JP2016082639A - ケーブル拘束装置およびケーブル拘束装置の製造方法 - Google Patents

ケーブル拘束装置およびケーブル拘束装置の製造方法 Download PDF

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鴨志田 博史
Hiroshi Kamoshita
博史 鴨志田
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Abstract

【課題】安定的にケーブルの移動現象を抑制することができるケーブル拘束装置およびケーブル拘束装置の製造方法を提供する。
【解決手段】ケーブル拘束装置は、螺旋状に撚り合わせられる複数のケーブルが布設される管路内に設けられ、管路の管路口に係止され、複数のケーブルが挿通するケーブル挿通孔が設けられるケーブル拘束部を有し、ケーブル挿通孔は、複数のケーブルが撚り合わせられる外形に沿うように設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブル拘束装置およびケーブル拘束装置の製造方法に関する。
地中送電線路に使用されるケーブルは、地中に設けられた管路内に布設され、一定間隔に設けられたマンホール内で接続される。車両等が通行する道路の直下の浅い位置に管路が設けられる場合、車両の重量によって管路が撓み、その管路の撓みが大型車両の通過方向に連続的に生じる。このため、ケーブルが管路外(マンホール)へ伸び出すか、或いは管路内に引き込まれることがある。このようなケーブルの移動現象は「波乗り現象」と呼ばれている。このようなケーブルの移動現象を抑制するために、管路の外側でケーブルを拘束するケーブル拘束装置が開示されている(例えば特許文献1)。
特許第4927502号公報 特開2001−128347号公報
特許文献1に記載のケーブル拘束装置を用いた場合では、管路の外側のマンホールに、ケーブル拘束装置を取り付けるスペースを確保することが重要となる。マンホールが小さいとき、ケーブル拘束装置を取り付けるスペースを確保できない可能性がある。したがって、マンホールの大きさに依存せずに、安定的にケーブルの移動現象を抑制することが望まれる。
本発明の目的は、安定的にケーブルの移動現象を抑制することができるケーブル拘束装置およびケーブル拘束装置の製造方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、
螺旋状に撚り合わせられる複数のケーブルが布設される管路内に設けられ、前記管路の管路口に係止され、前記複数のケーブルが挿通するケーブル挿通孔が設けられるケーブル拘束部を有し、
前記ケーブル挿通孔は、前記複数のケーブルが撚り合わせられる外形に沿うように設けられる
ケーブル拘束装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、
螺旋状に撚り合わせられる複数のケーブルが布設される管路内に設けられ、前記管路の管路口に係止され、前記複数のケーブルが挿通するケーブル挿通孔が設けられるケーブル拘束部と、
前記複数のケーブルが前記管路内に引き込まれることを弾性的に規制する弾性的規制部と、
を有し、
前記ケーブル挿通孔は、前記複数のケーブルが撚り合わせられる外形に沿うように設けられる
ケーブル拘束装置が提供される。
本発明の更に他の態様によれば、
螺旋状に撚り合わせられる複数のケーブルが布設される管路の外側で、前記複数のケーブルが撚り合わせられる外形に沿うようにケーブル拘束部に設けられるケーブル挿通孔に、前記複数のケーブルを挿通させる工程と、
前記複数のケーブルが前記ケーブル挿通孔に沿うように前記ケーブル拘束部を前記複数のケーブルの周方向に回転させ、前記ケーブル拘束部を前記複数のケーブルが布設される管路内に挿入する工程と、
前記管路の管路口に前記ケーブル拘束部を係止する工程と、
を有する
ケーブル拘束装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、安定的にケーブルの移動現象を抑制することができるケーブル拘束装置およびケーブル拘束装置の製造方法が提供される。
(a)は、本発明の第1実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本発明の第1実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。 (a)は、管路口固定板を示す図であり、(b)は、拘束部固定板を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るケーブル拘束装置の製造方法を示す断面図である。 (a)は、本発明の第2実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本発明の第2実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。 (a)は、スプリング固定板を示す図であり、(b)は、管路口固定板を示す図であり、(c)は、拘束部固定板を示す図である。 (a)は、本発明の第3実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本発明の第3実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係るケーブル拘束装置の製造方法を示す断面図である。 (a)は、本発明の第5実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本発明の第5実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。 (a)は、管路口固定板を示す図であり、(b)は、防水装置固定板を示す図であり、(c)は、拘束部固定板を示す図である。 (a)は、本発明の第6実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本発明の第6実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。 (a)は、本発明の第7実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本発明の第7実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。 (a)は、本発明の第8実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本発明の第8実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。 (a)は、本発明の第9実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本発明の第9実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。 (a)は、スプリング押さえ板を示す図であり、(b)は、管路口固定板を示す図である。
<本発明の第1実施形態>
(1)ケーブル拘束装置の構造
本発明の第1実施形態に係るケーブル拘束装置10について、図1および図2を用いて説明する。図1(a)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。図2(a)は、管路口固定板を示す図であり、(b)は、拘束部固定板を示す図である。なお、図1(a)では、ケーブル(100)は断面が図示されている。
図1(b)に示されているように、地中に、円筒状の管路92が設けられている。管路92内には、複数のケーブル100が挿通されている。複数のケーブル100が撚り合わされることにより、ケーブル複合体が形成されている。ここでは、例えば3つのケーブル100が撚り合わされることにより、ケーブル複合体としてのCVTケーブル120が形成されている。ここでいうCVTケーブル120とは、例えば高圧電力の地中送電線として用いられるトリプレックス型架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CVTケーブル:Trip1ex type Cross−Linked Polyethylene insulated Vinylchloride sheath cable)のことである。
本実施形態のケーブル拘束装置10は、螺旋状に撚り合わせられる複数のケーブル100を管路92内で拘束することにより、安定的にケーブル100の移動現象を抑制するよう構成される。以下、詳細を説明する。
なお、以下において、ケーブル100の「長手方向」とはケーブル100の延在する方向のことをいい、ケーブル100の「軸方向」とも言い換えることができる。ケーブル100の「短手方向」とは、ケーブル100の長手方向に対して垂直な方向のことをいい、ケーブル100の「径方向」とも言い換えることができる。また、ケーブル100の「周方向」とはケーブル100の外周に沿った方向のことをいう。
(ケーブル拘束部)
図1(b)に示されているように、管路92内には、CVTケーブル120を拘束するケーブル拘束部200が設けられる。ケーブル拘束部200は、環状構造となっており、CVTケーブル120の長手方向に沿って、螺旋状に撚り合わせられる複数のケーブル100(CVTケーブル120)が挿通するケーブル挿通孔220を有する。ケーブル挿通孔220は、複数のケーブル100が撚り合わせられる外形(螺旋形状)に沿うように設けられる。複数のケーブル100が撚り合わせられるCVTケーブル120は、ケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220に螺合する。CVTケーブル120に対して、管路92から伸び出させたり、管路92内に引き込んだりする力が印加されたとき、CVTケーブル120を構成するそれぞれのケーブル100は、周方向に回転することなく、CVTケーブル120の長手方向に対して斜めに傾斜したケーブル挿通孔220の内壁に当接する。これにより、CVTケーブル120が長手方向に移動することが規制される。
ケーブル拘束部200は、例えばCVTケーブル120の長手方向に沿って複数設けられる。複数のケーブル拘束部200が長手方向に連なることによって、複数のケーブル100が撚り合わせられる外形(螺旋形状)に沿うように連続したケーブル挿通孔220が形成される。このように、ケーブル拘束部200がCVTケーブル120の長手方向に沿って分割して複数設けられることにより、CVTケーブル120の撚りピッチが異なる場合であっても、ケーブル挿通孔220を複数のケーブル100が撚り合わせられる外形(螺旋形状)に沿うように調整することができる。
本実施形態では、ケーブル拘束部200の直径は、管路92の内径にほぼ等しい。ケーブル拘束部200は、管路92の内壁に接していてもよい。
また、ケーブル挿通孔220の内壁と、当該ケーブル挿通孔220に挿通されるCVTケーブル120との間には、間隙240が形成される。ケーブル挿通孔220の内壁と、CVTケーブル120との間の間隔は、CVTケーブル120の長手方向に沿って均一である。このようにケーブル挿通孔220の内壁とCVTケーブル120との間に間隙240が設けられることにより、CVTケーブル120の通電に伴ってCVTケーブル120の温度が上昇したとき、CVTケーブル120は間隙240の分だけ(径方向に)熱膨張することが許容される。
ケーブル拘束部200は、例えばゴム等の弾性材料からなる。CVTケーブル120のそれぞれのケーブル100がケーブル挿通孔220の内壁に当接したとき、CVTケーブル120が長手方向に移動することが弾性的に規制される。
CVTケーブル120の通電に伴ってCVTケーブル120の温度が上昇したとき、CVTケーブル120が直接ケーブル拘束部200に接することから、ケーブル拘束部200は、耐熱性を有する材料からなることが好ましい。具体的には、ケーブル拘束部200は、クロロプレンゴム等からなる。
(管路口固定板)
図1(a)および図1(b)に示されているように、管路口94(が開設されるマンホール98の壁面)には、直径が管路口94の直径よりも大きい円盤状の管路口固定板300が設けられる。管路口固定板300は、ボルト580によって管路口94に固定される。管路口固定板300は、腐食し難い金属からなり、例えばステンレス、真鍮、溶融亜鉛メッキ鋼板等からなる。
図1(a)および図2(a)に示されているように、管路口固定板300の内部には、CVTケーブル120が挿通する固定板ケーブル挿通孔320が設けられる。ケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220と同様に、固定板ケーブル挿通孔320の内壁と、当該固定板ケーブル挿通孔320に挿通されるCVTケーブル120との間には、間隙が形成される。
また、例えば、管路口固定板300は、分割されている。これにより、既設のCVTケーブル120の外側から管路口固定板300を容易に取り付けることができる。
また、管路口固定板300は、ボルト580が挿入されるボルト挿入孔310を有する。ボルト挿入孔310は、CVTケーブル120の周方向に沿って長尺に設けられる。これにより、管路口固定板300がどの位置となっても管路口94に確実に固定することができる。
また、管路口固定板300は、固定板ケーブル挿通孔320とボルト挿入孔310との間の位置に、後述する柱部400が貫通する貫通孔(符号不図示)を有する。
図1(b)に示されているように、管路口固定板300は、ケーブル拘束部200のCVTケーブル120の長手方向の端部に当接し、管路92の内側にケーブル拘束部200を係止する。これにより、ケーブル拘束部200がCVTケーブル120の長手方向に沿って管路92の外側のマンホール98側に移動することが規制される。
(柱部および拘束部固定板)
図1(b)に示されているように、CVTケーブル120の長手方向に沿って、ケーブル拘束部200および管路口固定板300に貫通するように、柱部(ロッド)400が設けられる。なお、柱部400は、腐食し難い金属からなり、例えばステンレス、真鍮、溶融亜鉛メッキ鋼棒等からなる。
柱部400の一端側は、管路口固定板300に固定される。柱部400の他端側は、ケーブル拘束部200の管路口固定板300と反対側の端部に固定される。柱部400がケーブル拘束部200を貫通した状態で管路口固定板300に固定されることにより、ケーブル拘束部200が周方向に回転することが抑制される。
本実施形態では、柱部400の外周には、長手方向に沿って外ネジが設けられる。ダブルナットからなる管路口固定板側ナット520が柱部400の外ネジに螺合し、管路口固定板300のケーブル拘束部200と反対側に固定される。
一方、ケーブル拘束部200の管路口固定板300と反対側には、内部に柱部400が貫通する拘束部固定板620が設けられる。なお、拘束部固定板620は、腐食し難い金属からなり、例えばステンレス、真鍮、溶融亜鉛メッキ鋼板等からなる。
なお、図2(b)に示されているように、例えば、拘束部固定板620は、分割されている。これにより、既設のCVTケーブル120の外側から拘束部固定板620を容易に取り付けることができる。
図1(b)に示されているように、ダブルナットからなる拘束部側ナット560が柱部400の外ネジに螺合し、拘束部固定板620のケーブル拘束部200と反対側に固定される。管路口固定板300と拘束部固定板620との間にケーブル拘束部200を挟むようにして、ケーブル拘束部200が柱部400に固定される。拘束部固定板620がケーブル拘束部200を係止することによって、ケーブル拘束部200がCVTケーブル120の長手方向に沿って管路92のマンホール98と反対側(管路92の深部)に移動することが規制される。
また、管路口固定板300と拘束部固定板620との間の距離を短くすることにより、ケーブル拘束部200が圧縮される。これにより、ケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220における間隙240の間隔を調整することができる。
また、柱部400が複数のケーブル拘束部200を貫通することによって、複数のケーブル拘束部200が連結される。これにより、複数のケーブル拘束部200が周方向に互いにずれることが抑制される。
また、図1(a)に示されているように、柱部400は例えば4つ設けられ、4つの柱部400はCVTケーブル120を挟んで対称に配置される。これにより、ケーブル拘束部200が周方向に回転することが安定的に抑制される。
(具体的寸法)
例えば、管路92の内径は、150mm以上250mm以下である。ケーブル100の公称電圧は6.6kV以上275kV以下、好ましくは22kV以上154kV以下であり、ケーブル100の直径は30mm以上120mm以下である。CVTケーブル120の最大直径は50mm以上200mm以下である。
ケーブル拘束部200の直径は、管路92の内径にほぼ等しく、150mm以上250mm以下である。管路口固定板300の直径は、管路92の内径に対して100mm程度の余裕を持たせてあり、250mm以上350mm以下である。
また、ケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220における間隙240の間隔(ケーブル挿通孔220の内壁とCVTケーブル120との間の間隔)は、0mmより大きく10mm以下である。
(2)ケーブル拘束装置の製造方法(組み立て方法)
次に、図3を用い、本発明の第1実施形態に係るケーブル拘束装置10の製造方法について説明する。図3は、本実施形態に係るケーブル拘束装置の製造方法を示す断面図である。
ここで、予め、管路92には、3つのケーブル100を有するCVTケーブル120が布設されている。CVTケーブル120の端部はマンホール98内に配置されている。また、金型により成型された複数のケーブル拘束部200、管路口固定板300、柱部400、管路口固定板側ナット520、拘束部固定板620、および拘束部側ナット560を準備する。
(ケーブル拘束部挿通工程)
まず、図3に示されているように、管路92の外側のマンホール98において、複数のケーブル100が撚り合わせられる外形(螺旋形状)に沿うようにケーブル拘束部200に設けられるケーブル挿通孔220に、CVTケーブル120を挿通させる。複数のケーブル100をケーブル挿通孔220に螺合させる。
(連結工程)
また、図3に示されているように、CVTケーブル120を管路口固定板300の固定板ケーブル挿通孔320に挿通させ、管路口固定板300をケーブル拘束部200のCVTケーブル120の長手方向の端部に当接させる。
次に、柱部400をケーブル拘束部200および管路口固定板300のそれぞれに予め設けられた貫通孔(符号不図示)に挿通させる。柱部400を複数のケーブル拘束部200に貫通させることによって、複数のケーブル拘束部200を連結する。
次に、管路口固定板側ナット520を柱部400の外ネジに螺合させ、管路口固定板300のケーブル拘束部200と反対側に固定する。ケーブル拘束部200の管路口固定板300と反対側に拘束部固定板620を配置する。また、拘束部側ナット560を柱部400の外ネジに螺合させ、拘束部固定板620のケーブル拘束部200と反対側に固定する。管路口固定板300と拘束部固定板620との間にケーブル拘束部200を挟むようにして、柱部400にケーブル拘束部200を固定する。このとき、管路口固定板300と拘束部固定板620との間の距離を調整することにより、ケーブル拘束部200を圧縮して、ケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220における間隙240を所定の間隔となるように調整する。
このように、管路92の外側のマンホール98において、管路口固定板300が管路口94に固定されていない状態のケーブル拘束装置(ケーブル拘束装置中間体)を形成する。
(管路挿入工程)
図3に示されているように、ケーブル拘束部200に柱部400が貫通し、管路口固定板300がケーブル拘束部200に接して固定された状態で、CVTケーブル120を構成する複数のケーブル100がケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220に沿うように、ケーブル拘束装置中間体をCVTケーブル120の周方向に回転させる。このとき、ケーブル挿通孔220の内壁とCVTケーブル120との間に間隙240が設けられることにより、ケーブル拘束部200をCVTケーブル120の周方向に回転させることができる。ケーブル拘束部200が管路92に向かうようにケーブル拘束部200を回転させることにより、ケーブル拘束部200を管路92内に挿入する。
(係止工程)
次に、ケーブル拘束部200を管路92内に挿入した状態で、管路口94(が開設されるマンホール98の壁面)に管路口固定板300をボルト580によって固定する。これにより、ケーブル拘束部200は、管路口固定板300によって管路口94に係止される。
以上により、本実施形態に係るケーブル拘束装置10が組み立てられる。
(3)本実施形態に係る効果
本実施形態やその変形例によれば、以下に示す1つ又は複数の効果を奏する。
(a)本実施形態によれば、ケーブル拘束部200は、CVTケーブル120が布設される管路92内に設けられ、管路92の管路口94に係止される。また、ケーブル拘束部200はCVTケーブル120が挿通するケーブル挿通孔220を有し、ケーブル挿通孔220は複数のケーブル100が撚り合わせられる外形(螺旋形状)に沿うように設けられる。これにより、安定的にケーブル100の移動現象を抑制することができる。
ここで、地中の管路においてケーブルを拘束する方法について比較例と対比しながら説明する。
地中に埋設される管路にケーブルを布設したとき、車両の通行に伴って管路が撓むことによって、ケーブルが管路外(マンホール)へ伸び出すか、或いは管路内に引き込まれることがある。このようなケーブルの移動現象は「波乗り現象」と呼ばれている。
このようなケーブルの移動現象を抑制するため、比較例として、以下のような方法が考えられる。比較例の方法としては、管路の外側(マンホール)でケーブルを拘束する方法と、管路内でケーブルを拘束する方法と、に大別される。
管路の外側でケーブルを拘束する方法としては、上述の特許文献1に記載のケーブル拘束装置を管路外に設置しケーブル拘束装置のスプリングの反発力を利用する方法や、マンホールに錘を設置する方法が考えられる。例えば特許文献1に記載のケーブル拘束装置を用いた場合では、マンホールが小さいとき、ケーブル拘束装置を取り付けるスペースを確保できない可能性がある。
一方、管路内でケーブルを拘束する方法としては、管路内に接着剤を塗布しケーブルと管路とを接着する方法や、管路内に内圧を与えたゴム袋(加圧ゴム袋)を挿入し、ケーブルおよびゴム袋の間、ゴム袋および管路の内壁の間における摩擦力によってケーブルを把持する方法が考えられる。管路内に接着剤を塗布する場合では、接着剤が把持力を発揮するまで接着剤が弾性変形するため、ケーブルの移動が生じてしまう可能性がある。また、高温多湿な環境下で長期にわたり接着剤の接着力を保つことは困難であると考えられる。また、管路内に加圧ゴム袋を挿入する方法では、管路内に接着剤を塗布する場合と同様に、加圧ゴム袋が把持力を発揮するまで加圧ゴム袋が弾性変形するため、ケーブルの移動が生じてしまう可能性がある。また、クリープ現象等によって加圧ゴム袋の弾性が低下することが考えられるため、ケーブルを把持する力が低下する可能性がある。
このように、上述した比較例の方法では、安定的にケーブルの移動現象を抑制することができない可能性がある。
ケーブルの移動現象を抑制する対策が充分にとれない場合、ケーブルが管路から伸び出したとき、ケーブルが屈曲することによってケーブルの許容曲げ半径を下回る可能性があり、また、ケーブルが管路に引き込まれるとき、マンホール内に設置したケーブルの接続部に過大な引張力が印加されるため、ケーブルの電気的性能に悪影響を及ぼす可能性がある。
許容範囲を超えるまでケーブルの移動が生じてしまった場合、ケーブルの引き戻し作業やケーブルの接続部の位置の変更等の改修工事が必要となる。このような改修工事は多大な費用が必要となる。また、改修工事を行うため、ケーブルの送電を停止する必要がある。
これに対して、本実施形態によれば、上述のように、管路92内に設けられるケーブル拘束部200はケーブル挿通孔220を有し、ケーブル挿通孔220は複数のケーブル100が撚り合わせられる外形(螺旋形状)に沿うように設けられる。複数のケーブル100が撚り合わせられるCVTケーブル120は、ケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220に螺合する。CVTケーブル120に対して、管路92から伸び出させたり、管路92内に引き込んだりする力が印加されたとき、CVTケーブル120を構成するそれぞれのケーブル100は、周方向に回転することなく、CVTケーブル120の長手方向に対して斜めに傾斜したケーブル挿通孔220の内壁に当接する。このとき、ケーブル拘束部200からの反作用として、CVTケーブル120に対して長手方向の移動を引き留める力(引き留め力)が印加される。これにより、CVTケーブル120が長手方向に移動することが規制される。
管路92内に設置されるケーブル拘束部200によってCVTケーブル120を拘束するため、マンホール98の大きさに依存せず、ケーブル100の移動現象を抑制することができる。また、ケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220の螺旋構造によってCVTケーブル120の移動を規制するため、設置環境に依存することなく、長期にわたり安定的にケーブル100の移動現象を抑制することができる。
(b)本実施形態によれば、管路口94(が開設されるマンホール98の壁面)には、管路口固定板300が固定される。管路口固定板300は、ケーブル拘束部200のCVTケーブル120の長手方向の端部に当接し、管路92の内側にケーブル拘束部200を係止する。ここで、CVTケーブル120に対して管路92から伸び出させる力が印加されたとき、CVTケーブル120を構成するそれぞれのケーブル100がケーブル拘束部200の内壁に当接することを起因として、ケーブル拘束部200にはCVTケーブル120の長手方向に沿って管路92の外側のマンホール98側に移動させる力が印加される。このとき、管路口固定板300が管路口94でケーブル拘束部200を係止することによって、ケーブル拘束部200がCVTケーブル120の長手方向に沿って管路92の外側のマンホール98側に移動することを規制することができる。これにより、CVTケーブル120が長手方向に沿って管路92の外側のマンホール98側に移動することを規制することができる。
(c)本実施形態によれば、CVTケーブル120の長手方向に沿って、ケーブル拘束部200および管路口固定板300に貫通するように、柱部400が設けられる。柱部400の一端側は、管路口固定板300に固定される。柱部400の他端側は、ケーブル拘束部200の管路口固定板300と反対側の端部に固定される。ここで、CVTケーブル120に対して、管路92から伸び出させたり、管路92内に引き込んだりする力が印加されたとき、CVTケーブル120を構成するそれぞれのケーブル100がCVTケーブル120の長手方向に対して斜めに傾斜したケーブル挿通孔220の内壁に当接することを起因として、ケーブル拘束部200には周方向に回転させる力が働く。このとき、柱部400がケーブル拘束部200を貫通した状態で管路口固定板300に固定されることにより、ケーブル拘束部200が周方向に回転することを抑制することができる。
(d)本実施形態によれば、柱部400の外周には、長手方向に沿って外ネジが設けられる。管路口固定板側ナット520が柱部400の外ネジに螺合し、管路口固定板300のケーブル拘束部200と反対側に固定される。一方、ケーブル拘束部200の管路口固定板300と反対側には、内部に柱部400が貫通する拘束部固定板620が設けられる。拘束部側ナット560が柱部400の外ネジに螺合し、拘束部固定板620のケーブル拘束部200と反対側に固定される。管路口固定板300と拘束部固定板620との間にケーブル拘束部200を挟むようにして、柱部400にケーブル拘束部200が固定される。ここで、CVTケーブル120に対して管路92から伸び出させる力が印加されたとき、上述のように、管路口固定板300が管路口94でケーブル拘束部200を係止することによって、ケーブル拘束部200がCVTケーブル120の長手方向に沿って管路92の外側のマンホール98側に移動することが規制される。これにより、CVTケーブル120が長手方向に沿って管路92の外側のマンホール98側に移動することを規制することができる。一方で、CVTケーブル120に対して管路92内に引き込む力が印加されたとき、CVTケーブル120を構成するそれぞれのケーブル100がケーブル拘束部200の内壁に当接することを起因として、ケーブル拘束部200にはCVTケーブル120の長手方向に沿って管路92のマンホール98と反対側(管路92の深部)に移動させる力が印加される。このとき、拘束部固定板620がケーブル拘束部200を係止することによって、ケーブル拘束部200がCVTケーブル120の長手方向に沿って管路92のマンホール98と反対側(管路92の深部)に移動することを規制することができる。これにより、CVTケーブル120が長手方向に沿って管路92のマンホール98と反対側(管路92の深部)に移動することを規制することができる。
(e)本実施形態によれば、ケーブル挿通孔220の内壁と、当該ケーブル挿通孔220に挿通されるCVTケーブル120との間には、間隙240が形成される。これにより、CVTケーブル120の通電に伴ってCVTケーブル120の温度が上昇したとき、CVTケーブル120は間隙240の分だけ熱膨張することが許容される。具体的には、熱膨張量が大きい6.6kV以上275kV以下の高圧ケーブルにも本実施形態のケーブル拘束装置10を適用することができる。
また、ケーブル拘束装置10の組み立て工程のうち管路挿入工程において、ケーブル挿通孔220の内壁とCVTケーブル120との間に間隙240が設けられることにより、ケーブル拘束部200をCVTケーブル120の周方向に容易に回転させることができる。
<本発明の第2実施形態>
図4および図5を用い、本発明の第2実施形態について説明する。図4(a)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本発明の第2実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。図5(a)は、スプリング固定板を示す図であり、(b)は、管路口固定板を示す図であり、(c)は、拘束部固定板を示す図である。
本実施形態は、柱部400に弾性的規制部としてスプリング420が設けられる点が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と異なる要素についてのみ説明し、第1実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
(1)ケーブル拘束装置の構造
本実施形態のケーブル拘束装置12は、CVTケーブル120が管路92内に引き込まれることを弾性的に規制する弾性的規制部を有する。本実施形態において、弾性的規制部は、例えばスプリング420である。
図4(b)に示されているように、管路口固定板300のケーブル拘束部200と反対側の位置には、柱部400にスプリング420が嵌められる。ダブルナットからなるスプリング固定ナット540が柱部400の外ネジに螺合し、スプリング420のケーブル拘束部200と反対側に固定される。スプリング420とスプリング固定ナット540との間には、スプリング固定板660が設けられる。スプリング420は、管路口固定板300とスプリング固定板660とによって挟むように設けられる。
これにより、CVTケーブル120の通電に伴ってCVTケーブル120の温度が上昇したとき、CVTケーブル120はスプリング420の弾性力の分だけ熱膨張することが許容される。
なお、図5(a)に示されているように、例えば、スプリング固定板660は、分割されている。これにより、図5(b)および(c)に示した管路口固定板300および拘束部固定板620と同様にして、既設のCVTケーブル120の外側からスプリング固定板660を容易に取り付けることができる。
図4(b)に示されているように、本実施形態のケーブル拘束装置12では、例えば、スプリング固定ナット540をケーブル拘束部200側に締め付けて管路口固定板300と拘束部固定板620との間の距離を短くすることにより、ケーブル拘束部200が圧縮される。ケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220の内壁はCVTケーブル120を構成するそれぞれのケーブル100に対して密に接している。すなわち、ケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220には間隙が設けられていない。
(2)ケーブル拘束装置の製造方法(組み立て方法)
(ケーブル拘束部挿通工程)
まず、ケーブル拘束部200に設けられるケーブル挿通孔220に、CVTケーブル120を挿通させる。複数のケーブル100をケーブル挿通孔220に螺合させる。
(連結工程)
次に、管路口固定板300をケーブル拘束部200のCVTケーブル120の長手方向の端部に当接させる。また、ケーブル拘束部200の管路口固定板300と反対側に拘束部固定板620を配置する。
次に、柱部400をケーブル拘束部200および管路口固定板300のそれぞれに予め設けられた貫通孔(符号不図示)に挿通させる。拘束部側ナット560を柱部400の外ネジに螺合させ、拘束部固定板620のケーブル拘束部200と反対側に固定する。
次に、柱部400にスプリング420を嵌める。スプリング420の管路口固定板300と反対側に、スプリング固定板660を配置する。スプリング固定ナット540を柱部400に仮固定する。このとき、スプリング固定ナット540を柱部400に締め込まずに仮固定することにより、ケーブル挿通孔220の内壁とCVTケーブル120との間に間隙240を形成しておく。
(管路挿入工程)
次に、第1実施形態と同様にして、ケーブル拘束部200が管路92に向かうようにケーブル拘束部200を回転させることにより、ケーブル拘束部200を管路92内に挿入する。
(ケーブル拘束部係止工程)
次に、第1実施形態と同様にして、管路口94(が開設されるマンホール98の壁面)に管路口固定板300を固定する。
(スプリング配置工程)
次に、スプリング420によって所定の反発力が得られる状態になるようにスプリング固定ナット540を柱部400の所定の位置に固定する。
以上により、本実施形態に係るケーブル拘束装置10が組み立てられる。
(3)本実施形態に係る効果
本実施形態やその変形例によれば、以下に示す1つ又は複数の効果を奏する。
(a)本実施形態によれば、管路口固定板300のケーブル拘束部200と反対側の位置には、柱部400に弾性的規制部としてのスプリング420が嵌められる。スプリング420により、CVTケーブル120の熱膨張に伴うケーブル拘束部200の変形を吸収することができる。
ここで、CVTケーブル120の通電に伴ってCVTケーブル120の温度が上昇したとき、CVTケーブル120が熱膨張する。このとき、ケーブル拘束部200の管路口94側は管路口固定板300によって固定されているため、ケーブル拘束部200にはCVTケーブル120の長手方向に沿って管路92のマンホール98と反対側に移動させる力(管路92内に引き込む力)が印加される。同時に、拘束部固定板620には、ケーブル拘束部200によって管路92のマンホール98と反対側に移動させる力(管路92内に引き込む力)が印加される。拘束部固定板620は、柱部400に嵌められたスプリング420によって、管路92のマンホール98と反対側に移動すること(管路92内に引き込まれること)が弾性的に規制される。このようにして、CVTケーブル120はスプリング420の弾性力とつり合う分だけ熱膨張することが許容される。言い換えれば、CVTケーブル120の熱膨張に伴うケーブル拘束部200の変形を吸収することができる。
また、CVTケーブル120の熱膨張以外を起因として、CVTケーブル120に対して管路92内に引き込む力が印加されたときにおいても、同様に、管路92のマンホール98と反対側に移動すること(管路92内に引き込まれること)が弾性的に規制される。
(b)本実施形態によれば、スプリング420により、CVTケーブル120の波乗り力に伴う長手方向の移動を抑制することができる。このとき、CVTケーブル120が(波乗り力によって)長手方向に移動したときのケーブル拘束装置12によるCVTケーブル120への影響を第1実施形態の構成よりも小さくすることができる。ここで、本実施形態の構成と第1実施形態の構成とを比較すると、スプリングが設けられていない第1実施形態では、CVTケーブル120が長手方向に少し移動しただけで、CVTケーブル120に対して大きな引き留め力が発生する。これに対して、本実施形態によれば、ケーブル拘束装置12は、弾性的規制部としてのスプリング420を有する。これにより、CVTケーブル120が長手方向に移動したとき、スプリング420が徐々に縮んでいくことによって、CVTケーブル120に対する引き留め力を徐々に増加させていくことができる。言い換えれば、CVTケーブル120の長手方向への移動量に応じて、CVTケーブル120に対する引き留め力を変化させることができる。したがって、本実施形態では、CVTケーブル120が長手方向に移動したときにケーブル拘束装置12によってCVTケーブル120に圧力が加わるなどの影響を第1実施形態の構成よりも小さくすることができる。
(c)本実施形態によれば、スプリング420は、上述のように、CVTケーブル120の熱膨張に伴うケーブル拘束部200の変形を吸収する機能と、CVTケーブル120の波乗り力に伴う長手方向の移動を抑制する機能と、を有する。これにより、ケーブル挿通孔220の内壁と、CVTケーブル120との間に、間隙を設ける必要がなくなる。
(d)本実施形態によれば、ケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220の内壁はCVTケーブル120を構成するそれぞれのケーブル100に対して密に接している。これにより、ケーブル拘束部200とケーブル100との間に摩擦力を生じさせることにより、さらに強固にケーブル100の移動現象を抑制することができる。
(e)本実施形態によれば、ケーブル拘束部200が管路92内に密に充填される。これにより、管路92からの漏水を抑制することができる。
(f)本実施形態によれば、管路口固定板300と拘束部固定板620との間の距離を短くすることにより、ケーブル拘束部200が圧縮される。これにより、ケーブル拘束装置10の全長を短くすることができる。
<本発明の第3実施形態>
図6を用い、本発明の第3実施形態について説明する。図6(a)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。
本実施形態は、ケーブル拘束部200と管路口固定板300との間に拘束部押さえ板680が設けられる点が第2実施形態と異なる。以下、第2実施形態と異なる要素についてのみ説明し、第2実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
(1)ケーブル拘束装置の構造
図6(b)に示されているように、本実施形態のケーブル拘束装置13では、ケーブル拘束部200と管路口固定板300との間には、拘束部押さえ板680が設けられる。拘束部押さえ板680の内部には、柱部400が貫通する。ダブルナットからなる拘束部押さえ板側ナット690が柱部400の外ネジに螺合し、拘束部押さえ板680のケーブル拘束部200と反対側に固定される。ケーブル拘束部200は、拘束部押さえ板680と拘束部固定板620との間に挟むようにして柱部400に固定される。つまり、拘束部押さえ板側ナット690によって、拘束部押さえ板680が固定されずに不安定となることが抑制される。
本実施形態では、スプリング420はCVTケーブル120の波乗り力に伴う移動を抑制する機能のみを有するため、ケーブル挿通孔220の内壁とCVTケーブル120との間には間隙240が必要となる。例えば、拘束部押さえ板680と拘束部固定板620との間隔を調整することにより、ケーブル挿通孔220の内壁とCVTケーブル120との間に間隙240が形成される。これにより、CVTケーブル120の径方向の熱膨張が許容される。また、管路口固定板300と拘束部押さえ板680との間には、間隙(符号不図示)が形成される。
また、管路口固定板300のケーブル拘束部200と反対側の位置には、柱部400に弾性的規制部としてのスプリング420が嵌められる。スプリング420は、管路口固定板300とスプリング固定板660とによって挟むように設けられる。
(2)本実施形態に係る効果
本実施形態によれば、ケーブル拘束部200と管路口固定板300との間には、拘束部押さえ板680が設けられる。管路口固定板300と拘束部押さえ板680との間には、間隙が形成される。CVTケーブル120に対して管路92から伸び出させる力が印加されたとき、CVTケーブル120は管路口固定板300と拘束部押さえ板680との間の間隙の分だけマンホール98側に移動することが許容される。
また、CVTケーブル120の通電に伴ってCVTケーブル120の温度が上昇したときにおいても、同様に、CVTケーブル120は管路口固定板300と拘束部押さえ板680との間の間隙の分だけマンホール98側に移動することが許容される。
なお、CVTケーブル120が管路92のマンホール98と反対側(管路92の深部)に移動する際のスプリング420の効果は、第2実施形態と同様である。
したがって、本実施形態によれば、CVT120の(管路92からマンホール98への)伸び出しは管路口固定板300と拘束部押さえ板680との間の間隙によって許容され、CVT120の(マンホール98から管路92への)引き込みはスプリング420によって緩やかに規制される。
本実施形態は、熱伸縮が大きいことが想定される導体サイズが大きなCVTケーブル120、例えば、公称電圧が66kV以上154kV以下で、導体断面積が800mm以上1000mm以下であるCVTケーブル120などに特に有効である。
<本発明の第4実施形態>
図7を用い、本発明の第3実施形態について説明する。図7は、本実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。
本実施形態は、管路92の内径がケーブル拘束部200の直径よりも大きい点が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と異なる要素についてのみ説明し、第1実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
(1)ケーブル拘束装置の構造
図7に示されているように、本実施形態のケーブル拘束装置14は、収容部720およびフランジ部740を有する。なお、収容部720およびフランジ部740は、腐食し難い金属からなり、例えばステンレス、真鍮、溶融亜鉛メッキ鋼材等からなる。
収容部720の内部には、ケーブル拘束部200が収容される。収容部720は、ケーブル拘束部200を内在させた状態で、管路92内に挿入される。なお、ケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220の内壁とCVTケーブル120との間には、間隙240が形成される。
収容部720は、フランジ部740と反対側の面(収容部底面)にCVTケーブル120が挿通する収容部ケーブル挿通孔730を有する。収容部ケーブル挿通孔730の角部は、例えば円弧状に滑らかに形成される。これにより、CVTケーブル120が収容部ケーブル挿通孔730の角部によって損傷を受けることが抑制される。
収容部720の管路口94側には、直径が管路口94の直径よりも大きい円盤状のフランジ部740が連結される。フランジ部740に対して垂直な方向に収容部720が設けられる。また、フランジ部740は、ボルト580によって管路口94(が開設されるマンホール98の壁面)に固定される。収容部720は、フランジ部740によって管路92の鉛直方向の中間位置に支持される。
CVTケーブル120の長手方向に沿って、ケーブル拘束部200および収容部720(のフランジ部740と反対側の面)に貫通するように、柱部400が設けられる。柱部400の一端側は、ケーブル拘束部200のフランジ部740側に固定され、ケーブル拘束部200の他端側は、収容部720のフランジ部740と反対側に固定される。柱部400がケーブル拘束部200を貫通した状態で収容部720に固定されることにより、ケーブル拘束部200が周方向に回転することが抑制される。
本実施形態では、ケーブル拘束部200のフランジ部740側には、拘束部押さえ板680が設けられる。なお、拘束部押さえ板680は、腐食し難い金属からなり、例えばステンレス、真鍮、溶融亜鉛メッキ鋼板等からなる。
拘束部押さえ板680の内部には、柱部400が貫通する。拘束部押さえ板側ナット690が柱部400の外ネジに螺合し、拘束部押さえ板680のケーブル拘束部200と反対側に固定される。拘束部側ナット560が柱部400の外ネジに螺合し、収容部720のケーブル拘束部200と反対側に固定される。拘束部押さえ板680と収容部720のフランジ部740と反対側の面(収容部底面)との間にケーブル拘束部200を挟むようにして、ケーブル拘束部200が柱部400に固定される。
これにより、拘束部押さえ板680が管路口94側でケーブル拘束部200を係止することによって、ケーブル拘束部200がCVTケーブル120の長手方向に沿って管路92の外側のマンホール98側に移動することが規制される。一方、収容部720のフランジ部740と反対側の面(収容部底面)がケーブル拘束部200を係止することによって、ケーブル拘束部200がCVTケーブル120の長手方向に沿って管路92のマンホール98と反対側(管路92の深部)に移動することが規制される。
(具体的寸法)
例えば、本実施形態のケーブル拘束装置14を適用する管路92の内径は、250mm以上350mm以下である。ケーブル拘束部200の直径は、第1実施形態と等しく、150mm以上250mm以下である。収容部720の外径は、150mm以上250mm以下である。フランジ部740の直径は、350mm以上450mm以下である。
(2)ケーブル拘束装置の製造方法(組み立て方法)
次に、図8を用い、本発明の第3実施形態に係るケーブル拘束装置14の製造方法について説明する。図8は、本実施形態に係るケーブル拘束装置の製造方法を示す断面図である。
(ケーブル拘束部挿通工程)
まず、図8に示されているように、管路92の外側のマンホール98において、フランジ部740に対して収容部720を管路92側に向けた状態で、収容部720の収容部ケーブル挿通孔730に、CVTケーブル120を挿通させる。次に、ケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220に、CVTケーブル120を挿通させる。ケーブル拘束部200をCVTケーブル120の周方向に回転させながら、収容部720の内部にケーブル拘束部200を収容させる。ケーブル拘束部200のCVTケーブル120の長手方向の端部を、収容部720のフランジ部740と反対側の面に当接させる。
(連結工程)
図8に示されているように、CVTケーブル120を拘束部押さえ板680の固定板ケーブル挿通孔360に挿通させ、拘束部押さえ板680をケーブル拘束部200のフランジ部740側の端部に当接させる。
次に、柱部400を収容部720、ケーブル拘束部200および拘束部押さえ板680のそれぞれに予め設けられた貫通孔(符号不図示)に挿通させる。柱部400を複数のケーブル拘束部200に貫通させることによって、複数のケーブル拘束部200を連結する。
次に、拘束部押さえ板側ナット690を柱部400の外ネジに螺合させ、拘束部押さえ板680のケーブル拘束部200と反対側に固定する。また、拘束部側ナット560を柱部400の外ネジに螺合させ、収容部720のケーブル拘束部200と反対側に固定する。拘束部押さえ板680と収容部720のフランジ部740と反対側の面との間にケーブル拘束部200を挟むようにして、柱部400にケーブル拘束部200を固定する。
このように、管路92の外側のマンホール98において、フランジ部740が管路口94に固定されていない状態のケーブル拘束装置(ケーブル拘束装置中間体)を形成する。
(管路挿入工程)
図8に示されているように、ケーブル拘束部200が収容部720に収容され、ケーブル拘束部200に柱部400が貫通した状態で、CVTケーブル120を構成する複数のケーブル100がケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220に沿うように、ケーブル拘束部200をCVTケーブル120の周方向に回転させる。ケーブル拘束部200が収容された収容部720が管路92に向かうようにケーブル拘束部200を回転させることにより、収容部720を管路92内に挿入する。
(係止工程)
次に、収容部720を管路92内に挿入した状態で、管路口94(が開設されるマンホール98の壁面)にフランジ部740をボルト580によって固定する。これにより、ケーブル拘束部200は、拘束部押さえ板680、柱部400、収容部720およびフランジ部740を介して間接的に管路口94に係止される。
以上により、本実施形態に係るケーブル拘束装置14が組み立てられる。
(3)本実施形態に係る効果
本実施形態やその変形例によれば、以下に示す1つ又は複数の効果を奏する。
(a)本実施形態によれば、ケーブル拘束部200は、収容部720の内部に収容される。収容部720は、ケーブル拘束部200を内在させた状態で、管路92内に挿入される。収容部720の管路口94側に連結されるフランジ部740は管路口94(が開設されるマンホール98の壁面)に固定される。これにより、管路92が大口径の場合、すなわち管路92の内径がケーブル拘束部200の直径よりも大きい場合に、管路92の内部(例えば管路92の鉛直方向の中間位置)にケーブル拘束部200を支持することができる。したがって、管路92が大口径であっても、収容部720に収容されたケーブル拘束部200によって、安定的にケーブル100の移動現象を抑制することができる。
(b)本実施形態によれば、本実施形態のように管路92が大口径の場合に適用されるケーブル拘束部200を、第1実施形態のように管路92が小口径の場合に適用されるケーブル拘束部200と同じ形状とすることができる。ケーブル拘束部200を最も小さい口径の管路92に合わせて同じ金型で一種類製造することにより、ケーブル拘束装置の製造コストを削減することができる。
(c)本実施形態によれば、拘束部押さえ板680と収容部720のフランジ部740と反対側の面(収容部底面)との間にケーブル拘束部200を挟むようにして、ケーブル拘束部200が柱部400に固定される。ここで、CVTケーブル120に対して管路92から伸び出させる力が印加されたとき、CVTケーブル120を構成するそれぞれのケーブル100がケーブル拘束部200の内壁に当接することを起因として、ケーブル拘束部200にはCVTケーブル120の長手方向に沿って管路92の外側のマンホール98側に移動させる力が印加される。このとき、拘束部押さえ板680が管路口94側でケーブル拘束部200を係止することによって、ケーブル拘束部200がCVTケーブル120の長手方向に沿って管路92の外側のマンホール98側に移動することを規制することができる。これにより、CVTケーブル120が長手方向に沿って管路92の外側のマンホール98側に移動することを規制することができる。一方で、CVTケーブル120に対して管路92内に引き込む力が印加されたとき、CVTケーブル120を構成するそれぞれのケーブル100がケーブル拘束部200の内壁に当接することを起因として、ケーブル拘束部200にはCVTケーブル120の長手方向に沿って管路92のマンホール98と反対側(管路92の深部)に移動させる力が印加される。このとき、収容部720のフランジ部740と反対側の面(収容部底面)がケーブル拘束部200を係止することによって、ケーブル拘束部200がCVTケーブル120の長手方向に沿って管路92のマンホール98と反対側(管路92の深部)に移動することを規制することができる。これにより、CVTケーブル120が長手方向に沿って管路92のマンホール98と反対側(管路92の深部)に移動することを規制することができる。
(d)本実施形態によれば、収容部ケーブル挿通孔730の角部は、例えば円弧状に滑らかに形成される。これにより、CVTケーブル120が収容部ケーブル挿通孔730の角部によって損傷を受けることを抑制することができる。
<本発明の第5実施形態>
図9および図10を用い、本発明の第5実施形態について説明する。図9(a)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。図10(a)は、管路口固定板を示す図であり、(b)は、防水装置固定板を示す図であり、(c)は、拘束部固定板を示す図である。
本実施形態は、管路口94に防水装置800が設けられる点が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と異なる要素についてのみ説明し、第1実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
(1)ケーブル拘束装置の構造
図9(b)に示されているように、本実施形態のケーブル拘束装置15では、管路92から管路口94にわたって、CVTケーブル120を囲むように防水装置800が設けられる。防水装置800は、CVTケーブル120側に水が浸入することを抑制するよう構成される。防水装置800の管路口94側の開口は、管路口94よりもマンホール98側に突出している。また、防水装置800の管路口94側の開口の直径は、管路92の直径よりも大きい。
防水装置800の管路口94側には、円盤状の防水装置固定板820が設けられる。防水装置固定板820は、ボルト840aおよびナット840bによって、拡径した防水装置800の管路口94側の開口に固定される。なお、防水装置固定板820は、腐食し難い金属からなり、例えばステンレス、真鍮、溶融亜鉛メッキ鉄鋳物等からなる。
図10(b)に示されているように、防水装置固定板820の内部には、直径が管路口固定板300の直径よりも小さい貫通孔850が設けられる。当該貫通孔850には、CVTケーブル120とともに、柱部400が挿通する。
また、防水装置固定板820は、図10(a)および(c)に示した管路口固定板300および拘束部固定板620と同様にして、分割されている。これにより、既設のCVTケーブル120の外側から防水装置固定板820を容易に取り付けることができる。
また、防水装置固定板820は、ボルト840aが挿入されるボルト挿入孔830を有する。ボルト挿入孔830は、CVTケーブル120の周方向に沿って長尺に設けられる。これにより、防水装置固定板820がどの位置となっても防水装置800に確実に固定することができる。
また、防水装置固定板820には、ボルト挿入孔830と中心の貫通孔850との間の位置に、後述するボルト590が固定されるネジ穴860が設けられる。
図9(b)に示されているように、防水装置固定板820には、管路口固定板300がボルト590によって固定される。これにより、管路口固定板300は、防水装置固定板820を介して、防水装置800の管路口94側に固定される。
管路92内(防水装置800内)には、ケーブル拘束部200が挿入される。ケーブル拘束部200は、管路口固定板300と拘束部固定板620との間に挟むようにして柱部400に固定される。本実施形態では、例えば、ケーブル挿通孔220の内壁と、当該ケーブル挿通孔220に挿通されるCVTケーブル120との間には、間隙240が形成される。
(2)本実施形態に係る効果
本実施形態によれば、管路口固定板300は、例えば防水装置固定板820を介して、防水装置800の管路口94側に固定される。このように、管路92に防水装置800が設けられている場合であっても、ケーブル拘束装置15を適用することができる。
<本発明の第6実施形態>
図11を用い、本発明の第6実施形態について説明する。図11(a)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。
本実施形態は、柱部400に弾性的規制部としてスプリング420が設けられる点が第5実施形態と異なる。以下、第5実施形態と異なる要素についてのみ説明し、第5実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
(1)ケーブル拘束装置の構造
図11(b)に示されているように、防水装置固定板820には、管路口固定板300がボルト590によって固定される。これにより、管路口固定板300は、防水装置固定板820を介して、防水装置800の管路口94側に固定される。
管路92内(防水装置800内)には、ケーブル拘束部200が挿入される。ケーブル拘束部200は、管路口固定板300と拘束部固定板620との間に挟むようにして柱部400に固定される。
また、管路口固定板300と管路口固定板側ナット520との間の位置には、柱部400にスプリング420が嵌められる。スプリング420は、管路口固定板300とスプリング固定板660とによって挟むように設けられる。
本実施形態では、例えば、スプリング固定ナット540をケーブル拘束部200側に締め付けて管路口固定板300と拘束部固定板620との間の距離を短くすることにより、ケーブル拘束部200が圧縮される。ケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220の内壁はCVTケーブル120を構成するそれぞれのケーブル100に対して密に接している。
(2)本実施形態に係る効果
本実施形態によれば、管路92に防水装置800が設けられている場合であっても、スプリング420を有するケーブル拘束装置16を適用することができる。上述のように、ケーブル拘束装置16がスプリング420を有することにより、CVTケーブル120がスプリング420の弾性力とつり合う分だけ熱膨張することを許容することができる。
<本発明の第7実施形態>
図12を用い、本発明の第7実施形態について説明する。図12(a)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。
本実施形態は、ケーブル拘束部200の管路口94側に拘束部押さえ板680が設けられる点が第6実施形態と異なる。以下、第6実施形態と異なる要素についてのみ説明し、第6実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
(1)ケーブル拘束装置の構造
図12(b)に示されているように、防水装置固定板820には、管路口固定板300がボルト590によって固定される。これにより、管路口固定板300は、防水装置固定板820を介して、防水装置800の管路口94側に固定される。
管路92内(防水装置800内)には、ケーブル拘束部200が挿入される。本実施形態のケーブル拘束装置17では、ケーブル拘束部200の管路口94側には、拘束部押さえ板680が設けられる。ケーブル拘束部200は、拘束部押さえ板680と拘束部固定板620との間に挟むようにして柱部400に固定される。
本実施形態では、拘束部押さえ板680と拘束部固定板620との間隔を調整することにより、ケーブル挿通孔220の内壁とCVTケーブル120との間には間隙240が形成される。これにより、CVTケーブル120の径方向の熱膨張が許容される。また、管路口固定板300と拘束部押さえ板680との間には、間隙(符号不図示)が形成される。
また、管路口固定板300と管路口固定板側ナット520との間の位置には、柱部400にスプリング420が嵌められる。スプリング420は、管路口固定板300とスプリング固定板660とによって挟むように設けられる。
(2)本実施形態に係る効果
本実施形態によれば、管路92に防水装置800が設けられている場合であっても、管路口固定板300と拘束部押さえ板680との間に間隙が形成されたケーブル拘束装置17を適用することができる。上述のように、ケーブル拘束装置17の管路口固定板300と拘束部押さえ板680との間に間隙が形成されることにより、CVTケーブル120は管路口固定板300と拘束部押さえ板680との間の間隙の分だけマンホール98側に移動することが許容される。
なお、CVTケーブル120が管路92のマンホール98と反対側(管路92の深部)に移動する際のスプリング420の効果は、第2実施形態と同様である。
したがって、本実施形態によれば、CVT120の(管路92からマンホール98への)伸び出しは管路口固定板300と拘束部押さえ板680との間の間隙によって許容され、CVT120の(マンホール98から管路92への)引き込みはスプリング420によって緩やかに規制される。
<本発明の第8実施形態>
図13を用い、本発明の第8実施形態について説明する。図13(a)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。
本実施形態は、柱部400の配置が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と異なる要素についてのみ説明し、第1実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
(1)ケーブル拘束装置の構造
図13(a)に示されているように、例えば、本実施形態の管路92の直径は、上述の実施形態の管路92の直径よりも小さい。そこで、本実施形態のケーブル拘束装置18は、以下のように構成される。
柱部400は、CVTケーブル120の長手方向から見て、CVTケーブル120を中心として対称に3つ設けられる。
本実施形態の管路口固定板302の固定板ケーブル挿通孔320の形状は、略三角形である。管路口固定板302の位置におけるCVTケーブル120の断面は略三角形であるため、固定板ケーブル挿通孔320がこのCVTケーブル120の断面に合うように配置される。
また、柱部400は、略三角形の固定板ケーブル挿通孔320の辺に隣接して配置される。これにより、柱部400に固定された管路口固定板側ナット520は、CVTケーブル120の2つのケーブル100の間に隣接するように配置される。したがって、管路口固定板側ナット520がCVTケーブル120に接触することが抑制される。
ケーブル拘束部200は、管路口固定板302と拘束部固定板620との間に挟むようにして柱部400に固定される。本実施形態では、例えば、ケーブル挿通孔220の内壁と、当該ケーブル挿通孔220に挿通されるCVTケーブル120との間には、間隙240が形成される。
(2)本実施形態に係る効果
本実施形態によれば、柱部400は、CVTケーブル120の長手方向から見て、CVTケーブル120を中心として対称に3つ設けられる。CVTケーブル120の長手方向から見て、一方の柱部400のCVTケーブル120を挟んで対向する位置に、他方の柱部400が設けられていない。これにより、管路92の直径が小さい場合であっても、柱部400および管路口固定板側ナット520がCVTケーブル120に干渉することが抑制される。
<本発明の第9実施形態>
図14および図15を用い、本発明の第9実施形態について説明する。図14(a)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置をマンホール側から見た図であり、(b)は、本実施形態に係るケーブル拘束装置を示す断面図である。図15(a)は、スプリング押さえ板を示す図であり、(b)は、管路口固定板を示す図である。
本実施形態は、ケーブル拘束装置19が弾性的規制部としてのスプリング420を有する点が第8実施形態と異なる。以下、第8実施形態と異なる要素についてのみ説明し、第8実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
(1)ケーブル拘束装置の構造
図14(a)および(b)に示されているように、管路口固定板302の柱部400が貫通する位置と異なる位置には、スプリング支柱部480が設けられる。例えば、スプリング支柱部480は、CVTケーブル120の長手方向から見て、管路92の外側に設けられる。これにより、後述するスプリング420がCVTケーブル120に干渉することが抑制される。
スプリング支柱部480は、管路口固定板302からケーブル拘束部200と反対側に向けて立設する。例えば、スプリング支柱部480の外周には、長手方向に沿って外ネジが設けられる。図15(a)に示されているように、管路口固定板302のネジ穴330にスプリング支柱部480の端部が螺合する。また、スプリング支柱部固定ナット510がスプリング支柱部480の外ネジに螺合し、管路口固定板302に固定される。
スプリング支柱部480には、スプリング420が嵌められる。スプリング420の管路口94側には、ワッシャ(不図示)を介して、ダブルナットからなるスプリング固定ナット570がスプリング支柱部480の外ネジに螺合し固定される。
図14(a)および図15(a)に示されているように、スプリング420の管路口固定板302と反対側には、スプリング押さえ板662が設けられる。スプリング押さえ板662の内部には、柱部400およびスプリング支柱部480が貫通する。スプリング420は、スプリング押さえ板662とスプリング固定ナット570(およびワッシャ)とによって挟むように設けられる。
また、スプリング押さえ板側ナット530が柱部400の外ネジに螺合し、スプリング押さえ板662の管路口固定板302と反対側に固定される。
本実施形態では、例えば、スプリング押さえ板側ナット530をケーブル拘束部200側に締め付けて管路口固定板302と拘束部固定板620との間の距離を短くすることにより、ケーブル拘束部200が圧縮される。ケーブル拘束部200のケーブル挿通孔220の内壁はCVTケーブル120を構成するそれぞれのケーブル100に対して密に接している。
(2)本実施形態に係る効果
本実施形態によれば、管路口固定板302の柱部400が貫通する位置と異なる位置には、スプリング支柱部480が設けられる。スプリング支柱部480には、スプリング420が嵌められる。このように、柱部400とは別に設けたスプリング支柱部480にスプリング420を設けることにより、スプリング支柱部480を、CVTケーブル120の長手方向から見て、管路92の外側に設けることができ、スプリング420の位置をCVTケーブル120から遠ざけることができる。これにより、管路92の直径が小さい場合であっても、スプリング420がCVTケーブル120に干渉することが抑制される。
なお、上述のように、ケーブル拘束装置19がスプリング420を有することにより、CVTケーブル120がスプリング420の弾性力とつり合う分だけ熱膨張することを許容することができる。
<本発明の他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
上述の実施形態では、ケーブル拘束装置10が3つのケーブル100が撚り合わせられたCVTケーブル120に対して適用される場合について説明したが、複数のケーブルが螺旋状に撚り合わせられていれば、ケーブル拘束装置は2つまたは4つ以上のケーブルに対して適用されてもよい。
また、上述の実施形態では、ケーブル拘束部200が複数設けられる場合について説明したが、ケーブル拘束部は1つであってもよい。
また、上述の第1実施形態では、柱部400の一端側は管路口固定板側ナット520によって管路口固定板300に固定され、柱部400の他端側は拘束部固定板620を介して拘束部側ナット560によってケーブル拘束部200の管路口固定板300と反対側の端部に固定される場合について説明したが、柱部の固定態様はこの場合に限られない。例えば、柱部の一端側は溶接によって管路口固定板に固定されるか、或いは、柱部の他端側は拘束部固定板が溶接されることによってケーブル拘束部の管路口固定板と反対側の端部に固定されてもよい。
また、上述の第4実施形態では、柱部400の一端側は管路口固定板側ナット520によって拘束部押さえ板680に固定され、柱部400の他端側は拘束部側ナット560によって収容部720のフランジ部740と反対側に固定される場合について説明したが、柱部の固定態様はこの場合に限られない。例えば、柱部の一端側は溶接によって拘束部押さえ板に固定されるか、或いは、柱部の他端側は溶接によって収容部のフランジ部と反対側に固定されてもよい。
また、上述の第5実施形態では、管路口固定板300が防水装置固定板820を介して、防水装置800に固定される場合について説明したが、管路口固定板は直接防水装置800に固定されてもよい。
また、上述の第2、第3、第6、第7、第9実施形態では、それぞれのケーブル拘束装置が弾性的規制部としてスプリング420を有する場合について説明したが、弾性的規制部は、スプリング以外の弾性部材であってもよく、各種バネ部材であってもよい。
また、上述の第2、第6、第9実施形態では、それぞれのケーブル拘束装置がスプリング420を有し、ケーブル挿通孔220の内壁がCVTケーブル120に接する場合について説明したが、ケーブル挿通孔の内壁とCVTケーブル120との間には間隙が形成されていてもよい。
10,12,13,14,15,16,17,18,19 ケーブル拘束装置
92 管路
94 管路口
98 マンホール
100 ケーブル
120 CVTケーブル
200 ケーブル拘束部
220 ケーブル挿通孔
240 間隙
300,302 管路口固定板
310 ボルト挿入孔
320 固定板ケーブル挿通孔
330 ネジ穴
360 固定板ケーブル挿通孔
400 柱部
420 スプリング
480 スプリング支柱部
510 スプリング支柱部固定ナット
520 管路口固定板側ナット
530 板側ナット
540 スプリング固定ナット
560 拘束部側ナット
570 スプリング固定ナット
580 ボルト
590 ボルト
620 拘束部固定板
660 スプリング固定板
662 スプリング押さえ板
680 拘束部押さえ板
690 拘束部押さえ板側ナット
720 収容部
730 収容部ケーブル挿通孔
740 フランジ部
800 防水装置
820 防水装置固定板
830 ボルト挿入孔
840a ボルト
840b ナット
850 貫通孔
860 ネジ穴

Claims (20)

  1. 螺旋状に撚り合わせられる複数のケーブルが布設される管路内に設けられ、前記管路の管路口に係止され、前記複数のケーブルが挿通するケーブル挿通孔が設けられるケーブル拘束部を有し、
    前記ケーブル挿通孔は、前記複数のケーブルが撚り合わせられる外形に沿うように設けられる
    ことを特徴とするケーブル拘束装置。
  2. 前記ケーブル挿通孔の内壁と、前記ケーブル挿通孔に挿通される前記複数のケーブルとの間に、間隙が形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のケーブル拘束装置。
  3. 前記管路口に固定され、前記ケーブル拘束部を係止する管路口固定板を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のケーブル拘束装置。
  4. 前記複数のケーブルの長手方向に沿って前記ケーブル拘束部および前記管路口固定板に貫通し、一端側が前記管路口固定板に固定され、他端側が前記ケーブル拘束部の前記管路口固定板と反対側の端部に固定される柱部を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のケーブル拘束装置。
  5. 前記柱部の外周には外ネジが設けられ、
    前記柱部の前記外ネジに螺合し、前記管路口固定板の前記ケーブル拘束部と反対側に固定される管路口固定板側ナットと、
    前記ケーブル拘束部の前記管路口固定板と反対側に設けられ、内部に前記柱部が貫通する拘束部固定板と、
    前記柱部の前記外ネジに螺合し、前記拘束部固定板の前記ケーブル拘束部と反対側に固定される拘束部側ナットと、
    を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載のケーブル拘束装置。
  6. 螺旋状に撚り合わせられる複数のケーブルが布設される管路内に設けられ、前記管路の管路口に係止され、前記複数のケーブルが挿通するケーブル挿通孔が設けられるケーブル拘束部と、
    前記複数のケーブルが前記管路内に引き込まれることを弾性的に規制する弾性的規制部と、
    を有し、
    前記ケーブル挿通孔は、前記複数のケーブルが撚り合わせられる外形に沿うように設けられる
    ことを特徴とするケーブル拘束装置。
  7. 前記管路口に固定され、前記ケーブル拘束部を係止する管路口固定板と、
    前記複数のケーブルの長手方向に沿って前記ケーブル拘束部および前記管路口固定板に貫通し、外周に外ネジが設けられる柱部と、
    前記ケーブル拘束部の前記管路口固定板と反対側に設けられ、内部に前記柱部が貫通する拘束部固定板と、
    前記柱部の前記外ネジに螺合し、前記拘束部固定板の前記ケーブル拘束部と反対側に固定される拘束部側ナットと、
    前記管路口固定板の前記ケーブル拘束部と反対側の位置で前記柱部に嵌められ、前記弾性的規制部として設けられるスプリングと、
    前記柱部の前記外ネジに螺合し、前記スプリングの前記ケーブル拘束部と反対側に固定されるスプリング固定ナットと、
    を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載のケーブル拘束装置。
  8. 前記管路口に固定され、前記ケーブル拘束部を係止する管路口固定板と、
    前記複数のケーブルの長手方向に沿って前記ケーブル拘束部および前記管路口固定板に貫通し、外周に外ネジが設けられる柱部と、
    前記ケーブル拘束部の前記管路口固定板と反対側に設けられ、内部に前記柱部が貫通する拘束部固定板と、
    前記柱部の前記外ネジに螺合し、前記拘束部固定板の前記ケーブル拘束部と反対側に固定される拘束部側ナットと、
    前記管路口固定板の前記柱部が貫通する位置と異なる位置に設けられ、前記管路口固定板から前記ケーブル拘束部と反対側に向けて立設するスプリング支柱部と、
    前記スプリング支柱部に嵌められ、前記弾性的規制部として設けられるスプリングと、
    前記スプリングの前記管路口固定板と反対側に設けられ、内部に前記柱部および前記スプリング支柱部が貫通するスプリング押さえ板と、
    前記柱部の前記外ネジに螺合し、前記スプリング押さえ板の前記管路口固定板と反対側に固定されるスプリング押さえ板側ナットと、
    を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載のケーブル拘束装置。
  9. 前記ケーブル挿通孔の内壁は、前記ケーブル挿通孔に挿通される前記複数のケーブルに接する
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のケーブル拘束装置。
  10. 前記ケーブル拘束部と前記管路口固定板との間に設けられ、内部に前記柱部が貫通する拘束部押さえ板と、
    前記柱部の前記外ネジに螺合し、前記拘束部押さえ板の前記ケーブル拘束部と反対側に固定される拘束部押さえ板側ナットと、
    を有する
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のケーブル拘束装置。
  11. 前記ケーブル挿通孔の内壁と、前記ケーブル挿通孔に挿通される前記複数のケーブルとの間に、間隙が形成される
    ことを特徴とする請求項10に記載のケーブル拘束装置。
  12. 前記管路口に固定され、前記ケーブル拘束部を係止する管路口固定板と、
    前記管路から前記管路口にわたって前記複数のケーブルを囲むように設けられ、前記複数のケーブル側に水が侵入することを抑制する防水装置と、
    を有し、
    前記管路口固定板は、前記防水装置の前記管路口側に固定される
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のケーブル拘束装置。
  13. 内部に前記ケーブル拘束部を収容し、前記管路内に挿入される収容部と、
    前記収容部の前記管路口側に連結され、前記管路口に固定されるフランジ部と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のケーブル拘束装置。
  14. 前記ケーブル拘束部および前記収容部に貫通し、一端側が前記ケーブル拘束部の前記フランジ部側に固定され、他端側が前記収容部の前記フランジ部と反対側に固定される柱部を有する
    ことを特徴とする請求項13に記載のケーブル拘束装置。
  15. 前記柱部の外周には外ネジが設けられ、
    前記ケーブル拘束部の前記フランジ部側に設けられ、内部に前記柱部が貫通する拘束部押さえ板と、
    前記柱部の前記外ネジに螺合し、前記拘束部押さえ板の前記ケーブル拘束部と反対側に固定される拘束部押さえ板側ナットと、
    前記柱部の前記外ネジに螺合し、前記収容部の前記ケーブル拘束部と反対側に固定される拘束部側ナットと、
    を有する
    ことを特徴とする請求項14に記載のケーブル拘束装置。
  16. 前記収容部は、前記フランジ部と反対側に前記複数のケーブルが挿通する収容部ケーブル挿通孔を有し、
    前記収容部ケーブル挿通孔の角部分は、滑らかに形成される
    ことを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載のケーブル拘束装置。
  17. 前記ケーブル拘束部は、弾性材料からなる
    ことを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載のケーブル拘束装置。
  18. 前記ケーブル拘束部は、前記複数のケーブルの長手方向に沿って複数設けられる
    ことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載のケーブル拘束装置。
  19. 螺旋状に撚り合わせられる複数のケーブルが布設される管路の外側で、前記複数のケーブルが撚り合わせられる外形に沿うようにケーブル拘束部に設けられるケーブル挿通孔に、前記複数のケーブルを挿通させる工程と、
    前記複数のケーブルが前記ケーブル挿通孔に沿うように前記ケーブル拘束部を前記複数のケーブルの周方向に回転させ、前記ケーブル拘束部を前記複数のケーブルが布設される管路内に挿入する工程と、
    前記管路の管路口に前記ケーブル拘束部を係止する工程と、
    を有する
    ことを特徴とするケーブル拘束装置の製造方法。
  20. 少なくとも前記ケーブル拘束部を前記管路内に挿入する工程の前に、
    前記ケーブル挿通孔の内壁と、前記ケーブル挿通孔に挿通される前記複数のケーブルとの間に、間隙を形成する
    ことを特徴とする請求項19に記載のケーブル拘束装置の製造方法。
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