JP6102863B2 - 羽根部品 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係る水平羽根10を有する空気調和装置の斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る水平羽根10の平面図である。本発明の一実施形態である羽根部品としての水平羽根10が採用される空気調和装置の室内機100は、図1に示すように、室内の壁面に取り付けられる壁掛け型の室内機であって、冷房機能や暖房機能を有している。室内機100は、筐体としてのケーシング110を備える。ケーシング110には、室内空気をケーシング110内部に取り込むための吸込口111と、ケーシング110内部に取り込んだ空気を室内に吹き出すための吹出口112とが形成されている。また、ケーシング110の内部には熱交換器及びファン等が収納されており、ファンが駆動することによって吸込口111から吸い込まれた室内空気が熱交換器を通過して吹出口112から吹き出される。室内空気は、熱交換器を通過する際に熱交換されて、冷気又は暖気となり、室内へと戻る。
(2−1)水平羽根10
図3は、図2のIII-IIIで切断した水平羽根10の断面図である。図4は、図2のIV-IVで切断した水平羽根10の断面図である。図5は、図2のV-Vで切断した水平羽根10の断面図である。
本体20は、一方(図3及び図4における上方)が開口した箱状の部材であって、開口に対向して位置する長方形状の本体側基部21と、本体側基部21の外周縁から立設する本体側外周壁22とを有する。本体側基部21において、長手方向に直交する方向である短手方向の両端部のうちの一方の端部には、回動軸120を支持する軸受け部23が複数(ここでは、3つ)設けられている。また、本体側基部21において軸受け部23の設けられている面とは反対側の面が、運転停止時にユーザーから視認される水平羽根10の外面を構成する。なお、本実施形態の軸受け部23は、本体側基部21の長手方向の両端部である左右端部よりも中央側に設けられている。このため、水平羽根10の回動軸120は、水平羽根10の後側端部10bにおいて角部よりも中央側に配置されているといえる。
図6は、蓋30の側面図である。図7は、通風経路付近を拡大した水平羽根10の平面図である。
(3−1)
本実施形態の水平羽根10では、本体側外周壁22の内側に右側縁部36が配置されている。そして、右側縁部36に形成された連通口36a、及び、本体側外周壁22の面22fと右側縁部36の面36fとの間に設けられた隙間Sより成る連通経路を介して、水平羽根10の中空部60の内部空間と外部空間とが連通する。このため、外観上視認し難い連通経路を形成することができている。
本実施形態では、右側縁部36には、本体側外周壁22の面22fと右側縁部36の面36fとの間に隙間Sを形成するためのリブ39が設けられている。このため、リブ3939が設けられていない場合と比較して、隙間Sが形成されないおそれを低減することができる。これにより、本体20と蓋30との接合位置にバラツキがあった場合でも、本体側外周壁22の面22fと右側縁部36の面36fとの間の隙間Sを確保することができるため、連通経路を形成することができる。
本実施形態では、水平羽根10は、水平方向に沿って延びるような形状に形成されている。このため、本体側基部21及び蓋側基部33もまた、水平方向に沿って延びるように形成されているといえる。また、空気調和装置の運転時には、水平羽根10は、水平羽根10の前側端部10aが後側端部10bよりも室内機100の正面側に位置するように配置される姿勢を採る。そして、冷房時には、後側端部10bよりも前側端部10aに低温の冷気が接触するため、後側端部10bに結露が生じやすくなる。すなわち、前側端部10aは後側端部10bよりも結露が発生し難い箇所といえる。本実施形態では、連通経路が水平羽根10の前側端部10a近傍に配置されているため、連通経路が結露の発生し難い箇所にあるといえる。また、空気調和装置の運転停止時には、水平羽根10は、前側端部10aが後側端部10bよりも室内機100の上側に位置するように配置される姿勢を採る。このため、冷房運転の停止時に水平羽根10に結露が発生していたとしても、結露が連通経路に流れ難くなる。このように、本実施形態では、結露により連通経路が塞がれるおそれを低減することができている。
(4−1)変形例A
上記実施形態では、右側縁部36の連通口36a近傍に隙間形成部としてのリブ39が設けられている。しかしながら、本体側外周壁22の面22fと右側縁部36の面36fとの間に隙間Sが形成されれば、リブ39等の隙間形成部が設けられていなくてもよい。また、連通口が、右側縁部36以外の外周縁部35,37,38に設けられていてもよい。
上記実施形態では、右側縁部36の連通口36a近傍に隙間形成部としてのリブ39が設けられている。
上記実施形態では、壁掛け型の室内機100に用いられる水平羽根10について説明しているが、本発明の羽根部品は、これに限定されない。すなわち、空気調和装置の有する中空構造の羽根部品であればよく、例えば、天井設置型の室内機に用いられる水平羽根や室外機に用いられるプロペラファンであってもよい。
10a 前側端部
10b 後側端部
20 本体
21 本体側基部
22 本体側外周壁
30 蓋
33 蓋側基部
36 右側縁部(蓋側外周壁)
36a 連通口
39 リブ(隙間形成部)
S 隙間
Claims (6)
- 空気調和装置の有する羽根部品であって、
本体側外周壁(22)を有しており、上方に開口する本体(20)と、
蓋側外周壁(36)を有しており、前記開口を覆うように位置することで前記本体と共同して中空空間を形成する蓋(30)と、
を備え、
前記蓋側外周壁は、前記本体側外周壁の内側に配置されており、
前記蓋側外周壁には連通口(36a)が形成されており、
前記本体側外周壁と前記蓋側外周壁との間には、隙間(S)が設けられており、
前記中空空間と外部空間とは、前記連通口及び前記隙間を含む連通経路を介して連通する、
羽根部品(10)。 - 前記本体側外周壁及び/又は前記蓋側外周壁は、前記隙間を形成するための隙間形成部(25,39,125,139)を有する、
請求項1に記載の羽根部品。 - 前記本体は、水平方向に沿って延びるように形成されており前記開口に対向して位置する本体側基部(21)、を有し、
前記蓋は、水平方向に沿って延びるように形成されており、前記本体側基部に対向して位置する蓋側基部(33)、を有し、
前記連通口及び前記隙間は、後側端部(10b)よりも前記空気調和装置の正面側に位置する前側端部(10a)近傍に配置されている、
請求項1又は2に記載の羽根部品。 - 前記隙間形成部は、前記蓋側外周壁から前記本体側外周壁に向かって突出しているリブ(39)又は前記本体側外周壁から前記蓋側外周壁に向かって突出するリブ(25)である、
請求項2に記載の羽根部品。 - 前記隙間形成部は、前記蓋側外周壁の凹部(139)又は前記本体側外周壁の凹部(125)である、
請求項2に記載の羽根部品。 - 前記連通口は、前記隙間に直結している、
請求項1から5のいずれか一項に記載の羽根部品。
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