JP2016086358A - 電子機器 - Google Patents

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康夫 南部
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祥平 岩本
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Abstract

【課題】パネルを振動させる圧電振動素子が割れることを抑制することが可能な技術を提供する。【解決手段】カバーパネル2は、電子機器1の表面に設けられている。圧電振動素子190は、カバーパネル2の内側主面20上に設けられている。圧電振動素子190の割れを抑制するクッション材140は、圧電振動素子190と、それに対向する前面側ケース3との間において、圧電振動素子190との間に隙間が形成されるように設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器に関する。
特許文献1及び2にも記載されているように、従来から電子機器に関して様々な技術が提案されている。
特開2014−57264号公報 特開2003−145048号公報
特許文献1に記載されているように、電子機器の表面に設けられたパネルが圧電振動素子によって振動させられることがある。このような電子機器では、外部からの衝撃により圧電振動素子が割れることがある。
そこで、本発明は上述の点に鑑みて成されたものであり、パネルを振動させる圧電振動素子が割れることを抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電子機器の一態様は、前記電子機器の表面に設けられたパネルと、前記パネルの内側主面上に設けられた圧電振動素子と、前記圧電振動素子と対向する部品と、前記圧電振動素子と前記部品との間において、当該圧電振動素子との間に隙間が形成されるように設けられた、当該圧電振動素子の割れを抑制するクッション材とを備える。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記隙間の大きさは、振動中の前記圧電振動素子に前記クッション材が接触しないように設定されている。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記隙間の大きさは、前記圧電振動素子の振幅と、前記圧電振動素子の厚みのばらつきと、前記部品の厚みのばらつきとに基づく値である。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記電子機器に加わる衝撃により、前記圧電振動素子が撓みかつ当該圧電振動素子に前記クッション材が当たる場合には、当該圧電振動素子の撓みにより当該圧電振動素子が割れる前に当該クッション材が当該圧電振動素子に当たる。
また、本発明に係る電子機器の一態様では、前記部品は、前記電子機器の外装の一部を成すケースである。
本発明の一態様によれば、圧電振動素子が割れにくくなる。
電子機器の外観を示す前面図である。 電子機器の外観を示す裏面図である。 電子機器の断面構造を示す図である。 電子機器の断面構造を示す図である。 電子機器の電気的構成を示す図である。 圧電振動素子の構造を示す上面図である。 圧電振動素子の構造を示す側面図である。 圧電振動素子が撓み振動する様子を示す図である。 圧電振動素子が撓み振動する様子を示す図である。 気導音及び伝導音を説明するための図である。 電子機器の断面構造を拡大して示す図である。 電子機器の断面構造を拡大して示す図である。 第1の比較対象装置の断面構造を拡大して示す図である。 第1の比較対象装置の断面構造を拡大して示す図である。 電子機器の断面構造を拡大して示す図である。 落下試験結果を示す図である。
<電子機器の外観>
図1及び図2は、それぞれ、実施の形態に係る電子機器1の外観を示す前面図及び裏面図である。図3は、図1に示される電子機器1の矢視A−Aにおける断面構造の概略図である。図4は、図1に示される電子機器1の矢視B−Bにおける断面構造の概略図である。本実施の形態に係る電子機器1は、例えば、スマートフォン等の携帯電話機である。
図1〜4に示されるように、電子機器1は、表示パネル120(図3)の表示面120aを覆う透明のカバーパネル2と、カバーパネル2を支持する前面側ケース3と、前面側ケース3に取り付けられる背面側ケース4とを備えている。カバーパネル2、前面側ケース3及び背面側ケース4のそれぞれは、電子機器1の外装の一部を成している。背面側ケース4は、前面側ケースに取り付けられる、電池200を収納するケース本体40と、ケース本体40に対して電子機器1の裏面10側から取り付けられるカバー部材41とで構成されている。ケース本体40に収納された電池200はカバー部材41で覆われている。本実施の形態では、カバーパネル2、前面側ケース3及び背面側ケース4が、電子機器1の外装ケース5を構成している。電子機器1の形状は、平面視で略長方形の板状となっている。
カバーパネル2は、電子機器1の前面部分における、周端部(周縁部)以外の部分を構成している。前面側ケース3及び背面側ケース4は、電子機器1の前面部分の周端部、側面部分及び裏面部分を構成している。前面側ケース3及び背面側ケース4のそれぞれは、例えば、樹脂及び金属で形成されている。当該樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂あるいはナイロン系樹脂が採用され、当該金属としては、例えばアルミニウムなどが採用される。前面側ケース3と背面側ケース4とで囲まれた空間には、後述するCPU101及びDSP102などの各種部品が搭載されたプリント基板(図示せず)が設けられている。
カバーパネル2は、板状であって、平面視において略長方形を成している。カバーパネル2の長手方向は電子機器1の上下方向と一致する。図3に示されるように、カバーパネル2は、表示パネル120の表示面120aと対向する内側の第1主面20と、第1主面20とは反対側に位置する外側の第2主面21とを有している。第2主面21は、電子機器1の前面の一部を構成している。以後、第1主面20を「内側主面20」と呼び、第2主面21を「外側主面21」と呼ぶことがある。
カバーパネル2は、例えば、アクリル樹脂、ガラスあるいはサファイアなどから成る。ここで、サファイアとは、アルミナ(Al)を主成分とする単結晶のことをいい、本明細書では、Al純度が約90%以上の単結晶のことをいう。傷がよりつき難く、割れや欠け等をより確実に抑制する点で、Al純度は99%以上であることが好ましい。カバーパネル2の材料としては他に、例えば、ダイヤモンド、ジルコニア、チタニア、水晶、タンタル酸リチウム、酸化窒化アルミニウムなどの結晶性材料が挙げられる。これらも、傷がよりつき難く、割れや欠け等をより確実に抑制する点で、純度が約90%以上の単結晶が好ましい。また、カバーパネル2は、複数層構造の複合パネル(積層パネル)であっても良い。例えば、カバーパネル2は、電子機器1の表面に設けられたサファイアから成る層と、当該層に貼り付けられたガラスから成る層(ガラスパネル)とで構成された2層構造の複合パネルであっても良い。また、カバーパネル2は、電子機器1の表面に設けられたサファイアから成る層(サファイアパネル)と、当該層に貼り付けられたガラスから成る層(ガラスパネル)と、当該層に貼り付けられたサファイアから成る層(サファイアパネル)とで構成された3層構造の複合パネルであっても良い。
カバーパネル2には、表示パネル120の表示が透過する透明の表示部分(表示窓とも呼ばれる)2aが設けられている。表示部分2aは例えば平面視で長方形を成している。表示パネル120から出力される可視光は表示部分2aを通って電子機器1の外部に取り出される。使用者は、電子機器1の外部から、表示部分2aを通じて、表示パネル120に表示される情報が視認可能となっている。
カバーパネル2における、表示部分2aを取り囲む周端部(周縁部)2bの大部分は、例えばフィルム等が貼られることによって黒色となっている。これにより、周端部2bの大部分は、表示パネル120の表示が透過しない非表示部分となっている。
図3に示されるように、カバーパネル2の内側主面20にはタッチパネル130が貼り付けられている。そして、表示部である表示パネル120は、タッチパネル130における、内側主面20側の主面とは反対側の主面に貼り付けられている。つまり、表示パネル120は、タッチパネル130を介してカバーパネル2の内側主面20に取り付けられている。そして、表示パネル120はカバーパネル2と前面側ケース3とで挟まれている。カバーパネル2では、表示パネル120と対向している部分が表示部分2aとなる。使用者は、カバーパネル2の表示部分2aを指等で操作することによって、電子機器1に対して各種指示を与えることができる。
図1に示されるように、カバーパネル2の下側端部にはマイク穴50があけられている。また、図2に示されるように、電子機器1の裏面10には、具体的には背面側ケース4のカバー部材41の外側の面には、スピーカ穴80があけられている。
外装ケース5内には、後述する、前面側撮像部160、裏面側撮像部170及び圧電振動素子190が設けられている。圧電振動素子190は、図3に示されるように、カバーパネル2の内側主面20上に設けられている。また外装ケース5内には、クッション材140が設けられている。クッション材140は、圧電振動素子190と、それに対向する部品との間に配置されている。本実施の形態では、クッション材140は、圧電振動素子190と、それに対向する前面側ケース3との間に配置されている。クッション材140は、圧電振動素子190と接触しないように前面側ケース3上に設けられている。クッション材140の役割については後で詳細に説明する。
カバーパネル2の上側端部には、外装ケース5内の前面側撮像部160が有する撮像レンズが電子機器1の外部から視認できるための前面レンズ用透明部70が設けられている。電子機器1の裏面10には、外装ケース5内の裏面側撮像部170が有する撮像レンズが電子機器1の外部から視認できるための裏面レンズ用透明部90が設けられている。
図3に示されるように、カバーパネル2は前面側ケース3に対して貼付部材260によって貼り付けられる。具体的には、カバーパネル2の内側主面20が、貼付部材260を介して前面側ケース3に貼り付けられる。本実施の形態では、カバーパネル2の内側主面20の周端部の全周囲が、貼付部材260によって前面側ケース3に貼り付けられる。貼付部材260としては、両面テープあるいは接着剤が採用される。
<電子機器の電気的構成>
図5は電子機器1の電気的構成を主に示すブロック図である。図5に示されるように、電子機器1には、制御部100、無線通信部110、表示パネル120、タッチパネル130及び圧電振動素子190が設けられている。さらに電子機器1には、マイク150、前面側撮像部160、裏面側撮像部170、外部スピーカ180及び電池200が設けられている。電子機器1に設けられた、カバーパネル2以外のこれらの構成要素は外装ケース5内に収められている。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、DSP(Digital Signal Processor)102及び記憶部103等を備えている。制御部100は、電子機器1の他の構成要素を制御することによって、電子機器1の動作を統括的に管理する。
記憶部103は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の、制御部100(CPU101及びDSP102)が読み取り可能な非一時的な記録媒体で構成されている。記憶部103には、電子機器1を制御するための、具体的には電子機器1が備える無線通信部110、表示パネル120等の各構成要素を制御するための制御プログラムであるメインプログラム及び複数のアプリケーションプログラム等が記憶されている。制御部100の各種機能は、CPU101及びDSP102が記憶部103内の各種プログラムを実行することによって実現される。
なお記憶部103は、ROM及びRAM以外の、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体を備えていても良い。記憶部103は、例えば、小型のハードディスクドライブ及びSSD(Solid State Drive)等を備えていても良い。
無線通信部110は、アンテナ111を有している。無線通信部110は、電子機器1とは別の携帯電話機からの信号、あるいはインターネットに接続されたウェブサーバ等の通信装置からの信号を基地局を介してアンテナ111で受信する。無線通信部110は、受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバートを行って制御部100に出力する。制御部100は、入力される受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれる、音声や音楽などを示す音信号(音情報)などを取得する。
また無線通信部110は、制御部100で生成された、音信号等を含む送信信号に対して、アップコンバート及び増幅処理を行って、処理後の送信信号をアンテナ111から無線送信する。アンテナ111からの送信信号は、基地局を通じて、電子機器1とは別の携帯電話機、あるいはインターネットに接続された通信装置で受信される。
表示パネル120は、例えば、液晶表示パネルあるいは有機ELパネルである。表示パネル120は、制御部100によって制御されることによって、文字、記号、図形などの各種情報を表示する。表示パネル120に表示される情報は、カバーパネル2の表示部分2aを通じて、電子機器1の使用者に視認可能となる。
タッチパネル130は、カバーパネル2の表示部分2aに対する指等の操作子による操作を検出する。タッチパネル130は、例えば、投影型静電容量方式のタッチパネルである。ユーザが指等の操作子によって表示部分2aに対して操作を行ったとき、その操作に応じた電気信号がタッチパネル130から制御部100に入力される。制御部100は、タッチパネル130からの電気信号に基づいて、表示部分2aに対して行われた操作の内容を特定して、その内容に応じた処理を行う。
前面側撮像部160は、撮像レンズ及び撮像素子などで構成されている。前面側撮像部160は、制御部100による制御に基づいて、静止画像及び動画像を撮像する。前面側撮像部160の撮像レンズは、電子機器1の前面に設けられた前面レンズ用透明部70から視認可能となっている。したがって、前面側撮像部160は、電子機器1の前面側(カバーパネル2側)に存在する物体を撮像することが可能である。
裏面側撮像部170は、撮像レンズ及び撮像素子などで構成されている。裏面側撮像部170は、制御部100による制御に基づいて、静止画像及び動画像を撮像する。裏面側撮像部170の撮像レンズは、電子機器1の裏面10に設けられた裏面レンズ用透明部90から視認可能となっている。したがって、裏面側撮像部170は、電子機器1の裏面10側に存在する物体を撮像することが可能である。
マイク150は、電子機器1の外部から入力される音を電気的な音信号に変換して制御部100に出力する。電子機器1の外部からの音は、カバーパネル2の前面に設けられたマイク穴50から電子機器1の内部に取り込まれてマイク150に入力される。なお、マイク穴50は、電子機器1の側面に設けても良いし、裏面10に設けても良い。
外部スピーカ180は、例えばダイナミックスピーカである。外部スピーカ180は、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力する。外部スピーカ180から出力される音は、電子機器1の裏面10に設けられたスピーカ穴80から外部に出力される。スピーカ穴80から出力される音については、電子機器1から離れた場所でも聞こえるような音量となっている。
圧電振動素子190は、上述のように、電子機器1の前面に設けられたカバーパネル2の内側主面20上に設けられている。圧電振動素子190は、制御部100から与えられる駆動電圧によって振動させられる。制御部100は、音信号に基づいて駆動電圧を生成し、当該駆動電圧を圧電振動素子190に与える。圧電振動素子190が、制御部100によって音信号に基づいて振動させられることによって、カバーパネル2が音信号に基づいて振動する。その結果、カバーパネル2から使用者に受話音が伝達される。この受話音の音量は、使用者がカバーパネル2に耳を近づけた際に適切に聞こえる程度の音量となっている。カバーパネル2から使用者に伝達される受話音については後で詳細に説明する。
電池200は、電子機器1の電源を出力する。電池200から出力された電源は、電子機器1が備える制御部100及び無線通信部110などに含まれる各電子部品に対して供給される。
<圧電振動素子の詳細>
図6,7は、それぞれ、圧電振動素子190の構造を示す上面図及び側面図である。図6,7に示されるように、圧電振動素子190は一方向に長い形状を成している。具体的には、圧電振動素子190は、平面視で長方形の細長い板状を成している。圧電振動素子190は、例えばバイモルフ構造を有している。圧電振動素子190は、シム材190cを介して互いに貼り合わされた第1圧電セラミック板190a及び第2圧電セラミック板190bを備えている。
圧電振動素子190では、第1圧電セラミック板190aに対して正の電圧を印加し、第2圧電セラミック板190bに対して負の電圧を印加すると、第1圧電セラミック板190aは長手方向に沿って伸び、第2圧電セラミック板190bは長手方向に沿って縮むようになる。これにより、図8に示されるように、圧電振動素子190は、第1圧電セラミック板190aを外側にして山状に撓むようになる。
一方で、圧電振動素子190では、第1圧電セラミック板190aに対して負の電圧を印加し、第2圧電セラミック板190bに対して正の電圧を印加すると、第1圧電セラミック板190aは長手方向に沿って縮み、第2圧電セラミック板190bは長手方向に沿って伸びるようになる。これにより、図9に示されるように、圧電振動素子190は、第2圧電セラミック板190bを外側にして山状に撓むようになる。
圧電振動素子190は、図8の状態と図9の状態とを交互にとることによって、長手方向に沿って撓み振動を行う。制御部100は、第1圧電セラミック板190aと第2圧電セラミック板190bとの間に、正の電圧と負の電圧とが交互に現れる交流電圧を印加することによって、圧電振動素子190を長手方向に沿って撓み振動させる。
このような構造を有する圧電振動素子190は、カバーパネル2の内側主面20の周端部に配置される。具体的には、圧電振動素子190は、カバーパネル2の内側主面20の上側端部における、当該カバーパネル2の短手方向(電子機器1の左右方向)の中央部に配置される。また、圧電振動素子190は、その長手方向が、カバーパネル2の短手方向に沿うように配置される。これにより、圧電振動素子190は、カバーパネル2の短手方向に沿って撓み振動を行う。そして、圧電振動素子190の長手方向の中心は、カバーパネル2の内側主面20の上側端部における、当該カバーパネル2の短手方向の中心と一致している。
ここで、上述の図8,9に示されるように、撓み振動を行う圧電振動素子190では、その長手方向の中心が最も変位量が大きくなる。したがって、圧電振動素子190の長手方向の中心が、カバーパネル2の内側主面20の上側端部における短手方向の中心と一致することによって、圧電振動素子190における、撓み振動での変位量が最大となる箇所が、カバーパネル2の内側主面20の上側端部における短手方向の中心に一致するようになる。
なお、図6〜9に示される圧電振動素子190では、シム材190cを間に挟んで貼り合わされた第1圧電セラミック板190a及び第2圧電セラミック板190bから成る構造が1つだけ設けられていたが、複数の当該構造を積層させても良い。この場合には、圧電振動素子190の積層構造の層数は、28層以上が好ましく、44層以上がさらに好ましい。これにより、十分な振動をカバーパネル2に伝達することができる。
また、圧電振動素子190は、圧電セラミック材料の他に、ポリフッ化ビニリデン、ポリ乳酸などの有機圧電材料などから構成されても良い。具体的には、例えば、圧電振動素子190は、互いに積層された、ポリ乳酸フィルムから成る第1及び第2圧電板で構成されても良い。圧電板に設ける電極としては、例えばITO(Indium-Tin-Oxide、すなわちインジウム錫酸化物)などの透明電極が用いられることが可能である。
<受話音の発生について>
本実施の形態に係る電子機器1では、圧電振動素子190がカバーパネル2を振動させることによって、当該カバーパネル2から気導音及び伝導音が使用者に伝達される。言い換えれば、圧電振動素子190自身の振動がカバーパネル2に伝わることにより、当該カバーパネル2から気導音及び伝導音が使用者に伝達される。
ここで、気導音とは、外耳道孔(いわゆる「耳の穴」)に入った音波(空気振動)が鼓膜を振動させることによって、人の脳で認識される音である。一方で、伝導音とは、耳介が振動させられ、その耳介の振動が鼓膜に伝わって当該鼓膜が振動することによって、人の脳で認識される音である。以下に、気導音及び伝導音について詳細に説明する。
図10は気導音及び伝導音を説明するための図である。図10には、電子機器1の使用者の耳の構造が示されている。図10においては、波線400は気導音が脳で認識される際の音信号(音情報)の伝導経路を示している。実線410は伝導音が脳で認識される際の音信号の伝導経路を示している。
カバーパネル2に取り付けられた圧電振動素子190が、受話音を示す電気的な音信号に基づいて振動させられると、カバーパネル2が振動して、当該カバーパネル2から音波が出力される。使用者が、電子機器1を手に持って、当該電子機器1のカバーパネル2を当該使用者の耳介300に近づけると、あるいは当該電子機器1のカバーパネル2を当該使用者の耳介300に当てると(接触させると)、当該カバーパネル2から出力される音波が外耳道孔310に入る。カバーパネル2からの音波は、外耳道孔310内を進み、鼓膜320を振動させる。鼓膜320の振動は耳小骨330に伝わり、耳小骨330が振動する。そして、耳小骨330の振動は蝸牛340に伝わって、蝸牛340において電気信号に変換される。この電気信号は、聴神経350を通って脳に伝達され、脳において受話音が認識される。このようにして、カバーパネル2から使用者に対して気導音が伝達される。
また、使用者が、電子機器1を手に持って、当該電子機器1のカバーパネル2を当該使用者の耳介300に当てると、耳介300が、圧電振動素子190によって振動させられているカバーパネル2によって振動させられる。耳介300の振動は鼓膜320に伝わり、鼓膜320が振動する。鼓膜320の振動は耳小骨330に伝わり、耳小骨330が振動する。そして、耳小骨330の振動は蝸牛340に伝わり、蝸牛340において電気信号に変換される。この電気信号は、聴神経350を通って脳に伝達され、脳において受話音が認識される。このようにして、カバーパネル2から使用者に対して伝導音が伝達される。図10では、耳介300内部の耳介軟骨300aも示されている。
なお、骨導音は、頭蓋骨を振動させて、頭蓋骨の振動が直接蝸牛などの内耳を刺激することによって、人の脳で認識される音である。図10においては、例えば下顎骨500を振動させた場合において、骨伝導音が脳で認識される際の音信号の伝達経路を複数の円弧420で示している。
このように、本実施の形態では、圧電振動素子190が前面のカバーパネル2を適切に振動させることによって、カバーパネル2から電子機器1の使用者に対して気導音及び伝導音を伝えることができる。使用者は、カバーパネル2に耳(耳介)を近づけることによって当該カバーパネル2からの気導音を聞くことができる。また使用者は、カバーパネル2に耳(耳介)を接触させることによって当該カバーパネル2からの気導音及び伝導音を聞くことができる。本実施の形態に係る圧電振動素子190では、使用者に対して適切に気導音及び伝導音を伝達できるように、その構造が工夫されている。使用者に対して気導音及び伝導音を伝えることができるように電子機器1を構成することによって様々メリットが発生する。
例えば、使用者は、カバーパネル2を耳に当てれば音が聞こえることから、電子機器1において耳を当てる位置をそれほど気にすることなく通話を行うことができる。
また、使用者は、周囲の騒音が大きい場合には、耳をカバーパネル2に強く押し当てることによって、伝導音の音量を大きくしつつ、周囲の騒音を聞こえにくくすることができる。よって、使用者は、周囲の騒音が大きい場合であっても、適切に通話を行うことができる。
また、使用者は、耳栓やイヤホンを耳に取り付けた状態であっても、カバーパネル2を耳(より詳細には耳介)に当てることによって、電子機器1からの受話音を認識することができる。また、使用者は、耳にヘッドホンを取り付けた状態であっても、当該ヘッドホンにカバーパネル2を当てることによって、電子機器1からの受話音を認識することができる。
なお、カバーパネル2のうち、圧電振動素子190が取り付けられている部分が比較的振動し易くなる。したがって、使用者は、カバーパネル2のうち圧電振動素子190が取り付けられている上側端部(特に上側端部の短手方向DR2の中央部)に対して、耳を近づけたり、耳を押し当てたりすると、カバーパネル2からの音が聞こえ易くなる。
<クッション材について>
図11は、図3に示される断面構造において、圧電振動素子190及びクッション材140の付近を拡大して示す図である。図12は、図4に示される断面構造において、圧電振動素子190及びクッション材140の付近を拡大して示す図である。
図11,12に示されるように、圧電振動素子190は、カバーパネル2の内側主面20に対して、貼付部材270によって貼り付けられている。またクッション材140は、前面側ケース3における、カバーパネル2側の主面30に対して、貼付部材280によって貼り付けられている。クッション材140としては、例えば発泡体が採用される。当該発泡体としては、例えば、ウレタン発泡体、ポリオレフィン系発泡体あるいはポリエステル系発泡体が使用される。貼付部材270,280のそれぞれは、例えば、両面テープあるいは接着剤である。
なお、タッチパネル130がカバーパネル2の上端部まで延びている場合には、圧電振動素子190は、タッチパネル130を介してカバーパネル2の内側主面20上に設けられても良い。
クッション材140は、電子機器1の落下等によって、電子機器1に衝撃が加わった際に圧電振動素子190が割れることを抑制する部材である。クッション材140は、圧電振動素子190と前面側ケース3との間において、圧電振動素子190との間に隙間290が形成されるように設けられている。圧電振動素子190とクッション材140とは互いに対向している。圧電振動素子190の厚みt1は、例えば、クッション材140の厚みt2よりも大きくなっている。クッション材140の厚みt2は例えば0.3mmに設定されている。
本実施の形態では、圧電振動素子190とクッション材140との間の隙間290の大きさ(長さ)dは、制御部100によって振動させられている圧電振動素子190(振動中の圧電振動素子190)にクッション材140が接触しないように設定されている。
また、隙間290の大きさdは、圧電振動素子190の振幅と、圧電振動素子190の厚みt1のばらつきと、前面側ケースの厚みt3のばらつきとに基づく値である。例えば、本実施の形態では、圧電振動素子190の振幅が0.2mm程度、圧電振動素子190の厚みt1のばらつきの最大値と前面側ケースの厚みt3のばらつきの最大値とを足し合わせた値(以後、「ばらつき最大値」と呼ぶ)が0.1mm程度である。そして、本実施の形態では、圧電振動素子190の振幅と、ばらつき最大値とを足し合わせた値が0.3mm弱である。このような場合には、隙間290の大きさdの設計値は、圧電振動素子190の振幅と、ばらつき最大値とを足し合わせた値よりも若干大きい値、例えば0.3mmに設定される。これにより、圧電振動素子190及び前面側ケース3の厚みがばらついたとしても、クッション材140が、振動中の圧電振動素子190に接触することを抑制することができる。よって、圧電振動素子190の振動がクッション材140によって阻害されることが抑制され、電子機器1から使用者に対して音が伝わりにくくなることを抑制することができる。
このように、本実施の形態では、圧電振動素子190と前面側ケース3との間にはクッション材140が設けられているため、電子機器1の落下等によって、電子機器1に衝撃が加わった際に圧電振動素子190が割れることを抑制することができる。以下にこの点について詳細に説明する。
図13は、クッション材140が設けられていない電子機器1(以後、「第1の比較対象装置」と呼ぶ)の断面構造の概略を示す図である。図13に示される断面構造は図12に示される断面構造に対応している。第1の比較対象装置では、圧電振動素子190と前面側ケース3との距離が例えば0.3mmに設定されている。
図14は第1の比較対象装置が床等に落下して当該第1の比較対象装置に衝撃が加わった際の当該第1の比較対象装置の断面構造の概略を示す図である。第1の比較対象装置が床等に落下して当該第1の比較対象装置に衝撃が加わった際には、図14に示されるように、圧電振動素子190に前面側ケース3が当たることがある。その結果、圧電振動素子190が割れることがある。なお、図14の例では、第1の比較対象装置に加わる衝撃によって、カバーパネル2及び前面側ケース3の両方が撓んでいるが、カバーパネル2及び前面側ケース3のどちらか一方だけが撓んで、圧電振動素子190に前面側ケース3が当たることもある。
このように、クッション材140が設けられていない第1の比較対象装置では、第1の比較対象装置に加わる衝撃によって、圧電振動素子190に前面側ケース3が当たって、圧電振動素子190が割れることがある。
そこで、圧電振動素子190と前面側ケース3との距離を大きくすることによって、圧電振動素子190が前面側ケース3に当たりにくくすることが考えられる。例えば、圧電振動素子190と前面側ケース3との距離を0.6mmに設定した電子機器1(以後、「第2の比較対象装置」と呼ぶ)が考えらえる。
しかしながら、第2の比較対象装置においても、それに強い衝撃が加わった際には、圧電振動素子190に前面側ケース3が当たって、圧電振動素子190が割れることがある。
また、前面側ケース3が圧電振動素子190と対向しないようにして、圧電振動素子190が前面側ケース3に当たらないようにすることも可能である。この場合には、圧電振動素子190に前面側ケース3が当たって圧電振動素子190が割れることを抑制することができる。しかしながら、前面側ケース3が圧電振動素子190と対向しない電子機器1(以後、「第3の比較対象装置」と呼ぶ)においても、当該電子機器1に衝撃が加わった際に圧電振動素子190が割れることがある。具体的には、第3の比較対象装置に加わる衝撃によってカバーパネル2が撓み、その結果、圧電振動素子190が大きく撓むことがある。このとき、圧電振動素子190は自身の撓みによって割れることがある。
これに対して、本実施の形態に係る電子機器1では、圧電振動素子190と前面側ケース3との間にクッション材140が設けられているため、圧電振動素子190に前面側ケース3が当たって圧電振動素子190が割れることを抑制することができる。
さらに、クッション材140は、圧電振動素子190との間に隙間290が形成されるように当該圧電振動素子190と前面側ケース3との間に設けられているため、クッション材140が圧電振動素子190の振動を阻害することを抑制することができる。
また、本実施の形態に係る電子機器1では、上述のように、圧電振動素子190の振幅と、圧電振動素子190の厚みt1のばらつきと、前面側ケースの厚みt3のばらつきとが考慮されて、隙間290の大きさdの設計値が0.3mmに設定されている。これにより、電子機器1に加わる衝撃により、図15に示されるように、圧電振動素子190が撓みかつ当該圧電振動素子190にクッション材140が接触する場合には、当該圧電振動素子190の撓みにより当該圧電振動素子190が割れる前にクッション材140が当該圧電振動素子190に接触するようになっている。つまり、圧電振動素子190の撓みにより当該圧電振動素子190が割れる前にクッション材140が当該圧電振動素子190の撓みを抑制する。したがって、第3の比較対象装置とは異なり、電子機器1に加わる衝撃によって圧電振動素子190が撓み過ぎてしまうことをクッション材140によって抑制することができる。その結果、電子機器1に加わる衝撃により、圧電振動素子190が割れることをさらに抑制することができる。
図16は、第1の比較対象装置、第2の比較対象装置、第3の比較対象装置及び本実施の形態に係る電子機器1のそれぞれに対して落下試験を行った結果を示す図である。図16では、「○」は落下試験により圧電振動素子190が割れなかったことを示し、「×」は落下試験により圧電振動素子190が割れたことを示している。図16には、試験対象の装置が、高さ100cm、150cm、200cmのそれぞれから落下試験用プレートに落下した場合の結果が示されている。
落下試験では、各高さにおいて、試験対象の装置が落下試験用プレート上に18回落とされる。具体的には、試験対象の装置は、その前面(カバーパネル2側の面)が落下試験用プレート側に向くようにして(下側にして)3回落とされ、その裏面(カバー部材41側の面)が落下試験用プレート側に向くようにして3回落とされる。さらに、試験対象の装置は、その上側の側面が落下試験用プレート側に向くようにして3回落とされ、その下側の側面が落下試験用プレート側に向くようにして3回落とされる。そして、試験対象の装置は、その右側の側面が落下試験用プレート側に向くようにして3回落とされ、その左側の側面が落下試験用プレート側に向くようにして3回落とされる。このようにして、試験対象の装置が18回落下試験用プレートに落とされた後、圧電振動素子190が割れていれば「×」となり、割れていなければ「○」となる。落下試験で使用した落下試験用プレートは、縦400mm、横400mm、厚み25mmのプレートであって、S50Cと呼ばれる炭素鋼から形成されている。また、落下試験用プレートの表面はユニクロメッキされている。
図16に示されるように、クッション材140が無く、圧電振動素子190と前面側ケース3との距離が0.3mmに設定された第1の比較対象装置では、100cmの高さから落とされた場合には圧電振動素子190は割れないものの、150cm、200cmの高さから落とされた場合には圧電振動素子190が割れてしまう。
また、クッション材140が無く、圧電振動素子190と前面側ケース3との距離が0.6mmに設定された第2の比較対象装置では、100cm、150cmの高さから落とされた場合には、圧電振動素子190は割れないものの、200cmの高さから落とされた場合には、圧電振動素子190が割れてしまう。同様に、クッション材140が無く、圧電振動素子190が前面側ケース3に対向していない第3の比較対象装置では、100cm、150cmの高さから落とされた場合には、圧電振動素子190は割れないものの、200cmの高さから落とされた場合には、圧電振動素子190が割れてしまう。
これに対して、本実施の形態に係る電子機器1では、200cmの高さから落とされた場合であっても圧電振動素子190は割れない。したがって、図16に示される落下試験結果からも、本実施の形態に係る電子機器1では、圧電振動素子190が非常に割れにくくなっていると言える。
上記の例では、圧電振動素子190と対向する部品が、前面側ケース3であったが、他の部品であっても良い。例えば、圧電振動素子190と対向する部品は、前面側ケース3上に設けられた電子部品等であっても良い。
また上記の例では、本願発明を携帯電話機に適用する場合を例にあげて説明したが、本願発明は、他の電子機器にも適用することができる。例えば、本願発明は、タブレット端末、腕などに装着するウェアラブルタイプの電子機器等にも適用することができる。
以上のように、電子機器1は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。また、上述した各種変形例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 電子機器
2 カバーパネル
3 前面側ケース
140 クッション材
190 圧電振動素子

Claims (5)

  1. 電子機器であって、
    前記電子機器の表面に設けられたパネルと、
    前記パネルの内側主面上に設けられた圧電振動素子と、
    前記圧電振動素子と対向する部品と、
    前記圧電振動素子と前記部品との間において、当該圧電振動素子との間に隙間が形成されるように設けられた、当該圧電振動素子の割れを抑制するクッション材と
    を備える、電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記隙間の大きさは、振動中の前記圧電振動素子に前記クッション材が接触しないように設定されている、電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器であって、
    前記隙間の大きさは、前記圧電振動素子の振幅と、前記圧電振動素子の厚みのばらつきと、前記部品の厚みのばらつきとに基づく値である、電子機器。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記電子機器に加わる衝撃により、前記圧電振動素子が撓みかつ当該圧電振動素子に前記クッション材が当たる場合には、当該圧電振動素子の撓みにより当該圧電振動素子が割れる前に当該クッション材が当該圧電振動素子に当たる、電子機器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記部品は、前記電子機器の外装の一部を成すケースである、電子機器。
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