JP2016087777A5 - - Google Patents
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Description
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、工作機械の構造体に要温度調整媒体を供給するとともに前記構造体から前記要温度調整媒体を回収する媒体供給回収手段と、前記要温度調整媒体の温度を調整する温度調整手段とを備えた工作機械における温度調整システムの制御方法であって、前記要温度調整媒体に温度変化をもたらす機械動作の停止後に、前記構造体において、前記要温度調整媒体の温度変化に寄与し、且つ、前記要温度調整媒体の温度変化により変形する第1箇所の近傍の温度である構造体温度を測定するとともに、前記工作機械において、前記要温度調整媒体の温度変化に関わらず、且つ、前記要温度調整媒体の温度変化による変形もない第2箇所の温度である基準温度を測定し、前記構造体温度と前記基準温度とから温度変化値を求める第1工程と、前記温度変化値をもとに、前記第1箇所の推定温度を求める第2工程と、前記推定温度にもとづき前記温度調整手段と前記媒体供給回収手段との少なくとも何れか一方の動作を通常運転の第1状態から前記第1状態よりも消費電力の小さい第2状態へ切り替える、若しくは、前記温度調整手段と前記媒体供給回収手段との少なくとも何れか一方の動作を停止させるか否かを判定する第3工程とを実行することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2工程において、前記推定温度と前記第1箇所の温度変化との時間応答が等しくなるように予め求めた係数、及び前記温度変化値を用い、前記推定温度を求めることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記第3工程において、前記推定温度と所定の推定温度閾値とを比較し、その比較結果に応じて前記温度調整手段と前記媒体供給回収手段との少なくとも何れか一方の動作を前記第1状態から前記第2状態へ切り替える、若しくは、前記温度調整手段と前記媒体供給回収手段との少なくとも何れか一方の動作を停止させるか否かを判定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記推定温度閾値は、前記第1箇所の熱変位若しくは前記温度調整手段及び前記媒体供給回収手段の動作停止後における前記第1箇所の温度変化との関数であり、許容する熱変位若しくは温度変化に応じて決定されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の発明において、前記要温度調整媒体に温度変化をもたらす機械動作の前に、前記構造体温度及び前記基準温度を測定し、前記構造体温度と前記基準温度とから温度変化値を求め、前記温度変化値をもとに前記第1箇所の推定温度を求めるとともに、前記推定温度の変化率を求め、前記推定温度の変化率と所定の変化率閾値とを比較し、その比較結果に応じて前記推定温度閾値を更新する前工程を実行することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記変化率閾値は、前記工作機械が設置される環境温度との関数であり、前記前工程において、前記環境温度を測定するとともに、当該環境温度に応じて前記変化率閾値を決定することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れかに記載の発明において、前記構造体が、所定の軸回りで回転する回転体及び前記回転体を軸支する軸受を含んだ回転部と、前記回転部を支持する支持部とを有する回転装置であり、前記媒体供給回収手段にて前記支持部又は前記回転部に設けられた媒体用流路から前記要温度調整媒体を回収し、前記温度調整手段にて前記要温度調整媒体の温度を調整した後、再び前記媒体供給回収手段にて前記媒体用流路へ供給する工作機械における温度調整システムの制御方法であって、前記第1箇所が前記回転部である一方、前記第2箇所が前記回転装置以外の箇所であり、前記第1工程において、前記支持部側の温度若しくは前記媒体用流路内の前記要温度調整媒体の温度を前記構造体温度として測定することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜6の何れかに記載の発明において、前記構造体が、工作機械の加工空間内に設置されるテーブルであり、前記媒体供給回収手段にて前記加工空間から前記要温度調整媒体を回収し、前記温度調整手段にて前記要温度調整媒体の温度を調整した後、再び前記媒体供給回収手段にて前記加工空間へ供給する工作機械における温度調整システムの制御方法であって、前記第1箇所が前記テーブルの一部である一方、前記第2箇所が前記加工空間外の箇所であることを特徴とする。
なお、請求項1や請求項3における「温度調整手段と媒体供給回収手段との少なくとも何れか一方の動作を停止する」とは、媒体供給手段による要温度調整媒体の供給を停止するのみならず、温度調整手段において要温度調整媒体の温度の調整を停止する、温度調整手段や媒体供給回収手段の電源を遮断する等を含む。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2工程において、前記推定温度と前記第1箇所の温度変化との時間応答が等しくなるように予め求めた係数、及び前記温度変化値を用い、前記推定温度を求めることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記第3工程において、前記推定温度と所定の推定温度閾値とを比較し、その比較結果に応じて前記温度調整手段と前記媒体供給回収手段との少なくとも何れか一方の動作を前記第1状態から前記第2状態へ切り替える、若しくは、前記温度調整手段と前記媒体供給回収手段との少なくとも何れか一方の動作を停止させるか否かを判定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記推定温度閾値は、前記第1箇所の熱変位若しくは前記温度調整手段及び前記媒体供給回収手段の動作停止後における前記第1箇所の温度変化との関数であり、許容する熱変位若しくは温度変化に応じて決定されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の発明において、前記要温度調整媒体に温度変化をもたらす機械動作の前に、前記構造体温度及び前記基準温度を測定し、前記構造体温度と前記基準温度とから温度変化値を求め、前記温度変化値をもとに前記第1箇所の推定温度を求めるとともに、前記推定温度の変化率を求め、前記推定温度の変化率と所定の変化率閾値とを比較し、その比較結果に応じて前記推定温度閾値を更新する前工程を実行することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記変化率閾値は、前記工作機械が設置される環境温度との関数であり、前記前工程において、前記環境温度を測定するとともに、当該環境温度に応じて前記変化率閾値を決定することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れかに記載の発明において、前記構造体が、所定の軸回りで回転する回転体及び前記回転体を軸支する軸受を含んだ回転部と、前記回転部を支持する支持部とを有する回転装置であり、前記媒体供給回収手段にて前記支持部又は前記回転部に設けられた媒体用流路から前記要温度調整媒体を回収し、前記温度調整手段にて前記要温度調整媒体の温度を調整した後、再び前記媒体供給回収手段にて前記媒体用流路へ供給する工作機械における温度調整システムの制御方法であって、前記第1箇所が前記回転部である一方、前記第2箇所が前記回転装置以外の箇所であり、前記第1工程において、前記支持部側の温度若しくは前記媒体用流路内の前記要温度調整媒体の温度を前記構造体温度として測定することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜6の何れかに記載の発明において、前記構造体が、工作機械の加工空間内に設置されるテーブルであり、前記媒体供給回収手段にて前記加工空間から前記要温度調整媒体を回収し、前記温度調整手段にて前記要温度調整媒体の温度を調整した後、再び前記媒体供給回収手段にて前記加工空間へ供給する工作機械における温度調整システムの制御方法であって、前記第1箇所が前記テーブルの一部である一方、前記第2箇所が前記加工空間外の箇所であることを特徴とする。
なお、請求項1や請求項3における「温度調整手段と媒体供給回収手段との少なくとも何れか一方の動作を停止する」とは、媒体供給手段による要温度調整媒体の供給を停止するのみならず、温度調整手段において要温度調整媒体の温度の調整を停止する、温度調整手段や媒体供給回収手段の電源を遮断する等を含む。
(第2実施形態)
次に、工作機械10のテーブル11を冷却対象とした冷却システムについて、図7をもとに説明する。図7は、工作機械10及び冷却システムのブロック構成図である。なお、工作機械10の全体的な構成は、第1実施形態の工作機械10と略同じであり、その詳細な説明は省略する。そして、図7中において、第1実施形態の構成要素と同じ構成要素については、同一の符号を付している。
次に、工作機械10のテーブル11を冷却対象とした冷却システムについて、図7をもとに説明する。図7は、工作機械10及び冷却システムのブロック構成図である。なお、工作機械10の全体的な構成は、第1実施形態の工作機械10と略同じであり、その詳細な説明は省略する。そして、図7中において、第1実施形態の構成要素と同じ構成要素については、同一の符号を付している。
次に、図10に示すフローチャート図に沿ってテーブル11を冷却する冷却システムの制御方法を説明すると、冷却システムの起動に伴い、基準温度やテーブル温度の温度情報の測定及び記録を開始し(S21)、推定温度yk及び推定温度ykの変化率dyk/dtの計算を開始する(S22)。その後、冷却装置38の運転を開始させ(S23)、機械動作を行っているかを判定し(S24)、機械動作が停止している(S24でNOと判断する)と、冷却システムを起動後における温度シフトのキャンセルに係る演算をしたか否かを判断する(S25)。そして、温度シフトのキャンセルに係る演算をしていない(S25でNOと判断した)場合、上述したように環境温度にもとづいて変化率閾値を決定する(S26)とともに、変化率dyk/dtと変化率閾値とを比較する(S27)。この比較の結果、変化率dyk/dtが変化率閾値未満である(S27でYESと判断する)と、上述したように現在の推定温度ykを温度シフト量とする(S28)とともに、該温度シフト量を予め設定した推定温度閾値に加算して、推定温度閾値を最新のものに更新する(S29)。その後、機械動作が開始される(S24でYESと判断する)と、機械動作が停止される(S24でNOと判断される)まで冷却装置38を通常運転となる冷却能力の高い第1状態で作動させる。また、機械動作が停止される(すなわち、要温度調整媒体に温度変化をもたらす機械動作が停止される)と、S29で算出した最新の推定温度閾値を認識し(S30)、推定温度ykと推定温度閾値とを比較する(S31)。そして、推定温度ykが推定温度閾値未満になる(S31でYESと判断する)と、冷却装置38による冷却用媒体の加工空間への供給を停止させる、若しくは、冷却装置38を第1状態よりも消費電力が小さい第2状態(冷凍機やポンプの出力を下げる等した冷却能力の低い状態)で作動させるといったように、冷却装置38の動作を切り替えた(S32)後、続行するか否かの判断(S33)で終了となる。なお、S21で開始される基準温度やテーブル温度の温度情報の測定や、S22で開始される推定温度yk及び推定温度ykの変化率dyk/dtの計算は、冷却システムの起動後、常時行われている。
Claims (1)
- 前記推定温度閾値は、前記第1箇所の熱変位若しくは前記温度調整手段及び前記媒体供給回収手段の動作停止後における前記第1箇所の温度変化との関数であり、許容する熱変位若しくは温度変化に応じて決定されることを特徴とする請求項3に記載の工作機械における温度調整システムの制御方法。
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JP3792266B2 (ja) * | 1994-06-16 | 2006-07-05 | 森精機興産株式会社 | 工作機械の熱変位補正方法及びその装置 |
JP3136472B2 (ja) * | 1996-06-17 | 2001-02-19 | オークマ株式会社 | 工作機械の熱変位補正量算出方法 |
JP3805932B2 (ja) * | 1999-08-31 | 2006-08-09 | オークマ株式会社 | 工作機械の熱変位推定方法 |
JP4626000B2 (ja) * | 1999-12-14 | 2011-02-02 | ダイキン工業株式会社 | 液体冷却装置の温度制御装置 |
ATE445479T1 (de) * | 2001-04-25 | 2009-10-15 | Tornos Sa Fabrique De Machine | Optimierungsverfahren zum betrieb einer werkzeugmaschine durch einstellung der temperatur |
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JP4658531B2 (ja) * | 2004-07-02 | 2011-03-23 | オークマ株式会社 | 工作機械の熱変位推定方法 |
JP4859497B2 (ja) * | 2006-03-22 | 2012-01-25 | 大阪機工株式会社 | 工作機械の主軸冷却装置 |
JP4264847B1 (ja) * | 2008-07-17 | 2009-05-20 | 株式会社ニイガタマシンテクノ | 工作機械の冷却システム |
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