JP2016086920A - 組立補助装置及びx線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便にX線診断装置を組立てること。【解決手段】本実施形態に係る組立補助装置は、被検体が載置される寝台部210、X線管を保持するX線管保持部220、寝台部210とX線管保持部220とが取付けられる昇降部230、昇降部230を昇降自在に支持する支柱部240を有するX線診断装置100の組立てに使用される。本実施形態に係る組立補助装置は、アーム11、移動体13、吊上器具15、及び接続機構17を有する。アーム11は、支柱部240に取付けられる。移動体13は、アーム11に沿って移動可能に設けられる。吊上器具15は、移動体13に設けられ寝台部210とX線管保持部220とを取付けられる。接続機構17は、支柱部240に対する昇降部230の昇降に連動して吊上器具15を移動体13に対して昇降させるために、昇降部230と吊上器具15とを接続する。【選択図】 図8

Description

本発明の実施形態は、組立補助装置及びX線診断装置に関する。
X線診断装置は、完成品であると検査室のドアを通過できない程度の大きさを有している。そのため、組立前の複数のユニットに分割された状態で検査室に搬入され、検査室内で当該複数のユニットを組み合わせてX線診断装置が組立てられている。分割された各ユニットは、100kg以上の質量を有しているのが一般的である。そのため、組立てには困難を伴う。例えば、人力により組立てる場合、作業者の体力が要求され、また作業には危険を伴う。治具を用いて組立てることも考えられるが、治具が大掛かりな装置となってしまう。また、このような大掛かりの治具の組立や解体に多くの時間を要している。
特開2003−12292号公報
目的は、簡便にX線診断装置を組立てることが可能な組立補助装置及びX線診断装置を提供することにある。
本実施形態に係る組立補助装置は、被検体が載置される寝台部、X線管を保持する保持部、前記寝台部と前記保持部とが取付けられる昇降部、前記昇降部を昇降自在に支持する支柱部を有するX線診断装置の組立てに使用される組立補助装置であって、前記支柱部に取付け可能なアームと、前記アームに沿って移動可能に設けられた移動体と、前記移動体に設けられ前記寝台部と前記保持部とを取付け可能な取付け器具と、前記支柱部に対する前記昇降部の昇降に連動して前記取付け器具を前記移動体に対して昇降させるために、前記昇降部と前記取付け器具とを接続する接続機構と、を具備する。
本実施形態に係るX線診断装置の構成を示す図。 図1のX線撮影台の外観を模式的に示す斜視図。 図2の寝台部の外観を模式的に示す斜視図。 図2のX線管保持部の外観を模式的に示す斜視図。 図2の昇降部の外観を模式的に示す斜視図。 図2の支柱部の外観を模式的に示す斜視図。 図2の昇降部が取付けられた支柱部の外観を模式的に示す斜視図。 図2の支柱部に取付けられた、本実施形態に係る組立補助装置を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る接続機構を簡易的に示した組立補助装置の模式図。 図9の移動体のスライド移動を説明するための図。 図9の吊上器具の昇降移動を説明するための図。 本実施形態に係る、多段構成を有する本実施形態に係る組立補助装置の構成を模式的に示す図。 本実施形態に係る組立補助装置を用いたX線診断装置の組立ての典型的な流れを示す図。 図13のステップS3における組立補助装置を利用した寝台部の吊上げを示す図。 図13のステップS5における組立補助装置を利用したX線管保持部の吊上げを示す図。 図13のステップS6におけるX線管保持部の昇降部への取付けを示す図。 図2の支柱部に取付けられた、本実施形態の応用例1に係る組立補助装置を模式的に示す斜視図。 応用例1に関し、作業状態におけるアームの後端部を上方から眺めた平面図。 応用例1に関し、作業状態から退避状態への遷移を示す図。 図2の支柱部に取付けられた、本実施形態の応用例2に係る組立補助装置を模式的に示す斜視図。 応用例2に関し、支柱部の背面側から見た組立補助装置の斜視図。 図21の回転体と支柱部用滑車とを上方から眺めた平面図。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わる組立補助装置及びX線診断装置を説明する。
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係るX線診断装置の全体的な構成について簡単に説明する。図1は、本実施形態に係るX線診断装置100の構成を示す図である。図1に示すように、X線診断装置100は、X線撮影台200、コンソール300、操作部400、及び表示部500を有している。X線撮影台200は、X線撮影を行う機械装置である。X線撮影台200は、被検体に対してX線管からX線を照射し、被検体を透過したX線をX線検出器により検出する。X線検出器は、検出されたX線の強度に応じた波高値を有する電気信号を発生する。X線撮影台200は、X線検出器から電気信号をデータ収集回路により読み出す。データ収集回路は、読み出された電気信号をA/D変換して当該電気信号の波高値に応じたデータ値を有する生データを発生する。発生された生データは、有線又は無線の電気通信回線を介してコンソール300に供給される。コンソール300は、X線診断装置100の中枢として機能する。コンソール300は、X線撮影を行うためにX線撮影台200を制御する。また、コンソール300は、X線撮影台200からの生データに各種補正処理を施してX線画像のデータを発生する。また、コンソール300は、X線画像に各種の画像処理を施す。コンソール300には操作部400と表示部500とが接続されている。操作部400は、入力機器によるユーザからの各種指令や情報入力を受け付ける。入力機器としては、キーボードやマウス、各種スイッチ等が利用可能である。表示部500は、X線画像等を表示機器に表示する。表示機器としては、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等が適宜利用可能である。
図2は、X線撮影台200の外観を模式的に示す斜視図である。X線撮影台200は、被検体にX線撮影を行う機械装置である。図2に示すように、X線撮影台200は、寝台部210、X線管保持部220、昇降部230、及び支柱部240を有している。図3は、寝台部210の外観を模式的に示す斜視図である。図4は、X線管保持部220の外観を模式的に示す斜視図である。図5は、昇降部230の外観を模式的に示す斜視図である。図6は、支柱部240の外観を模式的に示す斜視図である。図7は、昇降部230が取付けられた支柱部240の外観を模式的に示す斜視図である。
図3に示すように、寝台部210は、被検体が載置される寝台211を有している。寝台211の側面には接続筐体213が接続されている。接続筐体213の下方には、昇降部230との接続のための接続部215が設けられ、接続筐体213の上方には、X線管保持部220との接続のための接続部217が設けられている。
図4に示すように、X線管保持部220は、X線管が装着されるX線管装着部221を有する。X線管装着部221は、折れ曲がり構造を有するL字形状を有するアーム223に保持されている。アーム223の他端には、寝台部210の接続部217との接続のための接続部225が設けられている。また、アーム223の背面、すなわち、支柱部240に対向する面には、支柱部240との接続のための接続部227が設けられている。
なお、上記の実施形態においてX線管保持部220は、X線管を保持するための構造体であるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、X線管保持部220は、X線管とX線検出器との両方を保持するための構造体であっても良い。この場合、例えば、X線管保持部220は、略C字形状を有するアームを有し、一端部にX線管が装備され、もう一端にX線検出器が装備される。
図5に示すように、昇降部230は、寝台部210と支柱部240との接続部並びにX線管保持部220と支柱部240との接続部として機能する筐体である。具体的には、昇降部230は、寝台部210との接続のための接続部231を有している。昇降部230は、X線管保持部220との接続のための接続部233とを有している。また、昇降部230の背面、すなわち、支柱部240に対向する面には、支柱部240との接続のための接続部235が設けられている。
図6に示すように、支柱部240は、柱形状を有する支柱241を有している。支柱241は、平板形状を有する台座243に取付けられている。台座243は、検査室の床面に据え付けられる。支柱241の表面には、昇降部230の昇降を案内するためのガイドレール245が形成されている。図7に示すように、ガイドレール245は、支柱241の主軸Ax1に沿って設けられる。ガイドレール245には、昇降部230の接続部235が係合される。すなわち、昇降部230は、主軸Ax1に沿って昇降可能に支柱部240に支持される。支柱241には配線筐体部247が接続されている。配線筐体部247は、駆動装置237を収容する筐体である。駆動装置237は、昇降部230の昇降のための動力を発生するモータである。駆動装置237と昇降部230とは機構で接続されている。駆動装置237は、商用電源からの電力の供給を受けて作動する。なお駆動装置237は昇降部230に設けられても良い。また、配線筐体部247は、コンソール300からの指示に応じた処理を実行するための電子回路(図示せず)や、X線検出器からの生データを収集するデータ収集回路(図示せず)を収容しても良い。
次に、本実施形態に係る組立補助装置について説明する。本実施形態に係る組立補助装置は、X線診断装置の組立てに使用される治具(ジグ)である。本実施形態に係る組立補助装置は、X線診断装置の組立て時において昇降部230と支柱部240とに取付けられる。本実施形態に係る組立補助装置は、独自の駆動装置を有さず、X線診断装置の駆動装置237により発生された駆動力を利用して吊上げ対象物を昇降する。より詳細には、本実施形態に係る組立補助装置は、駆動装置237により発生された駆動力による昇降部230の昇降に連動して吊上げ対象物を昇降する。以下、図面を参照しながら本実施形態に係る組立補助装置について詳細に説明する。なお、本実施形態に係る主な吊上げ対象物は、寝台部210及びX線管保持部220である。
図8は、昇降部230と支柱部240とに取付けられた組立補助装置を模式的に示す斜視図である。図8に示すように、組立て時において支柱部240が床面に据え付けられ、昇降部230が支柱部240に取付けられる。
図8に示すように、本実施形態に係る組立補助装置は、アーム11、移動体13、吊上器具15、及び接続機構17(図8に図示せず)を有している。アーム11は、支柱部240に着脱可能に取付けられる柱形状を有する構造体である。アーム11は、当該アーム11の主軸Ax2が床面に平行して主軸Ax1に直交するように、支柱部240の上面に締結される。より詳細には、アーム11は、支柱241の正面に直交するように設けられる。アーム11は、移動体13を主軸Ax2に沿ってスライド可能に支持する。例えば、アーム11が移動体13をスライド可能に支持するため、移動体13とアーム11とが互いに係合可能な構造を有している。なお、本実施形態に係る移動体13は、アーム11の主軸Ax2に沿ってスライド可能であれば、必ずしもアーム11に嵌め込まれる必要はない。例えば、アーム11に移動体13のスライドを案内するためのガイドレールが形成されていても良い。この場合、移動体13は、ガイドレールに沿ってスライド可能にガイドレールに嵌め込まれている。なお、以下の説明を具体的に行うため、移動体13とアーム11とが互いに係合しているものとする。
移動体13は、アーム11を主軸Ax1に沿ってスライドし、吊上器具15を昇降可能に支持する構造体である。より詳細には、移動体13と吊上器具15とは接続機構17を介して接続されている。接続機構17については後述する。吊上器具15は、吊上げ対象物を取付け可能な構造を有する構造体である。例えば、吊上器具15は、鉤形状を有する。この場合、寝台部210又はX線管保持部220は織糸鋼や鋼索等で括り付けられ、吊上器具15に掛けられると良い。
図9は、接続機構17を簡易的に示した組立補助装置の模式図である。図9に示すように、接続機構は、支柱部240に対する昇降部230の昇降に連動して吊上器具15を移動体に対して昇降させるために、昇降部230と吊上器具15とを接続する機械要素の集合である。換言すれば、接続機構17は、X線診断装置の駆動装置により発生された駆動力に伴う昇降部230の昇降を吊上器具15の昇降に変換する動力変換機構である。具体的には、接続機構17は、複数の滑車171とワイヤロープ173とを有する。複数の滑車171は、例えば、アーム11に設けられる滑車(以下、アーム用滑車と呼ぶ)171−1、移動体に設けられる滑車(以下、移動体用滑車と呼ぶ)171−2、吊上器具に設けられる滑車(以下、吊上器具用滑車と呼ぶ)171−3を有している。各滑車171の縁にはワイヤロープ173を案内するための溝が形成されている。図9に示すように、アーム用滑車171−1と移動体用滑車171−2としては定滑車が用いられ、吊上器具用滑車171−3としては動滑車が用いられる。ワイヤロープ173の一端は昇降部230の任意の部分に固定される。ワイヤロープ173の他端は、アーム11の先端部に固定される。より詳細には、ワイヤロープ173は、昇降部230の固定端からアーム用滑車171−1、第1の移動体用滑車171−21、吊上器具用滑車171−3、及び第2の移動体用滑車171−2を通してアーム11の固定端に接続される。
ワイヤロープ173の昇降部230又はアーム11への固定の仕方は、昇降部230の昇降により外れることがなければ、任意の方法で行われれば良い。例えば、既存の昇降部230に何らの改変を加えることなく、ワイヤロープ173を昇降部230の所定部分に縛り付けても良い。また、ワイヤロープ173を固定するための固定機構が昇降部230に新たに設けられても良い。例えば、固定機構として、フック等の係止め部が設けられると良い。この場合、ワイヤロープ173を係止め部に掛けることにより、ワイヤロープ173が昇降部230に固定される。
次に移動体13のスライドについて説明する。図10は、移動体13のスライドを説明するための図である。上記の通り、移動体13は、アーム11の主軸Ax2に沿って自由にスライド可能に、アーム11に取付けられている。ワイヤロープ173の両端が固定されているため、吊上器具15の高さ位置を維持したまま、移動体13を主軸Ax2に沿ってスライドすることができる。例えば、作業者が移動体13を主軸Ax2に沿って支柱部240側にスライドさせた場合、第1の移動体用滑車171−21と吊上器具用滑車171−3とを結ぶワイヤロープ部分173−1は吊上器具用滑車171−3に向かい下方に移動し、吊上器具用滑車171−3と第2の移動体用滑車171−22とを結ぶワイヤロープ部分173−2は第2の移動体用滑車171−22に向かい上昇する。同様に、作業者が移動体13を主軸Ax2に沿って支柱部240とは反対側にスライドさせた場合、ワイヤロープ部分173−2は下降し、ワイヤロープ部分173−1は上昇する。そのため、吊上器具15を上下方向に移動することなく、主軸Ax2に沿って移動体13をスライドさせることが可能となる。
次に吊上器具15の昇降移動について説明する。図11は、吊上器具の昇降移動を説明するための図である。上記の通り、吊上器具用滑車(動滑車)171−3に掛かるワイヤロープ173の一端は、X線診断装置の昇降部230に固定されている。よって、昇降部230の昇降に連動して吊上器具15を昇降させることができる。例えば、図11に示すように、X線診断装置の駆動装置により発生された駆動力により昇降部230を下降させた場合、ワイヤロープ173が昇降部230により下方に引っ張られ、吊上器具15が上昇する。また、X線診断装置の駆動装置により発生された駆動力により昇降部230を上昇させた場合、ワイヤロープ173が昇降部230により上方に引き上げられ、吊上器具15が下降する。
上記の組立補助装置において複数の滑車171は、一段構成を有するものとした。すなわち、昇降部230に固定されたワイヤロープ173が直接的にアーム用滑車171−1に掛かるものとした。この場合、吊上器具15の移動の距離は昇降部230の移動の距離の1/2であり、昇降部230の仕様、すなわち、昇降部230の移動可能範囲によっては、組立てに必要な吊上器具15の移動量を十分に確保できない場合がある。
本実施形態に係る複数の滑車171は、昇降部230に移動の距離に対する吊上器具15の移動の距離を増幅させるため、多段構成を有している。以下、多段構成を有する組立補助装置について説明する。
図12は、多段構成を有する本実施形態に係る組立補助装置の構成を模式的に示す図である。なお、滑車171の配置の明確のため、図12においてアーム11と昇降部230と支柱部240との図示を省略する。図12に示すように、昇降部230に移動の距離に対する吊上器具の移動の距離を増幅させるため、支柱部240に設けられた滑車(以下、支柱用滑車と呼ぶ)171−4と昇降部230に設けられた滑車(以下、昇降部用滑車と呼ぶ)171−5とが追加されている。具体的には、ワイヤロープ173は、昇降部230側の固定端から直接的にアーム用滑車171−1に掛けられるのではなく、複数段で設けられた支柱部用滑車171−4と昇降部用滑車171−5とを介してアーム用滑車171−1に掛けられている。例えば、図12の場合、2つの支柱部用滑車171−4が支柱部240に設けられ、2つの昇降部用滑車171−5が昇降部230に設けられ、ワイヤロープ173が、昇降部230側の固定端から第1の支柱部用滑車171−41、第1の昇降部用滑車171−51、第2の支柱部用滑車171−42、第2の昇降部用滑車171−52、そしてアーム用滑車171−1に掛けられている。この場合、昇降部230を1単位移動量だけ移動させた場合、アーム用滑車171−1から第1の移動体用滑車171−21へのワイヤロープ173は5単位移動量だけ移動し、吊上器具15が2.5単位移動量だけ移動する。例えば、昇降部230の昇降の移動量が400[mm]であり、組立てに必要な吊上器具15の昇降の移動量が1000[mm]だとする。一段構成の場合、昇降部230が400[mm]だけ移動したとき吊上器具15の移動量は、1×400=400[mm]であり、組立てに必要な吊上器具15の移動量を得られない。しかし、図12の多段構成の場合、昇降部230が400[mm]だけ移動したとき吊上器具15の移動量は、2.5×400=1000[mm]であり、組立てに必要な吊上器具15の移動量を得ることができる。
なお滑車171−1、171−41、及び171−42の取り付け位置は、上述の例に限定されず、昇降部230の昇降に連動して昇降しない位置であれば如何なる位置に設けられても良い。
昇降部230の昇降の移動量に対する吊上器具15の昇降の移動量は、上述のように滑車171の段数を増減することにより、任意に設計可能である。より詳細には、昇降部230の昇降の移動量に対する吊上器具15の昇降の移動量を、1/2、3×1/2、5×1/2、7×1/2のように、n×1/2に設計可能である。なお、nは滑車171の数に対応する。よって、昇降部230の昇降の移動量の機械的制約にも関わらず、組立てに必要な吊上器具15の移動量を十分に確保することができる。
次に、本実施形態に係る組立補助装置を用いたX線診断装置100(より詳細には、X線撮影台200)の組立ての流れについて説明する。図13は、本実施形態に係る組立補助装置を用いたX線診断装置の組立ての典型的な流れを示す図である。X線診断装置は、検査室において組立てられるものとする。
まず作業者は、ステップS1において支柱部240と昇降部230とを検査室に設置する。具体的には、支柱部240を床面にボルトやナット等の締結具により締結し、支柱部240に昇降部230を締結具により締結する。なお、昇降部230が取付けられた支柱部240が検査室に搬入された場合、この昇降部230が取付けられた支柱部240を床面に締結すれば良い。
ステップS2において作業者は、本実施形態に係る組立補助装置を支柱部240と昇降部230とに取付ける。具体的には、作業者は、図8に示すように、吊上器具15と移動体230とが取付けられたアーム11を締結具により支柱部240の上面に締結する。また作業者は、例えば、図12に示すように、複数の支柱部用滑車171−4を支柱部240に取付け、複数の昇降部用滑車171−5を昇降部に取付ける。また、アーム用滑車171−1や複数の移動体用滑車171−2、吊上器具用滑車171−3をそれぞれアーム11、移動体13、吊上器具15に取付ける。なお、アーム用滑車171−1や複数の移動体用滑車171−2、及び吊上器具用滑車171−3は、初期的に取付けられていても良い。そして作業者は、ワイヤロープ173を複数の昇降部用滑車171−5、複数の支柱部用滑車171−4、アーム用滑車171−1、移動体用滑車171−2、及び吊上器具用滑車171−3に掛け、ワイヤロープ173の一端を昇降部230に固定し、他端をアーム11の先端部に固定する。上記の通り、昇降部230に移動の距離に対する吊上器具15の移動の距離を増幅させるため、増幅量に応じた個数の昇降部用滑車171−5と支柱部用滑車171−4とが設けられると良い。
ステップS3において作業者は、図14に示すように、組立補助装置を利用して寝台部を吊上げる。例えば、作業者は、移動体13をアーム11の先端部側に人力で移動させる。そして支柱部240に搭載された駆動装置237を作動して昇降部230を上昇させることにより吊上器具15を適切な高さまで下降させる。なお、駆動装置237は、支柱部240の支柱241に設けられた操作基板を介して操作可能である。より詳細には、当該操作基板に携帯型の操作装置を接続し、接続された操作装置を介して昇降部230の上昇指示又は下降指示を入力することができる。例えば、上昇ボタンが押下された場合、操作基板は駆動装置237に上昇信号を繰り返し供給する。駆動装置237は、上昇信号が供給されている間、昇降部を上昇する。上昇ボタンが離された場合、操作基板は駆動装置237への上昇信号の供給を停止する。上昇信号の供給の停止を受けて駆動装置237は、昇降部230を停止させる。同様に、下降ボタンが押下された場合、操作基板は駆動装置237に下降信号を繰り返し供給する。駆動装置237は、下降信号が供給されている間、昇降部230を下降する。下降ボタンが離された場合、操作基板は駆動装置237への下降信号の供給を停止する。下降信号の供給の停止を受けて駆動装置237は、昇降部230を停止させる。吊上器具15を適切な高さまで下降させると作業者は、操作基板を操作して寝台部210をワイヤロープ等で吊上器具15に括り付け、駆動装置237を作動して昇降部230を下降させることにより吊上器具15を適切な高さまで上昇させる。
ステップS4において作業者は、寝台部210を昇降部230に取付ける。より詳細には、まず、作業者は、移動体13を支柱部240に向けて適切な位置まで移動させ、駆動装置237を作動して昇降部230を上昇させることにより吊上器具15を適切な高さまで下降させる。そして作業者は、締結具等により寝台部210を昇降部230に締結する。
ステップS5において作業者は、図15に示すように、組立補助装置を利用してX線管保持部を吊上げる。X線管保持部220の吊上げもステップS3における寝台部210の吊上げと同様に行われる。
ステップS6において作業者は、図16に示すように、X線管保持部220を昇降部230に取付ける。より詳細には、まず、作業者は、移動体13を支柱部240に向けて適切な位置まで移動させ、駆動装置237を作動して昇降部230を上昇させることにより吊上器具15を適切な高さまで下降させる。そして作業者は、締結具等によりX線管保持部220を寝台部210と昇降部230とに締結する。これにより、吊上げに組立補助装置を必要とするX線診断装置100(より詳細には、X線撮影台200)のユニットの据え付けが完了する。
ステップS7において作業者は、組立補助装置を支柱部240と昇降部230とから取り外す。
ステップS8において作業者は、X線管保持部220にX線管を装着したり、寝台部210にフットレスト等を取付けたり、支柱部240や昇降部230にカバー等を取付けたりすることによりX線診断装置を完成させる。
以上により、本実施形態に係る組立補助装置を用いたX線診断装置100の組立てについての説明を終了する。
上記の実施形態の通り、本実施形態に係る組立補助装置は、被検体が載置される寝台部210、X線管を保持するX線管保持部220、寝台部210とX線管保持部220とが取付けられる昇降部230、昇降部230を昇降自在に支持する支柱部240を有するX線診断装置100の組立てに使用される。本実施形態に係る組立補助装置は、アーム11、移動体13、吊上器具15、及び接続機構17を有する。アーム11は、支柱部240に取付けられる。移動体13は、アーム11に沿って移動可能に設けられる。吊上器具15は、移動体13に設けられ寝台部210とX線管保持部220とを取付けられる。接続機構17は、支柱部240に対する昇降部230の昇降に連動して吊上器具15を移動体13に対して昇降させるために、昇降部230と吊上器具15とを接続する。
上記の構成により、本実施形態に係る組立補助装置は、X線診断装置100の組立て時において、組立て前の支柱部240に取付けられるため、組立補助装置独自の支柱を有する必要がない。そのため、本実施形態に係る組立補助装置は、独自の支柱を必要とする従来の治具に比して、軽量且つ簡素な構造にすることができる。また、本実施形態に係る組立補助装置は、X線診断装置100に本来的に装備されている駆動装置237により発生される昇降部230の昇降のための駆動力を利用して寝台部210やX線管保持部220等の吊上げ対象物を吊上げることができる。よって本実施形態に係る組立補助装置は、駆動装置を搭載する必要がないため、独自の駆動装置を有する従来の治具に比して軽量且つ簡素な構造にすることができる。また、本実施形態に係る組立補助装置は、軽量且つ簡素な構造でありながら、吊上げを駆動装置により行うことができるので、作業者の人力で組立てていた従来に比して、作業者の負担が軽減され、組立て時における危険性が軽減される。また、本実施形態に係る組立補助装置を利用した組立てにおいては、チェーン・ブロック等の吊上げのための他の器具は不要である。
このように、本実施形態に係る組立補助装置によれば、従来に比して、組立に要する作業者の人数や組立に要する作業時間を減らすことができる。
かくして、本実施形態によれば、簡便にX線診断装置100を組立てることが可能となる。
(応用例1)
上記の実施形態においてアーム11は、支柱部に固定されるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。以下、応用例1に係る組立補助装置及びX線診断装置について説明する。なお以下の説明において、本実施形態と略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合にのみ重複説明する。
図17は、X線診断装置100の支柱部240に取付けられた、応用例1に係る組立補助装置を模式的に示す斜視図である。図17に示すように、アーム11は、基準角度から主軸Ax1回りに片側のみに回転可能に支柱部240に設けられる。ここで、基準角度は、作業状態におけるアーム11の主軸Ax2の主軸Ax1回りの角度に規定される。具体的には、基準角度は、アーム11の主軸Ax2が支柱部240の正面に対して直交する角度であるとする。このようにアーム11が主軸Ax1回りに回転可能に設けられることにより、組立補助装置をX線撮影のための作業空間から退避することができる。
図18は、作業状態におけるアーム11の後端部を上方から眺めた平面図である。作業状態とは、図18に示すように、X線診断装置の組立てのため、作業空間に向けてアームが支柱部240に直交する向きに配置されている状態である。すなわち、作業状態においてアーム11が基準角度に設置されている。
図18に示すように、アーム11を片側に回転可能にするため、支柱部用滑車171−43及び171−44が追加されている。アーム11の後端部近傍に2つの支柱部用滑車171−43及び171−44が支柱部240に固定される。さらに、アーム用滑車171−1はアーム11に固定される。例えば、アーム11の主軸Ax2を挟んで第4の支柱部用滑車171−44の反対側にアーム用滑車171−1が固定される。図示しない昇降部230に設けられた昇降部用滑車171−5から導かれたワイヤロープ173は、第3の支柱部用滑車171−43、第4の支柱部用滑車171−44、アーム用滑車171−1を通し、図示しない移動体13に設けられた移動体用滑車171−2に導かれる。2つの支柱部用滑車171−43及び171−44は、アーム11の主軸Ax1回りの回転に対して不動である。そのため、アーム11は、主軸Ax1に関して時計回りには回転可能であるが、反時計回りには回転不能である。より詳細には、アーム11の回転方向とは反対側の支柱部240の支柱241に2つの支柱部用滑車171−43及び171−44が固定されると良い。例えば、図18の場合、アーム11の後端部から先端部を見た場合の左側に2つの支柱部用滑車171−43及び171−44が設けられている。この場合、アーム11は、主軸Ax1に関して左回り(反時計回り)には、2つの支柱部用滑車171−43及び171−44が干渉して回転することができない。一方、アーム11は、主軸Ax1に関して右回り(時計回り)には、回転を妨げる物体が無いので、回転することができる。これにより、アーム11の片側回転機構が実現される。
図19は、作業状態から退避状態への遷移を示す図である。図19の点線は、作業状態における組立補助装置の各構造体を示し、図19の実線は、退避状態における組立補助装置の各構造体を示している。退避状態とは、アーム11が作業空間から退避されている状態である。例えば、作業者によりアーム11を回転可能方向(図19の場合、主軸Ax1に関する時計回り)に押すことにより、アーム11を作業状態から退避状態へ移行させることができる。
なお、作業者によりアーム11を左回り(反時計回り)に回転することにより、アーム11を退避状態から作業状態に移行することができる。例えば、支柱部用滑車171−43及び171−44の周囲にストッパを設け、アーム11が当該ストッパに接触するまで左回りに回転することにより、アームを作業状態に移行することができる。
上記の通り、応用例1によれば、組立補助装置を使用しない場合、アーム11を作業空間から退避させることができる。X線診断装置100の組立てが完了しても組立補助装置をX線診断装置100から取り外す必要がない。従って組立に係る作業者の手間を削減できる。
また、X線診断装置100の組立てが完了しても組立補助装置をX線診断装置100から取り外す必要がないため、組立補助装置をX線診断装置100の組立て以外の他の用途に用いることができる。他の用途として、例えば、患者の寝台部210への乗せ下ろしに本実施形態に係る組立補助装置を用いても良い。例えば、普段はアーム11を退避状態に設置しておき、患者を乗せ下ろしする際、アーム11を回転させて作業状態に設置する。そしてX線診断装置100の組立てと同様、組立補助装置を利用して患者を吊上げて寝台に乗せ、X線撮影の終了後、組立補助装置を利用して患者を吊上げて寝台から下ろす。これは、患者が自力で寝台に乗ったり降りたりすることができない場合に有用である。患者の乗せ下ろしの終了後、作業者は、再びアーム11を退避させる。これにより、患者の乗せ下ろしに伴う看護士や介添人等の医療従事者の負荷を緩和することができる。
(応用例2)
上記の応用例1においてアーム11は基準角度から主軸Ax1回りに片側のみに回転可能であるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。以下、応用例2に係る組立補助装置及びX線診断装置について説明する。なお以下の説明において、本実施形態と略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合にのみ重複説明する。
図20は、X線診断装置の支柱部に取付けられた、応用例2に係る組立補助装置を模式的に示す斜視図である。図20に示すように、アーム11は、基準角度AxRから主軸Ax1回りに両側に回転可能に支柱部240に設けられる。より詳細には、アーム11は、支柱部240に設けられた回転体(図20に図示せず)により基準角度AxRに対して両側に回転可能に支持されている。以下、応用例2に係る組立補助装置の構造の詳細について説明する。
図21は、支柱部240の背面側から見た組立補助装置の斜視図である。なお、図21においてアーム11は、使用状態、すなわち、基準角度AxRに配置されているものとする。図21に示すように、アーム11の後端部は、回転体31を介して支柱部240の上面に主軸Ax1回りに回転可能に設けられている。回転体31としては、例えば、円盤形状を有する金属等の構造体が用いられると良い。回転体31にはアーム11の後端部が固定される。回転体31の主軸Ax1回りの回転に伴いアーム11が主軸Ax1回りに回転する。上記の通り、昇降部230の昇降の距離に対する吊上器具15の昇降の距離を増幅するため、複数の支柱部用滑車171−4と複数の昇降部用滑車171−5とが多段構成で設けられている。具体的には、支柱部240の側面には複数の支柱部用滑車171−4が設けられ、昇降部230の上面には複数の昇降部用滑車171−5が設けられている。応用例2においてアーム11は、中空形状を有している。アーム11の後端部にはアーム用滑車171−1が設けられている。また、回転体31の外周面には複数の滑車(以下、回転体用滑車と呼ぶ)171−6が設けられている。ワイヤロープ173は、昇降部230側の固定端から第1の支柱部用滑車171−41、第1の昇降部用滑車171−51、第2の支柱部用滑車171−42、第2の昇降部用滑車171−52、第3の支柱部用滑車171−45に掛けられ、そして回転体31の外周面に沿って複数の回転体用滑車171−6に掛けられ、切り欠き33を通してアーム用滑車171−1に掛けられる。そしてワイヤロープ173は、アーム用滑車171−1から移動体用滑車(図示せず)171−2と吊上器具用滑車(図示せず)171−3とを介してアーム11の先端部に固定される。上記の構造により、アーム11の両側回転機構が実現される。
図22は、回転体31と支柱部用滑車171−4とを上方から眺めた平面図である。図22に示すように、第3の支柱部用滑車171−45、すなわち、回転体用滑車171−6にワイヤロープ173を介して接続される支柱部用滑車171−45は、回転体31の主軸Ax1回りの回転に伴い当該主軸Ax1に平行する軸(以下首振軸と呼ぶ)Ax1回りに首振り可能に設けられる。具体的には、第3の支柱部用滑車171−45は、支柱部240の側面に取付けられた滑車支持機構35により首振軸Ax3回りに首振り可能に支持されている。
上記の通り、第3の支柱部用滑車171−45から引き出されたワイヤロープ173は、回転体31の外周面に沿うように複数の回転体用滑車171−6に掛けられる。このような、第3の支柱部用滑車171−45と回転体31との位置関係において第3の支柱部用滑車171−45が固定されている場合、回転体31が時計回りに回転するにつれて第3の支柱部用滑車171−45からのワイヤロープ173の引き出し角度θが大きくなり、ワイヤロープ173を第3の支柱部用滑車171−45から滑らかに引き出すことが困難となる。なお、引き出し角度θは、第3の支柱部用滑車171−45の水平軸Ax4と第3の支柱部用滑車171−45から引き出されるワイヤロープ173とが成す角度に規定される。なお、水平軸Ax4は、首振軸Ax3と第3の支柱部用滑車171−45の車軸とに直交する軸に規定される。第3の支柱部用滑車171−45が首振軸Ax3回りに首振り可能に設けられることにより、引き出し角度θが小さくなるように滑車支持機構35が首振軸Ax3回りに変動するので、支柱部用滑車171−45が固定されている場合に比して、ワイヤロープの動きが滑らかとなる。なお、第3の支柱部用滑車171−45のみが首振軸Ax3回りに首振り可能に設けられても良いし、全ての支柱部用滑車171−41、171−42、及び171−45が首振軸Ax3回りに首振り可能に設けられても良い。
上記の通り、応用例2によれば、アーム11が基準角度AxRに対して両側に回転可能に支持されている。すなわち、アーム11を右回り及び左回りに回転できるので、空間的な制約が大きい場合においてもアーム11を退避することができる。換言すれば、応用例2に係る組立補助装置は、応用例1に係る組立補助装置に比して、空間的な制約無く検査室に設置することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
11…アーム、13…移動体、15…吊上器具、17…接続機構、171…滑車、173…ワイヤロープ、100…X線診断装置、200…X線撮影台、210…寝台部、220…X線管保持部、230…昇降部、237…駆動装置、240…支柱部、300…コンソール、400…操作部、500…表示部

Claims (10)

  1. 被検体が載置される寝台部、X線管を保持する保持部、前記寝台部と前記保持部とが取付けられる昇降部、前記昇降部を昇降自在に支持する支柱部を有するX線診断装置の組立てに使用される組立補助装置であって、
    前記支柱部に取付け可能なアームと、
    前記アームに沿って移動可能に設けられた移動体と、
    前記移動体に設けられ前記寝台部と前記保持部とを取付け可能な取付け器具と、
    前記支柱部に対する前記昇降部の昇降に連動して前記取付け器具を前記移動体に対して昇降させるために、前記昇降部と前記取付け器具とを接続する接続機構と、
    を具備する組立補助装置。
  2. 前記接続機構は、複数の滑車と、前記複数の滑車を通して前記昇降部と前記取付け器具とを接続するワイヤロープとを有する、請求項1記載の組立補助装置。
  3. 前記複数の滑車は、前記アームに取付けられる第1の滑車、前記移動体に取付けられる第2の滑車、及び前記取付け器具に取付けられる第3の滑車を有する、請求項2記載の組立補助装置。
  4. 前記複数の滑車は、さらに、前記昇降部に取付けられる第4の滑車と前記支柱部に取付けられる第5の滑車とを有し、
    前記第4の滑車と前記第5の滑車とは、前記昇降部の移動の距離に比して前記取付け器具の移動の距離が長くなるように設けられる、
    請求項3記載の組立補助装置。
  5. 前記アームは、前記支柱部の主軸回りに一方向に回転可能に取付けられる、請求項1記載の組立補助装置。
  6. 前記アームは、前記支柱部の主軸回りに両方向に回転可能に取付けられる、請求項1記載の組立補助装置。
  7. 前記支柱部と前記アームとの間に設けられ前記主軸回りに両方向に回転可能に支持する回転体をさらに備える、請求項6記載の組立補助装置。
  8. 前記接続機構は、前記アームに取付けられる第1の滑車、前記移動体に取付けられる第2の滑車、前記取付け器具に取付けられる第3の滑車、前記昇降部に取付けられる第4の滑車、前記支柱部に取付けられる第5の滑車、及び前記第4の滑車と前記第5の滑車と前記回転体と前記第1の滑車と前記第2の滑車と前記第3の滑車とを通して前記昇降部と前記取付け器具とを接続するワイヤロープとを有する、請求項7記載の組立補助装置。
  9. 前記第5の滑車は、前記回転体の前記主軸回りの回転に伴い前記主軸に平行する軸回りに首振り可能に設けられる、請求項8記載の組立補助装置。
  10. X線を発生するX線管と、
    前記X線管を保持するX線管保持部と、
    被検体が載置される寝台部と、
    前記X線管保持部と前記寝台部とを保持する主保持部と、
    前記主保持部を昇降可能に支持する支柱部と、
    前記主保持部を昇降させるための動力を発生する動力発生部と、
    前記主保持部の昇降に連動して吊上げ対象物を昇降する吊り上げ部と、
    を具備するX線診断装置。
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