JP2016080138A - 流体伝動装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上記問題に着目されたもので、その目的とするところは、回転体(スリーブ)と回転体を回転支持する支持軸との間に設けられた軸受が、隣接して設けたシール部材に干渉することを防止しつつ、軸長の短縮化を図ることができる流体伝動装置を提供することである。
[トルクコンバータの構成]
図1は、本発明の流体伝動装置であるトルクコンバータ11を示す図である。トルクコンバータ11は、自動変速機12の変速機入力軸13と、変速機入力軸13の図中の右側における突出端に同軸配置したエンジンの出力軸(クランクシャフト)とを駆動結合する。
図2は中空固定軸19にポンプインペラ11pを回転支持する支持構造部分の拡大図である。
シールリング34にブッシュ31が干渉すると、特にシールリング34が破損して十分なシール性を確保できない。そのため、ブッシュ31とシールリング34との距離を確保する必要がある。
ポンプインペラ11pと同軸に対向配置し、ポンプインペラ11pにより作動流体を介して流体駆動されるタービンランナ11t(出力要素)と、ポンプインペラ11pまたはタービンランナ11tとともに回転するスリーブ21と、スリーブ21をブッシュ31(軸受)を介して回転支持する中空固定軸19(支持軸)と、スリーブ21と中空固定軸19との間に配置し、作動流体の漏出を規制するシールリング34(シール部材)と、を有し、スリーブ21において、シールリング34が接触するシールリング接触部21b(シール部材接触部)を、ブッシュ31が接触するブッシュ接触部21a(軸受接触部)に対して凸状に形成した。
よって、ブッシュ31とシールリング34との距離を確保し、ブッシュ31とシールリング34との干渉を抑制することができる。また、ブッシュ31とシールリング34に隔壁を設けること無く、ブッシュ31とシールリング34との間の距離を確保することができ、スリーブ21の軸方向長さの短縮化を図ることができる。
よって、中空固定軸19に対してスリーブ21が移動したとしても、ブッシュ31とシールリング34との干渉を防止することができる。
よって、ブッシュ31とシールリング34との距離を確保し、ブッシュ31とシールリング34との干渉を抑制することができる。
よって、シールリング34の外径を小さくし、摺動面の面積を小さくすることができ、シールリング34とシールリング接触部21bとの間のフリクションを小さくすることができる。
よって、スリーブ21の組み付け性を向上させることができる。また、シールリング34の破損を抑制することができる。
よって、シールリング34の外径の位置が、テーパ21cに対して最もずれたときであっても、シールリング34をテーパ21cによりガイドできる。また、シールリング34をテーパ21cの面で接触させることができるため、シールリング34の破損を抑制することができる。
以上、本発明は上記実施例の構成に限らず、他の構成であっても構わない。
実施例1では、回転部材であるスリーブ21と固定部材である中空固定軸19との間の支持構部材(ブッシュ31)とシール部材(シールリング34)の周辺の構造についての発明について説明した。これを両部材が回転部材とし、その両部材の間の支持部材およびシール部材の周辺の構造について適用しても良い。
11p ポンプインペラ(入力要素)
11t タービンランナ(出力要素)
19 中空固定軸(支持軸)
21 スリーブ
21a ブッシュ接触部(軸受接触部)
21b シールリング接触部(シール部材接触部)
21c テーパ
31 ブッシュ(軸受)
34 シールリング(シール部材)
Claims (6)
- 動力源により駆動される入力要素と、
前記入力要素と同軸に対向配置し、前記入力要素により作動流体を介して流体駆動される出力要素と、
前記入力要素または前記出力要素とともに回転するスリーブと、
前記スリーブを軸受を介して回転支持する支持軸と、
前記スリーブと前記支持軸との間に配置し、作動流体の漏出を規制するシール部材と、
を有し、
前記スリーブにおいて、前記シール部材が接触するシール部材接触部を、前記軸受が接触する軸受接触部に対して凸状に形成したことを特徴とする流体伝動装置。 - 請求項1に記載の流体伝動装置において、
前記スリーブを前記支持軸に組み付ける際に、前記軸受と前記シール部材との間の距離を、前記スリーブが移動可能な距離よりも大きくなるように設定したことを特徴とする流体伝動装置。 - 請求項1または請求項2に記載の流体伝動装置において、
前記支持軸は、中空に形成した前記スリーブの内周側に挿入しており、
前記シール部材接触部の内径を、前記軸受の内径よりも大きく形成したことを特徴とする流体伝動装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の流体伝動装置において、
前記支持軸は、中空に形成した前記スリーブの内周側に挿入しており、
前記軸受接触部の内径を、前記シール部材接触部の内径よりも大きく形成したことを特徴とする流体伝動装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の流体伝動装置において、
前記シール部材接触部において、前記スリーブを前記支持軸に組み付ける際の組み付け方向側の端部にテーパを形成したことを特徴とする流体伝動装置。 - 請求項5に記載の流体伝動装置において、
前記支持軸は、中空に形成した前記スリーブの内周側に挿入しており、
前記テーパにおいて、前記スリーブを前記支持軸に組み付ける際の組み付け方向側の端部の内径を、前記スリーブに対する前記シール部材の外周面の位置の誤差が最大であるときよりも大きく形成したことを特徴とする流体伝動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014215259A JP2016080138A (ja) | 2014-10-22 | 2014-10-22 | 流体伝動装置 |
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JP2014215259A JP2016080138A (ja) | 2014-10-22 | 2014-10-22 | 流体伝動装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2014215259A Pending JP2016080138A (ja) | 2014-10-22 | 2014-10-22 | 流体伝動装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019171812A1 (ja) * | 2018-03-06 | 2019-09-12 | ジヤトコ株式会社 | 変速機及びその製造方法 |
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-
2014
- 2014-10-22 JP JP2014215259A patent/JP2016080138A/ja active Pending
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