JP2016085540A - 信号制御システム - Google Patents

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Koichiro Tamagawa
浩一郎 玉川
直之 渡邊
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直之 渡邊
洋一 紺野
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洋一 紺野
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Abstract

【課題】システム異常の兆候を認知することを可能とする信号制御システムを提供する。
【解決手段】信号制御システム1は、被制御対象を制御する制御信号を出力する制御処理部20と、制御処理部20を監視する監視部10とを備える。制御処理部20は、記憶部27と、演算部25とを備える。記憶部27は、制御処理部20における異常の内容を示すキーワード、制御処理部20において異常が発生した場合に生成され異常に対応するキーワードを含む履歴情報、並びに、同一のキーワードを有する履歴情報の発生許容回数を格納する。演算部25は、同一のキーワードを有する履歴情報の発生回数が発生許容回数に達した場合に、監視部10へ警報信号を出力する。演算部25は、監視部10から受け取った新たなキーワードおよび新たな発生許容回数を記憶部27へ登録し、あるいは、新たな発生許容回数を用いて記憶部内に記憶された発生許容回数を更新する。
【選択図】図1

Description

本発明による実施形態は、信号制御システムに関する。
鉄道等に用いられる信号制御システムは、鉄道設備を制御する制御処理部と、該制御処理部の状態を監視する監視端末とを備えている。信号制御システムは、自己診断する機能を有しており、例えば、制御処理部は、制御処理部内に異常が発生した場合、異常発生を示すジャーナル(以下、異常ジャーナル)を監視端末へ出力する。制御処理部の故障は交通機関を麻痺させる場合があるため、監視端末は、異常ジャーナルを受け取ると、制御処理部内に故障が発生していることを示す警報をオペレータに通知する。
しかし、従来の信号制御システムは、同一の異常ジャーナルが固定回数発生したときに、警報をオペレータに通知していたので、重要な異常ジャーナルが発生しても、異常ジャーナルの発生が固定回数未満である場合には、オペレータは、制御処理部の異常や故障の兆候を認知することができなかった。
特開2005−49967号公報
システムの故障の兆候を認知することが容易になる信号制御システムを提供する。
本実施形態による信号制御システムは、被制御対象を制御する制御信号を出力する制御処理部と、該制御処理部と通信可能に接続され該制御処理部を監視する監視部とを備える。制御処理部は、記憶部と、演算部とを備える。記憶部は、該制御処理部における異常の内容を示すキーワード、該制御処理部において異常が発生した場合に生成され該異常に対応するキーワードを含む履歴情報、並びに、同一のキーワードを有する履歴情報の発生許容回数を格納する。演算部は、同一のキーワードを有する履歴情報の発生回数が発生許容回数に達した場合に、監視部へ警報信号を出力する。演算部は、監視部から受け取った新たなキーワードおよび新たな発生許容回数を記憶部へ登録し、あるいは、新たな発生許容回数を用いて記憶部内に記憶された発生許容回数を更新する。
第1の実施形態による信号制御システム1の構成の一例を示す概略図。 本実施形態によるシステム1の監視端末12および制御処理部20の構成の一例を示す図。 本実施形態によるシステム1のキーワードおよび発生許容回数の登録動作を示すフロー図。 本実施形態によるシステム1を用いた信号制御方法の一例を示すフロー図。 履歴情報としてジャーナルの一例を示す図。 監視端末12の表示部16に表示された警報の内容を示す図。 第2の実施形態による信号制御システムの監視端末12および制御処理部20の構成の一例を示す図。 第1の実施形態の変形例による信号制御システムの監視端末12および制御処理部20の構成の一例を示す図。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態による信号制御システム1(以下単に、システム1ともいう)の構成の一例を示す概略図である。システム1は、監視部10と、制御処理部20と、ネットワーク30と、被制御対象40とを備えている。
監視部10は、中央管理部11と、監視端末12とを備え、制御処理部20、ネットワーク30、および被制御対象40の状態を監視し、制御するために設けられている。中央管理部11および監視端末12は、ネットワーク30を介して制御処理部20に通信可能に接続されている。オペレータは、中央管理部11または監視端末12を操作する。それにより、中央管理部11または監視端末12は、制御処理部20へ指令を送信し、あるいは、制御処理部20から情報を受け取ることができる。
制御処理部20は、入出力部21、22と、演算部25と、記憶部27とを備えている。制御処理部20は、入出力部21を介してネットワーク30に接続され、ネットワーク30を介して監視部10と通信する。一方、制御処理部20は、入出力部22を介して被制御対象40に通信可能に接続されている。ネットワーク30は、インターネット、イントラネット等の広域ネットワークでよい。
制御処理部20は、自己の内部の故障を検知するために自己診断機能を有する。この自己診断機能は、例えば、演算部25によって実行され、制御処理部20の各部の応答を常時監視することで故障の有無を判定する。
演算部25は、自己診断の結果をジャーナル(履歴情報)として監視端末12へ送信する。ジャーナルは、制御処理部20の処理の履歴を示すデータである。異常ジャーナルは、異常の発生日時、異常が発生した場所、自己診断における異常の内容を示すキーワード等を含む。自己診断の結果、制御処理部20に異常がある場合、異常ジャーナルは、演算部25から監視端末12へと送信される。尚、ジャーナルについては、図5を参照して後で説明する。
記憶部27は、制御処理部20を制御する各種プログラム、自己診断プログラム、演算部25からのジャーナル、異常の内容を示すキーワード、および、キーワードに対応する発生許容回数等を格納する。記憶部27は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性メモリで構成すればよい。キーワードおよび発生許容回数は、互いに関連付けられて記憶部27に格納されている。発生許容回数は、同一のキーワードを有する異常ジャーナルの発生回数の許容値であり、警報信号を出力する条件(トリガ)となる値である。従って、同一のキーワードを有する異常ジャーナルが発生許容回数以上生じた場合、演算部25は、監視部10へ警報信号を出力する。例えば、或るキーワードに対応する発生許容回数が3回と設定されている場合、該キーワードを有する異常ジャーナルが2回発生するまでは、演算部25は、監視部10へ警報信号を出力しない。一方、該キーワードを有する異常ジャーナルが3回以上発生すると、演算部25は、監視部10へ警報信号を出力する。このとき、異常の種類によっては交通機関における重大な事故を引き起こすおそれがあるため、制御処理部20は安全サイドの状態に固定される場合がある(フェイルセーフ機能)。勿論、異常の種類によっては、制御処理部20は被制御対象40の制御を継続する場合もある。警報を認識したオペレータが制御処理部20を安全サイドの状態に制御してもよい。
キーワードは、自己診断される制御処理部20内の各部位の名称、および、異常や不具合を示す単語等である。キーワードは、ジャーナルにおいて用いられる文字コードに変換された状態で記憶部27に格納される。例えば、ジャーナルがShft−JISを用いて表現されている場合、キーワードは、“入出力部異常”、“演算部異常”、“記憶部異常”、“電源部異常”等の制御処理部20内の各部位および不具合を示す文字列を、Shft−JISに変換したものでよい。これにより、演算部25は、キーワードを有する異常ジャーナルを検索することができる。キーワードの文字コードは、ジャーナルのそれに適合すればよく、任意に設定可能である。また、ジャーナルの種別が複数ある場合、キーワードはジャーナルの種別毎に設定することも可能である。さらに、キーワードを全ジャーナル種別で一括で登録することも可能である。
尚、キーワードは、ジャーナルとは異なる文字コードで記憶部27に格納され、ジャーナルと比較される際にジャーナルと同じ文字コードに変換されてもよい。逆に、演算部25は、キーワードとジャーナルとを比較する際にジャーナルをキーワードと同じ文字コードに変換してもよい。このようにしても、演算部25は、異常キーワードを有する異常ジャーナルを検索することができる。
被制御対象40は、例えば、鉄道設備であり、線路41、信号機42、転てつ機43、踏切44等を備えている。線路41、信号機42、転てつ機43、踏切44等は、制御処理部20によって制御される。車両50は、線路41上を信号機42および転てつ機43等に従って運行される。
図2は、本実施形態によるシステム1の監視端末12および制御処理部20の構成の一例を示す図である。なお、図2では、ネットワーク30および被制御対象40は省略されている。
監視端末12は、入出力部13と、演算部15と、表示部16と、入力部18とを備えている。入力部18は、キーボード等のユーザインタフェースである。また、監視部10において、オペレータは、監視端末12を操作しているものとするが、監視端末12に代えて中央管理装置11を操作してもよい。
(登録処理)
図3は、本実施形態によるシステム1のキーワードおよび発生許容回数の登録動作を示すフロー図である。図2および図3を参照して、キーワードおよび発生許容回数の登録動作を説明する。
まず、オペレータが入力部18を操作してキーワードおよび発生許容回数を入力する(S10)。演算部15は、インタフェース13を介してキーワードおよび発生許容回数を制御処理部20へ送信する(S20)。それとともに、演算部15は、表示部16にキーワードおよび発生許容回数を表示させてもよい。
制御処理部20は、入出力部21を介してキーワードおよび発生許容回数を監視端末12から受け取る。制御処理部20の演算部25は、キーワードおよび発生許容回数を記憶部27に登録または更新する(S30)。
ここで、監視部10から受け取ったキーワードおよび発生許容回数が、記憶部27に未だ格納されていない新たなキーワードおよび新たな発生許容回数である場合、演算部25は、その新たなキーワードおよび新たな発生許容回数を記憶部27へ登録する。一方、監視部10からから受け取ったキーワードが、記憶部27に既に格納されているいずれかのキーワードに対応している場合、演算部25は、そのキーワードに対応する発生許容回数を監視部10から受け取った新たな発生許容回数で更新する。このように、本実施形態によるシステム1では、オペレータは任意のキーワードおよび任意の発生許容回数を設定することができる。
発生許容回数の登録または更新は、キーワードごとに実行してもよい。この場合、制御処理部20の演算部25は、複数のキーワードのそれぞれについて発生許容回数を個別に記憶部へ登録し、あるいは、更新することができる。これにより、演算部25は、キーワードの示す異常の深刻さ(重要度)等に応じて発生許容回数をキーワードごとに相違させることができる。
発生許容回数の登録または更新は、複数のキーワードに対して一括して実行してもよい。この場合、演算部25は、複数のキーワードの全部について発生許容回数を一括して記憶部27へ登録し、あるいは、更新する。この場合、複数のキーワードに対して同一の発生許容回数が設定されるが、発生許容回数の登録または更新の手間が少なくて済む。
(制御処理、自己診断処理)
図4は、本実施形態によるシステム1を用いた信号制御方法の一例を示すフロー図である。まず、監視端末12が被制御対象40を制御するために制御指令を制御処理部20へ送信する(S11)。制御処理部20の制御部25は、監視端末12からの制御指令を処理して、その結果得られた制御信号を被制御対象40へ出力する(S21)。
演算部25はが自己診断機能を実行した結果、異常が検出されなかった場合(S31のYES)、被制御対象40は、制御処理装置20からの制御信号に従って動作する(S41)。例えば、制御指令が、図1の転てつ機43の切替えである場合、被制御対象40は、制御処理部20からの制御信号に従って転てつ機43を切り換える。
制御処理装置20は、制御を実行した被制御対象40から制御結果を受け取る(S51)。
演算部25は、制御結果からジャーナルを生成して、そのジャーナルを記憶部27へ格納する(S61)。このときのジャーナルは、正常ジャーナルとなる。また、制御処理部20は、制御結果および/またはジャーナルを監視端末12へ送信する(S71)。
一方、演算部25が自己診断機能を実行した結果、異常が検出されなかった場合(S31のNO)、
演算部25は、異常ジャーナルを生成する(S75)。このとき、制御処理部20は、被制御対象40を安全サイドの状態に固定するか、あるいは、被制御対象40の現状を維持するように制御すればよい。
演算部25は、異常ジャーナル内のキーワードを過去のジャーナルのキーワードと比較し、同一異常ジャーナルの発生回数を得る(S81)。また、演算部25は、異常ジャーナル内のキーワードを記憶部27内に登録されたキーワードと比較し、そのキーワードに対応する発生許容回数を得る(S91)。演算部25は、過去において発生した同一異常ジャーナルの発生回数と発生許容回数とを比較する(S93)。
異常ジャーナルの発生回数が発生許容回数未満である場合(S93のNO)、制御処理部20は、制御結果および/またはジャーナルを監視端末12へ送信する(S71)。しかし、このとき、制御処理部20は、警報信号を送信しない。
一方、異常ジャーナルの発生回数が発生許容回数以上である場合(S93のYES)、制御処理部20は、制御結果および/またはジャーナルを監視端末12へ送信するとともに、警報信号も監視端末12へ送信する(S95)。監視端末12は、警報信号を受け取ると、表示部16に警報の内容を表示する(S101)。警報の内容については、後で図6を参照して説明する。
(ジャーナル)
図5は、履歴情報としてジャーナルの一例を示す図である。制御処理部20に異常が無く正常に動作している場合、ジャーナルは、制御結果を受け取った日時、制御結果、制御対象等の情報を含む。制御処理部20に異常が発生した場合、ジャーナルは、異常が発生した日時、異常の内容を示すキーワード、異常の発生位置等の情報を含む。以下、正常時のジャーナルを正常ジャーナルと呼び、異常発生時のジャーナルを異常ジャーナルと呼ぶ。
図5において、ジャーナルJ1、J2は、正常ジャーナルであり、ジャーナルJ3〜J8は、異常ジャーナルである。例えば、正常ジャーナルJ1、J2では、転てつ機の制御が正常に終了しており、制御結果は良好である。
一方、異常ジャーナルJ3〜J8は、制御処理部20における異常を示している。例えば、記憶部27が “入出力部異常”という キーワード、および、該キーワードの発生許容回数として“3”を格納しているものとする。記憶部27が“○○異常” という キーワード、および、該キーワードの発生許容回数として“2”を格納しているものとする。記憶部27が“××異常” という キーワード、および、該キーワードの発生許容回数として“1”を格納しているものとする。
異常ジャーナルJ3は、“○○異常発生” という異常内容を含む。従って、演算部25は、記憶部27内のキーワードから“○○異常”を検索する。検索の結果、演算部25は、“○○異常” という キーワードに対して発生許容回数として“2”が設定されていることを認識する。従って、異常ジャーナルJ3が1つだけ発生しても、演算部25は、警報信号を出力することなく、ジャーナルJ3を監視端末12に出力する。
異常ジャーナルJ4〜J6は、“入出力部異常発生” という異常内容を含む。従って、演算部25は、記憶部27内のキーワードから“入出力部異常”を検索する。検索の結果、演算部25は、“入出力部異常” という キーワードに対して発生許容回数として“3”が設定されていることを認識する。従って、異常ジャーナルJ6が発生した時点で、演算部25は、警報信号を監視端末12へ出力する。また、演算部25は、異常ジャーナルJ4〜J7を監視端末12に出力する。
異常ジャーナルJ8は、“××異常発生” という異常内容を含む。従って、演算部25は、記憶部27内のキーワードから“××異常”を検索する。検索の結果、演算部25は、“××異常” という キーワードに対して発生許容回数として“1”が設定されていることを認識する。従って、異常ジャーナルJ8が発生した時点で、演算部25は、警報信号を監視端末12へ出力する。また、演算部25は、異常ジャーナルJ8も、監視端末12へ出力する。
(警報の内容)
図6は、監視端末12の表示部16に表示された警報の内容を示す図である。監視端末12は、警報信号を受け取ると、表示部16にジャーナルJ6の内容またはそれに相当する内容を表示する。例えば、警報A1は、ジャーナルJ6の内容を表示する警報である。これにより、オペレータは、制御処理装置20の入出力部21、22に異常が生じたこと知ることができる。警報A2は、ジャーナルJ8の内容を表示する警報である。これにより、オペレータは、制御処理装置20の××に異常が生じたこと知ることができる。このような警報信号によって、オペレータは、制御処理装置20の故障を予兆することができる。尚、監視端末12は、表示部16にキーワードおよび異常の発生回数をも表示させてよい。これにより、オペレータは、過去における異常の発生回数を知ることができる。
尚、制御処理装置20の異常の内容(キーワード)には、重要度の低いものもある。あるいは、動作に伴って一時的に発生する異常もあるが、所定の期間内に回復すれば問題ない場合もある。このような重要度が低い異常を示すキーワード、あるいは、制御処理部20の故障に繋がらない異常を示すキーワードについては、発生許容回数を比較的高く設定すればよい。
一方、重要度が高い異常を示すキーワード、あるいは、確実に把握したい予兆を示すキーワードについては、発生許容回数を比較的低く設定すればよい。
以上のように、本実施形態による信号制御システム1の制御処理部20は、オペレータが設定した新たなキーワードおよび新たな発生許容回数を登録し、あるいは、新たな発生許容回数を用いて既に記憶されている発生許容回数を更新することができる。これにより、制御処理部20は、複数のキーワードのそれぞれについて、異常の重要度(深刻さ)等に応じて発生許容回数を個別に登録し、あるいは、更新することができる。重要度の高い異常について発生許容回数を低く設定すれば、そのような重要度の高い異常が発生した場合に、オペレータは、比較的早期にその異常(故障)の兆候を認知することができる。一方、重要度の低い異常について発生許容回数を高く設定すれば、重要度の低い異常が発生しても、オペレータは、そのような重要度の低い異常の発生に煩わされない。これは、重要な異常の兆候を早期に認知することを可能にするだけでなく、多くの軽微な異常(ノイズ)によって重要な異常の見落としを抑制することに繋がる。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態による信号制御システムの監視端末12および制御処理部20の構成の一例を示す図である。第1の実施形態では、キーワードおよび発生許容回数は、制御処理部20の記憶部27に登録されている。しかし、第2の実施形態では、キーワードおよび発生許容回数は、中央管理部11または監視端末12の記憶部17に登録される。記憶部17も、記憶部27と同様に、HDD、SSD等の不揮発性メモリで構成されていてもよい。この場合、図3のステップS30におけるキーワードおよび発生許容回数の登録処理および更新処理は、中央管理部11または監視端末12において実行される。また、図4のステップS51、S61のキーワードの検索処理およびステップS91の警報信号の生成は、中央管理部11または監視端末12の演算部15において実行される。第2の実施形態のその他の構成および動作は、第1の実施形態の対応する構成および動作と同様でよい。従って、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第2の実施形態では、監視部10の記憶部17がキーワードおよび発生許容回数を格納し、監視部10の演算部15がキーワード検索を実行する。従って、制御処理部20の記憶部27のデータ容量を小さくし、かつ、演算部25の負荷を軽減させることができる。例えば、1つの監視部10に対して複数の制御処理部20が接続されている場合、第2の実施形態では、監視部10がキーワードおよび発生許容回数を一括して格納することができる。従って、複数の制御処理部20が同じデータを重複して格納する必要がなくなる。キーワード検索も監視部10側の演算部15が一括して実行することができる。従って、各制御処理部20の負荷が軽減される。また、キーワードおよび発生許容回数の登録処理および更新処理は、ネットワーク30を介することなく、監視部10の内部にて実行可能である。従って、ネットワーク30に送信するデータ量も低減される。
さらに、監視部10が複数の中央管理部11または複数の監視端末12を有する場合、複数の中央管理部11または複数の監視端末12のそれぞれが、異なるキーワードを格納してもよい。あるいは、複数の中央管理部11または複数の監視端末12のそれぞれは、同じキーワードを格納しているが、キーワードに対する発生許容回数において相違させてもよい。これにより、各中央管理部11または各監視端末12において異なるキーワードおよび異なる発生許容回数を柔軟に設定することができる。
(変形例)
図8は、第1の実施形態の変形例による信号制御システムの監視端末12および制御処理部20の構成の一例を示す図である。第1の実施形態による信号制御システム1では、記憶部27内のキーワードおよび発生許容回数は、オペレータによって任意に設定可能である。これに対し、本変形例では、記憶部27は、記憶エリア27a、27bに分割されている。記憶エリア27aは、キーワードおよび発生許容回数を固定化している。従って、記憶エリア27aに格納されたキーワードおよび発生許容回数は、変更することはできない。例えば、記憶エリア27aは、当初から設定されていたキーワードおよび発生許容回数を格納する。
一方、記憶エリア27bは、キーワードおよび発生許容回数を任意に設定可能な記憶エリアである。従って、記憶エリア27bに格納されたキーワードおよび発生許容回数は、更新することができる。また、オペレータは、新たなキーワードおよび新たな発生許容回数を記憶エリア27bに登録することができる。例えば、記憶エリア27bは、第1の実施形態の記憶部27と同様に用いられ得る。また、記憶エリア27bは、メーカ等が解析のために使用するキーワードや発生許容回数を一時的に保持してもよい。この場合、記憶エリア27b内のキーワードおよび発生許容回数は、第1の実施形態と同様に更新可能である。
記憶エリア27a、27bに格納されているキーワードを含むジャーナルが発生許容回数以上発生した場合、演算部25は警報信号を生成する。しかし、警報の内容は、キーワードまたはそれに相当するものを含むので、記憶エリア27aに格納されているキーワードに対応する警報と記憶エリア27bに格納されているキーワードに対応する警報とは異なる。従って、オペレータは、記憶エリア27aに格納されているキーワードに対応する警報と記憶エリア27bに格納されているキーワードに対応する警報とを識別することができる。また、監視部10は、記憶エリア27aに格納されているキーワードに対応する警報と記憶エリア27bに格納されているキーワードに対応する警報とを個別に管理してよい。
このように、本変形例では、記憶部27は、固定されたキーワードおよび発生許容回数と任意設定可能なキーワードおよび発生許容回数との両方を異なる記憶エリアに格納する。これにより、制御処理部20の異常や故障の解析、あるいは、制御処理部20)のメンテナンス(例えば、キーワードおよび発生許容回数の登録や更新)が容易・柔軟になる。
尚、図示しないが、本変形例は、第2の実施形態にも適用することができる。この場合、記憶部17のうち一部の記憶エリアは、固定化されたキーワードおよび発生許容回数を記憶するエリアにすればよい。記憶部17のうち他の記憶エリアは、キーワードおよび発生許容回数を任意に設定可能なエリアにすればよい。
以上の本実施形態による信号処理システムにおける処理方法の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、処理方法の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。また、処理方法の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1・・・信号制御システム、10・・・監視部、11・・・中央管理部、12・・・監視端末、13・・・入出力部、15・・・演算部、16・・・表示部、17・・・記憶部、18・・・入力部、20・・・制御処理部、21、22・・・入出力部、25・・・演算部、27・・・記憶部、30・・・ネットワーク、40・・・制御対象

Claims (9)

  1. 被制御対象を制御する制御信号を出力する制御処理部と、該制御処理部と通信可能に接続され該制御処理部を監視する監視部とを備える信号制御システムにおいて、
    前記制御処理部は、
    該制御処理部における異常の内容を示すキーワード、該制御処理部において異常が発生した場合に生成され該異常に対応する前記キーワードを含む履歴情報、並びに、同一の前記キーワードを有する前記履歴情報の発生許容回数を格納する記憶部と、
    同一の前記キーワードを有する前記履歴情報の発生回数が前記発生許容回数に達した場合に、前記監視部へ警報信号を出力する演算部とを備え、
    前記演算部は、前記監視部から受け取った新たなキーワードおよび新たな発生許容回数を前記記憶部へ登録し、あるいは、前記新たな発生許容回数を用いて前記記憶部内に記憶された前記発生許容回数を更新する、信号制御システム。
  2. 前記監視部は、
    前記新たなキーワードおよび前記新たな発生許容回数を入力する入力部と、
    前記新たなキーワードおよび前記新たな発生許容回数を前記制御処理部へ送信する通信部とを備えている、請求項1に記載の信号制御システム。
  3. 前記記憶部は、前記キーワードと前記発生許容回数とを互いに関連付けて格納しており、
    前記新たなキーワードが前記記憶部内に既に格納されている前記キーワードのいずれかに対応する場合、前記演算部は、該対応するキーワードの前記発生許容回数を前記新たな発生許容回数で更新する、請求項1または請求項2に記載の信号制御システム。
  4. 前記演算部は、複数の前記キーワードのそれぞれについて前記発生許容回数を個別に前記記憶部へ登録し、あるいは、更新する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の信号制御システム。
  5. 前記演算部は、複数の前記キーワードの全部について前記発生許容回数を一括して前記記憶部へ登録し、あるいは、更新する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の信号制御システム。
  6. 前記発生許容回数は、複数の前記キーワードに対応する異常の深刻さに応じて設定されている、請求項4に記載の信号制御システム。
  7. 前記履歴情報は、前記キーワード、異常の発生日時、異常の発生箇所を示す情報を含む、請求項1に記載の信号制御システム。
  8. 前記記憶部は、
    更新不能な前記キーワードおよび更新不能な前記発生許容回数を格納する記憶エリアと、
    任意に設定可能な前記キーワードおよび任意に設定可能な前記発生許容回数を格納する記憶エリアとを含む、請求項1に記載の信号制御システム。
  9. 被制御対象を制御する制御信号を出力する制御処理部と、該制御処理部と通信可能に接続され該制御処理部を監視する監視部とを備える信号制御システムにおいて、
    前記監視部は、
    前記制御処理部における異常の内容を示すキーワード、該制御処理部において異常が発生した場合に生成され該異常に対応する前記キーワードを含む履歴情報、並びに、同一の前記キーワードを有する前記履歴情報の発生許容回数を格納する記憶部と、
    前記制御処理部において異常が発生した場合に前記履歴情報を前記制御処理部から受け取る通信部と、
    同一の前記キーワードを有する前記履歴情報の発生回数が前記発生許容回数に達した場合に、警報信号を出力する演算部とを備え、
    前記演算部は、前記入力部から受け取った新たなキーワードおよび新たな発生許容回数を前記記憶部へ登録し、あるいは、前記新たな発生許容回数を用いて前記記憶部内に記憶された前記発生許容回数を更新する、信号制御システム。
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