JP2016083198A - 消火用ヘッド - Google Patents

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直樹 栗本
Naoki Kurimoto
直樹 栗本
松本 大志
Hiroshi Matsumoto
大志 松本
竹内 孝
Takashi Takeuchi
孝 竹内
久誉 大越
Hisataka Okoshi
久誉 大越
豊 立石
Yutaka Tateishi
豊 立石
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Abstract

【課題】ヘッド本体にノズル部材を収容させた際に、ノズル部材の固定の安定性を向上させる。
【解決手段】消火用ヘッド100は、消火剤を流通させる中空部10Aが形成され、中空部10Aの一端側に設けられた消火剤が流入する流入口11と、中空部10Aの他端側に設けられた消火剤が放出する放水口12とを有するヘッド本体10と、ヘッド本体10の中空部10A内に固定され、流入口11の径よりも小さい絞り穴18yが形成されたノズル部材18とを備える。そして、中空部10Aの内壁面には、内側に突出した係止部15が設けられており、ノズル部材18の放水口12側は、係止部15において係止されており、ノズル部材18の流入口11側は、ストップリング19を用いて固定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、消火設備に用いられる消火用ヘッドに関するものである。
スプリンクラヘッドは、消火水が流れる配管に接続されるヘッド本体と、ヘッド本体の放水口を開閉する弁体と、弁体が開いた際に放水口から噴射される消火水を散水するデフレクタとを有している(たとえば、特許文献1参照)。また、スプリンクラヘッドにおいて、ヘッド本体には消火水が流通する貫通孔が形成されており、貫通孔の一端側に配管が接続される流入口が形成され、他端側に弁体が設けられた放水口が形成されている。この際、圧力損失を低減させるために、貫通孔は流入口から放水口へ向かうにつれて径が小さくなるようなテーパ形状を有している。
特開2012−165801号公報(たとえば、図2参照)
ここで、特許文献1のように、ヘッド本体の中空部がテーパ形状になっている場合、小流量の放出が必要なときには流速径が非常に小さくなる。このため、例えば消火用ヘッドの散水分布が狭くなる、もしくは消火剤が泡消火薬剤である場合には、泡消火薬剤を消火水に添加した泡水溶液消火剤の泡立ちが悪くなる等の悪影響が生じることがある。そこで、ヘッド本体内に別部材としてノズル部材を収容し、上記悪影響を解消することが考えられる。しかしながら、消火用ヘッドは消火剤が流れるものであるため、別部材もしくは別部材を固定するための固定部材等が腐食し、ノズル部材がヘッド本体から脱落してしまうおそれがある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、ヘッド本体にノズル部材を収容させた際に、ノズル部材の固定の安定性を向上させることができる消火用ヘッドを提供することを目的としている。
本発明に係る消火用ヘッドは、消火剤を流通させる中空部が形成され、中空部の一端側に設けられた消火剤が流入する流入口と、中空部の他端側に設けられ消火剤を放出する放水口とを有するヘッド本体と、ヘッド本体の中空部内に固定され、流入口の径よりも小さい絞り穴が形成されたノズル部材とを備え、中空部の内壁面には、内側に突出した係止部が設けられており、ノズル部材の放水口側は、係止部において係止されており、ノズル部材の流入口側は、ストップリングを用いて固定されているものである。
本発明に係る消火用ヘッドは、消火剤を流通させる中空部が形成され、中空部の一端側に設けられた消火剤が流入する流入口と、中空部の他端側に設けられた消火剤が放出する放水口とを有するヘッド本体と、ヘッド本体の中空部内に固定され、流入口の径よりも小さい絞り穴が形成されたノズル部材とを備え、ノズル部材は、中空部内に圧入されることにより、ヘッド本体に固定されているものである。
本発明に係る消火用ヘッドによれば、ヘッド本体の中空部に絞り穴を有するノズル部材を固定する際に、係止部及びストップリングもしくは圧入により固定されるため、消火用ヘッドの作動後に消火水が付着した状態であっても、ノズル部材の腐食による脱落を確実に防止し固定の安定性を増すことができる。
本発明の実施形態1に係る消火用ヘッドの外観図である。 図1の消火用ヘッドにおけるII−II断面図である。 図1及び図2の消火用ヘッドから消火水が放出される様子を示す模式図である。 本発明の実施形態2に係る消火用ヘッドの断面図である。 本発明の消火用ヘッドに係る変形例を示す外観図である。
実施形態1.
以下、本発明の消火用ヘッドの実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る消火用ヘッドを示す外観図、図2は図1の消火用ヘッドのII−II断面を示す断面図であり、図1及び図2を参照して消火用ヘッドについて説明する。なお、図1(a)は消火用ヘッドを正面から見た外観図であり、図1(b)は消火用ヘッドを底面側から見た外観図である。なお、本実施形態の説明において、「上」「下」とは、消火用ヘッドを設置した状態における「上」「下」に対応しており、また、図1(a)、(b)の「上」「下」とも対応している。
図1及び図2の消火用ヘッド100は、例えば屋内施設もしくは地下施設等に設置され、消火剤の一例である消火水を散水することにより消火を行うスプリンクラヘッドであり、ヘッド本体10、ノズル部材18、弁体30、デフレクタ40及び弁体支持機構50を備えている。なお、消火用ヘッド100はスプリンクラ消火設備に用いられるものだけに限らず、泡水溶液を放射する泡消火設備に用いても良い。即ち、消火用ヘッド100から放射される消火剤は、水からなる消火水であってもよいし、消火薬剤を消火水に添加した消火薬剤水溶液であってもよい。さらに、消火薬剤は、泡消火薬剤であっても良く、その場合、泡消火薬剤が消火水に添加された泡水溶液は、消火用ヘッド100から放射されるときに発泡する。
(ヘッド本体10)
ヘッド本体10は、消火水が供給される配管に接続されるものであって、上下方向に延びる中空部10Aが形成されている。中空部10Aには、上端に流入口11が形成され、下端に放水口12が形成されている。火災時には、配管から流入口11へ消火水が流入し、放水口12から消火水がデフレクタ40へ向かって放水される。ヘッド本体10の外周部にはフランジ13が形成されており、フランジ13の上側のヘッド本体10の外周部には給水管に接続されるねじ部14が形成されている。また、ヘッド本体10の中空部10A内には、高さ方向における中間部分にノズル部材18が設けられている。
さらに、ヘッド本体10には、高さ方向における下端部に弁体30に接触する弁座17が形成されている。弁座17に弁体30が圧接されている状態(平常時)においては、弁座17の内側に形成されている放水口12が閉じられて、ヘッド本体10の消火水が放水口12から放出されることが防止される。
(弁体30)
弁体30は、消火用ヘッド100の平常時においてヘッド本体10の弁座17に圧接されて設けられている。弁体30は、その下面が弁体支持機構50によって保持されている。ヘッド本体10には、たとえばバネなどの弾性部材(図示省略)が取り付けられており、消火用ヘッド100の平常時において、弁体30は、この弾性体によって下側に押し付けられている。また、消火用ヘッド100の平常時において、弁体30は、その下面部が弁体支持機構50によって支持されている。
(フレーム20A及びフレーム20B)
フレーム20A及びフレーム20Bは、上部側がヘッド本体10に接続されて固定され、下端側にデフレクタ40が取り付けられている。フレーム20A及びフレーム20Bは、フレーム20Aの内周側とフレーム20Bの内周側との間に、弁体30の開閉を制御する弁体支持機構50が位置するように上下に延び、いわゆる馬蹄形に形成されている。フレーム20A及びフレーム20Bは、上端側がヘッド本体10に接続され、当該接続部分から下側に延びるように形成されている。また、フレーム20A及びフレーム20Bの下端側には、後述するボス部21が接続されている。
(ボス部21)
ボス部21は、フレーム20A及びフレーム20Bの下端側に位置しており、フレーム20A及びフレーム20Bと一体的に形成されている。ボス部21には上下に延びるねじ穴が形成されており、その開口部の内周面に雌ねじが形成されている。ボス部21には、雄ねじであるネジ22が締結されている。このネジ22をねじ込むことで、ネジ22は上側に移動し、ボス部21に締結されたネジ22の先端は、ボス部21の上面よりも上側に突出して突出部22Aを形成している。このため、弁体支持機構50は、上端側が弁体30に当接し、下端側がネジ22に当接し、両者に挟み込まれて固定され、ネジ22と弁体30とは、弁体支持機構50の上下を挟み込んでいる。突出部22Aは、たとえば、先端側に向かうに従って先細るように円錐状に形成されている。突出部22Aは、放水口12の下側に配置されている。
(デフレクタ40)
デフレクタ40は、円板形状を有し、フレーム20A及びフレーム20Bの下端側に設けられたボス部21にかしめられて取り付けられている。デフレクタ40は、ヘッド本体10の放水口12から放出された消火水を例えば円状に均一に分散させ散水するものであり、放射状に複数のスリットSが形成されている。この際、放水口12から放水された水等の一部は突出部22Aにあたり円錐状に広がった状態でデフレクタ40側に放射されるようになっている。
(弁体支持機構50)
弁体支持機構(感熱分解部)50は、上方に弁体の下面が接しており、弁体を支持している。弁体支持機構50には、溶融部53C(半田)を有する感熱部53が設けられており、感熱部53が火災の熱により熱せられると、溶融部53Cが溶融し、弁体支持機構50はバランスを崩して分解され、消火用ヘッド100から落下する。
[ノズル部材18の詳細説明]
上述のように、ノズル部材18は、ヘッド本体10の中空部10A内に収容され、流入口11の径よりも小さい絞り穴18yが形成されたものである。具体的には、ノズル部材18は、例えば真鍮からなっており、絞り穴18yが形成された平板状の絞り部18aと、絞り部18aの外周からヘッド本体10の流入口11へ向かって延びる円筒部18bを有する。絞り部18aは、中空部10Aの内壁面に対し略直交するように中空部10A内に固定されたものであって、中空部10A内において消火水が流れるときの抵抗部となる段部を形成している。
円筒部18bは、外径が中空部10Aの内径とほぼ同一になるように形成されており、円筒部18bの外周が中空部10Aの内壁に隙間なく密着した状態で固定される。円筒部18bには、流入口11側に開口18xが形成され、絞り穴18yの開口径は開口18xの径より小さくなっている。したがって、ノズル部材18において、消火水は開口18x側から円筒部18b内に流入し、絞り部18aの絞り穴18yから流束径が絞られた状態で放水口12側へ流出することになる。
ノズル部材18は、ヘッド本体10側に形成された係止部15とストップリング19とを用いて中空部10Aに固定されている。すなわち、中空部10Aの内壁面には、内側に突出した係止部15が設けられており、ノズル部材18の放水口側(絞り部18a側)である下端は、係止部15において係止される。一方、ノズル部材18の流入口側(開口18xの上端)には、例えばステンレスからなるストップリング19が設けられている。このとき、ヘッド本体10には、ノズル部材18の上端よりも上側の内周面に環状の凹部16(凹条部)が形成されており、ストップリング19は凹部16に取り付けられている。
なお、ストップリング19は、ノズル部材18が中空部10Aから脱落するのを防止するものであればよく、ノズル部材18が軸方向にわずかに移動可能な位置に設けられていてもよい。このように、ノズル部材18は、係止部15及びストップリング19により上下方向の動きが規制される。さらに、ノズル部材18の絞り穴18yの位置DP(ノズル部材18の下端の位置)が、ヘッド本体10の放水口12から流入口11までの長さL1の25〜50%の範囲内に位置するように、ノズル部材18は中空部10A内に固定される。
図1及び図2を参照して消火用ヘッド100の動作例について説明する。まず、火災が発生した際には、火災の熱により周囲温度が上昇して、感熱部53が熱を吸収する。すると、溶融部53Cが溶融し、弁体支持機構50のバランスが崩れ、弁体支持機構50は分解され、消火用ヘッド100から落下する。すると、弁体30をヘッド本体10側に押圧していた力が解放され、弁体30が開き、ヘッド本体10から消火水がデフレクタ40へ放出される。
図3は、図1及び図2の消火用ヘッドから消火水が放出される様子を示す模式図である。ヘッド本体10の流入口11から中空部10A内に流入した消火水は、開口18xからノズル部材18内へ流入し絞り穴18yに到達する。ここで、絞り穴18yの開口径は流入口11及び開口18xの径よりも小さくなっているため、絞り穴18yを通過した直後は負圧域になり消火水に縮流VCが発生する。特に、絞り部18aは、円筒部18bの壁面に直交するように設けられ、中空部10A内に段部が形成された状態になっているため、消火水は絞り部18aにおいて流束径が急激に縮小する。また、消火水の流れの主流から外れた領域において乱流が発生する。
そして、消火水は縮流VCから正圧域に流れると流束径が広がり、この流束径が大きくなった状態でヘッド本体10の放水口12からデフレクタ40側へ放出される。よって、流束径が広がった状態で消火水をヘッド本体10から放出してデフレクタ40に放射することができ、散水分布を向上させることができる。さらに、上述した負圧域において乱流が発生するため、消火剤が消火水ではなく泡消火薬剤を消火水に添加した泡水溶液である場合には乱流により消火剤を泡立てることができる。よって、消火用ヘッド100の泡立ちの特性を向上させることができる。
特に、図2のように、絞り穴18yの位置DPが流入口11から放水口12までの長さに対し放水口12から25%以上50%未満の間に位置している場合、ヘッド本体10又は円筒部18bと消火水との間に生じる損失を最小限に抑えつつ、消火水が縮流VCの状態から充分に流束径が広がった状態で放水口12から放出させることができる。よって、散水分布の特性をさらに向上させることができるとともに、消火用ヘッド100の泡立ちの特性をさらに向上させることができる。
上記実施形態1によれば、ヘッド本体10の中空部10A内に流入口11の径よりも小さい絞り穴18yが形成されていることにより、小流量の放出を必要とする場合であってもヘッド本体10から流出する消火水の流束径が小さくなるのを防止して、消火水の散水特性が悪化するのを防止することができる。
すなわち、従来のように、中空部の内壁が放水口に向かって細くなるようなテーパ形状を有している場合、流束径が小さくなった状態でヘッド本体10の放水口12から消火水が放射してしまうため、例えば散水分布が小さくなる等、散水の特性に悪影響が生じるとともに、泡立ちが悪いという問題がある。また、ヘッド本体10にはフレーム20A、20Bが固定されているという構造から、ヘッド本体10における中空部10Aの加工は、流入口11側からしか行うことができず、中空部10A内をテーパ形状とは異なる複雑な形状にするのは難しいという問題がある。
一方、本発明の消火用ヘッド100は、ヘッド本体10内にノズル部材18を設けることにより、上記従来の問題を解消し、小流量の放出を必要とする場合であってもヘッド本体10から流出する消火水の流束径が小さくなるのを防止して、消火水の散水特性が悪化するのを防止し、泡立ちの悪化を防止することができる。
さらに、ノズル部材18が、絞り部18aの外周からヘッド本体10の流入口11へ向かって延びる円筒部18bを有し、円筒部18bが中空部10Aの内壁に接触した状態で固定されている場合、ノズル部材18を中空部10A内に確実に固定することができる。
また、中空部10Aの内壁面には、内側に突出した係止部15が設けられており、ノズル部材18の放水口12側は、係止部15において係止されており、ノズル部材18の流入口11側は、ストップリング19を用いて固定されているとき、消火水による腐食を防止することができ、ノズル部材18の固定の安定性を増すことができる。
このようなノズル部材18をヘッド本体10に固定する際、中空部10Aの内壁面には、内側に突出した係止部15が設けられており、ノズル部材18の放水口12側は、係止部15において係止されており、ノズル部材18の流入口11側は、ストップリング19を用いて固定されているとき、消火水による腐食を防止することができ、ノズル部材18の固定の安定性を増すことができる。
実施形態2.
図4は本発明の消火用ヘッドの実施形態2を示す断面図であり、図4を参照して消火用ヘッド200について説明する。なお、図4の消火用ヘッド200において図2の消火用ヘッド100と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。図4の消火用ヘッド200が図2の消火用ヘッド100と異なる点は、ノズル部材218の固定方法である。
図4の消火用ヘッド200において、ノズル部材218はヘッド本体10の中空部10Aに圧入により固定されている。具体的には、ノズル部材218は、例えば真鍮からなっており、ノズル部材218の円筒部218bは、上部218xの外径が下部218yの外径より大きくなるように段部218zが形成されており、円筒部218bの上部218xの外径は、中空部10Aの内径よりも大きく形成されている。これにより、ノズル部材218が中空部10A内に圧入されることになり、ノズル部材218は中空部10Aの内壁と円筒部218bの外周面との間に隙間が生じることなく中空部10A内に固定される。このとき、円筒部218bの下部218yの外径は、中空部10Aの内径とほぼ等しく形成されている。また、ノズル部材218の下端は、中空部10Aに形成される係止部15に係止している。即ち、ノズル部材218は、下方は係止部15によって固定されると共に、上方は拡径されている円筒部218bの上部218xの圧入により固定されている。なお、絞り部18aの位置DPは、実施形態1と同様、流入口11から放水口12までの長さに対し放水口12から25%以上50%未満の間に絞り穴18yが位置していることが好ましい。
上記実施形態2によれば、ノズル部材218はヘッド本体10の中空部10Aに圧入により固定されていることにより、中空部10A内に消火水が流入しても中空部10Aの内壁とノズル部材218との接触箇所には消火水が付着するのを防止することができる。このため、消火水が水又は泡水溶液であっても接触箇所は腐食しないため固定の安定性を向上させることができる。また、ノズル部材218は圧入により固定されており、分解する際に大きな力を要するものであるため、デフレクタ40が上向きになるように設置される場合であっても、製品劣化等によりノズル部材218がヘッド本体10から外れることを防止することができる。
本発明の実施形態は、上記実施形態に限定されない。例えば、実施形態1、2の消火用ヘッド100、200において、デフレクタ40がヘッド本体10よりも下側に設けられた場合(下向き型)について例示しているが、ノズル部材18、218は上方、下方共に固定されているため、デフレクタ40がヘッド本体10よりも上側に設けられた場合(上向き型)に適用することもできる。
また、弁体支持機構50は、図1に記載のものに限らず、種々の公知の構成のものを採用することができる。さらに、ノズル部材18は、円筒部18b及び絞り部18aを有する場合について例示しているが、中空部10A内において縮流を発生させるものであればその形状を問わない。例えばノズル部材18は、絞り穴18yが形成された板状の部材からなっており、このノズル部材18が中空部10A内に固定されるものであってもよい。
[変形例]
図5は、本発明の消火用ヘッドに係る変形例を示す外観図である。図1〜図4においては、弁体支持機構50を備えた消火用ヘッド100、200(いわゆる閉鎖型)について一例を説明したが、それに限定されるものではない。図5に示す消火用ヘッド300は、弁体30及び弁体支持機構50に対応する構成を有していない開放型の消火用ヘッドである。なお、この開放型の消火用ヘッド300を建物に設置する場合には、たとえば、給水管に弁体30に対応する構成及び弁体支持機構50に対応する構成(たとえば、グラスバルブなど)を備えた感熱開放継手(図示省略)、一斉開放弁等を設置する。感熱開放継手等は、消火用ヘッド300よりも給水管の上流側に設置される。感熱開放継手は、熱によって弁体支持機構50に対応する構成が作動すると、弁体に対応する構成が給水管の流路を開放し、消火用ヘッド300に消火水が流れる。ヘッド本体10の放水口12は開放されているので、消火用ヘッド300に供給された消火水は、そのまま突出部22Aに流れ落ち、デフレクタ40を流れて散水される。
10 ヘッド本体、10A 中空部、11 流入口、12 放水口、13 フランジ、14 ねじ部、15 係止部、16 凹部、17 弁座、18、218 ノズル部材、18a 絞り部、18b 円筒部、18x 開口、18y 絞り穴、19 ストップリング、20A フレーム、20B フレーム、21 ボス部、22 ネジ、22A 突出部、30 弁体、31 凹部、40 デフレクタ、50 弁体支持機構、53 感熱部、53C 溶融部、100、200、300 消火用ヘッド、218b 円筒部、218x ノズル部材の上部、218y ノズル部材の下部、218z 段部、S スリット、VC 縮流。

Claims (2)

  1. 消火剤を流通させる中空部が形成され、前記中空部の一端側に設けられた消火剤が流入する流入口と、前記中空部の他端側に設けられ消火剤を放出する放水口とを有するヘッド本体と、
    前記ヘッド本体の前記中空部内に固定され、前記流入口の径よりも小さい絞り穴が形成されたノズル部材と
    を備え、
    前記中空部の内壁面には、内側に突出した係止部が設けられており、
    前記ノズル部材の前記放水口側は、前記係止部において係止されており、
    前記ノズル部材の前記流入口側は、ストップリングを用いて固定されている
    ことを特徴とする消火用ヘッド。
  2. 消火剤を流通させる中空部が形成され、前記中空部の一端側に設けられた消火剤が流入する流入口と、前記中空部の他端側に設けられた消火剤が放出する放水口とを有するヘッド本体と、
    前記ヘッド本体の前記中空部内に固定され、前記流入口の径よりも小さい絞り穴が形成されたノズル部材と
    を備え、
    前記ノズル部材は、前記中空部内に圧入されることにより、前記ヘッド本体に固定されていることを特徴とする消火用ヘッド。
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