JP2016088288A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】トレッドの接地による陸部の圧縮変形により当接した突出部が両側の陸部を確実に支え、陸部の変形を抑えてウエットグリップ性能を維持しながら転がり抵抗を低減することができる空気入りタイヤを供する。【解決手段】トレッド1に複数本の溝条により区画されて複数の陸部5が形成された空気入りタイヤにおいて、溝条2,3を挟んで隣合う陸部5の互いに対向する側面の双方から互いの方向に向けて突出して突出部6,6が陸部5の踏面5fより深い位置に形成され、相対する突出部6,6の互いに近接して対向する端面6s,6sが、ともに摩擦抵抗の大きい粗面に形成される空気入りタイヤ。【選択図】図1

Description

本発明は、トレッドに複数本の溝条が形成された空気入りタイヤに関し、特にトレッド構造に関する。
トレッドに複数本の溝条により区画されて複数の陸部が形成された空気入りタイヤは、濡れた路面でも溝条により排水を促して摩擦力(ウエットグリップ性能)を確保するようにしている。
しかし、溝条により区画された陸部が接地することにより、陸部の剛性が維持できずに大きな圧縮変形および倒れ込みがあると、偏摩耗が生じやすく、変形で発生するヒステリシスロスによる損失エネルギが大きくなり転がり抵抗が増加することになる。
そこで、陸部の側面から他方の陸部に向けて突出部を突出させて、陸部が接地したとき、陸部の圧縮変形により突出部が他方の陸部に当接して、当接する突出部が両側の陸部を支えることで、陸部の剛性を維持して変形を抑制するようにした例が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2011−245996号公報 特開2012−11799号公報
特許文献1には、トレッド周方向に延びる周方向溝を挟む両側壁の双方に溝内に延びる突出部が設けられ、対向する突出部は接地時に当接するトレッド構造が開示されている。
また、特許文献2には、トレッド幅方向に延びる幅方向溝の周方向溝との連通部位の一方の壁面に他方の壁面に向かって突出する突起(突出部)が設けられている。
特許文献1においては、接地した陸部が圧縮変形して相対する突出部が互いに近づき端面どうしが当接したとき、均等に力が加わるとは限らないので、端面の当接面が互いに滑ることがあり、端面が摺接すると突出部による両側の陸部を支える力が弱くなり、陸部の変形を抑制して支えることが難しくなり、偏摩耗や転がり抵抗の増加を抑えることが困難になることがある。
また、陸部の変形や突出部の摺接による変形が溝条の排水性を妨げてウエットグリップ性能を低下させることがある。
特許文献2においては、接地した陸部が圧縮変形して突起(突出部)が他方の壁面に当接したとき、特許文献1と同様に、当接面が互いに滑ることがあり、摺接すると突起による両側の陸部を支える力が弱くなり、結局偏摩耗や転がり抵抗の増加を抑えることが難しくなることがある。
また、突起は一方の壁面から他方の壁面近くまで延びているので、突起自体の剛性も劣り、突起による両側の陸部を支える力がより弱くなり、陸部の変形が排水性を妨げてウエットグリップ性能を低下させることがある。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、トレッドの接地による陸部の圧縮変形により当接した突出部が両側の陸部を確実に支え、陸部の変形を抑えてウエットグリップ性能を維持しながら転がり抵抗を低減することができる空気入りタイヤを供する点にある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、
トレッドに複数本の溝条により区画されて複数の陸部が形成された空気入りタイヤにおいて、
前記溝条を挟んで隣合う前記陸部の互いに対向する側面の双方から互いの方向に向けて突出して突出部が前記陸部の踏面より深い位置に形成され、
相対する前記突出部の互いに近接して対向する端面が、ともに摩擦抵抗の大きい粗面に形成されることを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項2記載の発明は、
トレッドに複数本の溝条により区画されて複数の陸部が形成された空気入りタイヤにおいて、
前記溝条を挟んで隣合う前記陸部の互いに対向する側面のうち一方の側面から他方の側面に向けて突出して突出部が前記陸部の踏面より深い位置に形成され、
互いに近接する前記突出部の端面と同端面が対向する前記側面の対向面が、ともに摩擦抵抗の大きい粗面に形成されることを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項3記載の発明は、
請求項1または請求項2記載の空気入りタイヤにおいて、
前記粗面は、平面上に先細に突出した突起が多数形成されたものであることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、
請求項3記載の空気入りタイヤにおいて、
前記突起の先細となった先端の角度は、90度前後であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、
請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の空気入りタイヤにおいて、
前記溝条がトレッド周方向に延設される周方向溝であり、
前記周方向溝に突出して前記突出部が形成されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、
請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の空気入りタイヤにおいて、
前記溝条がトレッド幅方向に延設される幅方向溝であり、
前記幅方向溝に突出して前記突出部が形成されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、
請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の空気入りタイヤにおいて、
前記溝条がトレッド周方向に延設される周方向溝およびトレッド幅方向に延設される幅方向溝であり、
前記周方向溝および前記幅方向溝に突出して前記突出部が形成されることを特徴とする。
請求項1記載の空気入りタイヤによれば、トレッドに複数本の溝条により複数の陸部が区画されて形成される空気入りタイヤにおいて、溝条を挟んで隣合う陸部の互いに対向する側面の双方から互いの方向に向けて突出部が突出されるので、陸部が接地することで圧縮変形すると、隣合う陸部の互いに対向する側面の双方から互いの方向に向けて突出した突出部が互いに近づき、近接して対向していた端面どうしが当接する。
互いに当接する端面は、双方とも摩擦抵抗の大きい粗面が形成されているので、当接により互いに係合して滑りが抑制されるため、当接する突出部が一体となって両側の陸部を確実に支えることができ、よって、陸部の圧縮変形が抑制され、かつ陸部の倒れ込みが防止され、陸部の剛性が維持されることにより、偏摩耗が抑制されるとともに、変形で発生するヒステリシスロスによる損失エネルギを小さく抑えて転がり抵抗を低減することができる。
なお、突出部が陸部の踏面より深い位置に形成され、かつ陸部の変形や突出部の摺接による変形が抑制されるので、溝条の排水性は確保され、ウエットグリップ性能を維持することができる。
請求項2記載の空気入りタイヤによれば、トレッドに複数本の溝条により区画されて複数の陸部が形成された空気入りタイヤにおいて、溝条を挟んで隣合う陸部の互いに対向する側面のうち一方の側面から他方の側面に向けて突出して突出部が形成されるので、陸部が接地することで圧縮変形すると、隣合う陸部の互いに対向する側面のうち一方の側面から他方の側面に向けて突出した突出部が互いに近接していた他方の側面の対向面に近づき当接する。
互いに当接する突出部の端面と同端面が対向する側面の対向面は、双方とも摩擦抵抗の大きい粗面が形成されているので、当接により互いに係合して滑りが抑制されるため、当接する突出部が両側の陸部を確実に支えることができ、よって、陸部の圧縮変形が抑制され、かつ陸部の倒れ込みが防止され、陸部の剛性が維持されることにより、偏摩耗が抑制されるとともに、変形で発生するヒステリシスロスによる損失エネルギを小さく抑えて転がり抵抗を低減することができる。
なお、突出部が陸部の踏面より深い位置に形成され、かつ陸部の変形や突出部の摺接による変形が抑制されるので、溝条の排水性は確保され、ウエットグリップ性能を維持することができる。
請求項3記載の空気入りタイヤによれば、平面上に先細に突出した突起が多数形成された粗面どうしが当接すると、突起により形成された凹凸が互いに係合して摩擦抵抗を大きくして滑りをできるだけ抑えることで、当接する突出部が両側の陸部を確実に支えることができ、変形による偏摩耗を抑制し、転がり抵抗を低減することができる。
請求項4記載の空気入りタイヤによれば、前記突起の先細となった先端の角度は、90度前後であるので、突起により形成された凹凸が互いにしっかりと係合して滑りを確実に抑えることで、当接する突出部が両側の陸部を確固として支えることができ、変形による偏摩耗をより一層抑制し、転がり抵抗を益々低減することができる。
請求項5記載の空気入りタイヤによれば、周方向溝に突出して突出部が形成されるので、特にコーナリング時において陸部の倒れ込みが抑えられ、偏摩耗を抑制し、転がり抵抗を低減することができる。
請求項6記載の空気入りタイヤによれば、幅方向溝に突出して突出部が形成されるので、特に加減速時において陸部の倒れ込みが抑えられ、偏摩耗を抑制し、転がり抵抗を低減することができる。
請求項7記載の空気入りタイヤによれば、周方向溝および幅方向溝に突出して突出部が形成されるので、コーナリング時および加減速時のいずれの時も、陸部の倒れ込みが抑えられ、偏摩耗を抑制し、転がり抵抗を低減することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る実施例1の空気入りタイヤのトレッドの部分平面図である。 同トレッドの部分拡大斜視図である。 同トレッドの陸部から突出する突出部の端面の部分拡大斜視図である。 同トレッドの陸部に荷重が加わった時の変形状態を示す部分拡大斜視図である。 実施例2の空気入りタイヤのトレッドの平面図である。 同トレッドの部分拡大斜視図である。 実施例3の空気入りタイヤのトレッドの平面図である。 同トレッドの部分拡大斜視図である。 実施例4の空気入りタイヤのトレッドの平面図である。 同トレッドの部分拡大斜視図である。 実施例5の空気入りタイヤのトレッドの平面図である。 同トレッドの部分拡大斜視図である。 第2の実施形態に係る実施例6の空気入りタイヤのトレッドの平面図である。 同トレッドの部分拡大斜視図である。 実施例7の空気入りタイヤのトレッドの平面図である。 同トレッドの部分拡大斜視図である。 実施例8の空気入りタイヤのトレッドの平面図である。 同トレッドの部分拡大斜視図である。 実施例9の空気入りタイヤのトレッドの平面図である。 同トレッドの部分拡大斜視図である。 実施例10の空気入りタイヤのトレッドの平面図である。 同トレッドの部分拡大斜視図である。
以下、本発明に係る第1の実施形態について図1ないし図12に示す。
本第1の実施形態は、空気入りタイヤのトレッドにおいてトレッド周方向に延設された周方向溝に突出部を設けたもので、その1つの実施例1について、図1ないし図4に基づいて説明する。
実施例1の空気入りタイヤのトレッド1は、トレッド周方向に延設された周方向溝2が4本等間隔に形成されるとともに、幅方向で両外側の外側周方向溝2,2の間でトレッド幅方向に延設された幅方向溝3が多数本、全周に亘って等間隔に形成されているトレッドパターンを構成している。
周方向溝2は、4本とも同じ溝幅Dwを有し、幅方向溝3も、全て同じ溝幅Dcを有している(図1参照)。
周方向溝2と幅方向溝3は、ともに同じ深さに溝底1bを有する溝条である。
トレッド1は、4本の周方向溝2と多数本の幅方向溝3によって区画されて、多数の陸部5が形成されている。
陸部5には、外側周方向溝2,2の内側に多数形成される直方体状の内側陸部5Iと、外側周方向溝2,2の外側に環状に連続して形成される外側陸部5S,5Sとがある。
内側陸部5Iは、タイヤ径方向の溝底1bからの厚さT(溝の深さに相当),トレッド周方向の幅長C,トレッド幅方向の幅長Wの直方体をなしている(図2参照)。
本実施例1では、周方向溝2を挟んで隣合う陸部5,5の互いに対向する側面の双方から互いの方向に向けて突出して突出部6,6が形成されている。
幅方向に突出する突出部6は、溝底1bより高く、陸部5の踏面(外表面)5fより低い位置に、四角柱状に突出して形成される。
相対する突出部6,6は、互いに近接するまで同じ突出量wだけ突出して対称に形成される。
図2を参照して、突出部6は、タイヤ径方向の厚さt,トレッド周方向の幅長c,トレッド幅方向の突出量wの四角柱状をなして、周方向溝2の中間の深さ位置に突出している。
すなわち、突出部6の上面(外表面)は、周方向溝2においてタイヤ径方向の陸部5の外表面である踏面5fより間隔d1だけ深い位置にあり、かつ突出部6の下面(内表面)は、周方向溝2の溝底1bから間隔d2だけ高い深さ位置にある。
また、内側陸部5Iの突出部6が突出する突出側面のタイヤ周方向両端から距離eだけ内側に入った位置に突出部6の側面がある。
このように突出部6は、陸部5から周方向溝2に四角柱状に突出して形成されている。
そして、周方向溝2を挟んで隣合う陸部5,5の互いに対向する側面から突出する突出部6,6の互いに近接して対向する端面6s,6sが、ともに摩擦抵抗の大きい粗面に形成されている。
本実施例1では、突出部6の端面6sは、図3に拡大して示したように、四角錐状の細かい突起7が縦横に配列されて粗面を形成している。
この突起7は、四角錐の高さhで、四角錐の相対する三角形の側面どうしが形成する角度θをもって突起7の先細となった先端の角度を代表することとすると、本実施例1の突起7の高さhは、2.0mmで、先端の角度θは、約90度である。
なお、突出部6の端面に、かかる粗面を形成するには、予め粗面を形成した帯状部材を作っておき、これを突出部6の端面に貼付するなどの方法により製造することができる。
本実施例1のトレッド1は、以上のような構造をしており、陸部5が接地して踏面5fに荷重Fが加わったときの状態を、図4に模式的に示す。
陸部5は、踏面5fに荷重Fを受けて圧縮変形する。
陸部5の4つの側面は中央部が膨出し、周方向溝2を挟んで隣合う陸部5,5の互いに対向する側面に突出形成された突出部6,6は、互いに近づき、突出部6,6の互いに対向する端面6s,6sが当接する。
互いに当接する端面6s,6sは、四角錐状の細かい突起7が縦横に配列された粗面に形成されているので、突起7により形成される凹凸が互いに係合して滑りが抑制されるため、互いに当接した突出部6,6が一体となって両側の陸部5,5を確固として支えることができる。
よって、陸部5の圧縮変形が抑制され、かつ陸部5の倒れ込みが防止されて、陸部5の剛性が維持されることにより、偏摩耗が抑制されるとともに、変形で発生するヒステリシスロスによる損失エネルギを小さく抑えて転がり抵抗を低減することができる。
特にコーナリング時において陸部の倒れ込みが抑えられ、偏摩耗を抑制し、転がり抵抗を低減することができる。
また、突出部6は、周方向溝2の中間の深さ位置にあり、図4に示されるように、陸部5が接地し、突出部6,6が互いに当接し一体となったとき、周方向溝2の当接した突出部6,6の上下に排水を可能とする空間が形成される。
そして、陸部5が周方向溝2に倒れ込んで排水を妨げることもなく、さらに、互いに当接する突出部6,6の端面6s,6sは突起7により形成される凹凸が互いに係合して滑りが防止されるので、端面6s,6sが互いに滑って上下に突出することにより突出部6,6の上下にできる空間が妨げられて排水性が損なわれることが防止でき、周方向溝2の排水性は確保され、ウエットグリップ性能を向上することができる。
本実施例1のトレッド構造を有する空気入りタイヤについて、転がり抵抗性能とウエットグリップ性能の試験結果を、従来例1,2と比較した評価結果として表1に示す。
表1には、各仕様も掲載する。
Figure 2016088288
本実施例1の空気入りタイヤは、タイヤサイズが、315/70R22.5であり、トレッドには、溝幅Dwが10mmの周方向溝2がトレッド幅方向に4本トレッド周方向に延設され、溝幅Dcが10mmの幅方向溝3がトレッド周方向に多数本トレッド幅方向に延設されて、この周方向溝2と幅方向溝3とにより多数の陸部5が形成されるトレッドパターンが構成されている。
陸部5は、タイヤ径方向の厚さTが20mm,トレッド周方向の幅長Cが60mm,トレッド幅方向の幅長Wが35mmの直方体をなしている。
従来例1と従来例2の空気入りタイヤも、実施例1と同じタイヤサイズで、トレッドには、同じトレッドパターンが構成されている。
そして、従来例1には陸部に突出部が形成されておらず、従来例2には陸部に実施例1と同じ突出部が形成されている。
実施例1の突出部6は、タイヤ径方向の厚さtが14mm,トレッド周方向の幅長cが50mm,トレッド幅方向の突出量wが4.8mmであり、踏面5fと突出部6の上面との間隔d1が3mm,溝底1bと突出部6の下面との間隔d2が3mm,内側陸部5Iの突出部6が突出する突出側面のトレッド周方向両端から突出部6の側面までの距離eが5mmである。
従来例2の空気入りタイヤは、これと同じ突出部が、周方向溝を挟んで隣合う陸部の互いに対向する側面の双方から互いの方向に向けて突出して形成されている。
しかし、実施例1の突出部6の端面6sには四角錐状の細かい突起7が縦横に配列された粗面が形成されているのに対して、従来例2の突出部の端面は単なる平面で粗面が形成されていない。
以上の実施例1と従来例1,2の空気入りタイヤについて、転がり抵抗性能とウエットグリップ性能の性能試験を行った評価結果が、表1に示されている。
転がり抵抗試験は、国際標準規格ISO28580に準拠したフォース法により転がり抵抗を測定している。
表1に示す転がり抵抗係数RRCの評価結果は、測定された転がり抵抗の測定値を荷重で除した転がり抵抗係数RRCについて、その逆数を用いて、従来例1を100とする指数で示している。
この指数値が大きい程、転がり抵抗が小さいことを意味する。
ウエットグリップ試験は、国際標準規格ISO15222に準拠した実車法によりウエットグリップを測定している。
表1に示すウエットグリップ指数の評価結果は、測定されたウエットグリップの測定値について、従来例1を100とする指数で示している。
この指数値が大きい程、ウエットグリップ性能が優れていることを意味する。
表1に示されるように、突出部なしの従来例1に比べて、突出部を有するが端面が粗面でない従来例2の方が、転がり抵抗係数RRCが127,ウエットグリップ指数が106といずれも優れている。
これに対して、突出部6の端面6sが粗面をなす本実施例1は、転がり抵抗係数RRCが133,ウエットグリップ指数が110とあるように、従来例2よりもさらに転がり抵抗性能およびウエットグリップ性能がともに向上している。
次に、トレッドの周方向溝に突出部を設けた第1の実施形態における別の実施例2,3,4,5について、以下に説明する。
実施例2,3,4,5は、実施例1と同様のトレッドパターンを有し、周方向溝2,幅方向溝3,陸部5は実施例1と同じで同じ符号を用いる。
まず、実施例2のトレッド11は、図5および図6に示されるように、実施例1の突出部6を周方向に3分割した突出部16,16,16が陸部5の側面から周方向溝2に突出している。
突出部16,16の互いに近接して対向する端面16s,16sに、ともに摩擦抵抗の大きい粗面が形成されている。
陸部5が接地すると、対向する端面16s,16sが当接して粗面どうしが係合して互いに滑ることなく一体となって陸部5を支え、陸部5の剛性が確保され、転がり抵抗性能およびウエットグリップ性能が向上する。
本実施例2も、陸部5から突出する3つの突出部16,16,16の互いの間に空間を有するので、実施例1より排水性が良く、特にウエットグリップ性能が向上している。
実施例3のトレッド21は、図7および図8に示されるように、周方向溝2を挟んで隣合う陸部5,5の互いに対向する側面の一方からは2つの幅狭突出部26,26が突出し、他方からは1つの幅広突出部27が突出して、2つの幅狭突出部26,26と1つの幅広突出部27の互いに近接して対向する端面26s,26sと端面27sとにそれぞれ摩擦抵抗の大きい粗面が形成されている。
陸部5が接地すると、3組の対向する端面26s,26sと端面27sとが当接して粗面どうしが係合して互いに滑ることなく一体となって陸部5を支え、陸部5の剛性が確保され、転がり抵抗性能およびウエットグリップ性能が向上する。
本実施例3も、2つの幅狭突出部26,26の間に空間を有し、実施例1より排水性がさらに良く、特にウエットグリップ性能が向上している。
実施例4のトレッド31は、図9および図10に示されるように、周方向溝2を挟んで隣合う陸部5,5の互いに対向する側面のうち一方の側面から他方の側面に向けて突出して突出部36が形成されている。
互いに近接する突出部36の端面36sと同端面36sが対向する側面の対向面5sが、ともに摩擦抵抗の大きい粗面に形成されている。
陸部5が接地すると、突出部36の端面26sと同端面46sが対向する側面の対向面5sとが当接して粗面どうしが係合して互いに滑ることなく一体となって陸部5を支え、陸部5の剛性が確保され、転がり抵抗性能およびウエットグリップ性能が向上する。
実施例5のトレッド41は、図11および図12に示されるように、周方向溝2を挟んで隣合う陸部5,5の互いに対向する側面のうち一方の側面から他方の側面に向けて2つの幅狭突出部46,46が突出し、他方の側面から一方の側面に向けて1つの幅狭突出部47が前記2つの幅狭突出部46,46の間に突出している。
互いに近接する幅狭突出部46の端面46sと同端面46sが対向する側面の対向面5sが、ともに摩擦抵抗の大きい粗面に形成されている。
陸部5が接地すると、3組の幅狭突出部46の端面46sと同端面46sが対向する側面の対向面5sが当接して粗面どうしが係合して互いに滑ることなく一体となって陸部5を支え、陸部5の剛性が確保され、転がり抵抗性能およびウエットグリップ性能が向上する。
次に、空気入りタイヤのトレッドにおいてトレッド幅方向に延設された幅方向溝に突出部を設けた第2の実施形態に係る実施例6,7,8,9,10について図13ないし図22に示し、それぞれ説明する。
なお、実施例6,7,8,9,10は、前記実施例1と同様のトレッドパターンを有し、周方向溝2,幅方向溝3,陸部5は実施例1と同じで同じ符号を用いる。
まず、実施例6のトレッド51は、図13および図14に示されるように、幅方向溝3を挟んで隣合う内側陸部5I,5Iの互いに対向する側面の双方から互いの方向に向けて突出して突出部56,56が形成されている。
周方向に突出する突出部56は、溝底1bより高く、陸部5の踏面(外表面)5fより低い位置に、四角柱状に突出して形成される。
相対する突出部56,56は、互いに近接するまで同じ突出量cだけ突出して対称に形成される。
図14を参照して、突出部56は、タイヤ径方向の厚さt,トレッド幅方向の幅長w,トレッド周方向の突出量cの四角柱状をなして、幅方向溝3の中間の深さ位置に突出している。
すなわち、突出部56の上面(外表面)は、幅方向溝3のタイヤ径方向の陸部5の踏面5fより間隔d1だけ深い位置にあり、かつ突出部56の下面(内表面)は、幅方向溝3の溝底1bから間隔d2だけ高い深さ位置にある。
また、内側陸部5Iの突出部56が突出する突出側面のタイヤ幅方向両端から距離eだけ内側に入った位置に突出部56の側面がある。
このように、突出部56は、陸部5から幅方向溝3に四角柱状に突出して形成されている。
そして、幅方向溝3を挟んで隣合う陸部5,5の互いに対向する側面から突出する突出部56,56の互いに近接して対向する端面56s,56sが、ともに摩擦抵抗の大きい粗面に形成されている。
本実施例6では、突出部56の端面56sは、前記実施例1の突出部6の端面6sと同じく、図3に示されるように、四角錐状の細かい突起7が縦横に配列されて粗面を形成している。
したがって、陸部5が接地して踏面5fに荷重Fが加わると、陸部5は、圧縮変形して、幅方向溝3を挟んで隣合う陸部5,5の互いに対向する側面に突出形成された突出部56,56が互いに近づき、突出部56,56の互いに対向する端面56s,56sの粗面どうしが当接し、突起により形成される凹凸が互いに係合して滑りが抑制され、互いに当接した突出部56,56が一体となって両側の陸部5,5を確固として支えることができる。
よって、陸部5の圧縮変形が抑制され、かつ陸部5の倒れ込みが防止されて、陸部5の剛性が維持されることにより、偏摩耗が抑制されるとともに、変形で発生するヒステリシスロスによる損失エネルギを小さく抑えて転がり抵抗を低減することができる。
特に加減速時において陸部5の倒れ込みが抑えられ、偏摩耗を抑制し、転がり抵抗を低減することができる。
また、幅方向溝3に突出した突出部56,56の上下に排水を可能とする空間が形成されるとともに、周方向溝2には突出部がないので、排水性が良好であり、ウエットグリップ性能を向上することができる。
本実施例6のトレッド構造を有する空気入りタイヤについて、転がり抵抗性能とウエットグリップ性能の試験結果を、従来例3,4と比較した評価結果として表2に示す。
表2には、各仕様も掲載する。
Figure 2016088288
本実施例6の空気入りタイヤは、前記実施例1と同じく、タイヤサイズが、315/70R22.5であり、同じ大きさのトレッドパターンが構成されている。
従来例3と従来例4の空気入りタイヤも、実施例6と同じタイヤサイズで、トレッドには、同じトレッドパターンが構成されている。
そして、従来例3には陸部に突出部が形成されておらず、従来例4には陸部に実施例6と同じ突出部が形成されている。
実施例6の突出部56は、タイヤ径方向の厚さtが14mm,トレッド周方向の幅長wが25mm,トレッド幅方向の突出量cが4.8mmであり、踏面5fと突出部56の上面との間隔d1が3mm,溝底1bと突出部6の下面との間隔d2が3mm,内側陸部5Iの突出部56が突出する突出側面のトレッド幅方向両端から突出部56までの距離eが5mmである。
従来例4の空気入りタイヤは、これと同じ突出部が、幅方向溝を挟んで隣合う陸部の互いに対向する側面の双方から互いの方向に向けて突出して形成されている。
しかし、実施例6の突出部56の端面56sには四角錐状の細かい突起7が縦横に配列された粗面が形成されているのに対して、従来例4の突出部の端面は単なる平面で粗面が形成されていない。
以上の実施例6と従来例3,4の空気入りタイヤについて、転がり抵抗性能とウエットグリップ性能の前記した性能試験を行った評価結果が、表2に示されている。
表2に示されるように、突出部なしの従来例3に比べて、突出部を有するが端面が粗面でない従来例4の方が、転がり抵抗係数RRCが120,ウエットグリップ指数が107といずれも優れている。
これに対して、突出部56の端面56sが粗面をなす本実施例6は、転がり抵抗係数RRCが130,ウエットグリップ指数が114とあるように、従来例4よりもさらに転がり抵抗性能およびウエットグリップ性能がともに向上している。
次に、トレッドの幅方向溝に突出部を設けた第2の実施形態における実施例7のトレッド61は、図15および図16に示されるように、実施例6の突出部56を幅方向に3分割した突出部66,66,66が陸部5の側面から幅方向溝3に突出している。
互いに近接して対向する突出部66,66の端面66s,66sに、ともに摩擦抵抗の大きい粗面が形成されている。
陸部5が接地すると、3組の対向する端面66s,66sが当接して粗面どうしが係合して互いに滑ることなく一体となって陸部5を支え、陸部5の剛性が確保され、転がり抵抗性能およびウエットグリップ性能が向上する。
本実施例7は、陸部5から突出する3つの突出部66,66,66の互いの間に空間を有するので、実施例6より排水性が良く、特にウエットグリップ性能が向上している。
実施例8のトレッド71は、は、図17および図18に示されるように、幅方向溝3を挟んで隣合う陸部5,5の互いに対向する側面の一方からは2つの幅狭突出部76,76が突出し、他方からは1つの幅広突出部77が突出して、2つの幅狭突出部76,76と1つの幅広突出部77の互いに近接して対向する端面76s,76sと端面77sにそれぞれ摩擦抵抗の大きい粗面が形成されている。
陸部5が接地すると、対向する端面76s,76sと端面77sとが当接して粗面どうしが係合して互いに滑ることなく一体となって陸部5を支え、陸部5の剛性が確保され、転がり抵抗性能およびウエットグリップ性能が向上する。
本実施例8も、2つの幅狭突出部76,76の間に空間を有し、実施例6より排水性がさらに良く、特にウエットグリップ性能が向上している。
実施例9のトレッド81は、図19および図20に示されるように、幅方向溝3を挟んで隣合う陸部5,5の互いに対向する側面のうち一方の側面から他方の側面に向けて突出して突出部86が形成されている。
互いに近接する突出部86の端面86sと同端面86sが対向する側面の対向面5sが、ともに摩擦抵抗の大きい粗面に形成されている。
陸部5が接地すると、突出部86の端面86sと同端面86sが対向する側面の対向面5sとが当接して粗面どうしが係合して互いに滑ることなく一体となって陸部5を支え、陸部5の剛性が確保され、転がり抵抗性能およびウエットグリップ性能が向上する。
実施例10のトレッド91は、図21および図22に示されるように、幅方向溝3を挟んで隣合う陸部5,5の互いに対向する側面のうち一方の側面から他方の側面に向けて2つの幅狭突出部96,96が突出し、他方の側面から一方の側面に向けて1つの幅狭突出部97が前記2つの幅狭突出部96,96の間に突出している。
互いに近接する幅狭突出部96の端面96sと同端面96sが対向する側面の対向面5sが、ともに摩擦抵抗の大きい粗面に形成されている。
陸部5が接地すると、3組の幅狭突出部96の端面96sと同端面96sが対向する側面の対向面5sが当接して粗面どうしが係合して互いに滑ることなく一体となって陸部5を支え、陸部5の剛性が確保され、転がり抵抗性能およびウエットグリップ性能が向上する。
以上のように、第1の実施形態では、周方向溝2に突出部が突出する実施例1,2,3,4,5を示し、第2の実施形態では、幅方向溝3に突出部が突出する実施例6,7,8,9,10を示したが、周方向溝2と幅方向溝3の双方に突出部が突出するようにしてもよく、コーナリング時および加減速時のいずれの時でも、特に陸部の倒れ込みが抑えられ、偏摩耗を抑制し、転がり抵抗を低減することができる。
また、第1の実施形態において、複数本の周方向溝2のうちいずれかの周方向溝2には突出部を設けない構造としてもよく、第2の実施形態においても、複数本の幅方向溝3のうちいずれかの幅方向溝3には突出部を設けない構造としてもよい。
周方向溝2と幅方向溝3の双方に突出部が突出する場合でも、周方向溝2および幅方向溝3のいずれかには突出部を設けない構造としてもよい。
以上、本発明に係る各実施形態の空気入りタイヤのトレッド構造につき説明したが、本発明の態様は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲で、多様な態様で実施されるものを含むものである。
例えば、突出部の端面の粗面は、四角錐状の細かい突起が配列されるものに限らず、表面粗さが大きく互いに当接した場合に大きい摩擦抵抗が生じればよく、表面が細かい凹凸形状をなしていても互いに係合して摩擦抵抗が大きくなるものであればよい。
また、周方向溝がタイヤ赤道方向と平行で、幅方向溝がタイヤ赤道方向と直角である必要はなく、タイヤ赤道方向と斜めに角度をもっていてもよい。
1…トレッド、2…周方向溝、3…幅方向溝、4…、5…陸部、5s…対向面、6…突出部、6s…端面、7…突起、
11…トレッド、16…突出部、16s…端面、
21…トレッド、26…幅狭突出部、26s…端面、27…幅広突出部、27s…端面、
31…トレッド、36…突出部、36s…端面、
41…トレッド、46…幅狭突出部、46s…端面、47…幅狭突出部、47s…端面、
51…トレッド、56…突出部、56s…端面、
61…トレッド、66…突出部、66s…端面、
71…トレッド、76…幅狭突出部、76s…端面、77…幅広突出部、77s…端面、
81…トレッド、86…突出部、86s…端面、
91…トレッド、96…幅狭突出部、96s…端面、97…幅狭突出部。

Claims (7)

  1. トレッドに複数本の溝条により区画されて複数の陸部が形成された空気入りタイヤにおいて、
    前記溝条を挟んで隣合う前記陸部の互いに対向する側面の双方から互いの方向に向けて突出して突出部が前記陸部の踏面より深い位置に形成され、
    相対する前記突出部の互いに近接して対向する端面が、ともに摩擦抵抗の大きい粗面に形成されることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. トレッドに複数本の溝条により区画されて複数の陸部が形成された空気入りタイヤにおいて、
    前記溝条を挟んで隣合う前記陸部の互いに対向する側面のうち一方の側面から他方の側面に向けて突出して突出部が前記陸部の踏面より深い位置に形成され、
    互いに近接する前記突出部の端面と同端面が対向する前記側面の対向面が、ともに摩擦抵抗の大きい粗面に形成されることを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. 前記粗面は、平面上に先細に突出した突起が多数形成されたものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記突起の先細となった先端の角度は、90度前後であることを特徴とする請求項3記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記溝条がトレッド周方向に延設される周方向溝であり、
    前記周方向溝に突出して前記突出部が形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記溝条がトレッド幅方向に延設される幅方向溝であり、
    前記幅方向溝に突出して前記突出部が形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記溝条がトレッド周方向に延設される周方向溝およびトレッド幅方向に延設される幅方向溝であり、
    前記周方向溝および前記幅方向溝に突出して前記突出部が形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の空気入りタイヤ。
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