JP2017173421A - 画像形成装置 - Google Patents

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Masato Tanabe
真人 田邉
一樹 松本
Kazuki Matsumoto
一樹 松本
正和 辰己
Masakazu Tatsumi
正和 辰己
宏樹 清水
Hiroki Shimizu
宏樹 清水
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Abstract

【課題】 装着完了時には進入規制部材でカートリッジに余分な負荷を与えない画像形成装置を提供する。【解決手段】 画像形成装置は、カートリッジガイドと、カートリッジ側識別部と作用し、初期位置から通過可能位置に移動し、第1のカートリッジを進入可能とする本体側識別部と、退避位置と規制位置とを取り得る進入規制部材と、進入規制部材を退避位置から規制位置へ付勢する付勢手段と、を備える。第1のカートリッジの挿入により、本体側識別部を初期位置から通過可能位置に移動させ、第1のカートリッジが進入可能とするとともに、付勢手段の付勢力に抗して本体側識別部の移動と連動して進入規制部材を規制位置から退避位置に移動させ、第1のカートリッジをさらに進入可能とするものであって、第1のカートリッジが装着位置に位置する時には、本体側識別部は初期位置に、また進入規制部材は規制位置に、位置する。【選択図】 図1

Description

本発明は、カートリッジを用いた電子写真画像形成装置に関するものである。
ここで電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置)とは、電子写真画像形成プロセスを用いて記録材(記録媒体)に画像を形成するものである。画像形成装置の例としてはプリンタ(レーザビームプリンタ、LEDプリンタ等)、複写機、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、およびこれらの複合機(マルチファンクションプリンタ)などが含まれる。
ここで現像装置とは、電子写真感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像剤によって現像するための装置であり、現像手段とそれを支持する現像枠体、及び現像手段に関わる部品等によって構成されている。そして、現像手段の例としては、現像ローラや塗布ローラ、現像ブレード等が挙げられる。
ここでプロセスカートリッジとは、電子写真感光体ドラムと、このドラムに作用するプロセス手段を全てもしくは一部を一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能なものである。プロセス手段の例としては、電子写真感光体ドラムに作用する帯電手段、現像手段及びクリーニング手段等が挙げられる。
電子写真画像形成方式(電子写真プロセス)を用いたプリンタ等の画像形成装置が広く実用されている。このような画像形成装置では、以下のようにして画像形成が行われる。
まず初めに、像担持体としての電子写真感光体(以下、感光体)を一様に帯電させる。次いで、帯電した感光体を選択的に露光させ、感光体上に静電像を形成し、静電像を現像剤(トナー)でトナー像として顕像化する。そして、感光体上に形成されたトナー像を、記録用紙、プラスチックシート等の記録材に転写させ、記録材上に転写されたトナー像に熱や圧力を加えることでトナー像を記録材に定着させることで画像記録を行う。
このような画像形成装置は、一般に、各種のプロセス手段のメンテナンスを必要とする。プロセス手段のメンテナンスを容易にするために、感光体、帯電手段、現像手段、クリーニング手段等を枠体内にまとめてカートリッジ化し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジとすることが実用化されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、ユーザビリティーに優れた画像形成装置を提供することができる。
しかし、このようなプロセスカートリッジ方式の電子写真画像形成装置においては、機能の一致するカートリッジ(以下、適合するカートリッジ)のみでなく機能の一致しないカートリッジ(以下、適合しないカートリッジ)も装着されてしまう場合がある。そこで特許文献1では、画像形成装置本体に可動台、プロセスカートリッジには第1・第2のボスを有する構成が提案されている。この構成では、適合するプロセスカートリッジが挿入された場合のみ、第1・第2のボスによって可動台を移動させることでプロセスカートリッジが挿入可能とし、適合しないプロセスカートリッジが誤挿入されることを防止する方法が考案されている。さらには第1又は第2のボスの少なくともどちらか一方が破損等により失われた場合においても、適合しないプロセスカートリッジが画像形成装置本体に挿入されることを防止する必要がある。そこで、可動台と連動して動くストッパー部材(進入規制部材)が設けられており、可動台を移動させることでストッパー部材が開き、適合するカートリッジが挿入可能となるようにされている。
特開2014‐066794号公報
本発明は前述した従来の構成をさらに発展させたものである。
従来の構成では、可動台と連動して動くストッパー部材(進入規制部材)は、付勢部材で付勢された可動台を移動させることでストッパー部材を開き、適合するカートリッジが挿入可能としていた。そして、プロセスカートリッジ装着完了後もストッパー部材は、プロセスカートリッジに当接し、開いた状態を保持していた。
このように上述の構成では、付勢部材で付勢された可動台に連動するストッパー部材は、付勢部材の付勢力で閉じようとするストッパー部材が常にプロセスカートリッジに付勢された状態となり、プロセスカートリッジを変形させてしまう可能性がある。
そこで本発明は、装着完了時には進入規制部材でカートリッジに余分な負荷を与えない画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明に係るカートリッジ側識別部を有する第1のカートリッジを装着位置に着脱可能とした画像形成装置は、第1のカートリッジをガイドするカートリッジガイドと、第1のカートリッジの挿入によりカートリッジ側識別部と作用し、初期位置から通過可能位置に移動し、第1のカートリッジを進入可能とする本体側識別部と、第1のカートリッジがカートリッジガイドに沿って進入することを許容する退避位置と、カートリッジ側識別部を有さない第2のカートリッジがカートリッジガイドに沿って進入することを阻止する規制位置と、を取り得る進入規制部材と、進入規制部材を退避位置から規制位置へ付勢する付勢手段と、を備える。そして、第1のカートリッジが挿入されることにより、本体側識別部を初期位置から通過可能位置に移動させ、第1のカートリッジが進入可能とするとともに、さらに付勢手段の付勢力に抗して本体側識別部の移動と連動して進入規制部材を規制位置から退避位置に移動させ、第1のカートリッジをさらに進入可能として、第1のカートリッジを装着位置に装着可能とするものであって、第1のカートリッジが装着位置に位置する時には、本体側識別部は初期位置に、また進入規制部材は規制位置に、位置することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、進入規制部材の付勢力がカートリッジに加わることを防止することで、カートリッジの変形を抑制し、変形に伴う画像弊害を防止することが可能となる。
本発明の実施例に係る画像形成装置に適合するカートリッジ(現像カートリッジ)を挿入した時の動作説明図である。 本発明の実施例に係る電子写真画像形成装置の概略断面図である。 本発明の実施例に係るドラムカートリッジの説明図である。 本発明の実施例に係るドラムカートリッジの断面図である。 本発明の実施例に係る現像カートリッジの断面図である。 本発明の実施例に係るドラムカートリッジ及び現像カートリッジを画像形成装置に装着する構成図である。 本発明の実施例に係る現像カートリッジを画像形成装置に着脱する様子を示す説明図である。 本発明の実施例の変形例に係る画像形成装置に適合するカートリッジ(現像カートリッジ)の説明図である。
[実施例1]
[画像形成装置の全体的な概略構成]
(画像形成装置の全体構成)
まず電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置)100の全体構成について、図2を用いて説明する。図2に示すように、着脱可能な4個の感光ドラム担持体カートリッジ(以下、ドラムカートリッジ)9(9Y,9M,9C,9K)と4個の現像装置(以下、現像カートリッジ)4(4Y,4M,4C,4K)が装着位置に装着されている。またドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の画像形成装置100の装着方向上流側を前側面側、装着方向下流側を奥側面側と定義する。図2において、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4は、装置本体100内に水平方向に対して傾斜して併設されている。
各ドラムカートリッジ9には、電子写真感光体ドラム(以下、感光体ドラム)1(1a,1b,1c,1d)と、帯電ローラ2(2a,2b,2c,2d)やクリーニング部材6(6a,6b,6c,6d)等のプロセス手段が一体的に配置されている。
帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるものであり、現像ローラ25は、感光体ドラム1に形成した潜像を現像剤(以下、トナー)によって現像して可視像化するものである。そして、クリーニング部材6は、感光体ドラム1に形成したトナー像を記録媒体Sに転写した後に、感光体ドラム1に残留したトナーを除去するものである。
また、各現像カートリッジ(4Y,4M,4C,4K)には、現像ローラ25(25a,25b,25c,25d)と現像ブレード35(35a,35b,35c,35d)等のプロセス手段が一体的に配置されている。
ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の下方には、画像情報に基づいて感光体ドラム1に選択的な露光を行い、感光体ドラム1に潜像を形成するためのスキャナユニット3が設けられている。
画像形成装置100の下部には、記録媒体Sを収納したカセット17が装着されている。そして、記録媒体Sが2次転写ローラ69、定着部74を通過して画像形成装置100の上方へ搬送されるように記録媒体搬送手段が設けられている。すなわち、カセット17内の記録媒体Sを1枚ずつ分離給送する給送ローラ54、給送された記録媒体Sを搬送する搬送ローラ対76、感光体ドラム1に形成される潜像と記録媒体Sとの同期を取るためのレジストローラ対55が設けられている。また、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の上方には、各感光体ドラム1(1a、1b、1c、1d)上に形成したトナー画像を転写させるための中間転写手段としての中間転写ユニット5が設けられている。中間転写ユニット5には、駆動ローラ56、従動ローラ57、各色の感光体ドラム1に対向する位置に1次転写ローラ58(58a、58b、58c、58d)、2次転写ローラ69に対向する位置に対向ローラ59を有し、転写ベルト14が掛け渡されている。そして、転写ベルト14は、すべての感光体ドラム1に対向し、且つ接するように矢印Aの方向に循環移動し、1次転写ローラ58(58a、58b、58c、58d)に電圧を印加することにより、感光体ドラム1から転写ベルト14上に一次転写を行う。そして、転写ベルト14内に配置された対向ローラ59と2次転写ローラ69への電圧印加により、転写ベルト14のトナーを記録媒体Sに転写する。
画像形成に際しては、各感光体ドラム1を回転させ、帯電ローラ2によって一様に帯電させた感光体ドラム1にスキャナユニット3から選択的な露光を行う。これによって、感光体ドラム1に静電潜像を形成する。その潜像を現像ローラ25に担持されたトナーで現像する。これによって、各感光体ドラム1に各色トナー像を形成する。この画像形成と同期して、レジストローラ対55が、記録媒体Sを対向ローラ59と2次転写ローラ69とが転写ベルト14を介在させて当接している2次転写位置に搬送する。そして、2次転写ローラ69へ転写バイアス電圧を印加することで、転写ベルト14上の各色トナー像を記録媒体Sに2次転写する。これによって、記録媒体Sにカラー画像を形成する。カラー画像が形成された記録媒体Sは、定着部74によって加熱、加圧されてトナー像が定着される。その後、記録媒体Sは、排出ローラ72によって排出部75に排出される。尚、定着部74は、画像形成装置100の上部に配置されている。
(ドラムカートリッジ)
次に本発明を実施したドラムカートリッジ9について、図3、図4を用いて説明する。図3はドラムカートリッジ9(9Y,9M,9C,9K)の構成説明図である。尚、9Y,9M,9C,9Kは同一構成である。本実施例では、後述するドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の挿入方向において、挿入方向上流側を手前側、下流側を奥側と定義する。
ドラムカートリッジ9(9Y,9M,9C,9K)のクリーニング枠体27には、感光体ドラム1がドラム前軸受10とドラム奥軸受11を介して回転自在に設けられている。感光体ドラム1の軸線方向一端側にはドラムカップリング16とフランジが設けられている。
図4はドラムカートリッジ9の断面図である。感光体ドラム1の周囲には、前述した通り帯電ローラ2、クリーニング部材6が設けられている。クリーニング部材6は、ゴムブレード(弾性部材)7とクリーニング支持部材8から構成されている。ゴムブレード7の先端部7aは感光体ドラム1の回転方向に対してカウンター方向に当接させて配設してある。そしてクリーニング部材6によって感光体ドラム1表面から除去された残留トナーは除去トナー室27aに落下する。また除去トナー室27aの除去トナーが漏れることを防止するスクイシート21が感光体ドラム1に当接している。そしてドラムカートリッジ9に駆動源である本体駆動モータ(不図示)の駆動力を伝達することにより、感光体ドラム1を画像形成動作に応じて回転駆動させる。帯電ローラ2は、帯電ローラ軸受28を介し、ドラムカートリッジ9に回転可能に取り付けられており、帯電ローラ加圧部材33により感光体ドラム1に向かって加圧され、感光体ドラム1に従動回転する。
(現像カートリッジ)
次に現像カートリッジ4について、図5を用いて説明する。図5は現像カートリッジにトナーを収納した現像カートリッジ4(4Y,4M,4C,4K)の断面図である。尚、イエロー色のトナーを収納した現像カートリッジ4Y、マゼンタ色のトナーを収納した現像カートリッジ4M、シアン色のトナーを収納した現像カートリッジ4C、ブラック色のトナーを収納した現像カートリッジ4Kは同一構成である。
現像カートリッジ4は、現像ローラ25と、トナー供給ローラ34と、現像ブレード35と、トナー搬送部材36及びこれらを支持する現像枠体31で構成されている。現像ローラ25は、感光体ドラム1と接触して矢印B方向に回転するように構成されている。またトナー供給ローラ34は、現像ローラ25に接触して回転するように構成されている。現像ブレード35は、現像ローラ25上のトナー層を規制するように構成されている。
現像枠体31は、現像ローラ25が配置されている現像室31cと、現像室31cの下方に設けられたトナー収容室31aとで構成されており、それぞれの室は隔壁31dによって仕切られている。また、隔壁31dにはトナー収容室31aから現像室31cへトナーを搬送する際にトナーが通過する開口31bが設けられている。
現像ローラ25とトナー供給ローラ34は、現像ローラ軸線方向両側に現像枠体31として設けられた図示しない現像前軸受、現像奥軸受を介して、回転自在に支持されている。
またトナー搬送部材36は、現像枠体31のトナー収容室31aに収納されたトナーを撹拌すると共に、開口部31bを介して現像室31cへトナーを搬送するように構成されている。
(電子写真画像形成装置にカートリッジを挿入する構成)
次に図6を用いて、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4を電子写真画像形成装置100に挿入する構成について説明する。なお本実施形態では、ドラムカートリッジ9(9Y,9M,9C,9K)及び現像カートリッジ4(4Y,4M,4C,4K)を電子写真画像形成装置開口部101(101a,101b,101c,101d)へ挿入する。この構成では、感光体ドラム1(1a,1b,1c,1d)の軸線方向と平行な方向(図中矢印Fの方向)へ、手前側から奥側に向かってドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4を挿入する構成となっている。本実施例では、ドラムカートリッジ9及び現像カートリッジ4の挿入方向上流側を手前側、下流側を奥側と定義する。
電子写真画像形成装置100内の上側には、第1の本体ガイド部である本体装着上ガイド部105(105a,105b,105c,105d)が設けられている。また電子写真画像形成装置100内の下側には第2の本体ガイド部である本体装着下ガイド部104(104a,104b,104c,104d)が設けられている。この本体装着上ガイド部105と本体装着下ガイド部104は、それぞれドラムカートリッジ9の挿入方向Fに沿って伸びたガイド形状となっている。この本体装着下ガイド部104の装着方向手前側にドラムカートリッジ9を載せる。そして、挿入方向Fの向きにドラムカートリッジ9を本体装着上ガイド部105と本体装着下ガイド部104とに沿って移動させることによって、電子写真画像形成装置100への挿入を行う。
また、画像形成装置本体の上側に本体装着上ガイド部103(103a,103b,103c,103d)が、画像形成装置本体の下側には本体装着下ガイド(カートリッジガイド)102(102a,102b,102c,102d)が設けられている。現像カートリッジ4を挿入する場合もドラムカートリッジ9と同様に、まず初めに本体装着下ガイド部102の装着方向手前側に現像カートリッジ4を載せる。そして、挿入方向Fの向きに現像カートリッジ4を本体装着上ガイド部103と本体装着下ガイド部102とに沿って移動させることによって、電子写真画像形成装置100への挿入を行う。
(発明の主要部の説明)
図1において、本実施例の画像形成装置100と、画像形成装置100に対して適合し、装着可能な現像カートリッジ4と、を用いて基本的な構成を説明する。また併せて図7を用いて、ストッパー部材112(進入規制部材)と可動台(本体側識別部)110aの動きについて、説明を行う。なお、+Y方向は現像カートリッジ4の挿入方向、つまり画像形成装置の奥側、−Y方向は現像カートリッジ4を取り出す方向、つまり画像形成装置の手前側を示している。また+X方向及び−X方向は、+Y方向及び−Y方向とで水平面を規定する方向である。加えて+Z方向は鉛直方向上方、−Z方向は鉛直方向下方へ向かう方向である。
図1及び図7に示すように、現像カートリッジ4には、カートリッジ側識別部として、カートリッジ挿入方向上流側に第1のボス80、及び第1のボス80に対してカートリッジ挿入方向下流側に第2のボス81が設けられている。また画像形成装置100には、現像カートリッジ4の挿入をガイドする装着下ガイド部104、カートリッジ側識別部として可動台110a、可動台110aを所定の位置(初期位置)へと付勢する付勢バネ111が設けられている。また、可動台110aは、第1の挿入ガイド部120と第2の挿入ガイド部121から構成されており、第1の挿入ガイド部120は、現像カートリッジ4の第1のボス80と係合し、第2の挿入ガイド部121は現像カートリッジ4の第2のボス81と係合する。このように可動台110aは、カートリッジ挿入時に第1及び第2のボス80、81と係合することで移動可能とされ、画像形成装置100に適合する現像カートリッジ4が識別可能とされている。
さらに、図7に示すように、画像形成装置本体100には、可動台110aの移動に連動して開閉するストッパー部材112が設けられおり、可動台110aとストッパー部材112は連結部材113によって連結されている。具体的には、可動台110aに設けられたボスと、連結部材113に設けられた凹部(溝)とが係合した構成とする。これにより、可動台110aの鉛直方向(+Z方向及び−Z方向)における移動に連動し、現像カートリッジ4の着脱方向(+Y方向及び−Y方向)へ連結部材113を移動させる。そして、連結部材113で回転可能とされたストッパー部材112は、連結部材113によって回転させられる。この結果、装着下ガイド部102に突出して現像カートリッジ4の進入を阻止する規制位置から装着下ガイド部102から退避して現像カートリッジ4を進入することを許容する退避位置へ移動する。つまり、可動台110aが上方に位置する場合は、ストッパー部材は閉じた状態となり、可動台110aが下方に位置する場合は、ストッパー部材は開いた状態となるように構成される。
次に、画像形成装置100に対して適合する現像カートリッジ4を挿入したときの、現像カートリッジ4の第1のボス80および第2のボス81と画像形成装置100に設けられた可動台110a及びストッパー部材112との関係について説明する。
図1(a)及び図7(a)は、画像形成装置本体100の可動台110aと現像カートリッジ4の第1のボス80及び第2のボス81が係合する前の状態を示している。可動台110aは、付勢バネ111によって鉛直上方(+Z方向)に付勢され、初期位置に位置し、それに伴い連結部材113は現像カートリッジ4の装着方向上流側(−Y方向)に位置し、ストッパー部材112は閉じた状態となっている。ストッパー部材112は閉じた状態とされ、現像カートリッジ4は、本体装着下ガイド部102に沿って電子写真画像形成装置100の装着位置への進入が阻止されている。
次に図1(b)及び図7(b)は、可動台110aの第1の挿入ガイド部120と第1のボス80が係合し、可動台110aを押し下げた状態を示している。可動台110aが押し下げられることによって可動台110aは通過可能位置に位置し、第2のボス81も係合可能な状態となる。また、可動台110aが押し下げられたことに伴い連結部材113は現像カートリッジ4の装着方向下流側(+Y方向)に移動し、ストッパー部材112は開いた状態となる。このようにストッパー部材112は開いた状態とされ、現像カートリッジ4は、本体装着下ガイド部102に沿って電子写真画像形成装置100に進入可能とされる。
さらに図1(c)及び図7(c)は、可動台110aの第2の挿入ガイド部121に第2のボス81が係合した後、可動台110aと第1のボス80との係合が解除され、可動台110aを押し下げた位置に維持した状態を示している。この状態において、第2のボス81はストッパー部材112とも係合しており、ストッパー部材112は開いた状態を維持している。
最後に図1(d)及び図7(d)は、第1のボス80及び第2のボス81が可動台110aとストッパー部材112を通過した状態を示している。可動台110aは付勢バネ111の付勢力によって、+Z方向に付勢され、それに伴い連結部材113は現像カートリッジ4の装着方向上流側(−Y方向)に移動する。これにより、可動台110aは、付勢バネ111によって、鉛直上方に位置し、ストッパー部材112は閉じた状態となる。
可動台110aが上方に位置する場合はストッパー部材112を閉じた状態、可動台110aが下方に位置する場合はストッパー部材を開いた状態とする。また、画像形成装置100から適合する現像カートリッジ4を取り出す際における、第1及び第2のボス80、81、可動台110a及びストッパー部材112の関係については図1(a)〜(d)と逆の順番の動作で行われる。
具体的には、現像カートリッジ4を取り出す際においては、第2のボス81でストッパー部材112の面112aを押し、ストッパー部材112を開いた状態にする。つまり、連結部材113を現像カートリッジ4の装着方向上流側(−Y方向)に移動させ、連結部材113を介してストッパー部材112と連動する可動台110aを鉛直下方に位置させ、第2の挿入ガイド部121と第2のボス81を係合可能とする。この時、第2の挿入ガイド部121に第2のボス81が係合するまで、ストッパー部材112を開いた状態とし、可動台110aを下がった状態にしておく必要がある。そこで第2のボス81は、ストッパー部材112と可動台110aの両方と係合する長さとなっている。なお、現像カートリッジ4の挿入途中において、第2のボス81cは可動台110aとストッパー部材112の両方に係合可能であれば、図8に示す変形例のように分割された形状の第2のボス81cであっても良い。なお変形例に係る第2のボス81cでは、可動台110aに係合する部分と、ストッパー部材112に係合する部分と、を有し、現像カートリッジ4の挿入途中におけるあるタイミングにおいて同時に係合可能となる構成とされている。
本実施例では、図7に示すように、第1のボス80及び第2のボス81が可動台110aを通過可能とし、現像カートリッジ4はストッパー部材112で規制されることなく、画像形成装置100の装着位置に進入可能とされる。そして、現像カートリッジ4が画像形成装置100に装着された状態にあっては、可動台110aは鉛直上方に付勢された初期位置に戻るとともに、ストッパー部材112は装着下ガイド部102に突出して現像カートリッジ4の進入を阻止する規制位置に戻る。したがって、現像カートリッジ4が装着位置に位置する時には、ストッパー部材112と現像カートリッジ4が接触しない状態とされている。つまり、可動台110aを付勢する付勢バネ111の付勢力が連結部材113を介してストッパー部材112から現像カートリッジ4に作用しない構成とされている。この結果、ストッパー部材112の付勢力が現像カートリッジ4に加わることにより生じる現像カートリッジ4の変形を抑制し、変形に伴う画像弊害を防止することができる。
なお、上記実施例では現像カートリッジ4に作用するストッパー部材112を例に挙げ、説明を行った。しかし、これに限らずドラムカートリッジ9の他、他のプロセスカートリッジに適用しても良く、同様の効果を得られる。
S 記録媒体
1(1a〜1d) 感光体ドラム
2(2a〜2d) 帯電ローラ
4(4a〜4d) 現像カートリッジ
6(6a〜6d) クリーニング部材
7 現像ローラ
8 クリーニング支持部材
9 ドラムカートリッジ
21 スクイシート
25(25a〜25d) 現像ローラ
27 クリーニング枠体
28 帯電ローラ軸受
31 現像容器
33 帯電ローラ加圧部材
34 トナー供給ローラ
35(35a〜35d) 現像ブレード
36 現像剤攪拌ユニット
37 第一端部部材
38 第二端部部材
39 現像ユニット
80、81 ボス
100 電子写真画像形成装置
102(102a,102b,102c,102d) 本体装着下ガイド部
103(103a,103b,103c,103d) 本体装着上ガイド部

Claims (4)

  1. カートリッジ側識別部を有する第1のカートリッジを装着位置に着脱可能とした画像形成装置において、
    前記第1のカートリッジをガイドするカートリッジガイドと、
    前記第1のカートリッジの挿入により前記カートリッジ側識別部と作用し、初期位置から通過可能位置に移動し、前記第1のカートリッジを進入可能とする本体側識別部と、
    前記第1のカートリッジが前記カートリッジガイドに沿って進入することを許容する退避位置と、前記カートリッジ側識別部を有さない第2のカートリッジが前記カートリッジガイドに沿って進入することを阻止する規制位置と、を取り得る進入規制部材と、
    前記進入規制部材を前記退避位置から前記規制位置へ付勢する付勢手段と、
    を備え、
    前記第1のカートリッジが挿入されることにより、前記本体側識別部を前記初期位置から前記通過可能位置に移動させ、前記第1のカートリッジが進入可能とするとともに、さらに前記付勢手段の付勢力に抗して前記本体側識別部の移動と連動して前記進入規制部材を前記規制位置から前記退避位置に移動させ、前記第1のカートリッジをさらに進入可能として、前記第1のカートリッジを装着位置に装着可能とするものであって、
    前記第1のカートリッジが装着位置に位置する時には、前記本体側識別部は前記初期位置に、また前記進入規制部材は前記規制位置に、位置する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カートリッジ側識別部として、前記第1のカートリッジは第1のボスと第2のボスを有し、
    前記本体側識別部として、前記第1のボスと係合可能な第1の挿入ガイド部と、前記第2のボスと係合可能な第2の挿入ガイド部と、を備えた可動台を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1のカートリッジが前記画像形成装置に挿入されることにより、
    前記可動台は、前記第1の挿入ガイド部が前記第1のボスと係合し、前記初期位置から前記通過可能位置に移動させられ、前記第2の挿入ガイド部が前記第2のボスと係合可能し、前記第1のカートリッジを進入可能とするとともに、
    前記可動台を前記通過可能位置に位置させることにより、前記可動台に連動する前記進入規制部材を前記退避位置に位置させた状態とし、前記第1のカートリッジをさらに進入可能として、前記第1のカートリッジを装着位置に装着可能とするものであって、
    前記第2のボスは、前記第2の挿入ガイド部と前記進入規制部材の両方に係合可能な長さを有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2のボスは、前記第2の挿入ガイド部に係合する部分と、前記進入規制部材に係合する部分と、を備え、前記第1のカートリッジの挿入途中において、前記第2のボスが前記第2の挿入ガイド部と前記進入規制部材に係合することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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