JP2016080875A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 定着ベルトの温度が異常に上昇したことを速やか且つ確実に検知して、定着ベルトの破損を適切に防止する。
【解決手段】 加熱装置32により加熱された定着ベルト31に加圧部材33を当接させて、回転駆動される加圧部材33と定着ベルト31との間で、トナー画像tを記録媒体Sに定着させる定着装置30において、熱によって変形する定着ベルト31を変形方向規制手段40によって特定の方向に変形させ、このように変形された定着ベルト31の変形量が所定量に達した場合には、これを変形量検知手段50によって検知し、この変形量検知手段50による検知結果に基づいて、加熱制御手段60により加熱装置32を制御し、定着ベルト31の加熱を停止させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、トナー画像を記録媒体に定着させるのに使用する定着装置及びこのような定着装置を用いた画像形成装置に関するものである。特に、加熱装置により加熱された定着ベルトに加圧部材を当接させて、回転駆動される加圧部材と定着ベルトとの間で、トナー画像を記録媒体に定着させるようにした定着装置において、定着ベルトの温度が異常に上昇したことを速やか且つ確実に検知して、定着ベルトの破損を適切に防止できるようにした点に特徴を有するものである。
従来から、複写機、プリンター、ファクシミリ及びこれらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置においては、一般に、感光体等の像担持体からトナー画像が転写された記録媒体を定着装置に導き、この定着装置においてトナー画像を記録媒体に定着させるようにしている。
ここで、このような定着装置の一つとして、加熱装置により加熱された定着ベルトに加圧部材を当接させて、回転駆動される加圧部材と定着ベルトとの間で、トナー画像を記録媒体に定着させるようにした定着装置が知られている。
そして、このような定着装置においては、定着ベルトがスリップする等により、定着ベルトの温度が異常に上昇した場合には、サーモスタット等の安全装置により、加熱装置への通電を停止させて、加熱装置による定着ベルトの加熱を停止させることが行われている。
また、近年においては、このような定着装置において、加熱装置により定着ベルトを速やかに加熱させて、定着動作を開始させるまでの時間を短縮させ、また定着装置の省電力化を図るために、定着ベルト等に低熱容量のものを用いることが行われている。
ここで、このように低熱容量の定着ベルトを用いた場合、定着ベルトの昇温速度が速く、また定着ベルトが変形するため、前記のサーモスタット等の安全装置においては、定着ベルトの温度が異常に上昇したことを速やか且つ確実に検知することができず、変形の後に、ついには定着ベルトの破損によって定着ベルトの周囲の破損に至る等の問題があった。
そして、特許文献1においては、定着ベルトの変形を検出する変位検知手段を定着ベルトの下方に設け、この変位検知手段によって定着ベルトの変形が検出された場合に、加熱装置による定着ベルトの加熱を制御するようにしたものが提案されている。
しかし、定着ベルトが変形する方向は必ずしも一定しておらず、定着ベルトが、変位検知手段が設けられた方向と異なる方向に変形した場合には、定着ベルトの変形を適切に検出することができなくなるという問題があった。
特開2013−57896号公報
本発明は、加熱装置により加熱された定着ベルトに加圧部材を当接させて、回転駆動される加圧部材と定着ベルトとの間で、トナー画像を記録媒体に定着させるようにした定着装置において、定着ベルトの温度が異常に上昇したことを速やか且つ確実に検知できるようにし、定着ベルトの破損を適切に防止することを課題とするものである。
本発明に係る定着装置においては、前記の課題を解決するため、無端状の定着ベルトと、前記の定着ベルトを加熱させる加熱装置と、前記の定着ベルトに当接させる加圧部材とを備え、回転駆動される加圧部材と定着ベルトとの間で、トナー画像を記録媒体に定着させる定着装置において、熱によって変形する定着ベルトを特定の方向に変形させるように規制する変形方向規制手段と、前記の定着ベルトの変形量が所定量に達したことを検知する変形量検知手段と、前記の変形量検知手段によって定着ベルトの変形量が所定量に達したことが検知された場合に、前記の加熱装置を制御する加熱制御手段を設けた。
そして、この定着装置においては、熱によって変形する定着ベルトを変形方向規制手段によって特定の方向に変形させ、このように変形された定着ベルトの変形量が所定量に達した場合には、これを変形量検知手段によって検知し、この変形量検知手段による検知結果に基づいて、前記の加熱制御手段により加熱装置を制御し、定着ベルトの加熱を停止させる。
ここで、この定着装置においては、前記の変形方向規制手段として、前記の定着ベルトの軸方向一端側に、定着ベルトが軸方向反対側に移動するのを規制する規制手段を設け、熱によって変形する定着ベルトを軸方向片側に向けて変形させるようにすることができる。
また、このように定着ベルトの軸方向一端側に、定着ベルトが軸方向反対側に移動するのを規制する規制手段を設けた場合において、前記の加圧部材に、軸方向中央部が凹んだ逆クラウン状の加圧ローラーを用いるようにすることが好ましい。このように逆クラウン状になった加圧ローラーを回転させると、この加圧ローラーの両側部の周速が、中央部の周速よりも速くなり、前記の定着ベルトの両側の部分が中央部に移動される方向に付勢されるようになるが、前記のように定着ベルトの一端側が規制手段により規制されて反対側に移動しないようになっているため、熱によって定着ベルトが変形する場合、規制手段が設けられていない定着ベルトの他端側が定着ベルトの軸方向中央に移動するように変形される。
また、前記の変形方向規制手段として、前記の定着ベルトを変形させる方向に付勢する付勢手段を設けることができる。
そして、このような付勢手段としては、定着ベルトを軸方向に付勢させる軸方向付勢部材を設け、熱によって変形する定着ベルトを軸方向片側に向けて変形させるようにし、また定着ベルトを半径方向に付勢させる半径方向付勢部材を設け、熱によって変形する定着ベルトを半径方向に変形させるようにすることができる。なお、前記の付勢手段によって定着ベルトを変形させる方向に付勢するにあたり、定着ベルトの適切な回転の観点から、定着ベルトの変形量が30%以内の力で付勢させることが好ましい。
また、本発明の画像形成装置においては、トナー画像を記録媒体に定着させる定着装置に前記のような定着装置を用いるようにした。
本発明の定着装置においては、熱によって変形する定着ベルトを変形方向規制手段によって特定の方向に変形させ、この定着ベルトの変形量が所定量に達したことを変形量検知手段によって検知するようにしたため、定着ベルトの温度が異常に上昇して変形したことを速やか且つ確実に検知できるようになり、定着ベルトの破損を適切に防止することができるようになる。
本発明の実施形態に係る定着装置を使用する画像形成装置の例を示した概略説明図である。 本発明の実施形態に係る定着装置を示した概略説明図である。 本発明の実施形態に係る定着装置において、定着ベルトの変形量を検知して制御する構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態1に係る定着装置において、定着ベルトの変形量を検知する状態を示した一部断面した概略説明図である。 本発明の実施形態1に係る定着装置において使用した逆クラウン状になった加圧ローラーの概略平面図である。 本発明の実施形態2に係る定着装置において、定着ベルトの変形量を検知する状態を示した一部断面した概略説明図である。 本発明の実施形態3に係る定着装置において、定着ベルトの変形量を検知する状態を示した概略説明図である。 本発明の実施形態4に係る定着装置において、定着ベルトの変形量を検知する状態を示した概略説明図である。
本発明の実施形態に係る定着装置及びこの定着装置を使用する画像形成装置について図面を参照しながら具体的に説明する。なお、本発明に係る定着装置及び画像形成装置は、下記の実施形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
ここで、本発明の実施形態に係る定着装置30を使用する画像形成装置1においては、図1に示すように、その内部に4つのイメージングカートリッジ10A〜10Dを装着させている。
ここで、前記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおいては、感光体11と、この感光体11の表面を帯電させる帯電装置12と、帯電された感光体11の表面に画像情報に応じた露光を行って感光体11の表面に静電潜像を形成する露光装置13と、感光体11の表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー画像を形成する現像装置14と、感光体11の表面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト21に転写させた後に残留するトナーを感光体11の表面から除去するクリーニング装置15とを設けている。
また、前記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおける各現像装置14においては、それぞれ収容させるトナーの色彩を異ならせ、黒色、黄色、マゼンタ色、シアン色のトナーを収容させている。
そして、この画像形成装置1においては、前記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおいて、それぞれ感光体11の表面を帯電装置12によって帯電させ、このように帯電された各感光体11の表面にそれぞれ露光装置13によって画像情報に応じた露光を行い、各感光体11の表面にそれぞれ画像情報に応じた静電潜像を形成し、各感光体11の表面に形成された静電潜像に、前記の各現像装置14からそれぞれの色彩のトナーを供給して、各感光体11の表面にそれぞれの色彩のトナー画像を形成するようにしている。
次いで、このような各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおける各感光体11の表面に形成された各色彩のトナー画像を、中間転写ベルト21に順々に転写させて、この中間転写ベルト21の上に合成されたトナー画像を形成すると共に、転写後の各感光体11の表面に残留するトナーをそれぞれクリーニング装置15によって各感光体11の表面から除去するようにしている。
一方、この画像形成装置1内に収容された記録媒体Sを、給紙ローラー22により給紙してタイミングローラー23に導き、このタイミングローラー23によって記録媒体Sを適当なタイミングで前記の中間転写ベルト21と転写ローラー24との間に導き、中間転写ベルト21上に形成された前記のトナー像を、この記録媒体Sに転写させるようにしている。そして、記録媒体Sに転写されずに中間転写ベルト21上に残ったトナーを、第2クリーニング装置25によって中間転写ベルト21から除去するようにしている。
また、前記のようにしてトナー画像が転写された記録媒体Sを定着装置30に導き、この定着装置30において、前記のトナー画像を記録媒体Sに定着させ、その後、トナー画像が定着された記録媒体Sを排紙ローラー27によって排紙するようにしている。
ここで、前記の定着装置30においては、図2に示すように、無端ベルト状の定着ベルト31の内周側にハロゲンヒーター等の加熱装置32を設け、この加熱装置32により定着ベルト31を加熱させるようにしている。
また、この定着ベルト31と当接する加圧部材33として、定着ベルト31と対向するようにして加圧ローラー33を設ける一方、この加圧ローラー33と対向する定着ベルト31の内周側にパッド部材34を設け、前記の加圧ローラー33を定着ベルト31に圧接させて、加圧ローラー33と定着ベルト31との間にニップ部Nを形成し、この状態で加圧ローラー33を回転させ、この加圧ローラー33の回転に伴って前記の定着ベルト31を従動回転させるようにしている。
そして、前記の加圧ローラー33と定着ベルト31との間のニップ部Nに、トナー画像tが転写された記録媒体Sを導き、このニップ部Nにおいて前記の記録媒体Sを加熱・加圧させて、トナー画像tを記録媒体Sに定着させるようにしている。
ここで、この実施形態に係る定着装置30においては、図3に示すように、変形方向規制手段40により、定着ベルト31の少なくとも一方向への移動を規制することで、熱によって変形する定着ベルト31を特定の方向に変形させ、このように変形された定着ベルト31の変形量が所定量に達した場合には、これを変形量検知手段50によって検知し、この変形量検知手段50による検知結果に基づいて、前記の加熱制御手段60により加熱装置32を制御して、定着ベルト31の加熱を停止させるようにしている。
(実施形態1)
実施形態1の定着装置30Aにおいては、変形方向規制手段40により、定着ベルト31を特定の方向に変形させるにあたり、定着ベルト31をその軸方向片側に向けて変形させるようにしている。
ここで、この実施形態1においては、定着ベルト31をその軸方向片側に向けて変形させるにあたり、図4に示すように、定着ベルト31の軸方向一端側に定着ベルト31が軸方向反対側に移動するのを規制する規制手段41として、定着ベルト31の軸方向一端側の内周に凸形状を有する係止部材31aを設けると共に、この定着ベルト31の軸方向一端側の端部を回転可能に支持する支持部材35に、定着ベルト31の内周に設けられた係止部材31aを超えて定着ベルト31の内周側に挿入された挿入部35aを設け、この挿入部35aに前記の係止部材31aに係合させて、定着ベルト31が軸方向反対側に移動するのを防止するフランジ形状を有する係合部35bを設けている。
また、前記の加圧ローラー33としては、図5に示すように、軸方向中央部が凹んだ逆クラウン状になった加圧ローラー33aを用い、この加圧ローラー33aを回転させて定着ベルト31を従動回転させた場合、前記の加圧ローラー33aの両側部の周速が、中央部の周速よりも速くなって、前記の定着ベルト31の両側の部分が中央部に移動される方向に付勢されるようにしている。
また、前記の変形量検知手段50によって定着ベルト31の変形量が所定量に達したことを検知するにあたっては、前記の規制手段41とは反対側における定着ベルト31の端部に、ギア部材51を定着ベルト31と一緒に回転するように設けると共に、このギア部材51と噛み合って回転する伝達ギア52にエンコーダー53を取り付け、このエンコーダー53の回転を透過型センサー54によって検知するようにしている。
ここで、この実施形態1の定着装置において、定着ベルト31が加熱されて変形される場合、前記の逆クラウン状になった加圧ローラー33aの回転に伴って従動回転される定着ベルト31の両側の部分が中央部に移動される方向に付勢されるが、この定着ベルト31の軸方向一端側が前記の規制手段41により規制されているため、ギア部材51が取り付けられた定着ベルト31の端部が軸方向中央部に向けて移動するように変形される。
そして、定着ベルト31が過剰に加熱され、ギア部材51が取り付けられた定着ベルト31の端部が軸方向中央部に向けて大きく変形されて、前記のギア部材51が前記の伝達ギア52から外れると、伝達ギア52及び前記のエンコーダー53が回転されなくなり、このようにエンコーダー53が回転されなくなったことを、前記の透過型センサー54によって検知し、これにより定着ベルト31の変形量が所定量に達したことを検知するようにしている。
また、このように定着ベルト31の変形量が所定量に達したことが検知された場合には、この検知結果に基づいて、前記のように加熱制御手段60により加熱装置32を制御して、定着ベルト31の加熱を停止させるようにする。
(実施形態2)
実施形態2の定着装置30Bにおいても、前記の実施形態1の定着装置30Aと同様に、定着ベルト31をその軸方向片側に向けて変形させるようにしている。
また、この実施形態2の定着装置30Bにおいても、図6に示すように、前記の実施形態1の定着装置30Aと同様に、定着ベルト31の軸方向一端側に定着ベルト31が軸方向反対側に移動するのを規制する規制手段41を設け、また加圧ローラー33として、軸方向中央部が凹んだ逆クラウン状になった加圧ローラー33aを用いるようにしている。なお、この実施形態2においては、規制手段41が設けられた定着ベルト31の軸方向一端側と反対側の端部を、軸方向に移動可能な状態で支持部材35により回転可能に保持させている。
そして、この実施形態2の定着装置においては、変形量検知手段50により定着ベルト31の変形量が所定量に達したことを検知するにあたり、前記の規制手段41と反対側における定着ベルト31の端部の外周にマーカー55を取り付けると共に、このマーカー55の位置と対応するようにして、定着ベルト31の外周側にマーカー55を検知する反射型センサー56を配置させている。
ここで、この実施形態2の定着装置において、定着ベルト31が加熱されて変形される場合、前記の実施形態1の場合と同様に、前記の逆クラウン状になった加圧ローラー33aの回転に伴って従動回転される定着ベルト31の両側の部分が中央部に移動される方向に付勢されるが、この定着ベルト31の軸方向一端側が前記の規制手段41により規制されているため、規制手段41とは反対側におけるマーカー55が取り付けられた定着ベルト31の端部が軸方向中央部に向けて移動するように変形される。
そして、定着ベルト31が過剰に加熱され、マーカー55が取り付けられた定着ベルト31の端部が大きく変形されて、マーカー55が前記の反射型センサー56によって検知されなくなることにより、定着ベルト31の変形量が所定量に達したことを検知するようにしている。
また、このように定着ベルト31の変形量が所定量に達したことが検知された場合には、前記の実施形態1の場合と同様に、この検知結果に基づいて、前記のように加熱制御手段60により加熱装置32を制御して、定着ベルト31の加熱を停止させるようにする。
(実施形態3)
実施形態3の定着装置30Cにおいても、前記の実施形態1、2の定着装置30A,30Bの場合と同様に、定着ベルト31をその軸方向片側に向けて変形させるようにしている。
ここで、この実施形態3の定着装置30Cにおいては、図7に示すように、定着ベルト31の軸方向両側に、定着ベルト31を回転可能に支持する支持部材35を設けている。
そして、この実施形態3の定着装置においては、定着ベルト31をその軸方向片側に向けて変形させるにあたり、定着ベルト31を変形させる方向に付勢する付勢手段42として、定着ベルト31の軸方向の片側における支持部材35に圧縮コイルバネ等の軸方向付勢部材42aを設け、この軸方向付勢部材42aにより、定着ベルト31の軸方向の片側の端部を反対側に向けて押すように付勢している。
なお、この実施形態3の定着装置30Cにおいては、前記の軸方向付勢部材42aにより定着ベルト31の軸方向の片側の端部を反対側に向けて押すように付勢しているため、前記の実施形態1,2の定着装置30A,30Bのように、定着ベルト31が軸方向反対側に移動するのを規制する規制手段41を設けたり、加圧ローラー33として、軸方向中央部が凹んだ逆クラウン状になった加圧ローラー33aを用いたりする必要はない。
そして、この実施形態3の定着装置30Cにおいては、変形量検知手段50により定着ベルト31の変形量が所定量に達したことを検知するにあたり、軸方向付勢部材42aによって押される定着ベルト31の端部の外周に、前記の実施形態2の場合と同様に、マーカー55を取り付けると共に、このマーカー55の位置と対応するようにして、定着ベルト31の外周側にマーカー55を検知する反射型センサー56を配置させている。
ここで、この実施形態3の定着装置30Cにおいて、定着ベルト31が加熱されて変形される場合、前記の軸方向付勢部材42aによって、マーカー55が取り付けられた定着ベルト31の軸方向の片側の端部が反対側に押され、マーカー55が取り付けられた定着ベルト31の端部が軸方向中央部に向けて移動するように変形される。
そして、定着ベルト31が過剰に加熱され、マーカー55が取り付けられた定着ベルト31の端部が大きく変形されて、マーカー55が前記の反射型センサー56によって検知されなくなることにより、定着ベルト31の変形量が所定量に達したことを検知するようにしている。
また、このように定着ベルト31の変形量が所定量に達したことが検知された場合には、前記の実施形態1,2の場合と同様に、この検知結果に基づいて、前記のように加熱制御手段60により加熱装置32を制御して、定着ベルト31の加熱を停止させるようにする。
(実施形態4)
実施形態4の定着装置30Dにおいては、前記の変形方向規制手段40により、定着ベルト31を特定の方向に変形させるにあたり、定着ベルト31を半径方向に変形させるようにしている。
ここで、この実施形態4の定着装置30Dにおいては、図8に示すように、定着ベルト31の軸方向両側に、定着ベルト31を回転可能に支持する支持部材35を設けている。
そして、この実施形態4の定着装置30Dにおいて、定着ベルト31を半径方向に変形させるにあたり、定着ベルト31を変形させる方向に付勢する付勢手段42として、定着ベルト31の軸方向一端側の外周側に圧縮コイルバネ等の半径方向付勢部材42bを設けると共に、この半径方向付勢部材42bの先端に設けた押圧部材42cを定着ベルト31の外周面に接触させて、定着ベルト31をその半径方向内方に押すように付勢している。
ここで、押圧部材42cにより付勢する力は、定着ベルト31の変形量が30%以内となる大きさにすると、定着ベルト31の回転への影響を抑制できるので好ましい。
そして、この実施形態4の定着装置30Dにおいては、変形量検知手段50により定着ベルト31の変形量が所定量に達したことを検知するにあたり、圧力検知センサー57を、前記の半径方向付勢部材42bにおける押圧部材42cと反対側に設け、この圧力検知センサー57により、定着ベルト31が半径方向内方に変形した場合における半径方向付勢部材42bの圧力変化を検知するようにしている。
ここで、この実施形態4の定着装置30Dにおいて、定着ベルト31が加熱されて変形される場合、前記の半径方向付勢部材42bの先端に設けられた押圧部材42cによって定着ベルト31の外周面が半径方向内方に押されて、押圧部材42cと接触している定着ベルト31の外周面が半径方向内方に向けて移動するように変形される。
そして、定着ベルト31が過剰に加熱されて、押圧部材42cと接触している定着ベルト31の外周面が半径方向内方に大きく変形されて、前記の半径方向付勢部材42bによる圧力が所定値よりも小さくなった場合には、これを前記の圧力検知センサー57により検知し、これにより定着ベルト31の変形量が所定量に達したことを検知するようにしている。
また、このように定着ベルト31の変形量が所定量に達したことが検知された場合には、前記の実施形態1〜3の場合と同様に、この検知結果に基づいて、前記のように加熱制御手段60により加熱装置32を制御して、定着ベルト31の加熱を停止させるようにする。
このように、前記の実施形態1〜4の各定着装置30A〜30Dにおいては、定着ベルト31が過剰に加熱されて、定着ベルト31が所定量以上に変形を変形したことを検知して、加熱装置32による定着ベルト31の加熱を停止させるようにしたため、定着ベルト31の温度が異常に上昇した場合には、これを速やか且つ確実に検知して、定着ベルト31の破損を適切に防止することができるようになる。
1 :画像形成装置
10A,10B,10C,10D :イメージングカートリッジ
11 :感光体
12 :帯電装置
13 :露光装置
14 :現像装置
15 :クリーニング装置
21 :中間転写ベルト
22 :給紙ローラー
23 :タイミングローラー
24 :転写ローラー
25 :第2クリーニング装置
27 :排紙ローラー
30,30A,30B,30C,30D :定着装置
31 :定着ベルト
31a :係止部材
32 :加熱装置
33 :加圧ローラー(加圧部材)
33a :逆クラウン状になった加圧ローラー(加圧部材)
34 :パッド部材
35 :支持部材
35a :挿入部
35b :係合部
40 :変形方向規制手段
41 :規制手段
42 :付勢手段
42a :軸方向付勢部材
42b :半径方向付勢部材
42c :押圧部材
50 :変形量検知手段
51 :ギア部材
52 :伝達ギア
53 :エンコーダー
54 :透過型センサー
55 :マーカー
56 :反射型センサー
57 :圧力検知センサー
60 :加熱制御手段
N :ニップ部
S :記録媒体
t :トナー画像

Claims (7)

  1. 無端状の定着ベルトと、前記の定着ベルトを加熱させる加熱装置と、前記の定着ベルトに当接させる加圧部材とを備え、回転駆動される加圧部材と定着ベルトとの間で、トナー画像を記録媒体に定着させる定着装置において、熱によって変形する定着ベルトを特定の方向に変形させるように規制する変形方向規制手段と、前記の定着ベルトの変形量が所定量に達したことを検知する変形量検知手段と、前記の変形量検知手段によって定着ベルトの変形量が所定量に達したことが検知された場合に、前記の加熱装置を制御する加熱制御手段を設けたことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、前記の変形方向規制手段として、前記の定着ベルトの軸方向一端側に、定着ベルトが軸方向反対側に移動するのを規制する規制手段を設け、熱によって変形する定着ベルトを軸方向片側に向けて変形させることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項2に記載の定着装置において、前記の加圧部材として、軸方向中央部が凹んだ逆クラウン状の加圧ローラーを用いたことを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1に記載の定着装置において、前記の変形方向規制手段として、前記の定着ベルトを変形させる方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする定着装置。
  5. 請求項4に記載の定着装置において、前記の付勢手段として、定着ベルトを軸方向に付勢させる軸方向付勢部材を設け、熱によって変形する定着ベルトを軸方向片側に向けて変形させることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項4に記載の定着装置において、前記の付勢手段として、定着ベルトを半径方向に付勢させる半径方向付勢部材を設け、熱によって変形する定着ベルトを半径方向に変形させることを特徴とする定着装置。
  7. トナー画像を記録媒体に定着させる定着装置を備えた画像形成装置において、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載した定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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