JP2016078746A - クーリングモジュール - Google Patents

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Hitoshi Shimonosono
均 下野園
則行 大川
Noriyuki Okawa
則行 大川
翔 古野
Sho Furuno
翔 古野
光 平柳
Hikaru Hirayanagi
光 平柳
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Abstract

【課題】車輌に搭載されるクーリングモジュールにおいて、コンデンサとラジエータとをこれらの冷却の必要度に応じて冷却することができるクーリングモジュールを提供する。
【解決手段】車輌3に設置されるダクト5と、ダクト5に設けられダクト5内を流れる空気のうちの一部の空気が流れる第1の通路11と、ダクト5で第1の通路11に並列して設けられダクト5内を流れる空気のうちの他の空気が流れる第2の通路13と、車輌3の状態に応じて第2の通路13へ流れる空気の量を制御する空気量制御部9とを有するクーリングモジュール1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、クーリングモジュールに係り、たとえば、自動車に設置されてラジエータやコンデンサを冷却するものに関する。
従来、シュラウド(ダクト)とラジエータと空調用冷媒放熱器(コンデンサ)と送風ファンとを備えたクーリングモジュールが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
このクーリングモジュールでは、ラジエータがダクト内に形成されている空気通路の総てを塞ぐようにしてダクト内に配置されている。
コンデンサは、ダクト内でラジエータの前方に設けられており、ダクト内に形成されている空気通路の一部を塞いでいる。これにより、ラジエータの前方には、空気のバイパス通路が形成されている。また、送風ファンは、ラジエータの後方に設けられている。
送風ファンを駆動することで、ダクト前端の開口部からダクト内に入った一部の空気がコンデンサとラジエータとを直列的に通過して、コンデンサとラジエータとを冷却するようになっている。
また、送風ファンを駆動することで、ダクト前端の開口部からダクト内に入った残りの空気がラジエータのみを通過して冷却するようになっている。
なお、クーリングモジュールが搭載された車輌が走行しているときには、送風ファンを駆動することなく、走行風によって、上述したラジエータとコンデンサの冷却がされるようになっている。
特開2005−219531号公報
従来のクーリングモジュールでは、コンデンサとラジエータとを直列的に通過する空気の流量に対する、バイパス通路を通ってラジエータのみを通過する空気の流量の割合が、送風ファンの駆動によって発生する空気流の強さや車輌の走行によって発生する走行風の強さにかかわらず、ほぼ一定になっている。
したがって、コンデンサとラジエータとをこれらの冷却の必要度に応じて冷却することができない可能性があるいう問題がある。
たとえば、夏の炎天下で車輌がアイドリング状態にあるときには、コンデンサから放熱すべき熱量が多くなり、車輌が坂道を登っている等のエンジンに高い負荷がかかっているときには、ラジエータから放熱すべき熱量が多くなる。
しかし、上述したように、コンデンサとラジエータとを直列的に通過する空気の流量とラジエータのみを通過する空気の流量との割合が一定になっていると、コンデンサやラジエータに冷却不足が発生したり、コンデンサやラジエータを必要以上に冷却してしまう場合がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、車輌に搭載されるクーリングモジュールにおいて、コンデンサとラジエータとをこれらの冷却の必要度に応じて冷却することができるクーリングモジュールを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、車輌に搭載されるクーリングモジュールにおいて、前記車輌に設置されるダクトと、前記ダクトに設けられ、前記ダクト内を流れる空気のうちの一部の空気が流れる第1の通路と、前記ダクトで前記第1の通路に並列して設けられ、前記ダクト内を流れる空気のうちの他の空気が流れる第2の通路と、前記車輌の状態に応じて前記第2の通路へ流れる空気の量を制御する空気量制御部とを有するクーリングモジュールである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクーリングモジュールにおいて、前記第2の通路を流れる空気の量を変える空気量変更部を備え、前記空気量制御部は、前記空気量変更部を制御することで、前記第2の通路へ流れる空気の量を制御するクーリングモジュールである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のクーリングモジュールにおいて、前記第1の通路には第1の熱交換器が設けられており、前記第1の通路と前記第2の通路との後方には、第2の熱交換器が設けられているクーリングモジュールである。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のクーリングモジュールにおいて、前記ダクト内で空気の流れを強制的につくる送風部を有し、前記送風部は、前記空気量制御部の制御状態に応じて、前記ダクト内を流れる空気の量を調整するように構成されているクーリングモジュールである。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のクーリングモジュールにおいて、前記第2の熱交換器で交換すべき熱量が所定の値よりも大きく、かつ、前記第1の熱交換器で交換すべき熱量が所定の値よりも大きいときには、前記空気量制御部が、前記各熱交換器のうちのいずれの熱交換器での熱交換を優先するのかを決定し、この決定に基づいて、前記第1の通路と前記第2の通路とに流す空気の量を変えるように構成されているクーリングモジュールである。
請求項6に記載の発明は、請求項3または請求項5に記載のクーリングモジュールにおいて、前記第2の熱交換器はラジエータであり、前記第2の熱交換器で交換すべき熱量の所定の値が、前記車輌の車速、前記車輌のエンジンの負荷の少なくともいずれかに応じて変更されるように構成されているクーリングモジュールである。
請求項7に記載の発明は、請求項3または請求項5または請求項6に記載のクーリングモジュールにおいて、前記第1の熱交換器はコンデンサであり、前記第1の熱交換器で交換すべき熱量の所定の値が、外気温度、前記車輌の車室内の温度、前記車輌のエアコンのコンプレッサーの作動頻度、前記車輌のエアコンの要求度の少なくともいずれかに応じて変更されるように構成されているクーリングモジュールである。
請求項8に記載の発明は、請求項3〜請求項7のいずれか1項に記載のクーリングモジュールにおいて、前記第2の通路には、第3の熱交換器が設けられているクーリングモジュールである。
請求項9に記載の発明は、車輌に搭載されるクーリングモジュールにおいて、前記車輌に設置されるダクトと、前記ダクト内に設けられたラジエータと、前記ダクト内で前記ラジエータの前方に設けられたコンデンサと、前記ラジエータへ流れる空気の量を変える空気量変更部と、前記ダクト内で空気の流れを強制的につくる送風部と、前記車輌の状態に応じて、前記ラジエータへ流れる空気の量を調節するために、前記空気量変更部を制御する空気量制御部とを有するクーリングモジュールである。
本発明によれば、車輌に搭載されるクーリングモジュールにおいて、コンデンサとラジエータとをこれらの冷却の必要度に応じて冷却することができるクーリングモジュールを提供することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係るクーリングモジュールの概略構成を示す図であって、第2の通路が閉じて全閉になっている状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るクーリングモジュールの概略構成を示す図であって、第2の通路が開いて全開になっている状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るクーリングモジュールにおける熱交換器の温度・圧力領域を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るクーリングモジュールの動作を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るクーリングモジュールの動作を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るクーリングモジュールの動作を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るクーリングモジュールの動作を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るクーリングモジュールの動作を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るクーリングモジュールの概略構成を示す図であって、第2の通路が閉じて全閉になっている状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るクーリングモジュールにおける熱交換器の温度・圧力領域を示す図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係るクーリングモジュール1は、車輌3に搭載されて使用されるものであり、図1、図2で示すように、ダクト5と、空気量変更部7と、空気量制御部(空気量制御手段)9とを備えて構成されている。
ダクト5には、第1の通路(第1の流路)11と第2の通路(第1の流路)13とが設けられている。第1の通路11は、ダクト5内に設けられており、ダクト5内を流れる空気のうちの一部の空気が第1の通路11内を流れるようになっている。
第2の通路13は、ダクト5内で第1の通路11に並列して設けられており、ダクト5内を流れる空気のうちの他の空気(たとえば、ダクト5内を流れる空気のうちで、第1の通路11を流れる空気を除いた残りの空気の総て)が、第2の通路13内を流れるようになっている。
空気量制御部9は、車輌3の状態(たとえば走行状態や後述する熱交換器15,17で交換すべき熱量)に応じて、第2の通路13へ流れる空気の量を制御(調整)するようになっている。なお、空気量制御部9は、第2の通路13内を流れる空気の量を変える空気量変更部7を用いることで、第2の通路13内を流れる空気の量を変えるようになっている。すなわち、車輌3の状態に応じて第2の通路13へ流れる空気の量を調節するために、空気量制御部9が空気量変更部7を制御するようになっている。
第1の通路11内(第1の通路11の途中)には、熱交換器15,17のうちの第1の熱交換器(たとえば、コンデンサ)15が設けられており、第1の通路11と第2の通路13との後方には、第2の熱交換器(たとえば、ラジエータ)17が設けられている。
ダクト5は、たとえば、矩形な筒状に形成されている。空気は、筒状のダクト5前端の開口部からダクト5内に入り、ダクト5内を前側から後側に向かって流れ、ダクト5後端の開口部からダクト5の後方に出ていくようになっている。
第1の通路11と第2の通路13とは、板状の仕切り材19で、ダクト5内の空間の一部を仕切ることで形成されている。さらに説明すると、仕切り材19は、板状に形成されており、厚さ方向が上下方向になるようにして、ダクト5内でダクト5の前側に設けられている。仕切り材19によって、ダクト5内の前側が、上側に位置している第1の通路11と、下側に位置している第2の通路13とに分かれている。
コンデンサ15は、第1の通路11内に設けられており、第1の通路11を流れる空気のたとえば総てが、コンデンサ15を通過することでコンデンサ15での熱交換(コンデンサ内を流れる冷媒の冷却)がなされるようになっている。
ラジエータ17は、エンジン23を冷却するものであり、たとえば、ダクト5内でダクト5の後方に設置されている。ダクト5内を流れてきた空気の総てが、ラジエータ17を通過するようになっている。これにより、ラジエータ17での熱交換(ラジエータ内を流れる冷却水の冷却)がなされるようになっている。
さらに説明すると、ダクト5内に入った空気のうちで第1の通路11を流れる空気は、コンデンサ15を通過した後にラジエータ17を通過するようになっており、ダクト5内に入った空気のうち第2の通路13を流れる空気は、コンデンサ15を通過することなく直接ラジエータ17に到達しラジエータ17を通過するようになっている。
空気量変更部7は、第2の通路13内で第2の通路13の途中に設けられている複数枚のシャッタ21を図示しないアクチュエータで適宜の角度回動させることで、第2の通路13内を流れる空気の量を変えるようになっている。
そして、図1で示すように、各シャッタ21の厚さ方向が前後方向になったときに第2の通路13が閉じられ、図2で示すように、各シャッタ21の厚さ方向が上下方向になったときに第2の通路13が全開するようになっている。各シャッタ21の厚さ方向が斜めの方向であるときには、第2の通路13が、全開ではない所定の開度で開いている。
なお、ダクト5内を流れダクト5の後方に排出された空気は、エンジン23が設置されているエンジンルーム25内を流れるようになっている。なお、図1、図2、図9に参照符号27で示すものはバンパーであり、参照符号29で示すものはボンネットであり、参照符号31で示すものはアンダーカバーである。
また、クーリングモジュール1には、送風部(たとえば冷却ファン)37が設けられている。冷却ファン37は、たとえば、ラジエータ17よりも後方でダクト5の後端部に設けられており、ダクト5内での空気の流れを強制的につくり、空気量制御部9の制御状態(たとえば、コンデンサ15やラジエータ17で交換すべき熱量に応じたシャッタ21の開度)に応じて、ダクト5内を流れる空気の量を調整するように構成されているようになっている。
空気量変更部7は、上述したように、シャッタ21を駆動することで、第2の通路13を閉じ、第2の通路13の開き、また、第2の通路13の開度を変更(全閉と全開との間で任意の開度に変更)することができるように構成されている。
空気量制御部9は、CPU33とメモリ35とを備えて構成されている。そして、予めメモリ35に格納されている動作プログラムに基づいて、空気量制御部9が空気量変更部7を制御するように構成されている。たとえば、第2の熱交換器(たとえば、ラジエータ)17で交換すべき熱量(たとえば放熱すべき熱量)が所定の値(第2の熱交換器での所定の値)よりも小さいときには(たとえば、ラジエータ17内を流れる冷却水の温度が所定の値よりも低い場合には)、空気量変更部7で第2の通路13を流れる空気量を少なくしている。
ここで、クーリングモジュール1の動作についてさらに詳しく説明する。
図3で示すように、制御の条件となる領域をA領域(Aゾーン)、B領域(Bゾーン)、C領域(Cゾーン)、D領域(Dゾーン)の4つの領域に分ける。
A領域では、第2の熱交換器(ラジエータ)17で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第2の熱交換器での所定の値)よりも小さく、第1の熱交換器(コンデンサ)15で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第1の熱交換器での所定の値)よりも小さくなっている。
B領域では、第2の熱交換器(ラジエータ)17で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第2の熱交換器での所定の値)よりも小さく、第1の熱交換器(コンデンサ)15で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第1の熱交換器での所定の値)よりも大きくなっている。
C領域では、第2の熱交換器(ラジエータ)17で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第2の熱交換器での所定の値)よりも大きく、第1の熱交換器(コンデンサ)15で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第1の熱交換器での所定の値)よりも小さくなっている。
D領域では、第2の熱交換器(ラジエータ)17で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第2の熱交換器での所定の値)よりも大きく、第1の熱交換器(コンデンサ)15で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第1の熱交換器での所定の値)よりも大きくなっている。
ラジエータ17での上記判断は、たとえば、ラジエータ17の冷却水の水温を測定できる温度センサ(図示せず)によって測定された温度に基づいて空気量制御部9が行うようになっている。また、コンデンサ15での上記判断は、コンデンサ15内の冷媒の圧力を測定できる圧力センサ(図示せず)によって測定された圧力に基づいて空気量制御部9が行うようになっている。
さらに説明すると、A領域では、ラジエータ17の冷却水の温度Twが、所定の値Tw1よりも小さくなっている。所定の値Tw1は、式「Tw1=Twc−α」で表される。ここで、「Twc」は、冷却水温の目標限界値(たとえば、許容最大値)であり、「α」は、マージンである。
また、A領域では、コンデンサ15の冷媒の圧力Pdが、所定の値Pd1よりも小さくなっている。所定の値Pd1は、式「Pd1=Pdc−β」で表される。ここで、「Pdc」は、冷媒の圧力の目標限界値(たとえば、許容最大値)であり、「β」は、マージンである。
B領域では、ラジエータ17の冷却水の温度Twが、所定の値Tw1よりも小さくなっており、コンデンサ15の冷媒の圧力Pdが、所定の値Pd1よりも大きく目標限界値Pdcよりも小さくなっている。
C領域では、ラジエータ17の冷却水の温度Twが、所定の値Tw1よりも大きく目標限界値Twcよりも小さくなっており、コンデンサ15の冷媒の圧力Pdが、所定の値Pd1よりも小さくなっている。
D領域では、ラジエータ17の冷却水の温度Twが、所定の値Tw1よりも大きく目標限界値Twcよりも小さくなっており、コンデンサ15の冷媒の圧力Pdが、所定の値Pd1よりも大きく目標限界値Pdcよりも小さくなっている。
クーリングモジュール1では、まず、図4で示すように、制御領域を決める。
すなわち、コンデンサ15の冷媒の圧力Pdが、「Pd>Pdc−β;Pd>Pd1」であるか否かを判断する(S1)。
コンデンサ15の冷媒の圧力Pdが、「Pd>Pdc−β」でないとき、ラジエータ17の冷却水の温度Twが、「Tw>Twc−α;Tw>Tw1」であるか否かを判断する(S3)。
ラジエータ17の冷却水の温度Twが、「Tw>Twc−α」でないとき、A領域における制御を行う(Aゾーン制御を行う;S5)。
ステップS3において、ラジエータ17の冷却水の温度Twが、「Tw>Twc−α」であるとき、C領域における制御を行う(Cゾーン制御を行う;S7)。
ステップS1において、コンデンサ15の冷媒の圧力Pdが、「Pd>Pdc−β」であるとき、ラジエータ17の冷却水の温度Twが、「Tw>Twc−α;Tw>Tw1」であるか否かを判断する(S9)。
ラジエータ17の冷却水の温度Twが、「Tw>Twc−α」でないとき、B領域における制御を行う(Bゾーン制御を行う;S11)。
ステップS9において、ラジエータ17の冷却水の温度Twが、「Tw>Twc−α」であるとき、D領域における制御を行う(Dゾーン制御を行う;S13)。
なお、上記制御領域の判断や決定は、所定時間毎に行われる。
次に、ステップS5のAゾーン制御について詳しく説明する。
図5で示すように、まず、空気量変更部7によって第2の通路13が全閉になっているか否かを判断する(S15)。
空気量変更部により第2の通路13が開いているときには、第2の通路13を閉じる方向にシャッタ21を駆動する(S17)とともに送風部37での送風量を低下する(S19)ように、空気量制御部9が空気量変更部7と送風部37とを制御する。
ステップS15において、空気量変更部7によって第2の通路13が閉じているとき(全閉になっているとき)には、第2の通路13を閉じたまま、送風部37での送風量を低下する(S19)ように、空気量制御部9が空気量変更部7と送風部37とを制御する
このようなAゾーンでの制御することで、ラジエータ17を通過する空気量は減少し、コンデンサ15を通過する空気量は、たとえば維持されるようになっている。そして、エンジンルーム25内の空気抵抗係数ΔCdeが低減され、コンデンサ15を備えた空調機(カーエアコン)における成績係数COPが向上する。
次に、ステップS11のBゾーン制御について詳しく説明する。
図6で示すように、まず、空気量変更部7によって第2の通路13が全閉になっているか否かを判断する(S21)。
空気量変更部により第2の通路13が開いているときには、第2の通路13を閉じる方向にシャッタ21を駆動する(S23)とともに送風部37での送風量を低下する(S25)ように、空気量制御部9が空気量変更部7と送風部37とを制御する。
ステップS21において、空気量変更部7によって第2の通路13が閉じているとき(全閉になっているとき)には、第2の通路13を閉じたまま、送風部37での送風量を増加する(S27)ように、空気量制御部9が空気量変更部7と送風部37とを制御する。
このようなBゾーンでの制御することで、コンデンサ15を通過する空気量は増加し、ラジエータ17を通過する空気量は、減少するようになっている。そして、エンジンルーム25内の空気抵抗係数ΔCdeを低減し、コンデンサ15を備えた空調機(カーエアコン)における空調性能を確保することができる。
次に、ステップS7のCゾーン制御について詳しく説明する。
図7で示すように、まず、空気量変更部7によって第2の通路13が全開になっているか否かを判断する(S29)。
空気量変更部7によって第2の通路13が全開になっておらずさらに開く余地があるときには、第2の通路13をさらに開ける方向にシャッタ21を駆動する(S31)とともに送風部37での送風量を低下する(S3)ように、空気量制御部9が空気量変更部7と送風部37とを制御する。
ステップS29において、空気量変更部7によって第2の通路13が全開になっているときには、第2の通路13を最大に開いたまま、送風部37での送風量を増加するように、空気量制御部9が空気量変更部7と送風部37とを制御する。
このようなCゾーンでの制御することで、ラジエータ17を通過する空気量は増加し、コンデンサ15を通過する空気量は、減少するようになっている。そして、ラジエータ17の冷媒の温度を低下させることができる。
次に、ステップS13のDゾーン制御について詳しく説明する。
D領域では、前述したように、第2の熱交換器(たとえば、ラジエータ)17で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第2の熱交換器での所定の値)よりも大きく、かつ、第1の熱交換器(たとえば、コンデンサ)15で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第1の熱交換器での所定の値)よりも大きくなっている。
Dゾーン制御では、空気量制御部9が、各熱交換器15,17のうちのいずれの熱交換器での熱交換量(放熱量)を優先するのかを決定し、この決定に基づいて、第1の通路11と第2の通路13とに流す空気の量を変えるように、空気量変更部7と送風部37を制御する。
さらに詳しく説明する。ラジエータ17での冷却水の温度Twの目標限界値Twcは、上述したように所定の値Tw1よりも高い値である。また、コンデンサ15での冷媒の圧力の目標限界値Pdcは、上述したように所定の値Pd1よりも高い値である。
ラジエータ17で交換すべき熱量が所定の値よりも大きく、かつ、コンデンサ15で交換すべき熱量が所定の値よりも大きいときとは、すでに理解されるように、ラジエータ17での水の温度Twが、「Tw1<Tw<Twc」になっているときであり、コンデンサ15での冷媒の圧力Pdが、「Pd1<Pd<Pdc」になっているときである。
上記決定は、たとえば、(Tw−Tw1)/(Twc−Tw1)と、(Pd−Pd1)/(Pdc−Pd1)の値を比較してなされる。
さらに説明すると、D領域では、図8で示すように、まず、コンデンサ15の冷却を優先すべきか、ラジエータ17での冷却を優先すべきかを判断する(S37)。すなわち、(Pd−Pd1)/(Pdc−Pd1)>(Tw−Tw1)/(Twc−Tw1)であるか否かを判断する。
コンデンサ15の冷却を優先する場合(たとえば、(Pd−Pd1)/(Pdc−Pd1)>(Tw−Tw1)/(Twc−Tw1)である場合)には、シャッタ21を閉じる方向に駆動し(S43)送風部37での送風量を増加する(S41)ように、空気量制御部9が空気量変更部7と送風部37とを制御する。
ステップS37において、コンデンサ15の冷却を優先しない場合(たとえば、(Pd−Pd1)/(Pdc−Pd1)<(Tw−Tw1)/(Twc−Tw1)である場合)には、シャッタ21を開く方向に駆動し(S39)送風部37での送風量を増加する(S41)ように、空気量制御部9が空気量変更部7と送風部37とを制御する。
このようなDゾーンでの制御することで、ラジエータ17を通過する空気量が増加し、コンデンサ15を通過する空気量も増加するようになっている。そして、空調と水温それぞれの厳しさに応じて、風量を配分することができる。
ところで、クーリングモジュール1では、ラジエータ17における所定の値(マージンαの値)が、車輌3の車速、車輌3のエンジン23の負荷の少なくともいずれかに応じて、空気量制御部9で自動的に変更されるように構成されている。
また、コンデンサ15における所定の値(マージンβの値)が、外気温度、車輌3の車室内の温度、車輌3のエアコンのコンプレッサーの作動頻度、車輌3のエアコンの要求度(たとえば搭乗者の車室内の温度の設定)の少なくともいずれかに応じて、空気量制御部9で自動的に変更されるように構成されている。
たとえば、車輌3の車速が高いときには空気抵抗係数ΔCdeの燃費への影響が大きいので、マージンαの値、マージンβの値をいずれも小さくし、ダクト5内を流れる全体の風量の低減を優先させるようになっている。
また、外気温、車室内温度、コンプレサーの作動頻度から、エアコンの要求度が高いと判断された場合には、マージンβの値を大きくし、コンデンサ15を流れる風量を優先する。
また、エンジン23の負荷が高いと判断された場合には、エンジン23の出力確保のために、マージンαの値を大きくし、ラジエータ17を流れる風量を優先する。なお、マージンα,βの値がスイッチ等を介して、手動で変更されるように構成されていてもよい。
クーリングモジュール1によれば、空気量制御部9が、車輌3の状態に応じて空気量変更部7を制御し、第2の通路13へ流れる空気の量を調節するので、第1の通路11に設けられているコンデンサ15と、第1の通路11と第2の通路13との後方に設けられているラジエータ17とをこれらの冷却の必要度に応じて効率良く的確に冷却することができる。
また、クーリングモジュール1によれば、空気量制御部9によって、ラジエータ17とコンデンサ15との放熱の要求度に応じ、空気量変更部7と送風部37とが、上述したように、各領域A,B,C,D毎に制御されるので、クーリングモジュール1の冷却機能をほぼ最大限に発揮することができる。また、複数の目標温度に対し、目標限界に近いほうへ風量を配分するようにシャッタ21を制御することで、冷却ファン(送風ファン)37の動力(消費電力)を少なくしたり、空力への影響を少なくすることができる。
また、クーリングモジュール1によれば、ラジエータ17で交換すべき熱量が所定の値よりも小さいときには、第2の通路13を流れる空気量を少なくするように、空気量制御部9が空気量変更部7を制御するので、ラジエータ17の冷却要求を満足させつつ空気抵抗係数を低減させることができる。
また、クーリングモジュール1によれば、ラジエータ17における所定の値(マージンαの値)が車輌3の車速やエンジン23の負荷に応じて変更されるように構成されており、また、コンデンサ15における所定の値(マージンβの値)が、外気温度や車輌3の車室内の温度や車輌3のエアコンのコンプレッサーの作動頻度や車輌3のエアコンの要求度に応じて変更されるように構成されているので、クーリングモジュール1の冷却機能をより的確に発揮することができる。
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態に係るクーリングモジュール1aは、図9で示すように、第3の熱交換器(たとえば、サブラジエータ)39が、第2の通路13に設けられている点が、本発明の第1の実施形態に係るクーリングモジュール1と異なり、その他の点は、本発明の第1の実施形態に係るクーリングモジュール1と同様に構成されており、ほぼ同様に動作する。
なお、サブラジエータ39は、第2の通路13内で空気量変更部7(シャッタ21)の後方に設けられており、第2の通路13内を流れる空気の総てが、サブラジエータ39を通過するようになっている。
クーリングモジュール1aでは、マージンαやマージンβの値と同様にして、サブラジエータ39における所定の値(マージンγの値)を、サブラジエータ39の冷却対象の出力に応じて変更されるように構成されている。
サブラジエータ39での冷却対象が、強電用モータ(走行用のモータ)であり、モータ負荷が高いと判断された場合には、モータの出力を確保するために、マージンγの値を大きくし、サブラジエータ39を通過する空気の風量を優先するようになっている。
サブラジエータ39での冷却対象が、たとえば、過給器のCAC(Charge Air Cooler)であり、エンジン23の負荷が高いと判断された場合には、エンジン23の出力を確保するために、マージンγの値を大きくし、サブラジエータ39を通過する空気の風量を優先するようになっている。
ここで、クーリングモジュール1aの動作について詳しく説明する。
図10で示すように、制御の条件となる領域をE領域(Eゾーン)、F領域(Fゾーン)、G領域(Gゾーン)、H領域(Hゾーン)の4つの領域に分ける。
E領域では、第3の熱交換器(サブラジエータ)39で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第3の熱交換器での所定の値)よりも小さく、第1の熱交換器(コンデンサ)15で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第1の熱交換器での所定の値)よりも小さくなっている。
F領域では、第3の熱交換器(サブラジエータ)39で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第3の熱交換器での所定の値)よりも小さく、第1の熱交換器(コンデンサ)15で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第1の熱交換器での所定の値)よりも大きくなっている。
G領域では、第3の熱交換器(サブラジエータ)39で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第3の熱交換器での所定の値)よりも大きく、第1の熱交換器(コンデンサ)15で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第1の熱交換器での所定の値)よりも小さくなっている。
H領域では、第3の熱交換器(サブラジエータ)39で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第2の熱交換器での所定の値)よりも大きく、第1の熱交換器(コンデンサ)15で交換すべき熱量(放熱すべき熱量)が所定の値(第1の熱交換器での所定の値)よりも大きくなっている。
さらに説明すると、E領域では、サブラジエータ39の冷却水の温度Tsが、所定の値Ts1よりも小さくなっている。所定の値Ts1は、式「Ts1=Tsc−γ」で表される。ここで、「Tsc」は、冷却水温の目標限界値(たとえば、許容最大値)であり、「γ」は、上述したマージンである。また、E領域では、コンデンサ15の冷媒の圧力Pdが、所定の値Pd1よりも小さくなっている。所定の値Pd1は、式「Pd1=Pdc−β」で表される。
F領域では、サブラジエータ39の冷却水の温度Tsが、所定の値Ts1よりも小さくなっており、コンデンサ15の冷媒の圧力Pdが、所定の値Pd1よりも大きく目標限界値Pdcよりも小さくなっている。
G領域では、サブラジエータ39の冷却水の温度Tsが、所定の値Ts1よりも大きく目標限界値Tscよりも小さくなっており、コンデンサ15の冷媒の圧力Pdが、所定の値Pd1よりも小さくなっている。
H領域では、サブラジエータ39の冷却水の温度Tsが、所定の値Ts1よりも大きく目標限界値Tscよりも小さくなっており、コンデンサ15の冷媒の圧力Pdが、所定の値Pd1よりも大きく目標限界値Pdcよりも小さくなっている。
なお、サブラジエータ39での上記判断は、たとえば、サブラジエータ39の冷却水の水温を測定できる温度センサ(図示せず)によって測定された温度に基づいて空気量制御部9が行うようになっている。
さらに説明すると、E領域もしくは上述したA領域になっていて、かつ、空気量変更部7により第2の通路13が開いているときには、第2の通路13を閉じる方向にシャッタ21を駆動するとともに送風部37での送風量を低下するように、空気量制御部9が空気量変更部7と送風部37とを制御する。
また、E領域もしくは上述したA領域になっていて、かつ、空気量変更部7により第2の通路13が全閉になっているときには、第2の通路13を閉じたまま、送風部37での送風量を低下するように、空気量制御部9が空気量変更部7と送風部37とを制御する。
F領域もしくは上述したB領域になっていて、かつ、空気量変更部7により第2の通路13が開いているときには、第2の通路13を閉じる方向にシャッタ21を駆動するとともに送風部37での送風量を低下するように、空気量制御部9が空気量変更部7と送風部37とを制御する。
また、F領域もしくは上述したB領域になっていて、空気量変更部7により第2の通路13が全閉になっているときには、第2の通路13を閉じたまま、送風部37での送風量を増加するように、空気量制御部9が空気量変更部7と送風部37とを制御する。
G領域もしくは上述したC領域になっていて、かつ、空気量変更部7により第2の通路13が全開になっておらずさらに開く余地があるときには、第2の通路13をあける方向にシャッタ21を駆動するとともに送風部37での送風量を低下するように、空気量制御部9が空気量変更部7と前記送風部とを制御する。
また、G領域もしくは上述したC領域になっていて、かつ、空気量変更部7により第2の通路13が全開になっているときには、第2の通路13を最大に開いたまま、送風部37での送風量を増加するように、空気量制御部9が空気量変更部7と送風部37とを制御する。
H領域もしくは上述した前述したD領域になっているときには、空気量制御部9が、各熱交換器15,39のうちのいずれの熱交換器での熱交換量(放熱量)を優先するのかを決定し、この決定に基づいて、第1の通路11と第2の通路13とに流す空気の量を変えるように、空気量変更部7と送風部37を制御する。
さらに説明する。上述したように、サブラジエータ39での冷却水の温度の目標限界値(限界温度)を「Tsc」とする。目標限界値Tscは、上述したように、所定の値(所定の温度)Ts1よりも高い値である。
サブラジエータ39で交換すべき熱量が所定の値よりも大きいときとは、サブラジエータ39での冷却水の温度Tsが、「Ts1<Ts<Tsc」になっているときである。
上記決定は、たとえば、(Ts−Ts1)/(Tsc−Ts1)と、(Pd−Pd1)/(Pdc−Pd1)の値を比較してなされる。
さらに説明すると、H領域になっている状態において、(Pd−Pd1)/(Pdc−Pd1)>(Ts−Ts1)/(Tsc−Ts1)の場合には、シャッタ21を閉じて送風部37での送風量を増加するようになっている。一方、(Ts−Ts1)/(Tsc−Ts1)>(Pd−Pd1)/(Pdc−Pd1)の場合には、シャッタ21を開いて送風部での送風量を増加するようになっている。
なお、クーリングモジュール1aでは、B領域またはF領域、C領域またはG領域よりも、D領域またはH領域での制御を優先するものとする。
また、上述したクーリングモジュール1,1aは、車輌に搭載されるクーリングモジュールであって、前記車輌に設置されるダクトと、前記ダクト内に設けられたラジエータと、前記ダクト内で前記ラジエータの前方に設けられたコンデンサと、前記ラジエータへ流れる空気の量を変える空気量変更部と、前記ダクト内で空気の流れを強制的につくる送風部と、前記車輌の状態(たとえば走行状態)に応じて、前記ラジエータへ流れる空気の量を調節するために、前記空気量変更部を制御する空気量制御部とを有するクーリングモジュールの例である。
1、1a クーリングモジュール
3 車輌
5 ダクト
7 空気量変更部
9 空気量制御部
11 第1の通路
13 第2の通路
15 第1の熱交換器
17 第2の熱交換器
37 送風部
39 第3の熱交換器

Claims (9)

  1. 車輌に搭載されるクーリングモジュールにおいて、
    前記車輌に設置されるダクトと、
    前記ダクトに設けられ、前記ダクト内を流れる空気のうちの一部の空気が流れる第1の通路と、
    前記ダクトで前記第1の通路に並列して設けられ、前記ダクト内を流れる空気のうちの他の空気が流れる第2の通路と、
    前記車輌の状態に応じて前記第2の通路へ流れる空気の量を制御する空気量制御部と、
    を有することを特徴とするクーリングモジュール。
  2. 請求項1に記載のクーリングモジュールにおいて、
    前記第2の通路を流れる空気の量を変える空気量変更部を備え、前記空気量制御部は、前記空気量変更部を制御することで、前記第2の通路へ流れる空気の量を制御することを特徴とするクーリングモジュール。
  3. 請求項1または請求項2に記載のクーリングモジュールにおいて、
    前記第1の通路には第1の熱交換器が設けられており、
    前記第1の通路と前記第2の通路との後方には、第2の熱交換器が設けられていることを特徴とするクーリングモジュール。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のクーリングモジュールにおいて、
    前記ダクト内で空気の流れを強制的につくる送風部を有し、
    前記送風部は、前記空気量制御部の制御状態に応じて、前記ダクト内を流れる空気の量を調整するように構成されていることを特徴とするクーリングモジュール。
  5. 請求項3に記載のクーリングモジュールにおいて、
    前記第2の熱交換器で交換すべき熱量が所定の値よりも大きく、かつ、前記第1の熱交換器で交換すべき熱量が所定の値よりも大きいときには、前記空気量制御部が、前記各熱交換器のうちのいずれの熱交換器での熱交換を優先するのかを決定し、この決定に基づいて、前記第1の通路と前記第2の通路とに流す空気の量を変えるように構成されていることを特徴とするクーリングモジュール。
  6. 請求項3または請求項5に記載のクーリングモジュールにおいて、
    前記第2の熱交換器はラジエータであり、
    前記第2の熱交換器で交換すべき熱量の所定の値が、前記車輌の車速、前記車輌のエンジンの負荷の少なくともいずれかに応じて変更されるように構成されていることを特徴とするクーリングモジュール。
  7. 請求項3または請求項5または請求項6に記載のクーリングモジュールにおいて、
    前記第1の熱交換器はコンデンサであり、
    前記第1の熱交換器で交換すべき熱量の所定の値が、外気温度、前記車輌の車室内の温度、前記車輌のエアコンのコンプレッサーの作動頻度、前記車輌のエアコンの要求度の少なくともいずれかに応じて変更されるように構成されていることを特徴とするクーリングモジュール。
  8. 請求項3〜請求項7のいずれか1項に記載のクーリングモジュールにおいて、
    前記第2の通路には、第3の熱交換器が設けられていることを特徴とするクーリングモジュール。
  9. 車輌に搭載されるクーリングモジュールにおいて、
    前記車輌に設置されるダクトと、
    前記ダクト内に設けられたラジエータと、
    前記ダクト内で前記ラジエータの前方に設けられたコンデンサと、
    前記ラジエータへ流れる空気の量を変える空気量変更部と、
    前記ダクト内で空気の流れを強制的につくる送風部と、
    前記車輌の状態に応じて、前記ラジエータへ流れる空気の量を調節するために、前記空気量変更部を制御する空気量制御部と、
    を有することを特徴とするクーリングモジュール。
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JP2022528984A (ja) * 2019-04-15 2022-06-16 ブローゼ・ファールツォイクタイレ・エスエー・ウント・コンパニ・コマンディットゲゼルシャフト・ヴュルツブルク 自動車の冷却装置

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