JP2016080035A - クランク式駆動装置における駆動量変更機構 - Google Patents

クランク式駆動装置における駆動量変更機構 Download PDF

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Abstract

【課題】クランク式駆動装置において、第1の支持部材(クランクハブ)に対する第2の支持部材(ホルダ)の偏心量の調節、及び中間位置での第1の支持部材に対する第2の支持部材の位置決めが容易に行える駆動量変更機構を提供する。
【解決手段】第1の支持部材22及び第2の支持部材24の一方に固定的に配置された支持部と、該支持部に支持されると共に前記第1の支持部材22及び第2の支持部材22の他方における前記偏心方向と交差する方向に延在する面と当接するように設けられた位置調節部材42とを含み、前記支持部に対し前記位置調節部材42を回動させることにより、前記支持部から前記位置調節部材42における前記他方の支持部材に対する当接位置までの距離が変更され、前記第1の支持部材22と前記第2の支持部材24との前記偏心方向における相対的な位置が変更される。
【選択図】図4

Description

本発明は、クランク式駆動装置における駆動量を変更する機構に関する。
公知のクランク式駆動装置として、下記の特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1におけるクランク式駆動装置(以下、「従来装置」と言う。)は、駆動軸に対し相対回転不能に組み付けられる第1の支持部材と、該第1の支持部材に相対回転不能に組み付けられる第2の支持部材と、該第2の支持部材に支持される偏心軸と、該偏心軸を介して前記第2の支持部材に回転可能に支持されると共に駆動対象部材に連結される連結部材とを含むものとなっている。そして、従来装置によれば、偏心軸の軸心と駆動軸の軸心とが偏心した状態となるように第1の支持部材に対し第2の支持部材が組み付けられることにより、駆動軸の回転に伴う第1、第2の支持部材の回転に伴い、偏心の量(偏心量)に応じた偏心の方向(偏心方向)における変位量(駆動量)で連結部材及び駆動対象部材が往復駆動されるものである。
また、従来装置においては、第1の支持部材に対する第2の支持部材の組み付け位置が、前記の偏心方向と平行な方向に調節(変更)可能な構成となっている。そして、その従来装置では、第1の支持部材に対する第2の支持部材の偏心方向における組み付け位置を偏心方向と平行な方向において変更することにより、偏心量が変更され、それにより、駆動対象部材の駆動量が変更されるものとなっている。
なお、この特許文献1には、偏心量(駆動量)を設定するための第1の支持部材に対する第2の支持部材の組み付け位置及びその変更に関し、以下の構成が開示されている。
第1の支持部材であるクランクハブ及び第2の支持部材であるホルダの一方の支持部材には、ホルダの偏心方向と平行な方向への移動を係止するための一対の係止部が偏心方向に離間する配置で設けられている。その上で、クランクハブに対するホルダの組み付け位置の位置決めが、クランクハブ及びホルダの他方の支持部材を前記の一対の係止部の一方又は他方に当接させることによって行われるものとなっている。
そして、従来装置では、他方の支持部材が一対の係止部の一方に当接した状態と他方に当接した状態とで偏心量が異なる大きさに設定されるものとなっており、他方の支持部材の位置を一対の係止部の一方に当接する位置と他方に当接する位置との間で変更することにより、偏心量が変更されるものとなっている。すなわち、従来装置は、クランクハブの各位相において2つの偏心量(駆動量)のみを設定可能な構成となっている。
特開2008−180289号公報
前記したように、従来装置では、偏心量(駆動量)は、他方の支持部材を一対の係止部の一方又は他方に当接させることによって設定されるものであり、言い換えれば、従来装置では、2段階でしか偏心量(駆動量)の変更を行うことができない。そのため、従来装置では、その想定される使用方法の範囲においては駆動量の調節に大きく制限を受けるものとなっており、適用できる装置に制限を受けるといった問題がある。
因みに、従来装置においては、他方の支持部材を一対の係止部のどちらにも当接しない中間の位置(中間位置)で位置決めしてホルダをクランクハブに対し組み付けることで、一対の係止部の一方又は他方と当接させることによって設定される偏心量(駆動量)とは異なる偏心量(駆動量)に設定された状態とすることも可能である。但し、その場合、そのクランク式駆動装置が適用される装置によっては、次のような問題がある。
例えば、従来装置が織機のイージング装置に適用される場合、ホルダはイージングレバー等の連結部材を介して経糸が巻き掛けられるテンションロールに連結された構成となるため、ホルダに対し、重量物であるテンションロールや連結部材の重量が掛かった状態となっており、さらに、経糸がテンションロールに巻き掛けられている場合にはその経糸の張力による負荷が掛かった状態となる。
なお、偏心量の変更は、駆動軸に取り付けられたクランクハブに対するホルダの組み付け位置を偏心方向と平行な方向に調節(変更)させて設定すべき偏心量に応じた位置に位置決めし、その位置決めした位置でクランクハブに対しホルダを固定するといった作業により行われるものであり、前記の場合、その作業は、前記のテンションロール等の重量を支持した状態で行われるものとなる。その場合において、他方の支持部材と係止部とを当接させた状態であれば、その作業は比較的容易に行うことができるが、他方の支持部材が係止部に当接しない中間位置での作業は、作業者が上記の重量を全て支持しなければならないため、その作業は作業者にとって大きな負担となる。
また、前記のイージング装置がテンションロールの両側に設けられる構成(両側駆動)の場合には、偏心量を変更するにあたっては、その両側において同じ量だけ変更されなければならないが、前記のようにテンションロール等の重量を支持しつつ作業者が中間位置での位置決めを行わなければならない構成では、クランクハブに対するホルダの位置を両側で正確に一致させることは、少なくとも1人の作業者による作業では極めて困難であり、その作業は複数の作業者を要するものとなってしまう。また、複数の作業者で作業を行った場合でも、両側で偏心量を正確に一致させることは難しく、テンションロールの両側で駆動量(イージング量)が異なるものとなってしまい、製織に悪影響を及ぼすものとなってしまうおそれがある。
そこで、従来装置が有する課題を鑑み、本発明の目的は、従来装置において、第1の支持部材(クランクハブ)に対する第2の支持部材(ホルダ)の偏心量の調節、及び中間位置での第1の支持部材に対する第2の支持部材の位置決めが容易に行える駆動量変更機構を提供することにある。
本発明は、駆動軸に対し相対回転不能に組み付けられる第1の支持部材と、該第1の支持部材に相対回転不能に組み付けられる第2の支持部材と、該第2の支持部材に支持される偏心軸と、該偏心軸を介して前記第2の支持部材に回転可能に支持されると共に駆動対象部材に連結される連結部材とを含み、前記第2の支持部材が、前記第1の支持部材に対する組み付け位置を前記駆動軸の軸心に対する前記偏心軸の軸心の偏心方向と平行な方向に調節(変更)可能に設けられており、前記第1の支持部材に対する前記第2の支持部材の前記偏心方向における組み付け位置によって前記駆動軸の軸心に対する前記偏心軸の軸心の偏心量が設定されると共に、前記組み付け位置を変更して前記偏心量が変更されることにより駆動量が変更されるクランク式駆動装置を前提とする。
その上で、前記目的を達成するための本発明によるクランク式駆動装置における駆動量変更機構は、前記第1の支持部材及び前記第2の支持部材の一方に固定的に配置された支持部と、該支持部に支持されると共に前記第1の支持部材及び前記第2の支持部材の他方における前記偏心方向と交差する方向に延在する面と当接するように設けられた位置調節部材とを含み、前記支持部に対し前記位置調節部材を回動させることにより、前記支持部から前記位置調節部材における前記他方の支持部材に対する当接位置までの距離が変更され、前記第1の支持部材と前記第2の支持部材との前記偏心方向における相対的な位置が変更されることを特徴とする。
また、本発明によるクランク式駆動装置における駆動量変更機構においては、前記支持部を前記一方の支持部材の前記他方の支持部材との当接面から前記駆動軸の軸心と平行に延在するように設けられた軸部材であって前記他方の支持部材に形成された前記偏心方向と平行な方向に延びる長孔に挿通される軸部材とすると共に、前記他方の支持部材が前記長孔を挟んで前記偏心方向と平行な方向において対向する2つの当接面を有するものとし、さらに、前記位置調節部材を前記他方の支持部材における2つの前記当接面に同時に当接可能な直径を有する円盤状の部材とし、その前記位置調節部材が、その中心から偏心した位置に前記支持部が嵌挿されるかたちで前記支持部に対し回動可能に支持されると共に、前記支持部に支持された状態において外周面上の前記偏心方向と平行な方向における両端で前記他方の支持部材における前記当接面に当接するものとしてもよい。
本発明によれば、位置調節部材を支持部に対し回動させることにより、該位置調節部材における他方の支持部材に対し当接する部分の支持部からの距離が変更される構成となっており、それにより、位置調節部材を支持部に対し回動させるだけで、第2の支持部材側の支持部からの第1の支持部材側の位置調節部材との当接位置までの距離、または、第1の支持部材側の支持部からの第2の支持部材側の位置調節部材との当接位置までの距離が変更され、第1の支持部材と第2の支持部材との偏心方向における相対的な位置が変更されるため、偏心量(駆動量)の変更を容易に行うことができる。
しかも、支持部に対する位置調節部材の回動量に応じて偏心量(駆動量)が変更されるため、偏心量(駆動量)の設定を容易に行うことができる。さらに、駆動軸に支持された第1の支持部材に対する第2の支持部材の位置決めは、一方の支持部材側の支持部に支持された位置調節部材と他方の支持部材との当接によって行われるものとなっており、作業者に負担を掛けることなく中間位置での第1の支持部材に対する第2の支持部材の位置決めが行われるものとなる。これらにより、クランク式駆動装置における駆動量の変更作業が、1人の作業者によって容易に行えるものとなる。
また、本発明において、支持部を軸部材によって構成すると共に、他方の支持部材を支持部(軸部材)が挿通される長孔及び該長孔を挟んで偏心方向と平行な方向において対向する2つの当接面が形成されるものとし、さらに、位置調節部材を、他方の支持部材の2つの当接面とその外周面の偏心方向と平行な方向における両端で当接する円盤状の部材とすると共に、支持部に対し偏心した位置で支持される構成とすることにより、位置調節部材の偏心した支持部による支持位置を中心とした回動に伴って偏心方向において位置調節部材の両端の支持部材からの距離が変化し、それにより一方の支持部材に対し固定的に配置された支持部と、他方の支持部材における2つの当接面との偏心方向における位置関係が変化し、一方の支持部材と他方の支持部材との偏心方向における相対的な位置が変更されるものとなるため、前記した第1の支持部材と第2の支持部材との偏心方向における相対的な位置の変更(偏心量(駆動量)の変更)を、より簡単な構成で実現することができる。
そして、その構成によれば、支持部(軸部材)の軸心周りにおける180°以下の回動範囲での回動により偏心量(駆動量)の変更が行われるものとなるため、位置調節部材の回動量と偏心量(駆動量)との関係を作業者が把握しやすいものとなっており、偏心量(駆動量)の調節をより正確に、且つ簡単に行うことが可能となる。
本発明が適用されたイージング装置を示す分解斜視図である。 本発明の一実施例を示す平面図としての部分断面図である。 本発明の一実施例を示す正面図である。 本発明の一実施例の要部を示す斜視図である。 (a)(b)図は、本発明の一実施例の要部を示す正面図で、(a)図は位置調節部材の回動前、(b)図は位置調節部材の回動後の状態を示す。 本発明の一実施例を、スパナで調節する状態を示す斜視図である。 本発明の一実施例を変形した実施形態を示す平面図としての部分断面図である。 本発明の一実施例を変形した実施形態を示す平面図としての部分断面図である。 本発明の一実施例を変形した実施形態を示す平面図である。 本発明の一実施例を変形した実施形態を示す平面図としての部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳述する。図1〜6に示すのは、本発明の一実施形態であって、本発明による駆動量変更機構を備えたクランク式駆動装置を織機のイージング装置に適用した場合について示している。
図1に示すのは、本発明が前提とする織機のイージング装置の概略であって、イージング装置10は、経糸が巻き掛けられるテンションロール(図示せず)をその両端で支持するための一対のイージングレバー12a、12b(駆動対象部材)、クランク式駆動装置20、20、並びにイージングレバー12a、12bとそれに対応するクランク式駆動装置20、20とを連結するためのロッド14、14及びアーム16、16を含む。
各イージングレバー12a、12bは、それぞれの上端部に形成された支持孔12a1、12b1に嵌挿される支持軸(図示せず)を介して織機フレームに対し回動可能に支持される。また、各イージングレバー12a、12bの中間部に形成された支持孔12a2、12b2には、テンションロールの両端の軸部が嵌挿固定される。従って、テンションロールは、イージングレバー12a、12bを介し、織機フレームに対して支持孔12a1、12b1を中心に揺動自在に支持されるものとなる。
また、各イージングレバー12a、12bの下端部に形成された支持孔12a3、12b3には、軸部材18、18が嵌挿固定され、この軸部材18、18に対し、軸受等を介してアーム16、16が回転可能に連結される。そして、各アーム16、16は、ロッド14、14を介し、対応するクランク式駆動装置20、20に連結されている。すなわち、テンションロールの両端をそれぞれ支持するイージングレバー12a、12bは、軸部材18、18、アーム16、16及びロッド14、14を介し、対応するクランク式駆動装置20、20に連結され、同期して往復揺動駆動されるものとなる。そして、両イージングレバー12a、12bが往復揺動駆動されることにより、テンションロールが積極的にイージング運動を行うものである。なお、各クランク式駆動装置20、20は共に同じ構成であるため、以下では、その一方のみについて説明する。
図1〜図3に示すように、クランク式駆動装置20は、駆動軸34の端部に対し回転不能に組み付けられる第1の支持部材としてのクランクハブ22、クランクハブ22に組み付けられる第2の支持部材としてのホルダ24、ホルダ24に支持される偏心軸としての偏心軸部25、及び偏心軸部25を介してホルダ24に回転可能に支持される連結部材26とを含む。なお、駆動軸34は、織機フレーム32に対し軸受36を介して回転自在に支持されており、その一端が織機フレーム32から突出するように設けられている。また、駆動軸34は、駆動伝達機構等を介して織機の主軸(図示せず)に連結され、主軸と同期して回転駆動される。
クランクハブ22は、駆動軸34に固定される軸部22aと、軸部22aの軸心方向の一端側において軸部22aの半径方向の外側に拡がるように設けられた板状のフランジ部22bとを備えるものである。
そして、クランクハブ22は、駆動軸34の織機フレーム32からの突出部分の先端側に組み付けられている。詳しくは、クランクハブ22には、駆動軸34が嵌挿される貫通孔22cがその中心を軸部22aの軸心に一致させて形成されている。また、軸部22aには、その貫通孔22cに連通するすり割りを含む割締め機構22a1が設けられている。そして、クランクハブ22は、軸部22aに対しフランジ部22bが織機フレーム32側に位置する向きで、貫通孔22c内に駆動軸34の先端部が嵌挿されることで駆動軸34と組み合わされ、割締め機構22a1により締付け固定されることで、駆動軸34に対し組み付けられている。
なお、駆動軸34に対するクランクハブ22の組み付けは、前記のように軸部22aに設けられた割締め機構22a1による締付け固定によって行われるものとなっている。従って、クランクハブ22は、駆動軸34に対し自由に位相を変えて組み付けることが可能となっている。但し、駆動軸34に対するクランクハブ22の固定位置は、駆動軸34の先端部に限らず、駆動軸34の先端部には他の部材(例えば、回転検出器、等)が取り付けられ、他の部材よりも織機フレーム32側において駆動軸34に取り付けられるものであってもよい。
ホルダ24及び偏心軸部25は、本実施例では両者が一体的に形成されたものとなっており、板状のホルダ24に対しその一方の端面から突出するようなかたちで偏心軸部25が形成されたものとなっている。そして、この偏心軸部25が、本発明における偏心軸に相当するものである。このように、本実施例では、偏心軸としての偏心軸部25とホルダ24とが一体的に形成されることにより、偏心軸としての偏心軸部25がホルダ24に支持される構成となっている。
また、ホルダ24及び偏心軸部25には、中心を偏心軸部25の軸心L2に一致させて両者を貫通する貫通孔24bが形成されている。そして、ホルダ24及び偏心軸部25は、クランクハブ22に対する織機フレーム32側に配置され、貫通孔24bに対し駆動軸34が挿通されると共に、ホルダ24における偏心軸部25が突出する側とは反対側の端面を駆動軸34に組み付けられた状態のクランクハブ22におけるフランジ部22bの織機フレーム32側の端面22dに当接させた状態で、クランクハブ22側から螺挿された複数(図示の例では3つ)のネジ部材29によってクランクハブ22に対し組み付けられている。従って、偏心軸部25は、ホルダ24に対し織機フレーム32側に配置された状態となっている。
また、ホルダ24の周面の一部には、図3に示すように、クランクハブ22に対する組み付けの際に指標とする切欠き24gが形成されている。そして、ホルダ24及び偏心軸部25を貫通するかたちで形成されている貫通孔24bは、図2及び図3に示すように、偏心軸部25の軸心方向に視て偏心軸部25の軸心L2と切欠き24gの中心とを結ぶ方向と平行な方向(以下、「第1の方向」と言う。)における寸法が、駆動軸34の直径よりも大きく形成されている。従って、駆動軸34が上記貫通孔24bに挿通された状態において、ホルダ24及び偏心軸部25は、駆動軸34に対し第1の方向への移動が許容される状態となっている。
さらに、この構成においては、クランクハブ22とホルダ24とは、クランクハブ22に対するホルダ24の組み付け位置が第1の方向に調節(変更)可能となっている。より詳しくは、前記のように、ホルダ24はクランクハブ22側から螺挿される3つのネジ部材29によってクランクハブ22に対し組み付けられるものであり、そのために、クランクハブ22のフランジ部22bには、ネジ部材29を挿通させるための穿孔22hが形成されている。そして、クランクハブ22に対するホルダ24の固定は、ホルダ24に螺挿されたネジ部材29を締め付けることにより、ネジ部材29の頭部とホルダ24とでクランクハブ22のフランジ部22bを挟持するかたちで行われるものとなっている。
その上で、クランクハブ22のフランジ部22bに形成された穿孔22hは、クランクハブ22に対しホルダ24を組み付けた状態においてホルダ24の第1の方向に延在する長孔として形成されている。従って、ネジ部材29を穿孔22hに挿通させると共にホルダ24に螺挿させた状態において、前記の締め付けを緩めた状態では、ホルダ24に螺挿されたネジ部材29の軸部が穿孔22h内で穿孔22hの長手方向に移動可能な状態、すなわち、クランクハブ22に対するホルダ24の位置が第1の方向に移動可能な状態となる。よって、その構成により、クランクハブ22に対するホルダ24の組み付け位置が第1の方向に調節(変更)可能となっている。
また、本実施例では、前記のようにクランクハブ22に対するホルダ24の組み付け位置を第1の方向に調節(変更)可能とするためにホルダ24がクランクハブ22に対し第1の方向に移動可能に成り得る構成において、その第1の方向への移動を案内するための構成として、クランクハブ22には、フランジ部22bの織機フレーム32側の端面22dから突出するように形成されたガイド部22eが設けられており、一方で、ホルダ24には、反織機フレーム側の端面24e(より詳しくは、上記のフランジ部22bの端面22dに対し当接するホルダ24の端面24e)に開口すると共にガイド部22eを受け入れるように形成された溝24fが設けられている。そして、このガイド部22e及び溝24fにより、ホルダ24の第1の方向への移動が案内されると共に、ホルダ24の第1の方向以外への移動を防ぐ構成となっている。
なお、クランクハブ22に形成されるガイド部22eは、第1の方向において軸部22aと重複する位置に形成されており、前記した貫通孔22cがこのガイド部22eをも貫通するものとなっている。また、その外周面のうちの、軸部22aの軸心方向に視て第1の方向と直交する方向(以下、「第2の方向」という。)における両側の面が、穿孔22hの長手方向(第1の方向)と平行に延在するように形成されている。
また、ホルダ24の溝24fは、その第2の方向で対向する両内側面が、第1の方向と平行に延在すると共に、その間隔がクランクハブ22のガイド部22eにおける外周面のうちの前記両側の面と摺接しつつガイド部22eを受け入れるような大きさに形成されている。さらに、溝24fは、その第2の方向における中心を通って第1の方向と平行な直線が、偏心軸部25の第2の方向における中心を通るような位置に形成されている。その上で、溝24fは、クランクハブ22のガイド部22eを受け入れた状態において、前記のようなクランクハブ22に対する第1の方向へのホルダ24の移動を許容すべく、その第1の方向の寸法がガイド部22eの同じ方向(第1の方向)の寸法よりも大きく形成されている。
従って、そのようなクランクハブ22にガイド部22eが形成されると共にホルダ24に溝24fが形成される構成により、クランクハブ22に対するホルダ24の組み付け位置を第1の方向に調節(変更)するためのホルダ24の移動時において、ガイド部22eの前記両側の面と溝24fの前記内側面との摺接により、そのホルダ24への移動が第1の方向に沿って案内されるものとなっている。
また、ホルダ24は、第1の方向においてクランクハブ22を挟む位置で、反織機フレーム側の端面24eからクランクハブ22側へ突出するように形成された一対の係止部24c、24dを有している。
より詳しくは、両係止部24c、24dは、ホルダ24の端面24e上において、クランクハブ22(フランジ部22b)の第1の方向における両側の端面22b1、22b2のうちの対応する端面と第1の方向において対向するように設けられると共に、前記したクランクハブ22に対する第1の方向へのホルダ24の移動を許容すべく、両者の間隔がクランクハブ22の両端面22b1、22b2の間隔よりも大きく設定されている。また、各係止部24c、24dは、その端面24c1、24d1が、クランクハブ22における両端面22b1、22b2と平行を為すように形成されている。
従って、クランクハブ22に対する第1の方向におけるホルダ24の移動は、係止部24cの端面24c1がクランクハブ22における端面22b1に当接する、又は、係止部24dの端面24d1がクランクハブ22における端面22b2に当接することによって規制されるものとなっており、両係止部24c、24dによってその移動範囲が規定されるものとなっている。
以上のような構成によるクランク式駆動装置20においては、前記したように、クランクハブ22に対しホルダ24が組み付けられた状態において、駆動軸34は、偏心軸部25に形成された貫通孔24bに挿通されており、且つ、貫通孔24bの第1の方向における寸法が駆動軸34の直径よりも大きく形成されていてホルダ24の第1の方向への移動が許容される構成となっているので、偏心軸部25の軸心L2を駆動軸34の軸心(=貫通孔22cの中心線)L1に対して偏心した状態とすることができるものとなっている(図2の状態では駆動軸34の軸心L1に対する偏心軸部25の軸心L2の偏心量はe1となる)。なお、以下で言う「偏心方向」とは、そのように駆動軸34の軸心L1に対し偏心軸部25の軸心L2が偏心した状態における駆動軸34の軸心L1に対する偏心軸部25の軸心L2の方向を指す。因みに、前記した第1の方向とこの偏心方向とは平行ではあるが、第1の方向は向きを特定しない方向であるのに対し、偏心方向は向きが駆動軸34の軸心L1に対する偏心軸部25の軸心L2の向きに特定された方向である。
そして、駆動軸34の軸心(=貫通孔22cの中心線)L1に対する偏心軸部25の軸心L2の偏心量(以下、単に「偏心量」とも言う。)を変更する場合には、先ず、クランクハブ22とホルダ24との両部材を固定状態としているネジ部材29による固定力を緩め、駆動軸34に対し相対回転不能に組み付けられたクランクハブ22(第1の支持部材)に対し、ホルダ24(第2の支持部材)が第1の方向に移動可能(位置調節可能)な状態とする。その上で、ホルダ24を第1の方向に移動させてクランクハブ22に対するホルダ24の位置を所望の偏心量となる位置に調節(変更)すると共に位置決めし、その位置決めした状態でネジ部材29を締め付けてクランクハブ22に対しホルダ24が再び固定された状態とすることにより、偏心量が変更された状態となる。
連結部材26は、環状の部分を有する部材であって、ロッド14等を介してイージングレバー12a(12b)と連結されるものである。そして、連結部材26は、その前記環状の部分において軸受(ベアリング)28を介して偏心軸部25に対し嵌装され、偏心軸部25を介してホルダ24によって回転可能に支持されている。そして、クランク式駆動装置20は、この連結部材26と偏心軸部25とホルダ24とによってクランクが構成されるものとなっている。
このような構成によるクランク式駆動装置20では、偏心量により、イージングレバー12a(12b)の往復揺動駆動における駆動量が決定される。また、駆動軸34の回転位相に対するクランクハブ22の角度関係により、イージングレバー12a(12b)におけるアーム16との連結部がクランク式駆動装置20から最も遠い揺動限、すなわち、イージングレバー12a(12b)の往復揺動中の上死点に達するタイミングが決定される。因みに、イージングレバー12a(12b)が前記上死点に達した状態では、駆動軸34の軸心L1と偏心軸部25の軸心L2とを結ぶ直線と、偏心軸部25の軸心L2とイージングレバー12a(12b)のアーム16との連結中心とを結ぶ直線とが一直線状になる状態であり、言い換えれば、前記の偏心方向がロッド14及びアーム16の延在方向と一致した状態である。
従って、ホルダ24をクランクハブ22に組み付けた状態で、駆動軸34に対するクランクハブ22の角度関係を調節することにより、駆動軸34の1回転中のどの回転位相において駆動対象であるイージングレバー12a(12b)が上死点に達するかを設定することができる。そこで、織機上の他の装置(例えば、開口装置)の動作との関係において、イージングレバー12a(12b)が上死点に達するべき織機主軸の回転角度に対応する駆動軸34の回転位相において、前記の偏心方向がロッド14の方を向くと共に、ロッド14の延在方向に一致するようにクランクハブ22を駆動軸34に対し組み付けることにより、テンションロールに対し所望のイージング動作を与えることができる。
そして、クランク式駆動装置20においては、前記のようにクランクハブ22に対する第1の方向におけるホルダ24の位置が変更されて駆動軸34の軸心(=貫通孔22cの中心線)L1に対する偏心軸部25の軸心L2の偏心量が変更されることにより、イージングレバー12a(12b)の駆動量が変更(調節)されるものとなっている。因みに、本実施例では、クランク式駆動装置20は、ホルダ24における係止部24d(端面24d1)とクランクハブ22とが当接した状態において偏心量が最小となり、係止部24c(端面24c1)とクランクハブ22とが当接した状態において偏心量が最大となるように構成されたものとなっている。
以上で説明したクランク式駆動装置20において、本発明では、第1の支持部材(クランクハブ22)及び第2の支持部材(ホルダ24)の一方に固定的に配置された支持部と、該支持部に支持されると共に第1の支持部材及び第2の支持部材の他方における偏心方向と交差する方向に延在する面と当接するように設けられた位置調節部材とを含む駆動量変更機構が備えられるものであり、本実施例では、駆動量変更機構は、その位置調節部材が、円盤状の部材(位置調節部材42)で構成されており、前記したクランクハブ22における3つの穿孔22hのうちの1つを偏心方向と平行な方向(第1の方向)において挟んで対向するようにクランクハブ22に形成された2つの当接面(偏心方向と交差する方向に延在する面)間に配置されると共にその2つの当接面に同時に当接可能な直径を有するものとなっている。さらに、本実施例における駆動量変更機構では、前記した3つのネジ部材29のうち、前記の2つの当接面に挟まれた穿孔22hに挿通されるネジ部材29が支持部として機能するものとなっている。これらの各構成について、詳しくは以下の通りである。
先ず、クランクハブ22には、前記した3つのネジ部材29のうちの1つが挿通される穿孔22hを含むようなかたちで凹部22iが形成されている。この凹部22iは、図4、5に示すように、クランクハブ22(フランジ部22b)の周面に開放されると共に、クランクハブ22の反織機フレーム側の面に開放された有底の溝であって、その底面に前記の穿孔22hが開口するものとなっている。
従って、凹部22iは、穿孔22hを挟んで第1の方向で対向する2つの内壁面22m、22mを含んだものとなっている。なお、凹部22iは、その2つの内壁面22m、22mの第1の方向における間隔が、後述する円盤状の位置調節部材42の直径と略一致するように形成されている。因みに、凹部22iにおける内壁面22m、22mを繋ぐ奥側の内壁面22nは、円弧状に形成されると共に、凹部22i内に配置される位置調節部材42と干渉しないものとなっている。また、凹部22iの前記底面は、クランクハブ22とホルダ24との互いに当接する端面22d、24eと平行な面として形成されており、内壁面22m、22nは、前記底面に対し垂直な面、すなわち駆動軸34の軸心方向と平行な面として形成されている。
また、位置調節部材42は、前記のように円盤状の部材で構成されたものである。より詳しくは、位置調節部材42は、図4、5に示すように、円盤状のベース部42aと、該ベース部42aの厚さ方向における一方の面(以下、「円盤面」とも言う。)42a1から突出するように設けられた操作部42bとが一体的に形成されたものとなっている。
そのうち、ベース部42aは、前記のようにその直径がクランクハブ22の凹部22iにおける2つの対向する内壁面22m、22m間の距離と略一致する大きさとなっており、且つ、その高さ(厚さ)寸法が、凹部22iの深さ寸法と略一致するものとなっている。また、ベース部42aは、その円盤面42a1の反対側の面(以下、「反円盤面」とも言う。)42a2が平面に形成されると共に、外周面42a3が円盤面42a1及び反円盤面42a2に対し垂直な面となるように形成されたものとなっている。
従って、位置調節部材42がクランクハブ22の凹部22i内(2つの内壁面22m、22m間)に配置された状態において、位置調節部材42は、そのベース部42aの高さ方向に亘り外周面42a3の両端で凹部22iの2つの内壁面22m、22mに同時に当接するものとなる。よって、クランクハブ22における凹部22iの2つの内壁面22m、22mが、(位置調節部材42が同時に当接する)「2つの当接面」となる。
また、操作部42bは、ベース部42aと同形状の円盤状の部材をその中心を挟んで中心から等しい距離の位置でその両側を直径方向と平行に切り落としたような形状を有している。従って、操作部42bは、その外周面上に前記中心を挟んで平行に延在すると共にその延在長さが同じである2つの平面(以下、「操作面」とも言う。)42b1、42b1を有すると共に、外周面におけるその操作面42b1、42b1を除く2つの部分は、ベース部42aの外周面と同じ曲率の円弧面42b2であって、前記中心を挟んだその2つの円弧面42b2、42b2の間隔がベース部42aの直径と同じものとなっている。なお、本実施例では、2つの操作面42b1、42b1の間隔は、六角ボルトであるネジ部材29の頭部の幅寸法(平面視における正六角形の対辺の間隔)と同じとなっている。そして、操作部42bは、その高さ(厚さ)方向をベース部42aの高さ方向に一致させると共に、前記中心をベース部42aの中心と一致させるかたちでベース部42aと一体的に形成されている。
また、位置調節部材42には、前記の高さ方向においてベース部42a及び操作部42bを貫通すると共に円盤面42a1及び反円盤面42a2に対し垂直に形成された貫通孔42b3であって、その中心が操作部42bにおける2つの操作面42b1、42b1の中間の位置に位置すると共にベース部42aの中心から偏心するように形成された貫通孔42b3が設けられている。なお、この貫通孔42b3は、クランクハブ22における凹部22i内に位置する穿孔22hに挿通されるネジ部材29であって、クランクハブ22に対しホルダ24を組み付けるためのネジ部材29が挿通されるものである。
そして、位置調節部材42は、反円盤面42a2をクランクハブ22の凹部22iの前記底面に当接させると共に、駆動軸34の軸心方向に視て貫通孔42b3の位置をその前記底面に開口した穿孔22hの位置と一致させて配置される。そして、その状態においては、ベース部42aの外周面42a3の両端がクランクハブ22における凹部22iの内壁面22m、22mと当接した状態となっている。その上で、位置調節部材42側から位置調節部材42の貫通孔42b3及びクランクハブ22の穿孔22hに対しネジ部材29が挿通され、そのネジ部材29がホルダ24に螺挿されることにより、位置調節部材42は、ネジ部材29の軸部によってクランクハブ22の凹部22i内において回動可能に支持された状態となる。そして、そのネジ部材29を締め込むことにより、位置調節部材42とクランクハブ22とがネジ部材29の頭部とホルダ24とで挟持された状態となり、前記のようにクランクハブ22に対しホルダ24が組み付けられた状態となると共に、位置調節部材42が凹部22i内において回転不能な状態となる。
なお、このネジ部材29は、ホルダ24に螺挿されることでクランクハブ22とホルダ24との互いに当接する端面22d、24eから駆動軸34の軸心L1と平行に延びると共に他方の支持部材であるクランクハブ22に挿通されるかたちで一方の支持部材であるホルダ24に対し固定的に設けられるものとなっており、前記のようにその軸部において位置調節部材42を支持するものとなっている。従って、本実施例では、このネジ部材29(軸部)が本発明における支持部として機能するものとなっており、言い換えると、本実施例では、軸部材であるネジ部材29によって支持部が構成されるものとなっている。
また、前記のように、位置調節部材42においては、貫通孔42b3がベース部42aの中心から偏心するように形成されており、その貫通孔42b3に挿通される軸部材としてのネジ部材29(支持部)の軸心を中心として位置調節部材42が回動されることにより、位置調節部材42のクランクハブ22の凹部22iにおける2つの内壁面(当接面)22m、22mとの当接位置の軸部材(ネジ部材29)の中心からの距離が変化することとなる。そして、その距離の変化は、位置調節部材42におけるベース部42aの中心から貫通孔42b3の中心までの距離によって規定されるものとなる。
以上で構成を説明した本実施例におけるクランク式駆動装置20の駆動量変更機構について、図5に基づき、その作用を説明する。
本実施例におけるイージング装置10のクランク式駆動装置20において、イージング装置10における駆動量であるイージング量を変更すべく、駆動軸34に固定されたクランクハブ22に対する偏心方向におけるホルダ24の位置を変更(調節)するにあたっては、先ず、作業者は、クランクハブ22を挟持状態としているネジ部材29(3つの六角ボルト)を緩め、クランクハブ22に対しホルダ24を移動可能な状態とする。
すなわち、前記したように、クランクハブ22に形成された各ネジ部材29が挿通される穿孔22hは偏心方向と平行な第1の方向に延在する長孔となっているため、前記のようにクランクハブ22を挟持状態としている3つのネジ部材29を緩めることにより、駆動軸34に対し固定されたクランクハブ22に対しホルダ24が第1の方向に移動可能な状態となる。また、前記のように、クランクハブ22に形成されたガイド部22e及びホルダ24に形成された溝24fによりホルダ24の移動が第1の方向に沿って案内される構成となっており、前記のように移動可能となった状態において、ホルダ24は、クランクハブ22に対し第1の方向にのみ移動し得る状態となる。さらに、前記のようにネジ部材29を緩めることにより、そのネジ部材29のうちクランクハブ22の凹部22i内の穿孔22hに挿通されたネジ部材29に支持されている位置調節部材42が凹部22i内において回動可能な状態となる。
そして、その状態において、作業者は、位置調節部材42と、ホルダ24の移動方向に応じた回動方向で、その位置調節部材42を支持するネジ部材29周りに回動させる。なお、この位置調節部材42の回動は、例えば図6に示すように、操作部42bにスパナ62等の工具を嵌合させ、その工具を回動操作することによって行われる。
この回動操作により、位置調節部材42における円盤状のベース部42aが、自身の中心に対し偏心する回動中心Pであってホルダ24に対し位置が固定された回動中心P(支持部である軸部材(ネジ部材29)の軸心)周りに回動される(図5(a)→図5(b))。なお、位置調節部材42は、常にその外周面における第1の方向の両側の端部、より詳しくは、ベース部42aの中心を通って第1の方向に延びる直線が外周面と交差する部分(ベース部42aの中心から第1の方向において最も離間した外周面上の部分であって図5においてA、A’で示す部分)においてクランクハブ22における各内壁面(当接面)22m、22mと当接するものとなっている。従って、前記のように位置調節部材42をベース部42aの中心から偏心した回動中心Pを中心に回動させると、位置調節部材42においては、第1の方向における回動中心Pから前記各端部A、A’までの距離が変化するものとなる。すなわち、位置調節部材42における前記両側の端部A、A’は、位置調節部材42における前記外周面上の特定の部分を指すものではなく、位置調節部材42の前記回動に拘らずその各状態で第1の方向においてベース部42aの中心から最も離間した前記外周面上の部分であるため、位置調節部材42の前記回動に伴い、その各端部A、A’の第1の方向における回動中心Pからの距離が変化することとなる。
なお、その位置調節部材42における前記距離の変化について、具体的には、図5に示すように平面視において位置調節部材42を反時計回り方向に回動させると、回動中心Pから一方の端部A’までの第1の方向における距離が距離e1だけ長くなる(d2→d2’)と共に、回動中心Pから他方の端部Aまでの第1の方向における距離がその分(距離e1)だけ短くなる(d1→d1’)。そして、その結果として、その各端部A、A’と当接するクランクハブ22における各内壁面22m、22mのホルダ24に対し位置固定された回動中心Pからの距離が変化し、クランクハブ22とホルダ24との第1の方向における相対位置が変更される。但し、クランクハブ22は駆動軸34に対し固定されていて第1の方向における位置が固定されていることから、前記相対位置の変更に伴い、クランクハブ22に対しホルダ24が偏心方向と平行な第1の方向へ移動(スライド)するものとなる。
そして、その移動におけるホルダ24の移動量は、位置調節部材42の回動量に比例したものとなり、また、その移動におけるホルダ24の移動方向は、位置調節部材42の回動方向に応じたものとなる。そこで、作業者は、イージング量を変更すべく偏心量を変更するために、変更前の偏心量に対する変更後の偏心量に応じた回動方向へ位置調節部材42を回動させ、ホルダ24の位置が変更すべき偏心量e1となった時点でその回動を停止させる。それにより、クランクハブ22に対するホルダ24の偏心方向における位置が所望の偏心量e1の状態に変更され、その状態で各ネジ部材29を再び締め込み、ホルダ24をクランクハブ22に対し固定された状態(移動不能な状態)とすることで、イージング量の変更が完了する。なお、クランクハブ22に対するホルダ24の偏心量e1については、例えば、スケール等を用い、クランクハブ22の端面22b1、22b2に対するホルダ24の係止部24c、24dの端面24c1、24d1の位置を測定する等によって把握するものとすればよい。
因みに、位置調節部材42の回動によるホルダ24の移動量の大きさについては、前記したように位置調節部材42のベース部42aの中心から貫通孔42b3の中心までの距離によって規定されるものとなっている。従って、位置調節部材42においては、その距離が所望の偏心量が得られるように設定されるものとなっており、それに基づいて貫通孔42b3の位置が決定されている。
このように、本実施例の駆動量変更機構によれば、単一の部材による位置調節部材42を回動させるのみで、その回動方向に応じた偏心方向と平行な方向(第1の方向)における一方または他方へホルダ24を移動させることができる。また、前記のように、その移動におけるホルダ24の移動量は、位置調節部材42の回動量に比例したものとなっており、偏心量e1を変更するにあたっては、位置調節部材42を徐々に回動させつつホルダ24の移動量を見ながら行うことができるため、イージング量を変更するための偏心量e1の変更が、簡単な構成で、且つ単純な操作で実現することができ、しかもその変更が無段階で行えるものとなっている。
また、本実施例の駆動量変更機構では、支持部としての軸部材(ネジ部材29)を介してホルダ24に対し偏心方向の位置が固定された位置調節部材42のベース部42aにおける両側の各端部A、A’において、クランクハブ22における対向する面(逆方向を向く面(凹部22iにおける2つの内壁面22m、22m))と同時に当接する構成となっており、位置調節部材42が、クランクハブ22に対するホルダ24の位置を調節(変更)するための機能に加え、クランクハブ22に対するホルダ24の偏心方向における位置を位置決めする位置決め機能を有するものとなっている。従って、従来装置のような一対の係止部の一方又は他方をクランクハブに当接させることのみでしか位置決めが行えない構成とは異なり、位置調節部材42による調節範囲内の任意の位置で、クランクハブ22に対するホルダ24の位置決めが行えるものとなっている。それにより、ホルダ24に対しテンションロール等の重量が掛かった状態においても、作業者に負担を掛けることなく、その偏心量e1の変更が容易に行えるものとなっている。
さらに、本実施例の駆動量変更機構では、位置調節部材42の操作部42bにおける2つの操作面42b1、42b1の間隔が、六角ボルトであるネジ部材29の頭部の幅寸法と同じ寸法となっている。この構成により、位置調節部材42の回動をスパナ62等の工具を用いて行う場合には、クランクハブ22に対しホルダ24を固定状態としているネジ部材29を操作するための工具と同じものを利用することができ、工具の共通化を図ることができる。
また、そのようなスパナ62等の工具を用いて位置調節部材42の回動操作を行う場合には、その工具を操作する部分(作業者が手で持つ部分(力点))から支持部(位置調節部材42の回動支点(支点))までの距離が、その支持部から位置調節部材42の各端部A、A’(位置調節部材42の回動に伴って偏心方向と平行な方向に変位してクランクハブ22(内壁面(当接面)22m、22m)を押す部分(作用点))までの距離よりも十分に大きくなるため、所謂てこの原理により、テンションロール等の重量が掛かって位置調節部材42とクランクハブ22とが押接された状態においても、位置調節部材42を容易に回動させることができる。従って、そのような工具を利用可能な本実施例における位置調節部材42の構成によれば、イージング量を変更する作業における作業者の負担をさらに減らすことができる。
なお、本発明については、以上で説明した実施例(前記実施例)に限定されるものではなく、以下(1)〜(5)のような変形した実施形態でも実施が可能である。
(1)本発明が適用されるクランク式駆動装置20について、前記実施例では、第1の支持部材(クランクハブ22)の織機フレーム32側に第2の支持部材(ホルダ24)が組み付けられる構成としたが、本発明が適用されるクランク式駆動装置20はそのような構成のものに限らず、例えば、図7に示すように、第1の支持部材(クランクハブ22)の反織機フレーム側に第2の支持部材(ホルダ24)が組み付けられる構成のものであってもよい。
具体的には、この図7に示す例では、駆動軸34に対し相対回転不能に組み付けられた第1の支持部材としてのクランクハブ22の反織機フレーム側に第2の支持部材としてのホルダ24が配置されると共に、そのホルダ24が織機フレーム32側の端面をクランクハブ22の反織機フレーム側の端面に当接させた状態でクランクハブ22に対し組み付けられる構成である。
なお、図7の構成では、位置調節部材42の構成については、前記実施例と同じものとなっている。また、支持部についても、前記実施例と同様に、軸部材(ネジ部材29)で構成されており、ホルダ24の前記端面からクランクハブ22側に突出するようなかたちでホルダ24に対し位置が固定された状態で設けられている。そして、位置調節部材42は、クランクハブ22の織機フレーム32側に形成された凹部22i内に配置されるものとなっている。従って、この例においても、ホルダ24が一方の支持部材となっており、クランクハブ22が他方の支持部材となっている。
因みに、図7の構成では、偏心軸25aとホルダ24とは別体であって、偏心軸25aがホルダ24に対し相対回転不能に組み付けられる構成となっている。このように、本発明が適用されるクランク式駆動装置20においては、偏心軸と第2の支持部材(ホルダ24)とは前記実施例のように一体に形成されるものや、図7の構成のように別体に形成されるものがある。
(2)前記実施例では、支持部(軸部材(ネジ部材29))が第2の支持部材(ホルダ24)に対し固定的に配置されており、第2の支持部材(ホルダ24)が本発明における一方の支持部材であると共に、第1の支持部材(クランクハブ22)が他方の支持部材である構成としたが、本発明における一方、他方の支持部材は前記実施例のものに限らず、例えば、図8に示すように、支持部が第1の支持部材(クランクハブ22)に固定的に配置される構成、すなわち、第1の支持部材(クランクハブ22)が一方の支持部材となり、また、第2の支持部材(ホルダ24)が他方の支持部材となる構成としてもよい。
具体的には、この図8に示す例は、第1の支持部材としてのクランクハブ22に対する第2の支持部材としてのホルダ24の配置は前記実施例と同じものであって、前記実施例とは逆に、クランクハブ22に対し支持として機能する軸部材(ネジ部材29)が螺挿される雌ネジ孔22pが形成されると共に、ホルダ24に対しそのネジ部材29が挿通される穿孔24jが形成されており、ネジ部材29がクランクハブ22の雌ネジ孔22pに螺挿されると共にホルダ24の穿孔24jに挿通される構成となっている。従って、この例では、支持部としての軸部材(ネジ部材29)が第1の支持部材(クランクハブ22)に固定的に配置されており、第1の支持部材が一方の支持部材となり、第2の支持部材(ホルダ24)が他方の支持部材となる。
なお、図8の例においても、位置調節部材42は前記実施例と同じ構成となっており、支持部であるネジ部材29に対し回動可能に支持されるものとなっている。但し、前記のようなネジ部材29の配置により、前記実施例においてクランクハブ22に形成される凹部22iに相当する凹部がホルダ24に形成されるものとなっており、位置調節部材42は、そのホルダ24に形成された凹部24i内に配置されるものとなる。
(3)前記実施例及び図7、8に示す例では、クランクハブ22及びホルダ24のうちの一方の支持部材となる側に一対の係止部が設けられる構成となっているが、本発明が適用されるクランク式駆動装置20においては、そのような一対の係止部は必ずしも必要ではなく、一方の支持部材が係止部を備えない構成であってもよい。
(4)本発明による駆動量変更機構について、以上で説明した例では、位置調節部材を単一の円盤状の部材とし、その円盤状の部材(位置調節部材42)が一方の支持部材に対し固定的に配置された支持部である軸部材(ネジ部材29)に対し回動可能に支持されると共に他方の支持部材における対向する2つの当接面(内壁面22m、22m)に同時に当接する構成としたが、本発明における駆動量変更機構はそのようなものに限らず、例えば、一対のジャッキネジを用いた構成としてもよい。なお、そのような構成の一例として、例えば、図9、10に示す構成が考えられる。
具体的には、図9、10に示す例は、前記実施例と同様に第1の支持部材としてのクランクハブ22の織機フレーム32側に第2の支持部材としてのホルダ24が配置されると共に、そのホルダ24がクランクハブ22に対し組み付けられる構成である。また、前記実施例と同様に、クランクハブ22には織機フレーム32側の端面から突出するガイド部22eが設けられると共に、ホルダ24にはそのガイド部22eを受け入れる溝24fが形成されており、そのガイド部22eと溝24fとにより、第1の方向におけるクランクハブ22とホルダ24との相対移動(クランクハブ22に対するホルダ24の移動)が案内されるものとなっている。その上で、クランクハブ22のガイド部22eに対する偏心方向における両側でホルダ24に支持されて、クランクハブ22のガイド部22eをその両側から挟持するかたちとなるように一対のジャッキネジ44、44が設けられている。
より詳しくは、ホルダ24には、第1の方向に延在する溝24fの両端で溝24f内に開口すると共に互いに対向する2つの雌ネジ孔24h、24hが形成されている。但し、この各雌ネジ孔24hは、その中心線が第1の方向に延在するように形成されている。そして、各雌ネジ孔24hには、それぞれにジャッキネジ44が螺挿されるものであり、それにより、ホルダ24に支持されると共に第1の方向においてクランクハブ22のガイド部22eを挟んで対向するかたちで一対のジャッキネジ44、44が設けられる構成となる。
なお、この構成においては、各ジャッキネジ44を締め込み、すなわち、各ジャッキネジ44をその軸心まわりに回動させ、各ジャッキネジ44の溝24f内での突出量を増大させることにより、両ジャッキネジ44、44の先端がクランクハブ22のガイド部22eの第1の方向における側面22e9に当接した状態となる。それにより、ガイド部22eが一対のジャッキネジ44、44によって挟持された状態となり、ホルダ24の偏心方向における位置がクランクハブ22に対し固定された状態となる。なお、前記回動によって変位するジャッキネジ44の第1の方向における位置は、ジャッキネジ44に螺合されるナット46によって固定される。
また、この構成において、ホルダ24をクランクハブ22に対し第1の方向へ移動させる場合には、その移動は次の1)〜4)のようなジャッキネジ44の操作によって行われる。
1)先ずは、各ジャッキネジ44に螺合するナット46を緩めて各ジャッキネジ44を回動可能、すなわち、両ジャッキネジ44、44の第1の方向における位置を変位可能な状態とする。
2)次に、その状態で、両ジャッキネジ44、44の一方、詳しくは、ホルダ24の移動方向とは反対側に設けられる一方のジャッキネジ44を後退させる方向、すなわち、ホルダ24の溝24f内における突出量を減少させる方向に回動させる。それにより、その一方のジャッキネジ44の先端がクランクハブ22のガイド部22eの側面22e9より離間し、前記移動方向へホルダ24が移動可能な状態となる。
3)そして、その状態で、一方のジャッキネジ44とは反対側の他方のジャッキネジ44を前進させる方向、すなわち、ホルダ24の溝24f内における突出量を増大させる方向に回動させる。それにより、ホルダ24がクランクハブ22に対し前記移動方向へ移動する。
4)そして、クランクハブ22に対するホルダ24の偏心量e1が所望のイージング量に対応する偏心量となった時点で他方のジャッキネジ44の回動を停止させると共に、一方のジャッキネジ44を前記とは反対方向に回動させ、その先端がクランクハブ22のガイド部22eの側面22e9に当接した状態とする。これにより、ホルダ24は、クランクハブ22に対し所定の偏心量e1となった位置で、両ジャッキネジ44、44によりクランクハブ22に対し位置決めされた状態となる。その上で、各ジャッキネジ44に螺合するナット46を締め込んで各ジャッキネジ44の第1の方向における位置を固定することにより、クランクハブ22に対するホルダ24の偏心方向における位置が固定された状態となる。
以上から、この構成においては、クランクハブ22に対しホルダ24を移動させるためのジャッキネジ44、44が本発明における位置調節部材となり、また、ホルダ24における雌ネジ孔24h、24hが形成される部分24m、24mが本発明における支持部となる。従って、この例では、ホルダ24が本発明における一方の支持部材となり、クランクハブ22が他方の支持部材となっている。また、他方の支持部材における偏心方向と交差する方向(直交する方向)に延在する面は、クランクハブ22のガイド部22eの第1の方向における両側の側面22e9、22e9となっている。
(5)なお、このジャッキネジ44を用いた構成については、前記の構成に限らず、例えば、前記実施例の構成において、2つの係止部24c、24dを支持部とし、各係止部24c、24dにジャッキネジ44が第1の方向に螺挿されると共に、その各ジャッキネジ44の先端が係止部24c、24dと対向するクランクハブ22のフランジ部22bの2つの端面22b1、22b2に当接する構成としてもよい。さらに、この場合については、2つの係止部(支持部)が図8で示すようにクランクハブ22側の両端に形成され、その各係止部に螺挿されたジャッキネジ44の先端がホルダ24のフランジ部の各端面に当接する構成としてもよい。なお、このときは、係止部が形成されるクランクハブ22が本発明における一方の支持部材となり、ホルダ24が他方の支持部材となる。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
10 イージング装置
12a、12b イージングレバー(駆動対象部材)
12a1、12b1 支持孔(上)
12a2、12b2 支持孔(中)
12a3、12b3 支持孔(下)
14 ロッド
16 アーム
18 軸部材
20 クランク式駆動装置
22 クランクハブ(第1の支持部材)
22a 軸部
22a1 割締め機構
22b フランジ部
22b1、22b2 端面
22c 貫通孔
22d 端面
22e ガイド部
22e9 側面
22h 穿孔(長孔)
22i 凹部
22m 内壁面(当接面)
22n 内壁面
22p 雌ネジ孔
22v、22w 係止部
24 ホルダ
24b 貫通孔
24c、24d 係止部
24c1、24d1 端面
24e 当接する面(端面)
24f 溝
24g 切欠き
24h 雌ネジ孔
24i 凹部
24j 穿孔
24m 雌ネジ孔が形成される部分
25 偏心軸部(偏心軸)
L2 軸心
25a 偏心軸
26 連結部材
28 軸受
29 ネジ部材(軸部材、支持部)
32 織機フレーム
34 駆動軸
L1 軸心
36 軸受
42 位置調節部材
d1、d1’、d2、d2’ 距離
42a ベース部
A、A’ 端部
P 回動中心
42a1 円盤面
42a2 反円盤面
42a3 外周面
42b 操作部
42b1 操作面
42b2 円弧面
42b3 貫通孔
44 ジャッキネジ(位置調節部材)
46 ナット
62 スパナ
e1 偏心量(距離)

Claims (2)

  1. 駆動軸に対し相対回転不能に組み付けられる第1の支持部材と、該第1の支持部材に相対回転不能に組み付けられる第2の支持部材と、該第2の支持部材に支持される偏心軸と、該偏心軸を介して前記第2の支持部材に回転可能に支持されると共に駆動対象部材に連結される連結部材とを含み、
    前記第2の支持部材は、前記第1の支持部材に対する組み付け位置を前記駆動軸の軸心に対する前記偏心軸の軸心の偏心方向に調節可能に設けられており、
    前記第1の支持部材に対する前記第2の支持部材の前記偏心方向における組み付け位置によって前記駆動軸の軸心に対する前記偏心軸の軸心の偏心量が設定されると共に、前記組み付け位置を変更して前記偏心量が変更されることにより駆動量が変更されるクランク式駆動装置における駆動量変更機構であって、
    前記第1の支持部材及び前記第2の支持部材の一方に固定的に配置された支持部と、該支持部に支持されると共に前記第1の支持部材及び前記第2の支持部材の他方における前記偏心方向と交差する方向に延在する面と当接するように設けられた位置調節部材とを含み、
    前記支持部に対し前記位置調節部材を回動させることにより、前記支持部から前記位置調節部材における前記他方の支持部材に対する当接位置までの距離が変更され、前記第1の支持部材と前記第2の支持部材との前記偏心方向における相対的な位置が変更される
    ことを特徴とするクランク式駆動装置における駆動量変更機構。
  2. 前記支持部は、前記一方の支持部材の前記他方の支持部材との当接面から前記駆動軸の軸心と平行に延在するように設けられた軸部材であって、前記他方の支持部材に形成された前記偏心方向と平行な方向に延びる長孔に挿通される軸部材であり、
    前記他方の支持部材は、前記長孔を挟んで前記偏心方向と平行な方向において対向する2つの当接面を有しており、
    前記位置調節部材は、前記他方の支持部材における2つの前記当接面に同時に当接可能な直径を有する円盤状の部材であって、その中心から偏心した位置に前記支持部が嵌挿されるかたちで前記支持部に対し回動可能に支持されると共に、前記支持部に支持された状態において外周面上の前記偏心方向と平行な方向における両端で前記他方の支持部材における前記当接面に当接する
    ことを特徴とする請求項1に記載のクランク式駆動装置における駆動量変更機構。
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