JP2016086494A - 車載用dcdcコンバータ - Google Patents

車載用dcdcコンバータ Download PDF

Info

Publication number
JP2016086494A
JP2016086494A JP2014216868A JP2014216868A JP2016086494A JP 2016086494 A JP2016086494 A JP 2016086494A JP 2014216868 A JP2014216868 A JP 2014216868A JP 2014216868 A JP2014216868 A JP 2014216868A JP 2016086494 A JP2016086494 A JP 2016086494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
fitting
transformer
dcdc converter
diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014216868A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5992485B2 (ja
Inventor
渉平 大嶋
Shohei Oshima
渉平 大嶋
淳年 ▲高▼田
淳年 ▲高▼田
Atsutoshi Takada
拓人 矢野
Takuto Yano
拓人 矢野
中島 浩二
Koji Nakajima
浩二 中島
雄二 白形
Yuji Shirakata
雄二 白形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014216868A priority Critical patent/JP5992485B2/ja
Priority to DE102015220191.0A priority patent/DE102015220191B4/de
Publication of JP2016086494A publication Critical patent/JP2016086494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5992485B2 publication Critical patent/JP5992485B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/337Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only in push-pull configuration
    • H02M3/3372Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only in push-pull configuration of the parallel type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】小型化と組み立て性を向上させた車載用DCDCコンバータを得る。【解決手段】インバータ回路10と、トランス20と、トランス20の二次巻線22,23に伝達された電力を整流する整流素子を有する整流回路30と、平滑コイル41および平滑コンデンサ42と、これらを固定するとともに整流回路30に流れる電流のリターン経路となる金属筐体106とを備え、整流素子には、カソード端子であるピン104とアノード端子である圧入部103を有する圧入ダイオード101が用いられ、金属製の固定部材107の開孔部107aに圧入ダイオード101の圧入部103が圧入されて一体に形成されたサブモジュール110が、金属筐体106に電気的および機械的に接続され、圧入ダイオード101のピン104とトランス20の二次巻線22,23の端部とが直接接続されて構成されている。【選択図】図3

Description

この発明は、トランスを有する絶縁型スイッチング電源のうち、特に車載用DCDCコンバータに関するものである。
例えばハイブリッド自動車等では、高電圧バッテリの電圧を12V系の電圧に変換し、12V系の電気機器に電力を供給する等の目的で、トランスを有する絶縁型DCDCコンバータが用いられる。しかしながら、DCDCコンバータのトランスから整流回路にかけての部分は、二次巻線と整流素子およびそれらの接続部材や整流素子を固定するネジ、一次巻線および二次巻線と筐体の絶縁部材など構成部品が多く、組み立てが複雑になるとともにDCDCコンバータのサイズアップ、コストアップの要因となっている。
この問題を解決するための従来の技術として、例えば、特許文献1のような車載用DCDCコンバータが知られている。この例では、整流素子として表面実装部品を採用し、トランスから整流回路にかけての実装構造が示されている。金属基板上にハンダ付け実装された整流素子は、同じく金属基板上にハンダ付け実装されたトランスの二次巻線に対して電気的に接続されている。
また、電流のリターン経路である金属筐体に対しては、同じく金属基板上に一端がハンダ付け実装されたバスバーの他端が、金属筐体にネジ締結することで電気的に接続されている。この構成では、トランスの二次巻線と整流部の接続を金属基板へのはんだ付けとすることで小型化し、部品点数および組み立て工数の低減を図っている。
特開2007−221919号公報(第4−6頁、図1−4)
しかしながら、特許文献1に示すDCDCコンバータでは、トランスの二次巻線と整流素子の接続は金属基板という追加部材を介して接続されているため、トランスの二次巻線と整流素子を直接接続するような構造と比較した場合には部品点数が多くなり、組み立て性が低下するとともに二次巻線と整流素子間の距離も伸びるためサイズアップとなる。
また、表面実装部品をはんだ付けにて実装する場合にはリフロー炉を通す必要があり、生産ラインの大型化や生産効率の低下が発生する。また、整流素子に表面実装部品を使用せず、基板挿入部品を使用する場合でも、やはり二次巻線と整流素子の接続にプリント基板等の追加部材が必要となり、同様の問題が発生する。更に、基板挿入部品を使用する場合には、複数の整流素子に対して逐一位置決めが必要となるため組み立て性が低下するという問題も発生する。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、小型化と組み立て性の向上を可能にする車載用DCDCコンバータを提供することを目的とする。
この発明に係る車載用DCDCコンバータは、スイッチング素子を有するインバータ回路と、一次巻線と二次巻線を有しインバータ回路から一次巻線に供給された電力を二次巻線に伝達するトランスと、二次巻線に伝達された電力を整流する整流素子を有する整流回路と、整流回路からの出力を平滑化する平滑コイルおよび平滑コンデンサと、スイッチング素子,トランス,整流素子,平滑コイルおよび平滑コンデンサを固定し、かつ、整流回路に流れる電流のリターン経路となる金属筐体と、を備えた車載用DCDCコンバータであって、整流素子には、カソード端子であるピンとアノード端子である圧入部を有する圧入ダイオードが用いられ、金属製の固定部材の開孔部に圧入ダイオードの圧入部が圧入されて一体に形成されたサブモジュールが、金属筐体に電気的および機械的に接続され、圧入ダイオードのピンとトランスの二次巻線の端部とが直接接続されているものである。
この発明の車載用DCDCコンバータによれば、整流素子である圧入ダイオードを固定部材の開孔部に圧入したサブモジュールが、金属筐体に電気的および機械的に接続され、圧入ダイオードのピンとトランスの二次巻線の端部とが直接接続されているので、トランスの二次巻線と整流素子との接続経路を短縮することができるため、小型化および低損失化を図ることができる。
また、直接接続により部品点数が削減され、低コスト化と組み立て性の向上を図ることができる。
この発明の実施の形態1による車載用DCDCコンバータの主回路構成を示す回路図である。 図1の回路図に示す整流素子に用いる圧入ダイオードの断面図である。 図1におけるトランスと整流素子部分の、実装構造を示す側面図である。 図3の矢視A−Aから見た上面断面図である。 実施の形態2による車載用DCDCコンバータのトランスと整流素子部分の実装構造を示す側面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の車載用DCDCコンバータを図に基づいて説明する。
車載用DCDCコンバータは、車載の高電圧バッテリから供給される高電圧を入力し、出力端子から車載補機系部品の電源電圧である12V系の電圧を出力するものである。
図1は、実施の形態1による車載用DCDCコンバータの回路構成図であり、図2は、図1に示す整流素子に用いる圧入ダイオードを示す断面図である。また、図3は、図1におけるトランスと整流素子の部分の実装構造を示す断面図であり、図4は図3の矢視A−Aから見た上面断面図である。
先ず図1に基づいて回路構成から説明する。
DCDCコンバータは、入力端子1より入力された高電圧の直流電力をスイッチングして交流電力に変換するインバータ回路10と、インバータ回路10が供給した電力を、一次と二次の巻線の巻数比に応じて電圧を変化させるトランス20と、トランス20の二次電圧を入力し全波整流して直流出力にする整流回路30と、整流回路30の出力電圧を平滑化する平滑回路部とを備えている。
インバータ回路10は、複数のスイッチング素子11で構成されている。
トランス20は、一次巻線21に対して、二次側は上側二次巻線22と下側二次巻線23を有しており、その中点がセンタータップ部24となっている。
整流回路30は、複数の(図1では2個の)整流素子31および整流素子32を有し、トランス20の二次電圧を入力して、整流素子31,32により各二次巻線22,23に伝達された交流電力を整流する。
整流素子31,32とトランス20の二次巻線との接続は、各整流素子31,32のカソード側が各二次巻線22,23のセンタータップ部24ではない端部側に接続されており、アノード側がグランド接地点3に接続されている。ここで、グランド接地点3は、DCDCコンバータの金属筐体106(図3参照)がその役割を担っている。トランス20のセンタータップ部24は、整流した交流電力を平滑化する平滑コイル41の一端に接続され、その他端側がDCDCコンバータの出力端子2に接続されている。
また、平滑コイル41の出力側とグランド接地点3の間には、整流回路30から出力されるリップル電圧波形を平滑する平滑コンデンサ42が設けられている。平滑コイル41と平滑コンデンサ42で平滑回路部が構成されている。
本願の特徴として、図1の回路構成図に示す整流素子31,32には、次に説明する圧入ダイオード101が用いられている。そこで、以下の説明では、整流素子31,32を、具体的に実装部品として説明するときは、圧入ダイオード101として説明する。
図2は、整流素子31,32に用いられる圧入ダイオード101の断面図である。
圧入ダイオード101は、半導体チップであるダイス102と、外周側がダイオードの取り付け時に圧入される部分となり、内側に形成した窪みにダイス102の一方の面が半田付けにより固定される圧入部103と、ダイス102の他方の面に半田付けされるピン104と、ピン104の機械的保持およびダイス102の保護のために窪みに充填される充填剤105とを有している。
本実施の形態の例では、圧入部103はアノード端子であり、ピン104はカソード端子である。
図3は、図1に示すDCDCコンバータの整流素子である圧入ダイオード101の周辺部の実装構造を示す側面断面図であり、図1のトランス20と整流回路30の部分を示している。なお、図3に示すトランス20は断面ではなく、トランスコア25の端面を表示している。
図3に示すように、DCDCコンバータは、全体が金属筐体106に取り付けられている。この金属筐体106に、トランス20のトランスコア25が固定されており、トランスコア25の内部には、上下方向の中央部に一次巻線21が配置され、それを挟んで上側二次巻線22と下側二次巻線23が配置されている。
一方、圧入ダイオード101は、金属製の固定部材107に設けられた開孔部107aに内側から圧入されて固定されている。開孔部107aは段付きの孔となっており、大孔側に圧入ダイオード101の圧入部103が圧入され、小孔側からピン104が引き出されている。固定部材107に2個の圧入ダイオード101が圧入されて一体に組み合わされて、サブモジュール110が形成されている。図3では、2個の圧入ダイオード101が、紙面の垂直方向に並べて配置されている。
トランス20の二次側と圧入ダイオード101のピン104との接合の詳細は後述するが、各二次巻線22,23の端部とピン104の上部が接合された状態で、各二次巻線22,23の端部が、固定部材107に設けられた支柱108に絶縁部材109を介して支持固定されている。
また、金属筐体106には、DCDCコンバータの発熱を押さえるために、冷却水を通す冷却水路111が設けられている。
なお、図示を省略しているが、トランス20の左側にはスイッチング素子11が配置され、サブモジュール110の右側には平滑コイル41および平滑コンデンサ42が配置されている。
次に、図4の上面断面図により、トランス20とサブモジュール110の接続部につて説明する。
トランス20は、例えばE型コアが組み合わされて形成されるトランスコア25と、その中央脚に貫通して設けられるボビンに卷回された一次巻線21と、一次巻線21の上側に配置された上側二次巻線22と、下側に配置された下側二次巻線23とを有する。
一次巻線21の端部はボビンから延出されてインバータ回路10(図示せず)に接続される。上側二次巻線22と下側二次巻線23は対称形となっており、センタータップ部24が合わされ接続され、その先は平滑コイル41(図示せず)に接続される。
なお、図示は省略しているが、一次巻線21と各二次巻線22,23およびトランスコア25は、ボビンや樹脂部材またはプリント基板の絶縁層などによってそれぞれの位置関係と絶縁が保たれる構造となっている。
圧入ダイオード101が組み付けられたサブモジュール110は、サブモジュール110に設けられた固定部110aが、ねじ112によって締め付けられて金属筐体106に固定されている。
センタータップ部24に対し、上側二次巻線の片端22aは一方の圧入ダイオード101のピン104(カソード端子)に接続され、下側二次巻線の片端23aは他方の圧入ダイオード101のピン104(カソード端子)に接続されている。各接続部は、溶接またはプレスフィット構造により電気的,機械的に接続される。
また、圧入ダイオード101の圧入部103(アノード端子)側は、固定部材107およびねじ112を介して金属筐体106と電気的,機械的および熱的に接続されている。
このように構成された本願のDCDCコンバータの作用について説明する。
整流素子である圧入ダイオード101を固定部材107の開孔部107aに圧入したサブモジュール110を金属筐体106にねじ112で接続し、圧入ダイオード101のカソード端子であるピン104をトランス20の各二次巻線22,23と溶接またはプレスフィット構造により直接接続することで、プリント基板や金属基板、バスバーなどの追加部材を用いることなく接続経路を最短とすることができる。これにより、各二次巻線22,23と整流素子である圧入ダイオード101との間の空間を最少にして小型化することが可能である。また、各二次巻線22,23と圧入ダイオード101の間の電気抵抗値が小さくなるため、低損失化することができる。
また、バスバーや絶縁シート等の追加部材を使用せずにトランス20の各二次巻線22,23と圧入ダイオード101および金属筐体106を、電気的,機械的,熱的に短く接続することができるので、部品点数の削減により低コスト化と組み立て性の向上を図ることができる。また、はんだを使用せずに機械的な固定と電気的な接続を行うことができ、生産性を向上させることができる。
更に、固定部材107に設けた支柱108でトランス20の各二次巻線22,23の端部を支持することにより、圧入ダイオード101のピン104の周辺の耐震動性を高めるとともに、二次巻線の放熱性を高めることができる。この点は、実施の形態2でも同様である。
なお、図3、図4ではサブモジュール110に2個の圧入ダイオード101を圧入した構成としたが、その限りではない。例えば1個あたりに流れる電流値を抑制する目的でダイオードを並列で使用する場合には、1つのサブモジュール110に4個以上のダイオードを圧入しても良い。複数の整流素子を使用する場合には、先にサブモジュール110を製作しておくことで、組み立て時にサブモジュール110の一度の固定で全ての整流素子の位置決めを行うことが可能となる。また、固定するねじの数を低減し、組み立て性を向上させることができる。
また、図3および図4では、圧入ダイオード101を圧入するために固定部材107に設けた開孔部107aの形状を、径の異なる円筒孔を2つ組み合わせた段付形状としたが、ストレートの丸穴としても良い。その場合は圧入ダイオード101の高さ方向の位置決めを行う必要があるが、開孔部107aの加工が容易になる。
以上のように、実施の形態1の車載用DCDCコンバータによれば、スイッチング素子を有するインバータ回路と、一次巻線と二次巻線を有しインバータ回路から一次巻線に供給された電力を二次巻線に伝達するトランスと、二次巻線に伝達された電力を整流する整流素子を有する整流回路と、整流回路からの出力を平滑化する平滑コイルおよび平滑コンデンサと、スイッチング素子,トランス,整流素子,平滑コイルおよび平滑コンデンサを固定し、かつ、整流回路に流れる電流のリターン経路となる金属筐体と、を備えた車載用DCDCコンバータであって、整流素子には、カソード端子であるピンとアノード端子である圧入部を有する圧入ダイオードが用いられ、金属製の固定部材の開孔部に圧入ダイオードの圧入部が圧入されて一体に形成されたサブモジュールが、金属筐体に電気的および機械的に接続され、圧入ダイオードのピンとトランスの二次巻線の端部とが直接接続されているので、トランスの二次巻線と整流素子との接続経路を短縮することができるため、小型化および低損失化を図ることができる。
また、直接接続により部品点数が削減され、低コスト化と組み立て性の向上を図ることができる。
また、トランスの二次巻線の端部は、サブモジュールの固定部材に設けた支柱に絶縁部材を介して支持されているので、圧入ダイオードのピンの周辺の耐震動性を高めるとともに、二次巻線の放熱性を高めることができる。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2による車載用DCDCコンバータのトランスと整流素子の部分の実装構造を示す側面図である。回路構成図は実施の形態1の図1と同じである。また、整流素子には、実施の形態1と同様に圧入ダイオードを用いている。この図5は、実施の形態1の図3に対応するので、図3と同等部分は同一符号で示して説明は省略し、以下では相違点を中心に説明する。主な相違点は、サブモジュールの金属筐体への取り付け構造である。
実施の形態1と同様に、サブモジュール110は、固定部材107に圧入ダイオード101が圧入されて一体に構成されている。
図5に示すように、本実施の形態では、金属筐体113に凹部113aが形成されており、サブモジュール110は凹部113aに圧入状態で嵌合することで、金属筐体113へ固定されるとともに、電気的および熱的な接続がなされている。
また実施の形態1と同様に、トランス20の各二次巻線22,23の片端と圧入ダイオード101のカソードであるピン104の接続部は、溶接またはプレスフィット構造により電気的、機械的に接続され、トランス20のセンタータップ部24の先は、図示しない平滑コイル41に接続されている。
なお、冷却水路111は、左右方向に伸びるものを示しているが、図3と同様の方向に設けてもよい。
サブモジュール110の凹部113aへの圧入構造を更に詳しく説明する。
凹部113aの側面は、サブモジュール110の側面と金属筐体113との接触面となり、凹部113a底面は、サブモジュール110の底面と金属筐体113の接触面となっている。
ここで、サブモジュール110を形成する固定部材107の開孔部107aの表面硬度を圧入ダイオード101の圧入部103の表面硬度より小さくしている。また、凹部113aと嵌合する固定部材107の嵌合面の表面強度を凹部113aの表面硬度より小さくしている。
次に,作用について説明する。
サブモジュール110を金属筐体113の凹部113aへ嵌合させる構造としたことにより、凹部113aの深さ分だけトランス20の一次巻線21および各二次巻線22,23の固定位置を低くすることが可能となる。これにより、トランス20の高さを低くすることが可能となり、DCDCコンバータを低重心化、小型化することができる。
また、サブモジュール110の圧入構造により、ねじを使用せずに固定することができるため、部品点数を削減して組み立て性を向上できる。
また、サブモジュール110の冷却性能の向上を目的として、サブモジュール110の底面と金属筐体113の凹部113aの底面との接触面に、グリスや放熱シート等を挟んだ構成にする場合でも、サブモジュール110の側面が凹部113aの側面に接触しているので、接触面を介してサブモジュール110と金属筐体113間の電気的接続を確保することが可能である。
更に、圧入箇所において、サブモジュール110の固定部材107と圧入ダイオード101の圧入部103と凹部113aの表面硬度の関係を上記のようにしたことにより、圧入ダイオード101の固定部材107への圧入、およびサブモジュール110の金属筐体113への圧入の作業性が向上するとともに、2回の圧入時において圧入ダイオード101の圧入部103の変形を抑制することができ、DCDCコンバータの信頼性を向上させることができる。
なお、固定部材107と圧入部103と凹部113aの各表面硬度の関係は、上記に限定するものではない。
圧入ダイオード101の圧入部103の変形を抑制する効果は失われるが、圧入部103の表面硬度を固定部材107の開孔部107aの表面硬度より小さくしてもよい。
更に、図5ではサブモジュール110を金属筐体113の凹部113aに圧入状態で嵌合させ固定しているが、その限りではない。例えば、更なる耐振動性強化が必要な場合には、サブモジュール110を金属筐体113の凹部113aに圧入し、更に金属筐体113にねじ止め等によって固定しても良い。
以上のように、実施の形態2の車載用DCDCコンバータによれば、金属筐体は、サブモジュールを嵌合するための凹部を有し、サブモジュールは、金属筐体の凹部に嵌合されて、圧入ダイオードと金属筐体との電気的および機械的な接続がなされているので、実施の形態1の効果に加えて、ダイオードの実装高さが低くなり、トランス一次巻線および二次巻線の固定位置を低くすることができるため、トランスの高さを低くすることが可能となる。これにより、DCDCコンバータを低重心化、小型化することができる。
また、サブモジュールを金属筐体に圧入状態で嵌合することで、ねじを使用せずに固定することができるため、部品点数を削減して組み立て性を向上できる。
また、サブモジュールを形成する固定部材の開孔部の表面硬度を圧入ダイオードの圧入部の表面硬度より小さくするとともに、凹部と嵌合する固定部材の嵌合面の表面強度を凹部の表面硬度より小さくしたので、圧入ダイオードの固定部材への圧入、およびサブモジュールの金属筐体への嵌合の作業性が向上するとともに、組み立て時に圧入ダイオードの圧入部の変形を抑制することができ、DCDCコンバータの信頼性を向上させることができる。
なお、本願発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変更、省略したりすることが可能である。
1 入力端子、2 出力端子、3 グランド接地点、10 インバータ回路、11 スイッチング素子、20 トランス、21 一次巻線、22 上側二次巻線、22a 上側二次巻線の片端、23 下側二次巻線、23a 下側二次巻線の片端、24 センタータップ部、25 トランスコア、30 整流回路、31,32 整流素子、41 平滑コイル、42 平滑コンデンサ、
101 圧入ダイオード、102 ダイス、103 圧入部、104 ピン、105 充填剤、106 金属筐体、107 固定部材、107a 開孔部、108 支柱、109 絶縁部材、110 サブモジュール、110a 固定部、111 冷却水路、112 ねじ、113 金属筐体、113a 凹部。
この発明に係る車載用DCDCコンバータは、スイッチング素子を有するインバータ回路と、一次巻線と二次巻線を有しインバータ回路から一次巻線に供給された電力を二次巻線に伝達するトランスと、二次巻線に伝達された電力を整流する整流素子を有する整流回路と、整流回路からの出力を平滑化する平滑コイルおよび平滑コンデンサと、スイッチング素子,トランス,整流素子,平滑コイルおよび平滑コンデンサを固定し、かつ、整流回路に流れる電流のリターン経路となる金属筐体と、を備えた車載用DCDCコンバータであって、整流素子には、カソード端子であるピンとアノード端子である圧入部を有する圧入ダイオードが用いられ、金属製の固定部材の開孔部に圧入ダイオードの圧入部が圧入されて一体に形成されたサブモジュールが、金属筐体に形成された凹部に嵌合されて、圧入ダイオードと金属筐体との電気的および機械的な接続がなされており、圧入ダイオードのピンとトランスの二次巻線の端部とが直接接続されているものである。
この発明の車載用DCDCコンバータによれば、整流素子である圧入ダイオードを固定部材の開孔部に圧入したサブモジュールが、金属筐体に形成された凹部に嵌合されて、圧入ダイオードと金属筐体との電気的および機械的な接続がなされており、圧入ダイオードのピンとトランスの二次巻線の端部とが直接接続されているので、圧入ダイオードの実装高さが低くなることでトランスの高さを低くすることが可能になるとともに、トランスの二次巻線と整流素子との接続経路を短縮することができるため、小型化および低損失化を図ることができる。
また、直接接続により部品点数が削減され、低コスト化と組み立て性の向上を図ることができる。
この発明に係る車載用DCDCコンバータは、スイッチング素子を有するインバータ回路と、一次巻線と二次巻線を有しインバータ回路から一次巻線に供給された電力を二次巻線に伝達するトランスと、二次巻線に伝達された電力を整流する整流素子を有する整流回路と、整流回路からの出力を平滑化する平滑コイルおよび平滑コンデンサと、スイッチング素子,トランス,整流素子,平滑コイルおよび平滑コンデンサを固定し、かつ、整流回路に流れる電流のリターン経路となる金属筐体と、を備えた車載用DCDCコンバータであって、整流素子には、カソード端子であるピンとアノード端子である圧入部を有する圧入ダイオードが用いられ、金属製の固定部材とその固定部材の開孔部に圧入部が圧入された圧入ダイオードとからなるサブモジュールが、金属筐体に形成された凹部に固定され、圧入ダイオードと金属筐体と電気的および機械的続されており、圧入ダイオードのピンとトランスの二次巻線の端部とが直接接続されているものである。
この発明の車載用DCDCコンバータによれば、金属製の固定部材とその固定部材の開孔部に圧入部が圧入された圧入ダイオードとからなるサブモジュールが、金属筐体に形成された凹部に固定され、圧入ダイオードと金属筐体と電気的および機械的続されており、圧入ダイオードのピンとトランスの二次巻線の端部とが直接接続されているので、圧入ダイオードの実装高さが低くなることでトランスの高さを低くすることが可能になるとともに、トランスの二次巻線と整流素子との接続経路を短縮することができるため、小型化および低損失化を図ることができる。
また、直接接続により部品点数が削減され、低コスト化と組み立て性の向上を図ることができる。

Claims (4)

  1. スイッチング素子を有するインバータ回路と、
    一次巻線と二次巻線を有し前記インバータ回路から前記一次巻線に供給された電力を前記二次巻線に伝達するトランスと、
    前記二次巻線に伝達された電力を整流する整流素子を有する整流回路と、
    前記整流回路からの出力を平滑化する平滑コイルおよび平滑コンデンサと、
    前記スイッチング素子,前記トランス,前記整流素子,前記平滑コイルおよび平滑コンデンサを固定し、かつ、前記整流回路に流れる電流のリターン経路となる金属筐体と、を備えた車載用DCDCコンバータであって、
    前記整流素子には、カソード端子であるピンとアノード端子である圧入部を有する圧入ダイオードが用いられ、
    金属製の固定部材の開孔部に前記圧入ダイオードの前記圧入部が圧入されて一体に形成されたサブモジュールが、前記金属筐体に電気的および機械的に接続され、前記圧入ダイオードの前記ピンと前記トランスの前記二次巻線の端部とが直接接続されていることを特徴とする車載用DCDCコンバータ。
  2. 請求項1に記載の車載用DCDCコンバータにおいて、
    前記金属筐体は、前記サブモジュールを嵌合するための凹部を有し、
    前記サブモジュールは、前記金属筐体の前記凹部に嵌合されて、前記圧入ダイオードと前記金属筐体との電気的および機械的な接続がなされていることを特徴とする車載用DCDCコンバータ。
  3. 請求項2に記載の車載用DCDCコンバータにおいて、
    前記サブモジュールを形成する前記固定部材の前記開孔部の表面硬度を前記圧入ダイオードの前記圧入部の表面硬度より小さくするとともに、前記凹部と嵌合する前記固定部材の嵌合面の表面強度を前記凹部の表面硬度より小さくしたことを特徴とする車載用DCDCコンバータ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車載用DCDCコンバータにおいて、
    前記トランスの前記二次巻線の端部は、前記サブモジュールの前記固定部材に設けた支柱に絶縁部材を介して支持されていることを特徴とする車載用DCDCコンバータ。
JP2014216868A 2014-10-24 2014-10-24 車載用dcdcコンバータ Active JP5992485B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014216868A JP5992485B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 車載用dcdcコンバータ
DE102015220191.0A DE102015220191B4 (de) 2014-10-24 2015-10-16 Gleichspannungswandler für ein Fahrzeug

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014216868A JP5992485B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 車載用dcdcコンバータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016086494A true JP2016086494A (ja) 2016-05-19
JP5992485B2 JP5992485B2 (ja) 2016-09-14

Family

ID=55698568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014216868A Active JP5992485B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 車載用dcdcコンバータ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5992485B2 (ja)
DE (1) DE102015220191B4 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019068698A (ja) * 2017-10-05 2019-04-25 三菱電機株式会社 電力変換装置および電力変換装置の製造方法
JP2020108192A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 株式会社豊田自動織機 回路基板構成体

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002261210A (ja) * 2001-02-28 2002-09-13 Hitachi Ltd 半導体装置
JP2005192367A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Tdk Corp スイッチング電源装置
JP2009043925A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Sanken Electric Co Ltd 半導体装置及びその取付方法
JP2013188010A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Mitsubishi Electric Corp 絶縁型スイッチング電源装置
JP2014093926A (ja) * 2012-11-07 2014-05-19 Mitsubishi Electric Corp スイッチング電源装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19757513A1 (de) 1997-12-23 1999-07-01 Helmut Wollnitzke Diode, insbesondere Einpreßdiode in Kühlplattenbauweise sowie Verfahren zur Herstellung einer Diode
JP4924797B2 (ja) 2006-02-16 2012-04-25 Tdk株式会社 車載用dc/dcコンバータ
JP5318071B2 (ja) 2010-11-01 2013-10-16 三菱電機株式会社 スイッチング電源

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002261210A (ja) * 2001-02-28 2002-09-13 Hitachi Ltd 半導体装置
JP2005192367A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Tdk Corp スイッチング電源装置
JP2009043925A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Sanken Electric Co Ltd 半導体装置及びその取付方法
JP2013188010A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Mitsubishi Electric Corp 絶縁型スイッチング電源装置
JP2014093926A (ja) * 2012-11-07 2014-05-19 Mitsubishi Electric Corp スイッチング電源装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019068698A (ja) * 2017-10-05 2019-04-25 三菱電機株式会社 電力変換装置および電力変換装置の製造方法
JP2020108192A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 株式会社豊田自動織機 回路基板構成体

Also Published As

Publication number Publication date
DE102015220191B4 (de) 2023-07-06
JP5992485B2 (ja) 2016-09-14
DE102015220191A1 (de) 2016-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI584315B (zh) 電源模組與應用其之能量轉換裝置
JP5558543B2 (ja) スイッチング電源装置
US10326379B2 (en) Power conversion device
JP6451620B2 (ja) 電源装置
JP4862846B2 (ja) 電源トランス及びインダクタンス部品
JP5992485B2 (ja) 車載用dcdcコンバータ
JP5318071B2 (ja) スイッチング電源
JP5414824B2 (ja) 絶縁型dc−dcコンバータ
JP6678816B2 (ja) 電力変換装置
JP3180974U (ja) Dc−dcコンバータ
JP5406349B1 (ja) スイッチング電源装置
JP2017037946A (ja) 電力変換装置
JP2006288052A (ja) Dc−dcコンバータ
JP5271937B2 (ja) トランスの取付構造
JP6647350B2 (ja) 電力変換装置
JP5683672B1 (ja) 電源装置
JP2013188010A (ja) 絶縁型スイッチング電源装置
JP5342623B2 (ja) スイッチング電源装置
JP5451860B1 (ja) スイッチング電源装置
JP5992483B2 (ja) 車両用dc―dcコンバータ
JP6064790B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP6458241B2 (ja) 巻線部品およびこれを用いた電源装置
JP2020013894A (ja) 回路基板
JP6505187B2 (ja) 電力変換装置および電力変換装置の製造方法
JP5992024B2 (ja) スイッチング電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160817

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5992485

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250