JP2016078630A - 車体前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】歩行者に入力される衝突エネルギーを吸収することができると共に車体前部に設けられた車両外装部品の建付けが悪化することを抑制することができる車体前部構造を得る。【解決手段】車体10の前部には、第1ブラケット36及び第2ブラケット38が設けられている。第1ブラケット36は、車体前部に設けられたセンタブレース30の前方側に配置され、センタブレース30に接合される第1接合部36Aと、第1接合部36Aの前方側に設けられバンパカバー40を支持する支持部36Eと、第1接合部36Aと支持部36Eとの間に形成され、車体前部の斜め上方側から入力される衝突荷重が伝達された際に変形起点となる屈曲部36Gと、を備えている。第2ブラケット38は、センタブレース30の前方側かつ第1ブラケット36の上方側に配置され、第1ブラケット36の第1接合部36Aと支持部36Eとを繋ぐ傾斜壁部38Fを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、車体前部構造に関する。
下記特許文献1には、歩行者が車体の前部に衝突した際に、当該歩行者をより広い面積で受けることが可能とされていると共に当該歩行者に入力される衝突エネルギーを吸収することが可能とされた車体前部構造が開示されている。この文献に記載された車体の前部には、ラジエータを支持するアッパフレームが設けられている。また、このアッパフレームには、側面視で略Σ形状とされた上部EA部材が接合されている。さらに、上部EA部材には、フロントバンパの一部を構成するバンパフェイシャが取付けられている。そして、歩行者が車体の前部に衝突して、当該歩行者がバンパフェイシャを介して上部EA部材を押圧することによって、上部EA部材が変形する。これにより、歩行者をより広い面積で受けることができると共に当該歩行者に入力される衝突エネルギーを吸収することができるようになっている。
特開2014−69591号公報
ところで、上記特許文献1に記載された構成のように、衝突荷重が入力される部材を変形させることによって歩行者に入力される衝突エネルギーを吸収する構成では、当該部材の剛性を低く設定することが考えられる。しかしながら、当該部材の剛性を低くすると、当該部材に取付けられた車両外装部品の建付けが悪化することが考えられる。
本発明は上記事実を考慮し、歩行者に入力される衝突エネルギーを吸収することができると共に車体前部に設けられた車両外装部品の建付けが悪化することを抑制することができる車体前部構造を得ることが目的である。
本発明の車体前部構造は、車体前部に設けられた車体構成部材の車両前方側に配置され、前記車体構成部材に接合される接合部と、前記接合部の車両前方側に設けられ車両外装部品を支持する支持部と、前記接合部と前記支持部との間に形成され、車体前部の斜め上方側から入力される衝突荷重が伝達された際に変形起点となる脆弱部と、を有する第1部材と、前記車体構成部材の車両前方側かつ前記第1部材の車両上方側に配置され、前記接合部と前記支持部とを繋ぐ傾斜壁部を有する第2部材と、を備えている。
本発明の車体前部構造によれば、歩行者が車体の前部に衝突して、当該衝突による荷重が第2部材に入力されると、当該衝突による荷重は第1部材を介して車体構成部材に伝達される。そして、第1部材に入力される荷重が所定値を超えると、第1部材が脆弱部を起点として変形する。これにより、歩行者に入力される衝突エネルギーを吸収することができる。
また、第1部材の接合部と支持部とは、第2部材の傾斜壁部によって繋がれている。これにより、車両外装部品を支持する第1部材の支持部の車両上下方向への変位が小さくなる。これにより、車両外装部品の建付けが悪化することを抑制することができる。
本発明に係る車体前部構造は、歩行者に入力される衝突エネルギーを吸収することができると共に車体前部に設けられた車両外装部品の建付けが悪化することを抑制することができる、という優れた効果を有する。
本実施形態の車体前部構造が適用された車体の前部を示す側断面図である。 図1に示された車体の前部とインパクタとの位置関係を示す図1に対応する側断面図である。
次に、図1を用いて本発明の実施形態に係る車体前部構造について説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UPは、車両の前方向(進行方向)、上方向をそれぞれ示している。また以下、単に前後、左右、上下の方向を示して説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
図1に示されるように、本実施形態の車体前部構造が適用された車体10の前部には、図示しないパワーユニット等が配置されるパワーユニットルーム12が設けられている。このパワーユニットルーム12の上方側には、フロントフード14が設けられており、フロントフード14に固定されたストライカ16がフードロック装置18に係合することによって、パワーユニットルーム12の上方側が閉止されている。
パワーユニットルーム12の前方側には、図示しないパワーユニットの内部を流れる冷却水を冷却するためのラジエータ20及びエアコンディショナの作動流体を冷却するためのコンデンサ22が設けられている。また、ラジエータ20及びコンデンサ22は、ラジエータサポート24に図示しない固定具を介して固定されている。
また、ラジエータサポート24は、上下方向に間隔をあけて配置されていると共に車幅方向に延びるアッパメンバ26及びロアメンバ28を備えている。また、アッパメンバ26及びロアメンバ28の車幅方向の中心部には、当該アッパメンバ26とロアメンバ28とを上下方向に繋ぐ車体構成部材としてのセンタブレース30が接合されている。
ラジエータサポート24の前方側には、車幅方向に延びるバンパリインフォースメント32が設けられており、このバンパリインフォースメント32には、バンパアブソーバ34が取付けられている。
次に、本実施形態の要部である第1部材としての第1ブラケット36及び第2部材としての第2ブラケット38について説明する。
第1ブラケット36は、車両側面視で略W字状断面に形成されており、この第1ブラケット36は、センタブレース30の上端部30A及びアッパメンバ26の前方側に配置されている。また、第1ブラケット36は、車幅方向及び上下方向に延びると共にセンタブレース30の上端部30Aに接合される接合部としての第1接合部36Aを備えている。なお、第1接合部36Aは、当該第1接合部36Aに形成された図示しない溶接部がセンタブレース30の上端部30Aに溶接されること等によって接合されている。また、第1ブラケット36は、第1接合部36Aの下端から前方側に向けて延びる第1延在部36Bと、第1延在部36Bの前端から下方側に傾斜して延びる第2延在部36Cと、第2延在部36Cの下端から上方側に傾斜して延びる第3延在部36Dと、を備えている。また、第1ブラケット36は、第3延在部36Dの前端から前方側に向けて延びると共に車両外装部品としてのバンパカバー40を支持する支持部36Eと、支持部36Eの前端から下方側に傾斜して延びる先端部36Fと、を備えている。また、第1接合部36Aと第2延在部36Cとの境界には、車体前部の斜め上方側から入力される衝突荷重が第1ブラケット36に伝達された際に変形起点となる脆弱部としての屈曲部36Gが形成されている。
第2ブラケット38は、車両側面視で前方側が開放された略U字状断面に形成されており、この第2ブラケット38は、センタブレース30の上端部30A及びアッパメンバ26の前方側かつ第1ブラケット36の上方側に配置されている。また、第2ブラケット38は、車幅方向及び上下方向に延びると共に上下方向の中間部に段差部38Aが形成された後壁部38Bを備えている。この後壁部38Bにおいて段差部38Aよりも下方側の部位は、第2ブラケット38の第1接合部36Aに接合される第2接合部38Cとされている。さらに、第2ブラケット38は、後壁部38Bの上端から前方側に向けて延びる上壁部38Dを備えている。この上壁部38Dの後端部は、グリル42が取付けられるグリル取付部38Eとされている。また、第1ブラケット36は、後壁部38Bの下端から前方側に向かうにつれて下方側に傾斜して延びる傾斜壁部38Fを備えている。この傾斜壁部38Fは、第1ブラケット36の第1接合部36Aと支持部36Eとを繋いでいる。さらに、第1ブラケット36は、傾斜壁部38Fの下端から前方側に向けて延びる下壁部38Gを備えている。この下壁部38Gは、第2ブラケット38の支持部36Eの後端部に接合されていると共に、バンパカバー40が取付けられるバンパカバー取付部38Hとされている。また、第2ブラケット38の傾斜壁部38Fと第1ブラケット36の第1接合部36A、第1延在部36B、第2延在部36C及び第3延在部36Dとの間には、側面視で略矩形状の閉断面が形成されている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図2には、被衝突物であるインパクタ44が二点鎖線で示されている。なお、このインパクタ44は、歩行者の大腿部の車両への衝突を模擬する際に用いられるものである。この図に示されるように、インパクタ44が、本実施形態の車体前部構造が適用された車体10の前部に衝突すると、当該衝突による荷重がグリル42、バンパカバー40、第2ブラケット38及び第1ブラケット36を介してセンタブレース30に伝達される。そして、第2ブラケット38に入力された荷重が所定値を超えると、第1ブラケット36が屈曲部36Gを起点として変形する。これにより、歩行者に入力される衝突エネルギーを吸収することができる。
また、本実施形態では、第2ブラケット38の傾斜壁部38Fが、側面視で第1ブラケット36の第1接合部36Aと支持部36Eとを繋ぐ構成とされている。当該構成とすることにより、センタブレース30に対して前方側にオフセットして配置されたバンパカバー40の建付け剛性を確保する、すなわち、バンパカバー40が取付けられる第2ブラケット38のバンパカバー取付部38H及びバンパカバー40を支持する第1ブラケット36の支持部36Eの車両上下方向への変位を小さくすることができる。また、インパクタ44からの荷重が第2ブラケット38に入力された際に、当該第2ブラケット38をより変形させ易くすることができる。
さらに、本実施形態では、グリル42及びバンパカバー40とセンタブレース30との間に介在された部材が、第1ブラケット36及び第2ブラケット38による分割構造とされている。当該構成によれば、グリル42及びバンパカバー40の剛性等を考慮して、第1ブラケット36及び第2ブラケット38の形状等を変更することにより、インパクタ44に入力される荷重をチューニングすることができる。
また、本実施形態では、第1ブラケット36の支持部36Eの前端部及び先端部36Fが、第2ブラケット38の下壁部38Gの前端よりも前方側に位置している。当該構成とすることにより、インパクタ44が、第1ブラケット36の支持部36Eの前端部及び先端部36Fをより早期に押圧するようになる。これにより、第1ブラケット36を屈曲部36Gを起点としてより早期にかつ低い荷重で変形させることが可能となり、ひいては、歩行者(インパクタ44)に入力される荷重をより一層低減させることができる。
さらに、本実施形態では、グリル42が取付けられるグリル取付部38E及びバンパカバー40が取付けられるバンパカバー取付部38Hが可及的に後方側に配置されていることにより、インパクタ44に入力される荷重を低減させることができる。
また、本実施形態では、グリル42が、第2ブラケット38及び第1ブラケット36を介してセンタブレース30に支持されている。これに加えて、グリル42が取付けられる第2ブラケット38のグリル取付部38Eから、第2ブラケット38の第2接合部38C、第1ブラケット36の第1接合部36Aにかけての各部位には、上記屈曲部36G(低剛性部位)が形成されていない。当該構成とすることにより、グリル42の建付けが悪化することを抑制することができる。
なお、本実施形態では、変形起点となる屈曲部36Gを第1ブラケット36に形成した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、屈曲部36Gに代えて脆弱部としての開口部や薄肉部等を形成してもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車体
30 センタブレース(車体構成部材)
36 第1ブラケット(第1部材)
36A 第1接合部(接合部)
36E 支持部
36G 屈曲部(脆弱部)
38 第2ブラケット(第2部材)
38F 傾斜壁部
40 バンパカバー(車両外装部品)

Claims (1)

  1. 車体前部に設けられた車体構成部材の車両前方側に配置され、前記車体構成部材に接合される接合部と、前記接合部の車両前方側に設けられ車両外装部品を支持する支持部と、前記接合部と前記支持部との間に形成され、車体前部の斜め上方側から入力される衝突荷重が伝達された際に変形起点となる脆弱部と、を有する第1部材と、
    前記車体構成部材の車両前方側かつ前記第1部材の車両上方側に配置され、前記接合部と前記支持部とを繋ぐ傾斜壁部を有する第2部材と、
    を備えた車体前部構造。
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