JP2016084677A - 建築構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 建築構成材に照明を簡単に且つ体裁よく取付けることのできる建築構造体の提供。【解決手段】 建築構成材2を備え、建築構成材2は、本体3と照明ホルダ4と照明パネル5と照明具6とを有し、本体3は、長手方向に溝7を有し、照明具6は照明ホルダ4に取付けてあり、照明ホルダ4は、本体3の溝7内に配置され、溝7の深さ方向に進退自在に設けてあり、照明パネル5は、溝7の底面から離れる方向に移動させた照明ホルダ4と溝7の開口縁部7aとの間に挟み込んで保持されている。【選択図】 図1
Description
本発明は、照明を取付けた建築構成材を備える建築構造体に関する。
従来より、手摺の支柱に照明を組み込んだものがあった(例えば、非特許文献1参照。)。かかる従来の照明付き支柱は、支柱の側面を切欠いて照明がのぞく窓を形成すると共に、支柱に照明用の取付孔を形成し、その上で照明を支柱の上端より支柱の中空部内に差し入れ、照明を支柱にネジで固定している。このように従来の照明付き支柱は、支柱を切欠いたり取付孔を開けたりしなければならないため、照明の取付けが簡単ではなく、またネジの頭などが外部に露出するため、体裁も良くなかった。
三協立山アルミ株式会社発行のカタログ「エクステリア 総合カタログ」(カタログNo.STX0270A S.08.03−2000)、2008年3月、p.738−746
本発明は以上に述べた実情に鑑み、建築構成材に照明を簡単に且つ体裁よく取付けることのできる建築構造体の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による建築構造体は、建築構成材を備え、建築構成材は、本体と照明ホルダと照明パネルと照明具とを有し、本体は、長手方向に溝を有し、照明具は照明ホルダに取付けてあり、照明ホルダは、本体の溝内に配置され、溝の深さ方向に進退自在に設けてあり、照明パネルは、溝の底面から離れる方向に移動させた照明ホルダと溝の開口縁部との間に挟み込んで保持されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明による建築構造体は、建築構成材の本体に長手方向に溝を有し、照明具を取付けた照明ホルダをその溝内に配置して溝の深さ方向に進退自在に設け、溝の底面から離れる方向に移動させた照明ホルダと溝の開口縁部との間に照明パネルを挟み込んで保持したので、本体を切欠いたり孔を開けたりすることなく、照明の取付けが簡単に行える。また、ネジ等が外部に露出しないので、体裁も良い。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図6は、本発明に係る建築構造体の一実施形態であって、手摺1に適用した例を示している。この手摺1は、複数本の支柱2,2,…を地面に間隔をおいて立設し、支柱2,2,…間に上下2本の手摺材8a,8bがブラケット9を介して架設してある。各支柱2は、前側の側面にLEDを使用した照明10が長手方向に沿って設けてある。
支柱2は、アルミニウム合金の押出形材よりなる本体3を備え、図2,3に示すように、本体3は横断面の外形が円形になっており、前側の側面に溝7が長手方向に沿って形成してある。溝7は、開口縁部7aの奥側に扇形に広がった空間部7bを有し、空間部7bのさらに奥側に一定の幅の溝底部7cを有している。照明10は、図2,4に示すように、支柱2の本体3の中間部の溝7内に取付けてあって、照明10の上方及び下方においては、図3,4に示すように、目板11a,11bを取付けて溝7を塞いである。
照明10は、図1,2,5に示すように、照明ホルダ4と照明具6と照明パネル5とで構成される。照明ホルダ4は、アルミニウム合金の押出形材よりなる断面コ字形の長尺材であり、一対の側壁の対向面に係止突起12が形成されている。照明ホルダ4の上下端部には雌ネジ孔13が形成され、該雌ネジ孔13にネジ14が前方から螺入してある。このネジ14を締付けたり緩めたりすることで、照明ホルダ4が溝7の深さ方向に進退自在となっている。
照明具6は、図1,2に示すように、多数のLEDを間隔をおいて実装したLED基板を、細長いケース内に保持したものである。照明具6は、照明ホルダ4の側壁間に前方から嵌め込んで取付けられ、側壁の係止突起12が照明具6のケースに係止して、照明具6が外れないように保持される。
照明パネル5は、透光性を有する樹脂パネルで形成され、照明ホルダ4の開口部を塞ぐように、照明ホルダ4の前方に配置される。照明パネル5は、照明ホルダ4の上下端部に設けたネジ14と重ならないように、全長が照明ホルダ4よりも短くなっている。そして、図2中に実線矢印15で示すように、当該ネジ14を締付けてネジ14の先端を溝7の底面に押し付けると、図中に点線矢印16で示すように、照明ホルダ4が溝7の底面から離れる方向に移動し、照明パネル5が照明ホルダ4の側壁先端部と溝7の開口縁部7aとの間に挟み込んで保持される。これにより照明パネル5及び照明ホルダ4は、支柱本体3の溝7内に固定される。
照明具6は、図1,2に示すように、多数のLEDを間隔をおいて実装したLED基板を、細長いケース内に保持したものである。照明具6は、照明ホルダ4の側壁間に前方から嵌め込んで取付けられ、側壁の係止突起12が照明具6のケースに係止して、照明具6が外れないように保持される。
照明パネル5は、透光性を有する樹脂パネルで形成され、照明ホルダ4の開口部を塞ぐように、照明ホルダ4の前方に配置される。照明パネル5は、照明ホルダ4の上下端部に設けたネジ14と重ならないように、全長が照明ホルダ4よりも短くなっている。そして、図2中に実線矢印15で示すように、当該ネジ14を締付けてネジ14の先端を溝7の底面に押し付けると、図中に点線矢印16で示すように、照明ホルダ4が溝7の底面から離れる方向に移動し、照明パネル5が照明ホルダ4の側壁先端部と溝7の開口縁部7aとの間に挟み込んで保持される。これにより照明パネル5及び照明ホルダ4は、支柱本体3の溝7内に固定される。
図1,3に示すように、照明10の上方及び下方の溝7内には、目板11a,11bを取付けるために目板受け17a,17bが取付けてある。目板受け17a,17bは、照明ホルダ4と同一の断面形状のアルミ形材で形成したものであり、溝7の溝底部7cに当接して配置され、前方から螺入したネジ20で溝底部7cに固定されている。支柱2下部に取付けた目板受け17bは、照明ホルダ4の高さ方向の位置決めを兼ねるものであり、図1に示すように、目板受け17bの上端に照明ホルダ4の下端を当接させて、照明ホルダ4を位置決めしている。
目板17a,17bは、溝7の開口部を塞ぐ板状部18と、目板受け17a,17bの側壁間に挿入される一対の脚片19,19を有している。目板17a,17bは、一対の脚片19,19を目板受け17a,17bの側壁間に前方から挿入すると、脚片19,19の先端部が側壁の対向面に設けた係止突起12に係止して、外れないように保持される。図1に示すように、照明10の上側に取付けられる目板11aは、下端部において脚片19が切欠かれており、板状部18の下端部が照明パネル5上部の前方に重なっている。また、照明10の下側に取付けられる目板11bは、上端部において脚片19が切欠かれており、板状部18の上端部が照明パネル5の下部の前方に重なっている。このように、上下の目板11a,11bが照明パネル5と重なっていることで、目板11a,11bと照明パネル5との間に隙間が開くことがなく、目板11a,11bと照明パネル5の間から光が漏れたりすることがない。
目板17a,17bは、溝7の開口部を塞ぐ板状部18と、目板受け17a,17bの側壁間に挿入される一対の脚片19,19を有している。目板17a,17bは、一対の脚片19,19を目板受け17a,17bの側壁間に前方から挿入すると、脚片19,19の先端部が側壁の対向面に設けた係止突起12に係止して、外れないように保持される。図1に示すように、照明10の上側に取付けられる目板11aは、下端部において脚片19が切欠かれており、板状部18の下端部が照明パネル5上部の前方に重なっている。また、照明10の下側に取付けられる目板11bは、上端部において脚片19が切欠かれており、板状部18の上端部が照明パネル5の下部の前方に重なっている。このように、上下の目板11a,11bが照明パネル5と重なっていることで、目板11a,11bと照明パネル5との間に隙間が開くことがなく、目板11a,11bと照明パネル5の間から光が漏れたりすることがない。
次に、本支柱2の施工手順を図5に即して説明する。まず、下側の目板受け17bを支柱上端の小口より溝7内に通し込み、所定の高さ位置で前方からネジ20を打ち込んで固定する。次に、照明ホルダ4に照明具6を前方から嵌め込んで取付け、照明ホルダ4の前方に照明パネル5を重ね合わせた上で、支柱上端の小口より溝7内に通し込み、先に取付けた目板受け17bに突き当てて位置決めする。次に、照明ホルダ4の下端部に設けた切欠き部21の下面と照明パネル5の下面を合わせてから(図1参照)、照明ホルダ4の上部と下部に設けたネジ14を締め込み、照明パネル5を照明ホルダ4と溝7の開口縁部7aとの間に挟み込んで固定する。次に、上側の目板受け17aを支柱上端の小口より溝7内に通し込み、所定の高さ位置で前方からネジ20を打ち込んで固定する。最後に上下の目板受け17a,17bに目板11a,11bを前方から取付け、照明10の上方及び下方の溝7を塞ぐ。
以上に述べたように本手摺1の支柱2は、本体3の長手方向に沿って溝7を有し、照明具6を取付けた照明ホルダ4をその溝7内に配置して溝7の深さ方向に進退自在に設け、照明ホルダ4のネジ14を締めこんで溝7の底面から離れる方向に照明ホルダ4を移動させ、移動させた照明ホルダ4と溝7の開口縁部7aとの間に照明パネル5を挟み込んで保持したので、支柱2を切欠いたり孔を開けたりすることなく、照明10の取付けが簡単に行える。また、ネジ等が外部に露出しないので、体裁も良い。照明ホルダ4のネジ14を緩めれば、照明ホルダ4や照明パネル5を簡単に取り外すことができるので、メンテナンスも容易である。照明10の取付く範囲を除き、目板11a,11bを取付けて溝7を塞いであるので、すっきりした外観になり、意匠性が向上する。目板11a,11bを照明パネル5の上下端部と重ねることで、目板11a,11bと照明パネル5との間に隙間ができず、光が漏れない。目板受け17a,17bと照明ホルダ4を、同一の断面形状の形材で製作したことで、コストを削減できる。また、照明ホルダ4を目板受け17bに突き当てて位置決めすることで、照明10の取付けが一層容易になる。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。本体や照明ホルダ等の断面形状や材質、照明ホルダを溝の深さ方向に移動させる機構等は、適宜変更することができる。照明具は、必ずしもLEDでなくてもよい。本発明は、手摺に限らず、カーポート、車止め、門扉、フェンス等、あらゆる建築構造体に適用することができ、それら建築構造体を構成する建築構成材、例えばカーポートの柱や梁、門柱、車止めのポール等に、本発明の構造により照明を取付けることができる。
1 手摺(建築構造体)
2 支柱(建築構成材)
3 本体
4 照明ホルダ
5 照明パネル
6 照明具
7 溝
2 支柱(建築構成材)
3 本体
4 照明ホルダ
5 照明パネル
6 照明具
7 溝
Claims (1)
- 建築構成材を備え、建築構成材は、本体と照明ホルダと照明パネルと照明具とを有し、本体は、長手方向に溝を有し、照明具は照明ホルダに取付けてあり、照明ホルダは、本体の溝内に配置され、溝の深さ方向に進退自在に設けてあり、照明パネルは、溝の底面から離れる方向に移動させた照明ホルダと溝の開口縁部との間に挟み込んで保持されていることを特徴とする建築構造体。
Priority Applications (1)
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JP2014219931A JP2016084677A (ja) | 2014-10-29 | 2014-10-29 | 建築構造体 |
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JP2014219931A JP2016084677A (ja) | 2014-10-29 | 2014-10-29 | 建築構造体 |
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JP2014219931A Withdrawn JP2016084677A (ja) | 2014-10-29 | 2014-10-29 | 建築構造体 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2014
- 2014-10-29 JP JP2014219931A patent/JP2016084677A/ja not_active Withdrawn
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