JP2016087563A - 箱状体の洗浄装置及び洗浄方法 - Google Patents

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学 鈴木
厚 平田
Atsushi Hirata
厚 平田
和雄 安部
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和雄 安部
昌敏 安部
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昌敏 安部
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清美 鈴木
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Abstract

【課題】人手によらず、高い清浄度及び均一な清浄度に洗浄することができる箱状体の洗浄装置及び洗浄方法を提供する。【解決手段】本発明の洗浄装置40によれば、ローラコンベア44による箱状体10の搬送を、洗浄室42のチャンバー内の定位置で停止させ、箱状体10の位置決めを実行した後、ロールブラシ46、48を昇降動作させることにより、箱状体10の正面10A及び背面10Cの洗浄を同時に実行する。次に、ローラコンベア44によって箱状体10を搬出方向に搬送しながら、ロールブラシ46によって箱状体の上面10Bの洗浄を実行し、ロールブラシ50によって箱状体10の両側面10Dの洗浄を同時に実行し、ロールブラシ52によって箱状体10の底面10Eの洗浄を同時に実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、箱状体の洗浄装置及び洗浄方法に関する。
液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等のFPD(Flat Panel Display)に用いられるガラス板の収納ボックスが特許文献1に開示されている。この収納ボックスによってガラス板は、ガラス板の主表面の清浄度が維持された状態で収納され、例えばガラス板製造工場からディスプレイ製造工場に輸送される。
特許文献1の収納ボックス(ガラス基板搬送用ボックス)は、軽量化及びクッション性を向上させるために、ポリオレフィン系樹脂発泡体からなる単一発泡成形体で構成される。また、特許文献1の収納ボックスは、一方に開口部が備えられ、他方に底部が備えられた本体部及び蓋体を備える。本体部の対向する一対の内面には、ガラス板の周縁部が挿入される溝が形成され、この溝によって、ガラス板は縦姿勢又は横姿勢でかつ互いに接触しないように平行に保持される。また、蓋体にも溝を形成してもよいことが特許文献1に開示されている。
収納ボックスは、ディスプレイ製造工場からガラス板製造工場に返却されると、ガラス板製造工場にて洗浄され、収納ボックスの外面に付着された塵埃等の異物が除去される。収納ボックスの外面の従来の洗浄は、作業者による手作業にて行われていた。なお、本願明細書では、収納ボックスを構成する本体部及び蓋体を箱状体と称することにする。
特許第2552625号公報
前述の如く、箱状体の従来の洗浄方法は、人手によるものなので、時間及び手間がかかるという問題があった。また、手作業による洗浄方法なので、洗浄後の清浄度にばらつきもあった。さらに、FPD等の電子デバイス用の部材は高い洗浄度が要求されるが、箱状体の清浄度のばらつきによって、箱状体に付着していた異物が、電子デバイス用の部材に付着するおそれもあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、人手によらず、高い清浄度及び均一な清浄度に洗浄することができる箱状体の洗浄装置及び洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、前記目的を達成するために、有底の本体部及び蓋体で構成された箱状体の外面を洗浄する箱状体の洗浄装置において、前記箱状体の洗浄室と、前記箱状体を前記洗浄室の室内に搬入し、室内から搬出する搬送手段と、前記洗浄室の室内に設置され、前記箱状体の外面の全面を洗浄する複数本のロールブラシと、前記搬送手段、及び前記複数本のロールブラシの各々の動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする箱状体の洗浄装置を提供する。
本発明の一態様によれば、まず、箱状体を搬送手段によって洗浄室の室内に搬入する。次に、前記室内において、複数本のロールブラシの動作を制御手段が制御して、箱状体の外面の全面を、前記複数本のロールブラシによって洗浄する。これにより、箱状体の外面を人手によらず、高い清浄度及び均一な清浄度に洗浄することができる。外面の洗浄が終了すると、搬送手段によって箱状体を前記室内から搬出する。
本発明の箱状体の洗浄装置の一態様は、前記箱状体は直方体であり、前記複数本のロールブラシは、前記箱状体の搬送方向の前面に位置する箱状体の正面及び箱状体の上面を洗浄する第1のロールブラシと、前記箱状体の搬送方向の後面に位置する箱状体の背面を洗浄する第2のロールブラシと、前記箱状体の両側面を洗浄する一対の第3のロールブラシと、前記箱状体の底面を洗浄する第4のロールブラシと、を有することが好ましい。
本発明の箱状体の洗浄装置の一態様は、記制御手段は、前記搬送手段による箱状体の搬送を前記洗浄室の室内で停止させ、前記第1のロールブラシ及び前記第2のロールブラシを昇降動作させることにより、前記箱状体の正面及び背面の洗浄を実行し、次いで、前記搬送手段によって前記箱状体を搬出方向に搬送させながら、前記第1のロールブラシによって前記箱状体の上面の洗浄を実行し、前記第3のロールブラシによって前記箱状体の両側面の洗浄を実行し、前記第4のロールブラシによって前記箱状体の底面の洗浄を実行することが好ましい。
本発明の一態様は、前記目的を達成するために、有底の本体部及び蓋体で構成された箱状体の洗浄室と、前記箱状体を前記洗浄室の室内に搬入し、室内から搬出する搬送手段と、前記洗浄室の室内に設置され、前記箱状体の外面の全面を洗浄する第1、第2、第3、及び第4のロールブラシと、を備え、前記搬送手段による前記箱状体の搬送を前記洗浄室の室内で停止させ、前記第1のロールブラシ及び前記第2のロールブラシを昇降動作させることにより、箱状体の正面及び背面を洗浄し、前記搬送手段によって前記箱状体を搬出方向に搬送させながら、前記第1のロールブラシによって前記箱状体の上面を洗浄し、前記第3のロールブラシによって前記箱状体の両側面を洗浄し、前記第4のロールブラシによって前記箱状体の底面を洗浄することを特徴とする箱状体の洗浄方法を提供する。
本発明の一態様によれば、箱状体の外面を洗浄するに際し、制御手段は以下の制御を実行する。まず、搬送手段による箱状体の搬送を洗浄室の室内の所定の位置で停止させる。次に、第1のロールブラシ及び第2のロールブラシを昇降動作させることにより、箱状体の正面及び背面の洗浄を同時に実行する。次に、搬送手段によって箱状体を搬出方向に搬送させながら、第1のロールブラシによって箱状体の上面の洗浄を実行し、第3のロールブラシによって箱状体の両側面の洗浄を同時に実行し、第4のロールブラシによって箱状体の底面の洗浄を同時に実行する。これにより、箱状体の外面の全面を効率よく洗浄することができる。
なお、箱状体は、洗浄室の室内に搬入されて停止されると、箱状体のサイズに応じた位置に、位置決め手段によって位置決めされることが好ましい。また、サイズに応じた箱状体の外面に対する複数本のロールブラシの当接位置を、制御手段の記憶部に予め記憶させておき、洗浄対象の箱状体に応じて複数本のロールブラシの当接位置を、制御手段が制御して洗浄することが好ましい。これにより、箱状体のサイズ変更に対応することができる。
本発明の一態様は、前記洗浄室の室内において、前記箱状体の外面に向けて気体を噴射する気体噴射手段と、前記室内の気体を吸引して塵埃を除去する除塵手段と、を備えることが好ましい。
本発明の一態様によれば、複数本のロールブラシによる洗浄作用と、気体噴射手段から外面に向けて噴射される気体による洗浄作用とによって、外面の洗浄力を高めることができる。また、外面から剥離されて飛散した塵埃等の異物は、除塵手段によって吸引されて室内から除去されるので、異物が外面に再付着することを防止できる。更に、前記気体の一部はロールブラシにも噴射されるので、ロールブラシを洗浄することもできる。
本発明の一態様は、前記洗浄室の室内において、前記箱状体の外面の静電気を除去する静電気除去手段を備えることが好ましい。
本発明の一態様によれば、静電気除去手段から放出される除電に必要なイオンによって、箱状体の外面に静電気によって付着されている異物を確実に除去できる。また、除去した異物は除電されているので、その異物が箱状体の外面に再付着することを防止できる。
本発明の一態様は、前記洗浄室の出口側において、前記箱状体の外面に向けて気体を噴射するエアーシャワー室を備えることが好ましい。
本発明の一態様によれば、洗浄室にて洗浄終了した箱状体を、エアーシャワー室に搬入し、エアーシャワー室にてその外面をエアー洗浄する。これにより、外面の清浄度をより一層高めることができる。このように外面が洗浄された板状体は、その後、箱状体の内面が洗浄されたのち、クリーンルームにて板状物が収納される。この際、箱状体の外面は、清浄度が高められているので、クリーンルームの清浄度に影響を与えない。
以上説明したように本発明の箱状体の洗浄装置及び洗浄方法によれば、人手によらず、高い清浄度及び均一な清浄度に洗浄することができる。
実施形態の箱状体及び複数枚のガラス板を示した斜視図 実施形態の洗浄装置及び箱状体を示した斜視図 実施形態の洗浄装置の構成を示したブロック図 実施形態の洗浄装置の動作を説明したフローチャート 実施形態の洗浄装置の動作を説明したフローチャート 実施形態の洗浄装置の動作を説明したフローチャート 図4のS110に対応した洗浄装置の動作を示した説明図 図4のS170に対応した洗浄装置の動作を示した説明図 図4のS230に対応した洗浄装置の動作を示した説明図 図5のS250からS260に対応した洗浄装置の動作を示した説明図 図5のS330からS380に対応した洗浄装置の動作を示した説明図 図5のS400に対応した洗浄装置の動作を示した説明図フローチャートに対応した洗浄装置の動作を示した説明図
以下、添付図面に従って本発明に係る箱状体の洗浄装置及び洗浄方法の好ましい実施形態について説明する。
以下の実施形態では、箱状体として、複数枚のガラス板を収納する収納ボックスを例示するが、樹脂製又は金属製の板状体を収納する収納ボックスであっても、本発明の箱状体の洗浄装置を適用できる。
〔箱状体10の構成〕
図1は、実施形態の箱状体10及び複数枚のガラス板12を示した斜視図である。
箱状体10は、有底の本体部14及び蓋体16から構成され、形状は直方体である。この箱状体10に、例えば1辺が300mm〜1000mmの矩形状であって、厚さが0.3mm〜0.5mmのガラス板12が複数枚収納される。
本体部14は、高さより幅が長い横長の箱状体であり、かつ上部にガラス板12を出し入れするための開口部18が備えられ、開口部18に対向した位置には矩形状の底部20が備えられている。なお、実施形態の本体部14は、横長の箱状体であるが、これに限定されず、幅の長さより高い縦長の箱状体であってもよい。
また、本体部14の対向する一対の内面22、22には、ガラス板12の両側の短辺の縦縁部12A、12Aが挿入される複数の溝24が、内面22の幅方向に所定の間隔をもって形成される。また、底部20の内底面20Aには、ガラス板12の長辺の下縁部12Bが挿入される複数の溝26が前記所定の間隔をもって形成される。なお、本体部14の対向する他の一対の内面28、28は、ガラス板12の主表面と対向する内面であるため、溝は形成されておらず、平坦な面である。
溝24、26の断面形状及び深さは、溝24、26に挿入されたガラス板12の縦縁部12A、下縁部12Bを保持可能な形状、及び深さに設定されている。また、溝24、26の間隔は、溝24、26に挿入保持された隣接するガラス板12同士が接触しない間隔に設定されている。
蓋体16も同様に横長の箱状体であり、かつ本体部14の開口部18に対向する開口部30が備えられ、開口部30に対向した位置には天部(底部)32が備えられている。この蓋体16の対向する一対の内面34、34にも、溝24と同様の溝36が形成されている。また、他の対向する一対の内面38、38には、内面28、28と同様に溝は備えられていない。なお、蓋体16は、図1に示した形態に限定されるものではなく、本体部14の開口部18を閉塞できる形態であれば如何なる形態であってもよい。なお、本体部14及び蓋体16の材質は、一例としてポリプロピレンである。
〔洗浄装置40の構成〕
図2は、実施形態の洗浄装置40及び洗浄前の箱状体10を示した斜視図である。また、図3は、洗浄装置40の構成を示したブロック図である。なお、図2に示した箱状体10は、図1の箱状体10の簡略図であり、梱包物が梱包されていない空の箱状体である。
図2の如く洗浄装置40は、洗浄室42、ローラコンベア(搬送手段)44、ロールブラシ(第1のロールブラシ)46、ロールブラシ(第2のロールブラシ)48、一対のロールブラシ(第3のロールブラシ)50、ロールブラシ(第4のロールブラシ)52、複数のエアーノズル(気体噴射手段)54、ポンプ(除塵手段)56、イオナイザ(静電気除去手段)58、一対の位置決め部材60、エアーシャワー室62、及び複数のエアーノズル64から構成される。
また、洗浄装置40は、図3の如く制御装置(制御手段)66を備える。制御装置66は、ローラコンベア44、ロールブラシ46〜52、エアーノズル54、ポンプ56、イオナイザ58、位置決め部材60、及びエアーノズル64の各動作の駆動及び停止動作を制御する。また、制御装置66は、記憶部68に記憶された箱状体10の複数のサイズ情報に基づいて、ロールブラシ46〜50、及び位置決め部材60の動作開始位置、動作停止位置を制御する。更に、制御装置66は、洗浄室42の入口シャッター70の開閉動作、及び出口シャッター72の開閉動作も制御する。
〈洗浄室42〉
洗浄室42は、図2の如くそのチャンバー内(室内)の入口に入口シャッター70が開閉自在に備えられ、出口に出口シャッター72が開閉自在に備えられる。また、前記チャンバー内には、ローラコンベア44、ロールブラシ46〜52、エアーノズル54、イオナイザ58、及び位置決め部材60がそれぞれ所定の位置に配置される。
(ローラコンベア44)
ローラコンベア44は、箱状体10を矢印Aで示す方向に搬送する、複数本のローラからなる搬送装置である。ローラコンベア44は、洗浄室42の手前側から洗浄室42及びエアーシャワー室62に亘って配設される。また、ローラコンベア44の駆動及び停止動作は制御装置66によって制御される。
更に、ローラコンベア44のうち、洗浄室42のチャンバー内には、複数本のセンタリングコンベア44A(図2では3本)が配設される。センタリングコンベア44Aは、位置決め用のストッパ部材としても機能するロールブラシ46に、箱状体10の正面10Aが当接された際に、箱状体10の底面10Eを支持する。また、センタリングコンベア44Aは、箱状体10を搬送可能な待機位置と鉛直方向に所定量(例えばロールブラシ46の直径分であって、約70mm〜80mm)上昇した上部位置との間で昇降移動される。
センタリングコンベア44Aの昇降動作は制御装置66によって制御され、制御装置66は、ロールブラシ46による正面10Aの洗浄動作の直前にセンタリングコンベア44Aを待機位置から上部位置に上昇移動させる。これにより、ロールブラシ46の上方移動により、箱状体10の正面10Aは、その下部から上部に向けて隈なく洗浄される。
また、ロールブラシ46による正面10Aの洗浄動作が終了した時点で、制御装置66はセンタリングコンベア44Aを下降移動させ待機位置に復帰させる。これにより、センタリングコンベア44Aによる箱状体10の搬送が可能となる。
(ロールブラシ46)
ロールブラシ46は、軸方向が水平方向且つ箱状体10の搬送方向に対して直交するように配置され、矢印Aで示す箱状体10の搬送方向の前面に位置する箱状体10の正面10Aに当接されて正面10Aを洗浄する。ロールブラシ46は、鉛直方向に立設された一対のガイドレール74に、その両端が昇降自在に支持されるとともに、サーボモータを有する不図示の昇降駆動部によって矢印Bで示す上昇方向、及び矢印Cで示す下降方向に移動される。また、ロールブラシ46の上昇量は、図3の記憶部68に記憶された箱状体10のサイズ情報(高さ情報)に基づき制御装置66によって制御される。
ロールブラシ46の待機位置は、ガイドレール74の下部位置に設定され、ローラコンベア44によって搬送されてきた箱状体10の正面10Aが前記下部位置のロールブラシ46に当接される。これにより、箱状体10が搬送方向において位置決めされる。また、ロールブラシ46は、箱状体10の正面10Aを洗浄する際には、制御装置66によって駆動制御された前記昇降駆動部によって矢印B方向に上昇移動される。これにより、箱状体10の正面10Aがロールブラシ46によって均等に洗浄される。
ロールブラシ46の上昇位置は、ロールブラシ46の回転軸の高さが箱状体10の高さよりも高く、ロールブラシ46の下端の高さが箱状体10の高さよりも低い位置である。上昇位置にロールブラシ46が到達すると、ロールブラシ46の上昇移動が停止される。その後、ロールブラシ46は、センタリングコンベア44Aとともにセンタリングコンベア44Aの下降移動量と同量分(上部位置から待機位置までの移動量分)だけ下降移動される。その後、センタリングコンベア44Aによって箱状体10の矢印A方向の搬送が再開されると、箱状体10の上面10Bがロールブラシ46によって均等に洗浄される。
(ロールブラシ48)
ロールブラシ48は、軸方向が水平方向且つ箱状体10の搬送方向に対して直交するように配置され、箱状体10の背面10Cに当接されて背面10Cを洗浄する。ロールブラシ48は、鉛直方向に立設された一対のガイドレール76に、その両端が昇降自在に支持されるとともに、サーボモータを有する不図示の昇降駆動部によって矢印Cで示す下降方向、及び矢印Bで示す上昇方向に移動される。また、ロールブラシ48の下降量及び上昇量は、図3の記憶部68に記憶された箱状体10のサイズ情報(高さ情報)に基づき制御装置66によって制御される。
ロールブラシ48の待機位置は、センタリングコンベア44Aの上昇量と箱状体10の高さとを合算した上部位置に設定され、箱状体10の背面10Cを洗浄する際には、制御装置66によって駆動制御された前記昇降駆動部によって矢印C方向に下降移動される。これにより、箱状体10の背面10Cがロールブラシ48によって均等に洗浄される。本実施形態においてロールブラシ48は下降しながら洗浄しているが、上昇しながら洗浄してもよい。
また、ガイドレール76は、矢印A方向に沿って配置されたガイド部78に移動自在に支持されており、ロールブラシ46に対するロールブラシ48の間隔が、箱状体10の矢印A方向の奥行き寸法に対応した間隔となるように予め調節される。これにより、ロールブラシ48による背面10Cの洗浄と、ロールブラシ46による正面10Aの洗浄とが同時に実行可能となる。
(ロールブラシ50)
一対のロールブラシ50は、待機位置にあるロールブラシ46に対して、箱状体10の搬送方向の下流側に近接配置されるとともに、軸方向が鉛直方向に配置され、箱状体10の両側面10Dに当接されて両側面10Dを洗浄する。一対のロールブラシ50は、互いに水平方向且つ箱状体10の搬送方向に対して直交する方向に移動自在に構成されており、サーボモータを有する不図示の水平駆動部によって移動される。また、一対のロールブラシ50の矢印Dで示す水平方向の移動量は、図3の記憶部68に記憶された箱状体10のサイズ情報(幅情報)に基づき制御装置66によって制御される。
更に、ロールブラシ50の待機位置は、互いに離間した位置(不図示)であるが、ロールブラシ46による正面10Aの洗浄及びロールブラシ48による背面10Cの洗浄が終了すると、制御装置66によって矢印Dで示す水平方向に移動され、その離間距離が箱状体10の両側面10D間の寸法に設定される。したがって、センタリングコンベア44Aによる箱状体10の矢印A方向の搬送が再開されると、箱状体10が一対のロールブラシ50の間を通過することにより、箱状体10の両側面10Dが一対のロールブラシ50によって均等に洗浄される。
(ロールブラシ52)
ロールブラシ52は、待機位置にあるロールブラシ46の下方に近接配置されるとともに、軸方向が水平方向且つ箱状体10の搬送方向に対して直交するように配置されている。さらに、箱状体10の搬送方向に対して水平方向に複数本(図2では2本)配置され、箱状体10の底面10Eに当接されて底面10Eを洗浄する。すなわち、箱状体10の矢印A方向の搬送が再開されると、センタリングコンベア44Aによって箱状体10が矢印A方向に搬送されながら、ロールブラシ52の上部を通過することにより、箱状体10の底面10Eがロールブラシ52によって均等に洗浄される。底面10Eは、箱状体10を床などに置くため汚れやすい。したがって、本実施形態のロールブラシ52は、他のロールブラシ46、48、50と異なり2本配置しているが、底面10Eの汚れ度合に応じて1本又は3本以上であってもよい。
なお、上記説明したロールブラシ46〜52の軸の長さは、箱状体10の正面10A、上面10B、背面10C、両側面10D、底面10Eの全域を洗浄可能な長さに設定されている。また、本実施形態のロールブラシ46〜52は、その軸方向に沿って分割されていない一本のロールブラシで構成されているが、軸方向に沿って複数に分割されたロールブラシで構成されてもよい。
ロールブラシ46〜52のブラシの材質は特に限定されないが、導電性繊維が好ましい。ブラシが導電性繊維であれば、箱状体10の外面10A〜10Eの静電気を除去し、箱状体10の外面10A〜10Eから除去された異物の再付着することを防止できる。導電性繊維の種類は、炭素繊維、金属を繊維化した金属繊維、及び化学繊維に導電性物質を混入又は被覆した導電性繊維等が例示される。
(エアーノズル54及びポンプ56)
エアーノズル54は、上昇したロールブラシ46に接触しないように、ロールブラシ46の上昇位置よりも高い位置に複数配置され、箱状体10に向けて気体(圧縮エアー)を噴射する。なお、エアーノズル54の配置位置は、前記高い位置のみに限定されるものではなく、箱状体10の搬送に邪魔にならず、かつ箱状体10に向けて圧縮エアーを効率よく噴射可能な位置であればよい。
ポンプ56に連結された吸引ダクト80は、洗浄室42の底部の吸引ポート82に連結され、ポンプ56が駆動されることにより、洗浄室42のチャンバー内のエアーが吸引ポート82から吸引ダクト80を介して吸引される。吸引されたチャンバー内のエアーは、ポンプ56の排気ダクト84に連結されたエアフィルタ86を介してチャンバー外に排気される。したがって、チャンバー内で洗浄時に飛散した塵埃等の異物がエアフィルタ86に捕集され、エアフィルタ86を通過した清浄エアーがチャンバー外に排気される。
なお、エアフィルタ86としては、異物を確実に捕集するため、定格風量で粒径が0.3μm以下の粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタが好ましく、HEPAフィルタ又はULPAフィルタを例示できる。HEPAフィルタ又はULPAフィルタは、JIS Z 8122(1974年制定、2000年改正)によって規定されている。
(イオナイザ58)
イオナイザ58は、上昇したロールブラシ46に接触しないように、ロールブラシ46の上昇位置よりも高い位置に配置される。イオナイザ58は、箱状体10に向けて除電に必要なイオンを放出する、周知の静電気除去装置である。なお、イオナイザ58の配置位置は、前記高い位置のみに限定されるものではなく、箱状体10の搬送に邪魔にならず、かつ箱状体10に向けてイオンを効率よく放出可能な位置であればよい。
(位置決め部材60)
一対の位置決め部材60は、ガイドレール74とガイドレール76との間に配置され、互いに離間した待機位置から、矢印Dで示す水平方向に互いに近づく方向に移動される。これにより、一対の位置決め部材60が箱状体10の両側面10Dにそれぞれ当接されるので、水平方向且つ箱状体10の搬送方向に対して直交する方向に、箱状体10の位置が位置決めされる。具体的には、箱状体10が一対のロールブラシ50の間を円滑に通過できる位置に箱状体10を位置決めする。一対の位置決め部材60の矢印D方向の移動量は、箱状体10のサイズに基づき制御装置66によって制御されている。
(入口シャッター70、出口シャッター72)
入口シャッター70は、入口シャッター70の手前の位置に箱状体10が搬送されると、制御装置66によって矢印B方向に移動されて解放される。また、入口シャッター70は、箱状体10の正面10Aが、待機位置にあるロールブラシ46に当接されて、箱状体10の搬送が停止された後に、制御装置66によって矢印C方向に移動されて閉鎖される。
出口シャッター72は、箱状体10の上面10Bを洗浄したロールブラシ46が下降移動されて待機位置に復帰されると、制御装置66によって矢印B方向に移動されて解放される。また、出口シャッター72は、洗浄室42から箱状体10が搬出されると、制御装置66によって矢印C方向に移動されて閉鎖される。
〈エアーシャワー室62〉
エアーシャワー室62は、箱状体10の搬送方向に対して洗浄室42の出口側(下流側)に設置される。洗浄室42にて洗浄された箱状体10は、出口シャッター72が開放されることにより、ローラコンベア44によってエアーシャワー室62のチャンバー内に搬入される。なお、洗浄室42とエアーシャワー室62との間にバッファ室を設けてもよい。
(エアーノズル64)
エアーノズル64は、エアーシャワー室62のチャンバー内の天井部に設置され、エアーシャワー室62に搬入された箱状体10に向けて気体(圧縮エアー)を噴射する。
エアーシャワー室62の底部には、吸引ポート88が備えられ、吸引ポート88は排気ダクト90を介してポンプ56に連結されている。したがって、ポンプ56が駆動されると、エアーシャワー室62のチャンバー内のエアーが吸引ポート88から吸引ダクト80を介してポンプ56に吸引される。吸引されたチャンバー内のエアーは、エアフィルタ86を介してチャンバー外に排気される。したがって、エアーシャワー室62のチャンバー内に飛散された塵埃等の異物がエアフィルタ86に捕集され、エアフィルタ86を通過した清浄エアーがチャンバー外に排気される。
〔洗浄装置40の作用〕
図4〜図6は、洗浄装置40の動作を説明したフローチャートであり、図7A〜図9Bは、前記フローチャートに対応した洗浄装置40の動作を示した説明図である。洗浄装置40の各部材の動作は、図3の記憶部68に記憶された箱状体10のサイズ情報に基づき制御装置66によって実行される。
〈洗浄室42への箱状体10の搬入工程〉
図4のフローチャートの如く、箱状体10がローラコンベア44によって、洗浄室42の入口シャッター70の手前の定位置に搬送されたことが、不図示の検知部によって検知されると(S100)、ローラコンベア44が停止される(図7A参照)。そして、洗浄室42のチャンバー内に洗浄中又は洗浄後の箱状体10が存在しているか否かが、不図示の検知部によって検知され、存在していない場合に(S110)、入口シャッター70が上昇し洗浄室42の入口が開放される(S120)。そして、入口シャッター70の上昇完了が検出されると(S130)、ローラコンベア44が駆動され、箱状体10が洗浄室42のチャンバー内に搬入される(S140)。なお、以下の説明において、検知されるとは、不図示の検知部によって検知されることを意味する。検知部としては、投光部と受光部とからなる光センサを例示できる。この光センサでは、投光部から出射された光が、箱状体10に遮られ、受光部に受光されない状態時には箱状体10が存在していることを検知し、投光部から出射された光が受光部に受光されている状態時には箱状体10が存在していなことを検知する。
〈洗浄室42での箱状体10の洗浄工程〉
(箱状体10の位置決め工程)
チャンバー内に搬入された箱状体10の正面10Aがロールブラシ46に当接されて、箱状体10が搬送方向に対して位置決めされた定位置で停止したことが検出されると(S150)、入口シャッター70が下降移動される(S160)。そして、この動作に連動して一対の位置決め部材60が、待機位置から箱状体10の両側面10Dに向けてそれぞれ移動され(S170)、箱状体10が水平方向に対して位置決めされる(図7B参照)。この後、入口シャッター70の下降完了が検知され(S180、S190)、かつ一対の位置決め部材60による位置決め移動位置までの移動が検知されると(S200、S210)、センタリングコンベア44Aを上昇させるとともに(S220)、ローラコンベア44を停止させる(S230)(図8A参照)。
(ロールブラシ46、48による洗浄工程)
センタリングコンベア44Aの上昇完了が検知されると(S240)、ロールブラシ46が回転されながら、待機位置から上昇位置まで上昇移動されて箱状体10の正面10Aを洗浄するとともに(S250)、ロールブラシ48が回転されながら、待機位置から下降移動されて背面10Cを洗浄する(S260)(図8B参照)。そして、ロールブラシ46の上昇完了が検知され(S270、S280)、かつロールブラシ48の下降完了が検知されると(S290、S300)、一対の位置決め部材60が待機位置に向けて移動される(S310)(図9A参照:一対の位置決め部材60が矢印E方向に移動)。そして、一対の位置決め部材60が待機位置に復帰したことが検知されると(S320)、センタリングコンベア44Aが待機位置に向けて下降移動されるとともに(S330)、その下降量分だけロールブラシ46が下降移動される(S340)(図9A参照)。
(ロールブラシ46、50、52による洗浄工程)
センタリングコンベア44Aの下降完了が検知され(S350、S360)、かつロールブラシ46の下降完了が検知されると(S370、S380)、センタリングコンベア44Aを含むローラコンベア44が駆動され、かつロールブラシ46、50、52が回転駆動される(S390)。これにより、箱状体10は、センタリングコンベア44Aよって搬送されながら上面10Bがロールブラシ46によって洗浄され、両側面10Dが一対のロールブラシ50によって洗浄され、底面10Eがロールブラシ52によって洗浄される(S400)。
〈洗浄室42からの箱状体10の搬出工程〉
洗浄室42のチャンバー内において、箱状体10が出口シャッター72の手前の定位置まで搬送されたことが、不図示の検知部によって検知されると(S410)、ロールブラシ46が待機位置に向けて下降される(S420)。そして、この動作に連動してローラコンベア44が停止される(S430)。
この後、ロールブラシ46が下降して待機位置に復帰したことが検知されると(S440)、出口シャッター72が上昇移動される(S450)。そして、出口シャッター72の上昇完了が検知されて出口が開放されると(S460)、ローラコンベア44が駆動され、箱状体10が洗浄室42から搬出されてエアーシャワー室62に搬入される(S470)。この後、箱状体10が定位置まで搬送されたことが検知されると、ローラコンベア44が停止され(S480)、そして、出口シャッター72が下降移動され(S490)、下降完了が検知された時点で洗浄室42での箱状体10の洗浄が完了する(S500)。
〈エアーシャワー室62での箱状体10の洗浄工程〉
箱状体10は、エアーシャワー室62でエアーノズル64から噴射された圧縮エアーによってエアー洗浄された後、ローラコンベア44によってエアーシャワー室62から搬出される。
以上が洗浄装置40による箱状体10の洗浄工程である。
〔洗浄装置40の特徴〕
実施形態の洗浄装置40は、箱状体10をローラコンベア44によって洗浄室42のチャンバー内に搬入し、ロールブラシ46〜52の動作を制御装置66が制御して、箱状体10の外面の全面、すなわち、正面10A、上面10B、背面10C、両側面10D、底面10Eをロールブラシ46〜52によって洗浄する。これにより、箱状体10の外面を人手によらず、高い清浄度及び均一な清浄度に洗浄することができる。
具体的には上記の通りであるが、ローラコンベア44による箱状体10の搬送を、洗浄室42のチャンバー内の定位置で停止させ、箱状体10の位置決めを実行した後、ロールブラシ46、48を昇降動作させることにより、箱状体10の正面10A及び背面10Cの洗浄を同時に実行する。次に、ローラコンベア44によって箱状体10を搬出方向に搬送しながら、ロールブラシ46によって箱状体の上面10Bの洗浄を実行し、ロールブラシ50によって箱状体10の両側面10Dの洗浄を同時に実行し、ロールブラシ52によって箱状体10の底面10Eの洗浄を同時に実行する。これにより、箱状体10の外面の六面のうち四面が同時に洗浄され、さらに正面10A及び背面10Cの2面も先行して同時に洗浄されているため、箱状体10の外面の全面を効率よく洗浄することができる。また、上面10B、両側面10D、底面10Eの洗浄時には、ロールブラシ46、50、52を移動することなく、箱状体10を搬送しながら実行するので、ロールブラシ46、50、52を移動させるための駆動装置が不要になる利点がある。さらに、正面10A及び上面10Bを一本のロールブラシ46で洗浄できるため、正面10A及び上面10Bそれぞれにロールブラシを用意する必要がなく、コストを削減できる。
本実施形態は、箱状体10を回転させず且つ箱状体10の搬送方向を曲げずに、箱状体10の外面10A〜10Eの全面を洗浄できる。したがって、箱状体10を回転させたり曲げたりする装置(工程)が不要になり、洗浄時間を短縮でき、洗浄装置の占有面積も縮小できる。
実施形態の洗浄装置40は、洗浄室42での洗浄中において、箱状体10の外面に向けてエアーノズル54から圧縮エアーを噴射する。そして、ポンプ56を駆動してチャンバー内のエアーを吸引し、チャンバー内で洗浄時に飛散した塵埃等の異物をエアフィルタ86によって捕集する。そして、エアフィルタ86を通過した清浄エアーをチャンバー外に排気する。
したがって、実施形態の洗浄装置40によれば、ロールブラシ46〜52によるブラシ洗浄作用と、エアーノズル54から外面に向けて噴射される圧縮エアーによる洗浄作用とによって、外面の洗浄力を高めることができる。また、外面から剥離されて飛散した塵埃等の異物を、ポンプ56によって吸引し、チャンバー外に除去するので、異物が外面に再付着することを防止できる。更に、前記圧縮エアーの一部はロールブラシ46〜52にも噴射されるので、ロールブラシ46〜52をエアー洗浄することもできる。
実施形態の洗浄装置40は、洗浄室42のチャンバー内において、箱状体10の外面の静電気を除去するイオナイザ58を備えている。
したがって、実施形態の洗浄装置40によれば、イオナイザ58から放出される除電に必要なイオンによって、箱状体10の外面に静電気によって付着されている異物を確実に除去できる。また、除去した異物は除電されているので、その異物が箱状体10の外面に再付着することを防止できる。
実施形態の洗浄装置40は、洗浄室42に隣接してエアーシャワー室62を設置し、洗浄室42から搬出された箱状体10を、エアーノズル64からエアーシャワー室62に噴射される圧縮エアーによってエアー洗浄する。
したがって、実施形態の洗浄装置40によれば、箱状体10の外面の清浄度をより一層高めることができる。
このように外面が洗浄された箱状体10は、箱状体10の内面が洗浄されたのち、クリーンルームにて板状物が収納される。この際、箱状体10の外面は、清浄度が高められているので、クリーンルームの清浄度に影響を及ぼすのを防止できる。
本実施形態では空の箱状体10の洗浄について説明したが、ガラス板等の梱包物が梱包された箱状体の洗浄にも適用できる。
10…箱状体、12…ガラス板、14…本体部、16…蓋体、18……開口部、20…底部、20A…内底面、22…内面、24…溝、26…溝、28…内面、30…開口部、32…天部、34…内面、36…溝、38…内面、39…内部空間、40…洗浄装置、42…洗浄室、44…ローラコンベア、44A…センタリングコンベア、46、48、50、52…ロールブラシ、54…エアーノズル、56…ポンプ、58…イオナイザ、60…位置決め部材、62…エアーシャワー室、64…エアーノズル、66…制御装置、68…記憶部、70…入口シャッター、72…出口シャッター、74、76…ガイドレール、78…ガイド部、80…吸引ダクト、82…吸引ポート、84…排気ダクト、86…エアフィルタ、88…吸引ポート、90…排気ダクト

Claims (7)

  1. 有底の本体部及び蓋体で構成された箱状体の外面を洗浄する箱状体の洗浄装置において、
    前記箱状体の洗浄室と、
    前記箱状体を前記洗浄室の室内に搬入し、室内から搬出する搬送手段と、
    前記洗浄室の室内に設置され、前記箱状体の外面の全面を洗浄する複数本のロールブラシと、
    前記搬送手段、及び前記複数本のロールブラシの各々の動作を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする箱状体の洗浄装置。
  2. 前記箱状体は直方体であり、
    前記複数本のロールブラシは、
    前記箱状体の搬送方向の前面に位置する箱状体の正面及び箱状体の上面を洗浄する第1のロールブラシと、
    前記箱状体の搬送方向の後面に位置する箱状体の背面を洗浄する第2のロールブラシと、
    前記箱状体の両側面を洗浄する一対の第3のロールブラシと、
    前記箱状体の底面を洗浄する第4のロールブラシと、
    を有する請求項1に記載の箱状体の洗浄装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記搬送手段による箱状体の搬送を前記洗浄室の室内で停止させ、前記第1のロールブラシ及び前記第2のロールブラシを昇降動作させることにより、前記箱状体の正面及び背面の洗浄を実行し、
    次いで、前記搬送手段によって前記箱状体を搬出方向に搬送させながら、前記第1のロールブラシによって前記箱状体の上面の洗浄を実行し、前記第3のロールブラシによって前記箱状体の両側面の洗浄を実行し、前記第4のロールブラシによって前記箱状体の底面の洗浄を実行する請求項2に記載の箱状体の洗浄装置。
  4. 前記洗浄室の室内において、前記箱状体の外面に向けて気体を噴射する気体噴射手段と、前記室内の気体を吸引して塵埃を除去する除塵手段と、を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の箱状体の洗浄装置。
  5. 前記洗浄室の室内において、前記箱状体の外面の静電気を除去する静電気除去手段を備える請求項1から4のいずれか1項に記載の箱状体の洗浄装置。
  6. 前記洗浄室の出口側において、前記箱状体の外面に向けて気体を噴射するエアーシャワー室を備える請求項1から5のいずれか1項に記載の箱状体の洗浄装置。
  7. 有底の本体部及び蓋体で構成された箱状体の洗浄室と、前記箱状体を前記洗浄室の室内に搬入し、室内から搬出する搬送手段と、前記洗浄室の室内に設置され、前記箱状体の外面の全面を洗浄する第1、第2、第3、及び第4のロールブラシと、を備え、
    前記搬送手段による前記箱状体の搬送を前記洗浄室の室内で停止させ、前記第1のロールブラシ及び前記第2のロールブラシを昇降動作させることにより、箱状体の正面及び背面を洗浄し、
    前記搬送手段によって前記箱状体を搬出方向に搬送させながら、前記第1のロールブラシによって前記箱状体の上面を洗浄し、前記第3のロールブラシによって前記箱状体の両側面を洗浄し、前記第4のロールブラシによって前記箱状体の底面を洗浄することを特徴とする箱状体の洗浄方法。
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