JP3187106U - 水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手 - Google Patents
水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3187106U JP3187106U JP2013005033U JP2013005033U JP3187106U JP 3187106 U JP3187106 U JP 3187106U JP 2013005033 U JP2013005033 U JP 2013005033U JP 2013005033 U JP2013005033 U JP 2013005033U JP 3187106 U JP3187106 U JP 3187106U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- water
- sprinkler head
- pressure
- joint unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 294
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims abstract description 67
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 65
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims abstract description 51
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims abstract description 44
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 39
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 claims description 14
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 claims description 14
- 210000002445 nipple Anatomy 0.000 claims description 13
- 239000008399 tap water Substances 0.000 claims description 8
- 235000020679 tap water Nutrition 0.000 claims description 8
- -1 polyethylene Polymers 0.000 claims description 6
- 235000012489 doughnuts Nutrition 0.000 claims description 4
- 229930182556 Polyacetal Natural products 0.000 claims description 3
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 claims description 3
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 claims description 3
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 claims description 3
- 229920006324 polyoxymethylene Polymers 0.000 claims description 3
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 claims description 3
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 22
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 11
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 9
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 9
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 9
- 229920000459 Nitrile rubber Polymers 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
【課題】継手ユニットとスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管に逆流するのを防止し、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現して、継手ユニットとスプリンクラーヘッドの内圧を逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの性能許容範囲内のレベルまで減圧するのを可能にした水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手を提供する。
【解決手段】継手は、給水管の途中に設置したT型継手と、T型継手とスプリンクラーヘッドの入口とを接続する継手ユニット3とを備え、該継手ユニット3の上流側の端部30に逆流防止弁を嵌合し、その弁箱12Aの外周面と上流側の端部30の内周面との間に形成される嵌合隙間25を、スプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態を保持し得るシール特性を有するOリング27で塞ぐ。
【選択図】図2
【解決手段】継手は、給水管の途中に設置したT型継手と、T型継手とスプリンクラーヘッドの入口とを接続する継手ユニット3とを備え、該継手ユニット3の上流側の端部30に逆流防止弁を嵌合し、その弁箱12Aの外周面と上流側の端部30の内周面との間に形成される嵌合隙間25を、スプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態を保持し得るシール特性を有するOリング27で塞ぐ。
【選択図】図2
Description
本考案は、水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手に係り、詳しくは、上水道本管から分岐されている一般住宅の給水管を利用した水道連結型スプリンクラー設備において、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管に逆流するのを防止できるものでありながら、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッドの内圧を逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの性能許容範囲内のレベルまで減圧するのを可能にした水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手に関する。
水道連結型スプリンクラー設備は、上水道本管から分岐されて末端に取付けられた蛇口や水洗トイレのタンクに付設のボールタップなどの給水栓の開閉により水道水を流動または停止させる給水管と、この給水管の途中で該給水管とスプリンクラーヘッドとを接続する立ち下げ管を含む継手とを備えている。
前記構成の水道連結型スプリンクラー設備では、火災発生時にスプリンクラーヘッドから自動的に放水して火災の抑制・消火を行い、初期消火に優れた効果を発揮することができる。また、平常時は、給水管の末端に取付けられている給水栓を開放することで、給水管内の水道水は給水栓から放水されて、洗濯やバスタブあるいはトイレの水洗などに供給される。
ところで、平常時では、前記立ち下げ管が含まれる継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の水道水は循環しないので、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内に汚濁した水、つまり停滞水が発生する。このような停滞水が給水管に逆流するのは衛生上好ましくないので絶対に避けるべきである。また、消火用配管設備の漏れテストや消火用配管設備設置域の外気温の上昇あるいはオペレータによるテスト圧の設定誤差等によって継手ユニットおよびスプリンクラーヘッドの内圧が逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの性能許容範囲よりも高くなる状態も避けるべきである。
そこで、本考案出願人は、停滞水が給水管に逆流するのを確実に防止できるものでありながら、消火用配管設備の漏れテストや消火用配管設備設置域の外気温の上昇あるいはオペレータによるテスト圧の設定誤差等によって継手ユニットの内圧が高くなっても、この高くなった内圧を、漏れテスト終了後などにおいて逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの性能許容範囲内のレベルまで減圧できる水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手を提供した(特許文献1参照)。
この技術を図9,図10,図11に示す。これらの図において、水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1は、上水道本管9から分岐されて端末に取付けられた給水栓10の開閉により水道水を流動または停止させる給水管5が両端部に接続される第1通路4および該第1通路4から分岐された第2通路6を備えるT型継手2と、上流側の端部30がT型継手2の第2通路6に接続され、下流側の端部31がスプリンクラーヘッド8の入口に接続される継手ユニット3とからなり、継手ユニット3は給水管5とスプリンクラーヘッド8とを接続する。そして、T型継手2の第2通路6と継手ユニット3の上流側の端部30のいずれか(ただし、図示例では継手ユニット3の上流側の端部30)に、スプリンクラーヘッド8閉塞時の1次圧P1と2次圧P2との平衡状態で付勢部材18の付勢により閉止されて、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止するとともに、スプリンクラーヘッド8開放時の2次圧P2の低下によって生じる1次圧P1と2次圧P2との差圧で付勢部材18の付勢に抗して開放されてスプリンクラーヘッド8の放水を許容する樹脂製の逆流防止弁12を備えている。
樹脂製の逆流防止弁12は円筒状の弁箱12Aを備えており、この弁箱12Aにおける上端部近傍の内周に弁座13が設けられ、スプリンクラーヘッド8閉塞時の1次圧P1と2次圧P2の平衡状態で付勢部材18の付勢により弁座13に着座するとともに、スプリンクラーヘッド8開放時の2次圧P2の低下によって生じる1次圧P1と2次圧P2との差圧で付勢部材18の付勢に抗して開放されてスプリンクラーヘッド8の放水を許容する弁体16を備えている。そして、弁箱12Aが継手ユニット3における上流側の端部30を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手32に嵌合されており、スプリンクラーヘッド8閉塞時の1次圧P1と2次圧P2との平衡状態保持用の圧力逃がし通路20を備えている。この圧力逃がし通路20は、弁箱12Aの外周面と第1継手32の内周面との間に第2通路6に連通する大きさが0.05mm〜0.1mmの範囲に設定されている環状の微小隙間cによって構成されている。なお、図中、21はステンレス鋼製の止め輪(スナップリング)である。
前記構成の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1によると、平常時において、給水管5の末端に取付けられている給水栓10を開放することで、給水管5内の水道水は給水栓10から放水されて、洗濯やバスタブあるいはトイレの水洗などに供給される。このような状態下でも1次圧P1と2次圧P2の平衡状態が保持されて逆流防止弁12は閉止されているので、前記停滞水が給水管5へ逆流することはない。また、火災発生時には、スプリンクラーヘッド8から、まず前記停滞水が自動的に放水される。これにより、2次圧P2が低下するので、逆流防止弁12は1次圧P1と2次圧P2との差圧で付勢部材18の付勢に抗して開放されてスプリンクラーヘッド8の放水を許容する。
継手ユニット3は、T型継手2の第2通路6に接続される管状の第1継手32と、スプリンクラーヘッド8の入口に接続される管状の第2継手33と、第1継手32に上流側の端部が接続され第2継手33に下流側の端部が接続される可撓管34とを備えているので、可撓管34の撓み作用によって管状の第2継手33に大きい変位自由度が確保されるから、通常は、T型継手2の第2通路6に管状の第1継手32を接続した後になされる天井(図示省略)に既設のスプリンクラーヘッド8と管状の第2継手33との心合わせとそれに続く接続作業が容易になる効果を発揮できる。図中、11は止水栓、14は弁頭、15は弁棒、17は逆流防止弁12に備わる弁体保持部材、17aは弁体保持部材の外周環状部、17bは弁体保持部材の中心筒部である。
ところで、図11に示した消火用配管設備においては、その施工完了後に漏れテストがなされる。この漏れテストは、給水栓10および止水栓11を閉じた状態でオペレータによりテスト用ポンプの吐出側を給水管5における止水栓11の直下流部位に適宜接続し、テスト用ポンプの駆動により給水管5に1.0MPaの水圧をかけて所定時間(一晩(約15時間))保持するとともに、その間に消火用配管設備の漏れを観察する手順によってなされ、前記所定時間内で漏れが確認されなければ漏れテストを終了する。そして、給水栓10を開いて給水管5内のテスト用水を排出することによって、該給水管5内の水圧を0MPaに落とす。つぎに、給水管5における止水栓11の直下流部位とテスト用ポンプの吐出側との接続を解除し、該直下流部位を止水栓11に接続したのち、止水栓11を開き給水栓10を閉じて上水道本管9内の水を給水管5に通水することによって、通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)を保持し、消火用配管設備を使用可能な状態に回復させる。
一方、漏れテストや消火用配管設備設置域の外気温の上昇あるいはオペレータによるテスト圧の設定誤差等によって継手ユニット3の内圧が高くなっても、この高くなった内圧は、漏れテスト終了後において圧力逃がし通路20から逃がされるので、継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となり、漏れテスト終了後に給水管5内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管9内の水を給水管5に通水することで、給水管5および継手ユニット3内の水圧は上水道本管9内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
つまり、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5に逆流するのを防止できるものでありながら、消火用配管設備の漏れテストや消火用配管設備設置域の外気温の上昇あるいはオペレータによるテスト圧の設定誤差等によって継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8の内圧が高くなっても、この高くなった内圧を、漏れテスト終了後などにおいて逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧することができる。
ところが、弁箱12Aの外周面と第1継手32の内周面との間に形成される環状の微小隙間cからなる圧力逃がし通路20の大きさ(0.05mm〜0.1mm)を許容誤差(公差)内に設定した継手ユニット3を得るには、T型継手2の第2通路6と第1継手32のいずれかの内径と弁箱12Aの外径の寸法をそれぞれ高精度で精密に製作し、かつ、T型継手2の第2通路6と第1継手32のいずれかに対して弁箱12Aを綿密に心合わせして精密に組み立てる比較的困難な作業が要求されるので、若干生産性に劣る問題点を有している。
本考案は、このような問題を解決するものであって、その目的とするところは、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管に逆流するのを防止できるものでありながら、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現して、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッドの内圧を逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの性能許容範囲内のレベルまで減圧するのを可能にした水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手を提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手は、上水道本管から分岐されて端末に取付けられた給水栓の開閉により水道水を流動または停止させる給水管が両端部に接続される第1通路および該第1通路から分岐された第2通路を備えるT型継手と、上流側の端部が前記T型継手の第2通路に接続され、下流側の端部がスプリンクラーヘッドの入口に接続される継手ユニットとを備え、前記T型継手の第2通路と前記継手ユニットの上流側の端部のいずれかに、スプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態で付勢部材の付勢により閉止されて、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が前記給水管へ逆流を防止するとともに、スプリンクラーヘッド開放時の2次圧の低下によって生じる1次圧と2次圧との差圧で前記付勢部材の付勢に抗して開放されてスプリンクラーヘッドの放水を許容する逆流防止弁を嵌合してなる水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手において、
前記逆流防止弁は、当該逆流防止弁の外周面と、前記T型継手の第2通路と前記継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面との間に形成される嵌合隙間を、前記スプリンクラーヘッド閉塞時の前記1次圧と2次圧との平衡状態を保持し得るシール特性を有するリング状のシール部材で塞いで、前記T型継手の第2通路と前記継手ユニットの上流側の端部のいずれかに嵌合されていることを特徴としている。
前記逆流防止弁は、当該逆流防止弁の外周面と、前記T型継手の第2通路と前記継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面との間に形成される嵌合隙間を、前記スプリンクラーヘッド閉塞時の前記1次圧と2次圧との平衡状態を保持し得るシール特性を有するリング状のシール部材で塞いで、前記T型継手の第2通路と前記継手ユニットの上流側の端部のいずれかに嵌合されていることを特徴としている。
これによれば、漏れテストや消火用配管設備設置域の外気温の上昇あるいはオペレータによるテスト圧の設定誤差等によって継手ユニットの内圧が高くなっても、この高くなった内圧は、漏れテスト終了後においてリング状のシール部材のシール特性により嵌合隙間から逃がされるので、継手ユニットの内圧を逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの適正な動作を確保することが可能となる。
また、漏れテスト終了後に給水管内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管内の水を給水管に通水することで、給水管および継手ユニット内の水圧は上水道本管内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
つまり、スプリンクラーヘッド閉塞時においてリング状のシール部材のシール特性により1次圧と2次圧との平衡状態が保持されるので、前記嵌合隙間から継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁により、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流するのを防止することもできる。
さらに、逆流防止弁の外周面と、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面との間に形成される嵌合隙間を、リング状のシール部材で塞ぐようにした構成とすることでスプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態が保持できることにより、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内径と逆流防止弁の外径の製作精度が緩和され、かつ、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかに対して逆流防止弁を綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
また、漏れテスト終了後に給水管内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管内の水を給水管に通水することで、給水管および継手ユニット内の水圧は上水道本管内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
つまり、スプリンクラーヘッド閉塞時においてリング状のシール部材のシール特性により1次圧と2次圧との平衡状態が保持されるので、前記嵌合隙間から継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁により、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流するのを防止することもできる。
さらに、逆流防止弁の外周面と、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面との間に形成される嵌合隙間を、リング状のシール部材で塞ぐようにした構成とすることでスプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態が保持できることにより、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内径と逆流防止弁の外径の製作精度が緩和され、かつ、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかに対して逆流防止弁を綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
前記シール部材を、前記逆流防止弁の弁箱外周に設けた環状溝に嵌め込まれて、外周部が前記T型継手の第2通路と前記継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面に軟弾接するOリングによって構成することが望ましい。これによると、漏れテストや消火用配管設備設置域の外気温の上昇あるいはオペレータによるテスト圧の設定誤差等によって継手ユニットの内圧が高くなっても、漏れテスト終了後においてOリングのシール特性により嵌合隙間から逃がされるので、継手ユニットの内圧を逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの適正な動作を確保することが可能となる。
また、漏れテスト終了後に給水管内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管内の水を給水管に通水することで、給水管および継手ユニット内の水圧は上水道本管内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
つまり、スプリンクラーヘッド閉塞時においてOリングのシール特性により1次圧と2次圧との平衡状態が保持されるので、前記嵌合隙間から継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁により、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流するのを防止することもできる。
さらに、逆流防止弁の外周面と、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面との間に形成される嵌合隙間を、Oリングによって塞ぐようにした構成ことすることでスプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態が保持できることにより、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内径と逆流防止弁の外径の製作精度が緩和され、かつ、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかに対して逆流防止弁を綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
また、漏れテスト終了後に給水管内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管内の水を給水管に通水することで、給水管および継手ユニット内の水圧は上水道本管内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
つまり、スプリンクラーヘッド閉塞時においてOリングのシール特性により1次圧と2次圧との平衡状態が保持されるので、前記嵌合隙間から継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁により、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流するのを防止することもできる。
さらに、逆流防止弁の外周面と、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面との間に形成される嵌合隙間を、Oリングによって塞ぐようにした構成ことすることでスプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態が保持できることにより、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内径と逆流防止弁の外径の製作精度が緩和され、かつ、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかに対して逆流防止弁を綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
前記シール部材を、前記逆流防止弁の弁箱端面に配置されて、外周面が前記T型継手の第2通路と前記継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面に軟当接する環状パッキンによって構成してもよい。これによると、漏れテストや消火用配管設備設置域の外気温の上昇あるいはオペレータによるテスト圧の設定誤差等によって継手ユニットの内圧が高くなっても、漏れテスト終了後において環状パッキンのシール特性により嵌合隙間から逃がされるので、継手ユニットの内圧を逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの適正な動作を確保することが可能となる。
また、漏れテスト終了後に給水管内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管内の水を給水管に通水することで、給水管および継手ユニット内の水圧は上水道本管内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
つまり、スプリンクラーヘッド閉塞時において環状パッキンのシール特性により1次圧と2次圧との平衡状態が保持されるので、前記嵌合隙間から継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁により、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流するのを防止することもできる。
さらに、逆流防止弁の外周面と、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面との間に形成される嵌合隙間を、環状パッキンによって塞ぐようにした構成ことすることでスプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態が保持できることにより、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内径と逆流防止弁の外径の製作精度が緩和され、かつ、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかに対して逆流防止弁を綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
また、漏れテスト終了後に給水管内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管内の水を給水管に通水することで、給水管および継手ユニット内の水圧は上水道本管内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
つまり、スプリンクラーヘッド閉塞時において環状パッキンのシール特性により1次圧と2次圧との平衡状態が保持されるので、前記嵌合隙間から継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁により、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流するのを防止することもできる。
さらに、逆流防止弁の外周面と、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面との間に形成される嵌合隙間を、環状パッキンによって塞ぐようにした構成ことすることでスプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態が保持できることにより、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内径と逆流防止弁の外径の製作精度が緩和され、かつ、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかに対して逆流防止弁を綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
前記シール部材は、前記逆流防止弁の弁箱外周に設けた環状溝に嵌め込まれ、その外周部の円周方向の1ヶ所に凹部が形成されると共に、この凹部を逆流防止弁における弁箱の外周面と、継手ユニットにおける上流側の端部を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手の内周面との間に形成される嵌合隙間に位置するように装着するOリングによって構成してもよい。これによると、漏れテストや消火用配管設備設置域の外気温の上昇あるいはオペレータによるテスト圧の設定誤差等によって継手ユニットの内圧が高くなっても、漏れテスト終了後においてOリングのシール特性により嵌合隙間から逃がされるので、継手ユニットの内圧を逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの適正な動作を確保することが可能となる。
また、漏れテスト終了後に給水管内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管内の水を給水管に通水することで、給水管および継手ユニット内の水圧は上水道本管内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
つまり、スプリンクラーヘッド閉塞時において凹部を形成したOリングのシール特性により1次圧と2次圧との平衡状態が保持されるので、前記嵌合隙間から継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁により、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流するのを防止することもできる。
さらに、逆流防止弁の外周面と、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面との間に形成される嵌合隙間を、凹部を形成したOリングによって塞ぐようにした構成ことすることでスプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態が保持できることにより、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内径と逆流防止弁の外径の製作精度が緩和され、かつ、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかに対して逆流防止弁を綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
また、漏れテスト終了後に給水管内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管内の水を給水管に通水することで、給水管および継手ユニット内の水圧は上水道本管内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
つまり、スプリンクラーヘッド閉塞時において凹部を形成したOリングのシール特性により1次圧と2次圧との平衡状態が保持されるので、前記嵌合隙間から継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁により、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流するのを防止することもできる。
さらに、逆流防止弁の外周面と、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面との間に形成される嵌合隙間を、凹部を形成したOリングによって塞ぐようにした構成ことすることでスプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態が保持できることにより、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内径と逆流防止弁の外径の製作精度が緩和され、かつ、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかに対して逆流防止弁を綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
前記シール部材は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタールなどの合成樹脂製で一様な肉厚を有してドーナツ形に成形され、その外周部の円周方向の複数ヶ所に凹部が形成されると共に、前記逆流防止弁の弁箱外周に設けた環状溝に嵌め込まれ、この凹部を逆流防止弁における弁箱の外周面と、継手ユニットにおける上流側の端部を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手の内周面との間に形成される嵌合隙間に位置して装着する環状パッキンによって構成してもよい。これによると、漏れテストや消火用配管設備設置域の外気温の上昇あるいはオペレータによるテスト圧の設定誤差等によって継手ユニットの内圧が高くなっても、漏れテスト終了後において環状パッキンのシール特性により嵌合隙間から逃がされるので、継手ユニットの内圧を逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの適正な動作を確保することが可能となる。
また、漏れテスト終了後に給水管内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管内の水を給水管に通水することで、給水管および継手ユニット内の水圧は上水道本管内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
つまり、スプリンクラーヘッド閉塞時において凹部を形成した環状パッキンのシール特性により1次圧と2次圧との平衡状態が保持されるので、前記嵌合隙間から継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁により、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流するのを防止することもできる。
さらに、逆流防止弁の外周面と、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面との間に形成される嵌合隙間を、凹部を形成した環状パッキンによって塞ぐようにした構成ことすることでスプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態が保持できることにより、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内径と逆流防止弁の外径の製作精度が緩和され、かつ、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかに対して逆流防止弁を綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
また、漏れテスト終了後に給水管内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管内の水を給水管に通水することで、給水管および継手ユニット内の水圧は上水道本管内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
つまり、スプリンクラーヘッド閉塞時において凹部を形成した環状パッキンのシール特性により1次圧と2次圧との平衡状態が保持されるので、前記嵌合隙間から継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁により、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管へ逆流するのを防止することもできる。
さらに、逆流防止弁の外周面と、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面との間に形成される嵌合隙間を、凹部を形成した環状パッキンによって塞ぐようにした構成ことすることでスプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態が保持できることにより、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内径と逆流防止弁の外径の製作精度が緩和され、かつ、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかに対して逆流防止弁を綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手によれば、消火用配管設備の漏れテストや消火用配管設備設置域の外気温の上昇あるいはオペレータによるテスト圧の設定誤差等によって継手ユニットの内圧が高くなっても、この高くなった内圧を漏れテスト終了後においてリング状のシール部材のシール特性により嵌合隙間から逃がすことによって、該継手ユニットの内圧を逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁やスプリンクラーヘッドの適正な動作を確保することが可能であるとともに、逆流防止弁の外周面と、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面との間に形成される嵌合隙間を、リング状のシール部材によって塞ぐようにした構成ことすることでスプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態が保持できることにより、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内径と逆流防止弁の外径の製作精度が緩和され、かつ、T型継手の第2通路と継手ユニットの上流側の端部のいずれかに対して逆流防止弁を綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
以下、本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、前記図9〜図11で説明した特許文献1に記載されている水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1と、以下に説明する本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1との相違点は、逆流防止弁12の外周面と、T型継手2の第2通路6と継手ユニット3の上流側の端部30のいずれかの内周面との間に形成される後述する嵌合隙間を、スプリンクラーヘッド8閉塞時の1次圧P1と2次圧P2との平衡状態を保持し得るシール特性を有する後述のリング状のシール部材で塞いだ構成である。したがって、説明の都合上、図9〜図11におけるスプリンクラーヘッド8、上水道本管9、給水栓10および止水栓11などの図示は省略し、特許文献1に記載されている水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1と同一部分には同一符号を付すとともに、重複する構造の説明は省略する。
図1は、本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手における継手ユニットの第1実施形態を示す半截断面図、図2は、図1の要部を拡大して示す半截断面図である。図1,図2において、樹脂製の逆流防止弁12は円筒状の弁箱12Aを備えており、この弁箱12Aにおける上端部近傍の内周に弁座13を設けてある。そして、弁箱12Aは、その外周面と継手ユニット3における上流側の端部30を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手32の内周面との間に、環状の嵌合隙間25を形成した状態で第1継手32に嵌合されている。
一方、弁箱12Aの先端部近傍の外周部には、環状のシール部材嵌合溝26が凹設されており、このシール部材嵌合溝26に、リング状のシール部材であるニトリルゴム(NBR)製のOリング27が嵌合され、該Oリング27のシール特性によって、環状の嵌合隙間25を、スプリンクラーヘッド8閉塞時の1次圧P1と2次圧P2との平衡状態を保持し得るように塞いでいる。このようなシール特性は、密封機能上から約8%を最小値とし、圧縮永久歪の限界から約30%を最大値とされているOリング27のつぶししろ(圧縮率)が5〜7%の範囲内におさまるように、シール部材嵌合溝26の溝底の径、第1継手32の内径およびOリング27の線径に基づいて、Oリング27の硬度を60Hs〜80Hsの範囲に設定することによって確保することができる。
前記構成の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1は、図11に示した消火用配管設備に適用され、その配管施工完了後に漏れテストがなされる。この漏れテストは、前述と同様に、給水栓10および止水栓11を閉じた状態でオペレータによりテスト用ポンプの吐出側を給水管5における止水栓11の直下流部位に適宜接続し、テスト用ポンプの駆動により給水管5に1.0MPaの水圧をかけて所定時間(一晩(約15時間))保持するとともに、その間に消火用配管設備の漏れを観察する手順によってなされ、前記所定時間内で漏れが確認されなければ漏れテストを終了する。そして、給水栓10を開いて給水管5内のテスト用水を排出することによって、該給水管5内の水圧を0MPaに落とす。つぎに、給水管5における止水栓11の直下流部位とテスト用ポンプの吐出側との接続を解除し、該直下流部位を止水栓11に接続したのち、止水栓11を開き給水栓10を閉じて上水道本管9内の水を給水管5に通水することによって、消火用配管設備を使用可能な状態に回復させる。
前記テスト用ポンプの駆動により給水管5に1.0MPaの水圧がかかって、継手ユニット3の内圧が1.0MPaに上昇しても、この高くなった内圧は、漏れテスト終了後において前述したOリング27のシール特性により嵌合隙間25から逃がされるので、継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。また、漏れテスト終了後に給水管5内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管9内の水を給水管5に通水することで、給水管5および継手ユニット3内の水圧は上水道本管9内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
消火用配管設備設置域の外気温の上昇等によって継手ユニット3の内圧が高くなっても、Oリング27のシール特性により嵌合隙間25から逃がすことによって、該継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時においてOリング27のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
消火用配管設備設置域の外気温の上昇等によって継手ユニット3の内圧が高くなっても、Oリング27のシール特性により嵌合隙間25から逃がすことによって、該継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時においてOリング27のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
前記の漏れテストに際して、オペレータによるテスト圧の設定誤差により、テスト時において給水管5に1.0MPaを超えるレベルの水圧がかかったとしても、Oリング27のシール特性により嵌合隙間25から逃がすことによって、該継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時においてOリング27のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時においてOリング27のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
さらに、逆流防止弁12における弁箱12Aの外周面と、継手ユニット3における上流側の端部30を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手32の内周面との間に形成される嵌合隙間25を、Oリング27で塞ぐようにした構成とすることでスプリンクラーヘッド8閉塞時の1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持できることにより、第1継手32の内径と逆流防止弁12における弁箱12Aの外径の製作精度が緩和され、かつ、第1継手32に対して逆流防止弁12を、詳しくは逆流防止弁12の弁箱12Aを、綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
つぎに、本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1の第2実施形態について説明する。図3は、本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手における継手ユニットの第1実施形態を示す半截断面図、図4は、図3の要部を拡大して示す半截断面図である。なお、前記第1実施形態と同一部分には、同一符号を付すとともに、重複する構造説明は省略する。
図3,図4において、逆流防止弁12における弁箱12Aの後端面12aには、リング状のシール部材であるニトリルゴム(NBR)製で一様な肉厚を有してドーナツ形に成形された環状パッキン28が配置されており、この環状パッキン28は、弁箱12Aの後端面12a、詳しくは、弁体保持部材17の後端面12aと第1継手32の内周面に径内方向へ経少し張り出して形成した段差面32aによって受け止められる止め輪(スナップリング)22とで挟まれた状態で支持されている。そして、該環状パッキン28のシール特性によって、環状の嵌合隙間25を、スプリンクラーヘッド8閉塞時の1次圧P1と2次圧P2との平衡状態を保持し得るように塞いでいる。このようなシール特性は、環状パッキン28の外周面が第1継手32の内周面に軟当接し得るように、第1継手32の内径に基づいて環状パッキン28の外径を設定することによって確保することができる。
前記構成の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1であっても、前記第1実施形態の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、前記テスト用ポンプの駆動により給水管5に1.0MPaの水圧がかかって、継手ユニット3の内圧が1.0MPaに上昇しても、漏れテスト終了後において前述した環状パッキン28のシール特性により嵌合隙間25から逃がされるので、継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。また、漏れテスト終了後に給水管5内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管9内の水を給水管5に通水することで、給水管5および継手ユニット3内の水圧は上水道本管9内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
消火用配管設備設置域の外気温の上昇等によって継手ユニット3の内圧が高くなっても、環状パッキン28のシール特性により嵌合隙間25から逃がすことによって、該継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時において環状パッキン28のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
消火用配管設備設置域の外気温の上昇等によって継手ユニット3の内圧が高くなっても、環状パッキン28のシール特性により嵌合隙間25から逃がすことによって、該継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時において環状パッキン28のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
前記の漏れテストに際して、オペレータによるテスト圧の設定誤差により、テスト時において給水管5に1.0MPaを超えるレベルの水圧がかかったとしても、環状パッキン28のシール特性により嵌合隙間25から逃がすことによって、該継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時において環状パッキン28のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時において環状パッキン28のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
さらに、逆流防止弁12における弁箱12Aの外周面と、継手ユニット3における上流側の端部30を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手32の内周面との間に形成される嵌合隙間25を、環状パッキン28で塞ぐようにした構成とすることでスプリンクラーヘッド8閉塞時の1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持できることにより、第1継手32の内径と逆流防止弁12における弁箱12Aの外径の製作精度が緩和され、かつ、第1継手32に対して逆流防止弁12を、詳しくは逆流防止弁12の弁箱12Aを、綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
つぎに、本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1の第3実施形態について説明する。図5は本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1の第3実施形態に使用されるOリングの全体図であり、図6は、継手1における継手ユニットの第3実施形態を示す要部拡大半截断面図である。なお、前記第1実施形態と同一部分には、同一符号を付すとともに、重複する構造説明は省略する。
図5,図6において、弁箱12Aの先端部近傍の外周部のシール部材嵌合溝26に、リング状のシール部材であるニトリルゴム(NBR)製のOリング40が嵌合されている。
このOリング40には、第1実施形態のOリング27とは異なり、その外周部の円周方向の1ヶ所に凹部41を形成している。この凹部41は、弁箱12Aの先端部近傍の外周部のシール部材嵌合溝26にOリング40が装着される場合、図6に示す如く、逆流防止弁12における弁箱12Aの外周面と、継手ユニット3における上流側の端部30を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手32の内周面との間に形成される嵌合隙間25に位置するように設けられている。そして、その外周部の円周方向の1ヶ所に凹部41を形成したOリング40のシール特性によって、環状の嵌合隙間25を、スプリンクラーヘッド8閉塞時の1次圧P1と2次圧P2との平衡状態を保持し得るように塞いでいる。
このOリング40には、第1実施形態のOリング27とは異なり、その外周部の円周方向の1ヶ所に凹部41を形成している。この凹部41は、弁箱12Aの先端部近傍の外周部のシール部材嵌合溝26にOリング40が装着される場合、図6に示す如く、逆流防止弁12における弁箱12Aの外周面と、継手ユニット3における上流側の端部30を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手32の内周面との間に形成される嵌合隙間25に位置するように設けられている。そして、その外周部の円周方向の1ヶ所に凹部41を形成したOリング40のシール特性によって、環状の嵌合隙間25を、スプリンクラーヘッド8閉塞時の1次圧P1と2次圧P2との平衡状態を保持し得るように塞いでいる。
前記構成の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1であっても、前記第1実施形態の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、前記テスト用ポンプの駆動により給水管5に1.0MPaの水圧がかかって、継手ユニット3の内圧が1.0MPaに上昇しても、漏れテスト終了後において前述した環状パッキン28のシール特性により嵌合隙間25から逃がされるので、継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。また、漏れテスト終了後に給水管5内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管9内の水を給水管5に通水することで、給水管5および継手ユニット3内の水圧は上水道本管9内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
消火用配管設備設置域の外気温の上昇等によって継手ユニット3の内圧が高くなっても、Oリング40のシール特性により嵌合隙間25から逃がすことによって、該継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時においてOリング40のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
消火用配管設備設置域の外気温の上昇等によって継手ユニット3の内圧が高くなっても、Oリング40のシール特性により嵌合隙間25から逃がすことによって、該継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時においてOリング40のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
前記の漏れテストに際して、オペレータによるテスト圧の設定誤差により、テスト時において給水管5に1.0MPaを超えるレベルの水圧がかかったとしても、Oリング27のシール特性により嵌合隙間25から逃がすことによって、該継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時においてOリング40のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時においてOリング40のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
さらに、逆流防止弁12における弁箱12Aの外周面と、継手ユニット3における上流側の端部30を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手32の内周面との間に形成される嵌合隙間25を、Oリング40で塞ぐようにした構成とすることでスプリンクラーヘッド8閉塞時の1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持できることにより、第1継手32の内径と逆流防止弁12における弁箱12Aの外径の製作精度が緩和され、かつ、第1継手32に対して逆流防止弁12を、詳しくは逆流防止弁12の弁箱12Aを、綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
つぎに、本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1の第4実施形態について説明する。図7は本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手の第4実施形態に使用される環状パッキン50の全体図であり、図8は、継手1における継手ユニットの第4実施形態を示す要部拡大半截断面図である。なお、前記第1実施形態と同一部分には、同一符号を付すとともに、重複する構造説明は省略する。
図7,図8において、弁箱12Aの先端部近傍の外周部のシール部材嵌合溝26に、リング状のシール部材であるポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタールなどの合成樹脂製で一様な肉厚を有してドーナツ形に成形された環状パッキン50が嵌合されている。
この環状パッキン50には、その外周部の円周方向の複数ヶ所(図7においては2ヶ所)に凹部51を形成している。この凹部51は、弁箱12Aの先端部近傍の外周部のシール部材嵌合溝26に環状パッキン50が装着される場合、図8に示す如く、逆流防止弁12における弁箱12Aの外周面と、継手ユニット3における上流側の端部30を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手32の内周面との間に形成される嵌合隙間25に位置して設けられている。なお、この環状パッキン50には、凹部51が形成されていない板体に環状パッキン50の厚み方向に環状パッキン50を拡径できるスリット(切断線)が形成され(図示せず)、シール部材嵌合溝26に環状パッキン50を装着するに際し、上記スリットによって環状パッキン50を一旦やや拡径してシール部材嵌合溝26に環状パッキン50を装着する。
そして、その外周部の円周方向の複数ヶ所(図7においては2ヶ所)に凹部51を形成した環状パッキン50のシール特性によって、環状の嵌合隙間25を、スプリンクラーヘッド8閉塞時の1次圧P1と2次圧P2との平衡状態を保持し得るように塞いでいる。
この環状パッキン50には、その外周部の円周方向の複数ヶ所(図7においては2ヶ所)に凹部51を形成している。この凹部51は、弁箱12Aの先端部近傍の外周部のシール部材嵌合溝26に環状パッキン50が装着される場合、図8に示す如く、逆流防止弁12における弁箱12Aの外周面と、継手ユニット3における上流側の端部30を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手32の内周面との間に形成される嵌合隙間25に位置して設けられている。なお、この環状パッキン50には、凹部51が形成されていない板体に環状パッキン50の厚み方向に環状パッキン50を拡径できるスリット(切断線)が形成され(図示せず)、シール部材嵌合溝26に環状パッキン50を装着するに際し、上記スリットによって環状パッキン50を一旦やや拡径してシール部材嵌合溝26に環状パッキン50を装着する。
そして、その外周部の円周方向の複数ヶ所(図7においては2ヶ所)に凹部51を形成した環状パッキン50のシール特性によって、環状の嵌合隙間25を、スプリンクラーヘッド8閉塞時の1次圧P1と2次圧P2との平衡状態を保持し得るように塞いでいる。
前記構成の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1であっても、前記第1実施形態の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、前記テスト用ポンプの駆動により給水管5に1.0MPaの水圧がかかって、継手ユニット3の内圧が1.0MPaに上昇しても、漏れテスト終了後において前述した環状パッキン50のシール特性により嵌合隙間25から逃がされるので、継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。また、漏れテスト終了後に給水管5内の水圧を0MPaに落としたのちに、上水道本管9内の水を給水管5に通水することで、給水管5および継手ユニット3内の水圧は上水道本管9内の水圧である通常水道圧(おおよそ0.25MPa〜0.5MPa)に保持される。
消火用配管設備設置域の外気温の上昇等によって継手ユニット3の内圧が高くなっても、環状パッキン50のシール特性により嵌合隙間25から逃がすことによって、該継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時において環状パッキン50のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
消火用配管設備設置域の外気温の上昇等によって継手ユニット3の内圧が高くなっても、環状パッキン50のシール特性により嵌合隙間25から逃がすことによって、該継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時において環状パッキン50のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
前記の漏れテストに際して、オペレータによるテスト圧の設定誤差により、テスト時において給水管5に1.0MPaを超えるレベルの水圧がかかったとしても、環状パッキン50のシール特性により嵌合隙間25から逃がすことによって、該継手ユニット3の内圧を逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の性能許容範囲内のレベルまで減圧して、逆流防止弁12やスプリンクラーヘッド8の適正な動作を確保することが可能となる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時において環状パッキン50のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
つまり、スプリンクラーヘッド8閉塞時において環状パッキン50のシール特性により1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持されるので、嵌合隙間25から継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流することはない。したがって、逆流防止弁12により、継手ユニット3およびスプリンクラーヘッド8内の停滞水が給水管5へ逆流するのを防止することもできる。
さらに、逆流防止弁12における弁箱12Aの外周面と、継手ユニット3における上流側の端部30を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手32の内周面との間に形成される嵌合隙間25を、環状パッキン50で塞ぐようにした構成とすることでスプリンクラーヘッド8閉塞時の1次圧P1と2次圧P2との平衡状態が保持できることにより、第1継手32の内径と逆流防止弁12における弁箱12Aの外径の製作精度が緩和され、かつ、第1継手32に対して逆流防止弁12を、詳しくは逆流防止弁12の弁箱12Aを、綿密に心合わせして精密に組み立てる手間も緩和されるので、製作および組み立ての容易化により生産性の向上を実現することが可能となる。
前記各実施形態では、逆流防止弁12の弁箱12Aを継手ユニット3における上流側の端部30を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手32に嵌合した構成で説明しているが、逆流防止弁12の弁箱12AをT型継手2の第2通路6に嵌合した構成であっても、前記各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
上水道本管から分岐されている一般住宅の給水管を利用した水道連結型スプリンクラー設備において、前記給水管とスプリンクラーヘッドとを接続する継手およびスプリンクラーヘッド内の停滞水が給水管に逆流するのを防止するための水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手である。
1 水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手
2 T型継手
3 継手ユニット
4 T型継手の第1通路
5 給水管
6 T型継手の第2通路
8 スプリンクラーヘッド
9 上水道本管
10 給水栓
12 逆止弁
18 スプリング(付勢部材)
25 環状の嵌合隙間(嵌合隙間)
27 Oリング(リング状のシール部材)
28 環状パッキン(リング状のシール部材)
30 継手ユニットの上流側の端部
32 第1継手
40 Oリング(リング状のシール部材)
41 凹部
50 環状パッキン(リング状のシール部材)
51 凹部
P1 1次圧
P2 2次圧
2 T型継手
3 継手ユニット
4 T型継手の第1通路
5 給水管
6 T型継手の第2通路
8 スプリンクラーヘッド
9 上水道本管
10 給水栓
12 逆止弁
18 スプリング(付勢部材)
25 環状の嵌合隙間(嵌合隙間)
27 Oリング(リング状のシール部材)
28 環状パッキン(リング状のシール部材)
30 継手ユニットの上流側の端部
32 第1継手
40 Oリング(リング状のシール部材)
41 凹部
50 環状パッキン(リング状のシール部材)
51 凹部
P1 1次圧
P2 2次圧
Claims (5)
- 上水道本管から分岐されて端末に取付けられた給水栓の開閉により水道水を流動または停止させる給水管が両端部に接続される第1通路および該第1通路から分岐された第2通路を備えるT型継手と、上流側の端部が前記T型継手の第2通路に接続され、下流側の端部がスプリンクラーヘッドの入口に接続される継手ユニットとを備え、前記T型継手の第2通路と前記継手ユニットの上流側の端部のいずれかに、スプリンクラーヘッド閉塞時の1次圧と2次圧との平衡状態で付勢部材の付勢により閉止されて、継手ユニットおよびスプリンクラーヘッド内の停滞水が前記給水管へ逆流を防止するとともに、スプリンクラーヘッド開放時の2次圧の低下によって生じる1次圧と2次圧との差圧で前記付勢部材の付勢に抗して開放されてスプリンクラーヘッドの放水を許容する逆流防止弁を嵌合してなる水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手において、
前記逆流防止弁は、当該逆流防止弁の外周面と、前記T型継手の第2通路と前記継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面との間に形成される嵌合隙間を、前記スプリンクラーヘッド閉塞時の前記1次圧と2次圧との平衡状態を保持し得るシール特性を有するリング状のシール部材で塞いで、前記T型継手の第2通路と前記継手ユニットの上流側の端部のいずれかに嵌合されていることを特徴とする水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手。 - 請求項1に記載の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手において、
前記シール部材は、前記逆流防止弁の弁箱外周に設けた環状溝に嵌め込まれて、外周部が前記T型継手の第2通路と前記継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面に軟弾接するOリングからなる水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手。 - 請求項1に記載の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手において、
前記シール部材は、前記逆流防止弁の弁箱端面に配置されて、外周面が前記T型継手の第2通路と前記継手ユニットの上流側の端部のいずれかの内周面に軟当接する環状パッキンからなる水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手。 - 請求項1に記載の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手において、
前記シール部材は、前記逆流防止弁の弁箱外周に設けた環状溝に嵌め込まれ、その外周部の円周方向の1ヶ所に凹部が形成されると共に、この凹部を逆流防止弁における弁箱の外周面と、継手ユニットにおける上流側の端部を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手の内周面との間に形成される嵌合隙間に位置して装着するOリングからなる水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手。 - 請求項1に記載の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手において、
前記シール部材は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタールなどの合成樹脂製で一様な肉厚を有してドーナツ形に成形され、その外周部の円周方向の複数ヶ所に凹部が形成されると共に、前記逆流防止弁の弁箱外周に設けた環状溝に嵌め込まれ、この凹部を逆流防止弁における弁箱の外周面と、継手ユニットにおける上流側の端部を構成するステンレス鋼製のニップルからなる第1継手の内周面との間に形成される嵌合隙間に位置して装着する環状パッキンからなる水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005033U JP3187106U (ja) | 2013-08-30 | 2013-08-30 | 水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005033U JP3187106U (ja) | 2013-08-30 | 2013-08-30 | 水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3187106U true JP3187106U (ja) | 2013-11-07 |
Family
ID=50430699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013005033U Expired - Fee Related JP3187106U (ja) | 2013-08-30 | 2013-08-30 | 水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3187106U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016083198A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 能美防災株式会社 | 消火用ヘッド |
KR20180105524A (ko) * | 2017-03-15 | 2018-09-28 | 한국과학기술연구원 | 습식 스프링클러용 배수, 배기 및 충수장치 그리고 이를 이용한 습식 스프링클러 장치의 배수, 배기 및 충수방법 |
-
2013
- 2013-08-30 JP JP2013005033U patent/JP3187106U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016083198A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 能美防災株式会社 | 消火用ヘッド |
KR20180105524A (ko) * | 2017-03-15 | 2018-09-28 | 한국과학기술연구원 | 습식 스프링클러용 배수, 배기 및 충수장치 그리고 이를 이용한 습식 스프링클러 장치의 배수, 배기 및 충수방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8037899B2 (en) | Backflow preventer | |
US2897835A (en) | Vacuum breaker | |
US20110214886A1 (en) | Push On Threadless Sprinkler And Fitting | |
JP2008232361A5 (ja) | ||
WO2019118832A8 (en) | Faucet with integrated push-to-connect fitting | |
NO20151196A1 (en) | Non-kinking fluid delivery hose | |
AU2016262646A1 (en) | Dual-purpose fluid control valve | |
US20150377366A1 (en) | Ball Valve and Method of Operating the Same | |
US20190032801A1 (en) | Tank tee assembly | |
US20150123024A1 (en) | Mechanically Retained Valve Seat | |
JP3187106U (ja) | 水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手 | |
JP2015086962A (ja) | 逆止弁の装嵌構造とパッキン一体型逆止弁及び伸縮管ユニット | |
US10066753B2 (en) | Safety valve | |
JP3161835U (ja) | 水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手 | |
JP3218122U (ja) | 水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手 | |
JP2006320386A (ja) | 消火栓装置 | |
JP2020168265A (ja) | 一斉開放弁並びにチャッキ弁構造 | |
WO2010125392A1 (en) | Fluid flow regulator with automatic shut off valve | |
US20150219232A1 (en) | Membrane style excess flow valve | |
JP2021105443A (ja) | 消防設備用一斉開放弁、開放型スプリンクラー設備及び予作動式流水検知装置 | |
CN211501693U (zh) | 截止阀 | |
JP3185852U (ja) | 水道連結用スプリンクラーヘッド接続用の継手 | |
JP2009144785A (ja) | 蛇口用管継手 | |
US20120285570A1 (en) | Pipe joint capable of absorbing water hammer shock | |
JP3156763U (ja) | 水道連結用スプリンクラーヘッド接続用の継手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3187106 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |