JP2016081593A - ワイヤーハーネス - Google Patents

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【課題】同軸電線のシールド機能の低下を抑制することが可能なワイヤーハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤーハーネスは、導体部と、導体部の外周を覆う可塑剤を含む絶縁体と、を備えた電線と、内部導体10と、内部導体10の外周に設けられる内部絶縁体20と、内部絶縁体20の外周に設けられる外部導体40と、外部絶縁体40の外周を覆うシース50と、を有し、電線に隣接配置される同軸電線1と、を備えたワイヤーハーネスであって、同軸電線1は、内部絶縁体20とシース50との間に、可塑剤の移行を防止するフィルム層30をさらに備える。【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤーハーネスに関する。
従来、内部導体と、内部導体の外周に設けられる内部絶縁体と、内部絶縁体の外周に設けられる外部導体と、外部導体の外周を覆うシースとを有した同軸電線が知られている。このような同軸電線では、外部からノイズが照射された場合、ノイズは外部導体により遮断されることとなり、内部導体を伝送されるデータにノイズが重畳し難いようになっている(例えば特許文献1,2参照)。
特開2010−186722号公報 特開2009−146704号公報
ここで、同軸電線のシースには可塑剤が含まれていることがあり、高温環境下においては可塑剤が揮発して外部導体内側の内部絶縁体に移行してしまうことがある。可塑剤が内部絶縁体に移行すると、内部絶縁体の誘電率が高くなってしまい、シールド性能を低下させてしまう。
さらに、本件出願人は、同軸電線をPVC電線のような絶縁体に可塑剤が含まれる電線と隣接配置させて、ワイヤーハーネスとすることを検討している。この場合には、同軸電線のシースに可塑剤が入っているか否かに拘わらず、隣接配置される電線の可塑剤が同軸電線内に移行してしまい、同軸電線のシールド性能を低下させてしまう。
本発明は、このような課題を解決するものであり、その目的とするところは、同軸電線のシールド機能の低下を抑制することが可能なワイヤーハーネスを提供することにある。
本発明のワイヤーハーネスは、導体部と、前記導体部の外周を覆う可塑剤を含む絶縁体と、を備えた電線と、内部導体と、前記内部導体の外周に設けられる内部絶縁体と、前記内部絶縁体の外周に設けられる外部導体と、前記外部導体の外周を覆うシースと、を有し、前記電線に隣接配置される同軸電線と、を備えたワイヤーハーネスであって、前記同軸電線は、前記内部絶縁体と前記シースとの間に、可塑剤の移行を防止するフィルム層をさらに備えることを特徴とする。
このワイヤーハーネスによれば、同軸電線は内部絶縁体とシースとの間に、可塑剤の移行を防止するフィルム層をさらに備えるため、同軸電線のシースに可塑剤が入っているか否かに拘わらず、隣接配置される電線の絶縁体に可塑剤が入っている場合に、隣接配置される電線の可塑剤が同軸電線の内部絶縁体に移行してしまうことを防止することができる。従って、同軸電線のシールド機能の低下を抑制することが可能なワイヤーハーネスを提供することができる。
また、本発明のワイヤーハーネスにおいて、前記フィルム層は、前記内部絶縁体と前記外部導体との間に設けられ、前記内部絶縁体と融着していることが好ましい。
このワイヤーハーネスによれば、内部絶縁体とフィルム層とが融着しているため、たとえフィルム層に切れ目が入ってしまったとしても、切れ目から内部絶縁体の端面までのフィルム部分が内部絶縁体に密着しており、当該フィルム部分が移動して内部導体上に被さってしまう可能性を低減することができる。従って、圧着不良が発生する可能性を低減することができる。
また、本発明のワイヤーハーネスにおいて、前記内部絶縁体と前記フィルム層との密接力は、1N以上であることが好ましい。
このワイヤーハーネスによれば、内部絶縁体とフィルム層との密接力は1N以上である。ここで、密着力が1N以上であると、フィルム部分の電線長手方向距離が約0.5mmである場合、サンプル数50の同軸電線の全てにおいてフィルム部分の剥がれが確認されなかった。よって、より確実に圧着不良が発生する可能性を低減することができる。
なお、同軸電線から外部導体及びシースを取り除いたものを第1部材とする。そして、この第1部材の一端側のフィルム層を取り除き中央側及び他端側のフィルム層を残し、且つ、一端側及び中央側の内部導体及び内部絶縁体を残し他端側の内部導体及び内部絶縁体を取り除き、中央側では内部絶縁体とフィルム層とが融着したままの状態としたものを第2部材とする。なお、第2部材の中央側で内部絶縁体とフィルム層とが融着したままの、融着面積は約50mmとなっている。次いで、第2部材の一端側の内部絶縁体と他端側のフィルム層とを第2部材の長手方向に互いに離間する方向へ引っ張り、第2部材の中央側のフィルム層が内部絶縁体から剥がれたときの力を上記の密着力とした。なお、互いに離間する方向へ引っ張る際の引張試験機は、株式会社東洋精機製作所製の製品名:ストログラフVGSを用いた。
本発明によれば、同軸電線のシールド機能の低下を抑制することが可能なワイヤーハーネスを提供することができる。
本発明の実施形態に係るワイヤーハーネスの一例を示す斜視図である。 同軸電線を除く他の電線の一例を示す断面図である。 図1に示した同軸電線を示す構成図であって、(a)は断面図を示し、(b)は側面図を示している。 同軸電線を使用する際の処理工程を示す図であり、(a)は第1処理を示し、(b)は第2処理を示している。 密着力の測定方法を示す図であり、(a)は第1の図を示し、(b)は第2の図を示し、(c)は第3の図を示している。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は以下の実施形態に限られるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るワイヤーハーネスの一例を示す斜視図である。図1に示すようにワイヤーハーネスWHは、複数の電線Wを束にしたものであり、複数の電線Wの少なくとも1本が以下に詳細説明する同軸電線1により構成されている。
図2は、同軸電線1を除く他の電線2の一例を示す断面図である。本実施形態において同軸電線1を除く他の電線2は、例えばPVC電線であり、導体部3と、導体部3の外周を覆う可塑剤を含む絶縁体4とを備えたものとなっている。
このようなワイヤーハーネスWHにおいて、同軸電線1は、他の電線2と隣接配置される。また、ワイヤーハーネスWHは、例えば図1に示すように電線Wの両端部にコネクタCを備えていてもよいし、複数の電線Wをまとめるためにテープ巻き(図示せず)されていてもよい。また、ワイヤーハーネスWHは、コルゲートチューブ等の外装部品(図示せず)を備えていてもよい。
図3は、図1に示した同軸電線1を示す構成図であって、(a)は断面図を示し、(b)は側面図を示している。図3に示すように、同軸電線1は、内部導体10と、内部絶縁体20と、フィルム層30と、外部導体40と、絶縁性のシース50とを備えている。
内部導体10は、例えば軟銅線、銀メッキ軟銅線、錫メッキ軟銅線、及び錫メッキ銅合金線などが用いられる。なお、本実施形態において内部導体10は1本であるが、2本以上の素線が撚られた撚線であってもよい。
内部絶縁体20は、内部導体10の外周に設けられるものであって、例えばPE(polyethylene)やPP(polypropylene)などが用いられている。この内部絶縁体20は、誘電率が3.0以下となっている。
フィルム層30は、内部絶縁体20の外周に設けられ可塑剤の移行を防止するシート状の部材である。具体的にフィルム層30は、可塑剤が内部絶縁体20に浸透しないように、一般的に使用される可塑剤(DOP:フタル酸ビス、DINP:フタル酸ジイソノニル、TOTM:トリメリット酸)のSP値8.9に対して、SP値の差が1.8以上ある材質(例えばPET(polyethylene terephthalate))によって構成されている。なお、フィルム層30は強度の観点から縦及び横の双方に延伸された二軸延伸フィルムであることが好ましい。
外部導体40は、フィルム層30上に設けられるものであって、例えば編組により構成されている。編組は、銅線等の導体線が複数本の束にされ、この束が編み込まれることによって形成されたものである。なお、外部導体40は、編組に限らず金属箔により構成されていてもよい。さらに、外部導体40は1層に限らず2層以上の構造であってもよい。加えて、2層以上の構造である場合には層間に絶縁体などを介在させてもよい。
シース50は、外部導体の外周を覆うものであり、例えばポリ塩化ビニル樹脂等の可塑剤を含む樹脂により構成されている。
このような同軸電線1では、外部からノイズが照射された場合、ノイズは外部導体40により遮断されることとなり、内部導体10を伝送するデータ等にノイズが重畳し難いようになっている。
さらに、上記同軸電線1を含むワイヤーハーネスWHは高温環境下に曝され易く、シース50に添加されている可塑剤が揮発してしまうが、揮発した可塑剤は外部導体40の内側の内部絶縁体20に移行しようとしても、フィルム層30によって食い止められる。これにより、内部絶縁体20の誘電率を高めることがなく、シールド性能の低下を防止することができる。
さらに、本実施形態において内部絶縁体20とフィルム層30とは融着している。すなわち、内部絶縁体20とフィルム層30との境界面において、内部絶縁体20とフィルム層30と少なくとも一方が軟化して他方に密着した状態となっている。
図4は、同軸電線1を使用する際の処理工程を示す図であり、(a)は第1処理を示し、(b)は第2処理を示している。上記のような同軸電線1を使用するにあたって本件出願人は、以下の処理工程を行っている。
まず、図4(a)に示すように、上記のような同軸電線1を使用するにあたっては、まずシース50から内部絶縁体20までを剥離して内部導体10を露出させる(第一切断工程)。次に、図4(b)に示すように、例えば回転刃によってシース50から外部導体40までを、内部絶縁体20の端面Tよりもやや電線根本側で切断する(第二切断工程)。これにより、内部導体10と外部導体40とは同軸電線1の長手方向に距離Lだけ離れることとなり、両者が接触しないようにすることができる。
しかし、フィルム層30を有する上記の同軸電線1では、第二切断工程時に、回転刃によってフィルム層30に切れ目Gを付けてしまう。そして、この切れ目Gよりも電線先端側のフィルム部分30aが剥がれてしまい、フィルム部分30aが内部導体10上に被さってしまった場合には、後に内部導体10に端子圧着を行うときに、圧着不良を起こしてしまう。
ところが、本実施形態のように内部絶縁体20とフィルム層30とが融着している場合、たとえ第2切断工程においてフィルム層30に切れ目Gが入ってしまったとしても、切れ目Gから内部絶縁体20の端面Tまでのフィルム部分30aが内部絶縁体20に密着していることから、当該フィルム部分30aが移動して内部導体10上に被さってしまう可能性を低減することができる。
ここで、内部絶縁体20とフィルム層30との密接力は1N以上であることが好ましい。密着力が1N以上であると、切れ目Gから内部絶縁体20の端面Tまでのフィルム部分30aの電線長手方向距離が約0.5mmである場合、サンプル数50の同軸電線1の全てにおいてフィルム部分30aの剥がれが確認されなかったからである。
なお、上記の密着力は以下に示す測定方法により測定されたものである。図5は、密着力の測定方法を示す図であり、(a)は第1の図を示し、(b)は第2の図を示し、(c)は第3の図を示している。
密着力の測定にあたっては、まず、測定用の部材を作ることとなる。まず、図5(a)及び図5(b)に示すように、第1部材B1を製造する。第1部材B1は、同軸電線1から外部導体40及びシース50を取り除くことで製造される。従って、第1部材B1は、内部導体10と、内部導体10を覆う内部絶縁体20と、内部絶縁体20を半周分だけ覆うフィルム層30とからなる。
次に、第1部材B1から図5(c)に示す第2部材B2を製造する。第2部材B2を製造するにあたっては、まず、第1部材B1の一端側のフィルム層31を取り除き、他端側及び中央側のフィルム層32を残す。次に、他端側の内部導体12及び内部絶縁体22を取り除き、一端側及び中央側の内部導体11及び内部絶縁体21を残す。これにより、第2部材B2が製造される。
なお、図5(c)に示すように、第2部材B2の中央側では内部絶縁体20とフィルム層30とが融着したままの状態となっている。融着した部分の長手方向距離FLは10mmとなっている。また、内部絶縁体20は1周で約5mmとなっていることから、融着面積は約50mmとなっている。
その後、第2部材B2の一端側の内部絶縁体21を一端側に引っ張ると共に、他端側のフィルム層32を他端側に引っ張る。すなわち、両者が第2部材B2の長手方向に互いに離れるように力を加える。そして、第2部材B2の中央側のフィルム層32が内部絶縁体21から剥がれたときの力を密着力とした。
なお、互いに離れるように力を加える際の引張試験機は、株式会社東洋精機製作所製の製品名:ストログラフVGSを用いた。
次に、本実施形態に係るワイヤーハーネスWHの製造方法を説明する。まず、他の電線2と同軸電線1とを個別に製造する。他の電線2は、導体部3上に絶縁体4を押出成形することによって製造される。一方、同軸電線1については、まず、内部導体10上に内部絶縁体20を押出成形する。次に、内部絶縁体20上にフィルムを巻きつけてフィルム層30を形成する。そして、フィルム層30上に例えば編組からなる外部導体40を巻き付ける。これにより形成された部材をシース内側部材(同軸電線1からシース50のみを取り除いたもの)と称する。
その後、シース内側部材を加熱する。これにより、フィルム層30を内部絶縁体20に融着させる。ここで、加熱温度は、例えば80℃以上120℃以下であり、加熱時間は1秒以上5秒以下である。これにより、例えばフィルム層30がPET樹脂により形成されている場合、PET樹脂が約70℃で軟化し始めるため、融着が実現される。なお、PET樹脂の融点は250℃〜260℃であるが、この温度まで加熱する必要はない。この温度まで加熱してしまうとフィルム樹脂が原形を留めなくなり、穴等が形成されて可塑剤の移行防止機能が損なわれてしまうからである。すなわち、加熱温度は、フィルム層30を構成する樹脂の融点未満の温度であり、且つ、フィルム層30を構成する樹脂が軟化する温度(ガラス転移温度)以上の温度である。
次いで、加熱したシース内側部材に対してシース50を押出成形する。これにより、本実施形態に係る同軸電線1が製造される。なお、上記においてシース内側部材は、少なくともフィルム層30を構成する樹脂のガラス転移温度以上に加熱されており、押出成形をスムーズに行うことができる。
より詳細に説明すると、シース内側部材を加熱しない場合、冷えた状態のシース内側部材に押出成形を行うこととなる。ここで、冷えた状態のシース内側部材は、押出成形時においてシース50を形成するための樹脂の温度を低下させてしまう。すなわち、樹脂を押出成形しようとしても、シース50を形成するための樹脂の温度が低下してしまい、樹脂がやや硬化することから押出成形をうまく行えなくなってしまう。
すなわち、シース内側部材を加熱する工程では、フィルム層30の軟化のため、及び、後の押出工程のスムーズ化のために、熱を加えていることとなる。
なお、熱を加える方法としては、シース内側部材自体を加熱雰囲気に曝す方法、及び、シース内側部材の外部導体40に通電する方法の少なくとも一方が採用される。
その後、個別に製造されたPVC電線と同軸電線1とをテープ巻き等してワイヤーハーネスWHが製造される。
このようにして、本実施形態に係るワイヤーハーネスWHによれば、同軸電線1は内部絶縁体20とシース50との間に、可塑剤の移行を防止するフィルム層30をさらに備えるため、同軸電線1のシース50に可塑剤が入っているか否かに拘わらず、隣接配置される電線2の絶縁体4に可塑剤が入っている場合に、隣接配置される電線2の可塑剤が同軸電線1の内部絶縁体20に移行してしまうことを防止することができる。従って、同軸電線1のシールド機能の低下を抑制することが可能なワイヤーハーネスWHを提供することができる。
また、内部絶縁体20とフィルム層30とが融着しているため、たとえフィルム層30に切れ目Gが入ってしまったとしても、切れ目Gから内部絶縁体20の端面Tまでのフィルム部分30aが内部絶縁体20に密着しており、当該フィルム部分30aが移動して内部導体10上に被さってしまう可能性を低減することができる。従って、圧着不良が発生する可能性を低減することができる。
また、内部絶縁体20とフィルム層30との密接力は1N以上である。ここで、密着力が1N以上であると、フィルム部分30aの電線長手方向距離Lが約0.5mmである場合、サンプル数50の同軸電線1の全てにおいてフィルム部分30aの剥がれが確認されなかった。よって、より確実に圧着不良が発生する可能性を低減することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態において同軸電線1は、内部導体10に内部絶縁体20を被覆した内側電線の1本に対してフィルム層30、外部導体40及びシース50を順次積層している。しかし、これに限らず、複数本の内側電線を一括して覆うフィルム層30と、フィルム層30上に設けられる外部導体40と、外部導体40の外周を覆う絶縁性のシース50とを有して同軸電線が構成されていてもよい。
また、本実施形態においてフィルム層30は内部絶縁体20の全周360°に亘って融着している構成に限らず、内部絶縁体20とフィルム層30とは、1周のうちの一部が融着しており、残りが融着していない構成であってもよい。
1 :同軸電線
2 :電線
3 :導体部
4 :絶縁体
10 :内部導体
20 :内部絶縁体
30 :フィルム層
30a :フィルム部分
40 :外部導体
50 :シース
B1 :第1部材
B2 :第2部材
C :コネクタ
G :切れ目
T :端面
W :電線
WH :ワイヤーハーネス

Claims (3)

  1. 導体部と、前記導体部の外周を覆う可塑剤を含む絶縁体と、を備えた電線と、
    内部導体と、前記内部導体の外周に設けられる内部絶縁体と、前記内部絶縁体の外周に設けられる外部導体と、前記外部導体の外周を覆うシースと、を有し、前記電線に隣接配置される同軸電線と、を備えたワイヤーハーネスであって、
    前記同軸電線は、前記内部絶縁体と前記シースとの間に、可塑剤の移行を防止するフィルム層をさらに備える
    ことを特徴とするワイヤーハーネス。
  2. 前記フィルム層は、前記内部絶縁体と前記外部導体との間に設けられ、前記内部絶縁体と融着している
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス。
  3. 前記内部絶縁体と前記フィルム層との密接力は、1N以上である
    ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤーハーネス。
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