JP2016087280A

JP2016087280A - りん型りん棒

Info

Publication number: JP2016087280A
Application number: JP2014227629A
Authority: JP
Inventors: 小泉　俊博; Toshihiro Koizumi; 俊博小泉
Original assignee: Koizumi Seisakusho Co Ltd
Current assignee: Koizumi Seisakusho Co Ltd
Priority date: 2014-11-10
Filing date: 2014-11-10
Publication date: 2016-05-23
Anticipated expiration: 2034-11-10
Also published as: JP6390962B2

Abstract

【課題】仏具として用いられるりん棒自身が共振部を有するりん型りん棒を提供する。
【解決手段】打部１２と当該打部の一端側に把持部１１を連結し、前記打部は中空部１３ａと開口部１３とを有し、叩打により共振するものである。
【選択図】図１

Description

本発明は仏具として用いられるりん棒に関し、特にりん棒自身におりんとしての機能を付与したりん型りん棒に係る。

仏具として用いられるりん棒は、一般的におわん型のおりんを叩くための用具である。
従って、りん棒はおりんを打撃するための打部と指で摘まむための把持部を有するが、これまでに提案されているりん棒において打部は、おりんを叩打するのが目的であって、打部自身が共振（共鳴）するものではなかった。

特許文献１には、お鈴支持棒にお鈴取付部を介してお鈴を取り付けた携帯用小型お鈴を開示するが、この場合もお鈴取付部内に挿入して保持する鈴棒を有するものであり、りん棒におりんとしての機能を付与する技術的思想は存在しない。

特開２０１１−１１０１８５号公報

本発明は、仏具として用いられるりん棒自身が共振部を有するりん型りん棒の提供を目的とする。

本発明に係るりん型りん棒は、打部と当該打部の一端側に把持部を連結し、前記打部は中空部と開口部とを有し、叩打により共振するものであることを特徴とする。
ここで、りん型りん棒と表現したのは仏具として用いられるおりんを叩くりん棒であるとともに、りん棒自身に共振（共鳴）する部分を有することをいう。
従って、本発明に係るりん型りん棒は中実物体等の共振しない物を打撃するだけで、りん型りん棒が共振し共鳴音が鳴る。
例えば、前記打部は有底の円筒体である形態が例として挙げられる。
本発明において打部は金属製であり、一般的なおりんに使用されている黄銅等の銅合金やアルミ合金，スチール製等が例として挙げられる。

本発明においては、前記打部又は／及び把持部は、自立載置可能な載置部を有してもよく、前記把持部は打部の共振を妨げないように可撓性を有するか、又は、緩衝材で被覆してあるのが好ましい。

本発明に係るりん型りん棒は、りん棒としての機能を有するとともに、それ自身が物を軽く叩くだけで共鳴音、即ち、りん音が鳴る。
また、自立載置型にすると狭いスペースに載置して置いたり、台座等に自立させて置き、把持部を摘み、台座等を叩くだけでおりんとしての機能も有する。
これによりデザイン性に優れた小型のりん型りん棒になる。

本発明に係るりん型りん棒の例を示す。（ａ）は自立載置させた状態を示し、（ｂ）は開口部側から見た斜視図を示す。本発明に係るりん型りん棒にて、おりんを叩く例を示す。りん型りん棒を安定した自立可能に立設する載置部を設けた例を示す。（ａ）は中実体をりん型りん棒で叩く状態を示し、（ｂ）は叩くための台座にりん型りん棒を載置させた状態を示す。

本発明に係るりん型りん棒の例を以下、図面に基づいて説明するが、把持部と打部を有し打部が共振するものであれば、これに限定されない。

図１に、りん型りん棒１０の構造例を示す。
りん型りん棒１０は筒状の打部１２と、その一端に連結した把持部１１を有する。
本実施例は、概ね棒状体からなるりん型りん棒の例である。
打部１２は有底筒状の中空部１３ａと、その先端側が開口した開口部１３になっている。
打部１２は物を叩くと共振するようになっていて、共鳴音が鳴る。
１秒〜数秒以上の余韻のある長い残響音を得るには中空部１３ａの肉厚ｔは０．２〜１．５ｍｍ程度の薄いものが良く、真鍮，アルミ，スズ等の金属製である。
また、打部１２の外径は概ね１０ｍｍ〜２０ｍｍである。
把持部１１は布、革、樹脂等の緩衝材で被覆してある。
これにより、把持部１１を指で摘んでも共振の妨げにならない。

本発明に係るりん型りん棒１０は、図２に示すように従来から仏具として使用されている各種おりん１を叩いて鳴らしてもよく、図４（ａ）に示すように中実体等の物体２を叩いてりん音を鳴らしてもよい。

図３に示した実施例は中空部１３ａの底部から支柱部１４ａを延在させ、先端部に円ばん状の載置部１４を形成し、りん型りん棒１０Ａが安定して自立載置させておくことができる例である。

図４（ｂ）に示す実施例は打部１２ａが釣鐘状の形状であり、その上端側に可撓性の連結部１１ａを介し、摘み部１１ｂを有するりん型りん棒１０Ｂの例である。
例えばＬ字形状の台座３に立設しておき、摘み部１１ｂを指で摘み上げ、台座３の叩き部１３ａを打部１２ａで軽く叩くとりん音が鳴る。
台座３の形状は仏具として、動物や草花をあしらったデザイン台座にするのもよい。

１０りん型りん棒
１１把持部
１２打部
１３開口部
１３ａ中空部

Claims

打部と当該打部の一端側に把持部を連結し、
前記打部は中空部と開口部とを有し、叩打により共振するものであることを特徴とするりん型りん棒。
前記打部は有底の円筒体であることを特徴とするりん型りん棒。
前記打部又は／及び把持部は、自立載置可能な載置部を有することを特徴とする請求項１又は２記載のりん型りん棒。
前記把持部は打部の共振を妨げないように可撓性を有するか、又は、緩衝材で被覆してあることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載のりん型りん棒。