献1では、支持部材は、その上端部及び下端部が概ね90°に折り曲げられている。これにより、モータ保持部は支持部材から前面側に突出する。よって、ファンは、室外機の前面側においてファンモータ台に固定される。特許文献1では、支持部材を折り曲げる際の撓みを無くすために、支持部材の上端部及び下端部において、折り曲げ部分の内側を大きく円形状に切り欠いている。
しかし、特許文献1の支持部材は、その上端部及び下端部において折り曲げ部分が大きく切り欠かれているため、支持部材の強度が低下している。つまり、支持部材は概ね90°の角度で折り曲げられることで急激に形状が変わり、曲げ部分に応力が集中する。この応力が集中する曲げ部分が大きく切り欠かれているため、支持部材の強度が低下している。
そこで、本発明の目的は、強度を向上可能なファンモータ台を提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係るファンモータ台は、モータ保持部と、支持部と、を備える。モータ保持部は、ファンの駆動モータを支持する。支持部は、モータ保持部に接続されて、冷凍装置ユニットの底板から天板に向かって延びる。また、支持部は、平板状の第1平面を有する。第1平面は、モータ保持部の近傍において、その表面に直交する方向視において曲げられた曲げ部分を含む。曲げ部分は、曲げる際に圧縮応力が作用する側が予め切り欠かれた切り欠き縁を有している。切り欠き縁は、第1平面の幅寸法Lよりも大きい半径Rの円弧に沿っている。
上記構成によれば、第1平面は、この曲げる際に圧縮応力が作用する側において、第1平面を切り欠いた切り欠き縁を有している。特に、切り欠き縁は、第1平面の幅寸法Lよりも大きい半径Rの円弧に沿っている(切り欠き縁の円弧の半径R>第1平面の幅寸法L)。なお、第1平面を切り欠いて切り欠き縁を形成する工程は、第1平面を曲げる工程よりも先に行われている。そのため、第1平面を曲げて曲げ部分を形成する場合、圧縮応力を円弧状の切り欠き縁によって分散することができる。これにより、ファンモータ台の強度を向上することができる。
本発明の第2観点に係るファンモータ台は、第1観点に係るファンモータ台において、切り欠き縁の円弧の半径Rは、第1平面の幅寸法Lの1.2倍以上である。
上記構成により、曲げ加工時において、切り欠き縁における圧縮応力をより分散させることができる。
本発明の第3観点に係るファンモータ台は、第2観点に係るファンモータ台において、切り欠き縁の円弧の半径Rは、第1平面の幅寸法Lの1.5倍以下である。
上記構成により、第1平面の強度の低下を抑制することができる。
本発明の第4観点に係るファンモータ台は、第1観点に係るファンモータ台において、切り欠き縁の円弧の中心は、第1平面の外に位置する。
上記構成により、曲げ部分になだらかな円弧状の切り欠き縁が形成される。よって、曲げ加工時において、なだらかな円弧状の切り欠き縁によって、圧縮応力をより分散させることができる。
本発明の第5観点に係るファンモータ台は、第1観点に係るファンモータ台において、切り欠き縁と、切り欠き縁に対向する第1平面の辺との間の最短距離は、第1平面の幅寸法Lの1/2〜3/4である。
上記構成により、第1平面の幅をある程度残して強度を高めつつ、曲げ部分を形成する際の圧縮応力を分散することができる。
本発明の第6観点に係るファンモータ台は、第1観点に係るファンモータ台において、支持部は、モータ保持部の両側において底板から天板に向かって延びる第1支持部及び第2支持部を含む。曲げ部分は、第1支持部及び第2支持部において、モータ保持部の上下に設けられている。
上記構成により、ファン翼と、第1支持部及び第2支持部との接触を回避することができる。そして、ファン翼を背面側に延ばして送風性能を向上することができる。
本発明の第7観点に係るファンモータ台は、第1観点に係るファンモータ台において、支持部は、モータ保持部に接続される第2平面をさらに有する。第1平面と第2平面とがL字状をなしており、第1平面の第2平面と対向する辺は自由端である。ここで、切り欠き縁は、第1平面の自由端に形成されている。
上記構成により、第1平面の自由端を円弧状に切り欠けばよいので、切り欠く際に邪魔になる部材がなく、切り欠き縁を容易に形成できる。
本発明の第8観点に係るファンモータ台は、第1観点に係るファンモータ台において、切り欠き縁には絞りが形成されている。
上記のように絞りが形成されることで、切り欠き縁が平面の場合よりも第1平面の強度を高めることができる。
本発明の第1観点に係るファンモータ台では、圧縮応力を円弧状の切り欠き縁によって分散することができる。これにより、ファンモータ台の強度を向上することができる。
本発明の第2観点に係るファンモータ台では、曲げ加工時において、切り欠き縁における圧縮応力をより分散させることができる。
本発明の第3観点に係るファンモータ台では、第1平面の強度の低下を抑制することができる。
本発明の第4観点に係るファンモータ台では、圧縮応力をより分散させることができる。
本発明の第5観点に係るファンモータ台では、第1平面の幅をある程度残して強度を高めることができる。
本発明の第6観点に係るファンモータ台は、ファン翼を背面側に延ばして送風性能を向上することができる。
本発明の第7観点に係るファンモータ台は、切り欠き縁を容易に形成できる。
本発明の第8観点に係るファンモータ台は、切り欠き縁が平面の場合よりも第1平面の強度を高めることができる。
本発明の実施形態に係る空気調和装置1000の外観図である。 前板11及び右側板12が外された室外ユニット100の正面図である。 前板11、右側板12及び天板13が外された室外ユニット100の正面図である。 駆動モータ16を介してファン15が取り付けられたファンモータ台20の側面図である。 ファンモータ台20の全体斜視図である。 第1支持部21aのモータ保持部22近傍の側面図である。 切り欠き縁107aの拡大図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<実施形態>
以下では、冷凍装置ユニットの一例である室外ユニットを例に挙げて本実施形態を説明する。なお、冷凍装置ユニットは、室外ユニットの他、給湯器などの熱交換を行うあらゆる装置を含む。
(1)室外ユニット100の全体構成
まず、空気調和装置1000に含まれる室外ユニット100の全体構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和装置1000の外観図である。図2は、前板11及び右側板12が外された室外ユニット100の正面図である。図3は前板11、右側板12及び天板13が外された室外ユニット100の正面図である。図4は、駆動モータ16を介してファン15が取り付けられたファンモータ台20の側面図である。
尚、以下の説明においては、「上」、「下」、「左」、「右」、「正面」、「前」、「背面」、「後」等の方向を示す表現を適宜用いている。これらの方向は、図1等に示すように室外ユニット100の天板13が見えるように室外に取り付けられ、通常使用される状態での各方向を表す。「正面」と「前」とは同方向である。また、「背面」と「後」とは同方向である。
図1の空気調和装置1000は、室外ユニット100と、室内ユニット200とに分かれて構成されている。室内ユニット200は、空気調和を行う対象空間である室内の壁面等に取り付けられている。一方、室外ユニット100は、室内の外部に設置されるものである。室外ユニット100は、冷媒連絡配管300を介して室内ユニット200と接続されている。以下に、室外ユニット100について説明する。
(1−1)室外ユニット100の外側面
室外ユニット100は、図1〜図3に示すように、外側面を形成する、前板11、右側板12、天板13及び底板14を有する。
天板13は、室外ユニット100の上面に配置され、室外ユニット100の内部空間の上面を覆う。天板13は板金で形成されている。
前板11は、室外ユニット100の前面に設けられている。前板11は、例えばポリプロピレンなどの樹脂から形成されている。前板11には、複数のスリット状の吹出し孔11aが設けられている。ファン15(図4)の回転により室外ユニット100の内部空間に取り込まれた空気流は、吹出し孔11aを通って室外ユニット100の外部へ排出される。
右側板12は、室外ユニット100の内部空間の右側を覆い、板金で形成されている。
底板14は、室外ユニット100の下面に配置され、室外ユニット100の内部空間の下方を覆う。底板14は板金で形成されている。
(1−2)室外ユニット100の内部空間
室外ユニット100の内部空間には、ファン15(図4)、駆動モータ16、仕切板18、ファンモータ台20、室外熱交換器30、圧縮機40及び電装品箱50等が配置されている。
仕切板18は、底板14に対して垂直に設けられている。仕切板18は、室外ユニット100の内部空間を機械室S1と送風機室S2とに仕切る。機械室S1は、室外ユニット100の正面視において仕切板18の右側に配置される。送風機室S2は、室外ユニット100の正面視において仕切板18の左側に配置される。機械室S1には、図2、図3に示すように、圧縮機40及び電装品箱50などの風雨から保護する必要のある機械部品の多くが収容される。送風機室S2は、室外ユニット100の外部から取り込まれた空気が、室外熱交換器30を通って室外へと排出される空間である。
ファンモータ台20は、送風機室S2に配置されている。より具体的には、ファンモータ台20は、送風機室S2のうち室外熱交換器30の前方、すなわち空気流れの下流側に位置している。また、ファンモータ台20は、正面視において、送風機室S2の略中央に配置されている。ファンモータ台20は、底板14から天板13に至るまで延びている。ファンモータ台20の中央部105には、モータ保持部22が設けられている。モータ保持部22には、駆動モータ16が取り付けられる。ファンモータ台20の詳細については後述する。
駆動モータ16はファン15を回転させるための駆動部である。図2,図3に示すように駆動モータ16は、ファンモータ台20のモータ保持部22に取り付けられている。図4に示すように、駆動モータ16の中心には、前後方向に平行な回転軸16aが設けられている。この回転軸16aにファン15が固定される。駆動モータ16は、所定の回転数で回転軸16aを回転させる。これによりファン15が所定の回転数で回転する。
ファン15は、例えば複数のファン翼15aを有するプロペラファンである。ファン15は、駆動モータ16の回転軸16aに固定されている。駆動モータ16が駆動することで、ファン15は回転軸16aを中心に回転駆動される。このファン15の回転駆動により空気流が生成される。この空気流によって、室外ユニット100周囲の空気が、室外ユニット100の背面側から取り込まれ、室外熱交換器30を通って送風機室S2へと取り込まれる。送風機室S2へと取り込まれた空気は、その後、前板の吹出し孔11a等を通って、室外ユニット100の外部へと排出される。
室外熱交換器30は、通過する空気との間で熱交換を行う。室外熱交換器30は、送風機室S2の外側面に沿って配置されている。より具体的には、室外熱交換器30は、略L字形状の形状をなしており、室外ユニット100の背面に沿う部分と、背面に沿う部分から左側に屈曲して延在する部分と、を有する。
圧縮機40は、機械室S1に配置されており底板14に固定される。圧縮機40は、冷媒を圧縮するためのものであって、圧縮機モータ(図示せず)によって駆動される。
電装品箱50は、機械室S1の上部に、仕切板18に取り付けられて配置される。電装品箱50には、各種装置の制御を行うためのマイクロコンピュータチップや制御プログラムを格納するメモリなどの電子部品が内装されている。
(2)ファンモータ台20の詳細構成
次に、ファンモータ台20の詳細構成について説明する。
図5は、ファンモータ台20の全体斜視図である。図6は、第1支持部21aのモータ保持部22近傍の側面図である。図7は、切り欠き縁107aの拡大図である。
ファンモータ台20は、支持部21と、モータ保持部22と、天板対向部23と、接触部24と、前延長部25と、底板対向部26と、を含む。
(2−1)支持部21
(a)支持部21の形状
図2、図3に示すように、支持部21は、室外ユニット100の底板14から天板13に向かって延びる。支持部21は、第1支持部21a及び第2支持部21bを含む。第1支持部21a及び第2支持部21bは、ファンモータ台20の上下方向の中央部105においてモータ保持部22の両側を支持する。具体的には、第1支持部21aは、ファンモータ台20の正面視において、モータ保持部22の右側に配置されている。一方、第2支持部21bは、ファンモータ台20の正面視において、モータ保持部22の左側に配置されている。そして、第1支持部21a及び第2支持部21bの上下方向の中央部105がモータ保持部22の左右両端に接続される。
図5に示すように、第1支持部21a及び第2支持部21bの底板14側は、底板対向部26に接続されている。第1支持部21a及び第2支持部21bの天板13側は、天板対向部23に接続されている。
上記構成により、第1支持部21a及び第2支持部21bの上下方向の中央部105は、モータ保持部22を介して接続される。また、第1支持部21a及び第2支持部21bの下端及び上端は、それぞれ底板対向部26及び天板対向部23に接続される。これにより、第1支持部21aと第2支持部21bとは、その下端、中央部105及び上端において互いに安定的に接続される。
第1支持部21aと第2支持部21bとは、図3に示すように、ファンモータ台20の上下方向の中心線A−Aを中心として対称に形成されている。よって、以下の支持部21の説明では、第1支持部21aを中心として説明し、第2支持部21bの説明は適宜省略する。
図5〜図7に示すように、第1支持部21aは、第1平面21a−1及び第2平面21a−2を含む。第1平面21a−1と第2平面21a−2とは、概ねL字状をなすように接続されている。第2平面21a−2は、室外ユニット100の正面視において前側の面である。第2平面21a−2は、前板11の面に沿っている。第1平面21a−1は、第2平面21a−2から連続して折り曲げられることで形成されている。具体的には、第1平面21a−1は、第2平面21a−2に対して後側に折り曲げられた面であり、第2平面21a−2に概ね直交する面である。第2平面21a−2の上下方向の中央部105は、モータ保持部22に接続されている。
前述の通り、第1平面21a−1と第2平面21a−2とは、互いに折り曲げられることで概ねL字状をなしている。よって、L字状の角部において、第1平面21a−1の上下方向に延びる辺と第2平面21a−2の上下方向に延びる一辺とは一体に接続されている。そして、第1平面21a−1において、第2平面21a−2と接続される辺に対向する辺は自由端111(図6)である。よって、第2平面21a−2の自由端111は、第2平面21a−2が上下方向に延びるのに沿って上下方向に延びている。
一方、第2平面21a−2において、第1平面21a−1と接続される辺に対向する辺には、図5に示すように、第1内側端面121a及び第2内側端面121bが接続されている。第1内側端面121a及び第2内側端面121bは、第2平面21a−2から後側に折り曲げられた面である。第1内側端面121a及び第2内側端面121bは、第1平面21a−1に概ね平行に対向する。よって、第1支持部21aは、第1内側端面121a及び第2内側端面121bと、第2平面21a−2と、第1平面21a−1とによって、一辺が開口した矩形状の形状を有している。つまり、第1支持部21aは、中央部105を除いて、背面側が開口した概ねコの字状の形状を有している。
なお、第1内側端面121a及び第2内側端面121bは、図5に示すように、第1空間61a及び第2空間61bに面して形成される面である。ここで、第1空間61a及び第2空間61bは、第1支持部21a、第2支持部21b、モータ保持部22、底板対向部26及び天板対向部23に囲まれた領域である。第1空間61aはモータ保持部22に対して上方の空間であり、第2空間61bはモータ保持部22に対して下方の空間である。第1空間61aに面して第1内側端面121aが設けられている。また、第2空間61bに面して第2内側端面121bが設けられている。
図4、図5に示すように、第1支持部21aは、モータ保持部22が前側に突出するように折り曲げられている。具体的には、第1支持部21aの上下方向の中央部105が、上端部101a及び下端部101bよりも前側に隆起している。そのため、上端部101aと中央部105とを接続する上傾斜部103aは、上方から下方に向かって前側に傾斜している。また、下端部101bと中央部105とを接続する下傾斜部103bは、下方から上方に向かって前側に傾斜している。なお、中央部105、上端部101a及び下端部101bは概ね鉛直方向、つまり上下方向に延びている。また、中央部105はモータ保持部22に対応する部分である。よって、第1支持部21aは、中央部105においてモータ保持部22と接続されている。第1支持部21aの中央部105が上端部101a及び下端部101bよりも前側に突出しているため、ファン15が前側に突出するように取り付けられる。ここで、ファン15による送風性能を向上するため、ファン15のファン翼15aの奥行きが大きく形成される。つまり、ファン翼15aは、室外ユニット100の背面側に向かって延びるように形成される。上記の構成によれば、ファン15が前側に突出するようにファンモータ台20に取り付けられるため、ファンモータ台20とファン翼15aとの接触を回避することができる。
(b)切り欠き縁107
図4〜図7に示すように、第1支持部21aの第1平面21a−1は、その表面に直交する方向視において、曲げ部分104aを含む。曲げ部分104aは、モータ保持部22の近傍に形成されている。より具体的には、曲げ部分104aは、上傾斜部103aと中央部105との境界近傍に形成されている。曲げ部分104aは、切り欠き縁107aを有している。切り欠き縁107aは、曲げ部分104aのうち、曲げる際に圧縮応力が作用する側が切り欠かれるように形成されている。曲げる際に圧縮応力が作用する側とは、第1平面21a−1が180°よりも小さく曲がる側である。よって、切り欠き縁107aは、図6に示すように曲げ部分104aにおいて、第1平面21a−1の自由端111に形成されている。ここで、切り欠き縁107aは、第1支持部21aを折り曲げて曲げ部分104aを形成する前に、予め形成されている。このとき、切り欠き縁107aは、図7に示すように、半径Rの円の円弧に沿っている。半径Rの円は、点Oを中心とする円である。よって、切り欠き縁107aは、点Oと中心とする円の円周の一部に沿っている。さらに、点Oを中心とする円の半径Rは、第1平面21a−1の幅寸法Lよりも大きい(R>L)。
第1平面21a−1に曲げ部分104aが形成される際には、曲げ部分104aの内側に圧縮応力が掛かる。より具体的には、圧縮応力は、真っ直ぐな第1平面21a−1が曲げられる際に、第1平面21a−1が180°よりも小さく曲がる側に掛かる。なぜなら、第1平面21a−1が縮む側に、第1平面21a−1を圧縮しようとする力が加わるからである。逆に、第1平面21a−1が180°よりも大きく曲がる側には、第1平面21a−1が延びる方向に力が掛かる。
第1平面21a−1は、この曲げる際に圧縮応力が作用する側、ここでは曲げ部分104aにおける自由端111において、第1平面21a−1を切り欠いた切り欠き縁107aを有している。特に、切り欠き縁107aは、第1平面21a−1の幅寸法Lよりも大きい半径Rの円弧に沿っている(R>L)。なお、第1平面21a−1を切り欠いて切り欠き縁107aを形成する工程は、第1平面21a−1を曲げる工程よりも先に行われている。そのため、第1平面21a−1を折り曲げて曲げ部分104aを形成する場合、折り曲げによる圧縮応力を円弧状の切り欠き縁107aによって分散することができる。これにより、ファンモータ台20の強度を向上することができる。また、曲げ部分104aにおいて切り欠かれているため、折り曲げによるシワ、突出の発生を抑制できる。よって、折り曲げによって発生する突起やシワにより金型が損傷するのを抑制し、金型の寿命を長くできる。
なお、円弧の切り欠き縁107aには、多角形形状であり、概ね円弧状である切り欠き縁も含まれる。また、円弧の切り欠き縁107aには、少なくとも一部が円弧状の切り欠き縁を含まれる。例えば、円弧の切り欠き縁107aには、直線と円弧との組み合わせも含まれる。
ここで、切り欠き縁107aの円弧の半径Rは、第1支持部21aの第1平面21a−1の幅寸法Lの1.2倍以上であると好ましい(R≧1.2L)。切り欠き縁107aの円弧の半径Rを大きくすることで、曲げ加工時において、切り欠き縁107aにおける圧縮応力をより分散させることができる。
ここで、切り欠き縁107aの円弧の半径Rは、第1平面21a−1の幅寸法Lの1.5倍以下であると好ましい(R≦1.5L)。切り欠き縁107aの円弧の半径Rを大きくしすぎると、第1平面21a−1が切り欠かれる大きさが大きくなる。よって、第1平面21a−1の強度の低下が問題となる。切り欠き縁107aの円弧の半径Rを第1平面21a−1の幅寸法Lの1.5倍以下とすることで、第1平面21a−1の強度の低下を抑制することができる。
ここで、図7に示すように、切り欠き縁107aの円弧の中心Oは、第1平面21a−1の外に位置していると好ましい。つまり、第1平面21a−1の外に位置する点Oを中心とする円の一部が、切り欠き縁107aを形成している。第1平面21a−1内に点Oが位置する場合よりも、第1平面21a−1外に点Oが位置する場合の方が、曲げ部分104aになだらかな円弧状の切り欠き縁107aが形成される。よって、曲げ加工時において、なだらかな円弧状の切り欠き縁107aによって、圧縮応力をより分散させることができる。
ここで、図7に示すように、切り欠き縁107aと、切り欠き縁107aに対向する第1平面21a−1の辺との間の最短距離Dは、第1平面21a−1の幅寸法Lの1/2〜3/4であると好ましい。これにより、第1平面21a−1の幅をある程度残して強度を高めつつ、曲げ部分104aを形成する際の圧縮応力を分散することができる。
なお、点Oを中心とする円の半径Rとしては、例えば30mmが挙げられる。また、第1平面21a−1の幅寸法Lとしては、例えば20mmが挙げられる。
ここで、切り欠き縁107aは、曲げ部分104aにおいて、第1平面21a−1の自由端111に形成されていると好ましい。自由端111を円弧状に切り欠けばよいので、切り欠く際に邪魔になる部材がなく、切り欠き縁107aを容易に形成できる。
ここで、切り欠き縁107aには、図7に示すように、絞り109が形成されていると好ましい。絞り109は、例えば図7のように第1平面21a−1の底面から、ファンモータ台20の外側に向かって膨らみを有するように形成されている。つまり、絞り109は、第1平面21a−1の底面から右方に突出するように形成されている。特に、図7の例では、絞りは、例えば第1平面21a−1の底面から階段状に盛り上がるように形成されている。なお、絞り109は、第1平面21a−1の底面から、ファンモータ台20の内側に向かって凹むように形成されていてもよい。このとき、絞りは、階段状に盛り下がるように形成されていてもよい。このような絞り109が形成されることで、切り欠き縁107aが平面の場合よりも第1平面21a−1の強度を高めることができる。また、絞り109は、第1平面21a−1の底面から曲面状に盛り上がるように、又は曲面状に盛り下がるように形成されていてもよい。絞り109の第1平面21a−1の底面からの高さHとしては、例えば1〜2mmが挙げられる。
なお、図4、図5に示すように、第1支持部21aの第1平面21a−1は、モータ保持部22の近傍において、曲げ部分104aの下方にさらに曲げ部分104bを含む。曲げ部分104bは、下傾斜部103bと中央部105との境界近傍に形成されている。この曲げ部分104bにも、切り欠き縁107aと同様の切り欠き縁107bが形成されている。さらに、第2支持部21bにも同様に切り欠き縁が形成されている。よって、第1支持部21a及び第2支持部21bには、モータ保持部22の上下4箇所の曲げ部分に切り欠き縁が形成されている。これらの曲げ部分の切り欠き縁によって、上記の通りファンモータ台20の強度を向上することができる。
(c)支持膨出部131
図5、図7に示すように、第1支持部21aの第2平面21a−2には、天板13から底板14に向かって延びる支持膨出部131を有していてもよい。支持膨出部131は、例えば、第2平面21a−2の底面から盛り上がるように膨らんだ部分である。同様に、第2支持部21bの第2平面にも同様に支持膨出部が設けられていてもよい。支持膨出部131によって、支持部21の強度を高めることができる。
(2−2)モータ保持部22
図2、図3、図5に示すように、モータ保持部22は、概ね平板状であり、その平面は前板11の面と概ね平行である。モータ保持部22は、ファンモータ台20の上下方向の概ね中央部105に設けられている。そして、モータ保持部22は、支持部21に挟み込まれるように、支持部21の上下方向の中央部105に設けられている。そして、モータ保持部22は、第1支持部21aの左側と第2支持部21bの右側との間に位置するように、第1支持部21a及び第2支持部21bに接続されている。このとき、第1支持部21aの第2平面21a−2に連続するようにモータ保持部22が接続されている。特に、モータ保持部22は、第1支持部21aの中央部105において、第2平面21a−2と接続されている。同様に、モータ保持部22は、第2支持部21bの中央部105において、第2平面と接続されている。
モータ保持部22は、その平面の中央部にモータ挿入孔22aが設けられている。モータ挿入孔22aは、駆動モータ16に対応した形状を有している。例えば、モータ挿入孔22aは概ね円形状を有している。
(2−3)天板対向部23
図5に示すように、支持部21の上方には、天板対向部23が設けられている。より具体的には、天板対向部23は、第1支持部21aの上端と第2支持部21bの上端とを接続するように、第1支持部21a及び第2支持部21b上に設けられている。
天板対向部23は、天板13と対向する部分である。また、天板対向部23は、ファンモータ台20を構成する部材のうち、最も天板13に近接又は接触する部材の一つである。天板対向部23は概ね平板状である。
天板対向部23は、例えば、支持部21に対して概ね90°で折り曲げられるように形成される。
なお、天板対向部23の平面は、天板膨出部133を有していてもよい。天板膨出部133は、図5に示すように、天板対向部23の底面から盛り上がるように膨らんだ部分である。天板膨出部133は、例えば天板対向部23の概ね全面に亘って形成されている。例えば、天板膨出部133は、第1支持部21a側においては、第1支持部21aの第2平面21a−2の端部上から天板対向部23上に連続して延びるように形成されている。同様に、天板膨出部133は、第2支持部21b側においても、第2支持部21bの端部上から天板対向部23上に連続して延びるように形成されている。天板対向部23のうち、第1支持部21aと第2支持部21bとの間においては、天板膨出部133が連続的に延びるように形成されている。つまり、天板膨出部133は、第1支持部21a側の天板膨出部133から第2支持部21b側の天板膨出部133にかけて延びている。また、天板膨出部133は、天板対向部23上から接触部24上にかけても延びるように形成されている。さらに、天板対向部23の天板膨出部133は、後述の前延長部25の前延長膨出部135と連結されている。このような天板膨出部133によって、天板対向部23の強度を高めることができる。また、天板13に荷重が掛かった場合、天板13はまず天板対向部23の天板膨出部133と接触する。天板膨出部133は天板13からの荷重を分散するため、天板13の変形を抑制することができる。
(2−4)接触部24
接触部24は、室外熱交換器30の上端面及び側面と接触して係止する部材である。
図5に示すように、接触部24の上下方向の位置は、天板対向部23の上下方向の位置よりも低い。つまり、接触部24は、天板対向部23に対して一段低い位置となるように、天板対向部23に接続されている。特に、接触部24は、天板対向部23の背面、つまり室外熱交換器30側において、天板対向部23に接続されている。
天板対向部23は接触部24よりも天板13に近い位置にある。よって、天板13に荷重が掛かった場合、天板対向部23は天板13に加わった荷重を支持する。接触部24の高さは天板対向部23よりも一段低いため、天板対向部23に加わった力が室外熱交換器30に伝わることを抑制できる。
接触部24には、前述の通り、天板膨出部133が天板対向部23から延長して形成されている。これにより、天板対向部23及び接触部24の強度を高めることができる。
(2−5)前延長部25
図5に示すように、前延長部25は、天板対向部23から前方、つまり前板11側に向かって延びる平面である。前延長部25は、第1支持部21aの上端と第2支持部21bの上端との間において、天板対向部23から延びている。
前延長部25は、天板対向部23と同様に天板13と概ね平行に対向する平面である。また、前延長部25は、ファンモータ台20を構成する部材のうち、最も天板13に近接又は接触する部材の一つである。前延長部25は概ね平板状である。前延長部25と天板対向部23とは、概ね同一平面に位置している。
なお、前延長部25の平面は、前延長膨出部135を有していてもよい。前延長膨出部135は、図5に示すように、前延長部25の底面から盛り上がるように膨らんだ部分である。前延長膨出部135は、例えば前延長部25の概ね全面に亘って形成されている。より具体的には、前延長膨出部135は、例えば、前延長部25が延びる方向に沿って長く形成されている。図5の例では、2つの延びる前延長膨出部135が形成されている。前述の通り、前延長部25の前延長膨出部135は、天板対向部23の天板膨出部133と一連となるように接続されている。
(2−6)底板対向部26
図5に示すように、支持部21の下方には、底板対向部26が設けられている。より具体的には、底板対向部26は、第1支持部21aの下端と第2支持部21bの下端とを接続するように、第1支持部21a及び第2支持部21b下方に設けられている。
底板対向部26は、底板14と対向する部分である。また、底板対向部26は、ファンモータ台20を構成する部材のうち、最も底板14に近接又は接触する部材である。
(2−7)ファンモータ台20の一体構造
本実施形態では、ファンモータ台20は、一枚の平板から、支持部21、モータ保持部22、天板対向部23、接触部24、前延長部25及び底板対向部26が一連一体に形成されている。
例えば、ファンモータ台20は、1枚の平板において、第1空間61a、第2空間61b及びモータ挿入孔22a等不要な部分を取り除く。このとき、前延長部25に対応する部分が残るように第1空間61aに対応する部分が取り除かれる。その後、支持部21において切り欠き縁107が形成される。場合によっては、切り欠き縁107に絞り109が形成される。その後、各部材に折り曲げ加工が行われて、図5に示すファンモータ台20が形成される。
ファンモータ台20において上記各部材が一連一体に形成されていると、各部材を互いに接続する工程を省略でき、製造工程を簡略化できる。また、各部材を接続するための部材も省略でき、ファンモータ台20のコストアップを抑制できる。また、各部材の接続による脆弱性も抑制できる。
また、上記実施形態では、膨出部131、133,135が、天板対向部23、接触部24及び前延長部25において一連に接続されて形成されている。よって、天板対向部23、接触部24及び前延長部25の強度を一体として高めることができる。
(3)特徴
以下では、第1支持部21aを中心として説明しているが、第2支持部21bも同様の構成である。
(3−1)
ファンモータ台20は、モータ保持部22と、支持部21と、を備える。モータ保持部22は、ファン15の駆動モータ16を支持する。支持部21は、モータ保持部22に接続されて、冷凍装置ユニットの底板14から天板13に向かって延びる。また、支持部21は、平板状の第1平面21a−1を有する。第1平面21a−1は、モータ保持部22の近傍において、その表面に直交する方向視において曲げられた曲げ部分104aを含む。曲げ部分104aは、曲げる際に圧縮応力が作用する側が予め切り欠かれた切り欠き縁107aを有している。切り欠き縁107aは、第1平面21a−1の幅寸法Lよりも大きい半径Rの円弧に沿っている。
上記のファンモータ台20は、例えば給湯器及び空調室外機などの冷凍装置ユニットに設けられている。ファンモータ台20には、冷凍装置ユニットの内部から外部に向かって空気流を生成するファン15が取り付けられる。ファンモータ台20は、モータ保持部22と、モータ保持部22に接続された支持部21とを有する。モータ保持部22は、ファン15の駆動モータ16を保持する部分であり、例えば支持部21の上下方向の中央部105に設けられている。支持部21は、モータ保持部22から底板14及び天板13に向かって延びている。支持部21は第1平面21a−1を有している。この第1平面21a−1は、第1平面21a−1の表面に直交する方向から見た場合に、つまりファンモータ台20の側面視において、曲げ部分104aを有している。
第1平面21a−1に曲げ部分104aが形成される際には、曲げ部分104aの内側に圧縮応力が掛かる。より具体的には、圧縮応力は、真っ直ぐな第1平面21a−1が曲げられる際に、第1平面21a−1が180°よりも小さく曲がる側に掛かる。なぜなら、第1平面21a−1が縮む側に、第1平面21a−1を圧縮しようとする力が加わるからである。逆に、第1平面21a−1が180°よりも大きく曲がる側には、第1平面21a−1が延びる方向に力が掛かる。
第1平面21a−1は、この曲げる際に圧縮応力が作用する側において、第1平面21a−1を切り欠いた切り欠き縁107aを有している。特に、切り欠き縁107aは、第1平面21a−1の幅寸法Lよりも大きい半径Rの円弧に沿っている(切り欠き縁107aの円弧の半径R>第1平面21a−1の幅寸法L)。なお、第1平面21a−1を切り欠いて切り欠き縁107aを形成する工程は、第1平面21a−1を曲げる工程よりも先に行われている。そのため、第1平面21a−1を曲げて曲げ部分104aを形成する場合、圧縮応力を円弧状の切り欠き縁107aによって分散することができる。これにより、ファンモータ台20の強度を向上することができる。また、曲げ部分104aにおいて切り欠かれているため、折り曲げによるシワ、突出の発生を抑制できる。よって、折り曲げによって発生する突起やシワにより金型が損傷するのを抑制し、金型の寿命を長くできる。
なお、円弧の切り欠き縁107aには、多角形形状であり、概ね円弧状である切り欠き縁107aも含まれる。また、円弧の切り欠き縁107aには、少なくとも一部が円弧状の切り欠き縁107aを含まれる。例えば、円弧の切り欠き縁107aには、直線と円弧との組み合わせも含まれる。
(3−2)
ファンモータ台20において、切り欠き縁107aの円弧の半径Rは、第1平面21a−1の幅寸法Lの1.2倍以上である。
切り欠き縁107aの円弧の半径Rを大きくすることで、曲げ加工時において、切り欠き縁107aにおける圧縮応力をより分散させることができる。
(3−3)
ファンモータ台20において、切り欠き縁107aの円弧の半径Rは、第1平面21a−1の幅寸法Lの1.5倍以下である。
切り欠き縁107aの円弧の半径Rを大きくしすぎると、第1平面21a−1が切り欠かれる大きさが大きくなる。よって、第1平面21a−1の強度の低下が問題となる。切り欠き縁107aの円弧の半径Rを第1平面21a−1の幅寸法Lの1.5倍以下とすることで、第1平面21a−1の強度の低下を抑制することができる。
(3−4)
ファンモータ台20において、切り欠き縁107aの円弧の中心は、第1平面21a−1の外に位置する。つまり、第1平面21a−1の外に位置する点Oを中心とする円の一部が、切り欠き縁107aを形成している。第1平面21a−1内に中心が位置する場合よりも、第1平面21a−1外に中心が位置する場合の方が、曲げ部分104aになだらかな円弧状の切り欠き縁107aが形成される。よって、曲げ加工時において、なだらかな円弧状の切り欠き縁107aによって、圧縮応力をより分散させることができる。
(3−5)
ファンモータ台20において、切り欠き縁107aと、切り欠き縁107aに対向する第1平面21a−1の辺との間の最短距離Dは、第1平面21a−1の幅寸法Lの1/2〜3/4である。
これにより、第1平面21a−1の幅をある程度残して強度を高めつつ、曲げ部分104aを形成する際の圧縮応力を分散することができる。
(3−6)
ファンモータ台20において、支持部21は、モータ保持部22の両側において底板14から天板13に向かって延びる第1支持部21a及び第2支持部21bを含む。曲げ部分104aは、第1支持部21a及び第2支持部21bにおいて、モータ保持部22の上下に設けられている。
上記構成において、モータ保持部22は、その両側をそれぞれ第1支持部21a及び第2支持部21bにより支持されている。第1支持部21a及び第2支持部21bは、モータ保持部22の近傍の上下において、曲げ部分104aを有している。つまり、第1支持部21a及び第2支持部21bは、モータ保持部22の近傍にいてモータ保持部22が突出するように曲げられている。ファン15は、突出したモータ保持部22に取り付けられる。よって、ファン翼15aと、第1支持部21a及び第2支持部21bとの接触を回避することができる。そして、ファン翼15aを背面側に延ばして送風性能を向上することができる。
(3−7)
ファンモータ台20において、支持部21は、モータ保持部22に接続される第2平面21a−2をさらに有する。第1平面21a−1と第2平面21a−2とがL字状をなしており、第1平面21a−1の第2平面21a−2と対向する辺は自由端である。ここで、切り欠き縁107aは、第1平面21a−1の自由端111に形成されている。
上記構成において、第1平面21a−1の切り欠き縁107aは、L字状の支持部21の自由端111に形成されている。自由端111を円弧状に切り欠けばよいので、切り欠く際に邪魔になる部材がなく、切り欠き縁107aを容易に形成できる。
(3−8)
でファンモータ台20において、切り欠き縁107aには絞り109が形成されている。例えば、切り欠き縁107aには、第1平面21a−1の底面から膨らみを有するように絞り109が形成されている。絞り109は、例えば第1平面21a−1の底面から階段状に盛り上がるように、又は階段状に盛り下がるように形成されている。絞り109が形成されることで、切り欠き縁107aが平面の場合よりも第1平面21a−1の強度を高めることができる。また、絞り109は、第1平面21a−1の底面から曲面状に盛り上がるように、又は曲面状に盛り下がるように形成されていてもよい。
(4)変形例
(4−1)変形例1A
上記実施形態では、モータ保持部22近傍の曲げ部分104に、切り欠き縁107が形成されている。しかし、切り欠き縁107は、圧縮応力が掛かる他の部分に形成されてもよい。例えば、第1支持部21aが、上記実施形態で示した曲げ部分104a、104b以外に曲げ部分を有するとする。この別途の曲げ部分は、曲げ部分104a、104bと同様に、第1支持部21aの側面視において、第1平面21a−1が180°よりも小さく曲がる側に位置する。この別途の曲げ部分においても、切り欠き縁が形成されてもよい。この切り欠き縁により、曲げ加工時のファンモータ台の強度を向上することができる。
(4−2)変形例1B
上記実施形態のファンモータ台20では、支持部21、モータ保持部22、天板対向部23、接触部24、前延長部25及び底板対向部26が一体に形成されている。しかし、一連の支持部21において曲げ加工の際の圧縮応力を切り欠き縁107により分散出来ればよく、前述の全ての部材が一体に形成されている必要はない。よって、各部材は別体で形成され、それぞれが組み合わされてもよい。例えば、天板対向部23、接触部24、前延長部25及び底板対向部26は、支持部21と別体として形成され、支持部21に取り付けられてもよい。
ただし、ファンモータ台20において上記各部材が一体に形成されていると、製造工程を簡略化でき、コストアップを抑制でき、各部材の接続による脆弱性も抑制できる。
(4−3)変形例1C
上記実施形態では、支持部21、天板対向部23、接触部24及び前延長部25に、膨出部131、133、135が設けられている。しかし、膨出部131、133、135は必須の構成要素ではない。ただし、ファンモータ台20の強度を向上し、天板13の変形の変形を抑制するためには、膨出部131、133、135が設けられているのが好ましい。
なお、上記形態では、膨出部131、133、135は、各平面から盛り上がるように形成されている。しかし、膨出部131、133、135とは異なり、各平面に対して盛り下がるような凹部が形成されていてもよい。
(4−4)変形例1D
上記実施形態では、支持部21の上部には、天板対向部23及び接触部24が設けられている。そして、接触部24は、天板対向部23に対して一段低い位置となるように、天板対向部23に接続されている。よって、天板対向部23と接触部24とは段差を有している。しかし、天板対向部23と接触部24とは同じ高さに形成されていてもよい。
以上の通り、本発明によれば強度を向上可能なファンモータ台を提供することができるので、ファンを支持するためのファンモータ台を有するあらゆる冷凍装置ユニットに本発明を適用可能である。
11 前板
13 天板
14 底板
15 ファン
15a ファン翼
16 駆動モータ
20 ファンモータ台
21 支持部
21a 第1支持部
21b 第2支持部
21a−1 第1平面
21a−2 第2平面
22 モータ保持部
23 天板対向部
24 接触部
25 前延長部
26 底板対向部
30 室外熱交換器
100 室外ユニット(冷凍装置ユニット)
101a 上端部
101b 下端部
103a 上傾斜部
103b 下傾斜部
104a 曲げ部分
105 中央部
107a 切り欠き縁
109 絞り
111 自由端
特開2012−13390号公報

Claims (8)

  1. ファン(15)の駆動モータ(16)を支持するモータ保持部(22)と、
    前記モータ保持部に接続されて、冷凍装置ユニット(100)の底板(14)から天板(13)に向かって延び、平板状の第1平面(21a−1)を有する支持部(21)と、
    を備え、
    前記第1平面は、前記モータ保持部の近傍において、その表面に直交する方向視において曲げられた曲げ部分(104a)を含み、前記曲げ部分は、曲げる際に圧縮応力が作用する側が予め切り欠かれた切り欠き縁(107a)を有しており、
    前記切り欠き縁は、前記第1平面の幅寸法Lよりも大きい半径Rの円弧に沿っている、
    ファンモータ台(20)。
  2. 前記切り欠き縁の円弧の半径Rは、前記第1平面の幅寸法Lの1.2倍以上である、請求項1に記載のファンモータ台。
  3. 前記切り欠き縁の円弧の半径Rは、前記第1平面の幅寸法Lの1.5倍以下である、請求項2に記載のファンモータ台。
  4. 前記切り欠き縁の円弧の中心は、前記第1平面の外に位置する、請求項1に記載のファンモータ台。
  5. 前記切り欠き縁と、前記切り欠き縁に対向する第1平面の辺との間の最短距離(D)は、前記第1平面の幅寸法Lの1/2〜3/4である、請求項1に記載のファンモータ台。
  6. 前記支持部は、前記モータ保持部の両側において前記底板から前記天板に向かって延びる第1支持部(21a)及び第2支持部(21b)を含み、
    前記曲げ部分は、前記第1支持部及び前記第2支持部において、前記モータ保持部の上下に設けられている、請求項1に記載のファンモータ台。
  7. 前記支持部は、前記モータ保持部に接続される第2平面(21a−2)をさらに有し、
    前記第1平面と前記第2平面とがL字状をなしており、前記第1平面の前記第2平面と対向する辺は自由端であり、
    前記切り欠き縁は、前記第1平面の自由端(111)に形成されている、請求項1に記載のファンモータ台。
  8. 前記切り欠き縁には絞り(109)が形成されている、請求項1に記載のファンモータ台。
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