JP2018148058A - 回路装置および電力変換装置 - Google Patents

回路装置および電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018148058A
JP2018148058A JP2017042281A JP2017042281A JP2018148058A JP 2018148058 A JP2018148058 A JP 2018148058A JP 2017042281 A JP2017042281 A JP 2017042281A JP 2017042281 A JP2017042281 A JP 2017042281A JP 2018148058 A JP2018148058 A JP 2018148058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
heat transfer
transfer member
heat
circuit device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017042281A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018148058A5 (ja
Inventor
野田 秀夫
Hideo Noda
秀夫 野田
増田 暁雄
Akio Masuda
暁雄 増田
熊谷 隆
Takashi Kumagai
隆 熊谷
智仁 福田
Tomohito Fukuda
智仁 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2017042281A priority Critical patent/JP2018148058A/ja
Publication of JP2018148058A publication Critical patent/JP2018148058A/ja
Publication of JP2018148058A5 publication Critical patent/JP2018148058A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transformer Cooling (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】トランスなど回路部品におけるコアの温度上昇が抑制され得る電力変換装置に適用される回路装置を提供する。【解決手段】励磁用コイル40の巻線層CSで外周面を囲まれた中央脚部32bと、中央脚部32bとの間に巻線層CSを介在して中央脚部32bの両側に中央脚部32bに沿って並設され端部を前記中央脚部32bの端部に連接される側方脚部32a,32cとを有するトランス用コアを備えた回路装置において、中央脚部32cに磁軸方向に沿った孔部39を設け、孔部39に前記トランス用コア材より熱伝導率の大きな伝熱部材50を埋設するとともに、伝熱部材50が前記トランス用コア外部の放熱部材55に熱的および機械的に接続されるようにした。【選択図】図3

Description

この発明は、電力変換装置に適用される回路装置に関するもので、特に電力変換装置に使用されるトランスなど回路部品のコアの放熱構造に関する。
トランスおよび平滑コイルを含む電力変換装置が知られている(特許文献1および特許文献2を参照)。装置の動作時に、装置に含まれるトランスおよび平滑コイルのコアは発熱して、コアの温度が上昇する。コアの温度が上昇するにつれて、渦電流損およびヒステリシス損などのコアにおける損失が増大する。
そこで、コアの温度が上昇することを抑制するため、特許文献1に記載された装置では、上下一対のコア同士間にコア材より熱伝導の高い伝熱部材を設け、その伝熱部材を介し温度上昇の大きい上側コアの熱を下側コアに伝えて放散させている。
また、特許文献2に記載された装置では、コアの隅部にスリットを設け、そこに伝熱冷却板を挿入して、コアの熱を外部へ放散させている。
特開2015−230914号公報 特開2015−103537号公報
しかし、特許文献1に記載された装置では、伝熱部材がコアの内部に埋設されているため、熱を効率良くコアの外部に伝達されず、コアの温度が上昇することを抑制することができなかった。
また、特許文献2に記載された装置では、コアの最も温度上昇の大きいコア中央部の熱をコア外部に放散させることが出来ず、コアの温度が上昇することを抑制することができなかった。
この発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、コアの温度上昇が抑制され得る回路装置を提供することである。
この発明の回路装置は、コイルを巻装され前記コイルの巻線層で外周面を囲まれた中央脚部と、前記中央脚部の両側に並設され前記中央脚部との間に前記巻線層を介在する側方脚部とを有し、前記中央脚部の端部と前記側方脚部の端部とは互いに連接されるトランス用コアを備えたものにおいて、前記中央脚部に磁軸方向に沿った孔部を設け、前記孔部に前記トランス用コアを構成するコア材より熱伝導率の大きな伝熱部材を埋設して前記伝熱部材を前記中央脚部の磁軸方向に延在させるとともに、前記伝熱部材からの伝熱を前記トランス用コアの外部へ導出する放熱部材に前記伝熱部材が熱的および機械的に接続されるようにしたものである。
この発明に係る回路装置では、放熱部材に接続された伝熱部材がコアの温度上昇の最も高い箇所に配置されているため、回路装置の動作時にコアで発生する熱を効率良く放熱部材に伝達でき、コアの温度上昇が確実に抑制され得る。
この発明における実施の形態1に係る電力変換装置の回路図である。 この発明における実施の形態1に係る電力変換装置に使用される回路部品の概略平面図である。 この発明における実施の形態1に係る回路部品の、図2に示すA−A線における概略断面図である。 この発明における実施の形態1の変形例1に係る回路部品の、図2に示すA−A線における概略断面図である。 この発明における実施の形態1の変形例2に係る回路部品の、図2に示すA−A線における概略断面図である。 この発明における実施の形態1の変形例3に係る回路部品の、図2に示すA−A線における概略断面図である。 この発明における実施の形態1に係るコア内温度分布を示す概略構成図である。 この発明における実施の形態2に係る回路部品の概略断面図である。 この発明における実施の形態3に係る回路部品の概略平面図である。 この発明における実施の形態3に係る回路部品の、図9に示すB−B線における概略断面図である。
以下、この発明の実施の形態を説明する。なお、同一の構成には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
実施の形態1.
この発明における実施の形態1を図1から図7までに基づいて説明する。図1は実施の形態1に係る電力変換装置の回路図である。図2は実施の形態1に係る電力変換装置に使用される回路部品の概略平面図である。図3は実施の形態1に係る回路部品の、図2に示すA−A線における概略断面図である。図4は実施の形態1の変形例1に係る回路部品の、図2に示すA−A線における概略断面図である。図5は実施の形態1の変形例2に係る回路部品の、図2に示すA−A線における概略断面図である。図6は実施の形態1の変形例3に係る回路部品の、図2に示すA−A線における概略断面図である。図7は実施の形態1に係るコア内温度分布を示す概略構成図である。
図1を参照して、本実施の形態1に係る電力変換装置1における回路構成の一例を説明する。本実施の形態1に係る電力変換装置1は、自動車用のDC−DCコンバータであってもよい。電力変換装置1は、入力端子10と、入力端子10に接続されるインバータ回路11と、インバータ回路11に接続されるトランス12と、トランス12に接続される整流回路13と、整流回路13に接続される平滑回路14と、平滑回路14に接続される出力端子17とを備える。
インバータ回路11は、一次側スイッチング素子11A,11B,11C,11Dを含
む。トランス12は、インバータ回路11に接続される一次側コイル導体12Aと、一次
側コイル導体12Aに磁気的に結合した二次側コイル導体12Bとによって構成されている。二次側コイル導体12Bは、整流回路13に接続されている。
整流回路13は、二次側スイッチング素子13A,13B,13C,13Dを含んでおり、平滑回路14は、平滑用インダクタンスを有するコイル15と、平滑用キャパシタンスを有するコンデンサ16とを含む。
ここで、一次側スイッチング素子11A,11B,11C,11Dおよび二次側スイッチング素子13A,13B,13C,13Dは、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)またはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であってもよい。
本実施の形態1に係る電力変換装置1によれば、例えば、入力端子10に入力された約100Vから約600Vの直流電圧を、約12Vから約16Vの直流電圧に変換して、出力端子17から出力される。具体的には、入力端子10に入力された直流の高電圧は、インバータ回路11によって第1の交流電圧に変換される。第1の交流電圧は、トランス12によって、第1の交流電圧よりも低い第2の交流電圧に変換される。第2の交流電圧は、整流回路13によって整流される。平滑回路14は、整流回路13から出力された電圧を平滑して、低い直流電圧を出力端子17に出力する。
次に、図2および図3を参照して、本実施の形態1における回路装置としての回路部品20を説明する。電力変換装置1のうち平滑コイル15を含む領域が本実施の形態の回路部品20である。本実施の形態での回路部品20は、トランス12、リアクトルもしくはモータのような電力用の部品、または、電磁ノイズ除去部品であってもよい。
本実施の形態における回路部品20は、コア30と、励磁用コイル40と、第1の伝熱部材50と、第1の放熱部材55とを主に備える。本実施の形態での回路部品20は、基板21をさらに備えていてもよい。
基板21は、第1の主面21aと、第1の主面21aと反対側の第2の主面21bとを有する。基板21は、例えばプリント基板であり、基板21は第1の主面21a上にコイル40が配置される片面配線基板であってもよいし、第1の主面21aおよび第2の主面21b上にコイル40が配置される両面配線基板であってもよい。また、基板21は第1の主面21aおよび第2の主面21b上ならびに基板21の内部に多層のコイル40を含む多層基板であってもよい。基板21は、FR−4基板のようなガラスエポキシ基板であってもよい。
基板21は、第1の主面21aと第2の主面21bとの間を貫通する複数の貫通孔24,25,26を有している。貫通孔24は、第2のコア部32の第1の脚部32aを受け入れる。貫通孔25は、第2のコア部32の第2の脚部(中央脚部)32bを受け入れる。貫通孔26は、第2のコア部32の第3の脚部32cを受け入れる。基板21は、図示しない支柱および抑え器具によって、第1の放熱部材55の上方に支持されてもよい。
コア30は、頂部33と、頂部33と反対側の底部34と、頂部33と底部34との間
の側部35とを有している。頂部33は、基板21の第1の主面21aに沿って延在する平面であってもよい。底部34は、基板21の第2の主面21bに沿って延在する平面であってもよい。側部35は、頂部33と底部34とを接続する側面であってもよい。
コア30は、第1のコア部31と第2のコア部32とを含んでもよい。第1のコア部3
1は、基板21の第2の主面21bの下方に位置してもよい。第2のコア部32は、基板21の第1の主面21aの上方に位置してもよい。第1のコア部31は、第1の放熱部材55上に載置されてもよい。第2のコア部32は、第1のコア部31上に配置されてもよい。
第2のコア部32は、第1の脚部32a、第2の脚部32bおよび第3の脚部32cを有している。第2の脚部32bは、第1の脚部32aと第3の脚部32cとの間に位置している中央脚部を構成するものであり、上下方向に延びる磁軸を有する。第1の脚部32aおよび第3の脚部32cは中央脚部としての第2の脚部32bの両側に脚部32bに沿って延在する側方脚部を構成している。
第2のコア部32の第1の脚部32aは、第1の主面21a側から、貫通孔24を貫通している。第2のコア部32の第2の脚部32bは、第1の主面21a側から、貫通孔25を貫通している。第2のコア部32の第3の脚部32cは、第1の主面21a側から、貫通孔26を貫通している。コア30は、第1の主面21aと第2の主面21bとの間を貫通する貫通部を含む。コア30の貫通部は、第2のコア部32の第2の脚部32bであってもよい。
第2のコア部32の第1の脚部32aおよび第3の脚部32cは、第1のコア部31の主面に接してもよい。第2のコア部32の第2の脚部(中央脚部)32bは、第1のコア部31の主面に接してもよい。第2の脚部(中央脚部)32bは、第1の脚部32aおよび第3の脚部32cと同じ長さを有してもよいし、第1の脚部32aおよび第3の脚部32cよりも短い長さを有してもよい。
本実施の形態では、第1のコア部31は、底部34から第1のコア部31と第2のコア部32との接合面36に向けて貫通する第1の孔部38を有する。さらに、第1の孔部38は第2のコア部32の第2の脚部32bに向かって貫通している。この第1の孔部38は磁軸方向に平行、すなわち磁軸方向に沿って形成されている。
また、第1の孔部38は、第1のコア部31の底部が大きく、第1のコア部31の上部が小さくなるようなテーパー角度を有している。なお、第1の孔部38の断面形状は、円形、楕円形、多角形であってもよい。
第2のコア部32は、第2のコア部32の第2の脚部32bに、第1のコア部31と第2のコア部32との接合面36から頂部33に向かう第2の孔部39を有する。第2の孔部39は第1の孔部38と軸を同じとしている。図3に示すように第2の孔部39は頂部33に向け貫通してもよい。第2の孔部39は、第2のコア部32の底部が大きく、第2のコア部32の上部が小さくなるようなテーパー角度を有している。なお、第2の孔部39の断面形状は、円形、楕円形、多角形であってもよい。
コア30は、図3に示すように第1のコア部31はI形状を有し、第2のコア部32はE形状を有しているEI型コアであってもよい。
(変形例1)
図4は、実施の形態1における変形例1を示しており、第2の孔部39は頂部33に向け貫通していないが、孔部38,39に埋設されてコア30の中央脚部32bに磁軸方向で延在する伝熱部材50の延在方向の長さ寸法HSは、中央脚部32bでの磁軸方向におけるコア30の高さ寸法HFに対して20%以上の適正値(HS/HF≧0.2)を有していることが望ましい。この変形例1の場合も、第1のコア部31はI形状を有し、第2のコア部32はE形状を有している。
(変形例2)
図5は、実施の形態1における変形例2を示しており、図3に示すものとは逆に第1のコア部31はE形状を有し、第2のコア部32はI形状を有している。
(変形例3)
図6は、実施の形態1における変形例3を示しており、第1のコア部31および第2のコア部32はともにE形状を有している。
また、コア30は、EER型コアまたはER型コアであってもよい。コア30は、Mn−Zn系フェライトもしくはNi−Zn系フェライトのようなフェライトコア、アモルファスコアまたはアイアンダストコア等の軟磁性材料であってもよい。
コイル40は、基板21の第1の主面21a上に配置される。コイル40は、薄膜状のコイルパターンであってもよい。コイル40は、例えば、100μmの厚さを有する薄い導体層であってもよい。コイル40は、巻線であってもよい。コイル40の一部は、第1のコア部31と第2のコア部32との間に挟まれてもよい。
コイル40は、基板21よりも低い電気抵抗率および基板21よりも低い熱抵抗率を有する材料で構成される。コイル40は、銅(Cu)、金(Au)、銅(Cu)合金、ニッケル(Ni)合金、金(Au)合金、銀(Ag)合金などの金属で形成されてもよい。
コイル40は、コア30の少なくとも一部を囲むもので、具体的には、コイル40は、コア30の貫通部(第2の脚部32b)を囲んでいる。コイル40が、コア30の少なくとも一部を囲むことは、コイル40が、コア30の少なくとも一部の周りに約1ターン以上巻回されていることを意味する。約1ターンは、半ターンを意味する。本実施の形態では、コイル40は、コア30の貫通部(第2の脚部32b)の周りに約1ターン巻回されている。
コア30の第1の孔部38および第2の孔部39には、第1の伝熱部材50が埋設される。第1の伝熱部材50は、コア30の第1の孔部38の内面と第2の孔部39の内面に埋設させる形状を有し、コア30の第1の孔部38の内面と第2の孔部39の内面に面接触している。第1の伝熱部材50は、第1の伝熱部材50に対向するコア30の第1の孔部38の内面と第2の孔部39の内面の全てに接触してもよい。
第1の伝熱部材50がコア30の第1の孔部38の内面と第2の孔部39の内面に面接触することにより、コア30を位置決めすることと、第1のコア31と第2のコア32との接合位置を決めることができる。
第1の伝熱部材50は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、SUS304等の鉄(Fe)合金、りん青銅等の銅(Cu)合金またはADC12等のアルミニウム(Al)合金といった金属で構成されてもよい。第1の伝熱部材50は、熱伝導性フィラーを含有する、ポリフェニレンサルファイド(PPS)もしくはポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の樹脂材料で構成されてもよい。第1の伝熱部材50は、0.1W/(m・K)以上、好ましくは1.0W/(m・K)以上、さらに好ましくは10.0W/(m・K)以上の熱伝導率を有してもよい。第1の伝熱部材50は、剛性を有してもよいし、可撓性を有してもよい。
コア30の底部には、第1の放熱部材55が設けられ、第1の伝熱部材50の底部50bに熱的および機械的に接続されている。第1の伝熱部材50は、ビス止め、溶接、接着剤等の固定手段によって、第1の放熱部材55に熱的および機械的に接続される。
また、第1の伝熱部材50と第1の放熱部材55は同じ材質による一体物であってもよい。第1の放熱部材55は、コア30、コイル40および第1の伝熱部材50を収容する電力変換装置1の筐体の一部を構成してもよい。第1の放熱部材55は、コア30を支持してもよい。第1の放熱部材55は、コア30の底部34に面接触してもよい。
そのため、コア30で発生する熱の一部は、低い熱抵抗で第1の放熱部材55に伝達され得る。第1の放熱部材55は、ヒートシンクであってもよい。第1の放熱部材55は、鉄(Fe)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)合金またはアルミニウム(Al)合金のような金属材料で構成されてもよい。第1の放熱部材55は、0.1W/(m・K)以上、好ましくは1.0W/(m・K)以上、さらに好ましくは10.0W/(m・K)以上の熱伝導率を有してもよい。第1の放熱部材55は、好ましくは、アルミニウム(Al)またはアルミニウム(Al)合金のような高熱伝導材料で構成されてもよい。第1の放熱部材55は、接地されてもよい。
次に本実施の形態における電力変換装置として適用される回路装置の効果を説明する。
本実施の形態の電力変換装置1に使用される回路部品は、コア30と、コア30の少なくとも一部を囲むコイル40と、コア30に設けられた第1の孔部38と第2の孔部39に面接触する第1の伝熱部材50と、第1の伝熱部材50に熱的および機械的に接続される第1の放熱部材55とを備える。
図7は電力変換動作時にコア30内部に発生する熱による温度分布を示した模式図である。コイル40に流れる電流により発生する交番磁界は、第2コア32の中央脚部32b近傍に最も集中するため、コアのヒステリシス損失によって生ずる発熱が中央脚部32b内部が最も大きくなり、なお且つ、中央脚部32bの周囲はコイル40および基板21で周囲を覆われているため放熱しにくい状態にある。このため、中央脚部32b近傍が最も温度が高くなる。また、熱は上部に逃げるため温度分布は上下非対称となる。
第1の伝熱部材50はコア30内部の温度の高い中央脚部32b近傍に磁軸に沿った方向に設けられた第1の孔部38および第2の孔部39の内面に面接触し、なお且つ、第1の放熱部材55にも熱的に接続されているため、第1の伝熱部材50とコア30との間の熱抵抗は減少され得る。
回路部品20および電力変換装置1の動作時にコア30で発生する熱は、コア30に面接触する第1の伝熱部材50を介して、より低い熱抵抗で、第1の放熱部材55に伝達される。このように、本実施の形態の回路部品20および電力変換装置1によれば、コア30の温度上昇が効果的に抑制され得る。
本実施の形態に係る回路部品20および電力変換装置1において、第1の放熱部材55に熱的および機械的に接続された第1の伝熱部材50は、コア30に設けられた第1の孔部38と第2の孔部39の内面に面接触するため、第1の放熱部材55に対するコアの位置決めを容易に行うことができる上、第1のコア部31と第2のコア部32との位置合わせも容易に行うことができる。
また、第1の伝熱部材50の外面と第1の孔部38および第2の孔部39の内面を頂点の径が小さくなる方向の同一角度のテーパー形状とすることにより、コア30の自重等による上部からの抑えにより、第1の伝熱部材50の外面と第1の孔部38および第2の孔部39の内面の密着度が大きくなり、より熱抵抗を小さくすることができる。また、第1の伝熱部材50、第1の孔部38と第2の孔部39の断面形状を楕円、多角形等の真円形状以外の形状にすることにより、第1の放熱部材55に対するコア30の回転ズレを防止することができる。なお、第1の孔部38と第2の孔部39の断面形状が円形であれば、組立性は向上するし、面接触させ易い。
この発明における実施の形態1に係る回路装置は、図1から図7までに示すように、コイル40を巻装され前記コイル40の巻線層CSで外周を囲まれた第2の脚部32bからなる中央脚部と、前記中央脚部32bの両側に中央脚部32bに沿い中央脚部32bと隣り合って並設され前記中央脚部32bとの間に前記巻線層CSを介在する第1の脚部32aおよび第3の脚部32cからなる対をなす側方脚部とを有し、前記中央脚部32bの端部と前記側方脚部32a,32cの端部とは第1のコア部32の上部および第2のコア部31により構成されるヨーク部YKにより磁気的および機械的に結合されて互いに連接されるコア30からなるトランス用コアを備えた電力変換装置に適用される回路装置において、第2の脚部32aからなる前記中央脚部に磁軸方向に沿って上下に延在する孔部39を設け、前記孔部39にコア30からなる前記トランス用コアを構成するコア材より熱伝導率の大きな伝熱部材50を埋設するとともに、前記伝熱部材50からの伝熱を前記トランス用コアの外部へ導出するため水平方向に延在する放熱部材55に前記伝熱部材50がその底部50bにおける端面で面接触して熱的および機械的に接続されるようにしたことを特徴とする。
すなわち、一列に平行する3つの脚部32a,32b,32cと、隣り合う該脚部32a,32b,32c間に形成された2つの空間部と、該3つの平行する脚部32a,32b,32cの端部同士を接続する第1のコア部31と第2のコア部32の上部とからなるヨーク部YKを備え、前記3つの脚部32a,32b,32cの中央脚部32bを周回するように少なくとも1つの回路のコイル40を該2つの空間部の中に有したコア30からなるトランス用コアを備えた電力変換装置において、前記中央脚部32bに磁軸方向に沿った孔部39を設け、該孔部39にコア30からなる前記トランス用コア材より熱伝導率の大きな伝熱部材50を埋設するとともに、該伝熱部材50がコア30からなる前記トランス用コア外部の放熱部材55に熱的および機械的に接続されるようにしたものである。
コア30からなる前記トランス用コアの孔部39の内面と前記伝熱部材50は面接触するように構成されている。
コア30からなる前記トランス用コアは第1のコア部31と第2のコア部32とにより構成され、第1のコア部31は中央脚部32bを構成する構成部分および側方脚部32a,32cを構成する構成部分が設けられたE型コアとして構成される。第1のコア部31における中央脚部構成部分32bおよび側方脚部構成部分32a,32cの一端部(上方端部)はヨーク部YKにより互いに磁気的および機械的に結合され一体に形成されている。第2のコア部32は第1のコア部31における中央脚部構成部分32bおよび側方脚部構成部分32a,32cの他端部(下方端部)に連接するI型コアとして構成され、第1のコア部31における中央脚部構成部分32bおよび側方脚部構成部分32a,32cの他端部(下方端部)は第2のコア部32で構成されるヨーク部YKにより互いに磁気的および機械的に結合される。第2のコア部32を貫通し第1のコア部31へ貫入して伝熱部材50が埋設される孔部38,39が設けられている。前記トランス用コアはE型である第1のコア部31とI型である第2のコア部32とにより構成されるEI型コアとしての形状を有するものであり、E型の第1のコア部31と同様のコア部を向い合せにしたEE型や、このEE型のコア部における中央脚部を円柱状にしたEER型とすることもでき、前記トランス用コアとして単一のコア部を用いる場合には、EE型のコア部における中央脚部として周面を円弧状とした突部を有するER型を採用することもできる。
そして、前記回路装置における前記コイル40は、電力変換装置に内蔵して設けられた平滑用インダクタンスを有する平滑回路14における平滑用インダクタンスとして用いられ、前記回路装置が電力変換装置に適用される。
この構成により、伝熱部材50がコア30の温度上昇の最も高い箇所に面接触し、なお且つ放熱部材55に面接触により接続されているため、電力変換装置の動作時にコア30で発生する熱を効率良く放熱部材に伝達できる。したがって、この発明の電力変換装置によれば、コア30の温度上昇が確実に抑制され得る。また、伝熱部材50が一対のコア31,32からなるコア30の中心部に貫通する構造であるため、一対のコアの位置ズレ抑制効果も得られる。
また、この発明における実施の形態1に係る電力変換装置は、前項の構成において、コア30からなる前記トランス用コアの孔部39と前記伝熱部材50は、円錐または角錐の先端頭部を切り落とした截頭円錐形または截頭角錐形からなるテーパー形状を有するものであり、コア30からなる前記トランス用コアの孔部39と前記伝熱部材50の横断面形状は円形または楕円形あるいは多角形であることを特徴とする。
この構成により、円錐形または角錐形からなるテーパー形状を有し横断面形状は円形または楕円形あるいは多角形であり放熱部材55に接続された伝熱部材50がコア30の温度上昇の最も高い箇所に配置されてコア30に接しているため、回路装置の動作時にコア30で発生する熱を効率良く放熱部材55に伝達でき、コア30の温度上昇が確実に抑制され得る。
さらに、この発明における実施の形態1に係る電力変換装置は、前項または前々項の構成において、孔部38,39に埋設されてコア30の中央脚部32bに磁軸方向で延在する伝熱部材50の延在方向の長さ寸法HS(図4参照)は、中央脚部32bでの磁軸方向におけるコア30の高さ寸法HFに対して20%以上の適正値(HS/HF≧0.2)を有するように構成されている。
この構成により、伝熱部材50がコア30の温度上昇の最も高い箇所で所要の範囲において放熱部材55に接しているため、回路装置の動作時にコア30で発生する熱を効率良く放熱部材55に伝達でき、コア30の温度上昇が確実に抑制され得る。
実施の形態2.
この発明における実施の形態1を図8に基づいて説明する。図8は実施の形態2に係る回路部品の概略断面図である。
図8を参照して、実施の形態2に係る回路装置としての回路部品20aを説明する。本実施の形態の回路部品20aは、実施の形態1の回路部品20とほぼ同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の回路部品20aは、コア30の頂部33の上面に第2の放熱部材56を新たに備えている。第2の放熱部材56は、第1の伝熱部材50に熱的および機械的に接続される。第2の放熱部材56は、ビス止め、溶接、接着剤等の固定手段によって、第1の伝熱部材50に熱的および機械的に接続される。
そして、第1の放熱部材55がコア30の底面34、すなわち第2のコア部32の下面と面接触して水平方向に延在し熱的および機械的に接続されるのに対し、第2の放熱部材56はコア30の頂面33、すなわち第1のコア部33の上面と面接触して水平方向に延在し熱的および機械的に接続されるものである。
また、第1の伝熱部材50と第2の放熱部材56は同じ材質による一体物であってもよい。第2の放熱部材56は、コア30、コイル40および第1の伝熱部材50を収容する電力変換装置1の筐体の一部を構成してもよい。第2の放熱部材56は、コア30を支持してもよい。
そのため、コア30で発生する熱の一部は、低い熱抵抗で第2の放熱部材56に伝達され得る。第2の放熱部材56は、ヒートシンクであってもよい。第2の放熱部材56は、鉄(Fe)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)合金またはアルミニウム(Al)合金のような金属材料で構成されてもよい。第2の放熱部材56は、0.1W/(m・K)以上、好ましくは1.0W/(m・K)以上、さらに好ましくは10.0W/(m・K)以上の熱伝導率を有してもよい。第2の放熱部材56は、好ましくは、アルミニウム(Al)またはアルミニウム(Al)合金のような高熱伝導材料で構成されてもよい。
続いて本実施の形態の回路部品20aの効果を説明する。本実施の形態の回路部品20aは、実施の形態1の回路部品20と同様の効果を奏するが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の回路部品20aは、第2の放熱部材56をコア30の頂部33の上面に備えている。また第2の放熱部材56は第1の伝熱部材50と熱的および機械的に接続されている。従ってコア30から発生した熱を第1の伝熱部材50を介して、コア30の頂部33および底部34の両面から放散させことができる。本実施の形態の回路部品20aによれば、コア30の温度上昇がより確実に抑制され得る。また、第2の放熱部材56がコア30の頂部33の上面に面接触しているため、低い熱抵抗でコア30の熱を放散することもできる。
この発明における実施の形態2に係る電力変換装置は、図8に示すように、前述した実施の形態1における構成において、前記放熱部材は第1の放熱部材55および第2の放熱部材56としてコア30からなる前記トランス用コアの上下両側の外面に前記伝熱部材50の延在方向と直交方向に延在して設けられ、前記伝熱部材50の両側における頂部50aおよび底部50での各端面が前記上下の各放熱部材55,56に熱的および機械的に面接触してそれぞれ接続されるようにしたことを特徴とする。
この構成により、コア30から発生した熱を第1の伝熱部材55および第2の伝熱部材56を介して、コア30の頂部33および底部34の両面から放散させことができ、コア30の温度上昇がより確実に抑制され得る。また、第2の放熱部材56がコア30の頂部33の上面に面接触しているため、低い熱抵抗でコア30の熱を放散することもできる。
実施の形態3.
この発明における実施の形態3を図9および図10に基づいて説明する。図9は実施の形態3に係る回路部品の概略平面図である。図10は実施の形態3に係る回路部品の、図9に示すB−B線における概略断面図である。
図9および図10を参照して、実施の形態3に係る回路装置としての回路部品20bを説明する。本実施の形態の回路部品20bは、実施の形態1の回路部品20とほぼ同様の構成を備え、同様の効果を奏するが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の回路部品20bは、第1の伝熱部材50と第1の放熱部材55を熱的及
び機械的に接続する第2の伝熱部材52と第3の伝熱部材53を新たに備えている。
実施の形態1と同様に、第1の伝熱部材50は、コア30の底面34側においてビス止め、溶接、接着剤等の固定手段によって、第1の放熱部材55に直接熱的および機械的に接続されているが、新たにコア30の頂部33を経由し第1の放熱部材55に熱を伝える中継用伝熱部材として第2の伝熱部材52と第3の伝熱部材53を有する。
コア30の頂部33と第1の伝熱部材50の頂部50aに面接触する第2の伝熱部材52を備えている。第2の伝熱部材52と第1の放熱部材55を接続する支柱となる第3の伝熱部材53が設けられている。第2の伝熱部材52は第3の伝熱部材53とビス、溶接、接着剤などの固定手段で熱的および機械的に接続される。第3の伝熱部材53は第1の放熱部材55とビス、溶接、接着剤などの固定手段で熱的および機械的に接続される。第2の伝熱部材52は第2のコア部32を第1のコア部31に向けて押圧するよう配置してもよい。
また、第2の伝熱部材52と第3の伝熱部材53は同じ材質による一体物であってもよい。第2の伝熱部材52および第3の伝熱部材53は、コア30、コイル40および第1の伝熱部材50を収容する電力変換装置1の筐体の一部を構成してもよい。第2の伝熱部材52および第3の伝熱部材53は、コア30を支持してもよい。
そして、コア30の頂部33と第1の伝熱部材50の頂部50aに面接触して水平方向に延在する第2の伝熱部材52と対応して、コア30の底部33と第1の伝熱部材50の底部50bに面接触して水平方向に延在する追加の中継用伝熱部材として第4の伝熱部材(図示せず)を設け、第1の伝熱部材50の両側に設けられた頂部50aおよび底部50bでの端面が第1〜3の伝熱部材50,52,53および第4の伝熱部材からなる角筒状の伝熱構成体を形成する中継用伝熱部材を介して第1の放熱部材55に面接触によりそれぞれ接続されるようにすることもできる。コア30の頂部33と第1の伝熱部材50の頂部50aに面接触する第2の伝熱部材52と、コア30の底部33と第1の伝熱部材50の底部50bに面接触する第4の伝熱部材と、コア30の両側面に沿って延在し第2の伝熱部材52の両端部と第4の伝熱部材の両端部を熱的および機械的に面接触によりそれぞれ接続する第3の伝熱部材53,53とを設けることにより、コア30の上下両面および左右両面を囲む第1〜3の伝熱部材50,52,53および第4の伝熱部材からなる角筒状の伝熱構成体を形成し、この伝熱構成体の下面を第1の放熱部材55に接続されるようにすることもできるものである。
第2の伝熱部材52は、コア30の頂部33に面接触しているため、コア30で発生する熱の一部は、低い熱抵抗で第2の伝熱部材52に伝達され得る。第2の伝熱部材52および第3の伝熱部材53は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、SUS304等の鉄(Fe)合金、りん青銅等の銅(Cu)合金またはADC12等のアルミニウム(Al)合金といった金属で構成されてもよい。第2の伝熱部材52および第3の伝熱部材53は、熱伝導性フィラーを含有する、ポリフェニレンサルファイド(PPS)もしくはポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の樹脂材料で構成されてもよい。第2の伝熱部材52および第3の伝熱部材53は、0.1W/(m・K)以上、好ましくは1.0W/(m・K)以上、さらに好ましくは10.0W/(m・K)以上の熱伝導率を有してもよい。第2の伝熱部材52および第3の伝熱部材53は、剛性を有してもよいし、可撓性を有してもよい。
本実施の形態における回路装置としての回路部品20bの効果を説明する。本実施の形態での回路部品20bは、実施の形態1の回路部品20とほぼ同様の効果を奏するが、主に以下の点で異なる。
本実施の形態の回路部品20bは、実施の形態1の回路部品20に加え新たに第2の伝熱部材52をコア30の頂部33および第1の伝熱部材50の頂部50aに面接触して備えている。また、第2の伝熱部材52は第3の伝熱部材53と熱的および機械的に接続されている。また、第3の伝熱部材53は第1の放熱部材55と熱的および機械的に接続されている。従ってコア30から発生した熱を第1の伝熱部材50を介して、コア30の頂部33および底部34の両面から放散させことができる。
従って、本実施の形態の回路部品20bによれば、コア30の温度上昇がより確実に抑制され得る。また、第2の伝熱部材52がコア30の頂部33の上面に面接触しているため、低い熱抵抗でコア30の熱を放散する
こともできる。
この発明における実施の形態3に係る電力変換装置は、前述した実施の形態1または実施の形態2における構成において、図9および図10に示すように、前記伝熱部材50の頂部50aおよび底部50bにおける少なくとも片側の端面が他の伝熱部材である中継用伝熱部材52,53を介して前記放熱部材55に熱的および機械的に接続されることを特徴とする。
前記放熱部材55がコア30からなる前記トランス用コアの外面を構成する少なくとも1つの面に面接触するように構成されている。
また、前記他の伝熱部材である中継用伝熱部材52,53が前記トランス用コアの外面を構成する少なくとも1つの面に面接触するように構成されている。
そして、第1の伝熱部材50の延在方向における両端面が第1〜3の伝熱部材50,52,53および第4の伝熱部材からなる角筒状の伝熱構成体を形成する中継用伝熱部材を介して第1の放熱部材55に接続されるようにすることもできる。
この構成により、前記伝熱部材50の少なくとも片側の端面が他の伝熱部材である中継用伝熱部材52,53を介して前記放熱部材55に熱的および機械的に接続されることによって、コア30の温度上昇がより確実に抑制され得る。また、第1の伝熱部材50の両端面が第1〜3の伝熱部材50,52,53および第4の伝熱部材からなる角筒状の伝熱構成体を形成する中継用伝熱部材を介して第1の放熱部材55に接続されるコア30の温度上昇がさらに確実に抑制され得る。そして、第2の伝熱部材52がコア30の頂部33の上面に面接触している場合には、低い熱抵抗でコア30の熱を放散することができる。
なお、以上説明してきた実施の形態および変形例はすべて例示であって、矛盾のない限り、今回開示された実施の形態および変形例の少なくとも2つを組み合わせることが可能で、ほぼ同様の効果が得られる。
1 電力変換装置、 10 入力端子、 11 インバータ回路、 11A,11B,11C,11D 一次側スイッチング素子、 12 トランス、 12A 一次側コイル導体、 12B 二次側コイル導体、 13 整流回路、 13A,13B,13C,13D 二次側スイッチング素子、 14 平滑回路、 15 平滑コイル、 16 コンデンサ、 17 出力端子、 20,20a,20b 回路部品、 21 基板、 21a 第1の主面、 21b 第2の主面、 24,25,26 貫通孔、 30 コア、 31 第1のコア部、 32 第2のコア部、 32a 第1の脚部(側方脚部)、 32b 第2の脚部(中央脚部)、 32c 第3の脚部(側方脚部)、 33 頂部、 34 底部、 35 側部、 36 接合面、 38 第1の孔部、39 第2の孔部、 40 コイル、 50 第1の伝熱部材、 50a 頂部、 50b 底部、 52 第2の伝熱部材(中継用伝熱部材)、 53 第3の伝熱部材(中継用伝熱部材)、 55 第1の放熱部材、 56 第2の放熱部材。

Claims (15)

  1. コイルを巻装され前記コイルの巻線層で外周面を囲まれた中央脚部と、前記中央脚部の両側に並設され前記中央脚部との間に前記巻線層を介在する側方脚部とを有し、前記中央脚部の端部と前記側方脚部の端部とは互いに連接されるトランス用コアを備えたものにおいて、前記中央脚部に磁軸方向に沿った孔部を設け、前記孔部に前記トランス用コアを構成するコア材より熱伝導率の大きな伝熱部材を埋設して前記伝熱部材を前記中央脚部の磁軸方向に延在させるとともに、前記伝熱部材からの伝熱を前記トランス用コアの外部へ導出する放熱部材に前記伝熱部材が熱的および機械的に接続されるようにしたことを特徴とする回路装置。
  2. 前記トランス用コアの孔部の内面と前記伝熱部材は面接触することを特徴とする請求項1に記載の回路装置。
  3. 前記トランス用コアの孔部と前記伝熱部材は截頭円錐形または截頭角錐形からなるテーパー形状を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回路装置。
  4. 前記トランス用コアの孔部と前記伝熱部材の横断面形状は円形であることを特徴とする請求項3に記載の回路装置。
  5. 前記トランス用コアの孔部と前記伝熱部材の横断面形状は楕円形であることを特徴とする請求項3に記載の回路装置。
  6. 前記トランス用コアの孔部と前記伝熱部材の横断面形状は多角形であることを特徴とする請求項3に記載の回路装置。
  7. 前記伝熱部材の延在方向の長さ寸法は、前記伝熱部材の延在方向におけるコア寸法の20%以上であることを特徴とする請求項1から請求項6までの何れかに記載の回路装置。
  8. 前記トランス用コアは、前記中央脚部と前記側方脚部とを構成する中央脚部構成部分および側方脚部構成部分を有し前記中央脚部構成部分および前記側方脚部構成部分の一端をヨーク部で連接した第1のコア部と、前記中央脚部構成部分および前記側方脚部構成部分の一端に連接される第2のコア部とにより構成されるものであって、前記孔部を前記第2のコア部を貫通し前記第1のコア部に貫入して設けるととともに、前記孔部に前記トランス用コアを構成するコア材より熱伝導率の大きな伝熱部材を埋設することを特徴とする請求項1から請求項7までの何れかに記載の回路装置。
  9. 前記伝熱部材の少なくとも片側の端面が前記放熱部材に接続されることを特徴とする請求項1から請求項8までの何れかに記載の電力変換装置。
  10. 前記放熱部材を構成する第1の放熱部材が前記トランス用コアにおける一方側の外面に前記伝熱部材の延在方向と直交して配設されるとともに、前記放熱部材を構成する第2の放熱部材が前記トランス用コアを挟んで前記トランス用コアにおける他方側の外面に配設されるものであって、前記伝熱部材の両側の端面が前記第1および第2の放熱部材にそれぞれ接続されるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項8までの何れかに記載の回路装置。
  11. 前記伝熱部材の少なくとも片側の端面が中継用伝熱部材を介して前記放熱部材に接続されることを特徴とする請求項1から請求項6までの何れかに記載の回路装置。
  12. 前記伝熱部材における両側の端面が中継用伝熱部材を介して前記放熱部材に接続されることを特徴とする請求項1から請求項6までの何れかに記載の回路装置。
  13. 前記放熱部材が前記トランス用コアの少なくとも1つの面に面接触することを特徴とする請求項1から請求項11までの何れかに記載の回路装置。
  14. 前記中継用伝熱部材が前記トランス用コアの少なくとも1つの面に面接触することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の回路装置。
  15. 平滑用インダクタンスを有する平滑回路を備え、前記平滑用インダクタンスとして前記回路装置における前記コイルを用いることを特徴とする請求項1から請求項14までの何れかに記載の電力変換装置。
JP2017042281A 2017-03-07 2017-03-07 回路装置および電力変換装置 Pending JP2018148058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017042281A JP2018148058A (ja) 2017-03-07 2017-03-07 回路装置および電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017042281A JP2018148058A (ja) 2017-03-07 2017-03-07 回路装置および電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018148058A true JP2018148058A (ja) 2018-09-20
JP2018148058A5 JP2018148058A5 (ja) 2019-11-14

Family

ID=63588836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017042281A Pending JP2018148058A (ja) 2017-03-07 2017-03-07 回路装置および電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018148058A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020189291A1 (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 三菱電機株式会社 コイル装置および電力変換装置
JP2021103737A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 Tdk株式会社 磁性部品

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5495863U (ja) * 1977-12-20 1979-07-06
JPH06132686A (ja) * 1992-10-20 1994-05-13 Mitsubishi Electric Corp 電子機器
JP2010118503A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Denso Corp リアクトル
JP2012160616A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Denso Corp トランス

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5495863U (ja) * 1977-12-20 1979-07-06
JPH06132686A (ja) * 1992-10-20 1994-05-13 Mitsubishi Electric Corp 電子機器
JP2010118503A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Denso Corp リアクトル
JP2012160616A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Denso Corp トランス

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020189291A1 (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 三菱電機株式会社 コイル装置および電力変換装置
CN113544958A (zh) * 2019-03-19 2021-10-22 三菱电机株式会社 线圈装置及电力转换装置
JPWO2020189291A1 (ja) * 2019-03-19 2021-12-02 三菱電機株式会社 コイル装置および電力変換装置
US20220108825A1 (en) * 2019-03-19 2022-04-07 Mitsubishi Electric Corporation Coil Device and Power Conversion Device
JP7098049B2 (ja) 2019-03-19 2022-07-08 三菱電機株式会社 コイル装置および電力変換装置
JP2021103737A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 Tdk株式会社 磁性部品
JP7413770B2 (ja) 2019-12-25 2024-01-16 Tdk株式会社 磁性部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101317820B1 (ko) 전자 기기
JP5359749B2 (ja) トランス及びスイッチング電源装置
JP6195627B2 (ja) 電磁誘導機器
US11206729B2 (en) Power circuit device
JP6008160B1 (ja) ノイズフィルタ
JP5939274B2 (ja) 電源装置
US20140306791A1 (en) Power converter
JP6432167B2 (ja) 巻線部品及び電源装置
JP6956484B2 (ja) コイル装置および電力変換装置
JP2012134291A (ja) 電子回路装置
JP4775108B2 (ja) パワー電子機器
JP2016219612A (ja) 電磁誘導機器
JP2018148058A (ja) 回路装置および電力変換装置
JP7098049B2 (ja) コイル装置および電力変換装置
JPWO2017038369A1 (ja) 電力変換装置
JP3180974U (ja) Dc−dcコンバータ
JP6064943B2 (ja) 電子機器
JP2018148058A5 (ja)
JP6213356B2 (ja) 電源装置
JP2010251559A (ja) 電子回路装置
JP2016162765A (ja) トランスおよび電力変換装置
JP2016086494A (ja) 車載用dcdcコンバータ
US20220277881A1 (en) Transformer
JP2014160785A (ja) 磁気デバイス
JP6962498B1 (ja) コンバータ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191004

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191004

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20191004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201124