JP3218122U - 水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手 - Google Patents

水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手 Download PDF

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実 真田
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【課題】平常時の逆流防止機能が長期間発揮され、火災発生時には、スプリンクラーヘッドからの放水が確実に確保され、かつ給水栓やスプリンクラーヘッドの詰まりが回避される水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手を提供する。【解決手段】両端部が給水管に介設した多口継手の分岐口とスプリンクラーヘッドとに振り分けて接続される継管ユニットに、当該継管ユニットおよびスプリンクラーヘッドの滞留水の給水管への逆流を防止する逆止弁12を内装した水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手において、逆止弁12は、硬質合成樹脂製の弁体16と、硬質合成樹脂製の弁座13とを備え、弁体16と弁座13どうしの互いの当接で形成される環状の線当接12Aで弁閉されるように構成する。【選択図】図2

Description

本考案は水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手に係り、詳しくは、給水管に接続した継管ユニットと、この継管ユニットに接続したスプリンクラーヘッドの滞留水が給水管に逆流するのを防止するために、継管ユニットに内装されている逆止弁を改良してなる水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手に関する。
水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手は、上水道本管から分岐されて端末に取り付けた蛇口や水洗トイレの水タンクに付設のボールタップなどの給水栓の開閉により水道水を供給・遮断する給水管と、この給水管に介設された多口継手と、当該多口継手の分岐口に上流端部が接続されかつ下流端部がスプリンクラーヘッドに接続される継管ユニットとを備えており、平常時は、給水栓の開放により水道水を放水して生活用水に使用され、火災発生時にスプリンクラーヘッドからの放水で消火を行う、
前記水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手では、継管ユニットおよびスプリンクラーヘッドの滞留水が給水管に逆流して生活用水に悪影響をおよぼすのを防止する必要がある。そのため、前記逆流防止用の逆止弁を内装した水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手が特許文献1により提供されている。
前記特許文献1に記載の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手を図6,図7に示し、水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手を備えた配管系の一例を図8に示す。図6〜図8おいて、水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1は、止水栓11を介して上水道本管9から分岐されて端末に取り付けた給水栓10の開閉により水道水を供給・遮断する給水管5と、この給水管5に介設された多口継手2と、当該多口継手2の分岐口6に上流端部30が接続されかつ下流端部31がスプリンクラーヘッド8に接続される継管ユニット3と、継管ユニット3の上流端部30に内装されて当該継管ユニット3内部の滞留水の給水管5への逆流を防止する逆止弁12と、を備えている。
なお、図8に示す配管系では、多口継手2をT型継手で構成し、第1通路4の両端部に給水管5を接続して、当該第1通路4から分岐した第2通路を分岐口6として、ここに継管ユニット3の上流端部30(図6参照)を接続している。
継管ユニット3は、その上流端部30にステンレス鋼製の筒体からなる第1継手32を設け、下流端部31にステンレス鋼製の筒体からなる第2継手33を設けるとともに、第1継手32と第2継手33は、ステンレス鋼製の可撓管(フレキ管)34により互いに水密に連結されていて、第1継手32が分岐口6に接続され、第2継手33がスプリンクラーヘッド8に接続される。
ここで、継管ユニット3の接続は、第1継手32を分岐口6に接続した後、第2継手33を天井(図示省略)に既設のスプリンクラーヘッド8に接続する手順によってなされるが、可撓管34の撓み作用により第2継手33に大きい変位自由度が確保されるので、第2継手33とスプリンクラーヘッド8との軸心合わせとそれに続く接続作業が容易になるとされている。
逆止弁12は、合成樹脂製の弁体16と、合成樹脂製の弁座13とを備え、弁座13は、合成樹脂製の円筒状弁箱13Aの上流端部内周に一体成形により径内方向に膨出した環状部からなり、弁箱13Aは第1継手32に嵌合されて、弁箱13Aの上流端部外周に設けた環状溝26に合成ゴム製のOリングからなるシール部材27が嵌め込まれ、このシール部材27が第1継手32の内周面に軟当接している。
弁体16は、一体成形された弁頭14と弁棒15とを有し、弁頭14の外周に設けた環状溝14aに合成ゴム製のOリングからなるシール部材27が嵌め込まれており、このシール部材27の弁座13への圧接・離隔により逆止弁12が弁閉・弁開される。
弁体16は、弁棒15を弁箱13Aの下流端部に嵌合固着された弁体保持部材17の中心孔17aに進退自在に挿通した状態で弁箱13Aに組み込まれており、弁頭14と弁体保持部材17の間に介在するスプリング18の付勢によりシール部材27が弁座13に圧接して逆止弁12を弁閉する。
逆止弁12は、その上流域の1次圧P1と下流域の2次圧P2との平衡状態で、スプリング18の付勢によりシール部材27を弁座13に圧接させた弁閉が確保され、火災発生時におけるスプリンクラーヘッド8開放時の2次圧P2の低下で生じる1次圧P1と2次圧P2とに差圧(P1>P2)により、スプリング18を圧縮してシール部材27を弁座13から離隔させた弁開が確保される。図6,図7において、19はステンレス鋼製の止め輪(スナップリング)である。
前記水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1によれば、平常時、止水栓11の開放状態で給水栓10を開放すると、水道水は生活用水として洗濯機やバスタブあるいはトイレなどの雑用水に供給される。平常時では、1次圧P1と2次圧P2の平衡状態が保持されて、逆止弁12が弁閉されているので、継管ユニット3およびスプリンクラーヘッド8の滞留水の給水管5への逆流が防止される。その一方、火災発生時には、前述の理由により、逆止弁12が弁開して、スプリンクラーヘッド8から水道水が放出される。
実用新案登録第3187106号
ところが、前記従来の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1では、逆止弁12は、平常時、スプリング18の付勢によりシール部材27が弁座13に圧接した状態で弁閉されているので、経年変化によりシール部材27が弁座13に固着したり、あるいは、シール部材27が細かく切断される現象が生じるおそれを有している。シール部材27が弁座13に固着すると、平常時における逆止弁12の逆流防止機能は確保されるものの、火災発生時の逆止弁12の弁開が妨げられて、スプリンクラーヘッド8からの放水が確保できなくなる。また、シール部材27が細かく切断されると、多数の切断片が給水管5や継管ユニット3に流出して逆止弁12の逆流防止機能を低下させるばかりか、給水管5に流出した切断片は給水栓10を詰まらせ、継管ユニット3に流出した切断片はスプリンクラーヘッド8を詰まらせる。
一方、従来の逆止弁12は、シール部材27相当分部品点数が多くなり、弁体16(詳しくは、弁体16の弁頭14)にシール部材27嵌め込み用の環状溝14aを設けていることから構造が複雑である。
本考案は、上記の実情に鑑みてなされたもので、部品点数を削減したシンプルな構造でありながら、平常時の逆流防止機能が長期間発揮され、火災発生時には、スプリンクラーヘッドからの放水が確実に確保されるとともに、給水栓やスプリンクラーヘッドの詰まりが回避される水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手の提供を目的とするものである。
前記目的を達成するために、本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手は、上水道本管から分岐されて端末に取り付けた給水栓の開閉により水道水を供給・遮断する給水管と、この給水管に介設された多口継手と、当該多口継手の分岐口に上流端部が接続されかつ下流端部がスプリンクラーヘッドに接続される継管ユニットと、この継管ユニットに内装され平常時は弁閉されて当該継管ユニットおよびスプリンクラーヘッドの滞留水の前記給水管への逆流を防止し、火災発生時は弁開されてスプリンクラーヘッドの放水を確保する逆止弁と、を備える水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手において、
前記逆止弁は、硬質合成樹脂製の弁体と、硬質合成樹脂製の弁座と、を備え、前記弁体と前記弁座どうしの互いの当接で形成される環状の線当接と環状の面当接のいずれかで弁閉されることを特徴とするものである。
前記構成によれば、逆止弁は、平常時、硬質合成樹脂製の弁体と硬質合成樹脂製の弁座どうしの互いの当接で形成される環状の線当接と環状の面当接のいずれかで弁閉されて、継管ユニットおよびスプリンクラーヘッドの滞留水が給水管に逆流するのを防止する。硬質合成樹脂製の弁体と硬質合成樹脂製の弁座どうしが、環状の線当接と環状の面当接のいずれかで弁閉される構成では、経年変化により弁体と弁座どうしが固着することはない。よって、火災発生時、弁体と弁座どうしの互いの離隔による弁開が容易になされて、スプリンクラーヘッドからの放水が確実に確保される。しかも、経年変化により弁体および弁座が細かく切断されることもないので、逆流防止機能を長期間発揮することが可能であり、かつ給水栓やスプリンクラーヘッドの詰まりを回避することができるばかりか、従来の逆止弁で必要とされるシール部材が不要となり、その分部品点数が削減され、これに伴いシール部材嵌め込み用の環状溝が省略できるので、構造がシンプルとなる。
前記逆止弁は、弁軸線に直交して弁体と弁座のいずれか一方に設けた環状当接線と、弁軸線に直交して弁体と弁座の残る他方に前記環状当接線と互いの当接を可能に設けた環状当接面と、を備え、前記環状当接線と環状当接面どうしの互いの当接により形成される環状の線当接で弁閉する。これによれば、逆止弁は環状の線当接で弁閉されて、継管ユニットおよびスプリンクラーヘッドの滞留水が給水管に逆流するのを防止することができる。
前記逆止弁は、弁軸線に直交して弁体に設けた第1環状当接面と、弁軸線に直交して前記第1環状当接面と互いの当接を可能に弁座に設けた第2環状当接面と、を備え、前記第1環状当接面と第2環状当接面どうしの互いの当接により形成される環状の面当接で弁閉する。これによると、逆止弁は面当接で弁閉されて、継管ユニットおよびスプリンクラーヘッドの滞留水が給水管に逆流するのを防止することができる。
本考案の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手によれば、逆止弁は、部品点数が削減され、かつシンプルな構造でありながら、硬質合成樹脂製の弁体と硬質合成樹脂製の弁座どうしの互いの当接による弁閉で、継管ユニットおよびスプリンクラーヘッドの滞留水が給水管に逆流するのを防止する逆流防止機能を長期間発揮することが可能であり、火災発生時には、スプリンクラーヘッドからの放水が確実に確保されるとともに、給水栓やスプリンクラーヘッドの詰まりを回避することができる。
本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手における継管ユニットを示す半截断面図である。 継管ユニットに内装される本考案逆止弁の第1実施形態を示す拡大鉛直断面図である。 第1実施形態の逆止弁の変形例を示す拡大鉛直断面図である。 本考案逆止弁の第2実施形態を示す拡大鉛直断面図である。 第2実施形態の逆止弁の変形例を示す拡大鉛直断面図である。 従来例の半截断面図である。 従来の要部を示す拡大半截断面図である。 水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手を備えた配管系の一例を示す説明図である。
以下、本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手の好ましい実施例を図面に基づいて説明する。
なお、本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手は、図6,図7で説明した従来例の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1に備わる逆止弁を改良したものである。よって、従来と同一部分には同一符号を付して、重複する説明は省略するとともに、多口継手2,給水管5,多口継手2の分岐口6,スプリンクラーヘッド8,上水道本管9,給水栓10,止水栓11などの説明は、図8に基づいて行う。
図1は本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手における継管ユニットを示す半截断面図、図2は継管ユニットに内装される本考案逆止弁の第1実施形態を示す拡大鉛直断面図である。
図1,図2および図8において、本考案に係る水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手1の逆止弁12は、硬質合成樹脂製の弁体16と、この弁体16が当接・離隔して当該逆止弁12を弁閉・弁開する硬質合成樹脂製の弁座13と、を備える。
逆止弁12は、弁体16の弁頭14に、弁軸線Cに直交して形成した直角外向きコーナ部のエッジからなる環状当接線14bが設けられ、弁座13に、環状当接線14bと互いの当接を可能に、弁軸線Cに直交する平滑な内向き截頭円錐面からなる環状当接面13cが設けられ、環状当接線14bと環状当接面13cどうしの互いの当接により形成される環状の線当接12Aで弁閉するように構成してある。
逆止弁12は、平常時、環状の線当接12Aで弁閉されて、継管ユニット3内部の滞留水が給水管5に逆流するのを防止する。環状当接線14bと環状当接面13cどうしの互いの当接により形成される環状の線当接12Aで弁閉される構成では、経年変化により環状当接線14bと環状当接面13cどうしが固着することはない。言い換えると、弁体16と弁座13どうしが固着することはない。よって、火災発生時、環状当接線14bと環状当接面13cどうしの互いの離隔による弁開が容易になされて、スプリンクラーヘッド8からの放水が確実に確保される。しかも、経年変化により弁体16および弁座13が細かく切断されて環状の線当接12Aが消滅することもないので、逆流防止機能を長期間発揮することが可能であり、かつ給水栓10やスプリンクラーヘッド8の詰まりを回避することができるばかりか、従来の逆止弁12で必要とされるシール部材27が不要となり、その分部品点数が削減され、構造がシンプルとなる。なお、本実施形態での環状当接線14bは、上記の通り弁軸線Cに直交して形成した直角外向きコーナ部のエッジからなるが、このエッジ部分に丸み(アール)を設けて環状当接線14bを構成してもよい。
また、環状溝14aは必ずしも設ける必要はないが、図示のように設けることにより、ここに合成ゴム製のOリングからなるシール部材を嵌め込んで、従来のように前記Oリングと環状当接面13cどうしの互いの当接により弁閉させることも可能となる。
次に、前記第1実施形態の逆止弁12の変形例を図3に基づき、かつ第1実施形態の逆止弁12と同一部分には同一符号を付して説明する。
図3は第1実施形態の逆止弁の変形例を示す拡大鉛直断面図である。この図において、逆止弁12は、弁座13に、弁軸線Cに直交して形成した直角内向きコーナ部のエッジからなる環状当接線14bが設けられ、弁体16の弁頭14に、環状当接線14bと互いの当接を可能に、弁軸線Cに直交する平滑な外向き截頭円錐面からなる環状当接面13cが設けられ、環状当接線14bと環状当接面13cどうしの互いの当接により形成される環状の線当接12Aで弁閉するように構成してある。このような構成の逆止弁12でも、前記図1,図2で説明した第1実施形態の逆止弁12と同様の作用・効果を奏することができる。
なお、本第1実施形態の逆止弁12の変形例での環状当接線14bは、上記の通り弁軸線Cに直交して形成した直角内向きコーナ部のエッジからなるが、このエッジ部分に丸み(アール)を設けて環状当接線14bを構成してもよい。
次に、逆止弁12の第2実施形態を図4に基づき、かつ第1実施形態の逆止弁12と同一部分には同一符号を付して説明する。
図4は本考案逆止弁の第2実施形態を示す拡大鉛直断面図である。この図に示すように、逆止弁12は、弁体16における弁頭14の外周に、弁軸線Cに直交して設けた平滑な外向き截頭円錐面からなる第1環状当接面14cと、弁軸線Cに直交して第1環状当接面14cと互いの当接を可能に弁座13に設けた平滑な内向き截頭円錐面からなる第2環状当接面13cとを備え、第1環状当接面14cと第2環状当接面13cどうしの互いの当接により形成される環状の面当接12Bで弁閉するように構成されている。
なお、環状溝14aは必ずしも設ける必要はないが、図示のように設けることにより、ここに合成ゴム製のOリングからなるシール部材を嵌め込んで、従来のように前記Oリングと第2環状当接面13cどうしの互いの当接により弁閉させることも可能となる。
図4,図8において、逆止弁12は、平常時、環状の面当接12Bで弁閉されて、継管ユニット3およびスプリンクラーヘッド8の滞留水が給水管5に逆流するのを防止する。第1環状当接面14cと第2環状当接面13cどうしの互いの当接により形成される環状の面当接12Bで弁閉される構成では、経年変化により第1環状当接面14cと第2環状当接面13cどうしが固着することはない。言い換えると、弁体16と弁座13どうしが固着することはない。よって、火災発生時、第1環状当接面14cと第2環状当接面13cどうしの互いの離隔による弁開が容易になされて、スプリンクラーヘッド8からの放水が確実に確保される。しかも、経年変化により弁体16および弁座13が細かく切断されて環状の面当接12Bが消滅することもないので、逆流防止機能を長期間発揮することが可能であり、かつ給水栓10やスプリンクラーヘッド8の詰まりを回避することができる。
次に、第2実施形態の逆止弁12の変形例について説明する。
図5は第2実施形態の逆止弁12の変形例を拡大して示す鉛直断面図である。なお、図4で説明した第2実施形態の逆止弁12と同一部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
図5に示す逆止弁12は、図4で説明した第2実施形態の逆止弁12に設けた環状溝14aを省略してある。このような構成の逆止弁12でも、図4の逆止弁12と同様の作用・効果を奏することができるばかりか、環状溝14aの省略により構造がシンプルとなる。
本考案の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手について、前記各実施形態およびそれらの変形例に基づいて説明したが、本考案は前記実施形態およびそれらの変形例の構成に限定されるものではなく、その趣旨および技術思想を逸脱しない範囲であれば構造変形が可能である。
本考案の水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手は、上水道本管から分岐されている給水管を利用した水道連結型スプリンクラー設備において、給水管とスプリンクラーヘッドとを接続する継管ユニットおよびスプリンクラーヘッドの滞留水の給水管への逆流防止に有用である。
1 水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手
2 多口継手
3 継管ユニット
30 継管ユニットの上流端部
31 継管ユニットの下流端部
5 給水管
6 多口継手の分岐口
8 スプリンクラーヘッド
9 上水道本管
10 給水栓
12 逆止弁
12A 環状の線当接
12B 環状の面当接
13 弁座
13c 環状当接面(第2環状当接面)
14b 環状当接線
14c 第1環状当接面
16c 弁体
C 弁軸線

Claims (3)

  1. 上水道本管から分岐されて端末に取り付けた給水栓の開閉により水道水を供給・遮断する給水管と、この給水管に介設された多口継手と、当該多口継手の分岐口に上流端部が接続されかつ下流端部がスプリンクラーヘッドに接続される継管ユニットと、この継管ユニットに内装され平常時は弁閉されて当該継管ユニットおよびスプリンクラーヘッドの滞留水の前記給水管への逆流を防止し、火災発生時は弁開されてスプリンクラーヘッドの放水を確保する逆止弁と、を備える水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手において、
    前記逆止弁は、硬質合成樹脂製の弁体と、硬質合成樹脂製の弁座と、を備え、前記弁体と前記弁座どうしの互いの当接で形成される環状の線当接と環状の面当接のいずれかで弁閉されることを特徴とする水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手。
  2. 請求項1に記載した水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手において
    前記逆止弁は、弁軸線に直交して弁体と弁座のいずれか一方に設けた環状当接線と、弁軸線に直交して弁体と弁座の残る他方に前記環状当接線と互いの当接を可能に設けた環状当接面と、を備え、前記環状当接線と環状当接面どうしの互いの当接により形成される環状の線当接で弁閉する水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手。
  3. 請求項1に記載した水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手において
    前記逆止弁は、弁軸線に直交して弁体に設けた第1環状当接面と、弁軸線に直交して前記第1環状当接面と互いの当接を可能に弁座に設けた第2環状当接面と、を備え、前記第1環状当接面と第2環状当接面どうしの互いの当接により形成される環状の面当接で弁閉する水道連結型スプリンクラーヘッド接続用の継手。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210141086A (ko) * 2020-05-15 2021-11-23 정호진 신축 배관 이음쇠

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