JP2016067509A - 消火用ヘッド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】放水口を有するヘッド本体と、放水口に設けられた弁体と、上端側がヘッド本体に接続された上下方向に延びる複数のフレームと、フレームの下端側に設けられたデフレクタと、を備え、デフレクタのフレームの外周側に位置する部分は、フレームの取付位置の直下に設けられ、平坦面を有する上段部と、内側端部が上段部に接続された段差部と、内側端部が段差部に接続され、平坦面を有し、上段部よりも高さ位置が低い下段部とを有するものである。
【選択図】図1
Description
実施の形態.
図1は、本実施の形態に係る消火水等の消火剤を放出する消火用ヘッドの一例であるスプリンクラヘッド100の全体図である。図1(a)はスプリンクラヘッド100の縦断面図であり、図1(b)はスプリンクラヘッド100を図1(a)に示す矢印A1側から見た図であり、図1(c)はスプリンクラヘッド100を底面側から見た図である。
本実施の形態に係るスプリンクラヘッド100は、放水口12からデフレクタ40側に放出された消火剤の一例である消火水がフレーム20A及びフレーム20Bを伝って上側に流れていってしまうことを抑制することができる改良が加えられたものである。
なお、本実施の形態の説明において、「上」「下」とは、スプリンクラヘッド100を設置した状態における「上」「下」に対応しており、また、図1(a)(b)の「上」「下」とも対応している。
スプリンクラヘッド100は、ヘッド本体10、フレーム20A、フレーム20B、ボス部21、弁体30、デフレクタ40及び弁体支持機構50を備えている。
ヘッド本体10は、消火水等の消火剤が供給される配管に接続されているものであって、上下方向に延びる中空部10Aが形成されている。中空部10Aには、上端に開口部11が形成され、下端に放水口12が形成されている。この開口部11は、消火水を下側に放出する放水口12を有している。ヘッド本体10の外周部にはフランジ13が形成されており、フランジ13の上側のヘッド本体10の外周部には給水管に接続されるねじ部14が形成されている。
弁体30は、スプリンクラヘッド100の平常時においてヘッド本体10の弁座17に押しつけられている。弁体30は、その下面が弁体支持機構50によって保持されている。ヘッド本体10には、たとえばバネなどの弾性部材(図示省略)が取り付けられており、スプリンクラヘッド100の平常時において、弁体30は、この弾性体によって下側に付勢されている。
フレーム20A及びフレーム20Bは、上部側がヘッド本体10に接続されて固定され、下端側にデフレクタ40が取り付けられている。フレーム20A及びフレーム20Bは、弁体30の開閉を制御する弁体支持機構50を保護するように上下に延び、いわゆる馬蹄形に形成されている。フレーム20A及びフレーム20Bは、上端側がヘッド本体10に接続され、当該接続部分から下側に延びるように形成されている。また、フレーム20A及びフレーム20Bの下端側には、後述するボス部21が接続されている。
ボス部21は、フレーム20A及びフレーム20Bの下端側に位置している。本実施の形態では、ボス部21は、フレーム20A及びフレーム20Bと一体的に形成されている。このボス部21には、ネジ22が締結されている。すなわち、ボス部21には上下に延びるネジ穴が形成されており、その開口部の内周面に雌ねじが形成されている。そして、ボス部21には、雄ねじであるネジ22が締結されている。このネジ22をねじ込むことで、ネジ22は上側に移動する。このため、ネジ22と弁体30とは、弁体支持機構50の上下を挟み込んでいる。すなわち、弁体支持機構50は、上端側が弁体30に当接し、下端側がネジ22に当接し、両者に挟み込まれて固定されている。
なお、ボス部21に締結されたネジ22の先端は、ボス部21の上面よりも上側に突出している。図1に示すネジ22の先端が、突出部22Aに対応している。突出部22Aは、たとえば、先端側に向かうに従って先細るように円錐状に形成されている。突出部22Aは、放水口12の直下に配置されている。
デフレクタ40は、円板形状を有し、フレーム20A及びフレーム20Bの下端側に設けられたボス部21に取り付けられている。デフレクタ40は、ヘッド本体10の放水口12から放出された消火水を周方向に散水するのに利用されるものである。
弁体支持機構50は、弁体30の凹部31に設置される支承部51Cを有する支柱部51と、上面が支承部51Cに当接する天秤部52と、プランジャ53A及びシリンダ53Bなどを有する感熱部53と、ネジ22の上端部(先端部)に当接する凹部54Aが形成されたレバー部54とを有している。なお、弁体30の下面部には、後述する弁体支持機構50の支柱部51の支承部51Cが設置される凹部31が形成されている。
図2は、本実施の形態に係るスプリンクラヘッド100のデフレクタ40の説明図である。図2(a)はデフレクタ40の斜視図であり、図2(b)はデフレクタ40の上面視図である。また、図2(c)はデフレクタ40を図2(b)の矢印A2側から見た図であり、図2(d)はデフレクタ40を図2(b)の矢印A3側から見た図であり、図1(b)と同じ向きからデフレクタ40のみを見た図である。図2を参照してデフレクタ40について詳しく説明する。
扇状部23は、フレーム20A及びフレーム20Bの外周側20Tに対向するように設けられているものである。ここで、デフレクタ40のうち、フレーム20A及びフレーム20Bの外周側20Tの部分とは、消火水がフレーム20A及びフレーム20Bを伝って上側に移動してしまうような部分を指す。すなわち、デフレクタ40は、デフレクタ40上の消火水がフレーム20A及びフレーム20Bを伝って上側に移動しないように位置が設定された扇状部23が形成されている。
扇状部24は、上段部25と同一平面上にあり、その上面が平坦面となっており、扇状部23に形成された段差部26のような構成は設けられていない。扇状部24は、その上面が扇状部23の下段部27の上面よりも高くなっている。より詳細には、扇状部24の上面は、その中心側については扇状部23(上段部25)と同じ高さ位置となっているが、外周縁側については扇状部23(下段部27)よりも高くなっている。扇状部24の中心側上及び扇状部23の上段部25上には、ボス部21が設置されている。扇状部24は、フレーム20A及びフレーム20Bのうちフレーム20Aとフレーム20Bとの間に対応する位置に設けられている。
図3は、ヘッド本体10から放出されてボス部21側に至った消火水の流れについての説明図である。図4は、図3(b)に示すX−X断面図である。なお、図3(a)は、フレーム20A及びフレーム20Bのうちのボス部21及びデフレクタ40についての斜視図であり、図3(b)は、図3(a)に対応する図であって図3(a)のデフレクタ40の上面視図である。また、図4に示す点O1、点O2及び点O3は、図3(b)に示す点O1、点O2及び点O3に対応している。図3及び図4を参照して、消火水の流れ、及びスプリンクラヘッド100の段差部26の形成位置などについての説明をする。
なお、点P1と点P2に限定されるものではなく、点P1及び点P2を基準としてずれていてもよい。たとえば、点P1及び点P2で形成される中心角よりも大きい中心角を形成する2点を採用してもよい。本実施の形態では、この大きい中心角の2点を採用し、前述した扇形領域が少し広がっている。このようにマージンを取り、デフレクタ40の高さ位置が低くなる部分を広げることで、消火水がフレーム20A及びフレーム20Bを伝って上側に移動することをより確実に抑制することができる。また、説明は省略するが、デフレクタ40のうちのフレーム20Bの外周側20Tの部分についても、点P3及び点P4を基準として同様に規定することができる。
本実施の形態に係るスプリンクラヘッド100のデフレクタ40は、フレーム20A及びフレーム20Bの外周側20Tに配置された扇状部23の高さ位置が、フレーム20Aとフレーム20Bとの間に対応する位置に設けられた扇状部24の高さ位置よりも低くなるように形成されている。このため、突出部22Aに至った消火水が、デフレクタ40上に着水して扇状部23側に消火水が流れ込んだときに、その流れ込んだ消火水の近傍にあるフレーム20A及びフレーム20Bを伝って消火水が上側に移動してしまうことを抑制することができる。これにより、実施の形態に係るスプリンクラヘッド100は、デフレクタ40のうちのフレーム20A及びフレーム20Bの外周側20Tに位置している部分から放出される消火水の量、勢いが低減してしまうことを抑制し、デフレクタ40の周方向における散水分布をより均一にすることができる。
図5は、本実施の形態に係るスプリンクラヘッド100の変形例1の説明図である。なお、図5では、図1(b)に示すデフレクタ40及びボス部21と同じ向きのデフレクタ40A及びボス部21を示している。また、図5では、ボス部21及びネジ22の下部について示し、この下部より上側については図示を省略している。さらに、説明の便宜のため、扇状部24については図示していない。本変形例1のデフレクタ40Aは、扇状部23Aのうちの消火水が流れる部分の全体が、図示省略の扇状部24よりも高さ位置が低くなるように形成されている。
図6は、本実施の形態に係るスプリンクラヘッド100の変形例2(スプリンクラヘッド101)の説明図である。本実施の形態においては、弁体支持機構50を備えたスプリンクラヘッド100について一例を説明したがそれに限定されるものではない。図6に示すスプリンクラヘッド101は、弁体30及び弁体支持機構50に対応する構成を有していない開放型のスプリンクラヘッドである。なお、この開放型のスプリンクラヘッド101を建物に設置する場合には、たとえば、給水管に弁体30に対応する構成及び弁体支持機構50に対応する構成(たとえば、グラスバルブなど)を備えた感熱開放継手(図示省略)を設置する。感熱開放継手は、スプリンクラヘッド101よりも給水管の上流側に設置される。熱によって弁体支持機構50に対応する構成が作動すると、弁体に対応する構成が給水管の流路を開放し、スプリンクラヘッド101に消火水が流れる。ヘッド本体10の放水口12は開放されているので、スプリンクラヘッド101に供給された消火水は、そのまま突出部22Aに流れ落ち、デフレクタ40を流れて散水される。
Claims (2)
- 放水口を有するヘッド本体と、
前記放水口に設けられた弁体と、
上端側が前記ヘッド本体に接続された上下方向に延びる複数のフレームと、
前記フレームの下端側に設けられたデフレクタと、
を備え、
前記デフレクタの前記フレームの外周側に位置する部分は、
前記フレームの取付位置の直下に設けられ、平坦面を有する上段部と、
内側端部が前記上段部に接続された段差部と、
内側端部が前記段差部に接続され、平坦面を有し、前記上段部よりも高さ位置が低い下段部とを有する
ことを特徴とする消火用ヘッド。 - 前記フレームの下端側に設けられ、前記デフレクタが取り付けられているボス部と、
前記ボス部の上部に設けられ、前記放水口の下側に配置された突出部とを有し、
前記段差部は、
前記放水口から放出されて前記突出部において円錐状に広がる消火剤の着水位置よりも内側に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の消火用ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014198620A JP2016067509A (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | 消火用ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014198620A JP2016067509A (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | 消火用ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016067509A true JP2016067509A (ja) | 2016-05-09 |
Family
ID=55865269
Family Applications (1)
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JP2014198620A Pending JP2016067509A (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | 消火用ヘッド |
Country Status (1)
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2014
- 2014-09-29 JP JP2014198620A patent/JP2016067509A/ja active Pending
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