JP2016081034A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置本体に対するカートリッジの適合と不適合をより確実に判断できる画像形成装置を提供することである。
【解決手段】 誤装着防止手段と、支持部となる凸部と、を有したカートリッジを、装着位置に挿入可能な画像形成装置であって、枠体と、枠体に設けられ、凸部が載置される傾斜面と、凸部を傾斜面との間に通過可能とするガイド部と、ガイド部の挿入方向の下流側に誤装着防止手段と係合する可動部材と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カートリッジを用いた画像形成装置に関するものである。
電子写真画像形成装置(以下、「画像形成装置」とする。)では、像担持体として用いられる電子写真感光体、即ち、感光体ドラムを一様に帯電させる。帯電した感光体ドラムを選択的に露光することによって、感光体ドラム上に静電潜像(静電像)を形成する。次いで、感光体ドラム上に形成された静電潜像を、現像剤として用いられるトナーでトナー像として現像する。そして、感光体ドラム上に形成されたトナー像を、記録用紙、プラスチックシートなどの記録材に転写し、更に記録材上に転写されたトナー像に熱や圧力を加えることでトナー像を記録材に定着させることで画像記録を行う。
このような画像形成装置は、一般に、トナー補給や各種のプロセス手段のメンテナンスを必要とする。このトナー補給やメンテナンスを容易にするために、感光体ドラム、帯電手段、現像手段、クリーニング手段などを枠体内にまとめてカートリッジ化し、画像形成装置の本体に着脱可能なプロセスカートリッジ(以下、「カートリッジ」とする。)としたものが実用化されている。
このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができ、ユーザビリティーに優れた画像形成装置を提供することができる。そのため、このプロセスカートリッジ方式は画像形成装置において広く用いられている。
カートリッジ方式の画像形成装置において、カートリッジが装着される画像形成装置本体に適合するカートリッジだけでなく、適合しないカートリッジも画像形成装置の本体のカートリッジ装着部に装着されてしまう場合がある。これがカートリッジの誤挿入である。画像形成装置の本体に適合するカートリッジとは、例えば製品機種が一致するカートリッジである。以下、画像形成装置の本体に適合するカートリッジを適合カートリッジ、適合しないカートリッジを不適合カートリッジと記す。
特許文献1には上記のような不適合カートリッジの誤挿入を防止する方法が提案されている。これは、画像形成装置の本体に不適合カートリッジが挿入された場合、画像形成装置の本体の開口付近に設けられた可動台と、不適合カートリッジに設けられたボスとが係合できないことで誤挿入が防止される方法である。即ち前述した構成は、可動台に係合部分を設け、適合カートリッジは可動台とカートリッジのボスが係合し、不適合カートリッジは可動部とボスが干渉してそれ以上の挿入を阻止する構成が設けられている。
特開2014−66794号公報
そこで本出願に係る発明の目的は、上記従来例をさらに発展させ、画像形成装置の本体に対するカートリッジの適合と不適合をより確実に判断できる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本出願に係る発明は、誤装着防止手段と、支持部となる凸部と、を有したカートリッジを、装着位置に挿入可能な画像形成装置であって、枠体と、枠体に設けられ、凸部が載置される傾斜面と、凸部を傾斜面との間に通過可能とするガイド部と、ガイド部の挿入方向の下流側に誤装着防止手段と係合する可動部材と、を有する。
以上説明したように、本発明によれば、ユーザーの装置本体に対するカートリッジの適合と不適合の認識をより確実に行うことができる画像形成装置を提供することができる。
第1実施例に係るトレイに設けられた可動部材の斜視図である。 第1実施例に係る画像形成装置本体及びカートリッジの断面図である。 第1実施例に係るカートリッジの断面図である。 第1実施例に係る画像形成装置本体の斜視図である。 第1実施例に係るカートリッジ及び画像形成装置本体の非駆動側の端面を示す斜視図である。 第1実施例に係るカートリッジ及び画像形成装置本体の駆動側の端面を示す斜視図である。 第1実施例に係るトレイに対するカートリッジの装着を示した側面図である。 第1実施例に係るトレイに設けられた可動部材を示す模式図である。 第1実施例に係る誤装着防止機構の斜視図である。 第1実施例に係るカートリッジの斜視図である。 第1実施例に係るトレイに設けられた可動部材の動作を示す模式図である。 第1実施例に係るトレイに設けられた可動部材の動作を示す模式図である。 第1実施例に係る機能の異なるカートリッジを挿入した場合の説明図である。 第1実施例に係る機能の異なるカートリッジを挿入した場合の説明図である。 第2実施例に係るカートリッジ及び画像形成装置本体の非駆動側の端面を示す斜視図である。 第2実施例に係るトレイに対するカートリッジの装着を示した側面図である。 第2実施例に係るトレイに設けられた可動部材を示す模式図である。 第2実施例に係るトレイに設けられた可動部材の動作を示す模式図である。 第3実施例に係るカートリッジの非駆動側の端面を示す斜視図である。 第3実施例に係る誤装着防止機構を側面から見た時の断面図である。 第3実施例に係る誤装着防止機構の回動軸線方向における断面図である。 第3実施例に係る誤装着防止機構の上面図である。 第3実施例に係るトレイに設けられた回転部材の動作を示す模式図である。
(実施例1)
本発明の第1実施例に係る構成を図面に基づいて詳細に説明する。
以下における画像形成装置とは電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(LEDプリンタ、レーザビームプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。また、プロセスカートリッジとは、電子写真感光体と、これに作用するプロセス手段としての帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一つと、を一体的にカートリッジ化して、画像形成装置の本体に対して着脱可能としたものである。例えば、像担持体(以下、感光体ドラム)と、前記プロセス手段としての、現像手段、帯電手段、クリーニング手段の少なくとも一つを一体的にカートリッジ化したものが挙げられる。本実施例に係る構成においては、プロセスカートリッジは、クリーニングユニットを少なくとも有する。
なお以下では、感光体ドラムの回転軸線方向を長手方向とする。また、長手方向において、画像形成装置本体から感光体ドラムが駆動力を受ける側を駆動側とし、その反対側を非駆動側とする。ここで、画像形成装置として、カートリッジAを装置本体Gに着脱自在とした電子写真技術を利用したレーザビームプリンタを例に取り、説明を行う。装置本体Gとは、電子写真画像形成装置からカートリッジAを除いた部分である。
<画像形成装置の全体構成>
図2は、本発明の第1実施例に係る画像形成装置の本体(以下、装置本体と記載する)及びカートリッジの断面図であり、図3はカートリッジの断面図である。カートリッジAが装置本体Gに装着されたとき、カートリッジAの像担持体としての感光体ドラム62と対向する位置に露光装置3(レーザスキャナユニット)が配置される。また、カートリッジAの下側に画像形成対象となる記録媒体(以下、シート材P)を収納したシートトレイ4が配置されている。
更に、装置本体Gには、シート材Pの搬送方向Dに沿って、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5c、転写ガイド6、転写ローラ7、搬送ガイド8、定着装置9、排出ローラ対10、排出トレイ11等が順次、枠体12に配置されている。なお、定着装置9は、加熱ローラ9a及び加圧ローラ9bにより構成されている。
<画像形成プロセス>
次に図2を用いて、画像形成プロセスの概略を説明する。プリントスタート信号に基づいて、感光体ドラム62は矢印R方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。そして、バイアス電圧が印加された帯電ローラ66を感光体ドラム62の外周面に接触させ、感光体ドラム62の外周面を一様に帯電する。露光装置3は、画像情報に応じたレーザ光Lを出力する。これにより、感光体ドラム62の外周面を走査露光され、感光体ドラム62の外周面には画像情報に対応した静電潜像が形成される。
一方、図3に示すように、現像装置としての現像ユニット20において、トナー室29内の現像剤(トナーT)は、第1搬送部材43、第2搬送部材44、第3搬送部材50の回転によって撹拌、搬送され、トナー供給室28に送り出される。トナーTは、現像ブレード42によって摩擦帯電されつつ現像ローラ32周面上に担持され、所定の層厚に規制される。そしてトナーTは、静電潜像に応じて感光体ドラム62へ転移され、トナー像として可視像化される。
また、図2に示すように、レーザ光Lの出力タイミングとあわせて、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5cによって、装置本体Gの下部に収納されたシート材Pがシートトレイ4から送り出される。そして、そのシート材Pが転写ガイド6を経由して、感光体ドラム62と転写ローラ7との間の転写位置へ搬送される。この転写位置において、トナー像は感光体ドラム62からシート材Pに順次転写されていく。
トナー像が転写されたシート材Pは、感光体ドラム62から分離されて搬送ガイド8に沿って定着装置9に搬送される。そしてシート材Pは、定着装置9を構成する加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとのニップ部を通過する。このニップ部で加圧・加熱定着処理が行われてトナー像はシート材Pに定着される。トナー像の定着処理を受けたシート材Pは、排出ローラ対10まで搬送され、排出トレイ11に排出される。
一方、図3に示すように、転写後の感光体ドラム62は、クリーニングブレード77により外周面上の残留トナーが除去されて、再び、画像形成プロセスに使用される。感光体ドラム62から除去されたトナーはクリーニングユニット60の廃トナー室71bに貯蔵される。なお上記において、帯電ローラ66、現像ローラ32、転写ローラ7、クリーニングブレード77が感光体ドラム62に作用するプロセス手段である。
<カートリッジ全体の構成>
次にカートリッジAの全体構成について図3を用いて説明する。図3はカートリッジAの断面図である。なお本実施例においては各部品を結合する際のビスに関しては省略して説明する。
図3に示すように、カートリッジAは、クリーニングユニット60と、現像ユニット20を有する。クリーニングユニット60は、感光体ドラム62と、帯電ローラ66と、クリーニング部材77と、これらを支持するクリーニング枠体71と、クリーニング枠体71に溶着等で固定された蓋部材72を有する。クリーニングユニット60において、帯電ローラ66、クリーニング部材77は、それぞれ感光体ドラム62の外周面に接触して配置される。
現像ユニット20は、現像ローラ32と、現像ローラ32を支持する現像容器23と、現像ブレード42等を有する。現像ローラ32内にはマグネットローラ34が設けられている。現像容器23は、一部として溶着等で固定された蓋部材22を有する。また現像ユニット20において、現像ローラ32上のトナー層を規制するための現像ブレード42が配置されている。クリーニングユニット60と現像ユニット20は、結合ピン(不図示)で互いに回動可能に結合することによってカートリッジAを構成する。
<カートリッジ着脱>
次に、装置本体Gに対するカートリッジAの着脱について、図4を用いて説明する。図4(a)は、カートリッジAを着脱するための開閉扉13を開いた装置本体Gの斜視図である。図4(b)は、カートリッジAを着脱するための開閉扉13を開き、カートリッジAが載せられたカートリッジトレイ18Aが引き出された状態の装置本体Gを示す斜視図である。そして、図4(c)は、カートリッジAが装置本体Gのカートリッジトレイ18Aから取り出された状態を示す斜視図である。
図4に示す通り、装置本体Gを構成する枠体12には開閉扉13が回動可能に取り付けられており、この開閉扉13を開くと開口17が設けられている。そして開口17内にはカートリッジAを装置本体Gに装着するためのカートリッジトレイ18Aが備えられている。カートリッジAがカートリッジトレイ18Aに載せられた状態で図中矢印F方向へガイドレール(不図示)に沿ってカートリッジトレイ18Aを移動させることで、カートリッジAは装置本体G内の装着位置に装着される。一方で、カートリッジトレイ18Aを装置本体Gから引き出された状態とすることにより、カートリッジAを装置本体から取り外すことができる。
本実施例に係る構成では、特定の画像形成装置に適合するカートリッジAが装置本体Gに装着可能であり、適合しないカートリッジが間違って挿入されるのを未然に防ぎ、誤挿入防止を可能としている。以下では詳細に、本実施例に係るカートリッジAの構成、及び装置本体Gの構成を順次説明し、誤挿入防止を可能とする装置本体GのカートリッジAの着脱動作について、説明を行う。
まず、カートリッジAに係る構成を図5及び図6を用いて説明する。図5及び図6は、カートリッジAの挿入方向と交差した端面を示した図である。カートリッジAの一端端には、図5に示すように、カートリッジAの挿入方向Eの上流側(以下、上流側とする)から順に被支持部60c、第1ボス23Aa、第2ボス23Ab、及び被回転支持部60dが設けられている。現像ユニット20には、一端側面には一端側へ突出する凸部20Aaが設けられている。なお挿入方向Eと直交する方向において、凸部20Aaから順に第2ボス23Ab、第1ボス23Aaが設けられている。また、カートリッジAの他端側には、図6に示すように、カートリッジAの上流側から順に、感光体ドラム62に動力を伝える駆動受け部62aの近傍に設けられた被支持部60a、及び被回転支持部60bが設けられている。また、現像ユニット20には、他端側には、挿入方向Eと直交する方向において、凸部20Aa側に底部20Bが設けられている。なお、他端側近傍においては、底部20Bが下側に突出した形状とされている。このように本実施例では、一端側を非駆動側とし、他端側を駆動側として、非駆動側に第1ボス23Aaと第2ボス23Abを設ける構成とされている。なお、被支持部60a、60c及び被回転支持部60b、60dは、クリーニングユニット60に設けられている。
続いて、装置本体Gに係る構成について、図1及び図7を用いて説明する。図1は、トレイ18Aに設けられた可動部材101を示す斜視図である。図7は、トレイ18Aに対するカートリッジAの装着を示す一端側、つまり非駆動側の側面図である。図1に示すように、トレイ18Aの長手方向の両端には、それぞれはカートリッジ装着部分としての傾斜面18Aa、18Baが設けられる。一端面側の傾斜面18AaはカートリッジAの凸部20Aaを支持可能と、また他端面側の傾斜面18BaはカートリッジAの底部20Bを支持可能とされる。
そして、図7(a)に示すように一端側には、カートリッジAの上流側において、傾斜面18Aaに沿ってガイド部18Abが傾斜面18Aaの上側に設けられる。ガイド部18Abの下側は、傾斜面18Aaと対向するガイド面18Acが設けられ、ガイド面18Acの上流側には、補助面18Adが設けられる。本実施例では、補助面18Adは、挿入方向Eに対して急な傾斜を有するものとした。
傾斜面18Aaとガイド部18Abは、それぞれトレイ18Aに対するカートリッジAの挿入方向Eに沿って伸びたガイド形状となっている。これにより、カートリッジAは傾斜面18Aa及びガイド部18Abに沿って凸部20Aaが移動可能とされ、カートリッジAが着脱可能とされている。
そして図1に示す通り、トレイ18Aの一端側には、ガイド部18Abの挿入方向Eの下流側(以下、下流側とする)に可動部材101、回転部材102、カバー103、可動部材101及び回転部材102と付勢する付勢バネ104が設けられている。なお本実施例では、付勢バネ104で付勢された可動部材101は、カバー103に押し当てられ、受け止められることで、第1位置Xで保持されている。
図1に示すとおり、可動部材101は、上方から順に第1係合部101b、第2係合部101dが設けられる。これにより、可動部材101上方に設けられたカバー103と、第1係合部101bとで第1ガイド部101aが形成される。この第1ガイド部101aは、可動部材101が移動することによりカートリッジAの第1ボス23Aaが進入可能となるように形成されている。
より具体的には、図8に示すように第1係合部101bの上方には、上面部101gが設けられる。上面部101gは、上流側から順に第1支持面101ga、第1傾斜面101gb、第2支持面101gc、第2傾斜面101gd、第三面101ge、規制面101gfが設けられている。第1支持面101gaは、可動部材101が第1及び第2のボス23Aa、23Abから力を受けず、付勢バネ104で付勢された第1位置Xにおいて、第1ガイド部101aをカバー103とで形成し、第1ボス23Aaが進入可能となるように形成される。なお、本実施例では第1支持面101gaを設ける構成としたが、第1支持面101gaを設けない構成としてもよい。第1傾斜面101gbは、第1支持面101gaの下流において、下流側に進むにつれてカバー103とで形成する第1ガイド部101aの上下方向の幅が狭くなるような傾斜を持った面とされる。第2支持面101gcは、第1傾斜面101gbの下流において、傾斜面18Aaと略等しい傾斜を持った面とされる。そして、第2傾斜面101gdは、第2支持面101gcの下流において、下流側に進むにつれてカバー103とで形成する第1ガイド部101aの上下方向の幅が広くなるような傾斜を持った面とされる。最後に、規制面101gfは、第2傾斜面101gdの下流において、付勢バネ104の付勢方向に延びた面とされる。なお、第2傾斜面101gdと規制面101gfは、第1凹部101jを構成する。本実施例では第2傾斜面101gdと規制面101gfの間に傾斜面18Aaと略等しい傾斜を持った第三面101geを有する形態としたが、第三面101geがない構成としてもよい。
また、図1に示すように第1係合部101bと第2係合部101dとで第2ガイド部101cが形成される。この第2係合部101dは、可動部材101が移動することによりカートリッジAの第2ボス23Abが進入可能となるように形成されている。本実施例では、第2係合部101dの上方は、傾斜面18Aaと略等しい傾斜を持った面である第2平面部101iを有するように掲載される。なお、カートリッジAをさらに安定的に挿入可能とするため、第2係合部101dの上流側下方の一部が、ガイド部18Abの下流側の一部の上方に重畳し、連続的につながるように形成した。また、可動部材101の下方には付勢部101kが設けられる。そして、付勢バネ104は、この付勢部101kを上方に付勢するようにトレイ18Aに設けられている。付勢バネ104は、トレイ18Aの固定ボス18Aeに固定されている。
さらに本実施例においては、回転部材102を用いた誤装着防止機構を有する。図9を用いて、回動部材である回転部材102の構成を説明する。図9(a)は、可動部材101が第1位置Xにある時の可動部材101の一部と回転部材102の状態を示した斜視図である。また図9(b)は、トレイ18Aに対してカートリッジAを挿入し、可動部材101が第2位置Yにある時の可動部材101一部と回転部材102の状態を示した斜視図である。
回転部材102は、係合ボス102a、軸部102c及び102dと、回動面102bを有する回転部材である。回動面102bの両端に、軸部102c及び102dが設けられる。軸部102cと102dはトレイ18Aに支持され、回転部材102は軸部102cと102dを結ぶ回動中心(回転軸)Hを中心に回動可能とされている。このように回転部材102は、挿入方向Eと交差する回動中心(回転軸)Hを有するように形成される。また、係合ボス102aは、回転部材102の軸部102cと102dを結ぶ回動中心Hから所定距離離れた位置に設けられている。係合ボス102aは、可動部材101に設けられた係止部101fと係合され、可動部材101と回転部材102は連動可能とされている。
図9(a)に示す通り、回転部材102はトレイ18Aに対して、回転部材102の軸部102c及び102dが、それぞれトレイ18Aの溝18Ag及び18Ahに係合することで、回転部材101は回動中心Hを中心に回動する。また係合ボス102aは、係止部101fの中で回転可能に係合されており、可動部材101と回転部材102とが連動する構成となっている。トレイ18AにカートリッジAが挿入されていない時、つまり可動部101が第1位置Xにある時は、回転部材102の回動面102bは可動部材101より駆動側へ突出する。このように回動面102bは第1ボス23Aaと第2ボス23Abの進入位置を封鎖し、回転部材102はカートリッジAと挿入方向Eで突き当たり、干渉する位置に突出している。
そして図9(b)に示す通り、トレイ18AにカートリッジAを挿入すると、前述の通り、可動部材102が下方向W(図1)へ移動する。このとき、回転部材102の係合ボス102aは、可動部材101の係止部101fから下方向Wへの力を受けて、回転部材102が矢印N方向へ回動し、カートリッジAと挿入方向Eで突き当たることのない退避位置に退避する。即ち、回転部材102は退避可能とされ、トレイ18Aに対してカートリッジAが装着可能とされている。
なお、トレイ18AからカートリッジAが引き出されると、可動部材101が上方向へ移動し、それに伴い回転部材102の係合ボス102aは、可動部材101の係止部101fから上方向への力を受ける。よって回転部材102は、回動中心を中心にして矢印M方向へ回動し、図9(a)のカートリッジAと挿入方向Eで突き当たり、干渉する位置に戻る。
<トレイ18AへのカートリッジAの装着動作>
図4に示すように装置本体Gの開閉扉13を開くことで、開口17が開放される。さらにトレイ18Aの手前側に設けられたトレイ把持部(不図示)を把持して矢印F方向と逆側に引くことで、トレイ18Aが装置本体G内から取り出される。このとき、トレイ18A及び開閉扉13に設けられた引き出し量規制部材(不図示)により、トレイ18Aは装置本体Gの開口17から所定量突出する。トレイ18Aが突出した状態とすることにより、カートリッジAは着脱可能となる。より具体的には、トレイ18Aに装着されたカートリッジAは、カートリッジAに設けられたカートリッジ把手部60eを把持し、カートリッジAを上流側へ挿入することで装着でき、カートリッジAを下流側に引くことで取り出すことができる。
装着時においては、駆動側では被支持部60aが装置本体Gの駆動側板15に設けられた図示しない支持部に支持され、非駆動側では被支持部60cが装置本体Gの非駆動側板16に設けられた図示しない支持部により支持される。これにより、カートリッジAは装置本体Gに対して位置決めされ、固定される。また、カートリッジAは、駆動側では被回転支持部60bが装置本体Gの駆動側板15に設けられた図示しない回転支持部により支持され、非駆動側では被回転支持部60dが装置本体Gの非駆動側板16に設けられた図示しない回転支持部により支持される。これにより、カートリッジAは装置本体Gに対して回転止めが行われる。このように、カートリッジAが装置本体Gに対して位置決め固定されている状態のとき、開閉扉13を閉じることで、画像形成装置は画像形成動作が可能になる。また逆に、前面扉13を開けてトレイ18Aを矢印F方向と逆の方向へ引き出すことで、カートリッジAの装置本体Gに対する位置決め固定及び回転止めは解除され、カートリッジAは装置本体Gに対して、取り外し可能とされる。
<適合するカートリッジAの場合>
次に図7、図10ないし図12を用いて、トレイ18Aに対するカートリッジAの着脱に関して説明する。
まず、図10及び図7(a)に示すように、カートリッジAの凸部20Aaをトレイ18Aの傾斜面18Aaの上流側に載置するとともに、他端においてはカートリッジAの底部20Bを傾斜面18Baの上流側に載置する。
そしてカートリッジAが下流側へ移動すると、図7(b)のように凸部20Aaは、トレイ18Aのガイド部18Abの上流側に設けられた補助面18Adにガイドされ、ガイド部18Abと傾斜面18Aaに誘い込まれる。そして、カートリッジAの凸部20Aaは、トレイ18Aの傾斜面18Aaとガイド部18Abのガイド面18Acとの間を通過可能とされる。即ち、カートリッジAのトレイ18Aの傾斜面18Aaの垂直方向において、カートリッジAの移動が規制され、姿勢を安定させることができる。
さらにカートリッジAが下流側へ移動すると、図11(a)に示す通り、第1ガイド部101aにカートリッジAの第1ボス23Aaが進入する。これにより、凸部20Aaがガイド部18Abと係合し、さらに第1ボス23Aaはカバー103と係合し、カートリッジAの上方への移動を規制する。なお、図11(a)は第1位置Xにおける可動部材101を示した非駆動側の模式図である。
そして図11(b)に示す通り、第1ガイド部101aにカートリッジAの第1ボス23Aaが進入させられることにより、第1ボス23Aaと第1係合部101bが当接する。これにより、第1ボス23Aaから第1係合部101bの上面部101gは下方向Wへの力を受け、可動部材101を下方向Wへ移動させる。より具体的には、第1ボス23Aaは、第1支持面101gaとカバー103の間を通過(図11(a))した後、第1傾斜面101gbとカバー103の間に進入(図11(b))していく。この結果、第1ボス23Aaは、第1傾斜面101gbと接触し、上方向へと付勢する付勢バネ104の付勢力に抗して下方向Wへ可動部材101を移動させる。
図11(c)に示す通り、さらにカートリッジAが下流側へ移動すると第1ボス23Aaが第1ガイド部101aの第2支持面101gcへ到達する。このとき、第1ボス23Aaは第2支持面101gcと当接し、第1ボス23Aaから下方向Wへの力を受け、可動部材101は下方向Wへ所定量移動した位置で支持される。具体的には、本実施例では、第2支持面101gcを傾斜面18Aaと平行な面としたことから、可動部材101は下方向Wへ所定量移動した第2位置Yで支持される。この結果、カートリッジAが下流側へ移動することにより第2のボス23Abが第2ガイド部101cに進入可能となる。そして、カートリッジAがさらに下流側へ移動すると、可動部材101の第2ガイド部101cにカートリッジAの第2ボス23Abが進入する。
図12(a)に示す通り、さらにカートリッジAが下流側へ移動すると、第1ボス23Aaは第1ガイド部101aの第1凹部101jに到達する。第2傾斜面101gdに沿って第1ボス23Aaが移動し、可動部材101が下方向Wへ所定量移動すると、第2係合部101dの第2平面部101iとカートリッジAの第2ボス23Abとが当接する。これにより、第1ボス23Aと第2傾斜面101gdの当接は解除され、第2ボス23Abから下方向Wへの力を受け、可動部材101は下方向Wへ所定量移動した位置で支持される。具体的には、本実施例では、第2平面部101iを傾斜面18Aaと平行な面としたことから、可動部材101は下方向Wへ所定量移動した第3位置Zで支持される。この第2ボス23Abで可動部材101が支持された状態でさらにカートリッジAが下流側へ移動する。この結果、図12(b)に示す通り、規制面101gfに引っ掛かることなく第1ボス23Aaが第1ガイド部101aを通過し、挿入方向Eと交差する方向において、第1ボス23Aaと規制部102bが重畳する位置に到達する。
図12(c)に示す通り、さらにカートリッジAが下流側へ移動すると、第2ボス23Abは、第2ガイド部101cとの当接が解除される。このとき、第1ボス23Aaと第2ボス23Abは、可動部材101と直接当接することで支持しない。しかしながら、回転部材102の規制部102bとカートリッジAの第1ボス23Aaは長手方向において当接し、第1ボス23Aaによって規制部102bが図9(a)の矢印M方向へ回動することを阻止する。この結果、回転部材102は、連結してつながれた可動部材101を支持し、付勢バネ104の付勢力に抗して第4位置Vで保持する。
さらにカートリッジAを挿入方向Eの下流側へ十分に挿入することで、トレイ18Aに適合するカートリッジAを装着が完了し、トレイ18Aに対して適合するカートリッジAを挿入することができる。なお、この状態にあっても、可動部材101は第1ボス23Aa又は第2ボス23Abの少なくとも一方が回転部材102の規制部102bとカートリッジAの長手方向において当接し、規制部102bが図9(a)の矢印M方向へ回動することを阻止する。
また、カートリッジAの上流側へ引くことで、可動部材101は第2ボス23Abから下方向Wへの力を受け、可動部材101に第1ボス23Aaが進入可能とし、トレイ18Aに装着されているカートリッジAを取り出すことができる。
<不適合なカートリッジBの場合>
次に、図13(a)、図13(b)を用いてトレイ18Aに対して適合しないカートリッジBを挿入したときについて説明する。図13(a)、図13(b)は、トレイ18Aに対して適合しないカートリッジBが挿入されたときの状態を示す側面図である。以下では、カートリッジBに関し、カートリッジAとの差異点を中心に説明を行い、カートリッジA同様の構成については、同一の図番を付し、説明を省略する。
適合しないカートリッジBは、適合するカートリッジAの第1ボス23Aaの位置と異なる位置に第1ボス23Baを有する。具体的には、図13(a)に示すように、第1ボス23Aa(破線部)に対して挿入方向Eと垂直な方向において、傾斜面18Aa側へカートリッジBの第1ボス23Baの位置をシフトした位置とした。
カートリッジBの凸部20Aaをトレイ18Aの傾斜面18Aaの挿入方向Eの上流側に載置するとともに、他端においてはカートリッジBの底部20Bを傾斜面18Baの挿入方向Eの上流側に載置する。そしてカートリッジBが下流側へ移動すると、図13(b)のようにカートリッジBの凸部20Aaは、トレイ18Aのガイド部18Abの上流側に設けられた補助面18Adにガイドされ、ガイド部18Abと傾斜面18Aとの間に誘い込まれる。そして、凸部20Aaは、トレイ18Aの傾斜面18Aaとガイド部18Abのガイド面18Acとの間を通過可能とされる。即ち、カートリッジBのトレイ18Aの傾斜面18Aaの垂直方向において、カートリッジBの移動が規制され、姿勢を安定させることができる。
そしてカートリッジBが下流側へ移動すると、図13(b)に示す通り、第1ガイド部101aにカートリッジBの第1ボス23Baが進入せず、第2係合部101dに当接する。この結果、第1ガイド部101aに第1ボス23Baが進入することができず、トレイ18AにカートリッジBが挿入されることを阻止することができる。このように、第1ボス23Baを挿入方向Eと垂直な方向にシフトした場合、第1ガイド部101aに第1ボス23Baが進入できない。つまり、可動部材101を自由状態の第1位置Xから移動させることができず、第2のボス23Abが第2ガイド部101cに進入することができない。即ち、トレイ18Aに対して適合しないカートリッジBが間違って挿入されるのを防止することができる。
なお、上記形態に限らず、第1ボス23Baを挿入方向Eと垂直な方向において、カバー103側へシフトした位置とした場合であっても、第1ボス23Baは第1係合部101bに当接する。これにより、第1ガイド部101aに第1ボス23Baへの進入を阻止することができる。
以上のように、装置本体Gに適合しないカートリッジBが間違って挿入されるのを防止する可動部材101をトレイ18Aに設けることで、ユーザーはトレイ18Aが装置本体Gから引き出された状態で、不適合か否かを確認することができる。加えて、トレイ18Aの傾斜面18Aaとガイド部18Abのガイド面18AcでカートリッジBの凸部20Aaの位置を規制し、トレイ18Aに対してカートリッジBを上下方向への移動を規制した状態で可動部材101に第1ボスを挿入することができる。この結果、カートリッジが所定の挿入方向E以外の角度から挿入されることを防止し、より良く装置本体Gに適合しないカートリッジBが間違って挿入されるのを防止することができる。
<不適合なカートリッジCの場合>
次に、図14(a)〜(c)を用いてトレイ18Aに対して適合しないカートリッジCを挿入したときについて説明する。図14(a)〜(c)は、トレイ18Aに対して適合しないカートリッジCが挿入されたときの状態を示す側面図である。以下では、カートリッジCに関し、カートリッジAとの差異点を中心に説明を行い、カートリッジA同様の構成については、同一の図番を付し、説明を省略する。
適合しないカートリッジCは、適合するカートリッジAの第2ボス23Abの位置と異なる位置に第2ボス23Cbを有する。具体的には、図14(a)に示すように、カートリッジCの第2ボス23Cbの位置を第2ボス23Ab(破線部)に対して下流側にシフトした位置とした。
カートリッジCの凸部20Aaをトレイ18Aの傾斜面18Aaの上流側に載置するとともに、他端においてはカートリッジCの底部20Bを傾斜面18Baの上流側に載置する。そしてカートリッジCが下流側へ移動すると、図14(b)のようにカートリッジCの凸部20Aaは、トレイ18Aのガイド部18Abの上流側に設けられた補助面18Adにガイドされ、ガイド部18Abに誘い込まれる。そして、カートリッジCの凸部20Aaは、トレイ18Aの傾斜面18Aaとガイド部18Abのガイド面18Acとの間を通過可能とされる。即ち、カートリッジCはトレイ18Aのトレイ18Aの傾斜面18Aaの垂直方向において、カートリッジCの移動が規制され、姿勢を安定させることができる。
そしてカートリッジCが下流側へ移動すると、図14(b)に示す通り、第1ガイド部101aにカートリッジCの第1ボス23Aaが進入する。そして、図14(c)に示す通り、さらにカートリッジCが下流側へ移動すると、カートリッジCの第2ボス23Cbが第2係合部101dに当接する。より具体的には、第1ボス23Aaが第1傾斜面101gbを下方向Wに押し下げ、付勢バネ104によって付勢されていた可動部材101を付勢力に抗して第2の位置Yへ移動させる前に第2ガイド部101cに第2ボス23Cbが進入しようとしてしまう。この結果、第2ガイド部101cに第2ボス23Cbが進入することができず、トレイ18AにカートリッジCが挿入されることを阻止することができる。
なお、上記形態に限らず、カートリッジCの第2ボス23Cbの位置を第2ボス23Ab(破線部)に対して上流側にシフトした位置とした場合であっても、第2ボス23Cbが第2係合部101dに当接する。より具体的には、第1ボス23Aaが第2傾斜面101gdに従い、下方向Wに押し下げられていた可動部材101が付勢バネ104の付勢力で上方へ移動し、第1位置Xに位置に戻ってしまう。この結果、第2ガイド部101cに第2ボス23Cbが進入することができず、トレイ18AにカートリッジCが挿入されることを阻止することができる。
以上のように、装置本体Gに適合しないカートリッジCが間違って挿入されるのを防止する可動部材101をトレイ18Aに設けることで、ユーザーはトレイ18Aが装置本体Gから引き出された状態で、不適合か否かを確認することができる。加えて、トレイ18Aの傾斜面18Aaとガイド部18Abのガイド面18AcでカートリッジBの凸部20Aaの位置を規制し、トレイ18Aに対してカートリッジCを上下方向への移動を規制した状態で可動部材101に第1ボスを挿入することができる。この結果、カートリッジが所定の挿入方向E以外の角度から挿入されることを防止し、より良く装置本体Gに適合しないカートリッジCが間違って挿入されるのを防止することができる。
<効果>
実施例1によると、トレイ18Aに対してカートリッジA、B、Cを装着するときに、ユーザーはカートリッジA、B、Cを傾斜面18Aaに沿って滑らせることができる。このとき、カートリッジAの重量に従って、カートリッジAはトレイ18Aの傾斜面18Aaを滑り下りる。即ち、カートリッジAの重量が重い場合でも、トレイ18Aに対してカートリッジAを容易に挿入することができる。
また、図10に示すように、トレイ18Aにガイド部18Abを設け、カートリッジAに凸部20Aaを設けた形状にする。これにより、カートリッジAをトレイ18Aに沿って滑らせて挿入することで、カートリッジAの凸部20Aaの位置は、トレイ18Aの傾斜面18Aaとガイド部18Abのガイド面18Acの間で位置が規制される。即ち、トレイ18Aの傾斜面18Aaの垂直方向において、カートリッジAの移動が規制され、姿勢が安定する。この結果、カートリッジが所定の挿入方向E以外の角度から挿入されることを防止し、より良く装置本体Gに適合しないカートリッジが間違って挿入されるのを防止することができる。即ち、装着姿勢に依らず確実な誤装着の防止を行うことができる。
加えて、枠体12にトレイ18Aを有する構成とした実施例1によると、可動部材101をトレイ18Aに設けることで、ユーザーは装置本体Gからトレイ18Aが引き出された状態で、カートリッジA、B、Cが不適合か否かを確認することができる。即ち、装置本体Gの外部での当接状態を視認することができ、ユーザーは容易に不適合なカートリッジを判断することができる。
なお本実施例では、トレイ18Aの可動部材101、カートリッジAの非駆動側側面に凸部20Aa、第1ボス23Aa、第2ボス23Abを設けたが、駆動側側面または軸方向両側に設けられていても良い。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2の形態を図15ないし図17を用いて説明する。なお、本実施例においては、前述した実施例と異なる部分について詳細に説明する。特に改めて記載しない限りは、材質、形状などは前述の実施例と同様である。そのような部分については、同一の番号を付与し、詳細な説明は省略する。
カートリッジIに係る構成を、図15を用いて説明する。図15は、カートリッジIの挿入方向と交差した端面を示した図である。カートリッジIの一端面には、カートリッジIの上流側から順に、被支持部60c、第1ボス23Ia、第2ボス23Ib、及び被回転支持部60dが設けられている。また、現像ユニット20の一端側面には、一端側へ突出する凸部20Aaが設けられている。なお挿入方向Eと直交する方向において、凸部20Aaから順に第1ボス23Ia、第2ボス23Ibが設けられている。この点、挿入方向Eと直交する方向において、凸部20Aaから順に第2ボス23Ab、第1ボス23Aaに設けられた実施例1と異なる。
続いて、装置本体Gに係る構成について説明を行う。本実施例においては実施例1の可動部材101と形状が異なる可動部材201を用いる。そこで図16及び17を用いて可動部材201について、以下に説明を行う。図16は、装置本体Gのトレイ18IにカートリッジIが挿入されたときの状態を示す側面図である。
図17に示すとおり、可動部材201は、上方から順に第1係合部201b、第2係合部201dが設けられる。これにより、第1係合部201bと第2係合部201dとで第2ガイド部201cが形成される。
第1係合部201bの上方は、傾斜面18Aaと略等しい傾斜を持った上面201eとされる。また第1係合部201bの下方は、第2係合部201dと一定の距離を持った面とされる。
図17に示すように、第2係合部201dの上方には、実施例1の第1係合部101bの上方と同様に上面部201gを有する。上面部201gは、上流側から順に第1支持面201ga、第1傾斜面201gb、第2支持面201gc、第2傾斜面201gd、第三面201ge、規制面201gfが設けられている。可動部材201が第1及び第2のボス23Ia、23Ibから力を受けず、付勢バネ104で付勢された第1位置Xにおいて、第1支持面201gaは、第1ボス23Iaが第1係合部201bとの間を進入可能となるように形成される。なお、本実施例では第1支持面201gaを設ける構成としたが、第1支持面201gaを設けない構成としてもよい。第1傾斜面201gbは、第1支持面201gaの下流において、下流側に進むにつれて第1係合部201bが挿入方向Eと交差する方向において、カバー103から離れる方向へ傾斜した面とされる。第2支持面201gcは、第1傾斜面201gbの下流において、傾斜面18Aaと略等しい傾斜を持った面とされる。そして、第2傾斜面201gdは、第2支持面201gcの下流に続き、下流側に進むにつれて挿入方向Eと交差する方向において、傾斜面18Aaに近づく方向へ傾斜した面とされる。最後に、規制面201gfは、第2傾斜面201gdの下流において、付勢バネ104の付勢方向に延びた面とされる。なお、第2傾斜面201gdと規制面201gfは、第1凹部201jを構成する。本実施例では第2傾斜面201gdと規制面201gfの間に傾斜面18Aaと略等しい傾斜を持った第三面201geを有する形態としたが、第三面201geがない構成としてもよい。
そして、可動部材201の下方には付勢部201kが設けられる。付勢バネ104は、この付勢面201kを上方に付勢するようにトレイ18Iに設けられている。付勢バネ104は、トレイ18Iに固定されている。この結果、トレイ18IにカートリッジIが挿入されていない時、つまり可動部101が第1位置Xにある時は、可動部材201上方に設けられたカバー103と、第1係合部201bとが当接している。
なお、カートリッジIをさらに安定的に挿入可能とするため、第2係合部201dの上流側下方の一部が、ガイド部18Abの下流側の一部の上方に重畳し、連続的につながるように形成した。
また、実施例1では、トレイ18AにカートリッジAが挿入されていない時、つまり可動部101が第1位置Xにある時であっても、カートリッジAの凸部20Aaが通過するトレイ18Aの傾斜面18Aaとガイド部18Abの間を通過可能とした。しかし、本実施例では、可動部201が第1位置Xにある時は、カートリッジIの凸部20Aaが通過するトレイ18Iの傾斜面18Aaとガイド部18Abの間を封鎖するように付勢部201kを配置し、さらに誤装着を防止可能な構成とした。なお、この場合においても、実施例1同様、付勢部201kと第2係合部201dとの間には、カートリッジIの凸部20Aaが通過可能な間隙が設けられている。
<カートリッジIの装着>
実施例1同様、本実施例においてもカートリッジIの凸部20Aaをトレイ18Iの傾斜面18Aaの上流側に載置するとともに、他端においてはカートリッジIの底部20Bを傾斜面18Baの上流側に載置する。そしてカートリッジIが下流側へ移動させる。このとき、トレイ18Iの傾斜面18Aaとガイド部18Abのガイド面18Acとの間を通過可能とされる。即ち、トレイ18Iの傾斜面18Aaの垂直方向において、カートリッジIの移動が規制され、姿勢を安定させることができる。
さらにカートリッジIが挿入方向Eへ移動すると、図18(a)に示す通り、第2ガイド部201cにカートリッジIの第1ボス23Iaが進入する。なお、図18(a)は第1位置Xにおける可動部材201を示した非駆動側の模式図である。
そして、図18(b)に示す通り、さらに第2ガイド部201cにカートリッジIの第1ボス23Iaが進入させられることにより、第1ボス23Iaと第2係合部201dとが当接する。これにより、第1ボス23Iaから第2係合部201dの上面部201gは下方向Wへの力を受け、可動部材201を下方向Wへ移動させる。より具体的には、カートリッジIは凸部20Aaがガイド部18Abと係合し、カートリッジIの上方への移動を規制する。一方で、第1ボス23Iaは、第1支持面201gaと第1係合部201bとで形成された第2ガイド部201cの部分を通過した後、第1傾斜面201gbを一部として構成された第2ガイド部201cに進入していく。この結果、第1ボス23Iaは、第1傾斜面201gbと接触し、上方向へと付勢する付勢バネ104の付勢力に抗して下方向Wへ可動部材201を移動させる。
図18(c)に示す通り、さらにカートリッジIが下流側へ移動すると第1ボス23Iaが第2係合部201dの第2支持面201gcへ到達する。このとき、第1ボス23Iaは第2支持面201gcと当接し、第1ボス23Iaから下方向Wへの力を受け、可動部材201は下方向Wへ所定量移動した位置で支持される。具体的には、本実施例では、第2支持面201gcを傾斜面18Aaと平行な面としたことから、可動部材201は下方向Wへ所定量移動した第2位置Yで支持される。この結果、カートリッジIが下流側へ移動することにより第2のボス23Ibがカバー103と第1係合部201bの間に形成された第1ガイド部201aに進入可能となる。より具体的には、付勢バネ104で上方に付勢され、カバー103に当接させられていた第1係合部201bが離間され、カバー103と第1係合部201bとの間に第1ガイド部201aが形成される。さらには可動部材201が下方向Wへ移動することにより、トレイ18Iの傾斜面18Aaとガイド部18Abの間を封鎖していた付勢部201kが退避し、カートリッジIの凸部20Aaが通過可能となる。そして、カートリッジIがさらに下流側へ移動すると、可動部材201の第1ガイド部201aにカートリッジIの第2ボス23Ibが進入する。
図18(d)に示す通り、さらにカートリッジIが下流側へ移動すると、第1ボス23Iaは第2ガイド部201cの第1凹部201jに到達する。第2傾斜面201gdに沿って第1ボス23Iaが移動し、可動部材201が下方向Wへ所定量移動すると、第1係合部201bの上面201eとカートリッジIの第2ボス23Ibとが当接する。これにより、第1ボス23Iaと第2傾斜面201gdの当接が解除された場合であっても、第2ボス23Ibから下方向Wへの力を受け、可動部材201は下方向Wへ所定量移動した位置で支持される。具体的には、本実施例では、上面201eを傾斜面18Aaと平行な面としたことから、可動部材201は下方向Wへ所定量移動した第3位置Zで支持される。第2ボス23Ibによって可動部材201が支持された状態でさらにカートリッジIが下流側へ移動する。これにより、規制面201gfに引っ掛かることなく第1ボス23Iaが第2ガイド部201cを通過し、挿入方向Eと交差する方向において、第1ボス23Iaと規制部102bが重畳する位置に到達する。さらにカートリッジIが下流側へ移動すると、第2ボス23Ibは、第1ガイド部201aとの当接が解除される。
そして、以降は実施例1と同様、可動部材101は第1ボス23Ia又は第2ボス23Ibの少なくとも一方が回転部材102の規制部102bと長手方向において当接し、規制部102bが回動することを阻止する。そして、回転部材102は、連結してつながれた可動部材201を支持し、付勢バネ104の付勢力に抗して第4位置Vで保持する。
また、トレイ18Iに装着されているカートリッジIを取り外す際には、カートリッジAの上流側へ引くことで、カートリッジIを取り出すことができる。
<効果>
このように、可動部材101のスペースを拡大することなく、ボスの位置を変えることによって、誤装着防止パターンを作り出すことができる。さらには、可動部材201の付勢部201kを移動させることにより、カートリッジIの凸部20Aaが通過可能とすることができ、実施例1と同様、装着姿勢に依らず確実な誤装着の防止を行うことができる。なお、実施例2では、第2ボス23Ibを設ける構成としたが、第2ボス23Ibを設けない構成としてもよい。
(実施例3)
次に本発明の第3実施例に係る構成を図19ないし図22を用いて詳細に説明する。なお本実施例においては、前述した実施例と異なる部分について詳細に説明する。特に改めて記載しない限りは、材質、形状などは前述の実施例と同様である。そのような部分については、同一の番号を付与し、詳細な説明は省略する。
カートリッジSに係る構成を、図19を用いて説明する。図19は、カートリッジSの挿入方向と交差した端面を示した図である。カートリッジSの一端面には、カートリッジSの上流側から順に、被支持部60c、規制部23Sc、第1ボス23Sa、第2ボス23Sb、及び被回転支持部60dが設けられている。また、現像ユニット20の一端側面には、一端側へ突出する凸部20Aaが設けられている。なお規制部23Scが設けられており、この点、実施例1と異なる。
続いて、装置本体Gに係る構成について説明を行う。本実施例においては、実施例1の回転部材102と形状が異なる回転部材302を用いる。そこで図20ないし22を用いて回転部材302、及び回転部材302と可動部材301との関係について、以下に説明を行う。図20は、装置本体Gのトレイ18SにカートリッジSが挿入されたときの状態を示す側面図である。
図20に示すとおり、可動部材301は、実施例1と同様、上方から順に第1係合部101b、第2係合部101dが設けられる。これにより、可動部材101上方に設けられたカバー103と、第1係合部101bとで第1ガイド部101aが形成される。この第1ガイド部101aは、可動部材301が移動することによりカートリッジSの第1ボス23Saが進入可能となるように形成されている。また、第1係合部101bと第2係合部101dとで第2ガイド部101cが形成される。この第2係合部101dは、可動部材301が移動することによりカートリッジAの第2ボス23Abが進入可能となるように形成されている。そして可動部材301には、下流側に延びる突出部301hを有し、突出部301hには回転部材302と係合する係止部301iが設けられている。
図21は回動部材302の回転中心J軸上の断面を駆動側方向から見た図である。また図22は、可動部材301近傍の上面図である。図23は、回動部材302と可動部材301が退避位置にある時の斜視図である。回転部材302は、軸部302a、穴部302c、当接部302b、傾斜面302e、係止面302fを有する。回転部材302は、上端部に軸部302a、下端部に穴部302cが設けられ、それぞれトレイ18Aの穴部18Ai及び軸部18Ajに係合され、回動中心(回転軸)Jを中心に回動可能にトレイに支持されている。このように回転部材302は、挿入方向Eと交差する回動中心(回転軸)Jを有するように形成される。
トレイ18AにカートリッジSが挿入されていない時、つまり可動部301が第1位置Xにある時は、図20(a)に示す通り回転部材302の係止面302fは可動部材301より駆動側(長手中央側)へ突出している。このとき図22で示す通り、回転部材302の係止面302fと可動部材301の係止部301iが当接している。
なお回転部材302には付勢部材303が設けられており、回転部材302は付勢部材303、より具体的には本実施例ではねじりコイルバネからの付勢力を矢印U方向へ受ける。このとき回転部材302に加わった付勢部材303の付勢力Uは、可動部材301の係止部301iで受け止められ、回転部材302が可動部材301より駆動側へ突出した状態で回転部材302は保持される。即ち、係止面302fは挿入方向Eで突き当たる位置に突出し、カートリッジSの進入経路の一部を封鎖するようにして構成している。
<カートリッジSの装着>
実施例1同様、本実施例においてもカートリッジSの凸部23Saをトレイ18Sの傾斜面18Aaの上流側に載置するとともに、他端においてはカートリッジSの底部23Bを傾斜面18Baの上流側に載置する。そしてカートリッジSが下流側へ移動させる。このとき、トレイ18Sの傾斜面18Aaとガイド部18Abのガイド面18Acとの間を通過可能とされる。即ち、トレイ18Sの傾斜面18Aaの垂直方向において、カートリッジSの移動が規制され、姿勢を安定させることができる。
さらにカートリッジSが下流側へ移動すると、第1ガイド部101aにカートリッジSの第1ボス23Saが進入する。第1ガイド部101aにカートリッジSの第1ボス23Saが進入させられることにより、第1ボス23Saから第1係合部101bは下方向Wへの力を受け、可動部材301を下方向Wへ移動させる(第2位置Y)。そして、図20(b)に示すように第1ボス23Saが第1ガイド部101aを通過している間(第3位置Z)に第2ボス23Sbが第2ガイド部101cに進入していく。第2ボス23Sbを第2ガイド部101cと接触させ、または第1ボス23Saと1係合部101aを接触させ、上方向へ付勢する付勢バネ104の付勢力に抗して下方向Wへ可動部材301を移動させる。
このとき、図23に示すように、可動部材301の突出部301hに設けられた係止部301iが回転部材302の係止面302fよりも下方向へ移動するため、可動部材301の係止部301iと回転部材302の係止部302fの当接が解除される。よって回転部材302は付勢部材303の付勢力Uにより、回動中心Jを中心にして矢印N方向へ回動する。即ち、回転部材302はカートリッジAと挿入方向Eで突き当たることのない退避位置に退避可能とされ、トレイ18Aに対してカートリッジSが装着可能とされている。
図20(c)に示す通り、さらにカートリッジSが下流側へ移動すると第1ボス23Saと1係合部101a、また第2ボス23Sbと第2ガイド部101cとの接触が解除される。これにより、可動部材301は、付勢バネ104により上方向へ付勢させる。この結果、可動部材301の係止部301iで付勢部材303の付勢力Uが受け止められることなく、回転部材302は駆動側へ突出しようとする。このとき、可動部材302の当接部302bは、カートリッジSの非駆動側に設けられた規制部23Scと長手方向において当接し、回動面302bが矢印M方向へ回動することを防止する。つまり回転部材302は、連結してつながれた可動部材301を支持し、付勢バネ104の付勢力に抗して第4位置Vで保持する。このようにして、回転部材302を退避位置で保持し、トレイ18Sに装着されているカートリッジSを取り外す際には、カートリッジSの上流側へ引くことで、カートリッジSを取り出し可能としている。
なお、トレイ18SからカートリッジSが引き出されると、可動部材301は付勢バネ104の付勢力によって上方向へ移動する。このとき、可動部材301が上方向へ移動すると、回転部材302の斜面部302eは可動部材301の係止部301iから、斜面部302eに垂直な矢印K方向へ力を受ける。このとき回転部材302は、付勢部材303からの付勢力に抗して回動中心Jを中心にして矢印M方向(図23)へ回動し、図20(a)の回転部材302が可動部材301より駆動側へ突出する位置に戻る。即ち実施例1と同様に、トレイ18Sに適合しないカートリッジが挿入された時に挿入方向Eで突き当る位置に突出し、侵入経路の一部を封鎖し、カートリッジの誤装着を防止する。
<効果>
このように、実施例1同様、回転部材302のスペースを拡大することなく、誤装着防止を行うことができ、確実な誤装着の防止を行うことができる。
以上のように上記実施例に記載されている構成部品の機能、材質、形状その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
13 開閉扉
15 駆動側板
16 非駆動側板
17 開口
18A、18I カートリッジトレイ
18Aa、18Ba 傾斜面
18Ab、18Ib ガイド部
18Ai 穴部
18Aj 軸部
20 現像ユニット
20Aa 凸部
23 現像容器
23Aa、23Ba、23Ia 第1ボス
23Ab、23Cb、23Ib 第2ボス
23Sc 規制部
28 トナー供給室
29 トナー室
32 現像ローラ
34 マグネットローラ
42 現像ブレード
60 クリーニングユニット
62 感光体ドラム
66 帯電ローラ
71 クリーニング枠体
72 蓋部材
77 クリーニングブレード
101、201、301 可動部材
101a、201a 第1ガイド部
101b、201b、301b 第1係合部
101c、201c 第2ガイド部
101d、201d 第2係合部
101g、201g 上面部
101j、201j 第1凹部
101k、201k 付勢部
301h 突出部
301i 係止部
102、302 回転部材
103 カバー
104 付勢バネ
303 付勢部材
A、B、C、I、S カートリッジ
G 装置本体

Claims (8)

  1. 誤装着防止手段と、支持部となる凸部と、を有したカートリッジを、装着位置に挿入可能な画像形成装置であって、
    枠体と、前記枠体に設けられ、前記凸部が載置される傾斜面と、前記凸部を前記傾斜面との間に通過可能とするガイド部と、前記ガイド部の挿入方向の下流側に前記誤装着防止手段と係合する可動部材と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記可動部材は、前記挿入方向に対し、交差する方向に移動可能にされ、移動することにより前記傾斜面に沿って前記凸部が前記装着位置に装着可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記誤装着防止手段は、ボスであり、
    前記可動部材は、係合部を有し、
    前記係合部に前記ボスが接触することにより、前記可動部材が移動し、前記カートリッジが装着可能とされていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記誤装着防止手段は、第1ボスと、第2ボスと、であり、
    前記可動部材は、第1係合部と、第2係合部と、を有し、
    前記第1係合部に前記第1ボスが接触することにより、前記可動部材が移動し、前記第1係合部と前記第2係合部との間を前記第2ボスが進入可能とし、前記カートリッジが装着可能とされていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記誤装着防止手段は、第1ボスと、第2ボスと、であり、
    前記可動部材は、係合部を有し、
    前記係合部に前記第1ボスが接触することにより、前記可動部材が移動し、前記第2ボスが前記可動部材を進入可能とし、前記カートリッジが装着可能とされていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記可動部材に連動し、回動する回動部材を有し、
    前記カートリッジの前記挿入方向において、干渉する位置から前記カートリッジが前記装着位置に装着可能となる退避位置に前記回動部材が移動することを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記回動部材は、前記挿入方向と交差する回転軸を有し、
    前記回転軸を中心として回転することにより、前記退避位置に前記回動部材が退避可能となることを特徴とする
    請求項6項に記載の画像形成装置。
  8. 前記枠体は、引き出し可能なトレイを有し、前記トレイに前記傾斜面が設けられ、前記カートリッジが着脱可能とされていることを特徴とする
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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